【キングダム】肆氏（しし）は嬴政暗殺計画の主犯？実写映画で演じた俳優は？

『キングダム』では嬴政の異母弟・成蟜が、打倒呂不韋を目論む竭氏と手を組んで反乱を引き起こしていました。そしてその反乱軍の総指揮を執っていたのが肆氏(しし)です。そこで、ここからは肆氏のプロフィールや嬴政暗殺計画との関連性を紹介します。また実写映画版『キングダム』の肆氏を演じた俳優キャストの情報も紹介するので併せてご覧ください。それではまず『キングダム』の作品情報から見ていきましょう。

• 漫画タイトル：キングダム
• ジャンル：青年漫画、伝奇・武侠・中国時代劇、戦国時代 (中国)
• 作者：原泰久
• 掲載誌：週刊ヤングジャンプ

『キングダム』は2006年1月26日から週刊ヤングジャンプにて連載中の青年漫画です。2022年9月時点で単行本66巻が刊行されています。累計発行部数は2022年6月時点で9000万部を突破。またテレビアニメ化も発表され、それぞれ2012年6月から2013年2月にかけて第1期が、2013年6月から2014年3月にかけて第2期が、2021年4月から10月にかけて第3期が放送されました。

当記事で紹介する肆氏(しし)は『キングダム』の単行本8巻～10巻、「秦王暗殺計画」にて初登場しました。ある日、昌文君の協力者が立て続けに暗殺される事態が起こります。肆氏は蚩尤ら数々の刺客団が放たれたことを昌文君に伝える形で登場。そして肆氏は政の護衛に信を王宮に送り込みました。その後信は政と合流し脱出を図るも、脱出通路が塞がられており…

『キングダム』にて登場する肆氏(しし)は、秦国の国王である嬴政を玉座から引きずり降ろす反乱軍の総指揮を執っていた人物です。しかし反乱に失敗したことで嬴政傘下家臣となります。反乱に失敗したものの、一時的に見事王弟・成嬌を玉座に座らせることに成功しているため、文官としての能力なら昌文君よりも上だと考えられます。

肆氏が総指揮を執っていた反乱軍は、最終的に嬴政たちに負けてしまいます。そして反乱軍を抑えた嬴政は肆氏たち竭氏残党を吸収。それには呂不韋が昌平君、蒙武、李斯、蔡沢の四柱らを率いて帰還し、政陣営に圧倒的な差を見せつけたからです。では、ここから肆氏が嬴政の臣下になるまでの過程を見ていきましょう。まず初めに肆氏が主犯だと考えられていた嬴政暗殺計画について紹介していきます。

蛇甘平原の戦いが終わってから3ヶ月が経ったある日の夜、昌文君一派のメンバーが何人も暗殺される事態が起こります。そこで警戒を強める昌文君一派。しかし、その刺客の真の狙いは秦国の王である嬴政でした。その後蚩尤を始めとする数々の刺客団が放たれ、信と共に脱出を図ろうとする嬴政の命を狙い始めます。

嬴政暗殺計画が実行に移された際、肆氏は嬴政の元に護衛として信を送り込んでいます。というのも、現在起こっている事態について聞こうと肆氏の元を訪れた昌文君に向かって、刺客団が放たれたことを伝えたのと同時に嬴政の護衛に信を付けろと言ったからです。しかし実際に反乱の総指揮を執っていたのは肆氏でした。

最終的に嬴政暗殺計画は刺客として現れた蚩尤・羌瘣たちが疲労により力尽き、昌文君達が到着すると同時に刺客を撃退したことにより終結します。そして終結後、嬴政暗殺計画の首謀者が秦右丞相・呂不韋であることが発覚しました。反乱軍の総指揮を執っていた肆氏は、この暗殺計画の首謀者が誰か見当が付いていた様子です。

