スターウォーズのチューバッカが人気の理由は？演じている俳優や画像も紹介

スペースオペラ巨編・スターウォーズ。2017年にその「正史」としての最新作が公開され、2018年にはスピンオフ「ハン・ソロ」、さらに2019年には正史「エピソード9」の公開が予定されていると言われています。スターウォーズは常に評論家やファンの熱心な注目を集める作品であり、キャラクター一人一人について愛情溢れる応援や考察がされています。チューバッカは主要キャラクターの中でも独特な存在感を放っています！

スターウォーズのチューバッカはその独特の容姿、粗暴に見えて情に厚い性格、作中で見せるちょっと笑ってしまうような可愛らしさ…シリーズ屈指の魅力に溢れたキャラクターで、スターウォーズファンからの人気もとても高いです。この記事ではスターウォーズのチューバッカを画像も交えて徹底解剖！これまでの公開映画作品での活躍や、禁断の「中の人」の秘密まで…。とことんチューバッカを掘り下げて行きます！

スターウォーズのチューバッカは、世界的ヒットシリーズ・スターウォーズの中でも、重要なキャラクターの一人であり、ファンからの人気を集めるキャラでもあります。初登場は初めてスターウォーズシリーズとして公開された1977年の「エピソード4/新たなる希望」。密輸業者ハン・ソロの相棒です。キャッシーク星を故郷とするウーキー族で、毛むくじゃらな容姿は特徴的！画像からもキャラクターと俳優の存在感が伝わって来ます！

スターウォーズのチューバッカの身長は7.5フィート＝約230cmと非常に長身です。ウーキー族の特徴である強靭な肉体を持ち、「ボウキャスター」の扱いに長けています。見た目から下等な種族とされ、不当な扱いを受けたことも。元々森林に適応し、素朴な生活を好んだウーキー族でしたが、実際には優秀なメカニックエンジニアの才能も持っており、スターウォーズ作中でチューバッカは何度もその技術で仲間を助けています。

スターウォーズのチューバッカの体は着ぐるみになっており、「中の人」と呼ばれる俳優が演じています。長身の中の人俳優が入ることで、230cmという長身を実現しています。また画像からもわかる通り、スターウォーズのチューバッカの特徴は全身をくまなく覆う長い毛です。この毛はアンゴラとヤギの毛が混ぜて使われています。作中チューバッカを指して「毛むくじゃら」「毛玉」など様々に呼ばれることがあるのも面白い点です。

スターウォーズでチューバッカが共に密輸業をしていたのが、相棒のハン・ソロです。チューバッカは昔ハン・ソロに命を助けられたことに恩義を感じ、常に一緒に行動し彼を助けていました。裏稼業の世界に身を置くハン・ソロ。武器は画像にあるブラスターを愛用し、操縦の腕は超一流。しかし皮肉屋で実利主義者の一面もありましたが、スターウォーズシリーズの主人公の一人、ルークと出会うことで人生が一変します。

スターウォーズシリーズが展開して行く中で、ヒロイン・レイアと愛し合い、銀河有数の英雄へと成長して行くハン・ソロ。彼はスターウォーズの物語の核となるキャラクターの一人であり、その側にはいつもチューバッカの存在がありました。タフでアウトローなヒーロー、ハン・ソロはスターウォーズファンからも非常に高い人気を誇り、「正史」のスピンオフとして「ハン・ソロ/スターウォーズ・ストーリー」が製作されるほどです。

スターウォーズのチューバッカとは？と尋ねられれば、どんなファンでもまず「ハン・ソロの相棒」と答えるほど、二人の絆は強いものです。画像でも二人の俳優が並ぶシーンが本当によく見られます。チューバッカを愛称の「チューイ」でいつも呼んでいたハン・ソロ。2018年に公開されたスターウォーズ「正史」のスピンオフ「ハン・ソロ/スターウォーズ・ストーリー」では、改めてチューバッカとハン・ソロの出会いが描かれました。

惑星コレリアで犯罪組織の下働きとして、奴隷のような暮らしを送っていたハン・ソロ。彼が身を寄せた帝国軍で上官とトラブルになり、入れられた牢で同じく囚われの身のチューバッカと出会います。これがスターウォーズ史に残る二人の出会い！ハン・ソロがウーキー語が話せた為に意気投合し、彼のアイディアで協力して脱出に成功。以降チューバッカはハン・ソロに「命の借り」の恩義を感じ、常に行動を共にする相棒となります。

