シン・ゴジラで高橋一生(安田役)の演技が評判!ごめんなさいのセリフが名言に?

シン・ゴジラに出演していた高橋一生(役名:安田龍彦)。公開当時は超有名俳優という訳でもなかったのに、その演技は非常に話題になりました。特に市川実日子演じる尾頭ヒロミに対する「ごめんなさい」のセリフは、シーンの変わる直前、一瞬であるにも関わらず、安田の人物像を引き立たせる名言だと評判です。ここでは、高橋一生の演技の評判を中心に、シン・ゴジラのシーンを振り返ってみていきます。

シン・ゴジラで高橋一生(安田役)の演技が評判!ごめんなさいのセリフが名言に?のイメージ

目次

  1. シン・ゴジラのキャストの高橋一生の演技の評判を紹介!
  2. シン・ゴジラのキャストの高橋一生とは?
  3. シン・ゴジラの高橋一生の役名とは?
  4. シン・ゴジラの高橋一生の演技の評判を紹介!
  5. シン・ゴジラの高橋一生の「ごめんなさい」のセリフが名言に?
  6. シン・ゴジラのキャストの高橋一生の演技の評判まとめ!

シン・ゴジラのキャストの高橋一生の演技の評判を紹介!

映画『シン・ゴジラ』に出演していた高橋一生さん。この演技で一気にブレイクした俳優です。ここでは、そんな高橋一生さんの演技の評判について、口コミを交えながら紹介してきます。

記事の性質上、『シン・ゴジラ』のネタバレを多く含みます。ご注意ください。また、以下全て敬称略で記載させていただきます。

映画『シン・ゴジラ』公式サイト

シン・ゴジラのキャストの高橋一生とは?

プロフィール

高橋一生(たかはしいっせい)、1980年12月9日生まれ。東京都出身。舞プロモーション所属。

4人兄弟の長兄で、弟のうちの一人が、ロックバンド、never young beachのボーカルである安部勇磨さんです。

特技は、スケートボード、バスケットボール、ギター、ブルースハープ(ハーモニカ)。特技を活かして、東京スカパラダイスオーケストラとの共演も果たしています。

大ブレイクした昨今、テレビや雑誌で、アルカイックスマイルが良く似合う映像が出てきます。企業広告でも活躍しているので、普段テレビを見ない人でも一度は目にしたことがあるだろうと思われるほど、注目度の高い役者さんです。

出演作品とその役名

芸能界デビューが1990年で、出演作品も数多い高橋一生。特に『シン・ゴジラ』出演前後は大ブレイクの関係で出演作品が多いため、ここでは、有名な作品をいくつかに絞って紹介します。

スタジオジブリの映画『耳をすませば』。1995年の作品。ヒーロー役の声優を務めています。役名は天沢聖司。

バイオリン演奏が得意な少年で、バイオリン職人になる夢を叶えるためイタリアへ留学に行く、芯のある性格です。気になっていた女の子に不器用に接する、思春期の男の子らしい面も。変声期辺りで演じた役だったため、現在の声とは少し違います。

テレビ朝日系ドラマ『民王』。2015年の作品。主人公の総理大臣の公設第一秘書を演じました。役名は貝原茂平。

クールで無表情、毒舌家の秘書の貝原。非常に仕事ができ、忠誠心も高く、総理のサポートを完璧にこなす人物です。この作品は池井戸潤の原作をドラマ化したものですが、貝原のキャラクターはドラマ独自のもの。

この演技が好評だったために、高橋一生は「第1回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」と「第86回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」それぞれで、助演男優賞を受賞しました。また、貝原を主役に据えたスピンオフドラマやムックも制作されました。

NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』。2017年の作品。主人公・直虎の幼馴染みで、後に井伊家に仕える戦国武将を演じました。役名:小野但馬守政次(小野政次)。

史実の解釈は諸説ある人物のようですが、この作中では、井伊家のためにあえて奸臣を演じて汚名を被り、最期まで直虎を案じながら処刑されるという役柄でした。直虎との囲碁、そして辞世の句のセリフは、特に好評でした。急遽、朗読を担当したCDが発売されるほど。

TBS系ドラマ『カルテット』。2017年の作品。題名にある「カルテット(=四重奏団)」のメンバーの一人、ヴィオラ奏者を演じています。役名:家森諭高。

複雑に絡まった大人のラブストーリーで、登場人物みな一癖二癖ある中、理屈っぽいけれど夢を諦められないフリーターの家森を好演しました。

また、企業キャラクターを務めるダイハツでは、テレビCMに出演している他、キャンペーンに関するWEB動画にも出演。

高橋一生が自動車教習所の教官に扮し、運転技術や車の安全装備に関するPRをする、という動画です。SNSで大きな話題を呼びました。

今ほど露出が高くないブレイク前は、知る人ぞ知るといった役者でしたが、案外様々な作品に出演していたので、改めて見返すと、「ここにも出演していたのか」と驚くかもしれません。

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シン・ゴジラの高橋一生の役名とは?

