アサージ・ヴェントレスはフォースのダークサイドの信奉者！経歴やその後を考察

スター・ウォーズに登場するアサージ・ヴェントレスは、フォースのダークサイドの信奉者である戦士です。アサージ・ヴェントレスの人生は過酷なものであり、奴隷から賞金稼ぎまで様々なキャリアを経てきました。ここではアサージ・ヴェントレスについて、その経歴やクローン・ウォーズのその後、最後などを紹介します。それでは、まずはじめにスター・ウォーズの作品について紹介します。

スター・ウォーズシリーズは銀河系を舞台にしたスペースオペラであり、フォースと呼ばれる超能力を持ったジェダイとシスの戦いを描いています。かつて滅びたジェダイの系譜を受け継ぐルーク・スカイウォーカーが銀河帝国の恐怖政治に反逆するエピソード4~6、シスの暗黒卿として銀河に名を轟かせたダース・ベイダーの前日譚を描いたエピソード1~3、スカイウォーカー・サーガの最終章となるエピソード7~9があります。

スター・ウォーズシリーズに登場するアサージ・ヴェントレスは、惑星ダソミア出身の女性戦士です。アサージ・ヴェントレスは、ナイトシスターと呼ばれる魔女の氏族に生まれたためフォースへの感応力があり、それゆえに激動の人生を送ります。身長は179cm、目の色は青、肌の色は白です。

スター・ウォーズに登場するアサージ・ヴェントレスの経歴を紹介します。アサージ・ヴェントレスはファオースの感応者であったために、奴隷からダークサイドの信奉者、賞金稼ぎなど様々なキャリアを渡り歩く人生を送ったキャラクターです。ここでは、そんなアサージ・ヴェントレスの経歴を紹介します。アサージ・ヴェントレスに興味がある方はぜひチェックしてみてください。

スター・ウォーズシリーズに登場するアサージ・ヴェントレスは惑星ダソミアに生まれ、魔女の氏族ナイトシスターとして育ちます。しかしある時海賊ハルステッドに奴隷として引き取られ、惑星ラタータックで幼少期を過ごします。ハルステッドが他の海賊との抗争で死亡した後は身寄りなく一人で暮らしていました。

クローン戦争が起きる10年前、アサージ・ヴェントレスの暮らす惑星ラタータックにジェダイナイトのカイ・ナレックが訪れます。カイ・ナレックは海賊と戦っている時にアサージ・ヴェントレスと出会い、彼女のフォースへの感応力に気づきます。カイ・ナレックはアサージ・ヴェントレスをジェダイの弟子パダワンとして育てるために引き取り、ジェダイになるための訓練を施します。

アサージ・ヴェントレスは10年もの間、師のナレックとともに惑星ラタータックを賊の手から守ります。しかしナレックは海賊に襲われて死亡し、ヴェントレスは再び孤独となります。アサージ・ヴェントレスはナレックと惑星ラタータックを見捨てた銀河共和国に不信感と怒りを覚え、フォースのダークサイドへと転向します。

フォースのダークサイドの力を手に入れたアサージ・ヴェントレスは、惑星ラタータックを支配する権力者たちを皆殺しにすると、自身が新たな支配者となってラタータックでの地位を確立します。クローン大戦が始まると、分離主義勢力の指導者であるドゥークー伯爵が惑星ラタータックを訪れ、アサージ・ヴェントレスに目をつけます。

ドゥークー伯爵は、アサージ・ヴェントレスの共和国とジェダイへの不信感につけ込み、彼女を暗殺者として雇うことに成功します。アサージ・ヴェントレスは、ドゥークー伯爵から二本で対になるライトセーバーを与えられます。ドゥークー伯爵に与えられたライトセーバーはブレードが赤く、連結することでダブル＝ブレード・ライトセーバーにすることもできました。

アサージ・ヴェントレスはジェダイのナレックに師事していたころ、すでに二本のライトセーバーでの戦いを習得していました。アサージ・ヴェントレスはドゥークー伯爵からシスの訓練を受けることを望みましたが、それは叶いませんでした。なぜなら、シスは師が存命である時に弟子をとってはいけないという掟があり、ドゥークー伯爵の師であるダース・シディアスは生きていたからでした。

この理由から、アサージ・ヴェントレスはシスを名乗ることはできず、シスとしての訓練も受けることができませんでした。アサージ・ヴェントレスは暗殺者として非常に高い実力を持っていましたが、それはアサージ・ヴェントレスの生まれ持っての才能と、ナレックに習った中途半端なジェダイの訓練を組み合わせて作り上げたものでした。

やがてクローン戦争が勃発し、ドゥークー伯爵が指導する分離主義勢力の独立星系連合と銀河共和国が紛争を始めます。アサージ・ヴェントレスは独立星系連合の軍隊の指揮官に抜擢され、その才能を発揮します。ある時ドゥークー伯爵はアサージ・ヴェントレスを惑星ルールに送り込みます。惑星ルールを訪れるソーラ・バルクを暗殺するためでした。

