2019年11月11日公開
2019年11月11日更新
ドローレス・アンブリッジの嫌味な性格と過去を考察!アズカバン送りのその後は?
「ハリー・ポッター」は、世界中で愛されているファンタジー小説です。今回はそんな「ハリー・ポッター」に登場するドローレス・アンブリッジについて詳しく解説をしていきます。ドローレス・アンブリッジは、ハリーの通っているホグワーツ魔法学校の教師として登場しました。そんなドローレス・アンブリッジの性格や、過去そしてその後について紹介していきます。さらに映画版「ハリー・ポッター」でドローレス・アンブリッジを演じた女優についても解説していき、ドローレス・アンブリッジの魅力に迫っていきます。
目次
ドローレス・アンブリッジとは?
今回は、ドローレス・アンブリッジというキャラクターについて紹介をしていきます。ドローレス・アンブリッジは、「ハリー・ポッター」でホグワーツ魔法学校の教師として登場したキャラクターです。元々は魔法省に務めていました。嫌味な性格でハリー達の前に立ちふさがったドローレス・アンブリッジの過去や、その後について考察していく他、映画版でドローレス・アンブリッジを演じた女優情報も解説していきます。
ハリー・ポッターの概要
「ハリー・ポッター」シリーズは、イギリスの小説家J・K・ローリングによるファンタジー小説でした。1990年の夏頃から執筆が始まり、1996年にシリーズ第一作目「ハリー・ポッターと賢者の石」が発売されています。1990年代のイギリス魔法界を舞台にした壮大な世界観は多くの読者を魅了しシリーズ世界累計発行部数は5億部を突破、史上最も売れたシリーズ作品となり世界中でヒットしました。
そんな「ハリー・ポッター」シリーズは2001年から映画も製作されています。これまでに八本の映画が豪華俳優・女優によって製作され、シリーズ世界歴代3位の興行収入を記録しています。「ハリー・ポッターと死の秘宝」で本編は完結しましたが、ハリー・ポッターの子供達が主役となりハリー達のその後を描いた「ハリー・ポッターと呪いの子」が舞台劇として上演され、舞台の脚本が2016年に発売されました。
ドローレス・アンブリッジのプロフィール
ドローレス・アンブリッジは、肥満体型の魔法使いであり作中ではガマガエルと例えられていました。半純血で、ホグワーツの教師や魔法省の人間として作中で活躍しています。少女のような趣味が特徴的であり、ピンク色のカーディガンを羽織っていました。守護霊は猫であり、猫の描かれた皿を大量に所持しています。生徒に対して「真実薬」や磔の呪文を使用するなど、卑劣で残忍な性格をしているキャラクターでした。
ドローレス・アンブリッジの活躍や経歴
ドローレス・アンブリッジは、「ハリー・ポッター」に登場するキャラクターの中でも非常に嫌味で卑劣な性格をしていたキャラクターでした。ここからは、そんなドローレス・アンブリッジの経歴について詳しく解説をしていきます。
活躍や経歴①ホグワーツに来る前
ホグワーツの教師として活動していた姿が印象的なドローレス・アンブリッジですが、ホグワーツにやって来る前は魔法省に務めていました。コーネリウス・ファッジが魔法大臣を務めていた時代に魔法大臣付上級次官というポジションを手に入れています。ハリーがダドリーを守るために人間界で魔法を使用し、魔法省で尋問された際にも、魔法省の人間としてドローレス・アンブリッジがその場にいる姿が描かれています。
ハリーはヴォルデモートが復活したと言っていましたが、魔法大臣であるコーネリウスは信じようとしませんでした。そればかりか、ホグワーツの好調であるダンブルドアが自分の座を狙っているのではないかと思い始めます。そのため、ドローレス・アンブリッジが高等尋問次官としてホグワーツに派遣されます。コーネリウスに取り入っていたドローレス・アンブリッジは、ホグワーツの生徒を厳しく取り締まっていきました。
活躍や経歴②「闇の魔術に対する防衛術」の担任
ドローレス・アンブリッジ、はコーネリウスからの指示によりホグワーツ魔法学校の教師となりました。ホグワーツでドローレス・アンブリッジが担当するのは「闇の魔術に対する防衛術」です。ホグワーツ時代スリザリンの寮生であったためか、スリザリンに対し露骨な贔屓を始めます。スリザリンの寮生から選抜された高等尋問官親衛隊は、監督生よりも上の権限を与えられ他の生徒達を監視していました。
闇の魔術に対する防衛術の担任となったドローレス・アンブリッジですが、従来の教師とは異なりハリー達に防衛術の魔法を使うことを禁じました。代わりに授業では防衛術の理論という教科書を読むようになります。ハリー達が魔法省に対抗できるような力を身につけることを恐れていたために、このような授業内容になったと言われていました。
