【Netflix映画】密かな企みのネタバレあらすじとキャスト！犯人の正体は？

映画『密かな企み』は映画監督のピーター・サリヴァンによって作製されたスリラー映画。制作国はアメリカ合衆国で、動画配信サイトNetflix内にて公開されています。2019年のNetflix人気動画ランキングでは映画部門の10位を獲得しました。

物語は事故によって家族との記憶を失った主人公が、夫と名乗る男に連れられ山奥の自宅に案内されます。しかし様子のおかしい夫を不審に思った主人公が、夫のパソコンを覗いてしまい衝撃の事実を知ることになるというサスペンス・スリラー映画。主人公のジェニファーはブレンダ・ソングが、夫を名乗る男・ラッセル役にはマイク・ヴォーゲルがキャストされています。

Netflix映画『密かな企み』の監督・脚本を担当するのは『ピーター・サリヴァン』。イギリス出身の映画脚本家・監督です。『密かな企み』と同じくNetflixでのみ公開されている映画『誘惑は死の香り』やAmazon Prime Videoで配信されている『ククイ 伝説のブギーマン』など多数の作品を監督として作製しています。また脚本家活動もしており、多数の映画監督に自分で執筆した脚本を提供しています。

こちらではNetflix映画『密かな企み』の"起承転結"の"起"のあらすじをネタバレ紹介していきます。主人公は記憶喪失の女性ジェニファー。ジェニファーはある雨の夜、何者かに追いかけられます。その時、運悪くもトラックと衝突し記憶を失ってしまうのでした。そして病院で目が覚めたジェニファーは側にいた男に気がつきます。男は自分のことを『ラッセル』と名乗り、記憶喪失のジェニファーに夫だと伝えます。

そして記憶を取り戻してもらおうと家族写真を見せますが、一向に記憶が戻る気配がないジェニファ–。しかし、ラッセルはそんな彼女を励まし続け、体調が回復したジェニファーは無事退院できることになるのでした。一方その頃、ジェニファーの事故を担当することになったペイジ刑事は、これは事故ではなく事件なのではないかと捜査を始めます。

こちらではNetflix映画『密かな企み』の"起承転結"の"承"のあらすじをネタバレ紹介していきます。病院から無事退院できたジェニファーは夫であるラッセルと山奥にある自宅へと戻り生活していました。ジェニファーは初めこそラッセルが夫だという事を半信半疑に思っていましたが、両親が火事で亡くなったことや子作りのために仕事を辞めた事などを語ってくれるラッセルの事を信じ始めます。

しかしそんなジェニファーの気持ちとは裏腹に、ラッセルはジェニファーの事故を目撃していた人物を殺害するのでした。また事故を捜査しているペイジ刑事がジェニファーとラッセルに事情聴取をお願いするも、ラッセルはそれに答えません。そのことをきっかけにペイジ刑事はラッセルに疑惑の目を向けます。

こちらではNetflix映画『密かな企み』の"起承転結"の"転"のあらすじをネタバレ紹介していきます。ラッセルの動向を不審に思ったペイジ刑事はラッセルの身元について調査を始めます。その勘は当たり、ラッセルが病院に届け出ていた住所が偽物ということが判明します。さらに調査を進めていくペイジ刑事。ペイジ刑事がジェニファーの実家を訪ねてみると、そこには見るも無惨な姿になった遺体が放置されていました。

その頃ジェニファーは少しずつ記憶が戻り、ラッセルの事を不審に思い彼の目を盗んでパソコンを覗きます。そこにはラッセルと撮ったとされていた写真を発見。しかし映しだされた写真に写っていたのはラッセルとは別の男性。ジェニファーの本物の夫でした。

こちらではNetflix映画『密かな企み』の"起承転結"の"結"のあらすじ前編をネタバレ紹介。ジェニファーの夫に扮していたラッセルの正体はラストのあらすじで判明します。そのラッセルの正体とはジェニファーと同じ職場の同僚。"ラッセル"もといライアンはジェニファーに片思いをしていましたが、他の同僚と結婚していたことに恨みや憤りを感じていました。

そしてあの事故が起こった雨の日、ラッセルはジェニファーの本当の夫を殺害し、ジェニファーも亡き者にしようと企んでいました。しかし事故の後目を覚ましたジェニファーは記憶喪失になっていました。そのことを逆手にとり、ラッセルは今は亡き夫になりすまし、ジェニファーを手に入れようと企てたのです。