ドゥークー伯爵はバルクと会合するジェダイマスターのメイス・ウィンドゥこそが、かつての師ナレックをジェダイオーダーから疎外した人物であるという嘘を教えます。怒りの力に身を任せたアサージ・ヴェントレスはバルクを負傷させ、彼の弟子を殺害します。

メイス・ウィンドゥとも交戦しますが、アサージ・ヴェントレスは勝つことができずに逃げ出します。この出来事で、メイス・ウィンドゥはジェダイに対抗するフォースのダークサイドの存在を感じ取ります。

その後アサージ・ヴェントレスは、独立連合星系の軍を率いてナブーの衛星オマー＝ダンを襲撃します。その目的は化学戦争プログラムの初期テストでした。アサージ・ヴェントレスは賞金稼ぎダージと共に化学兵器スワンプ・ガスを散布し、グンガン人たちを皆殺しにします。独立連合星系はこの化学兵器を完成させ、銀河共和国のクローン軍に対抗しようとしていたのでした。

アサージ・ヴェントレスとダージは惑星ナブーでも化学兵器のテストを行おうとしますが、ジェダイの阻止によって失敗します。アサージ・ヴェントレスらはオマー＝ダンから脱出し、逃走しますが、ジェダイマスターのオビ＝ワン・ケノービによって追跡されます。惑星クウェイタにある化学兵器製造工場を突き止められたアサージ・ヴェントレスは、オビ＝ワンを分離主義勢力に勧誘しますが断られ、一度撤退します。

その後、銀河共和国のクローン軍が惑星ムーニリンストへと侵攻します。ムーニリンストはムーンの種族が居住する惑星です。銀河共和国の通商連合であるインターギャラティック銀行グループが分離主義勢力と同盟を結び、ムーニリンストに独立星系連合のドロイド工場が置かれていたのでした。アサージ・ヴェントレスはこの戦いに参加し、共和国のクローン軍を指揮するオビ＝ワン・ケノービと再会します。

アサージ・ヴェントレスは戦闘機の優れた操縦技術を発揮し、共和国の部隊を攻撃していきます。それを目にしたオビ＝ワン・ケノービの弟子、アナキン＝スカイウォーカーは彼女を追跡します。アサージ・ヴェントレスはアナキンを巧妙に誘導し、惑星ヤヴィン4へと到着します。ジャングルの中までアナキンを誘い込んだアサージ・ヴェントレスは、ライトセーバーでの戦いを仕掛けます。

アサージ・ヴェントレスは「フォースにバランスをもたらす者」と予見されるアナキンと互角に渡り合います。しかしアナキンはアサージ・ヴェントレスに勝つために怒りの力を使い、彼女を打ち負かします。アサージ・ヴェントレスはなんとか逃げ延びます。

その後クローン戦争が激化の一途を辿ると、アサージ・ヴェントレスは82人のジェダイの首に懸賞金をかけます。この目的は、ジェダイを憎むアサージ・ヴェントレスにとってジェダイを排除すること、そして共和国のために戦うジェダイを戦線に集中させず戦争を長引かせることの二つがありました。

ナイトシスター、奴隷、ジェダイのパダワン、シスに雇われた暗殺者と様々な経歴を渡り歩いてきたアサージ・ヴェントレスは、クローン大戦のその後や最後はどうなったのでしょうか？ここでは、フォースへの感応力があったために運命に弄ばれてきたとも言えるアサージ・ヴェントレスの、クローン大戦のその後、そして最後を紹介します。

ドゥークー伯爵に雇われ、凄腕の暗殺者としてクローン大戦で活躍したアサージ・ヴェントレスですが、その優秀さが仇となります。クローン大戦が中盤に差し掛かったころ、ドゥークー伯爵の師であるシスの暗黒卿ダース・シディアスは、アサージ・ヴェントレスの急激な成長に気がつきます。危機感を覚えたダース・シディアスはアサージ・ヴェントレスを片付けるよう指示し、ドゥークー伯爵はそれに応えます。

ドゥークー伯爵はアサージ・ヴェントレスを殺すため、惑星サラスト上空での戦いの中で彼女の乗船している宇宙船を攻撃します。しかしアサージ・ヴェントレスは生き延び、故郷の惑星ダソミアに帰還します。アサージ・ヴェントレスはドゥークー伯爵への復讐を胸に誓い、ダソミアの魔女マザータルジンに力を借ります。アサージ・ヴェントレスはその後マザータルジンと共にドゥークー伯爵の暗殺計画を練りますが、失敗に終わります。

アサージ・ヴェントレスはナイトブラザーの戦士を刺客として送り込むことに決め、ダース・モールの弟であるサヴァージ・オプレスを洗脳、訓練します。サヴァージ・オプレスは新しい弟子としてドゥークー伯爵の懐に入り込みますが、暗殺の実行段階で暴走し失敗します。ドゥークー伯爵は報復で惑星ダソミアのナイトシスターを皆殺しにし、アサージ・ヴェントレスはナイトシスターの最後の一人となってしまいます。

