ブライアン・デ・パルマ監督のおすすめ映画!アクションからホラーまで厳選紹介

ブライアン・デ・パルマ監督の映画作品といえば、ホラー映画『キャリー』とアクション映画『アンタッチャブル』です。ブライアン・デ・パルマ監督はさまざまなジャンルを手掛ける監督として知られており、さらに撮影テクニックや派手なアクションに魅了され、多くの「デ・パルマファン」がいます。映画作品に対して、賛否が分かれる評価ですが、賛否が分かれるからこそ愛されるブライアン・デ・パルマ映画。そんなブライアン・デ・パルマ監督が手掛けた作品をアクションからホラーまでおすすめを厳選紹介しています。

ブライアン・デ・パルマ監督のおすすめ映画!アクションからホラーまで厳選紹介のイメージ

目次

  1. ブライアン・デ・パルマ監督とは?
  2. ブライアン・デ・パルマ監督のおすすめ映画~アクション編~
  3. ブライアン・デ・パルマ監督のおすすめ映画~ホラー編~
  4. ブライアン・デ・パルマ監督~その他~
  5. ブライアン・デ・パルマ監督作品の見どころ
  6. ブライアン・デ・パルマ監督に関する感想や評価は?
  7. ブライアン・デ・パルマ監督のおすすめ映画まとめ

ブライアン・デ・パルマ監督とは?

サイコスリラー映画『キャリー』やアクション映画『アンタッチャブル』などその他多数の名作を世に送り出してきたブライアン・デ・パルマ監督。さらに、ジャンルを選ばないというのも監督の特徴です。そんな監督の簡単なプロフィールをはじめ、『キャリー』『アンタッチャブル』などの名作はもちろんのこと、アクション系、ホラー系、その他の作品とともに紹介していきます。

ブライアン・デ・パルマのプロフィール

  • 本名:ブライアン・デ・パルマ
  • 生年月日:1940年9月11日(78歳)
  • 出身地:アメリカ合衆国 ニュージャージー州ニューアーク
  • 職業:映画監督,脚本家
  • 主な作品:『キャリー』『ミッドナイトクロス』『スカーフェイス』『アンタッチャブル』『ミッションインポッシブル』

ブライアン・デ・パルマ監督は、イタリア系の外科医の家庭で三男として生まれます。小中高とクエーカー系の私立高校へと通っており、数学や工学に情熱を注ぎ科学博などで論文が高い評価を受けています。それも少年時代でした。そして父親の職場へ出入りし、手術を目の当たりにしていたことで血への免疫を培ったといわれています。

高校卒業後においては、興味に従いコロンビア大学の物理を学んでいたようですが、在学中に観た映画『市民ケーン』や『めまい』に衝撃を受けたことで、専攻を映画に変えています。それからは大学卒業後にサラ・ローレンス大学修士課程に進み、当時制作した短偏『Wotons Wake』がローゼンタール基金賞を受賞したことが監督に自信をつけさせ、1963年には長編『御婚礼/ザ・ウェディング・パーティ』の撮影を開始していました。

幅広いジャンルを撮る監督

ブライアン・デ・パルマ監督はコロンビア時代に16ミリ映画を撮り始め、卒業後にはドキュメンタリー映画で何本か出演しています。ロバート・デ・ニーロのために作った映画『ロバート・デ・ニーロのブルーマンハッタン/BLUE MANHATTAN Ⅱ・黄金のニューヨーク』がヴェルリン映画祭にて銀熊賞を受賞し、73年には『悪魔のシスター』が話題となりました。

76年公開された『キャリー』の大ヒットによってスター監督の仲間入りを果たしています。ヒッチコックを意識した出演やストーリー展開、スロー長回しの独特な手法などが特徴となっており、『殺しのドレス』はサイコへのオマージュ的な作品です。そしてサスペンスに限らず、アクション大作も手掛け『ミッション・インポッシブル』、『アンタッチャブル』など幅広いジャンルを握る監督として知られています。

ブライアン・デ・パルマ監督のおすすめ映画~アクション編~

それでは早速、ブライアン・デ・パルマ監督が手掛けたジャンル「アクション」を紹介していきます。アクション系では、実話を基にした『アンタッチャブル』もあり、ヒップホップカルチャーにおけるアイコン化として認識された『スカーフェイス』などがあります。そのほかの映画とともに見どころも交えて紹介しています。