ドローレス・アンブリッジのピンク主義
ドローレス・アンブリッジは、常にピンク色の服を身につけていることも特徴として挙げられています。ホグワーツで闇の魔術に対する防衛術を教えている際も常にピンクのスーツを着用していました。ドローレス・アンブリッジには少女趣味があり、ピンク色以外の服を着用しているシーンはないと言われているほどでした。映画版「ハリー・ポッター」では、そんなドローレス・アンブリッジのファッションも楽しめます。
ドローレス・アンブリッジの子猫好き
ドローレス・アンブリッジは、嫌味な性格でピンク色の服がトレードマークでしたがもう一つ特徴がありました。少女趣味の他にも、子猫が大好きだったのです。ドローレス・アンブリッジの猫好きはかなりのもので、ホグワーツに設置されたドローレス・アンブリッジのオフィスの壁一面に猫の模様が描かれた皿が飾られていました。猫達は、ドローレス・アンブリッジによりオフィスの監視的な役割も果たしています。
ドローレス・アンブリッジの嫌味な性格と過去
「ハリー・ポッター」に登場するドローレス・アンブリッジは、少女趣味が特徴的なキャラクターでした。そんなドローレス・アンブリッジですが、作中では嫌味な性格を発揮しハリー達の前に立ち塞がります。ここからは、ドローレス・アンブリッジの嫌味な性格や「ハリー・ポッター」の作中に登場した性格を表すようなセリフ、そしてドローレス・アンブリッジの過去について詳しく解説をしていきます。
ドローレス・アンブリッジの嫌味な性格
ドローレス・アンブリッジは性格の悪さも特徴的な要素でした。魔法省からホグワーツにやってきたドローレス・アンブリッジは、ハリーやグリフィンドール、ダンブルドアを慕う生徒に対し厳しく接します。しかし一方で出身寮であるスリザリンは贔屓目に見ているようでした。そんなドローレス・アンブリッジに対抗してハリー達がダンブルドア軍団を結成すると、ドローレス・アンブリッジは高等尋問官親衛隊に監視を命じます。
ドローレス・アンブリッジの嫌味なセリフ
「ハリー・ポッター」では、ドローレス・アンブリッジの嫌味な性格を表したセリフがいくつか登場しました。そんなセリフの一つが「書いてちょうだいね。『僕は嘘をついてはいけない』って」というものでした。ドローレス・アンブリッジの言いつけを守り、ハリーが言葉を書いていくと手の甲に傷が浮かんできます。ドローレス・アンブリッジはそんなハリーに対し言葉が染み込むまで書き続けなさいと命じていました。
ドローレス・アンブリッジの子供時代の過去
ドローレス・アンブリッジはマグルの母親と魔法使いの父親の間に生まれた半純血の魔法使いでした。父親はドローレス・アンブリッジと同じく魔法省で働いていたようです。しかし父は野心に乏しくマグルである母は気まぐれな性格をしていました。元々は嫌味な性格ではなく聡明な少女であったドローレス・アンブリッジの家庭環境は非常に貧しかったということが明らかにされています。
さらにドローレス・アンブリッジの弟はスクイプでした。ドローレス・アンブリッジはそんな弟と両親のことを軽蔑していたようです。ホグワーツでスリザリンに入寮した彼女は純血主義のスリザリンでも要職を任されず苦しんだとされています。弟のことをマグル生まれの母のせいにし、父共に責め続けた結果15歳の時に家庭が崩壊してしまいました。彼女の嫌味な性格は、このような過去にあるということが明らかとなっています。
ドローレス・アンブリッジの最後やその後
「闇の魔術に対する防衛術」担当だったドローレス・アンブリッジですが、トレローニやハグリットを学校から追い出しついにはホグワーツの校長に就任してしまいます。ドローレス・アンブリッジを校長に指名したのは魔法省でした。過去の経験で歪んだ性格をしているドローレス・アンブリッジは、ホグワーツを支配していきます。ここからは、そんなドローレス・アンブリッジの最後とその後について詳しく解説をしていきます。
ドローレス・アンブリッジの最後
ホグワーツの校長にまでなったドローレス・アンブリッジですが、魔法省神秘部の戦いでハリーとヴォルデモートが直接対決をしたことが広まるとホグワーツから追い出されてしまいます。しかし、魔法省では元の地位のままだったようです。その後姿を消していたドローレス・アンブリッジですが、「ハリー・ポッターと死の秘宝」で再びマグル生まれ登録委員会の委員長として登場しマグル生まれの魔法使いを苦しめていきました。
