2019年08月16日公開
2019年08月16日更新
24時間テレビが嫌いと言われてしまう理由とは?好きな人との違いを考察
毎年8月になると日テレ系で放送される『24時間テレビ』。そんな24時間テレビは嫌いという方が非常に多く、毎年事あるごとに炎上しています。24時間テレビが嫌いと言われる理由として考えられるのが障害者を利用している演出や無理矢理感動させようと仕向けているところ、そしてチャリティーと言いながらもギャラが発生してる事などがダントツです。その他にも嫌いと言われる理由はあるのでしょうか?また、好きな人はどんな理由で好きなのでしょうか…?今回は、24時間テレビが嫌い・好きな理由をそれぞれ調査してみました。
24時間テレビが嫌いと批判される理由
日本テレビ系列が1978年から毎年放送しているチャリティー番組・『24時間テレビ』。「愛は地球を救う」をキャッチフレーズとしており、健常者はもちろんのこと、障害者や被災者・難病患者などにも着目し、チャリティーマラソンやドラマスペシャル・ドキュメンタリー・チャレンジ企画などを中心に構成しています。
そんな『24時間テレビ』ですが、実は視聴者たちの間では「嫌い…」と批判の声が多く挙がっており、年々視聴率は下がりつつあるようです。視聴者たちが24時間テレビを嫌いと批判している理由とは一体何故なのでしょうか…?まずは、24時間テレビが嫌いと批判される理由について調査してみましょう。
理由①感動で涙を誘う
24時間テレビが嫌いと批判される理由1つめは、『感動で涙を誘う』為です。24時間テレビの内容として、障害者や被災者などをピックアップしてお涙頂戴構成となっているのはもちろんのこと、24時間テレビの代名詞とも言えるチャリティーマラソンも、番組のクライマックスで感動させようと涙を誘う演出が行われています。
視聴者たちが24時間テレビを嫌いという理由の一つとして、「そもそも芸能人がチャリティーマラソンを走る意味がわからない」という意見もありますし、きつそうに走る姿を見せて努力を見せ、感動を誘おうとしていること…この様な24時間テレビの演出自体がわざとらしくて嫌いだという方は非常に多いようです。
理由②障害者を利用している?
24時間テレビが嫌いと批判される理由2つめは、『障害者を利用している?』為です。障害者や難病患者などをピックアップしていることも24時間テレビの特徴の一つです。もちろん、障害者や難病患者を取り上げること自体が悪いわけではありません。しかし24時間テレビでは障害者を利用しているようなシーンが多数見かけられます。
例えば、障害者に水泳や登山などをさせる企画は24時間テレビで定番です。この、『健常者が当たり前に出来ることを障害者が必死に頑張る姿』を見せることで感動を生むのではないか…という、安易な考えがモロに出てしまっていると突っ込まれています。
『お涙頂戴』演出の感動の為に、障害者を利用している企画が腹立たしいという視聴者は毎年24時間シーズンになると多くなり、近年では『感動ポルノ』という言葉も出てきて問題視され、このような過度な演出をしていることが嫌いだと言われる理由となっています。
理由③時代遅れ
24時間テレビが嫌いと批判される理由3つめは、『時代遅れな為』です。毎年毎年同じような企画が取り上げられる24時間テレビに、飽き飽きしてきた方も少なくありません。同じような演出を毎年行い、安易な企画を繰り返していること自体が時代遅れではないかと考える方もいます。
理由④マラソン企画
24時間テレビが嫌いと批判される理由4つめは、『マラソン企画』です。『24時間テレビといえばチャリティーマラソン』というほど、メインイベントとなっているマラソン企画ですが、「そもそも走る意味が何なのか」「猛暑の中マラソンなんて危険すぎる」「勝手に努力して勝手に盛り上がっている雰囲気が嫌い」なんて声も少なくありません。
24時間テレビのマラソン企画が行われる当初の意義は、『番組を作るには、最後のゴールに向かって皆が共感できるものが何かあった方が良い』という発案からだったようです。この様な強引な演出に嫌気を感じてしまう視聴者は思いの外多く、マラソンがあるから24時間テレビを見ないという方もいるようです。
理由⑤出演者の不祥事が多い
