スターウォーズ・最後のジェダイの感想をネタバレまとめ!あらすじや見所も紹介

2017年に公開されたスターウォーズシリーズ第8作「最後のジェダイ」。最終章へとつながる重要な物語となるだけに、公開前から世界中でそのストーリーと作品の出来が注目されていました。公開されるやすぐに賛否両論の大合唱となり、中には過激な感想を唱える人も現れ、シリーズ最大の”問題作”となりました。一体どのような点が論争を生んだのでしょうか?賛否両者の感想から考察し、見どころや名言をご紹介しながら「スターウォーズ・最後のジェダイ」についてまとめてみました。未鑑賞のか方、ネタバレ注意です!

スターウォーズ・最後のジェダイの感想をネタバレまとめ!あらすじや見所も紹介のイメージ

目次

  1. スターウォーズ・最後のジェダイの感想やあらすじ・見所をネタバレで紹介!
  2. スターウォーズ・最後のジェダイとは?
  3. スターウォーズ・最後のジェダイのあらすじをネタバレ解説!
  4. スターウォーズ・最後のジェダイのネタバレ感想!面白いと好評!
  5. スターウォーズ・最後のジェダイのネタバレ感想!つまらないと辛口な声も
  6. スターウォーズ・最後のジェダイの見どころ・名シーンをネタバレ解説!
  7. スターウォーズ・最後のジェダイの名言・名セリフ7選!
  8. スターウォーズ・最後のジェダイの感想やあらすじ・見所をネタバレでまとめてみた!

スターウォーズ・最後のジェダイの感想やあらすじ・見所をネタバレで紹介!

「スターウォーズ・最後のジェダイ」は、2017年に公開された大人気シリーズ「スターウォーズ」シリーズ本編の最新作で、全9作のうち第8作目にあたります。この映画、前評判とは裏腹に様々な衝撃を観客に与えた、いわば”問題作”。一体何がそれほどの賛否両論を巻き起こしたのでしょうか?

本記事では、そんな話題の問題作「スターウォーズ・最後のジェダイ」について、賛否双方の感想をご紹介しながら、その理由について考察していきます。そしてあらすじはもちろん、作品中に散りばめられた名言の数々もご紹介していきます。ネタバレが含まれますので、まだご覧になっていない方はご注意ください。

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スターウォーズ・最後のジェダイとは?

スターウォーズシリーズ本編最新作!そのあらすじは?

前述のとおり、「スターウォーズ・最後のジェダイ」はスターウォーズシリーズの本編最新作となっております。その後2018年に「ハン・ソロ/スターウォーズストーリー」が公開されていますが、こちらは本編の進行とは直接関わらない「外伝」や「サイドストーリー」にあたる作品です。本編前作「フォースの覚醒」最後の場面でレイとルークが邂逅したところから始まります。

ライトサイドとダークサイド

本作の大きなテーマとして、「ライトサイド(光)」と「ダークサイド(暗黒面)」が表裏一体であることが挙げられます。ルークがベン・ソロとレイの修行中に見た心の中の暗黒面、祖父であるダース・ベイダーことアナキンのようになれないどころか、父親ハン・ソロの面影に乱されるカイロ・レンの心の葛藤、同じような素材を持ちながら暗黒堕ちしなかったレイ。かつてエピソード6で描かれたことを踏襲している興味深いテーマです。

複数箇所で同時進行で進む複雑なあらすじ

「スターウォーズ・最後のジェダイ」という作品の大きな特徴と言えるのがこちらです。①カイロ・レンとスノーク、ファーストオーダー内②レイア将軍とレジスタンス司令部③フィンとBB-8、そして新サブヒロイン・ローズ④レイとルークの修行、これら大きく分けて4つのグループが同時進行で話を進めるため、場面や時間が目まぐるしく変わります。

元々「スターウォーズ」シリーズでは複数箇所が同時進行で話が進むことが多いのですが、本作では特にそれが顕著に現れています。初見ではあらすじが分かりにくくやや混乱するものの、意図に気付いてからはそれぞれの登場人物がそれぞれの信念に基づいて行動していることがリアルタイムで理解でき、それぞれのキャラクターの個性を映し出すことに成功していることが分かります。

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スターウォーズ・最後のジェダイのあらすじをネタバレ解説!

