オリバンダーは魔法界で最も優秀な杖職人！店の歴史やヴォルデモートとの関係は？

今回は、「ハリー・ポッター」に登場するオリバンダーについて詳しく解説をしていきます。「ハリー・ポッター」は魔法の世界を描いたファンタジー小説です。そんな「ハリー・ポッター」には、魔法の杖を販売している店が登場します。オリバンダーは魔法の杖の店を営んでいるキャラクターです。ヴォルデモートとの関係やオリバンダー役を演じた俳優なども紹介していき、オリバンダーの魅力に迫っていきます。

「ハリー・ポッター」はJ・K・ローリングによるファンタジー小説です。ローリングは1990年から物語の構想を考え出し1995年には第1巻となる「ハリー・ポッターと賢者の石」の執筆が完了しています。舞台となっているのは1990年代のイギリスでした。その後子供だけではなく大人にも愛される児童文学作品となり第7巻まで発売されています。2018年にはシリーズ全世界累計発行部数5億部を突破していることが判明しています。

「ハリー・ポッター」のあらすじを簡単に解説していきます。ハリー・ポッターは、ダーズリー家に引き取られた少年でした。両親は10年前に亡くなっています。母方の親戚であるダーズリー家から、虐待のような扱いを受けながらもハリーは10歳まで平和に暮らしていました。11歳を目前に、ハリーには魔法力が発現しホグワーツ魔法学校から入学案内が届きます。しかしダーズリー家はハリーのホグワーツ入学を認めませんでした。

オリバンダーは、「ハリー・ポッター」でオリバンダーの店という魔法の杖を販売している店を営んでいるキャラクターとして登場しました。本名はギャリック・オリバンダーであるということが明かされています。オリバンダーの店があるのは、ダイアゴン横丁でした。オリバンダーの店は、紀元前382BCから続いている店なようで、ホグワーツ魔法学校に通っている生徒の殆どはオリバンダーの店で杖を購入しています。

オリバンダーの店に置いてある杖は、オリバンダーが作ったものだとされています。オリバンダーは「ハリー・ポッター」の世界に登場する魔法界では世界最高の杖職人だと言われているほど、腕のいい杖職人でした。闇の帝王として名を轟かせたヴォルデモートや、主人公のハリー・ポッターもオリバンダーの杖を使用しています。また、オリバンダーは三代魔法学校対抗試合の際にも代表選手の杖の検分をしていました。

オリバンダーの店で杖職人をしているオリバンダーですが、その名前には由来があるようです。オリバンダーという名前は「オリーブの杖を所有する者」という意味が込められていました。そんなオリバンダーの祖先のルーツは地中海地方だとされています。昔、ローマからイギリスへ渡りダイアゴン横丁に店を構えたと言われています。オリバンダーの祖先が来る前はイギリス魔法界には不安定な杖ばかりだったようでした。

オリバンダーの店の店主として、ハリー・ポッターに杖を見立てたオリバンダーですがその際名言を残していました。オリバンダーの名言とは「杖は魔法使いを選ぶ。理由は分からぬが。だが、明らかなのはおぬしが何か偉大なことをするということじゃ」というセリフでした。この時オリバンダーは、ハリーにヴォルデモートと兄弟杖となる杖を見立てています。シリーズに通しての伏線だとファンの間では言われているようです。

オリバンダーは、「ハリー・ポッター」のストーリーに大きく関わってくるキャラクターです。そんなオリバンダーが営んでいるオリバンダーの店の歴史や、オリバンダーが語る「杖の術」について詳しく解説をしていきます。

オリバンダーの店は紀元前からダイアゴン横丁にあり、オリバンダー家で経営してきたようです。オリバンダーの店で売られている杖は一本一本が手作りであり本体の材料、芯の材料などが非常に豊富です。店には大量の杖がありますが、同じ物で出来ている杖はありません。1992年、ハリーはホグワーツに入学するためにオリバンダーの店を訪れています。その年のクリスマス休暇中、オリバンダーは私用で店を閉じていました。