こちらではNetflix映画『密かな企み』の"起承転結"の"結"のあらすじ後編をネタバレ紹介していきます。本物の夫との写真を見つけたことによりラッセルが自分にとって危険な人物だと確信したジェニファー。外部に助けを呼ぼうとしますが、インターネットは繋がらない状態にされてしまいます。電波が届く場所を求め庭に出たジェニファーでしたが、そこで土に埋められている死体を見つけてしまいます。

そしてその場に現れたラッセルに殴られ気絶させられてしまうのでした。その後目が覚めたジェニファーはラッセルの魔の手から逃げようとしますが、事故の怪我により後れをとってしまいます。そんな中ジェニファーのことを気にかけてくれていたペイジ刑事が登場。

ペイジ刑事はラッセルと対峙する形となります。そうして2人が揉み合っているなか、ジェニファーは手にした拳銃をラッセルに向け、その引き金を引きました。そうしてラッセルが息絶え事件が解決した後、ジェニファーとペイジ刑事はまたそれぞれの生活へと戻っていくのでした。

Netflix映画『密かな企み』の主人公・ジェニファーを演じたキャストは女優のブレンダ・ソングさん。アメリカ合衆国カリフォルニア州出身で、母親がタイ人、父親は東南アジアの山岳地帯に住んでいる民族のミャオ族という、アジア系アメリカ人です。女優活動をするために6歳の頃にロサンゼルスへと渡りました。

幼い頃はバレエを習いたかったと語っていたブレンダ・ソングさんですが、習い事は兄弟で皆同じものではないとダメという親の意向により、2人の弟がやりたがっていたテコンドーにしたという優しい姉の一面を持っています。

幼い頃からCMやキッズファッションモデルとして活躍し、2000年代にはディズニーチャンネル・オリジナルムービーにも数多く出演しており、当時ディズニーチャンネルを見ていた視聴者の懐かしいという感想が多く見られます。生年月日は1988年3月27日生まれで身長154センチ。女優の他にモデルや声優の仕事もこなしています。

Netflix映画『密かな企み』の犯人・ラッセルを演じたキャストはマイク・ヴォーゲルさん。アメリカ合衆国ペンシルヴェニア州出身で2001年にアパレルメーカーLeVI´S（リーバイス）のモデルとして芸能活動を開始しました。

同年にＴＶシリーズ『Grounded for Life』のディーン役にもキャストされています。2005年には映画『旅するジーンズと16歳の夏』でブレイク・ライブリーが演じるブリジットの気になる相手役としてキャストされました。

マイク・ヴォーゲルさんは映画『X-MEN: ファイナル ディシジョン』のエンジェル役として推薦されていましたが、その時には映画『ポセイドン』のクリスチャン役としてもオファーを受けており、その結果ポセイドンのクリスチャンの方を選びました。そんなマイク・ヴォーゲルさんは1979年7月17日生まれ。俳優業の他にモデルとしても活躍しています。

Netflix映画『密かな企み』のペイジ刑事を演じたキャストはデニス・ヘイスバートさん。アメリカ合衆国カリフォルニア州出身のアフリカ系アメリカ人です。兄弟は9人と大家族で、父は保安官を務めています。映画『メジャーリーグ』シリーズでは日本のコメディアンの石橋貴明（とんねるず）と共演。ＴＶドラマ『24 -TWENTY FOUR-』では大統領のデイビット・パーマー役としてキャストされました。

その堂々たる演技は実際の民主党・共和党から高い評価・感想を持たれ、出馬要請を受けるほどの実力でした。デニス・ヘイスバートさんの生年月日は1954年6月2日、身長は194センチと大柄な体格の持ち主です。また吹き替え版のペイジ刑事の声を担当するのは福田信昭（ふくだのぶあき）さん。200作以上の洋画吹き替えの実績を持つベテラン声優です。

Netflix映画『密かな企み』の看護師長を演じたキャストはアシュレイ・スコットさん。1977年7月13日生まれのアメリカ合衆国出身の女優です。『密かな企み』以外にも『ジェリコ　～閉ざされた街～』のエミリー役や『ゴッサム・シティ・エンジェル』のヘレナ役、『イントゥ・ザ・ブルー』のアマンダ役などにキャストとして抜擢されています。

こちらではNetflix映画『密かな企み』の見所や、『密かな企み』についての海外の評価・感想をご紹介。物語中に登場したシーンから「犯人の正体や真実」「生ぬるい監禁」「記憶喪失」についての見所、また海外の映画レビューサイト「IMDb」「Rotten Tomatoes」の2サイトからの評価・感想を解説していきます。

Netflix映画『密かな企み』の冒頭で何者かに追いかけられている主人公のジェニファー。物語が進んで行くにつれて誰が犯人なのか推理するのが楽しみといった映画ファンも多いですが、この密かな企みにおいてはこのシーンの直後に登場し、ジェニファーの夫だと名乗る男・ラッセルがすでに怪しかったと鑑賞者の感想で話題になっています。