あらすじネタバレ解説①ファースト・オーダーとレジスタンスの闘い

レイア将軍率いるレジスタンスに迫る、最高指導者スノーク率いるファースト・オーダー。追っ手は新型兵器「ドレッドノート」を従え、大群でレジスタンスに襲い掛かりました。ポー・ダメロンと爆撃機は被弾しながらもこれを破りますが、レジスタンス側は爆撃機全機を含む多くの機体と人員を失う大損害を被りました。

残ったレジスタンスは命からがらハイパースペースに逃げ込むものの、その動きはファースト・オーダーが開発した新技術「ハイパースペース・トラッキング・システム」で筒抜けとなっているのでした。損害の責任を取らされる形で、ポーは中佐から隊長格への降格が言い渡されました。

あらすじネタバレ解説②伝説のジェダイ・ルークとレイの邂逅と修行

一方、水の惑星「オク=トー」に浮かぶ孤島では、前作「フォースの覚醒」の最後のシーンでやっと発見した伝説のジェダイマスター・ルークをレイが説得していました。「レイアがあなたを待っている」という言葉にも「帰れ」としか言わないルーク。その時、レイはフォースの囁きに導かれ、ある古木へと向かいます。ジェダイ最古の本の前に佇むレイに、ルークは「なぜここへ来た?」と問いかけます。

「自分の力が怖い」と本心を吐露するレイに、ルークは奇しくも前作のカイロ・レンと同じ言葉をかけました。「先生が必要だな。」しかし教えないと言うルーク。そんなルークに、R2-D2はある映像を見せます。それはかつて、レイア姫からオビ=ワン・ケノービへ宛ててR2-D2に託した映像でした。「ずるいぞ」そう苦笑いすると、ルークはレイの元へ行き、「修行は明日の朝からだ」と告げるのでした。

あらすじネタバレ解説③フィンとローズの秘策と司令部の壊滅

光速航行を終え胸をなでおろすレジスタンスの後方に、ハイパースペース・トラッキング・システムの力で追跡してきたファーストオーダーの艦隊が現れます。混乱するブリッジの外で、フィンと整備係ローズはトラッキング・システムの仕組みと弱点に気が付きます。システムをダウンさせるため、2人とポーは極秘作戦を決行することに。それは、敵艦へと潜り込み、ブリッジのブレーカーを落とすという危険な作戦でした。

反撃を仕掛けようとするレジスタンスに、ファーストオーダーの戦闘機が襲い掛かります。後方にシールドを張るレジスタンスの母艦は前方の司令ブリッジを狙撃され、レイア将軍は首脳ともども宇宙空間へ投げ出されます。スカイウォーカーの血を引くレイアだけは、その超人的なフォースで母艦へと自らを引き寄せ、意識不明ながら生還を果たすのでした。

あらすじネタバレ解説④レイの修行

レイの修行を始めたルークは、最初に「フォースとは何か」を教えます。すぐにその存在と本質を観たレイは、同時にダークサイドにも触れてしまいます。さらにレイは、ルークがフォースから自身を閉ざしていることも見抜き、ルークは驚き恐怖します。そしてこう言いました。「これほどの原石は過去にただひとり ベン・ソロだけだ」

あらすじネタバレ解説⑤レイとカイロ・レンのリンク

オク=トーの孤島で修行を積むレイは、自身のフォースによってカイロ・レンとリンクしていることに気が付きました。それは不定期に発生し、回数を重ねることにそれぞれを繋げる力はより強いものとなっていきました。それと並行し、島の底のダークサイドに引き寄せられ、レイが求めるものを闇の力で覗き見てしまうのでした。

ある晩、ルークはほとんど実体と化したカイロ・レンと会話するレイは、そこでルークとレンの過去を聞かされます。ルークは2人がフォースで接触していることに気付き、激高します。

レイは「彼はまだ完全に闇に染まっていない。私なら戻せる」と啖呵を切り、修行を一方的に切り上げミレニアムファルコンに乗り込み、カイロ・レンの待つファーストオーダーの母艦へと飛び去って行きました。

