【Netflix映画】オクジャのネタバレあらすじとキャストを紹介！結末と感想は？

Netflixで配信されている「オクジャ」は、韓国とアメリカが共同で制作したアドベンチャー映画です。2017年に公開され、監督は「グエムル-漢江の怪物-」「母なる証明」などの監督作品で知られるポン・ジュノが務めました。本作は、第17回ディレクターズ・カット・アワード今年の監督賞、第27回国際環境メディア協会作品賞、ソウル芸術大学今年の作家賞などを受賞しています。

「オクジャ」の監督は、脚本家としても活躍するポン・ジュノです。1969年9月14日に韓国慶尚北道大邱市で生まれます。2000年に公開された「ほえる犬は噛まない」は、初の長編映画監督を務めます。2003年に公開されたサスペンス映画「殺人の追憶」は、大鐘賞にて監督賞と作品賞を獲得しています。2019年に公開された映画「パラサイト 半地下の家族」は、あらゆるセレモニーで高い評価を受け、数多の賞を受賞しています。

2007年、大企業ミランド社最高経営責任者のルーシーは、就任式でチリで発見された新種の豚・スーパーピッグについて話します。スーパーピッグは、餌や排泄物が少ない上、食用としても美味しいという家畜産業にとってメリットだらけの性質を兼ね備えていました。ミランド社はこのスーパーピッグをアリゾナの牧場に連れていき、社員の科学者に育てさせ26匹の繁殖に成功します。

26匹はミランド社の支社がある国にそれぞれ送られ、地元の農家に育てられました。そして10年後、もっとも大きく美しいスーパーピッグを決めるコンペを開催するといいます。審査は動物学者で獣医でもあるジョニー・ウィルコックス博士が決め、優勝者はニューヨークに招待されることとなります。

韓国の山奥で少女・ミジャは、祖父とオクジャと名付けたスーパーピッグと共に仲良く暮らしていました。ルーシーの演説から10年が経過し、コンペの審査員を任されていたジョニー博士がやってきます。ジョニー博士はオクジャの美しさに一目で心を奪われ、すぐにコンペの優勝を告げます。オクジャの撮影が行われている相田、ミジャと祖父はミジャの両親の墓参りにいきました。

ミジャは、祖父からオクジャはミランド社から買い取ったと聞かされていましたが、それは嘘だったと知ります。家に戻ると、ジョニー博士もオクジャもいなくなっていました。夜、ミジャは祖父が止めるのを振り切り、ソウルにあるミランド社へ向かいます。ミランド社に務める伯父のムンドを出すよう求めるも、受付はまともに応じてくれませんでした。ミジャは会社の窓ガラスを割って中に侵入し、オクジャを探します。

オクジャはトラックの荷台に乗せられ、空港へ連れていかれました。トラックを追いかけたミジャは、荷台に飛び乗ります。オクジャを乗せるミランド社のトラックの横に、目出し帽を被った集団が乗る怪しいトラックが併走してきます。怪しいトラックは、車を止めるよう要求してきました。車を止めるのを無視した結果、怪しいトラックはトンネルに差し掛かったところでミランド社のトラックに体当たりしてきます。

集団はミランド社のトラックに乗り込み、オクジャをさらおうとします。外に連れ出された際、オクジャはミジャの存在に気がつき、彼女を背中に乗せて逃走しました。ミランド社のトラックの助手席に乗っていたムンドは、運転手の男性にオクジャを追いかけるよう命令しますが、もう辞めるから関係ないとして拒否します。オクジャとミジャは、地下のショッピングモールへと逃げ込みました。

ショッピングモールが大混乱に陥る中、オクジャは転んで動けなくなってしまいます。そこへ、先ほどミランド社のトラックを襲った怪しげな集団が駆けつけました。集団は、動物解放戦線（通称ALF）という動物愛護を目的とした組織でした。ALFは、オクジャとミジャをトラックでショッピングモールから連れ出してあげます。一息ついたALFは、目出し帽をとってミジャに自己紹介をしました。

ALFのリーダーのジェイは、食用となる動物や動物園から動物たちを助けていると活動内容を話しました。活動は40年前から行っており、動物も人間も傷つけないという信条を守ってきたといいます。ジェイによると、オクジャたちスーパーピッグは、ニュージャージー州にある地下研究室で遺伝子操作によって人工的に作られた生物だといいます。

