ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのガモーラは死んだ？生き返る？演じた女優も紹介

ガモーラについて紹介する前にまずは彼女がマーベル・シネマティック・ユニバースの中で所属する組織であり映画のタイトルにもなっているガーディアンズ・オブ・ギャラクシーについて紹介していきます。マーベル・シネマティック・ユニバースの中にありながら長く他のヒーローが登場しない、合流していない状態だった作品でしたがアベンジャーズ/インフィニティ・ウォーで合流を果たしたヒーローチームです。

そんなガーディアンズ・オブ・ギャラクシーにおいてガモーラはゼン・フーベリという種族の生き残りとして登場します。ちなみにガモーラというのはいわゆるファーストネームで、フルネームはガモーラ・ゼン・フーベリ・ベン・タイタンという名前です。現在ではガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員としてヒーロー側にいるガモーラですが、幼少期はあのサノスに拾われて養女として育てられたという過去を持っています。

余談ですが、マーベル・シネマティック・ユニバースでこそ緑の肌が特徴の1つとして定着しているガモーラですが、他のマーベルキャラと同じく原作では初登場時から徐々にデザインが変化して現在の姿に至っています。過去の作品を遡るとその特徴的な緑の肌ではなかった事もあり、またコスチュームのデザインも登場する作品に合わせて変更される事も度々行われていました。

マーベル・シネマティック・ユニバースには超常的な現象や科学の力でパワーアップしたタイプのヒーローが多いですがガモーラの能力は一重に訓練の結果によるものです。元々サノスがガモーラを引き取ったのも暗殺者として育てる為だったという事もあって徹底した訓練を受けた結果現在の能力を身に着けたのです。

最もポピュラーな能力が敵の急所を突いて敵を麻痺する術で、この能力によってガモーラは1人で何十人もの相手と戦う事が出来ます。また好んで使う武器はナイフや剣といった武器として一般的なものですが、あらゆる武器を使いこなし、また本来武器ではない物を武器として扱う術にも長けています。

幼少期よりサノスによって暗殺者として育てられてきたガモーラは善悪の判断が出来ないある種の洗脳状態にありました。サノスも目的はメイガスを殺させる事です。この暗殺にガモーラはウォーロックと手を組みますがその中でサノスの目的が宇宙の全生命体の滅亡だと判明し裏切る事を選びます。メイガスとウォーロックが死亡した後、サノスに刃を向けたのです。

結果はサノスに返り討ちにされ致命傷を追う事になったガモーラ。ソウル・ジェムのおかげでウォーロックなどが復活してもガモーラの中にはサノスはいつか倒さなくてはいけない相手だと復讐を誓います。その後2008年に結成されたガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの2期メンバーとして加入しました。マーベル・シネマティック・ユニバースでは2期から実写化されているのでガモーラはそのメンバーとして登場しています。

マーベル・シネマティック・ユニバースではガモーラの過去がそのまま描かれているわけではなく、またサノスの設定が変更された事で多少ガモーラの設定は変更されていますがサノスに育てられた事等、重要な要素は基本的に原作の設定をそのまま継承しており、またサノスの目的などを他のヒーロー達に伝える役割も担うなどしました。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員として、そしてサノスを知っている者としてアベンジャーズ/インフィニティ・ウォーに登場したガモーラ。サノスに宇宙船を襲われたソーをガーディアンズのメンバーで救助し共に行動、その流れでサノスと交戦し拉致、最終的にサノスに殺される事になってしまいます。

サノスに拉致されたガモーラはサノスの宇宙船にて、ソウルストーンの在り処を問われ姉妹同然に育ったネビュラへの拷問に耐えかねたガモーラがその在り処である惑星ヴァーミアにあると答えてしまいます。サノスはガモーラを連れ、惑星ヴァーミアにたどり着くと、レッドスカルの「最も愛する者の魂を差し出す必要がある」という言葉を聞きます。

この話を聞いた時ガモーラは愛する者のいないサノスにはソウルストーンは手に入れられないと笑います。サノスはその事実に涙しますが、その涙の理由はこれから殺す事になる娘を思っての事でした。サノスは確かにガモーラを娘として愛していたのです。その事実に気付いたガモーラはソウルストーンを守るべく自殺しようとしますがそれもサノスに妨害され、結局サノスの手によって崖から突き落とされる形で殺される事になるのでした。

ガモーラにとってある意味救いと言えるのがこれによってサノスの元にソウルストーンが現れを手に入れた事により、少なくともソウルストーンが愛していると認識してくれるレベルではサノスがガモーラを愛している事が分かった事と言えます。その形は間違いなく歪んでいると言えますが、サノスなりには愛していたという事だとソウルストーンが認めたのです。

アベンジャーズ/エンド・ゲームではサノスの指パッチンで死亡したヒーロー達が戻ってきますが、その時戻ってきたのはあくまでもサノスの指パッチンで死亡したヒーローだけで、インフィニティ・ウォー冒頭にソーをかばってサノスに殺されたロキやマインドストーンを奪われて死亡したヴィジョン、そしてサノスによって直接殺される形になったガモーラは生き返る事なく終わっています。