あらすじネタバレ解説⑥ルークの葛藤

ルークはかつてジェダイの復興に失敗し、弟子をすべて失いました。あるものはスノークの元へ、あるものは騒ぎの中で死へ。失意のルークは、ジェダイ発祥の地である惑星「オク=トー」の孤島に辿り着いて以来定住しましたが、彼はジェダイの終焉を予知していました。思いを巡らせるルークの前に現れたのは、かつて師であったマスター・ヨーダでした。

亡きヨーダは昔のようにケタケタと笑いながらルークに語り掛けます。古木の隙間に保管されたジェダイ最古の本に火を放つことをためらうルークの傍らで、ヨーダはフォースで雷を呼びジェダイの古木に落とし炎上させ、その歴史を永遠に消し去りました。彼もまた、ジェダイの終焉を予知していたのです。しかし、このことが最後にルークを突き動かすことになるのでした。

あらすじネタバレ解説⑦極秘作戦の失敗

フィンとローズは、賭博場の牢屋で雇ったコード破りとともに敵艦に潜入、あと少しで任務遂行となるその時、キャプテン・ファズマが2人を拘束。コード破りはフィンとローズをファーストオーダーに売っていたのでした。拘束された2人はその場で処刑が言い渡されます。

あらすじネタバレ解説⑧レンの裏切りとレイとの共闘

カイロ・レンの待つファーストオーダーの母艦に着いたレイは、レンに連れられて、ある部屋へと行きました。そこは最高指導者スノークの部屋。フォースの力でレイからルークの情報を引き出すと、「修行を終わりにする」と告げレンに彼女を殺すよう命じます。レンは従うように見せかけ、スノークの傍らに置かれたレイのライトセイバーの向きをフォースで変え起動、スノークは死に絶えました。

脇に控えるルークの元弟子たちと思われる護衛との戦いに勝利し、レンはレイに「手を組もう。そうすれば銀河を私たちの物にできる」と持ち掛ける。レンが改心したと思っていたレイは失望し、母艦を脱出しました。レンは「スノークが死んだ今、最高指導者は私だ」と宣言し、ファーストオーダーの全権を掌握。レジスタンスに総攻撃を命じました。

あらすじネタバレ解説⑨窮地のレジスタンスと追撃を仕掛けるファーストオーダー

レイアが重体となり燃料切れが迫る中、レジスタンス達は、かつて共和国軍が放棄した基地のある、石の惑星「クレイト」へと向かっていました。「ハイパースペース・トラッキング・システム」ですぐ背後についたファーストオーダーは、船団に総攻撃を仕掛けます。次々に撃墜される中、レイアが目覚め、武器もシールドも持たない輸送船での脱出を図ります。

レイアの昏睡中に指揮を執ったホルドは「誰かが船に残らなくては」と言い、目覚めたレイアの説得も固辞して母艦に残りました。輸送船発進後、集中砲火を浴びる輸送船を助けるべく、ホルドは光速航行システムを起動。船首が向けられたのはファーストオーダーの母艦でした。光速で切り裂かれた敵艦は崩壊、処刑寸前のフィンとローズも命からがら脱出し、輸送船団は「クレイト」へと着陸しました。

あらすじネタバレ解説⑩英雄の帰還とルークの最期

旧共和国軍の古い基地に逃げ込んだレジスタンスは、古びたスノースピーダーで最後の反撃を仕掛けます。しかし次々撃破され、万事休すかと思われたその時、ひとりの男が現れます。伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーです。妹であるレイアと他愛もない会話をし、ミレニアム・ファルコン号に残されていたハン・ソロの遺品を手渡すと、ひとりファースト・オーダーの大群の前へ歩みを進めました。

カイロ・レンはルークの姿を見るなり、憎悪をむき出しにしこう叫びました。「あの男に攻撃を!」爆煙で見えなくなるほど撃ち込むファースト・オーダーですが、ルークは無傷。しびれを切らしたレンはひとりで戦いを仕掛けに機体から降りました。その様子を見ていたレジスタンスは「彼は我々が逃げる時間を作っている」と判断し撤収を開始、無いと思われていた脱出口へと突き進みました。