24時間テレビが嫌いと批判される理由5つめは、『出演者の不祥事が多い』為です。連日メディアで芸能人の不祥事は取り扱われていますが、24時間テレビの出演者は不祥事が特に多い印象を抱きます。2016年には高畑雄太が婦女暴行で24時間テレビの放映直前に逮捕されたことや、2017年には宮迫博之が放送直前に不倫報道が取り上げられる様になりました。
24時間テレビはチャリティー番組として放送しているにもかかわらず、このように出演者の不祥事が多く、チャリティーテレビに出演するという気持ちそのものが軽く感じてしまって、嫌いだという視聴者も多くいらっしゃいます。
理由⑥テーマソングの「サライ」
24時間テレビが嫌いと批判される理由6つめは、『テーマソングの「サライ」』です。「サライ」は1992年に24時間テレビテーマソングとして誕生して以来、マラソンランナーが武道館に帰ってくる前に流れるのが定番です。
マラソンランナーが完走する目前の姿は視聴者の感動を誘う定番演出として取り入れているようですが、この毎年定番の演出が『泣く準備をしてください』という印象に感じられ、感動を押し付けられている気持ちになってしまい方も多く、24時間テレビのテーマソングである「サライ」が流れるとイラついてしまう方もいるようです。
理由⑦募金の用途
24時間テレビが嫌いと批判される理由7つめは、『募金の用途』です。チャリティー番組である24時間テレビでは募金用途がどうなっているのか気になるという視聴者も多いようです。募金は『福祉』『環境』『災害復興』関係に用途しているようですが、募金全てがこの様な公正な用途だけでないことも24時間テレビが嫌われている理由です。
理由⑧「ギャラ」が発生している
24時間テレビが嫌いと批判される理由8つめは、『「ギャラ」が発生している』為です。チャリティー番組であるにもかかわらず、出演芸能人にギャラが発生していることが視聴者たちが24時間テレビを嫌悪している理由としても大きいようです。
週刊誌情報で過去に24時間テレビのギャラを発表したところ、ジャニーズが一人1000万円、司会である羽鳥慎一が500万円、カラオケメンバーが200万円、マラソンランナーが約1000万のギャラだったと判明しました。もちろん芸能人も仕事でやっている事は重々承知ですが、チャリティー番組として放送しているのであれば、芸能人へのギャラは無しにするのが当然ではないかと考える視聴者は多くいらっしゃいます。
そもそもチャリティー番組の条件とは、『出演者はギャラをもらってないけない』『CMは流さずスポンサー収入は全額寄付』『経費等の収支をきちんと公開する』事が条件とされています。つまり、高額ギャラが発生している24時間テレビはチャリティー番組としての条件を満たしておらず、この様な体裁が嫌われる理由になっています。
ちなみに、24時間テレビではTシャツを着て募金をお願いしているスタッフがいますが、過去にバイトした方いわく、背中にボランティアと書いている方はボランティアで、スタッフと書いている方はバイトだったとの事で、芸能人以外にもお金が発生している事が明かされていました。
理由⑨スポンサー収入
24時間テレビが嫌いと批判される理由9つめは、『スポンサー収入』です。芸能人への巨額なギャラを払いながらも毎年放送を続けられているのには、スポンサー収入が関係している事も大きいようです。24時間テレビは表向きはチャリティー番組だと歌いつつ、スポンサー収入を得ているようです。
つまり、スポンサー収入が日テレに入るので芸能人へのギャラを支払いつつも儲けが出てくるカラクリです。では、肝心なチャリティーはどうやって担っているのかというと、これが視聴者の募金です。視聴者から得た募金でチャリティー性を出しつつもきっちりスポンサー収入を受け取って芸能人へのギャラ・日テレの儲けが出ている事自体が批判理由として関係しているようです。
24時間テレビが好きな人と嫌いな人の違い
24時間テレビは「嫌い」と批判される事が多いですが、当然、中には「24時間テレビが好き」という方もいます。では、24時間テレビが好きな人と嫌いな人の違いは一体何なのでしょうか…?お次は、24時間テレビが好きな人と嫌いな人それぞれの意見をチェックしてみましょう!