遺伝子組み換えの動物は危険であるため、ミランド社はチリで発見された新種の生物と嘘を世間に公表していたのでした。ALFは、ミランド社によって危険な遺伝子組み換えの動物食品が流通するのを防ぎたいといいます。そのためには、証拠として研究所内の動物虐待映像が必要でした。ALFの計画は、オクジャに隠しカメラを仕込んで研究所内の映像を入手する計画をミジャに話します。

動物も人間も傷つけないというALFの信条を大切にしているジェイは、ミジャに協力を求めます。そして、計画に反対なら無理強いしないといいます。英語と韓国語がわかるALFのメンバーのケイは、ジェイとミジャの通訳をしていました。ミジャはオクジャを連れ帰ることを望みましたが、ケイは計画に賛同してくれたと嘘の通訳をしました。ALFは計画実行に向けてミジャとオクジャを残し、トラックを乗り捨てて逃走しました。

ALFがオクジャをミランド社から救い出そうとした一連の事件は、大ニュースとなり世間を騒がせました。オクジャの大切な家族であるミジャを乱暴に扱う映像もとられ、ミランド社のイメージは最悪なものとなります。CEOのルーシーは、ミジャもオクジャと共にニューヨークへ招待し、一緒にステージへ上げてイメージ回復を図ることにしました。ニューヨークに行く飛行機の中でミジャは、簡単な英会話を勉強しました。

一方、ALFはオクジャが乗せられた車を尾行し研究所に到着します。研究所につくなりオクジャは、アルフォンソという雄のスーパーピッグと強制的に交尾させられました。予想はしていたとはいえ、あまりにもひどい行いに、ALFは言葉をなくし映像を切ります。そこでケイは、ミジャが計画に同意しなかったことを打ち明けます。ALFの信条を重じていたジェイはひどく怒り、ケイをALFから追放しました。

ジョニー博士は、オクジャから試食用の肉を専用の機械で取り除き、味見係に渡しました。スーパーピッグコンテスト当日、ミランド社はミジャに衣装を渡し、着替えるよう命令しました。部屋には、変装してミジャを待っていたジェイがいました。ジェイは同意もなしに計画を遂行したことを謝罪し、オクジャを救い出す計画を教えます。救出時は、決して後ろのスクリーンは見ないよう指示します。

一通り計画を伝えたジェイは、窓の外へ姿を消しました。会場には、ALFのメンバーらが計画実行のため観客やスタッフに扮して潜んでいました。スーパーピッグコンテストのステージに、CEOのルーシーとミジャ、オクジャが上がります。オクジャは研究所で受けた極度のストレスから興奮状態にあり、ミジャのことも認識できていませんでした。ALFは、後ろのスクリーンに研究所内で行われた動物虐待映像を流します。

ミジャから耳元で何か囁かれたオクジャは、冷静さを取り戻しました。会場はミランド社への激しいブーイングが起こり、ALFは混乱に乗じてオクジャを救出しようとしました。しかし、武装集団のブラック・チョークが到着し、次々とALFを捕まえていきます。そこへ、追放されたケイがトラックに乗ってミジャとジェイを助け出します。2人は、ケイの知り合いの医者から怪我の手当てを受けました。

Netflixで配信されている「オクジャ」でミジャ役を演じたキャストは、アン・ソヒョンでした。2100人以上も参加したオーディションで主演に選出されます。韓国京畿道水原市出身、2004年1月12日生まれ、2008年から韓国の人気ドラマ「恋愛結婚」で子役として活動しています。2010年5月に韓国で公開され2011年8月に日本でも公開されたイム・サンス監督の映画「ハウスメイド」ナミ役で一躍注目を集めます。

代表的な出演作にミステリードラマ「アチアラの秘密」ソ・ユナ役、2014年8月から2015年2月に放送されたシン・チャンソク監督のドラマ「一途なタンポポちゃん」ドゥルレの少女時代役、 2013年5月から7月に放送されたパク・チャンホン監督のドラマ「サメ～愛の黙示録～」イヒョンの少女時代役、イ・ドンフン監督のドラマ「愛の贈りもの」パク・タッビョル役などがあります。