ライトセーバーでレンと戦っていたルークは、「お前を倒してジェダイを葬り去る」と言うレンに、「私は最後のジェダイではない」と告げ、ライトセーバーを下ろしました。激昂して切りかかるレンでしたが、ルークはやはり無傷。目の前のルークが実体でなくフォースの力で作られた幻想だと察したレンには、もう為すすべがありませんでした。ルークはそれを見て、スッと姿を消しました。

脱出口へと辿り着いたレジスタンス達ですが、そこは崩落した岩石で通れなくなっていました。絶望するレジスタンス達の前に、ミレニアム・ファルコンに乗ったレイが現れ、フォースの力で岩石を除去し、レジスタンス達は脱出を遂げます。しかしレイとレイアはルークの死を感じ取っていました。

遠く離れたオク=トーでは、自らの姿を遠方へ飛ばし続け疲弊しきったルークがいました。水平線の彼方に沈みゆく太陽を見つめ思いを馳せながら、ルークはマントを残して姿を消しました。

その最期は、かつてオビ=ワン・ケノービやヨーダがその最期で姿を消した時と同じものでした。

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スターウォーズ・最後のジェダイのネタバレ感想!面白いと好評!

面白い派の感想①今までで一番笑えるスターウォーズ!

前作「フォースの覚醒」からディズニー社の傘下に入ったルーカスフィルムは、今作では今まで以上に笑いの要素を取り入れてきました。

今まではC-3POやチューバッカなど一部のキャラクターを主に笑い要員として、他のキャラクターはちょっとした言い回しでジョークやユーモアを取り入れていました。今作では、フィンやローズ、さらにはカイロ・レンやレイにまでユーモアを取り入れました。

面白い派の感想②今まで誰も見たことのないスターウォーズ

映画の謳い文句であった「今まで誰も見たことのないスターウォーズ」という言葉に賛同する声が多くみられました。

一部のキャラクターだけにスポットを当てるのではなく、全てのキャラクターの人格と思考を丁寧に映し出した手法に、観客は新しさと面白さを感じたようです。

面白い派の感想③

②とは対照的に、新しさは感じず、単純に過去作より面白かったという意見もありました。「スターウォーズ・最後のジェダイ」は時間軸が複雑に絡み合った作品ですが、それぞれを繋げるダイナミックな演出、そしてルークを中心としてレイとレンを取り巻く運命自体は特別難解ではありません。

エピソード4~6は勧善懲悪な英雄譚、1~3は英雄の闇落ちがメインでしたが、今作は光と闇が一対であるというテーマ自体が好印象です。

面白い派の感想まとめ

「期待外れ」だという声を気にして警戒して鑑賞したところ、思ったよりもずっと面白い、むしろ過去作よりも好きだという声が多く見られました。光と闇の間で揺れるカイロ・レンの心の動きが非常に繊細に表現されていて、軽快なやりとりの場面との対比が今までにないスタイルだと受け止められているようです。

スターウォーズ・最後のジェダイのネタバレ感想!つまらないと辛口な声も

つまらない派の感想①フォースが超能力のような扱いになっていた

エピソード4~6及びエピソード1~3におけるフォースは、はっきり語られているにも関わらず、神秘的でヴェールに包まれたような印象のものでした。オビ=ワン・ケノービによる修行もヨーダによる修行も、能力の強化ではなく集中力の強化でした。そしてダークサイドに落ちた者のみがより強力な、いわば攻撃魔法のような能力を身につけていました。

今作においては、フォースの表現や使い方がいささかチープではと思われる箇所が複数ありました。宇宙空間に投げ出されたレイアがフォースの力で帰艦したり、スノークがレイを空中でフォースの力で縛り上げたり、レイとレンがライトセーバーを綱引きのように引っ張り合ったりと、枚挙に暇がありません。かつてのような剣技とフォースが織りなす超人的な戦いも息をひそめ、純粋に剣技に邁進しているかのような戦い方をしています。

最後の場面ではルーク(遠方からフォースで虚像化している)がレンと対面し決闘しています。実体ではないから攻撃は効かないことは理解できます。虚像を飛ばすことも、ある意味ジェダイの究極奥義と受け取れなくはありません。ただ、そうした場合に、ルークが異星でヨーダやオビ=ワンのような最後を迎えたことが腑に落ちません。ルークの結末は「エピソード9」では語られるのでしょうか?