父親の影響かパイロットを夢見ていたハン・ソロ。チューバッカという相棒を得た彼は、犯罪組織で活動しながらついに宇宙最速と言われる「ミレニアム・ファルコン号」を操縦し、「ケッセルランを12パーセク」で飛ぶスターウォーズの伝説に残る記録を打ち立てます。その後カードゲームで勝利してミレニアム・ファルコン号を手に入れたハン・ソロ。その副操縦士席にはこの画像のように、いつもチューバッカの姿がありました。

「ハン・ソロ/スターウォーズ・ストーリー」の10年後が、スターウォーズ「エピソード4」と言われています。「エピソード4～6」の間、密輸業者チューバッカとハン・ソロは、主人公のジェダイの騎士、ルーク・スカイウォーカーと出会います。借金に苦しんでいた二人は当初は報酬の為、ルークやルークが助けたいレイア姫に協力します。しかし共に闘ううちに本物の友情が育まれ、ハン・ソロとレイアの間には愛が生まれます。

「エピソード5」ではハン・ソロがカーボナイト冷凍されてしまうという大ピンチに陥ります。ハン・ソロの危機に暴れようとするチューバッカ。それを宥め、相棒に姫を頼むと告げるハン・ソロ。直後冷凍されてしまった彼の姿に、チューバッカの悲鳴のような叫び声が響くシーンは彼の悲しみが痛いほど伝わります。また「エピソード6」で救い出されたハン・ソロと再会し抱擁するシーンも喜びが溢れ、二人の強い友情が感じられます。

30年後「エピソード7/フォースの覚醒」でチューバッカとハン・ソロは運命的にスターウォーズの新たな主人公・レイと出会います。この出会いがハン・ソロとレイアを再会させ、二人の実の息子ながらフォースの暗黒面へ堕ちたカイロ・レンと対面させます。ハン・ソロが説得するもカイロ・レンは父を手にかけてしまいます。衝動的にボウキャスターでカイロ・レンに傷を負わせたチューバッカの姿は怒りと悲しみに満ちていました…

スターウォーズのチューバッカはハン・ソロの無二の相棒なだけでなく、仲間の為に自分の役割を果たす思いやりを持ったキャラクターです。エピソード4で初登場した際、ならず者たちと仕事をして来たからか、周りを力で威圧することもありました。デジャリックというゲームで負けそうになるチューバッカを見て、「怒らせると腕を引き抜かれるぞ」とハン・ソロに警告され、ドロイドC-3POが「ウーキーを勝たせよう」と言ったことも。

ルークやレイアと闘う中で、チューバッカも仲間を意識するように。スターウォーズエピソード5では、バラバラになったC-3POを一人で回収して助けていました。エピソード7以降ではハン・ソロを失った悲しみを内に秘めながらもレイを助け、ミレニアム・ファルコン号をレイと共に操縦します。「エピソード8/最後のジェダイ」ではレイに付き添ってルークと再会。失意にあったルークも、「チューイ」を見て一瞬頬を緩ませました。

スターウォーズ作中でチューバッカはたくさんの頼まれ事を受けています。ミレニアム・ファルコン号を飛ばす時、被弾した時、故障があった時、ドロイドがバラバラにされた時。それらほぼ全部の修理をスターウォーズで請け負っているのはチューバッカなのです。ウーキー族の知能の高さを存分に生かし、チューバッカは優秀な一等航海士であり、またメカニックエンジニアでもあるという、スターウォーズ作中でも珍しい存在です。

スターウォーズのチューバッカの武器は画像にある「ボウキャスター」です。金属製の矢がビームエネルギーをコーティングした状態で打ち出されます。これもチューバッカのエンジニアとしての高い技術の賜物です。威力が高い分扱うには強靭な筋力が必要ですが、チューバッカにはそれも備わっています。ハン・ソロの危機にはランドを素手で締め上げるシーンもあり、丸腰のヒューマノイドなら圧倒できる戦力の持ち主と分かります。