おすすめ映画①アンタッチャブル

ブライアン・デ・パルマ監督の映画の中で、最も世間に認知されている作品が『アンタッチャブル』です。アンタッチャブルは1930年の禁酒法時代のアメリカを舞台とし、アル・カポネ逮捕に執念を燃やす男たちの奔走を描いたクライムアクションです。ショーン・コネリーやケビン・コスナーなど豪華俳優を的確に活かし、暴走とともに激しいアクションが繰り広げられています。

アンタッチャブルでは、ときおり暴走しつつもブライアン・デ・パルマ監督による独自のスタイルをおさえているようです。そのため、適度なアクションとサスペンスフルな演出となり、万人が楽しめる犯罪娯楽映画だといえます。また、アル・カポネという人物は実在しており、アンタッチャブルは実話を基に制作されているのも楽しめる要素ではないでしょうか?

というのも、捜査チームの主任捜査官だった「エリオット・ネス」の自伝が原作で、暗黒街の帝王という名称で名を馳せたアル・カポネの犯罪組織を壊滅すべく活動する様子が描かれています。アル・カポネを演じたロバート・デ・ニーロは頭髪を剃り、顔を太らせるなどの肉体改造を行い撮影に臨むなど、忠実に再現しようとする様子がうかがえます。これによってマフィアのボスとして申し分ない存在感を出すことに成功しています。

おすすめ映画②スカーフェイス

『スカーフェイス』はハワード・ホークス監督作品『暗黒街の顔役』を現代風にリメイクしたアクション映画となっています。キューバからやってきたチンピラヤクザトニー・モンタナ(アル・パチーノ)が成り上がる人生を3時間に渡って見せるピカレスロマンです。トニー・モンタナを務めたアルーパチーノの鬼気迫る演技、そして暴力が凄まじいまでに描写されており、ブライアン・デ・パルマ監督が持つ不良的感性が垣間見えます。

キューバから単身でアメリカに渡ったチンピラヤクザの無軌道な人生を描いており、壮絶なクライマックスまでその雰囲気がいかんなく発揮されています。この映画が公開されたときは批評家によって散々な評価となり、ラジー賞のワースト監督賞にもノミネートされています。しかし現在はカルト映画としての再評価が進んで、ヒップホップカルチャーにおけるアイコン化として認識されたのは有名な話です。

あくまでも不良的感性として極道まではいきません。ストリートに根差したチンピラとなっています。このような意味でもブラックカルチャーに与えた影響は必然だと言えるでしょう。1960年代を生きた映像作家のブライアン・デ・パルマ監督が反体制的な側面を知る上で観ると素晴らしい教訓が得られるのではないでしょうか?

おすすめ映画③カリートの道

『カリートの道』はアル・パチーノが元麻薬王を演じるクライムアクション映画となっています。かつては裏社会のボスとして君臨していたカリートが刑務所から5年ぶりに釈放され、帰ってきたニューヨークの街は犯罪と裏切りが溢れかつての仁義を失っていました。その中でも、カリートは仁義を貫き恋人とともに新しい人生を真っ当に生きようとしますが、運命はそれを許さず困難が待ち受けていました…。

カリートの道で野生的なマフィアを演じていたアル・パチーノが渋さあふれるカリートを演じ、そのほかウィゴ・モンテンセンなどの人気俳優がクセのある悪人役として登場しています。ストーリーは『アンタッチャブル』でも見られた華麗な演出を楽しめる作品です。

おすすめ映画④ミッション:インポッシブル

『ミッション:インポッシブル』シリーズは、日本でも2018年8月には新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』が公開され、変わらず高い人気を誇っている作品です。その記念すべき第一作を手掛けたのがブライアン・デ・パルマです。

主人公のイーサンは何者かによって裏切りの罪を着せられました。追われる身でありながらも、仲間と共に真犯人を探しだそうと奔走するサスペンス映画となっています。アクションシーンはもちろんのこと、多くの伏線を張った複雑なストーリー展開。ブライアン・デ・パルマ監督がアクションに限らず、サスペンスも得意とする持ち味をいかんなく発揮したのが本作だと言えるでしょう。

