【ハン・ソロ】トバイアス・ベケットはどんなキャラ?ソロとの出会いや演じた俳優は?

「スター・ウォーズ」エピソード4に登場したハン・ソロは、相棒チューバッカと共に愛機ミレニアムファルコン号で銀河を駆け巡るアウトローです。そんなハン・ソロの青年期を描いたスピンオフ映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」で、ハン・ソロに影響を与えたトバイアス・ベケットとの出会いから最期までに迫りつつ、トバイアス・ベケット役の俳優ウディ・ハレルソンや小説版ハン・ソロに登場するギャリス・シュライクについてまとめていきます。

【ハン・ソロ】トバイアス・ベケットはどんなキャラ?ソロとの出会いや演じた俳優は?のイメージ

目次

  1. ハン・ソロのトバイアス・ベケットとは?
  2. ハン・ソロとベケットの出会いと関係
  3. ハン・ソロのベケットの俳優
  4. ハン・ソロのベケットはギャリス・シュライク?
  5. ハン・ソロのベケットに関する感想や評価
  6. ハン・ソロのベケットまとめ

ハン・ソロのトバイアス・ベケットとは?

ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリーの概要

「スター・ウォーズシリーズ」の2作目となるスピンオフ映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」は、2016年に公開された1作目のスピンオフ映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」に続いて2018年に公開されています。監督はロン・ハワード、出演はオールデン・エアエンライク、ウディ・ハレルソン、エミリア・クラーク、ドナルド・グローヴァー、タンディ・ニュートンです。

正史「スター・ウォーズ」が英雄伝タッチなのに対し、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」は西部劇タッチとなっています。設定は「スター・ウォーズ」エピソード4の10〜13年前となっています。ハン・ソロの青年期を描きつつ、悪友ランド・カルリジアンや相棒チューバッカとの出会い、愛機ミレニアム・ファルコンを手に入れた経緯が明らかになっており、リアルタイムで知っているファン心をくすぐります。

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」のラストは、「スター・ウォーズ」エピソード4に直接繋がる作りとなっています。それに対し「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」は、正史「スター・ウォーズ」に直接的な繋がりはないものの、若きハン・ソロがトバイアス・ベケットとの出会いを通して「スター・ウォーズ」エピソード4のハン・ソロになっていく過程を丹念に描いています。

「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」の評価は賛否両論で、大ヒットを期待されていたのにも関わらず興行収入は期待を下回る結果となっています。続編を希望するファンは、ディズニーの経営陣に対しSNS上でハッシュタグ「#MakeSolo2Happen」運動をスタートさせたようです。

トバイアス・ベケット役の候補に挙がった演技派俳優

トバイアス・ベケット役の候補には、バットマン役でお馴染みのアカデミー賞俳優クリスチャン・ベールも挙がっていたようです。「スター・ウォーズ」ファンであるクリスチャン・ベールにとって、今回のオファーは魅力的だったようですがトバイアス・ベケット役はゲットできなかったようです。

「スター・ウォーズ」には、アレック・ギネスやウディ・ハレルソンなど演技派俳優が出演しています。正史「スター・ウォーズ」が終わってもスピンオフ作品が続々と制作されそうな気配なので、演技派俳優クリスチャン・ベールに再オファーのチャンスが巡ってくるかもしれません。

トバイアス・ベケットのプロフィール

惑星グリー・アンセルム出身の人間男性トバイアス・ベケットは、銀河帝国時代に犯罪技能スキルの高い仲間を集めた犯罪集団のボスとして、数々の強奪行為をしてきた筋金入りの犯罪者として知られていたようです。銃の名手であるベケットは、賞金稼ぎのオーラ・シングを殺したという噂に対し肯定も否定もせず高所から転落死したとしか言わない用心深さを持ち合わせています。

常にハイリスクな仕事をしているため借金苦となったベケットは、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」に登場しているドライデン・ヴォスのシンジケート・クリムゾン・ドーンからの仕事で借金を返済し、故郷でヴァラコードの弾き方を習うというささやかな夢を持っています。

トバイアス・ベケットと賞金稼ぎのオーラ・シング

ベケットが殺したと噂される賞金稼ぎのオーラ・シングは、「スター・ウォーズ」エピソード1にちらっと出演しています。ベケットとの関係は不明ですが、何かしらの因縁がありだと期待しているファンもいることでしょう。オーラ・シングの活躍は、「スター・ウォーズ」のアニメシリーズ「クローン・ウォーズ」で描かれています。

「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」以前のベケットとオーラ・シングとの出会いや関係性など、ベケットにはプロフィールでは語りきれない謎のエピソードが満載のようです。