チューバッカはスターウォーズ作中屈指の忠義にあつく、デキるキャラクターですが、「カワイくて」癒しを与えるキャラとしても人気があります！画像はエピソード6で仲間になるイウォーク族ですが、当初チューバッカはイウォークの罠で真っ先に捕まってしまいます。しかしレイアやルークの説得で共闘することになった彼らと、チューバッカは共に帝国軍の武力を奪い勝利に貢献します。宴では一緒にダンスを踊るほど打ち解けます。

画像はスターウォーズシリーズで、カワイさから人気となったポーグです。エピソード8で登場し、チューバッカとのおかしな掛け合いが話題になりました。チューバッカは元々、スターウォーズシリーズを作ったジョージ・ルーカス監督の飼い犬からデザインされたキャラクターだけあって、外見の可愛さはスターウォーズトップクラス！また全身を覆う長い毛はアンゴラとヤギの毛が使われており、触り心地も抜群でしょう！

スターウォーズ・チューバッカの中の人の俳優は、ピーター・メイヒュー。イギリス出身で病院職員として働き、俳優とは無縁の生活を送っていました。しかしスターウォーズシリーズの生みの親、ジョージ・ルーカス監督が一目彼を見てスターウォーズのチューバッカの中の人に決定。決め手はこの画像からもわかる通り、2m20cmもある長身でした。彼は長年に渡りその俳優人生のほとんどをチューバッカの中の人として過ごしています。

スターウォーズエピソード7までチューバッカの中の人を演じて来た俳優メイヒューでしたが、70歳代という高齢に加え膝の調子が思わしくなく、一部シーンで中の人に代役を立てていました。この作品が、彼が俳優を務めるスターウォーズ最後の作品となりました。俳優メイヒューは彼の代役、かつ彼の後を継ぐこととなった俳優に、自分の経験を惜しみなく伝え、「チューバッカ」というキャラクターが受け継がれるよう努めました。

俳優ヨーナス・スオタモはフィンランド生まれ。ペンシルバニア州立大学でバスケットボール選手として、画像の通り209cmという身長を生かして活躍しました。その傍ら演技に興味を持っていましたが、身長のせいで、自分が俳優として成功するとは思っていませんでした。ですがその身長とブルーアイズのおかげで、スターウォーズシリーズの中でも象徴的な、チューバッカの中の人を演じる俳優となることが出来ました。

スターウォーズ「エピソード8/最後のジェダイ」以降「ハン・ソロ/スターウォーズ・ストーリー」も含め、チューバッカの中の人は俳優ヨーナス・スオタモが演じています。彼は先代の中の人、俳優ピーター・メイヒューが既に作り上げた「チューイ」というキャラクターをリスペクトしています。バスケットボールで他のプレーヤーを真似してプレイを磨いた経験を生かし、先代チューバッカの中の人俳優の忠実な再現に努めています。

スターウォーズの撮影では、チューバッカは中の人俳優が着ぐるみを被った状態で行われます。彼らは他の俳優陣と同じように動作やセリフで演技をします。チューバッカの場合セリフはウーキー語という独特の、唸り声のようなものなのですが、撮影の際には「中の人」が声を出しています。それはほとんどの場合は、映像化の過程で動物の声から作った音声に置き換えられるそうです。そこは音声エンジニア、ベン・バートの仕事です。

元々チューバッカの声は音声エンジニアのベン・バートによって生み出されました。彼は様々な動物の音声を採取し、どのように聞こえるか分類。悲しげな声、怒りの伝わる声、親しげな声…。次にチューバッカの体の構造に合わせ、喉の奥から発せらる声を集めました。ライオン、ピューマ、アナグマ、熊、アザラシ、オットセイなどを掛け合わせて作られた声は、非常に情感豊かで、人間の言語以上に伝わって来るものがあります。

スターウォーズシリーズ開始から約40年。スターウォーズ作中の時間経過としてもほぼ同じくらい、チューバッカは相棒としてハン・ソロと一緒でした。チューバッカはハン・ソロへの「命の借り」を決して忘れることなく、忠義を尽くしました。寿命400年と言われるウーキー族。それは今後レイへと引き継がれるのか？もしくはハン・ソロの息子カイロ・レン…？2019年に公開を控えると言うシリーズ最新作からも目が離せません！