おすすめ映画⑤スネーク・アイズ

『スネーク・アイズ』はニコラス・ケイジ主演のサスペンス映画となっています。舞台はニュージャージー州のアトランティック・シティにある巨大スタジアム。そこで狙撃事件が発生し、地元の刑事として解決に奔走します。タイトルのスネーク・アイズとはサイコロの1のゾロ目という意味です。それから「事件は一巻の終わり」という意味に転じています。

また、日本の音楽家である坂本龍一が劇伴を担当しており、世界観に花を添えています。本作の主人公は悪党から賄賂受け取る、時には金を巻き上げるなど悪事の限りを尽くした汚職警官です。しかし、事件で狙撃対象となった国防長官を守れなかった親友のため、彼に協力して真犯人を探す人情深さも持ち合わせています。ブライアン・デ・パルマ監督ならではの映像テクニックが盛り込まれたトリックに観た人はきっと騙されるかもしれません。

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ブライアン・デ・パルマ監督のおすすめ映画~ホラー編~

ブライアン・デ・パルマ監督が手掛けたジャンル「ホラー」では、『キャリー』が有名です。出世作にして、大ヒットを博した作品として圧倒的な知名度と人気を誇っています。「驚かし」を入れる手法の本家となった作品なので、恐怖と不安を体験したい人であれば要チェック。そのほかのおすすめ映画、そして見どころまで交えて紹介していきます。

おすすめ映画①キャリー

『キャリー』はブライアン・デ・パルマ監督の出世作にして、大ヒット作品です。スティーブン・キング原作の小説を実写化したオカルトホラー映画となっており、監督の作品の中でもキャリーは圧倒的な知名度と人気を誇ってるといえるでしょう。ラストに観客を驚かせる「脅かし」を入れる手法は、キャリーから本格的に広まったと言われています。

あらすじでは主人公のキャリーが冴えない容姿により、クラスメートに限らず母親からも嫌われている女子高生を描いています。そんな彼女が超能力に目覚めたことでいじめられっ子の哀しい復讐劇として展開され、ブライアン・デ・パルマ監督が得意とする映像テクニックがふんだんに盛り込まれています。主人公のキャリーが学校で受けるいじめや家庭内での問題は、現代でも十分に通じるはずです。

また、キャリーを演じたシシー・スぺイサクですが、キャリーに出演した当時はまだ無名でした。ところがキャリーへの出演がきっかけで映画界で活躍することになり、そのほかジョン・トラボルタやウィリアム・カット、ナンシー・アレン、エイミー・アービングなど若手スターを多数輩出した映画でもあります。それだけ、ブライアン・デ・パルマ監督の目が確かだったという証明にもなります。

おすすめ映画②ファントム・オブ・パラダイス

『ファントム・オブ・パラダイス』は夢の具現化とパラダイス劇場で現出する愛と渇望、そして野心の果てに涙ありの狂乱劇を描いた作品となっています。映画界でもあまりみることがなかった「ロック・ミュージカル」という体裁をとっており、画面が複数に分かれるスプリット・スクリーンや登場人物の悲劇の顔を追い続けるカメラワークなどによっていつみても映画の新鮮さは色褪せることはないといえるでしょう。

そして映画評論家の町山智浩さんをはじめ、一部の熱狂的なファンは映画館に何度も足を運んだ、という伝説を残した作品です。多くの「デ・パルマ信者」を生み出したともいわれています。あらすじでは、曲を盗まれ、声を奪われ、顔もつぶされ、さらに愛する人までも横取りされてしまったこの上ない悲劇に見舞われた孤独な作曲家を描いています。

悪魔役として出演したポール・ウィリアムが提供した楽曲の数々はどれも素晴らしいのですが、やはりブライアン・デ・パルマ監督のクセの強さと華麗さが見せる映像美によって、この映画が他のどの映画とも異なるものとしている理由だといえるでしょう。

おすすめ映画③殺しのドレス

『殺しのドレス』はニューヨークを舞台に繰り広げられるサイコサスペンス映画となっています。本作はヒッチコック監督が手掛けた『サイコ』に影響を受けているようで、ホラーのみならずエロスの印象が強い作品です。あらすじでは、夫婦生活に不満を抱くケイトでしたが、ある日何者かに殺害されてしまいます。

それも、精神分析医・エリオットのカウンセリングを受けた後でした。そこで、ケイトの息子・ピーターが母を殺害した真犯人を捕まえるべく、独自に調査を開始し奔走する様子を描いています。