安田龍彦という人物

それではここから、2016年公開の映画『シン・ゴジラ』の高橋一生にスポットを当てて紹介していきます。『シン・ゴジラ』で高橋一生が演じた役名は、安田龍彦といいます。ゴジラに対抗するために結成された、巨大不明生物特設災害対策本部(通称:巨災対)の一員です。

『シン・ゴジラ』作中では文部科学省のネームが入った防災服を着ていることが多い印象です。実際に、災害時の公務員(幹部職員)は、基本的に防災服を着用するそうです。

文部科学省研究振興局基礎研究振興課長。長い肩書きです。国家公務員総合職、いわゆるキャリア組と呼ばれるエリート。その中でも課長まで昇進できるのは、順調にキャリアを積んだ後、40歳前後のようです。

津田寛治(役名:森文哉)が巨災対メンバーとして集められた人々を紹介していく場面で、「オタク」と言った瞬間にクローズアップされています。総じて優秀な人物の集まる官僚の中で、若くして(実年齢は明らかにされていませんが、高橋一生が演じているのだから、せいぜい30代中盤でしょう)課長職にある安田。オタクと呼ばれながらも相当優秀であることを窺わせます。

シン・ゴジラの終盤の矢口プラン(ヤシオリ作戦)では、放射能濃度が高い前線の作戦拠点で、防護服マスク姿に身を包み、血液凝固剤の注入量をモニターする役目を担っています。呟くセリフから、彼の熱意が感じられます。

実際にある機関?

安田の「文部科学省研究振興局基礎研究振興課長」という肩書き。『シン・ゴジラ』というフィクションのために作られたものかと思いきや、実在します。シン・ゴジラの映画全体を通して徹底的にリアルに作られている、庵野監督のこだわりが垣間見えます。

文部科学省の組織図にも、部署名が掲載されています。基礎研究振興課は、その名の通り、科学分野の研究に関する環境整備を行う部署だそうです。

シン・ゴジラ作中では、安田の「うちの理研で分析中です」というセリフがあります。この「理研」、理化学研究所という、日本唯一の自然科学の総合研究所を指しています。文部科学省所轄の独立行政法人です。理研を簡単に一言で表すと、理系のエリート研究者が集まる凄い所。日本全国に研究拠点があります。

『シン・ゴジラ』には、他にも多くの実在の機関が出てきます。フィクションでありながら、分かる人にはより現実的に感じられる演出です。

有明のオペレーションルームの他、物語後半での拠点となる、立川にある災害対策本部予備施設も、実際にシン・ゴジラのロケーションで使用されたことで有名になっています。

シン・ゴジラの高橋一生の演技の評判を紹介!

豪華俳優陣の中でも目立っていた!

『シン・ゴジラ』は、豪華な俳優が数多く出演しています。キャストは総勢329人もいました。

全編通して、隅から隅まで演技派俳優が演技している…といっても過言ではない豪華キャストの映画なのです。

長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、のトップクレジットの三人。大杉漣、柄本明、平泉成、國村隼、鶴見辰吾、余貴美子、を始めとするといった大物俳優も名を連ねています。

ほんの数秒しか映らないようなシーンにも、前田敦子、ピエール瀧、斎藤工、古田新太、片桐はいり、等の有名俳優が出演します。

長谷川博己の周囲で彼をサポートする役には、高良健吾、松尾諭といった俳優も出演しています。

主役といってもいいゴジラは、モーションキャプチャーに野村萬斎が起用されています。

エンドクレジットを流れる多くの豪華俳優陣に圧倒されます。有名俳優が多く出演する映画のクレジットとしては珍しく、長谷川博己、竹野内豊、石原さとみの三人と野村萬斎の他は、大御所からカメオ役まで全て一律に並べられています。

このように数々の役者が出演している中、巨災対の面々は、津田寛治、市川実日子、野間口徹、といった個性派俳優が名を連ねています。高橋一生はこの巨災対メンバーの一人を演じています。

かわいい!

かわいいと言われたくない男性も多いようですが、やはり女性からの感想で多いのが「安田(高橋一生)がかわいい!」というものでした。

「かっこいい」だけではなく「かわいい」と言われるのは、高橋一生本人の雰囲気の他、安田龍彦の演技にも理由があるようです。

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シン・ゴジラの高橋一生の「ごめんなさい」のセリフが名言に?