つまらない派の感想②ルークのキャラクターがおかしなことに

弟子を失って塞ぎ込むルークに違和感を感じ、「ジェダイは滅びるべきだ」という発言も受け入れられないファンが多かったようです。「ジェダイの帰還」以来の本格出演となったルーク役のマーク・ハミルは、「最後のジェダイ」のルーク役について「僕が演じたルークではない」と発言していることからも、こうした声は的外れではないと言えます。

一方で、マーク・ハミルは映画公開後に「映画を観たら僕が間違っていたと認めなければならない」とも発言しています。監督はハミル氏すらも出し抜くような巧妙な映画作りをしたのでしょうか?次回作では監督が「フォースの覚醒」のエイブラハム監督に戻りますが、今作のルークのキャラクターがどのように活かされるのかを観るまでは、評価を下すにはまだ早そうです。

つまらない派の感想③ギャグが寒い

開幕早々の会話で、ポー「ハッグス将軍」ハックス「ハックスだ」という親父ギャグが繰り返され、ジョン・ウィリアムスによる有名な序奏で高まった心も冷え切ってしまいます。

その後もレイの修行でルークがイタズラしたり、レイと半裸のカイロ・レンがリンクしたりと、必要以上に低俗なギャグを盛り込んでいくスタイルは、観客の集中力を削いでしまうという残念な結果になってしまったようです。

つまらない派の感想④いらないシーンが多い

最も辛辣な意見ではないでしょうか。物語云々ではなく、映画としての構成、完成度に言及する厳しい意見です。そもそもフィンとローズは敵艦に乗り込む必要があったのでしょうか?

過去作が無駄をとことん省いてきたように感じるだけに、確かに余計な描写の多さは否めないところです。他の不要論では、新しいサブヒロイン枠がローズでいいのか、といった意見も見られました。

つまらない派の感想まとめ

全体的に「余計なことをするな」という意見が多くみられます。特にクライマックスに至る前の前半~中盤にかけての評判が悪く、脚本・シナリオが酷いと多く投稿されています。後半においては自身の虚像を飛ばすルークの姿が滑稽に映ってしまったようです。逆にこれらが良かったと感じている声も見受けられました。また、初見では駄作に映った人でも、2回目からは楽しめたという声もありました。

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スターウォーズ・最後のジェダイの見どころ・名シーンをネタバレ解説!

ネタバレ解説・レイア役「キャリーフィッシャー」最後の出演作!

シリーズ初期の三部作「エピソード4~6」でレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーが、前作「スターウォーズ・フォースの覚醒」から再び出演していましたが、「スターウォーズ・最後のジェダイ」撮影後の2016年12月に急逝しました。「最後のジェダイ」と、続編でシリーズ最終章の「エピソード9(仮称)」の公開を心待ちにしていた彼女でしたが、その願いは叶わず、「最後のジェダイ」は遺作となってしまいました。

「スターウォーズ・フォースの覚醒」で夫のハン・ソロを、「最後のジェダイ」で兄のルークを失ったレイア・オーガナが続編の「エピソード9(仮称)」でどのような役割を担うのかは憶測の域を出ませんが、レイアの姿が必要な場面には、撮影したものの使用しなかったフィルムを使用するという発表もあり、次回作の大きな注目点の一つと言えます。

名シーンネタバレ解説・旧共和国軍の要塞と「スキースピーダー」

石の惑星「クレイト」にある旧共和国軍の基地へと逃げ込んだレジスタンスは、援軍の到着を信じながら、スノースピーダーで最後の攻勢を仕掛けます。放棄された基地に長年放置されていた型落ちのスノースピーダーはガタガタのボロボロですが、ダイナミックな戦闘シーン、そして命がけのフィンの特攻など、見どころが満載の名シーンとなっています。

