スターウォーズ・帝国の逆襲の登場人物は？あらすじもネタバレ解説

スターウォーズ・帝国の逆襲のあらすじを結末までネタバレ解説していきます。スターウォーズシリーズの中でも特にファンからの評価の高い帝国の逆襲は、「スターウォーズ史上最高傑作！」とも言われることがあります。今回はそんなスターウォーズ・帝国の逆襲のあらすじをネタバレ解説すると同時に、登場人物一覧をまとめて紹介しています。

スターウォーズはジョージ・ルーカスによって生み出されたSF映画です。エピソード4は世界中でヒットし、銀河を舞台にした英雄譚というあらすじから壮大なスペースオペラとして、多くのファンを集めました。シリーズはその後も続々と展開され、現在ではスターウォーズエピソード8・最後のジェダイが最新作となっています。

2019年にはスターウォーズエピソード9の公開が予定されており、エピソード1からの一連のあらすじに一旦の結末がつくことになります。しかし、その後も新しいシリーズが全く新しいあらすじや登場人物で作られる予定です。スターウォーズシリーズには今後も様々な展開が期待されています。

帝国の逆襲までのあらすじを簡単におさらいしておきます。エピソード1から暗黒面とジェダイの因縁の物語が幕を開けますが、この記事では直近のあらすじであるエピソード4をネタバレありで解説していきます。

銀河を支配する帝国にあらがう反乱軍はローグワン（スピンオフ映画）の活躍によって帝国の超兵器デス・スターの設計図を入手しました。しかし、暗黒卿ダース・ベイダーの襲撃によって反乱軍のレイア姫は捕らえられてしまいます。設計図を託されたドロイドR2-D2とC-3POはジェダイの生き残りオビ＝ワン・ケノービを探します。

ドロイドたちと偶然知り合ったルーク・スカイウォーカーは、オビ＝ワンから自身がジェダイの息子であることを知ります。ジェダイとして修業することを決めたルークですが、旅先で知り合ったハン・ソロたちと共にデス・スターに捕らえられてしまいます。レイア姫を救いますが、オビ＝ワンはダース・ベイダーに倒されました。

デス・スターを脱出した一行は、反乱軍に設計図を渡し、デス・スターの弱点を見つけます。攻撃部隊に参加したルークは、戦いの中でフォースの力が覚醒。見事デス・スターを撃破して、勲章を与えられるのでした。

ここからはスターウォーズ・帝国の逆襲のあらすじをネタバレ解説していきます。帝国の逆襲では、場面を変えながらふたつのあらすじが展開されます。ハン・ソロとレイア一行のあらすじと、ヨーダの元へ向かったルークのあらすじです。そして、結末にはスターウォーズ最大の衝撃となる事実が明かされます。結末までしっかりとネタバレしています。どうぞ楽しみください。

ルークたち反乱軍がデス・スターを破壊したヤヴィンの戦いの後、銀河帝国の逆襲は苛烈を極めていました。ダース・ベイダーは反乱軍のルーク・スカイウォーカーを探して、調査用ドロイドを銀河の各地に放っていました。

ヤヴィンの戦いから3年後、反乱軍は撤退を余儀なくされ、氷の惑星ホスに拠点を設立していました。ルーク、レイア、ハン・ソロなど、かつてデス・スター破壊の立役者となった登場人物も一堂に介していました。そして、帝国の放ったドロイドは氷の惑星ホスにも降り立ちました。

基地周辺のパトロールに出ていたルーク・スカイウォーカーは隕石に擬態していたドロイドを感知します。しかし、そこを雪原の怪物ワンパに襲われ気を失いました。ワンパの巣に連れ去られたルークですが、意識を取り戻すと、ライトセーバーを使って自力で脱出します。

再び、雪原を彷徨うルークでしたが、傷と疲労から倒れてしまいます。その時、フォースとなったオビ＝ワンがルークに語りかけました。惑星ダゴバに行って、ジェダイマスター・ヨーダの教えを受けるように言われたルーク。探しに来たハン・ソロは雪の中にシェルターを作って救いました。

帝国の探査ドロイドに気づいた反乱軍は氷の惑星ホスに降り立った帝国軍部隊を迎え撃ちます。傷からから回復したルークも戦闘機に乗り込んで出撃しました。しかし、強硬な歩行兵器AT-ATに苦戦を強いられた反乱軍は撤退を余儀なくされます。戦闘機を撃墜されたルークは脱出し、ライトセーバーとグレネードを使って1機のAT-ATを破壊しました。