『シン・ゴジラ』で、巨災対が結成されて間もなく。高橋一生が「ごめんなさい」というセリフを口にします。それが非常に評判です。

それではここから、『シン・ゴジラ』のシーンの中で、「ごめんなさい」に関する部分を取り上げて見ていきます。

なお、以降は、全て役名での記載となります。高橋一生(役名:安田龍彦)、市川実日子(役名:尾頭ヒロミ)、長谷川博己(役名:矢口蘭堂)のやりとりが主となるシーンです。

「ごめんなさい」までの流れ

巨大不明生物が「ゴジラ」と名付けられ、それに対抗するための専門組織、巨災対が結成。ゴジラに関する考察が始まります。ゴジラの動力源は何なのか、という話題になった際に、尾頭がふと思いついたように仮説を述べます。

その仮説とは、体内で核分裂によるエネルギーを発生させているのではないか、というもの。「まさか核分裂……?」という仮説を尾頭が真剣な顔で言ったため、安田は鼻で笑い、「冗談ぽいですよ」「あり得ませんよ」と切って捨てます。

安田のこのセリフ、現実的にはもっともな反応です。核分裂には非常に大きなエネルギーが伴います。そしてその後、放射性物質が残り、放射能が発生します。例えば、原子力発電はこの核分裂を用いてエネルギーを得ています。それを体内で行う生物がいるなんて、常識的には到底「あり得ませんよ」という仮説なのです。

が、その後ストーリーが進むと、ゴジラの行動した後の範囲に放射能反応があることが判明し、尾頭の仮説が正しいと証明されました。

「ああっ?あ゛ーっ!あ゛ーーーーー!!こんなんありかよぉーーーーっ!?」と頭を抱えて取り乱します。書類を放り投げ、デスクチェアを回転させながら大騒ぎ。

その後、事態を把握した矢口に「尾頭さんの仮説が正しかったわけだ」とダメ押しされ、安田は尾頭に向かって窺うように、ボソッと「ごめんなさい」を言うのです。

どことなくシュンとした表情で、バツが悪そうな顔なのも面白く、映画館でも思わず笑ってしまった人も多かったようです。これが不自然ではなく、思わず「ごめんなさい」と言ってしまった、という演技をしているのが、高橋一生の凄いところ。

この「ごめんなさい」、やり込められた安田に対してクスリと笑えるシーンというだけでなく、自分の専門分野で間違いを指摘されても「ごめんなさい」と素直に認められる、という安田の人柄が良く出る一言です。

「ごめんなさい」はアドリブだった?

この「ごめんなさい」のセリフ、元々の庵野監督の台本にはなく、高橋一生のアドリブだったそうです。舞台挨拶で裏話として語られています。

映画のスタイルとして近年増えている「応援上映」。映画館では静かに、というのが常識ですが、応援上映可能な回では、コスプレをしたり、サイリウムを振ったり、声を出してもいいという特別な上映です。

『シン・ゴジラ』でも、2016年8月15日を皮切りに、発声可能上映(応援上映)が何度も行われました。その中の、9月15日の発声可能上映会で行われた舞台挨拶で、「ごめんなさい」のセリフが高橋一生のアドリブだったと明かされました。

決められたセリフだと思っても違和感がないほどで、アドリブだったという事実に驚いた人も多かったようです。

ちなみにこの上映会での舞台挨拶では、高橋一生は何度も「ごめんなさい」のセリフを口にするというファンサービスも。

シン・ゴジラの高橋一生の「ごめんなさい」のセリフだけでなく、他にもアドリブのセリフや演技があったと、庵野監督が語っています。

実際のシン・ゴジラ舞台挨拶の様子は、DVD、Blu-rayの特典映像で見ることが出来ます。また、同じくDVD・Blu-rayの特典映像で、未使用テイクやNGテイクの様子も見られます。

かなり多くの特典映像が用意されているので、他のアドリブシーンも見つけられるかもしれません。

シン・ゴジラでの安田龍彦と尾頭ヒロミ

方や基礎研究の専門家(安田)、方や野生生物の専門家(尾頭)ということで、比較的分野が近く、巨災対でもゴジラの生態解析という共通の仕事を担当している二人。

席も自然と近くなるようで、この二人の出演シーンは他にも多くあります。尾頭も安田も個性的で正反対な性格をしていながら、データ分析などの仕事は一流。二人が並んでいることで、それぞれのキャラクター性がより分かりやすく浮き彫りになります。

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シン・ゴジラのキャストの高橋一生の演技の評判まとめ!

多くのファンを虜にした、安田龍彦を演じる高橋一生。見た目・佇まいだけでなく、演技でも大注目の役者だと印象付けた、『シンゴジラ』出演でした。

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