オリバンダーは三代魔法学校対抗試合で検分をしています。多くのキャラクターが、オリバンダーに杖を見立ててもらっていました。ハリーは魔法学校六年生の時、再びダイアゴン横丁を訪れます。しかしそこにオリバンダーの姿はありませんでした。オリバンダーの店は封鎖され、オリバンダーはデスイーターに誘拐されヴォルデモートの拷問を受けていたのです。

オリバンダーが語る「杖の術」について解説をしていきます。「杖の術」とは、杖の歴史や魔力について学ぶ魔法界ならではの学問でした。オリバンダーは作中で「杖が魔法使いを選ぶ」と語っていましたが、この発言も「杖の術」に習ったものでした。しかし、杖がどうして魔法使いを選ぶのかその理由については明らかにされていないようです。ハリーが杖を選ぶ際も、ハリーが選ばれるまでオリバンダーは何度も試していました。

ハリーが魔法学校六年生になった時点で、オリバンダーはヴォルデモートに誘拐されています。この時、オリバンダーはヴォルデモートから拷問されていました。ヴォルデモートは一体何故オリバンダーを誘拐したのでしょうか？ここからはヴォルデモートがオリバンダーを誘拐した理由や、オリバンダーに聞いた事、さらにオリバンダーの脱出について詳しくネタバレ解説していきます。

ダイアゴン横丁でオリバンダーの店を営んでいたオリバンダーですが、1996年7月に失踪してしまいます。オリバンダーが失踪したのは、ハリーの同級生であるネビル・ロングボトムが杖を購入した翌日でした。オリバンダーは失踪したと思われましたが、失踪ではなくヴォルデモートに誘拐されていたのです。誘拐されたオリバンダーは、マルフォイ邸に幽閉されピーターの杖の作成やヴォルデモートからの質問に答えるよう拷問されます。

ヴォルデモートは、世界最高峰の杖職人からなら有益な情報を引き出せると考えたようですがオリバンダーからはあまり役に立つ情報は引き出せなかったようでオリバンダーが弱るまで拷問を繰り返していました。そんなオリバンダーの元へ、ハリーの同級生であるルーナがやってきます。ルーナも誘拐されてきたのです。トーマス・ディーンや、グリップフックなどもデスイーター達に誘拐され、オリバンダーと合流していました。

ヴォルデモートが復活した際、ハリーとヴォルデモートは一度対決をしています。しかし、ヴォルデモートの杖は言うことを聞きませんでした。ヴォルデモートはこの事を不審に思ったようで、世界最高峰と言われている杖職人のオリバンダーを誘拐します。ヴォルデモートの杖は、オリバンダーが見立てたものだったのです。ここからは、ヴォルデモートがオリバンダーに尋ねたことについて詳しく解説をしていきます。

ヴォルデモートはオリバンダーに、自分の杖とハリーの杖が戦えない理由について尋ねたそうです。ヴォルデモートは、「炎のゴブレット」で遂にハリーと直接対決をします。しかし、ヴォルデモートはハリーを傷つけることが出来ませんでした。オリバンダーから、ヴォルデモートとハリーの杖は兄弟杖だということが明かされました。そのため、二つの杖同士で戦っても魔法が正常に作動しなかったようです。

ヴォルデモートとハリーの杖は二本とも不死鳥の羽から出来ていました。ヴォルデモートに拷問されたオリバンダーは、ヴォルデモートに別の杖を使えばハリーと戦えるとアドバイスしました。ヴォルデモートは、オリバンダーのアドバイスを聞き入れ手下であるルシウス・マルフォイの杖を魔法で正当に奪い、自分の物にします。

ヴォルデモートは、オリバンダーに最強の杖のありかを聞いたようでした。ヴォルデモートは、オリバンダーからのアドバイスを聞きルシウスの杖を奪います。そして、「七人のハリー・ポッター計画」の際にハリー・ポッターを襲いました。しかし、ハリーの杖は一度ヴォルデモートと対決しているためヴォルデモートの力を取り込んでいたようです。その結果、ヴォルデモートはハリーに全く敵いませんでした。