名シーンネタバレ解説・伝説のジェダイ・ルークの最期

ルークは体はオク=トーに残したまま、フォースの力でクレイトに自身の虚像を送り、カイロ・レンと決闘します。レジスタンスが脱出する時間を稼いだ後虚像を消したルークは、力を使い果たして崩れ落ちます。そしてルークは、水平線に沈むふたつの太陽を見つめ、そして姿を消します。。その姿は、「新たなる希望」で、故郷タトゥイーンの地平線に沈む2つの太陽を見つめ、ジェダイになる決意をしたかつてのルークそのものです。

スターウォーズ・最後のジェダイの名言・名セリフ7選!

1.ルーク「ずるいぞ」

レイの説得を拒み続けるルークが、考え直すきっかけとなったこの台詞。ハン・ソロの死を知ったルークは、懐かしいミレニアム・ファルコンへ乗り込みソロの遺品を見つけます。そこに現れたR2-D2は、ルークにある映像を見せました。それはシリーズ第1作「新たなる希望」でレイア姫から託されたオビ=ワン・ケノービ宛のメッセージでした。

それを見たルークは、苦笑いしながら「ずるいぞ」とこぼします。そして野宿するレイの元へ行き、翌朝から修行を開始すること、それはフォースとは何かを教えるものであることを伝え、自宅へと引き上げていきました。古参のスターウォーズファンにも嬉しい、過去作からの伏線回収は他にも随所に盛り込まれていますので、ぜひ探してみてください。

2.ヨーダ「わしらは超えられるためにこそある」

レイが飛び去った後、ルークはジェダイの古文書を保管している大木ごと燃やしてしまおうとします。そこへヨーダの霊体が現れ、燃やすことを思いとどまったルークに代わり、ヨーダは雷を呼び起こして燃やしてしまいます。ベン・ソロに続きレイまでも失いそうになっているルークに、「成功も失敗も教えなさい」と語り掛けます。失敗は最高の師であること。そして全ての師は弟子に超えられるためにいることを語ります。

物語では、ヨーダもまたジェダイの終焉を見てルークの元へ現れたと説明しています。過去からの脱却、師は新しい世代への礎となるものであること。ヨーダのこの発言にこそ、「スターバックス・最後のジェダイ」の全てが込められているのではないでしょうか?なんとも心に刺さる言葉です。

3.スノーク「己の運命を完遂せよ」

レイを捕らえたスノークは、カイロ・レンの修行の締めとして、真のジェダイの魂を持つレイを殺すよう命じます。スノークはレンの心の迷いが消えたことを読み取り勝利を確信。「修行はこれまで 己の運命を完遂せよ」と告げます。しかしレンは、スノークに気付かれないようにレイから取り上げたライトセーバーの向きを変えて起動させ、スノークを倒すのでした。

「己の運命」について直接的に説明されている場面はありませんが、レンは度々祖父である偉大なダース・ベイダーと比較されており、また同等以上になると期待されています。過去作ではスカイウォーカーの血は強力なフォースを有するが、一方で祖父アナキン・叔父ルークともにダークサイドに惹かれやすいという事実も描かれています。これこそがレンの運命であり、完全なる闇堕ちこそが運命の完遂であると言っているのです。

4.カイロ・レン「古いものは滅びる時だ」

この台詞も本作を象徴しているかのようです。スノークとその護衛を倒したレイとレン。レジスタンスの艦隊への砲撃をやめさせるよう頼むレイに、「古いものは滅びる時だ」「スノーク、スカイウォーカー、シス、ジェダイ、反逆者、みんな滅びる」「レイ、俺と手を組もう」と呟くレン。半ば懇願するかのように頼むレンでしたが、レイは拒否。レンはファーストオーダーの全権を掌握、レジスタンスの壊滅へと乗り出すのでした。

5.ローズ「これが勝つこと。敵を恨むより愛する人を救うの」

ファーストオーダーのエネルギー砲を捨て身の特攻で止めようとするフィンのスノースピーダーに、ローズは横から体当たりし、命がけでこれを止めます。奇跡的に無傷だったフィンはローズに駆け寄り、「なぜ邪魔をしたんだ」と声を掛けます。「助けたのよ」と返事をしたローズは、続けて「これが勝つこと。」と諭すように語り、フィンにキスをした後、気絶するのでした。