帝国軍の攻撃によって破壊されていく反乱軍の基地の中には、ミレニアムファルコン号の修理をしていたハン・ソロが残っていました。彼は逃げ遅れたレイア姫を救うために、基地内を駆け回り、姫とC-3POをミレニアムファルコン号に乗せて脱出します。そして、ルークもR2-D2を搭載した戦闘機に乗って氷の惑星ホスを飛び立ちます。しかし、ルークは仲間と離れて惑星ダコバを目指しました。

一方、ハン・ソロ一行は、宇宙空間で帝国の猛追を受けていました。スペースジャンプで逃げようとしますが、修理が不充分なためできません。機転を効かせたソロは小惑星の洞穴へミレニアムファルコン号を隠すことで帝国をやり過ごします。

ミレニアムファルコン号の修理をするめる中、ハン・ソロとレイア姫は互いに素直な言葉を口しませんが、急速に仲を深めます。しかし、ミレニアムファルコン号がいたのは巨大な宇宙の怪物スペース・スラッグの中でした。修理を終えたミレニアムファルコン号は急いでその場を脱出します。

反乱軍を逃したダース・ベイダーは銀河皇帝ダース・シディアスと謁見していました。ふたりはルーク・スカイウォーカーの強大なフォースを警戒しています。ダース・ベイダーは味方に引き込めば強力な力になると進言しました。もしそれが叶わなければ抹殺するとも宣言します。

反乱軍の探索が思うように進まないダース・ベイダーは、ボバ・フェットを始めとする賞金稼ぎたちを集め、ミレニアムファルコン号を生け捕りにするように命じました。ダース・ベイダーは失敗を犯した提督に厳しい罰を与えて、提督を次々と変更しました。

惑星ダコバへと降り立ったルーク。惑星ダコバは沼と密林に覆われた人の気配の感じない場所でした。R2-D2と共にヨーダを探すルークの元に緑色の老人が現れます。その老人こそがジェダイ・マスターのヨーダでした。ヨーダは自分の正体を明かさぬまま、ルークをからかいつつ、自身の家へと招来ます。R2-D2を残してルークはヨーダのあとを追います。

ヨーダの家で食事を世話になったルークはオビ＝ワンの声を聞き、謎の老人こそがジェダイマスター・ヨーダであると知ります。一変して厳しい言葉を投げかけ、ルークの覚悟を問うヨーダでしたが、オビ＝ワンとルークの言葉を聞いて修行をつけることになりました。

ヨーダの修行を開始したルークですが、ある時洞窟の中でダース・ベイダーと遭遇します。ライトセーバーを交えたふたりですが、ルークがダース・ベイダーの首をはねると、マスクの下には自分の顔がありました。ダース・ベイダーの幻影はヨーダの言うフォースの暗黒面の象徴でした。

フォースの力を信じられないルークはヨーダに教えを説かれます。沼に沈んでしまった戦闘機を「引き上げることはできない」とあきらめるルークでした。しかし、すぐに弱音を吐くなと言ったヨーダにフォースの力を見せつけられます。こうしてルークの意識は変化していきました。

修行を続けるルークはフォースの力によってハン・ソロとレイア姫の姿を見ます。苦しんでいる仲間の姿を、ヨーダは「未来を見たのだ」と告げます。助けに行こうとするルークでしたが、ヨーダによく考えて行動するように制止されました。

修行の完了しないまま仲間の元へ急ぐルークをヨーダだけでなく霊体となったオビ＝ワンも止めます。しかし、ルークは必ず戻ってくることを約束して旅立ちました。ヨーダとオビ＝ワンは最後には見送ることしかできません。

帝国戦艦が捨てたゴミに紛れて追っ手をかわすことを思いついたハン・ソロでしたが、賞金稼ぎのボバ・フェットがこれを見逃しませんでした。クラウドシティへと降り立ったミレニアムファルコン号の一行は、ハン・ソロの旧友であるランド・カルリジアンから歓迎を受けます。ランド・カルリジアンはクラウドシティの執政官でした。

招かれるままに建物の中に入っていく一行でしたが、ひとりはぐれたC-3POが何者かに銃撃されます。レイア姫はC-3POがいなくなったことを気にかけ、ランド・カルリジアンを信用できないと言います。その頃、チューバッカはバラバラになったC-3POをごみ捨て場で見つけます。その直後、ソロたちはランド・カルリジアンに食事に誘われました。

しかし、食事の場にいたのはダース・ベイダーとボバ・フェットでした。ランド・カルリジアンはソロたちよりも先に到着していた帝国軍と取引をしていたのです。囚われの身となったソロは拷問を受けます。チューバッカは牢獄で壊れたC-3POを修繕しました。一方、ランド・カルリジアンはダース・ベイダーが約束を反故にしたことに憤ります。