おすすめ映画④悪魔のシスター

『悪魔のシスター』はマーゴット・キダーが主演を務め、覗いている男をカメラが覗き、そして観衆、観客が覗いて最後の最後まで覗くなんとも不思議なサイコスリラー映画となっています。作家性の強い実験的作品を撮っていたブライアン・デ・パルマ監督がサスペンスやホラーの闇の中へと満を持して挑戦した記念すべき作品です。結末では、殺人事件がないものとして永遠に封印されるといった後味の悪さに悪意を感じるでしょう。

またこの映画は「カルト」を感じさせる雰囲気があります。オープニングから胎児の写真を多用し、「奇形」「フリークス」という言葉が飛び交い、さらにシャム双生児の写真と体が不自由な人々が映し出されるといったある意味ショッキングな内容となっていました。あらすじでは、いきなり美女の着替えを覗くニヤけた男、その覗き魔を覗いているカメラ、そして覗きカメラを覗いているクイズ番組の観衆、といった覗き構造から始まります。

おすすめ映画⑤レイジング・ケイン

『レイジング・ケイン』は、ジョン・リスゴーが多重人格を持つ主人公を演じました。幼少期に心理実験を受けた精神科医でしたが、次第に狂気にむしばまれる姿を描いたホラー映画となっています。本作は多重人格を描くということで、映画『サイコ』を彷彿とさせるシーンが多く、ヒックコック監督を意識しているのが分かります。

というのも、車を湖に沈めるシーンや最後の最後で女性の恰好をした男が現れるなど、『サイコ』と同じ描写があったからです。それによって本作がプラスに働いていました。またブライアン・デ・パルマ監督お得意の長回しとスローモーションを用いているので、流行りの長回しではなく、本当の長回しを見せてくれます。

作中で刑事が水死体を確認しにいくまでずっとカメラが追い続けているシーン、廊下を歩き、長い階段を下りてエレベーターに乗る…など行動が途切れることはありません。なんといっても、やはり多重人格という難しい役を演じたジョン・リスゴーが素晴らしいです。彼が演じた人物には、7歳の少年、成人女性、そして残忍な殺人鬼とそれぞれ全く異なる性格を持っており、さらに父親のニックスまでも彼が演じていることに驚きです。

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ブライアン・デ・パルマ監督~その他~

ブライアン・デ・パルマ監督が手掛けたジャンルはアクションやホラーだけではありません。SFやサスペンス系までも手掛けているのです。これらのジャンルでは、ホラーの特徴であるスリリングな描写に限らず、過激なアクションも相まって見どころ満載の作品となっています。それでは、『ミッション・トゥ・マーズ』をはじめ、そのほか多数の作品を紹介していきます。

おすすめ映画①ミッション・トゥ・マーズ

『ミッション・トゥ・マーズ』は、人類で始めて火星に降り立った宇宙飛行士たちが体験した神秘を描いたSF映画となっています。ブライアン・デ・パルマ監督にとってSF映画を初めて手掛けたのですが、評価は散々でした。ブライアン・デ・パルマ監督のお得意のサスペンス要素がないためストーリーの盛り上がりに欠けてしまい、既視感がかりの内容になったことです。

ただ、宇宙についての考証は正確で、映像は見ごたえのあるものばかりだといわれています。DQIとILMに加え、CIS、ティペット・スタジオなど有名なVFX制作会社が参加したことにより、視覚効果が立派な仕上がりになっています。映像とストーリーの内容に大きな差ができてしまったことは残念ですが、映像においては宇宙空間からそのまま撮影したかのような仕上がりなので、見ごたえのある作品だといえるでしょう。

おすすめ映画②ミッドナイトクロス

『ミッドナイトクロス』はジョン・トランボルダが主演を務めるサスペンス映画となっています。ブライアン・デ・パルマ監督が、1967年にパルム・ドールを受賞した『欲望』に影響を受けて制作し、スリリングなシナリオだけではなく、随所に光る演出や映像美もみどころの作品です。主人公の音響技師・ジャックがある日の収録中に起きた交通事故を目撃したことから始まります。