アベンジャーズ/エンド・ゲームで他のヒーロー達が生き返るという事があった事を考えると生き返る事があっても不思議ではないですが残念ながらガモーラが生き返るにはかなりの障壁があります。インフィニティストーンを手に入れる代償として失った命は例えインフィニティストーンでも生き返る事が出来ないとエンド・ゲームにて示唆されているのです。

インフィニティストーンはマーベル・シネマティック・ユニバースのフェーズ1~3を支えた重要な要素であり、絶大な力を持つアイテムです。そのアイテムを持ってしても出来ない事を別に方法が見つかってしまうとこれまで作り上げてきた世界観自体が薄っぺらいものになってしまうのでフェーズ4で公開が予定されているガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3のメインテーマになったとしても難しいのではないかと考えられます。

もう1つガモーラが生き返るのを妨げているのがエンド・ゲームでサノスと共に登場した過去のガモーラです。アイアンマンの命をかけた指パッチンでサノスとその部下は消えるのが描かれていますが、その中にはガモーラだけが描かれていません。その為、死んだ現在のガモーラに変わり、このまま過去のガモーラがガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーとして活躍する事になるのではないかとも考えられるのです。

その理由の1つと言える可能性のある出来事としてエンド・ゲームの時点で過去ガモーラはピーター・クイル達と出会っています。マーベル・シネマティック・ユニバースではこのようなそれぞれの映画の出来事をなかった事にしたりはしないのでエンド・ゲームの時点で出会っているというのがガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3でも生きてくるのではないかと考えられています。

死んだガモーラが生き返るにしても過去ガモーラがそのまま活躍するにしてもガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3でも活躍が期待されるガモーラ役の女優はゾーイ・サルダナさんが務めています。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーリミックスの公開時には日本にも来たことがある女優さんです。

ゾーイ・サルダナさんは1978年生まれで2019年現在41歳です。身長170cmで体重は51kgとかなりスレンダーな体型をしています。元々はニュージャージー州の生まれですが後にドミニカ共和国に移り住みました。ちなみに両親は父がドミニカ共和国、母がプエルトリコの出身です。幼少期からダンスやバレエなどに取り組み17歳でアメリカに戻ると女優への道を進む事を決めました。

2000年に映画「センターステージ」で女優としてデビューすると2003年には「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」で女海賊アナマリア役を演じるなど実績を残し、2009年「アバター」のヒロインであるネイティリ役を演じて一躍脚光を浴びる事になりました。2014年の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」からガモーラ役にキャスティングされると以降演じ続けています。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーシリーズから始まったマーベル・シネマティック・ユニバースで一貫してガモーラ役を演じている女優ゾーイ・サルダナさんですが、当初のキャスティングには他にも候補となる女優さんがいました。

世界観を共有するマーベル・シネマティック・ユニバースのドラマ、「エージェント・オブ・シールド」に出演していたエイドリアンヌ・パリッキさん、総合格闘家という顔を持つ女優のジーナ・カラーノさん、アクションドラマで多くの実績を持つレイチェル・ニコルズさんなどがガモーラ役の候補女優として名前が上がっています。

ここからはこれまでもガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを始めマーベル・シネマティック・ユニバースで活躍してきたガモーラについての感想や評価を紹介していきます。元々インフィニティ・ウォーの時点で死んだ事、同じくインフィニティ・ウォーで他にも多数のヒーローが死んだ事から彼らが生き返るのか、生き返るなら全員が生き返るのかと様々な考察が行われている状態でした。

エンド・ゲームで過去のガモーラが登場した事、その過去ガモーラの生死を含めた動向が不明である事から過去ガモーラの動向も含めて死んだ現在のガモーラが生き返る可能性やその動向について気になるという人が多くなっており、その動向について考察する人も多くなっています。

マーベル・シネマティック・ユニバース自体がフェーズ3で大きな区切りを迎えて転換期に入った事で今後の展開が気になるという人も多いですが、個別の展開を気にする人も多く、ガモーラ関連だと最も多いのはクイルとの関係性です。元々死んだガモーラとクイルは恋愛関係にあった事もあって過去ガモーラとクイルが関係性を築くのかなどに注目が集まっています。

ガモーラ役を演じた女優のゾーイ・サルダナさんに関しては2019年現在41歳とは思えない美貌を持っているという声と共にガモーラ役と「アバター」で演じたメイティリ役も合わせて人間じゃないキャラを演じる事が多いとも言われる女優さんになっています。その他にもアクションを演じる事が多い役を演じる機会が多く、またガモーラ役を演じるゾーイ・サルダナさんを見たいという声も多くなっています。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーから登場したガモーラはインフィニティ・ウォーで死んだ後、エンド・ゲームで他のヒーローが復活した際にも生き返る事が出来なかったヒーローの1人です。エンド・ゲームで過去のガモーラが登場し、同じく過去から登場したサノスなどが倒される中、明確に死んだ描写が描かれていない事で、今後の動向が様々な形で考察されています。

死んだガモーラと過去のガモーラ双方がどうなるかはフェーズ4で公開が予定されているガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3にて明らかになるはずです。マーベル・シネマティック・ユニバースはそれまでの設定を大切にするシリーズなので何も触れないという事はありえません。ガモーラ役を演じるゾーイ・サルダナさんの動向も含めて注目してみてはいかがでしょうか？