2019年11月08日公開
2019年11月08日更新
【スターウォーズ】クワイ=ガン・ジンの実力は?アナキンとの出会いまとめ
スターウォーズに登場するクワイ=ガン・ジンは、のちにダースベイダーとなるアナキン・スカイウォーカーをジェダイの道へ引き込んだジェダイ・マスターです。思慮に優れ本質を見通すことができるクワイ=ガン・ジンの型破りな行動は、ジェダイにしては珍しいものでした。この記事ではクワイ=ガン・ジンの実力やアナキンとの出会い、名言やダース・モールとの戦いなどについて紹介します。クワイ=ガン・ジンが気になる方はぜひご覧ください。
クワイ=ガン・ジンとは?
スターウォーズシリーズに登場するクワイ=ガン・ジンは、ジェダイマスターの一人でありアナキン・スカイウォーカーを見出した人物でもあります。この記事ではクワイ=ガン・ジンの実力やアナキンとの関係、名言やダース・モールとの戦いについて紹介します。優れたジェダイマスター、クワイ=ガン・ジンが気になる方はぜひチェックしてみてください。
スターウォーズシリーズの概要
スターウォーズシリーズはアメリカの映画作品であり、ルーカスフィルムの制作するスペースオペラです。ジョージ・ルーカスの構想が元になっており、ルーク・スカイウォーカーを主人公に据えた旧三部作、その前日譚であるアナキン・スカイウォーカーを主人公に据えた新三部作、旧三部作の続編でありレイを主人公に据えた続三部作の9作品があります。
クワイ=ガン・ジンのプロフィール
クワイ=ガン・ジンのプロフィールを紹介します。クワイ=ガン・ジンはジェダイ・マスターの一人であり、オビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーの師匠です。優れたジェダイマスターであるクワイ=ガン・ジンはライトセーバーを使った戦闘やフォースの扱いはもちろん、ジェダイの弟子を指導する力にも秀でています。性格は老成しているようで意外と型破りなところがあり、弟子のオビ=ワンを困らせることがあります。
クワイ=ガン・ジンの名前の由来
クワイ=ガン・ジンという名前の由来は、日本語の「開眼(かいがん)」から来ていると言われています。開眼と言う言葉は、仏教用語としては「智慧の眼を開くこと」と言う意味があります。智慧の意味を紹介します。
空など仏教の真理に即して、正しく物事を認識し判断する能力。これによって執着や愛憎などの煩悩(ぼんのう)を消滅させることができる。
これはダークサイドに落ちることを防ぐため物事や個人に執着することを禁じているジェダイの掟に似ています。ジェダイになるためには生後6ヶ月以内であることが条件に挙げられているのも同じ理由からであり、ある程度成長してしまうと親などに対する執着が生まれてしまうためです。クワイ=ガン・ジンの名前の由来が本当にこの「開眼」ならばジェダイマスターにふさわしい名前と言えます。
クワイ=ガン・ジンのジェダイ・マスターとしての系図
ジェダイには階級が存在し、クワイ=ガン・ジンは『スターウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』で登場した時すでにジェダイ・マスターと呼ばれていました。これは弟子を選ぶことを許されたジェダイ・ナイトのことです。ジェダイの階級について少し紹介します。
スター・ウォーズ本編に出てきたジェダイの階級は3つです。パダワン、ジェダイ・ナイト、ジェダイ・マスター。パダワンはジェダイの弟子のことです。その上の階級のジェダイ・ナイトは一人前と認められたことを表す階級ですが、弟子を選ぶことができません。さらに上の階級のジェダイ・マスターは弟子を選ぶことができます。基本的にジェダイ・ナイトやジェダイ・マスターは弟子のパダワンを受け持つことになっています。
