バクマン。 の実写映画キャスト・登場人物一覧！あらすじや主題歌も紹介

『バクマン。』は漫画家・大場つぐみと小畑健による少年漫画です。原作を大場つぐみ、作画を小畑健がそれぞれ担当しています。2008年から「週刊少年ジャンプ」にて連載され、2012年までに全20巻の単行本が刊行されました。高い画力を持った真島最高と文才に長けた高木秋人がコンビを組み、漫画家として活躍していく様子が描かれています。

2015年10月3日に『バクマン。』の実写映画が佐藤健と神木隆之介のW主演で公開されています。監督は大根仁。実写映画が公開されてから9日間で50万人を動員し、さらに第39回日本アカデミー賞話題賞と最優秀音楽賞を受賞するなど人気を博していました。どうやら、実写映画の企画自体は公開される5年前の2010年頃から進行しているようで、監督にオファーがされたのは映画『モテキ』の公開後だったようです。

実写映画『バクマン。』の主人公・真城最高役を演じたキャスト・佐藤健は映画『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生！』で映画デビューを果たした俳優です。

2012年に公開された映画『るろうに剣心』シリーズでは主演を務めていました。出演映画のシリーズ累計興行収入は120億円を突破し、2014年の日本映画のNo.1ヒット作になるなど高い人気を誇ります。その後、映画『何者』や『世界から猫が消えたなら』などにも出演しており、若者から実写化キャラクターまで幅広い役柄を演じることができる役者として大人気です。

実写映画『バクマン。』の文才と豊富なアイディアを持った、高木秋人役を演じたキャスト・神木隆之介は子役時代に大ブレイクした俳優です。神木隆之介が演じた高木は人間観察に長けており、一本気な性格の最高を支える行動力のあるキャラクターでした。

俳優デビューを果たしてからの神木隆之介は、2020年現在に至るまで人気の変動が無い俳優で、実力派俳優として主演にとらわれることなく、さまざまなテレビや映画作品に出演しています。二次元を実写化させると神木に勝る俳優はいないと言われることもあるなど高く評価されているようです。

『バクマン。』の主人公キャラである真城最高(サイコー)と高木秋人(シュージン)は、原作ファンの間で「実写映画だったら最高が佐神木隆之介！」と予想されていたのですが、実際に実写映画化された時に最高を演じたのは佐藤健でした。そこで「主役の配役が逆」だと話題になったようです。

また、神木隆之介も秋人役を伝えられた際は監督に「逆じゃないんですか」と聞いたとのことでした。監督はキャスティング理由について「ペンを剣に見立てて暴れまくるのが佐藤健」と見立て、その相手として神木隆之介を思いついたと述べています。どうやら、監督は佐藤健と神木隆之介が演じてきた役のイメージよりも、精神的な面やアクションでよりどちらが役に近い演技ができるのかを重視しているようです。

実写映画『バクマン。』の登場人物・新妻エイジ役を演じたキャストは染谷将太です。新妻エイジは最高と明人と同じく天才と称される高校生漫画家でした。黒のスウェット姿と猫背、羽箒を背中に差しているのが特徴的です。

そんな新妻エイジを演じた染谷将太は、7歳の頃に子役で俳優デビューを果たし、その後コンスタントに映画・ドラマに出演している俳優です。2011年に公開された映画『ヒミズ』では第68回ヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞し、2013年に第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど日本映画界を担う若手実力俳優の1人となっています。

実写映画『バクマン。』の登場人物・亜豆美保役を演じたキャストは小松菜奈です。亜豆は最高と秋人のクラスメイトで本作のヒロインでした。最高の想い人であり、声優になる夢が叶ったら最高と結婚する約束をしているキャラクターでもあります。現在は高校を中退して声優の夢に向かって邁進中。

そんな美保役を演じた小松菜奈は女優・モデルとして活躍しており、映画『渇き。』で映画デビューを飾っています。その後、モデルと並行しながら映画に出演し、実写映画を完璧に再現していることから「二次元ヒロイン」と呼ばれることもあるようです。