24時間テレビが好きな人の意見
まず、24時間テレビが好きな人の意見をチェックしてみましょう。24時間テレビを好きという方の意見としては、「障害者への認知度が上がっているから」「好きなタレントが出ているから」などといった意見があるようです。この様な意見から24時間テレビの事を好きという方もいますし、毎年楽しみにしている方もいらっしゃるようです。
24時間テレビが嫌いな人の意見
次に、24時間テレビが嫌いな人の意見をチェックしてみましょう。24時間テレビを嫌いな人の意見は、「むりやり感動させようとしている雰囲気がわかる」「障害者を利用している演出が嫌」「チャリティーなのに高額ギャラが発生しているのが嫌」という意見があるようです。先ほどご紹介した24時間テレビが嫌いな理由にも多く取り上げられていた点が嫌いな意見としても現れていました。
24時間テレビが嫌いな芸能人
24時間テレビが好きな人・嫌いな人様々ですが、一般人は勿論の事、実は芸能人にも24時間テレビが嫌いという方が意外に多くいる様です。では、24時間テレビが嫌いな芸能人として知られているのは一体どんな芸能人なのでしょうか?お次は、24時間テレビが嫌いな芸能人をチェックすると共に、出演拒否している理由についても調査してみましょう。
24時間テレビが嫌いだと噂の芸能人
24時間テレビが嫌いな芸能人だと噂されているのは、ビートたけし・笑福亭鶴瓶・タモリ・所ジョージ・明石家さんま・志村けんなどが挙げられているようです。どの芸能人も大御所芸能人ばかりで、大御所だからこそ、チャリティー番組と謳いつつも高額ギャラを渡している24時間テレビの姿勢に納得いかず、出演拒否している方もいるようです。
24時間テレビに出演拒否している理由
24時間テレビに出演拒否している芸能人として知られるのが、明石家さんまです。明石家さんまが24時間テレビに出演拒否している理由は、オファーされた際にチャリティー番組なんだからギャラはいらないと伝えたところ、スタッフに「さんまさんがもらわないと他の出演者がもらいにくいのでもらって下さい」と言われたようです。
明石家さんまはこのような受け答えをされた事に腹を立て、以来24時間テレビの出演拒否しているそうです。『チャリティー番組だからこそ、ノーギャラで出演しよう』とした明石家さんまの気持ちを踏みにじるようなスタッフの受け答えに頭が来るのは当然ですし、芸能人が出演拒否してしまう気持ちも共感できるのではないでしょうか。
24時間テレビに関する感想や評価
放送は勿論の事、様々な意見が寄せられ、毎年恒例となっている『24時間テレビ』。そんな『24時間テレビ』に対して、世間の人々は一体どんな感想や評価を抱いているのでしょうか…?最後に、『24時間テレビ』に関する世間の人々の感想や評価についてチェックしてみましょう!
24時間テレビ嫌いやなー。まだやるんか。障害持ってる人をネタにしてるとことか、チャリティーって言ってるのにチャリティーじゃないとことか、ほんと嫌い。もうやめてほしい。見ないのは当然として、人を喰いものにしてるとこ嫌い。#24時間テレビ
— 乃木欅 (@VreiyN1znBzaNfT) August 10, 2019
こちらの方は、24時間テレビに対して「障害持ってる人をネタにしてるとことか、チャリティーって言ってるのにチャリティーじゃないとことか、ほんと嫌」とツイートされています。また、こちらの方は24時間テレビが人を喰いものにしている印象を抱いているようで、一層嫌悪感を抱いていることが分かります。
24時間テレビは内容を見直してほしい。わざわざ障がい者に大変なことふっかけて、よくできました!みたいな構図大っ嫌い。もっと前向きな内容にしてよ。白杖の人が困ってる合図はコレ、車椅子の人のサポートはこんな風とか、最新の義手・義足はこんなことを可能にするとかタメになること発信してよ…。
— momo (@_momo_1015) August 11, 2019
こちらの方は、24時間テレビの「障害者に大変なことふっかけて、よくできました!みたいな構図大っ嫌い」だとツイートされています。それと同時に、もっと前向きでタメになることを発信して欲しいとも述べられており、24時間テレビが障害者について扱うのならばもう少しきちんとした配慮が必要ではないかと考えさせられます。
あと10日もすれば、今年もやってくる。
— ネコ好きのコミュニティー (@x303_AEGIS_0720) August 14, 2019
24時間テレビ。
また、障がい者を見せ物にして金を巻き上げるクズ番組。
私は自分が障がい者になってから嫌いになりました。
偽善者の集まり。
本当の障害の苦しみなんて何も理解しないで毎度お馴染みのお涙頂戴。
あんな感動する毎日過ごしてないし。
こちらの方は、地震が障害者になってから24時間テレビを嫌いになったようです。健常者の方も24時間テレビに対して嫌悪を抱いている伊方は多いですが、障害者だからこそ感じる嫌悪感というものも当然ながらあるでしょう。24時間テレビの感動を誘ってお涙頂戴演出は本当に苦しんでいる障害者の方達にとってはとても複雑なものでしょう。
24時間テレビが嫌いと批判される理由まとめ
24時間テレビが嫌いと批判される理由まとめご紹介はどうでしたか?毎年8月になると日テレ系で放送されるチャリティー番組・『24時間テレビ』。そんな24時間テレビですが、チャリティーでありながらも出演芸能人に高額ギャラが発生している事や、障害者を利用している姿勢、感動させようとする強引な演出などに嫌気がさしている視聴者傾向があるようです。
視聴者にも24時間テレビが嫌いという方も多いようですが、芸能人にも嫌いだという方は多く、出演拒否している方もいるようです。もちろん24時間テレビを好きという方もいらっしゃいますが、過去に行われたアンケートなどでも圧倒的に嫌いな方の方が多いようでした。長年続けてきた24時間テレビだからこそ、嫌われる理由を改善して、人々に愛される番組に変化していって欲しいものです。