クワイ=ガン・ジンはオビ=ワンを弟子にしています。オビ=ワンはアナキンを弟子にしています。また、クワイ=ガン・ジンのかつての師はドゥークー伯爵でした。ドゥークー伯爵はジェダイでありながら暗黒面へ落ち、シスの暗黒卿となった人物です。そのドゥーク伯爵の師はジェダイ・マスターのヨーダでした。つまり、ヨーダ、ドゥークー伯爵、クワイ=ガン・ジン、オビ=ワン、アナキンというジェダイマスターの系譜が存在します。
クワイ=ガン・ジンの実力
アナキンの強大なフォースを見出した慧眼の持ち主、クワイ=ガン・ジン。クワイ=ガン・ジンは優秀なジェダイ・マスターです。ここでは、スターウォーズシリーズにおいてクワイ=ガン・ジンが見せた実力を紹介します。髭と長髪が渋くてカッコいいのみならず、フォースにバランスをもたらす者を見つけ出したクワイ=ガン・ジンの実力にご注目ください。
実力①リビング・フォース
クワイ=ガン・ジンがスターウォーズの中で成し遂げた偉業の中で最も大きいのは、リビング・フォースを生み出したことです。かつてダース・プレイガスが行ったように、クワイ=ガン・ジンもまた死後の世界から戻ってくる方法を研究していました。その結果発見したのがこのリビング・フォースです。リビング・フォースとは、肉体の死後もフォースと一体化することで己の精神を現世に留めることを指します。
このリビング・フォースを成功させたクワイ=ガン・ジンの霊体は死後も現世に残り、アナキンたちを見守っていました。アナキンが母親を殺された憎悪からタスケン・レイダーを皆殺しにしたとき、ヨーダがクワイ=ガン・ジンの叫びを耳にしています。
またクワイ=ガン・ジンは自身の編み出したリビング・フォースをヨーダに伝え、ヨーダは『スターウォーズ エピソード3/シスの復讐』の終盤でオビ=ワンに伝えています。この秘術を教えられたオビ=ワンは『スターウォーズ エピソード3/シスの復讐』から『スターウォーズ エピソード4/新たなる希望』に至る空白の期間に修行を続け、会得していました。このため、死した時も二人は霊体としてこの世に戻ってくることができました。
実力②ダース・モールとの戦い
クワイ=ガン・ジンはジェダイ・マスターとしての実力も高い人物です。クワイ=ガン・ジンの実力がわかるのは、『スターウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』でダース・モールと戦った場面です。ダースモールはシスの暗黒卿ダース・シディアスの弟子であり、幼い頃に連れ去られてからずっとシスになるための過酷な訓練をされてきました。
シディアスの愛弟子であり、彼を倒せるものはいないとまで思われていたダース・モールの実力は非常に高く、クワイ=ガン・ジンとオブ=ワンの二人掛かりでも倒すことはできません。そのうちクワイ=ガン・ジンはオビ=ワンと分断され、ダース・モールと一対一での戦いに持ち込まれます。ダース・モールの猛攻に、クワイ=ガン・ジンは遂に腹部を貫かれて倒れます。
しかしその後オビ=ワンがクワイ=ガン・ジンのライトセーバーを使って不意を突き、ダース・モールを打ち倒します。クワイ=ガン・ジンはオビ=ワンにアナキンの面倒を見ることを約束させて息を引き取ります。こうして優れた師でありジェダイだったクワイ=ガン・ジンは亡くなり、ダース・モールとの戦いは幕をひきました。
クワイ=ガン・ジンとアナキンとの出会い
フォースにバランスをもたらす者として予見され、のちにダースベイダーとなる少年アナキン・スカイウォーカーはクワイ=ガン・ジンによってその才能を見出されました。そんなクワイ=ガン・ジンとアナキンの出会いは「フォースの意思」と言われるほど運命的なものでした。それでは、スターウォーズ・サーガにおける始まりとも言えるクワイ=ガン・ジンとアナキンの出会いを紹介します。
アナキン・スカイウォーカーとは?