事故車に乗車していた女性・サリーを救助しましたが、ただの事故ではないことに彼は気づき始めます。同乗していた死亡者が次期大統領であること、そしてジャックが収録していたテープに銃声音が入っていたからです。全てを闇に葬るために隠ぺい工作の手が伸びてくる中で、ジャックはサリーの命を守るために行動していきます。

命を狙われるヒロインである彼女と彼女を守ろうとする主人公が、陰謀に巻き込まれながらも調査よって真相を暴こうとする姿が繰り広げられています。ジョン・リスコーが演じる殺し屋とのチェイスシーンなど、テンポよく展開された独特の雰囲気を持ち、アクション要素もふんだんに盛り込まれているので、観ていて飽きることがありません。

おすすめ映画③カジュアリティーズ

『カジュアリティーズ』は、ブライアン・デ・パルマ監督が念願の大ヒットを飛ばした作品『アンタッチャブル』を世に送り出した後に制作された自身初となる戦争映画です。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で乗りに乗っていたマイケル・J・フォックスが正義感の強い主人公を演じています。ベトナム戦争におけるアメリカ軍の非人道的な行為を題材にした作品で、戦場における真実を包み隠さず伝えています。

そのため、部隊内での激しい対立や強姦、少女の誘拐などが生々しく描かれており、そんな仲間たちを告発しようとする陸軍兵士の孤独な闘いが繰り広げられます。1966年に戦地で起きた事件が元になっており、『突然の訪問者』もこの事件からインスパイアされたようです。ただ、興行的には失敗した作品だったようで、批評に関しても芳しいものではありませんでした。

オリバー・ストーンの『プラトーン』から続くベトナム戦争に乗っかったことによる便乗映画だと受け取られた面もあるかもしれませんが、ブライアン・デ・パルマ監督からしからぬ説教臭さもマイナスに働いたのかもしれません。

おすすめ映画④愛のメモリー

『愛のメモリー』は、ブライアン・デ・パルマ監督が『キャリー』の前に監督していた映画でしたが、なかなか日本でも公開めどが立っていませんでした。しかし『キャリー』が人気を博したことにより制作から2年後に日本でも公開されたといわれています。過去の回想シーンからそのまま現代に移り変わるイメージにおいては、観ていて驚く映像となっており、さすがブライアン・デ・パルマ監督だと思うことでしょう。

愛のメモリーで特に欠かせないシーンはラストです。主人公2人の周りをくるくると回り続けるカメラ撮影によって、いつまでも永遠に続いてほしいと思われるほどの美しさで溢れています。あらすじでは妻と娘を誘拐された挙句、警察の不手際によって同時に失った男。それから16年後にフィレンツェで妻と瓜二つの女性と出会うことによって、恋に落ちますが、なんと彼女も誘拐されてしまうという事態となりました。

実は少々ネタバレになりますが、全ての不幸は裏で糸を引く存在がいたのです。つまり16年前の妻子誘拐も、さらに瓜二つの女性との出会いも、全てはその存在が糸を引いていました。過去の幻影にとらわれた男の妄執と、復讐のために舞い戻った一人の女性、そして影で操る一人の男性。ラストシーンは感動的なハッピーエンドのように演出されていますが、観ている側が恐怖と不安しか残らないのかもしれません。

おすすめ映画⑤フューリー

『フェリー』は、こちらもブライアン・デ・パルマ監督が『キャリー』に続いて制作した作品となっており、衝撃的なラストが話題になったキャリーに続いて、こちらも予想を斜め上にいくような驚きのラストシーンが話題を集めました。映画タイトル「フェリー」の意味は激怒。少女の怒りによって人体がバラバラに吹っ飛ぶというのが前代未聞のラストシーンを生みだし、絶大なインパクトを与えます。

そして超能力を得たことによって普通の人生が送れなくなってしまう、という苦悩を描いた悲しき運命というのも本作が「大家」といわれ、その後の映画や小説では超能力を主人公にしたあらすじで取り上げられるテーマになったといえます。『キャリー』ほどメジャーな映画ではありませんが、超能力少女の運命に加えて「目から血を流す」シーンの怖さなども印象的なので、楽しみつつ超能力もの映画の代表作を鑑賞するといいかもしれません。

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ブライアン・デ・パルマ監督作品の見どころ

ブライアン・デ・パルマ監督は、1970年~80年第にかけて最大の持ち味である鮮烈なまでに怪しい輝きを放っていました。先に紹介した『キャリー』は大多数に絶賛された作品でしたが、一方、オールスターを起用したのにテクニックに溺れただけ、『虚栄のかがり火』という極端な作品まであります。