実際に物語の最初にジェニファーを追いかけていた犯人はラッセルなのですが、それはこの物語のジャンルがミステリーではなくサスペンス・スリラーのため、わざと鑑賞者に犯人を分かるように見せているのだろうという鑑賞者からの感想・考察が上がっています。

ミステリーは犯人が誰か分からない状態で推察していくといった進行方法なのに対し、サスペンスは犯人が分かっている状態でどう展開が進むかを楽しむジャンル。そのため、犯人がラッセルだと気がついたジェニファーが家から脱出するまでのストーリーを楽しみながら鑑賞すると、作品の楽しさをより感じられるようになっています。

ジェニファーを騙し自宅に監禁することが目的だったラッセル。しかしその監禁方法が生ぬるいと鑑賞者の感想として多く見られています。部屋につけている鍵が1つだけだったり、ジェニファーを縛る時も監禁を目的としているとは思えないゆるい縛り方、またその道のプロでもないはずのジェニファーがヘアピン1本でピッキングできてしまったり。

ラッセルがジェニファーのことが好きという弱みがあったり、事故が発生してから思いついた短絡的な犯行だと考えても、監禁物のストーリーとしては鑑賞者にスリルを味わわせる要素が若干欠けているという意見や感想が度々上がっています。しかし逆にハラハラするストーリーがあまり得意ではない人にとっては鑑賞しやすいサスペンス映画の1つともいえるでしょう。

物語冒頭の事故により家族の記憶を喪失してしまった主人公のジェニファー。近年数多く見られる記憶喪失ものの設定ですが、『密かな企み』の設定として扱われている記憶喪失のパターンは少し現実離れしている傾向が見られます。

実際に事故により記憶が失われた場合、記憶喪失になった時期近辺の記憶を思い出せなくなる「逆行性健忘症（ぎゃっこうせいけんぼうしょう）」や、自分の住所や名前すらも思い出せないという症状が現れることは稀にありますが、毎日顔を合わせている家族や夫のことのみを忘れるといった記憶障害は見られない傾向にあります。しかしそんなフィクション要素も併せ持っているB級感が逆に良いという感想・評価も持たれています。

海外の有名映画レビューサイト『IMDb』での『密かな企み』の評価は10点中4.3点となっています。多くの作品が6点台以上で評価されているなか、『密かな企み』の4.3点という数値は低い評価といって間違いないでしょう。

また『IMDb』と並び、海外映画レビューサイトで最も有名なサイトの1つとも言える『Rotten Tomatoes（ロッテン・トマト）』では100%中の29％とという酷評を受けています。Netflixでしか見られない映画という特別感のわりにB級映画感が拭いきれないことが相まって、このような評価となっているといえるでしょう。

登場時から既に怪しい雰囲気を纏っていた夫のラッセル。ストーリーが進むに連れて夫の不審な行動が徐々に目につく様子が描かれましたが、鑑賞者の間では「絶対ラッセルが犯人」と先を読める話だったとの感想が多く見うけられます。レビューサイトで酷評が多い『密かな企み』ですが、B級映画好きの間ではまた別の意味で話題となっています。

Netflix映画『密かな企み』で主人公にキャストされた女優のブレンダ・ソング。2000年代にはディズニーチャンネルのドラマに多数出演していました。『スイートライフ』を始め『探偵少女レクシー』『アイドル追っかけ大作戦!』など、ディズニーチャンネルを見ていた視聴者には懐かしいキャストだったという感想が上がっています。

映画に登場する刑事は有能な人物と無能な人物に別れる傾向がありますが、『密かな企み』に登場するペイジ刑事は前者。ジェニファーの事故に不審感を抱いたペイジ刑事は見事に真相を探っていきます。そして殺人・監禁犯であるラッセルにたどり着くのでした。ラストのジェニファーのピンチにも駆けつけ、事件を無事解決に導いたキーパーソンです。

以上、Netflix映画『密かな企み』のあらすじとキャスト、海外や鑑賞者の評価をネタバレを含めてご紹介してきました。その監禁の生ぬるさや犯人の正体に察しがついてしまうといった設定の甘さが目立ち、国内外で酷評を受けてしまっている映画『密かな企み』。

しかし逆にそのB級っぽいあらすじのストーリーが良いといった声やキャストの面々が懐かしいといった感想も上がっています。スリラー映画としても怖すぎない仕上がりになっているので、興味のある人は是非鑑賞してみてはいかがでしょうか？