もともと、肆氏は秦左丞相・朅氏の参謀で、呂不韋を秦右丞相の座から引きずり下ろそうとしていたため、呂不韋の目論見を読んでいたこととなります。

肆氏は反乱軍の総指揮を執っていたものの、嬴政に反逆罪を不問とされ、一部の竭氏残党を任されることとなりました。ただ、肆氏は蚩尤を含む数々の刺客が嬴政を襲撃する中で、素早く嬴政の護衛に付いた信を送り出しているため、この信を呼ぶという判断で嬴政暗殺計画を阻止していたと考えられます。

呂不韋が起こした嬴政暗殺計画は、信を送り出した肆氏の活躍もあって刺客が嬴政の暗殺に失敗する形で終結しました。そしてこの信を嬴政の護衛に付かせるという判断をした肆氏は、その判断と才能を認められ嬴政傘下家臣に加わることとなります。もともと肆氏は左丞相・竭氏の家臣時代から嬴政を高く評価していたため、自身を登用してくれた恩から尽力して働くようになりました。

嬴政が玉座を奪われた際の総指揮をとっていた肆氏は、嬴政に反逆罪を不問にされたことで秦国に残り、一部の竭氏残党を任されていました。その時に起こったのが嬴政暗殺計画です。そこで、肆氏は嬴政の護衛として信を送り出すなど地味ながらも要所要所で活躍しています。では、ここから実写映画版『キングダム』にて肆氏を演じた俳優キャストのプロフィールと主な出演作品や演じた役を紹介していきます。

• 名前：加藤雅也(かとうまさや)
• 出生地：奈良県奈良市
• 生年月日：1963年4月27日(59歳)
• 職業：俳優、モデル
• ジャンル：テレビドラマ、舞台、映画
• 事務所：バーニングプロダクション

実写映画版『キングダム』にて肆氏(しし)を演じたのは、芸能事務所「バーニングプロダクション」所属の加藤雅也(かとうまさや)さんです。俳優・モデルとして活動している加藤雅也さんは、1988年に俳優デビューを果たしています。その前は『メンズノンノ』創刊号のファッションモデルを務めていました。その後映画『マリリンに逢いたい』にて主役を演じています。では、次に加藤雅也さんの主な出演作品を見ていきましょう。

• 1988年公開の映画：クレイジーボーイズ(フケのガン 役)
• 1988年公開の映画：マリリンに逢いたい(中里大輔 役)
• 1988年公開の映画：帝都大戦(中村雄昂役)
• 1989年公開の映画：226(坂井直 役)
• 1989年公開の映画：君は僕をスキになる(太宰享輔 役)
• 1990年公開の映画：マドンナのごとく(唐沢潤一 役)
• 1998年公開の映画：あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE(伊達章一郎 役)
• 2001年公開の映画：BROTHER(白瀬  役)

• 2002年公開の映画：マッスルヒート(黎建仁 役)
• 2003年公開の映画：魔界転生(荒木又右衛門 役)
• 2003年公開の映画：許されざる者(守部梓 役)
• 2004年公開の映画：最後の晩餐-The Last Supper(小鳥田優児 役)
• 2007年公開の映画：未来予想図 〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜(中島良郎 役)
• 2010年公開の映画：THE LAST MESSAGE 海猿(桜木浩一郎 役)
• 2016年公開の映画：テラフォーマーズ(堂島啓介 役)
• 2016年公開の映画：真田十勇士(真田幸村 役)

では次にアニメ版『キングダム』にて肆氏の声を務めた声優を見ていきましょう。アニメ版『キングダム』に登場する肆氏の声は2人の声優が担当しています。

2012年6月4日から2013年2月25日にかけて放送された第1シリーズ、2013年6月8日から2014年3月2日にかけて放送された第2シリーズの肆氏と、2020年4月6日から2021年10月18日にかけて放送された第3シリーズの肆氏です。ここからは第1・第2シリーズの肆氏を演じた声優と第3シリーズの肆氏を演じた声優のプロフィールと主な出演作品や演じたキャラを紹介していきます。

• 名前：高瀬右光(たかせあきみつ)
• 出身地：千葉県
• 生年月日：1970年9月1日(52歳)
• 職業：声優
• 活動期間：1990年代～
• 所属事務所：アクセント