実写映画『バクマン。』の登場人物・福田真太役を演じたキャストは桐谷健太です。福田真太は銀髪の髪にニット帽を被った青年でした。サイコーとは元アシスタント仲間で、後に連載を獲得するために切磋琢磨する関係となります。そんな福田真太を演じた福田真太は、テレビドラマ『九龍で会いましょう』の山崎ケン役でデビューを果たした俳優です。さらに2003年に公開された映画『ゲロッパ!』の晴彦役で映画デビューも果たしています。

実写映画『バクマン。』の登場人物・平丸一也役を演じたキャストは新井浩文です。平丸一也は元会社員で全く漫画を知らなかったにも関わらず、脱サラして漫画家となった異色の経歴を持つキャラクターでした。ジャンプを見た一か月後には、『ラッコ11号』で月例賞佳作を受賞しています。

そんな平丸一也を演じた新井浩文は、2001年に公開された映画『GO』でデビューを果たした俳優です。さらに、翌年の2002年には映画『青い春』で初主演を果たしています。同作の演技で高崎映画祭最優秀新人男優賞を受賞するなど実力派俳優として知られていました。

実写映画『バクマン。』の登場人物・中井巧朗役を演じたキャストは皆川猿時です。中井はアシスタントをしながらジャンプへの連載を目指していた遅咲の漫画家でした。12年にも渡って漫画家のアシスタントを続けていた漫画家で、蒼樹と組んだことにより初めて連載漫画を持つことになっています。

そんな中井巧朗を演じた皆川猿時は、1999年に放送されたテレビドラマ『コワイ童話』でデビューを果たした俳優です。大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』では、日本代表水泳監督役を務めていますが、その監督・松沢一鶴を演じるために20㎏の減量をおこなうなど、俳優業に対する情熱を感じさせます。

実写映画『バクマン。』の登場人物・川口たろう役を演じたキャストは宮藤官九郎です。川口 たろうは物語開始の約十年前に一発当てた漫画家であり、サイコーの叔父でもありました。サイコーのことを「タカ」と呼んで、彼の成長を温かく見守っていた様子が描かれています。

そんな川口たろうを演じた宮藤官九郎は、脚本家、俳優、作詞家、作曲家、放送作家、映画監督などマルチに活動している人物です。第41回ゴールデン・アロー賞特別賞の受賞歴や、『君にジュースを買ってあげる♥』で第56回NHK紅白歌合戦の出場経験があるなど大活躍しています。

実写映画『バクマン。』の登場人物・服部哲役を演じたキャストは山田孝之です。服部哲は最高と秋人の連載を担当している「週刊少年ジャンプ」の編集者でした。的確なアドバイスができる有能な編集者で、作家と二人三脚でヒットを掴んでいくスタイルを貫くため、最高達から信頼されています。

そんな服部哲を演じた山田孝之は、2003年から放送されたテレビドラマ『WATER BOYS』で主演を務めて大ブレイクした俳優です。2005年に主演を務めた映画『電車男』は社会現象を巻き起こすほどの大ヒット作品となっています。

実写映画『バクマン。』の登場人物・佐々木役を演じたキャストはリリー・フランキーです。佐々木は編集長を務め、サイコーとシュージンの漫画作品の掲載を決定していたキャラクターでした。どうやら、佐々木編集長のモデルとなったのが漫画雑誌編集者「佐々木 尚」のようで、「週刊少年ジャンプ」の編集部第9代編集長を務めています。

そんな佐々木を演じたリリー・フランキーは、2001年の『盲獣vs一寸法師』でデビューを果たした俳優です。また、小説家としても活動しており、長編小説『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』を手掛けたことで知られています。200万部を突破する大ベストセラーとなりました。

実写映画『バクマン。』の登場人物・瓶子役を演じたキャストは矢柴俊博です。瓶子は佐々木編集長をサポートする副編集長でした。瓶子も佐々木編集長と同じく漫画雑誌編集者「瓶子 吉久」のモデルがあり、瓶子 吉久は「週刊少年ジャンプ」の10代目編集長を務めているようです。

そんな瓶子を演じた矢柴俊博は、2002年から放送されたテレビドラマ『初体験』でデビューを果たした俳優です。これまでに実写映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』や映画『青木ヶ原』などに出演しています。