スターウォーズに登場するアナキン・スカイウォーカーは強大なフォースを持つジェダイであり、のちに恐怖で銀河を支配するシス卿ダースベイダーとなる人物です。愛情深い性格ですが短気で人の話を聞かない欠点があります。惑星タトゥイーンに生まれ、奴隷として育ちました。宇宙船の操縦を得意としています。ジェダイ見習いとなってからはオビ=ワン・ケノービに師事します。
青年となったアナキンは惑星ナブーの国家元首パドメ・アミダラと恋仲になり、恋愛を禁ずるジェダイの掟に触れます。恋愛は個人への執着を生み、恐怖や憎悪へと繋がってダークサイドへの入り口となり得るからです。また母シミの死をきっかけに愛するものを失うことに恐怖を抱くようになり、その心の隙をシスの暗黒卿ダース・シディアスに狙われます。
子供も授かり幸せの絶頂かと思えた時、パドメが死ぬ夢を繰り返し見るようになります。パドメを失うことを恐怖したアナキンはシディアスに死から人を救う方法を教えると言われてダークサイドへ落ち、ジェダイを裏切ります。アナキンが暗黒面に落ちたことでパドメはあまりのショックに生きる希望を失い、そのまま亡くなってしまいます。絶望の底に落ちたアナキンはシスの暗黒卿ダースベイダーとして生まれ変わります。
クワイ=ガン・ジンとアナキンの運命的な出会い
クワイ=ガン・ジンとアナキンの運命的な出会いは惑星ナブーで起きました。惑星ナブーと通商連合が貿易関税率を巡って紛争を起こしたため、銀河共和国の元老院は銀河系の守護者であるジェダイに仲裁を求めます。そのジェダイ特使として派遣されたのがクワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービでした。二人は通商連合の包囲をかいくぐって惑星ナブーのアミダラ女王を保護し、星を脱出します。
クワイ=ガン・ジンらは無事に惑星を脱出することができましたが、船の故障で惑星コンサルタントへ向かうことができなくなります。そのため一時的に惑星タトゥイーンへ立ち寄り、新しく船を買い付けることになります。降り立った砂漠だらけの星タトゥイーンで、クワイ=ガン・ジンは奴隷の少年アナキン・スカイウォーカーに出会います。
アナキンは人間にはまず不可能と言われている危険な競技、ポッドレースが得意な少年でした。その類まれな反射神経や能力を見たクワイ=ガン・ジンは、アナキンに眠る強大なフォースを感じ取ります。フォースの強さの基準となるミディ・クロリアン数値を測ると、アナキンのそれはジェダイマスターのヨーダをも超える数値を記録していました。
クワイ=ガン・ジンはアナキンこそが予見されていた「フォースにバランスをもたらす者」だと考え、奴隷から解放されてジェダイになる道を提示し、アナキンも承諾します。こうしてフォースにバランスをもたらす者アナキン・スカイウォーカーとクワイ=ガン・ジンは、出会いを果たしたのでした。
クワイ=ガン・ジンのかっこいい名言集
オビ=ワンの師匠でありアナキンをジェダイの道に引き込んだクワイ=ガン・ジンの、かっこいい名言集を紹介します。ジェダイマスターとしてオビ=ワンを長く教えたクワイ=ガン・ジンの、含蓄のある名言にご注目ください。
クワイ=ガン・ジンの名言①「話せるから利口…」
「話せるから利口とは限らん」というのは、『スターウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』にてクワイ=ガン・ジンがジャー・ジャー・ビンクスに言った名言です。ジャー・ジャー・ビンクスは惑星ナブーに住むグンカンという種族の一人で、度を過ぎた不器用さから居住区を追放されたという極度のおっちょこちょいです。
クワイ=ガン・ジンとオビ=ワンが惑星ナブーにて通商連合に攻撃を受けていた時、そこにジャージャービンクスが居合わせます。クワイ=ガン・ジンたちはジャー・ジャー・ビンクスのせいで命を落としそうになり、「このバカ者め」と言います。ジャージャービンクスは「ミー、話せるよ」とバカでないことをアピールしますが、それにクワイ=ガン・ジンが返したのがこの名言です。ユーモアがありながらもなかなか辛辣な一言です。