アニメ版『キングダム』の第1期・2期にて肆氏(しし)を演じたのは、主に声優・ナレーターのマネージメントをおこなっている芸能事務所「アクセント」所属の高瀬右光(たかせあきみつ)さんです。東京アナウンス・声優アカデミー、マウスプロモーション附属俳優養成所出身。1990年代から声優活動をスタートさせています。

主なアニメ出演作には、『シャーマンキング(マルコ 役)』、『無人惑星サヴァイヴ(ベル 役)』、『戦国英雄伝説 新釈 眞田十勇士 The Animation(眞田伊豆守信幸 役)』、『ナノ・インベーダーズ(デイビッド/ラルー 役)』などがあります。

• 名前：関口雄吾(せきぐちゆうご)
• 出身地：青森県
• 誕生日：9月24日
• 職業：声優
• 活動期間：2010年代～
• 所属事務所：アクセント

アニメ『キングダム』の第3期にて肆氏(しし)を演じたのは、主に声優・ナレーターのマネージメントをおこなっている芸能事務所「アクセント」所属の関口雄吾(せきぐちゆうご)さんです。代々木アニメーション学院東京本部校出身。2010年代から声優活動をスタートさせています。

主なアニメ出演作には、『レイトン ミステリー探偵社 〜カトリーのナゾトキファイル〜(黒服、ノセル・ビンソン、ローブの男 役)』、『呪術廻戦(クモ呪霊、金田、特級呪霊 役)』などがあります。

ここまで『キングダム』に登場する肆氏(しし)が主犯だと考えられていた嬴政暗殺計画や肆氏の活躍、実写映画版『キングダム』の肆氏を演じた俳優キャスト、そして肆氏のアニメ声優キャストと紹介してきましたが、ネット上では肆氏についてどのような声があがっているのでしょうか？最後に『キングダム』の肆氏に関して寄せられたネット上の感想や評価を紹介するのでぜひ最後までご覧ください。

実写映画版『キングダム』に登場する肆氏(しし)を演じた俳優キャストに関する声があがっています。どうやら、この方は実写映画版『キングダム』にて肆氏を演じた加藤雅也さんが、原作の肆氏とそっくりで感動を覚えているようです。興味のある方は実写俳優キャストの加藤雅也さんと原作の肆氏を見比べてみてはいかがでしょうか？

『キングダム』に登場する肆氏(しし)と実写俳優キャストに関する声があがっています。どうやらこの方は反乱軍の総指揮を執っておきながらも、高い能力によって政陣営に加わることができたということで肆氏のキャラクター性を高く評価しているようです。また実写映画版『キングダム』にて肆氏を演じた加藤雅也も高く評価されています。これを機に加藤雅也さんが演じる肆氏と原作の肆氏をチェックしてみると良いかもしれません。

実写映画版『キングダム』に登場する肆氏(しし)を演じた俳優キャストに関する声があがっています。どうやらこの方は左慈・肆氏・里典のビジュアルが原作のイメージ通りだと感じているようです。また実写映画版『キングダム』のキャスティングのセンスが高く評価されているので、感想で取り上げられた左慈・肆氏・里典以外のキャラクターを演じたキャストもチェックしてみると良いかもしれません。

今回は『キングダム』の嬴政暗殺計画を阻止した肆氏(しし)を実写映画で演じた俳優やアニメ声優キャストをまとめてきました。秦国の国王である嬴政を玉座から引きずり降ろす反乱軍の総指揮を執っていた肆氏は、嬴政暗殺計画の主犯だと考えられていましたが、その後秦右丞相・呂不韋が首謀者であることが判明したことにより、むしろ信を嬴政の護衛に付けたという判断で嬴政暗殺計画を阻止していたと考えられるようになります。

そんな肆氏を実写映画版『キングダム』にて演じたのは俳優の加藤雅也さんです。ネット上では加藤雅也さんが原作の肆氏とそっくりだという声が多くあがっています。これを機に実写映画版『キングダム』と原作の肆氏を見比べてみると良いかもしれません。また今回はアニメ声優キャストの高瀬右光さんと関口雄吾さんも紹介しているのでアニメをご覧になる場合はぜひ参考になされてください。