アサージ・ヴェントレスは故郷も居場所も失い、孤独になります。その後アサージ・ヴェントレスは賞金稼ぎとして活躍するようになります。賞金稼ぎとしての活動の中でアサージ・ヴェントレスは、かつて何度もライトセーバーを交えたオビ＝ワン・ケノービと協力したり、アナキン・スカイウォーカーの弟子アソーカ・タノが逃げるのに手を貸したりと、ジェダイに協力的な姿を見せるようになります。

クローン大戦の終わりごろ、アサージ・ヴェントレスはジェダイマスターのクインラン・ヴォスと出会います。ヴォスはクローン戦争終結のため、ジェダイオーダーからドゥークー伯爵の暗殺の任務を請け負っており、賞金稼ぎとしてアサージ・ヴェントレスと接触しました。しかしヴォスはアサージ・ヴェントレスと仕事をしているうちに恋に落ち、彼女にジェダイであることや任務を打ち明けます。

アサージ・ヴェントレスはドゥークー伯爵暗殺のため、ヴォスにフォースのダークサイドの技術やナイトシスターの手法を教えます。しかし暗殺は失敗し、アサージ・ヴェントレスは逃げたものの、ヴォスが分離主義勢力に拿捕されてしまいます。アサージ・ヴェントレスはヴォスを救出するためアナキン・スカイウォーカーと協力します。数ヶ月後ヴォスを救い出しますが、彼は長期間の拷問でフォースのダークサイドへと落ちていました。

ヴォスは自身がダークサイドに落ちたことを認めず、ジェダイオーダーの任務で再びドゥークー伯爵暗殺に送り込まれます。アサージ・ヴェントレスもそれに同行しますが、途中ヴォスが完全にダークサイドへと染まってしまい、任務は失敗に終わります。アサージ・ヴェントレスは止むを得ず、ヴォスとドゥークー伯爵がジェダイから逃亡するのを手伝いますが、彼女自身が再びフォースのダークサイドへ舞い戻る事はありませんでした。

その後ドゥークー伯爵はヴォスをフォース・ライトニングで始末しようとすると、アサージ・ヴェントレスは身を呈してヴォスをかばい、死亡します。ヴォスはアサージ・ヴェントレスの死を目の当たりにしたことでダークサイドを手放します。その後、アサージ・ヴェントレスの犠牲と最後はジェダイオーダーによって讃えられました。

テレビアニメ「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」でアサージ・ヴェントレス役にキャスティングされたのは、声優のニカ・フッターマンです。ニカ・フッターマンは1969年にニューヨークで生まれました。ニカ・フッターマンが出演した主な作品に、テレビアニメ「ソニックトゥーン」のスティックス・ザ・バジャー役があります。

テレビアニメ「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」でアサージ・ヴェントレスを演じたニカ・フッターマンの、役に対する想いを紹介します。ニカ・フッターマンはオーディションでアサージ・ヴェントレス役を勝ち取りました。

元々クローンウォーズを見たことがなかったと言うニカは、アサージ・ヴェントレスについて何も知らない状態でした。しかしオーディションに行ってキャラクターを知り、知的で洗練されているアサージ・ヴェントレスのことをすぐに気に入ったそうです。今振り返ってみても、ワルな部分も含めてアサージ・ヴェントレスが大好きだと言います。ただ、アサージ・ヴェントレスの最後は残念だと言っています。

「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」で悪役としてジェダイの前に立ちふさがったアサージ・ヴェントレスは、運命に翻弄された悲運の人物でもあります。ジェダイを憎み、オビ＝ワンやアナキンを苦しめながらも、最後にはジェダイの恋人を救って死ぬという変化を見せました。このツイートからはそんな憎みきれないアサージ・ヴェントレスを好ましく感じる気持ちが伝わってきます。

スター・ウォーズシリーズに登場するアサージ・ヴェントレスは、自分を育ててくれたジェダイを見殺しにされてからはジェダイオーダーを恨み、シスの暗黒卿ドゥークー伯爵に裏切られてからは復讐を誓い、怒りを原動力に生きてきた人物です。そんなアサージ・ヴェントレスの狂気的な部分を好きだと言う方のツイートです。

アサージ・ヴェントレスは怒りを原動力に戦うシスの暗殺者です。しかしダークサイドに転落した原因が育て親のジェダイの死であったり、最後は恋人のジェダイを救って死ぬなど、人間らしい姿を見せています。このツイートはそんなアサージ・ヴェントレスの、ただの悪役ではない魅力を指摘しています。

シスの暗殺者や賞金稼ぎとして活躍したフォースの感応者、アサージ・ヴェントレスの経歴やクローン大戦のその後、最後などを紹介しました。2019年12月20日にはスター・ウォーズシリーズ最新作『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が公開される予定です。アサージ・ヴェントレスが一時属したシスの行方が気になる方は、ぜひ観に行ってみてはいかがでしょうか？