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ハン・ソロとベケットの出会いと関係

ハン・ソロとベケットの出会い

犯罪集団で働いているハン・ソロは、恋人キーラと脱走を試みますが敢え無く失敗に終わります。キーラが囚われの身となり途方に暮れるハン・ソロは、生きていく手段として帝国アカデミーに入校する道を選択します。それから3年後ハン・ソロは、歩兵として出撃していた惑星ミンバンの戦地で、軍人らしからぬ雰囲気を漂わせている上官ベケットと出会います。泥棒稼業経験豊かなハン・ソロは、ベケットが泥棒だと一目で見抜きます。

ベケットは帝国軍のATホーラーを盗み出すため、軍人を装った泥棒だったのです。ベケットから犯罪スキルを見込まれたハン・ソロは仲間に加わります。盗んだATホーラーによるコアクシウム強奪作戦を実行したベケットたちは、略奪集団クラウド=ライダーズや帝国軍などの妨害により作戦は失敗し古参の仲間を失ってしまいます。

ベケットとハン・ソロ、チューバッカら生き残った者たちは、組織への埋め合わせのため再度コアクシウム強奪を試みます。強奪に成功し、未精製のコアクシウムを惑星サヴァリーンのビス精製所へ運びます。そこでクラウド=ライダーズに交渉を持ち掛けられたベケットは、ハン・ソロが組織を裏切り帝国軍に反乱しているエンフィス・ネストたちを助けようしていることを知ります。

ハン・ソロに同調した振りをしたベケットは、ハン・ソロの裏切りを組織に密告して儲けを独占しようと画策します。一方、他人を信じるなというベケットの教えに従ったハン・ソロは、ベケットの二重の裏切りを察知します。ベケットは自らの運命を悟ったのか、ハン・ソロとの早打ち対決で命を落とします。

ハン・ソロとベケットの師弟関係

「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」の脚本家は、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説「宝島」を参考にし、物語の要となるハン・ソロとベケットとの師弟関係を描いています。半人前の主人公は、アウトローと出会い影響を受け信頼関係が生まれるものの、裏社会での生き方が染みついているアウトローが最期で裏切ってしまうという展開が共通しています。

ベケットは自分と同じ匂いがするハン・ソロに出会い、「誰も信用するな」という裏社会で生き抜く心構えのようなものを語ります。ハン・ソロはベケットに親近感を抱きつつも、ベケットのようにはなりたくないという複雑な心境を抱いており、ルークとオビ=ワンのような清く正しい師弟関係とは真逆といえるでしょう。

最後の最後で裏切ったベケットを早打ち対決で倒したハン・ソロは、ベケットの信条がいつしか自身の信条となっていき、ファンは「スター・ウォーズ」エビソード4の飄々としつつも意外と頼りになるアウトローなハン・ソロと出会います。

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ハン・ソロのベケットの俳優

ウディ・ハレルソンのプロフィール

トバイアス・ベケット役の俳優ウディ・ハレルソンは1961年7月23日、マフィアに雇われている殺し屋の父と弁護士秘書の母との間に生まれます。ケネディ大統領暗殺の実行犯のメンバーだと名乗っていたこともある父親は、1968年と1978年に殺人で終身刑となり服役中に死去しています。弟ブレット・ハレルソンも俳優です。大学卒業後、俳優の道に進むこととなったウディ・ハレルソンはドラマ「チアーズ」で注目されます。

ウディ・ハレルソンは主役から脇役までこなせる演技派俳優である反面、ドラッグや暴力などのトラブルが多いようです。俳優業以外でのウディ・ハレルソンは、大麻合法化活動家として知られています。その他に環境保護運動家、反戦活動家としても活動しており、ヨガのインストラクターでもあるようです。バツイチのウディ・ハレルソンは、元アシスタントの妻と3人の娘とコスタリカで原始的なライフスタイルを送っているようです。

ウディ・ハレルソンの主な出演作品

ドラマ「チアーズ」で注目されたウディ・ハレルソンは、1994年に監督オリバー・ストーン、原案クエンティン・タランティーノの超話題作「ナチュラル・ボーン・キラーズ」で俳優として開花していきます。1996年の映画「ラリー・フリント」での実在した破天荒なポルノ雑誌編集者役が評価され、アカデミー賞やゴールデングローブ賞で主演男優賞にノミネートされています。

私生活ではドラブルメーカーのウディ・ハレルソンでしたが、俳優業は着実にキャリアアップしていきます。1996年の映画「ラリー・フリント」でのアカデミー主演男優賞ノミネートに続き、2009年の映画「メッセンジャー」と2017年の映画「スリー・ビルボード」でアカデミー助演男優賞にノミネートされています。

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ハン・ソロのベケットはギャリス・シュライク?