ダース・ベイダーはルークを捕獲するための凍結装置を作らせますが、誤ってルークを殺してしまってはいけないと、ハン・ソロの体を使った実験を計画します。装置に入れられるハン・ソロにレイア姫は初めて「愛してる」と伝えました。それに、ハン・ソロは「知ってたさ」と答えると、装置によってカーボン凍結されてしまいます。なんとか生命活動は続いているものも、動くことも言葉を発することもできなくなりました。

その頃、クラウドシティへとやってきた、ルークとR2-D2は建物内部へ潜入します。ボバ・フェットに気づかれたルークと帝国兵は交戦します。奥へ進んだルークは、待ち構えていたダース・ベイダーと一騎打ちを始めます。

一方、レイア姫とチューバッカを連行するランド・カルリジアンは部下を使って、帝国兵への反抗を開始しました。助けられたレイアとチューバッカでしたが、ハン・ソロへの仕打ちからランド・カルリジアンへ怒りをぶつけます。まだソロを救えるというランド・カルリジアンの言葉を聞いた一行はボバ・フェットの元へ急ぎます。

そこへルークとはぐれたR2-D2も合流します。しかし、一行がたどり着いた時には、ボバ・フェットは飛び立っていました。帝国兵の追撃を受けながらも宮殿からの脱出を図る一行は、ミレニアムファルコン号へ乗って飛び立ちます。

ベイダーとの戦いを続けるルークでしたが、ライトセーバーを弾かれて凍結装置の中に落ちます。しかし、そこからも脱出して、フォースの力でライトセーバーを手にしたルークに、ダース・ベイダーは暗黒面に落ちるように誘いをかけます。戦いを続けるルークでしたが、ダース・ベイダーのフォースの力の前に、歯が立ちません。

激しい剣戟の中で、ルークはライトセーバーごと右腕を切り落とされてしまいました。戦う力を失ったルークにダース・ベイダーは仲間になるように説得します。ふたりが力を合わせれば、無益な戦いを終わらせて銀河に秩序をもたらすことができると言います。しかし、暗黒面の素晴らしさを説くベイダーをルークは拒絶しました。

頑ななルークにダース・ベイダーは父親の話を切り出します。「お前が父を殺した」と言ったルークに、ダース・ベイダーは自分こそがルークの父親だと告げました。衝撃の告白を聞いたルークは憤ります。ダース・ベイダーはルークの力ならば皇帝ダース・シディアスさえも倒せると言います。親子ふたりで銀河系を支配しようという誘う、父親の手を取ることはなく、ルークは奈落の底へと自ら落ちていきました。

逃亡に成功したものの、命の危機に瀕するルークはベン（オビ＝ワン）、レイアと仲間の名前を呼びながら助けを求めます。ルークのフォースを感じ取ったレイアはミレニアムファルコン号を引き返します。無事に回収されたルークはレイアと抱擁して互いの無事を喜びました。

帝国の追撃を受けるミレニアムファルコン号のルークにダース・ベイダーはなおもフォースの力で仲間になるように呼びかけます。ルークはオビ＝ワンになぜ隠していたのかを尋ねました。しかし、答えは返ってきません。

帝国軍のトラクタービームに捉えられる直前、R2-D2の修理によってハイパージャンプが可能となったミレニアムファルコン号は窮地を脱しました。反乱軍と合流したルークは右手の治療を受けます。ランド・カルリジアンはチューバッカと共に、ジャバ・ザ・ハットの元へ向かってハン・ソロを救出することを約束し、ミレニアムファルコン号を発進させました。ルークは新しい右手でレイア姫の肩を抱き、飛び立つ仲間を見送りました。

スターウォーズ・帝国の逆襲の登場人物一覧にしました。ルーク・スカイウォーカーやハン・ソロはもちろん、エピソード5から登場したランド・カルリジアンやボバ・フェットももちろん紹介しています。登場人物それぞれの吹き替え版のキャストも合わせてご覧ください。ネタバレも含みます。

主人公ルーク・スカイウォーカーを演じたのはマーク・ハミルです。ルーク・スカイウォーカー役の知名度が高いですが、アニメ『バットマン』の登場人物・ジョーカーの声優でも知られます。スターウォーズの登場人物の中でも屈指の才能に恵まれたルーク・スカイウォーカーを、マーク・ハミルはエピソード7や8でも継続して演じています。日本語吹き替え版のキャストは島田敏です。