ヴォルデモートは、この事実に腹を立てます。そこで再びオリバンダーを拷問しました。ヴォルデモートは最強の杖が必要だと考えていたようです。オリバンダーを拷問した結果、最強の杖・ニワトコの杖について聞き出すことに成功します。しかし、世界最高と言われている杖職人のオリバンダーでもニワトコの杖の在りかは知らないようでした。オリバンダーはグレゴロビッチが持っているという噂をヴォルデモートに話します。

1996年に誘拐されたオリバンダーですが1998年にハリーやハーマイオニー達がやってきます。ハリーはトビーを引き連れ、幽閉されていたオリバンダー達を救出しました。オリバンダーは、ロンの兄であるビル夫妻の新居・貝殻の家に身を寄せます。また貝殻の家を出たあとは、ミュリエルの家で過ごしていたようです。ハリーとヴォルデモートが戦ったホグワーツの戦いの後オリバンダーがどうなったのかについては明かされていません。

「ハリー・ポッター」は、イギリスを代表する大人気児童小説であり、作中で描かれている魔法の世界は子供だけではなく大人も魅了されていきました。そんな「ハリー・ポッター」は映画化され、世界中でヒットしています。今回紹介していくオリバンダーも、映画版に登場しています。ここからは映画版「ハリー・ポッター」でオリバンダー役を演じたジョン・ヴィンセント・ハートについて詳しく解説をしていきます。

映画版「ハリー・ポッター」でオリバンダー役を演じた俳優はジョン・ヴィンセント・ハートというイギリス出身の俳優でした。1966年に出演した映画「わが命つきるとも」で演技力が絶賛されます。「エイリアン」でのクルー役や「ミッドナイト・エクスプレス」などで知名度を上げていきました。「エレファント・マン」ではジョン・メリック役を演じオスカーにノミネートされていました。2015年にはナイト爵を授与しています。

オリバンダー役を演じたジョン・ヴィンセント・ハートの出演作品を紹介していきます。ジョン・ヴィンセント・ハートの出演作品の中には「10番街の殺人」「ミッドナイト・エクスプレス」「エレファント・マン」「天国の門」「ドクターの日」「ヘラクレス」「スノーピアサー」「裏切りのサーカス」「メランコリア」「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」「マンダレイ」「ドッグヴィル」などがありました。

オリバンダーに関する感想の中には、こちらのようなものもありました。ヴォルデモートは、オリバンダーを誘拐し様々なことを聞き出しています。しかし、杖の所有権については聞いていませんでした。結果的に、杖の所有権がハリーに敗北する一因となったため、ヴォルデモートの行動について疑問に思っている方もいたようです。

オリバンダーに関する感想や評価の中には、こちらのようなものもありました。ハリーがホグワーツに入学する時点でオリバンダーはヴォルデモートとトム・リドルが同一人物であることに気が付いています。オリバンダーが、ヴォルデモートの正体を知っていたと言う事実に気づいた読者の方もいたようです。

オリバンダーに関する感想や評価の中には、こちらのような感想もありました。オリバンダーは、「ハリー・ポッターと賢者の石」でハリーに杖を見立てた際「杖は持ち主を選ぶ」と発言しています。このオリバンダーの発言が最高の伏線だったという感想を抱いた読者の方もいたようです。

今回は「ハリー・ポッター」に登場するオリバンダーについてヴォルデモートとの関係や役を演じた俳優などを紹介をしてきました。オリバンダーは腕利きの杖職人でありヴォルデモートからもニワトコの杖について拷問を受けています。「ハリー・ポッター」に登場するキャラクターのほとんどは、オリバンダーから杖を買っていました。そんなオリバンダーも登場する「ハリー・ポッター」一度ご覧になってはいかがでしょうか？