「オクジャ」でルーシー・ミランド役とナンシー・ミランド役を演じたキャストは、ティルダ・スウィントンでした。1960年11月5日生まれ、イギリスの女優です。1986年8月に公開されたデレク・ジャーマン監督の映画「カラヴァッジオ」レナ役で映画女優としてデビューを果たします。高い演技力が評価され、映画「エドワード II」イザベラ・オブ・フランス役でヴェネツィア国際映画祭女優賞を獲得しています。

スコット・マクギーが監督と脚本を手がけた2001年8月公開の映画「ディープ・エンド」マーガレット・ホール役ゴールデングローブ賞ドラマ部門の主演女優賞にノミネートされています。トニー・ギルロイが監督と脚本を担当した2007年10月公開の映画「フィクサー」カレン・クラウダー役では英国アカデミー賞助演女優賞、アカデミー助演女優賞を獲得しました。

「オクジャ」でジェイ役を演じたキャストは、ポール・ダノでした。1984年6月19日生まれ、アメリカ合衆国コネチカット州出身です。2001年のアメリカ映画「L.I.E.」で初めて映画に出演します。2006年5月にアメリカで公開され11月には日本でも公開された映画「キング罪の王」ポール・サンダウ役、2006年に公開された映画「リトル・ミス・サンシャイン」ドウェーン・フーヴァー役などで知名度をあげていきます。

2007年12月にアメリカで公開され翌年日本でも公開されたポール・トーマス・アンダーソン監督の映画「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」ポール・サンデー/イーライ・サンデー役で英国アカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。代表的な出演作に、2010年公開のアクション映画「ナイト&デイ」サイモン・フェック役、2012年公開のSF映画「LOOPER/ルーパー」セス役などがあります。

「オクジャ」でジョニー・ウィルコックス博士役を演じたキャストは、ジェイク・ジレンホールでした。1980年12月19日生まれ、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身です。姉は「セクレタリー」「ダークナイト」などの出演作がある女優のマギー・ジレンホール、母は脚本家として活躍するナオミ・フォナー、父は「ワイルド・スモーカーズ」「ツイン・ピークス」などの監督作品で知られる映画監督のスティーヴン・ジレンホールです。

ロン・アンダーウッド監督のコメディ映画「シティ・スリッカーズ」で俳優デビューします。1999年2月にアメリカで公開され翌年日本でも公開されたジョー・ジョンストン監督の映画「遠い空の向こうに」で主役のホーマー・ヒッカム役を演じ、一躍注目を集めます。2005年に公開されたアン・リー監督の映画「ブロークバック・マウンテン」ジャック・ツイスト役では英国アカデミー賞助演男優賞を獲得しています。

「オクジャ」でケイ役を演じたキャストは、スティーヴン・ユァンでした。スティーヴン・ユァンは、1983年12月21日にソウル特別市で生まれ、ミシガン州トロイで育ちました。妻は写真家のジョアナ・パクです。2018年に公開された村上春樹の小説「納屋を焼く」を原作とした映画「バーニング 劇場版」ベン役で第44回ロサンゼルス映画批評家協会賞助演男優賞を獲得しています。

スティーヴン・ユァンの代表的な出演作に、「アイ・オリジンズ」ケニー役、「Z Inc. ゼット・インク」デレク・チョー役、「ホワイト・ボイス」スクイーズ役、「ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則」セバスチャン役、「LAW & ORDER:LA」ケン・ハスイ役などがあります。

結末までのネタバレあらすじを紹介していきます。スーパーピッグコンテストでALFは、ミランド社が研究所で行っていた動物虐待の映像をスクリーンに写しました。会場はミランド社へのブーイングが巻き起こります。その隙にALFは、オクジャを救出することにしますが、武装集団のブラック・チョークに次々と捕らえられていき救出計画は失敗しました。ジェイとミジャは、ケイに助けられトラックの中で怪我の手当てを受けます。