この役割がドローレス・アンブリッジに与えられたのはヴォルデモートが魔法省を乗っ取った後です。ドローレス・アンブリッジの考えは、ヴォルデモート陣営に寄っていたためにこのような重要な役職を与えられたと考えられています。ドローレス・アンブリッジの迫害の仕方は残酷で、マグル生まれの魔法使い達の中からは死者が出ていました。
ドローレス・アンブリッジのアズカバン送りのその後
嫌味な性格で魔法省の中でも重要なポジションを手に入れたドローレス・アンブリッジですが、その後裁かれていたということが明らかになっていました。ハリーとヴォルデモートの戦いが終わり、第二次魔法戦争が集結した後ドローレス・アンブリッジの悪行に注目が集まります。マグル生まれの魔法使い達に対する迫害は、常軌を逸した職権乱用であり、ドローレス・アンブリッジはその後アズカバンへ送られることになりました。
ドローレス・アンブリッジ役の女優
過去の家庭環境のせいで、嫌な性格になってしまったドローレス・アンブリッジは映画版「ハリー・ポッター」にも登場しています。映画版「ハリー・ポッター」には豪華俳優・女優が集結していました。そんな映画版「ハリー・ポッター」でドローレス・アンブリッジを演じた女優について詳しく解説をしていきます。
イメルダ・スタウントンのプロフィール
「ハリー・ポッター」でドローレス・アンブリッジを演じた女優は、イメルダ・スタウントンというイギリスの女優でした。イメルダは過去に王立演劇学校で学んでいます。その後、レパートリー・シアターで女優としてのキャリアを築き始めたそうです。また、有名女優となった現在でもナショナル・シアターに出演しています。イギリスでは非常に有名な女優でローレンス・オリヴィエ賞主演女優賞などにノミネートされていました。
イメルダ・スタウントンの主な出演作品
ドローレス・アンブリッジを演じた女優、イメルダ・スタウントンが過去に出演した作品を紹介していきます。出演作品の中には「マレフィセント」「ダウントン・アビー」「パディントン2」「パレードへようこそ」「アウェイクリニング」「アーサー・クリスマスの大冒険」「家族の庭」「ウッドストックがやってくる」「フリーダム・ライダーズ」「沈黙の奪還」「ヴェラ・ドレイク」「チキンラン」などがありました。
ドローレス・アンブリッジに関する感想や評価
アンブリッジはホグワーツ内で権力得るたびにだんだんピンクの服が濃いピンクの服になっていってるのよね…
— こた🦁 (@wizard_h_p) September 3, 2019
ドローレス・アンブリッジに関する感想の中にはドローレス・アンブリッジの服装に関するものもありました。元々、ピンクの服ばかり着ていたドローレス・アンブリッジですがホグワーツで権力を得る度にピンクの色合いが濃くなっていくという点に気づいたファンの方もいたようです。
物語の外から見てるのと実際に接するのとではそりゃ違うよね、ホグワーツの生徒だったらアンブリッジ好きになれないのは当然。アンブリッジの生い立ち知ったところで許せるわけがない
— てんこ (@yt0314dim) January 9, 2019
ドローレス・アンブリッジに関する感想の中にはこちらのようなものもありました。ドローレス・アンブリッジの性格が過去の環境からだったということが明らかになっていますが、こちらの方はホグワーツの生徒だったら過去を知ったとしても許せるわけがないという感情を抱いたようです。
ハリーとロンが荒ぶりまくったヴォルデモートの魂が入ったロケットを着けてても、元の性格がひん曲がり過ぎてたから特に変化がなく、服従の呪文でもなんでもなく闇の輩のやり方に嬉々として協力する実は半純血(母親がマグル)なアンブリッジってもう何て言うか、マトモなの人類であることだけだよね
— 鹿 (@kshaniko) November 16, 2018
ドローレス・アンブリッジに関する感想の中には、こちらのような感想もありました。ドローレス・アンブリッジはヴォルデモートの分霊箱の一つを身につけています。この分霊箱はかなり強力なものでしたがそれをつけていてもあまり変化がなく、服従の呪文なしにヴォルデモート勢力に協力していたドローレス・アンブリッジは人類であることだけがまともだと言われていました。
ドローレス・アンブリッジの性格と過去まとめ
今回は、「ハリー・ポッター」に登場するドローレス・アンブリッジについて紹介をしてきました。ピンク色の服と嫌味な性格が特徴的なドローレス・アンブリッジですが、そんな彼女の性格は過去の家庭環境にあったということが明らかにされています。また、ホグワーツの戦い後はアズカバンへ送られていました。そんなドローレス・アンブリッジも登場する「ハリー・ポッター」一度ご覧になってはいかがでしょうか?