フィンによって基地内に運ばれ救護されますが重体となり、幕切れまでそのまま意識を回復させることはありません。脱出するミレニアム・ファルコンの中、昏睡状態のローズの傍らにはフィンの姿がありました。ローズの登場まではレイと特別な関係になりそうな雰囲気を醸していましたが、この3人が今後どのようになるのか、3人の恋愛模様も次回作の見どころとなりそうです。

6.レイア「言いたいこと分かるわ。髪型を変えたの。」

スノースピーダーでの抵抗に失敗し、もはや打つ手なし、最後の瞬間を待つのみかと思われたその時、レイアの前にルークが現れます。ルークが話そうとすることを止め、レイアが「言いたいこと分かるわ。」と切り出します。しかし、本当にルークが言いたかったのは髪型の話だったのでしょうか?そのヒントはその先に隠されていそうです。

レジスタンスが脱出したあと、基地にはハン・ソロの遺品が無造作に落ちていました。亡き夫の遺品をそのようにぞんざいに扱うでしょうか?これは、ルークが実体ではなくフォースで作られた虚像であると知っていて、渡された品も同様であると分かっていて、しかもカイロ・レンがそれを見つけることまで狙っていたと考えると、辻褄が合います。脱出の直前にルークの死を感じ取るのも同様です。

つまり、ベン・ソロについて謝ろうとしたか、或いは実体でないことをレイアに悟られたルークがそのことに対して発言しようとしたか、どちらかであると考えると、レイアが話を遮って髪型の話ではぐらかしたとみるほうが自然に感じられます。本当に髪型について話そうとしていたのなら、遮る意味もないのです。本当のところは憶測でしか語れませんが、解釈の余地があるということも、映画にとって大事なことです。

7.ルーク「私は最後のジェダイではない」

ルークとレンの決闘の場面で、ルークが語り掛けるこの台詞、ご覧の通り作品のタイトルそのものでもあります。この作品の全てがこの台詞に詰まっていると言っても過言ではありません。作品中の各所で「最後のジェダイ」「最後の希望」と呼ばれ続けたルークが「私は最後のジェダイではない」と言ったのは何故だったのでしょうか?「最後のジェダイ」とは誰のことなのでしょうか?

ルークの言葉を聞いたレンは「あの女も殺す」と絞り出すように言っています。当然、短期間ですがルークの元で修行を積んだレイのことでしょう。ダークサイドに触れ、心を許しかけながらも足を踏み外さなかったレイこそ、ジェダイの正統な後継者であると言えます。しかし気になるのは、前述のレンの返答を聞いたルークの表情です。この場面において厳しかった表情は緩み、レンを優しく見つめ、そして微笑んでいます。

この先は次回作「エピソード9」が公開されていないので憶測になってしまいますが、ルークはレイだけでなくレンにも、「最後のジェダイ」としての希望を見ているとも考えられます。「光が大きくなれば闇もまた大きくなる」と語られるフォースですが、逆に言えば完全に闇に染まることは無いとも受け取れます。かつてルークの父・アナキンが、死の淵でダークサイドから心を引き戻せた時と同じように。

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スターウォーズ・最後のジェダイの感想やあらすじ・見所をネタバレでまとめてみた!

いかがでしたでしょうか?ネタバレを恐れず、あらすじや見どころ、名言、そして感想を詳細にまとめてみました。世界中のスターウォーズファンに、良くも悪くも大きな衝撃を与えた「スターウォーズ・最後のジェダイ」は、スター・ウォーズの歴史に一石を投じる作品であったことがおわかりいただけたと存じます。

いずれにしても、「次回作への期待が高まる」という意味では、「最終章への橋渡し」という非常に大切な役割を果たしたと言えます。あらすじが気になる「エピソード9」は2019年に公開予定です。この時初めて、「最後のジェダイ」の真の評価が下せるのでしょう。公開前に、是非もう一度「スターウォーズ・最後のジェダイ」を見返してみてください。

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