スターウォーズの登場人物の中ではルークと同じくらい活躍する人気者「ハン・ソロ」を演じたのはハリソン・フォードです。『インディ・ジョーンズシリーズ』といったヒット映画の主演で知られるハリウッドスターです。ハン・ソロが主役となるスピンオフ作品もありますが、こちらはオールデン・エアエンライクが演じています。日本語吹き替え版のキャストは磯部勉です。

スターウォーズの登場人物の中でも特に気の強い人物として描かれる「レイア・オーガナ」を演じたのはキャリー・フィッシャーです。ファンに惜しまれつつ、2016年12月27日に心臓発作で亡くなりました。スターウォーズエピソード8・最後のジェダイがキャリー・フィッシャーの遺作となりました。日本語吹き替え版のキャストは高島雅羅です。

スターウォーズシリーズの象徴ともいえる登場人物「ダース・ベイダー」を演じたのはデビッド・プラウズです。ただし、スーツアクターのような役割で、声優はジェームズ・アール・ジョーンズが務めています。そのため、デビッド・プラウズとジョージ・ルーカスとの関係は悪いと言われています。日本語吹き替え版のキャストは大平透です。

前作でフォースと一体化し、その後もルークを導く登場人物「オビ＝ワン・ケノービ」を演じたのはアレック・ギネスです。スターウォーズへの出演を後悔していたアレック・ギネスはエピソード5に出るつもりがなかったのですが、ジョージ・ルーカスの説得によって出演するこになりました。日本語吹き替え版のキャストは納谷悟朗です。

ルークに直接的な稽古をつける登場人物「ヨーダ」を演じたのはフランク・オズです。ヨーダは普通の人間とは違うクリーチャーなので、声とパぺット操作を担当しました。フランク・オズは役者としての仕事だけでなく、映画監督やプロデューサーとしても活動しています。日本語吹き替え版のキャストは辻村真人です。

スターウォーズのムードメーカー的な登場人物（ドロイド）「C-3PO」を演じたはアンソニー・ダニエルズです。気難しい人物のようで、映画の中ではいいコンビを見せるR2-D2の役者であるケニー・ベイカーとは不仲だったそうです。エピソード7以降の新作や、スピンオフとなる『ローグワン』や『ハン・ソロ』といった作品にも出演しています。日本語吹き替え版のキャストは野沢那智です。

仲間のピンチを救う優秀な登場人物（ドロイド）「R2-D2」を演じたのはケニー・ベイカーです。小人症であるケニー・ベイカーは実際にR2-D2の中に入って操作していました。ただし、エピソード5からはリモコン操作もするようになったので、ケニー・ベイカーは数シーンしか演じていません。

ハン・ソロとの深い絆を感じさせる登場人物「チューバッカ」を演じたのはピーター・メイヒューです。2m20cmという高身長を活かした演技は今回も健在です。ラストシーンでは相棒ハン・ソロを救うために旅立ちました。

エピソード5からの新らしい登場人物「ランド・カルリジアン」を演じたのはビリー・ディー・ウィリアムズです。ハン・ソロの悪友としてクラウドシティで出会いますが、帝国にソロたちを売り渡してしまいます。しかし、完全な悪人ではないようで、最終的にはミレニアムファルコン号に同乗しました。日本語吹き替え版のキャストは若本規夫です。

ダース・ベイダーの背後にいる悪の登場人物「ダース・シディアス」を演じたのはイアン・マクダーミドです。エピソード5公開時にはエレイン・ベーカーとチンパンジーの目を合成した映像が使われていましたが、他の作品との整合性を取るためにソフト版では映像が差し替えられています。ネタバレになりますが、元は共和国側の最高議長パルパティーンでした。日本語吹き替え版のキャストは小林勝彦です。

帝国兵とは別の敵役となった登場人物「ボバ・フェット」を演じたのはジェレミー・ブロックです。ネタバレになりますが、『スターウォーズエピソード2・クローンの攻撃』の登場人物ジャンゴ・フェットの息子です。日本語吹き替え版のキャストは広瀬正志です。

スターウォーズ・帝国の逆襲の結末までのあらすじをネタバレし、登場人物一覧もまとめましたが、いかがでしたでしょうか？スターウォーズシリーズの中でも帝国の逆襲は最高傑作とファンから言われています。成長したルークとダース・ベイダーの決闘、明かされるベイダーの正体、ハン・ソロとレイアの恋など、他のエピソードでも重要となる要素が詰まっています。エピソード5を観てスターウォーズをより一層楽しみましょう。