実写映画『バクマン。』の登場人物・中野役を演じたキャストは岩瀬亮です。中野は亜城木夢叶の3番目の連載作品『PCP -完全犯罪党-』で中学生編の編集を担当するキャラクターでした。そんな中野を演じた岩瀬亮は、声優事務所「エフ・エム・ジー」に所属する俳優です。主な出演作には『ひと夏のファンタジア』や『ディストラクション・ベイビーズ』などがあります。

実写映画『バクマン。』の登場人物・門司役を演じたキャストは本多力です。門司は第92話から第176話で編集者を務めるキャラクターでした。そんな門司を演じた本多力は、2005年に公開された映画『サマータイムマシン・ブルース』の田村明役でデビューを果たした俳優です。俳優としては主に、舞台、映画、テレビドラマを中心に活動中。俳優以外にも声優やラジオパーソナリティとしても活動しています。

実写映画『バクマン。』の登場人物・細野役を演じたキャストは岡部たかしです。岡部たかしは芸能事務所「クリオネ」に所属する俳優です。数多くのプロデュース公演に出演しており、近年は映画やドラマ作品への出演も増えています。

ここからは『バクマン。』の実写映画のあらすじをネタバレしていきます。あらすじの主人公は真城最高(通称サイコー)です。どこにでもいる普通の男子高校生でしたが、そんな彼には漫画家の叔父・川口たろうがいました。サイコーは叔父の影響で漫画家になる夢を持っていたのですが、叔父が漫画を描き続けている内に過労で亡くなったためその夢を諦めます。

ある日、サイコーはクラスメイト・亜豆美保の姿を描いていました。それを高木秋人(通称シュージン)に見られてしまったことで、サイコーは画力を絶賛され一緒に漫画家になろうと誘われます。最初はそれを断っていたサイコーでした。

その時に、声優を目指す亜豆が夢を叶えた暁にはサイコー達が連載する漫画の声優を務めたいと言い、さらに両想いであることも発覚します。そこで2人は夢が叶ったら結婚しようと誓いました。俄然やる気が出てきたサイコーは、シュージンの勧誘を受け、一緒に漫画家になる夢を歩むことになります。

待ちに待ったシュージンの初めての漫画は、近未来を舞台にした物語となりました。早速、夏休みを活用して漫画を仕上げ、ジャンプ編集部に持ち込みます。サイコーとシュージンを出迎えてくれたのは服部哲。服部は渡された作品が初めての漫画と知ると、携帯番号を記載した名刺を渡し漫画を書き直してくるように言います。2人はその時の対応から自分達の作品に見込みがあるのだと分かり、大喜びで修正し始めました。

それから約束の日となる二週間後まで原稿の修正を繰り返します。そして遂に約束の日、2人は再び服部の元を訪れました。そこで服部から手塚賞に出してみないかと提案されます。しかし、手直ししなければ賞は獲れないと言われ、さらに編集長からはジャンプに載せれるレベルではないと言われてしまいました。しかしそれが2人をやる気にさせます。そして2人が以前よりも力を尽くしたことで、作品は見事入賞を果たしました。

入賞を果たしたサイコーとシュージンは編集長と話しをしていました。そこで2人は編集長から作品が王道ではあるものの、ジャンプの良いところ取りでしかないと言われ連載の却下を言い渡されてしまいます。それを聞いたシュージンは、王道のエイジに対抗して自分達は身近なネタや学園ものを描いていこうと考えました。

2人の作品は連載会議で合格したため、編集部でもエイジと対決するように煽ることになりました。その対決内容というのが、アンケートで先に1位を獲った方が勝利というものでした。その結果、3位から10位に落ち込み、最後には2位にまで上がります。

しかし、ここまで必死に漫画家として駆け上がってきたサイコーが途中で倒れてしまいました。緊急入院の処置を受けるほどの状態で、その知らせを受けた編集長はサイコー達の連載を長期間休載することに決めます。

サイコーは原稿を完成させるために病院を抜け出して仕事場に戻っていました。そこで、平丸や中井、福田はサイコーとシュージンの漫画が完成するまでサポートすることになります。そこに現れたのが宿敵新妻エイジでした。エイジは原稿に手直しを加えようとするのですが、サイコーはこの漫画をうまく描ける人間はいないと啖呵を切りそれを断りました。