クワイ=ガン・ジンの名言②「出会いは偶然ではない…」
「出会いは必然ではない。全て運命なのです」というのは『スターウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』にてクワイ=ガン・ジンがアナキンの母親シミに言った名言です。アナキンのジェダイとしての素質に気がついたクワイ=ガン・ジンはアナキンを奴隷の身分から解放し、ジェダイとして育てたいとシミに告げます。シミは息子はジェダイになるのか、と問いかけ、それにクワイ=ガン・ジンが返したのがこの名言です。
クワイ=ガン・ジンに関する感想や評価
クワイ=ガン・ジンを演じたのは俳優のリーアム・ニーソンです。このツイートはニーソンが演じたクワイ=ガン・ジンが渋くてかっこいいという感想がツイッター上で多く見受けられました。クワイ=ガン・ジンの師匠の貫禄は視聴者にも十分に伝わっているようです。
正史だとぶっ飛んだジェダイが少ないから、クワイ=ガン・ジンが異端者に見えやすい
— ジェイK (@starwarsrenmei) July 16, 2019
だけど、評議会にも従順だし、問題児ではないよね pic.twitter.com/RESASpt7Uw
クワイ=ガン・ジンはジェダイにしては型破りな性格であり、弟子のオビ=ワンを困らせていました。しかしそんなクワイ=ガン・ジンの行動は本質を捉えていることが多くあります。クワイ=ガン・ジンがただの異端者ではなく、優れたジェダイ・マスターであることがこのツイートからわかります。
スターウォーズEP1観たー
— ナッシーボヘミアン兄貴EG🤡WM (@8111Robot) July 16, 2018
実は初めて観たスターウォーズ作品でが、なおかつ当時の俺は異形のクリーチャーが苦手だったのであまり好きじゃなかった
で!改めて観たけどダース・モールがめちゃかっこいい
クワイ=ガン・ジンvsダース・モールは戦闘なのにみてて美しい
あとアナキン坊やはチート pic.twitter.com/xFq5rnMMlX
ダース・モールとクワイ=ガン・ジンの戦いが美しいと評価するツイートです。ダース・モールは両はしからレーザーが伸びる独特のライトセーバーを用いて戦います。舞うように斬り合うダース・モールとクワイ=ガン・ジンの戦いの美しさがこのツイートから伝わってきます。ダース・モールとクワイ=ガン・ジンの戦いが好きだという感想は他にも多く見られました。
クワイ=ガン・ジンはジェダイオーダーの良心。(なお本人含め師弟関係者はみんな問題児)
— NIX (@NIX_51) December 15, 2017
クワイ=ガン・ジンはルールから外れた行動をよく取りますが、それは全体を見越してのことであったり誰かのためであったりします。そんなクワイ=ガン・ジンの人の良さが伝わってくるツイートです。
決してオビワンが悪い訳じゃないんだけど、クワイ・ガン・ジンならアナキンを正しく導けたんだろうなあって思うと切ない
— でるた (@delta0401) December 25, 2015
クワイ=ガン・ジン亡き後アナキンの面倒はオビ=ワンが見ることになります。オビ=ワンは優れたジェダイでアナキンのことを愛していましたが、その表現があまり上手くなくアナキンの暗黒面落ちを止めることはできませんでした。クワイ=ガン・ジンなら正しく導けたかもしれないというこのツイートからは、観客のクワイ=ガン・ジンの指導力や包容力への高い評価が見て取れます。
クワイ=ガン・ジンの実力まとめ
アナキン・スカイウォーカーを見出したジェダイマスター、クワイ=ガン・ジンの実力やアナキンとの出会い、名言や最後のダース・モールとの戦いを紹介しました。2019年12月20日にはスターウォーズ最新作『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が公開される予定です。クワイ=ガン・ジンとアナキンとの出会いから始まったスカイウォーカー・サーガを見届けたい方は、観にいってみてはいかがでしょうか?