ミジャ、ケイ、ジェイの3人は、ニュージャージーの研究所に連れていかれたオクジャを助けに向かいます。ネタバレになりますが、そこには大量のスーパーピッグがいました。スーパーピッグは、次々と精肉加工されていきます。オクジャも他のスーパーピッグと同様頭に銃を撃ち込まれ殺されそうになりますが、既のところでミジャが止めに入ります。ミジャは、職員にオクジャと自分が写った写真を見せます。

ミジャにとってオクジャがどれだけ大切な存在か知った職員は、引き金を引くのを止めます。そこへ、ルーシーの姉・ナンシーが部下を引き連れてやってきました。ケイとジェイは、駆けつけたブラック・チョークに拘束されます。ミジャは、ナンシーにオクジャを連れて帰りたいと申し出ますが、断られます。そこで、祖父からもらった純金の豚を渡し、オクジャを買い取りたいと取引を持ちかけました。

結末（ラスト）までのネタバレになりますが、ナンシーは取引の応じ、ミジャとオクジャを故郷まで送り届けるよう部下に命じました。帰り際にミジャは、食肉として殺されていくスーパーピッグたちを悲しげな表情で見ます。そんな中、近くにいたスーパーピッグが赤ん坊のスーパーピッグを柵の外へ出しました。ミジャは、赤ん坊のスーパーピッグをオクジャの体内に隠します。

韓国の祖父の元に帰ったミジャは、オクジャと赤ん坊のスーパーピッグと共にまたのどかで平和な生活を送るのでした。一方、ジェイたちALFは新たなメンバーを迎え入れ、活動を再開していました。結末（ラスト）までのネタバレあらすじは、ここまでになります。

結末までのあらすじネタバレで紹介した通り、Netflixで配信されている映画「オクジャ」は家族同然に育ってきたミジャとオクジャがのんびり過ごすシーンがあります。このシーンが自然でよかったといった感想も多くあります。その他にも、アメリカでは見向きもされなくなった落ちぶれたジョニー博士の心情と動きなど、ラストシーンまで自然で違和感がない役者の自然な演技を高く評価する感想も多くあります。

結末までのあらすじネタバレで紹介した通り、ミジャの叔父のムンドは、ミランド社に務める社員です。オクジャをニューヨークへ連れていく際は、トラックの助手席に同情していました。ネタバレになりますが、ルーズなドライバーに対して喜怒哀楽な表情を見せます。ムンドのコミカルな役所を評価する感想も多くあります。

結末までのあらすじネタバレで紹介した通り、ルーシーはミランド社の現CEOで、ナンシーはミランド社の前CEOです。ルーシーは双子の妹、ナンシーは双子の姉であり、共にティルダ・スウィントンが演じています。

ルーシーは父親や姉に負けないため、どうしても事業を成功させようとしていましたが失敗し、ナンシーがその尻拭いをしています。ネタバレになりますが、ナンシーはルーシーを小馬鹿にしている様子があり、詳細な説明がなくとも所々から2人の関係性も見えてきます。

結末（ラスト）までのあらすじネタバレで取り上げた通り、Netflixで配信されている「オクジャ」はラストまで食用となっている動物たちの残酷な運命が鮮明に描かれています。家畜や食糧難の時代の問題について考えさせられたといった感想も多くありました。

Netflixで配信されている映画「オクジャ」の主役のミジャ役のキャストは、「一途なタンポポちゃん」ドゥルレの少女時代役などで知られるアン・ソヒョンです。アン・ソヒョンの演技を称賛する感想も多くありました。

Netflixで配信されている「オクジャ」結末（ラスト）ネタバレで紹介した通り、ラストでミジャは親友のオクジャを助けられたは良いものの、他の食用にされるスーパーピッグを助けられないことに心を痛めながら帰っていきます。ラストの展開も仕方ないけれど残酷だったといった感想、結末（ラスト）がよかったといった感想も多くありました。

Netflixで配信されている映画「オクジャ」の結末（ラスト）までのネタバレあらすじ、結末（ラスト）の展開、出演キャスト、視聴者の感想などを紹介してきました。キャストの演技を評価する感想、ラストまで夢中になれたといった感想や、食糧問題について考えさせられたといった感想、結末（ラスト）の展開がよかったといった感想、結末（ラスト）の展開が残酷で考えさせられたといった感想が多く見られました。