その後ジャンプで待ってると言って立ち去っていくエイジ。仲間と共に協力した漫画は遂に完成しました。それから無事、編集長の手に渡り掲載されます。そして遂に2人の作品が見事アンケートで1位を獲得しました。しかし、この1位をピークに順位はどんどん下がっていき、最後には打ち切りになってしまいます。

ただ、高校生の間にジャンプに漫画を掲載させたという達成感は強く、次の作品へ気持ちが向かいます。こうして就職、大学進学もせずに卒業を迎えたサイコーとシュージンの2人は、漫画家としての人生を歩んでいくことになりました。

実写映画『バクマン。』の主題歌は「新宝島」です。ロックバンド・サカナクションによる主題歌となっており、バンドのフロントマン山口一郎が作詞・作曲を手掛けています。『バクマン。』の監督が本作の企画が立ち上がった時に、以前からフェスを観てサカナクションに注目していたため、主題歌を依頼することになったようです。

実写映画『バクマン。』の主題歌「新宝島」は、サカナクションの復帰第一作目です。メンバーの草刈が出産したという理由でバンド活動を休止していた頃に主題歌の依頼が来たため、復帰第一作目として主題歌『新宝島』を2015年9月30日にリリースしています。主題歌「新宝島」は前作「さよならはエモーション/蓮の花」から約1年ぶりのシングル・リリースとなりました。

実写映画『バクマン。』が高い評価を受ける理由の1つが「アクションバトルシーン」です。本作は漫画家を夢見る登場人物の様子を描いているため、「漫画を描く」という地味な作業をおこなう可能性が出てきます。

しかし、実写映画ではそれを平坦に見せないためにある工夫が施されており、作画シーンではまさかのアクションバトルが展開されています。CGを駆使してペンを剣代わりにして戦ったり、エイジが空を飛んだりするなどこれまでに誰も観たことのないアクションシーンに仕上がっていました。

実写映画『バクマン。』が高い評価を受ける理由の1つが「リアル志向」です。実写映画の特徴は、人々の希望となる作品を載せるジャンプだからこそ描かれるリアルさ。編集部員としてサイコーとシュージンを支える服部哲、編集長として長年の経験を活かして部員達の作品を評価する佐々木、サイコーが漫画家になるきっかけとなった叔父・川口たろうなど現実にあるような様子が演出されていました。

実写映画『バクマン。』が高い評価を受ける理由の1つが「皆で支え合う姿」です。漫画家同士の関係はそれぞれがライバル姿勢を貫くのが基本のようです。しかし、サイコーとシュージンに漫画家としての危機が訪れるのですが、その危機を知ったライバルたちの様子が一変し、漫画家としての知識や経験を分かち合ったり、男らしさを見せてくれたりとサイコーとシュージンを支えてくれます。

実写映画『バクマン。』が高い評価を受ける理由の1つが「エンドロール」です。『バクマン。』の主題歌「新宝島」は本作の世界観にとても似合った主題歌となっています。さらに、エンドロールでは数多くのコミックが映し出されていました。エンドロールを観れば読んだことのある漫画があるはずです。喜びを感じつつ楽しむことができるかもしれません。

こちらは実写映画『バクマン。』のキャストに関する評価です。「キャスト逆でしょ」と言われているのですが、これはおそらく佐藤健と神木隆之介の2人のことを言っているのでしょう。最終的に「あれで良かった」と言われているため、配役が成功したということが分かります。

こちらは映画『バクマン。』の実写化とキャストに関する評価です。実写化された時は成功に対する疑問があったようです、そのイメージを豪華キャストが覆したことが分かります。やはり、キャストが高く評価されているのでしょう。

こちらは映画『バクマン。』が実写化されたことにに関する評価です。「バクマンはいいんじゃないですかね」と言われていることから、その他の実写映画の評価が低いのが分かります。あらすじが実写化に向いているということなのでしょうか？

実写映画『バクマン。』 のキャスト・登場人物を一覧で紹介してきましたがいかがでしたか？その他にも、あらすじや主題歌も紹介していますが、多く野豪華俳優が起用されているだけあってあらすじの構成もかなり魅力的で、作品が高く評価されているのもうなずけます。

当記事ではあらすじだけでなく、面白い魅力やサカナクションの復帰第一作目となった主題歌『新宝島』も紹介していますので、ぜひあらすじを参考にしつつ魅力や主題歌にも目を向けてみてください。