しかし賛否が分かれる作品だからこそ語り継がれるものも多いです。賛否が分かれるからこそ、愛されるブライアン・デ・パルマ映画。ここでは、そんなブライアン・デ・パルマ監督の作品には、どのような見どころがあるのかに焦点を当てて解説していきます。

見どころ①派手なアクション

ライアン・デ・パルマ監督はいわゆるニューハリウッドの代表的な映画監督に数えられますが、一方で作品の出来不出来が激しいとも評価される監督です。これまでにさまざまなジャンルの映画をてがけているのですが、その中でも代表作がサイコスリラーの『キャリー』とアクション映画の『アンタッチャブル』だと言えるでしょう。どちらの作品も、暴力的な内容が含まれており、派手なアクションとなっていました。

この派手なアクションによってしばしば評論家の避難の的となってきましたが、それでも『キャリー』と『アンタッチャブル』が名作として残るということから、やはり多くの人が見どころとだと感じているからではないでしょうか?

見どころ②映像の美しさ

ブライアン・デ・パルマ監督は、「アルフレッド・ヒッチコック」に強い影響を受けていることでも知られ、作品ではヒッチコック映画を模範としたシーンが散見していました。そのほか、ジャン=リュック・コダール、ミケランジェロ・アントニオーニ、オーソン・ウェルズ、アンディ・ウォーホル、メイズルス兄弟などにも影響を受けています。

そのため、映画の撮影では分割画面やスローモーション、長回し、目線アングルなどを使用し、凝った画作りを行うなどブライアン・デ・パルマ監督ならではの独特な映像が生み出されることとなりました。その映像の美しさが注目され、熱狂的なファンが多いことでも有名です。

ブライアン・デ・パルマ監督に関する感想や評価は?

ブライアン・デ・パルマがの作品『アンタッチャブル』では、不正と戦うかっこよさが見ものだと言われています。適度なアクションとサスペンスフルな演出によって、アンタッチャブルのメンバーが戦う姿がかっこよく映ったのかもしれません。

こちらもブライアン・デ・パルアが手掛けた『アンタッチャブル』を観た感想です。監督の力量に称賛が送られており、裏情勢を芸術なまでに表現することで「娯楽」の代表格へと昇華させている構成力で「ギャング映画」の金字塔といわれています。また、勇壮な名曲が品格を添えているともいわれているので、見どころ満載の映画だといえるでしょう。

ブライアン・デ・パルマが手掛けた『カリートの道』の感想です。『アンタッチャブル』のように筋を通す生き様が素晴らしく、さらにブライアン・デ・パルマ監督の独特なアクションシーンもまた見どころだといわれています。主人公の愛する女性への一途な想いも加わり、もう一度見たい作品へとなったようです。

ブライアン・デ・パルマ監督が手掛けた『キャリー』の感想です。スティーブン・キング原作の『キャリー』から、ブライアン・デ・パルマ監督によってカットされた終盤部分がいいといわれています。またホラーというよりもSFという印象を与えるようです。主人公のキャリーの孤独が超能力を発揮する原因ですが、それによって悲しくやるせない気持ちになるといわれています。

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ブライアン・デ・パルマ監督のおすすめ映画まとめ

ブライアン・デ・パルマ監督のおすすめ映画を紹介してきましたが、いかがでしたか?名作として現在も語り継がれる『アンタッチャブル』、『キャリー』は監督独自の撮影テクニックや派手なアクションによって見どころ満載の映画となっていました。さらに、撮影テクニックや派手さもさることながら、映画の内容まで充実しており、これはさまざまなジャンルをてがける監督ならではの楽しさだといえるでしょう。

また、アルフレッド・ヒッチコック監督を強い影響を受けていることでも知られ、作品ではヒッチコック映画を模範としたシーンが散見していました。「サスペンス映画の神様」ともいわれる監督を意識しているということですので、アルフレッド監督がてがけた名作として知られる『サイコ』や『裏窓』なども観るとさらに面白くなるかもしれません。

これを機にブライアン・デ・パルマ監督の名作だけではなく、アクションやホラー、サスペンス、SFまでさまざまなジャンルを組み合わせてご覧になってください。

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