ギャリス・シュライクとは?

ギャリス・シュライクというキャラクターは、ハン・ソロの少年時代から19歳までを描いた小説版ハン・ソロ三部作の一作目「スター・ウォーズ 聖地の罠」に登場しています。二作目は「スター・ウォーズ ハットの策略」、三作目は「スター・ウォーズ 反乱の夜明け」です。

人間の男性ギャリス・シュライクは、バウンティ・ハンターを生業にしていましたが短気な性格であるが故、賞金首の生け捕りに失敗することが多く賞金を取り逃していたようです。バウンティ・ハンターとして上手くいかなくなったギャリス・シュライクは、犯罪の道へ足を踏み入れることになります。

バウンティ・ハンターに追われる犯罪者の立場となったギャリス・シュライクは、犯罪行為の手駒となる孤児を集め始めます。孤児の犯罪集団を形成したギャリス・シュライクは、その集団にいた少年ハン・ソロに犯罪のノウハウを徹底的に叩き込みます。

ギャリス・シュライクは、ハン・ソロが母親のように慕っていたウーキー族(チューバッカもウーキー族)のデュランナマピアを殺害します。その後、自分の元から逃げ出し別の犯罪集団で下働きをしていたハン・ソロを捕らえたギャリス・シュライクでしたが、ハン・ソロを狙うバウンティ・ハンターに射殺されます。

ギャリス・シュライクをウディ・ハレルソンが演じる?

ファンの間では、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」にキャスティングされたウディ・ハレルソンが、ハン・ソロの育ての親ギャリス・シュライク役を演じるのではないかとの噂が飛び交っていたようです。ギャリス・シュライク役について質問されたウディ・ハレルソンが、特に肯定しなかったことから噂が広まったようです。

噂の真相はウディ・ハレルソンがギャリス・シュライク役を演じるのではなく、ハン・ソロの師匠役となるキャラクターを演じることを肯定していたのです。公開前から詳細を話すわけにはいかないので、微妙な会話の行き違いから生じた噂なのかもしれません。

ベケットとギャリス・シュライクの共通点

ギャリス・シュライクは孤児を犯罪に加担させることに良心の呵責がなく、逃げ出したハン・ソロを追いかける点から根っからの悪党のようです。トバイアス・ベケットも根っからの悪党ですが、一方では犯罪とは無縁な平和に暮らしを求めているようです。

ギャリス・シュライクはハン・ソロに対し、犯罪行為の手駒にするべく訓練のためには手荒な真似をしていたようです。ベケットは、根無し草のような青年期のハン・ソロに出会い仲間に引き入れます。犯罪のノウハウは豊富であり役立つものの、ベケットは半人前のハン・ソロに対し師匠的な立場で接していきます。ギャリス・シュライクと比べ、ベケットの方が悪党になりきれない面があるようです。

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ハン・ソロのベケットに関する感想や評価

「ワンピース」に出ても違和感無さそうなベケットは、宇宙を舞台に数々の武勇伝がありそうです。それに対しベケットを演じている俳優ウディ・ハレルソンは、宇宙ではなく地球で数々の武勇伝があるようです。

「スター・ウォーズシリーズ」の公開は、時系列順ではないものの違和感のない綿密な作りとなっています。2作のスピンオフもその流れを崩すことなく作られています。それを踏まえて「スター・ウォーズ」エピソード4のハン・ソロの一挙手一投足を見ると、ベケットとの出会いが多大に影響されているのだと納得します。

「スター・ウォーズ」には魅力的なサブキャラクターが多く登場しているので、スピンオフ作品が作りやすい土台があるのでしょう。ベケットは「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」のみですが、読み切りのコミックがあることから人気キャラクターだと伺えます。

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ハン・ソロのベケットまとめ

俳優ウディ・ハレルソンが演じるトバイアス・ベケットがハン・ソロと出会い、最期を迎えるまでをまとめてきました。「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」に初登場したベケットは情報量が少なかったものの、演技派俳優ウディ・ハレルソンにより印象的なキャラクターに仕上がっています。

根っからの悪党でありながらも、ささやかな幸せを求めているという二面性を持つベケットは、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」だけでは勿体ないキャラクターです。実写・アニメ・小説などジャンルは問わないので、これからも制作されるであろう「スター・ウォーズ」のスピンオフで掘り下げて欲しいです。

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