サスペリア2018リメイク版のあらすじと感想!映画の結末までネタバレ解説

1977年に公開されて話題となったホラー映画の「サスペリア」ですが、2018年にリメイク版が公開されて再び話題となりました。今回はそんなリメイク版となる2018年のサスペリアについて、ネタバレを含めたあらすじから結末までを詳しくご紹介します。更に映画を観た人の感想や評価についてもまとめているので、まだ作品を観ていなかったり知らなかったという人も、あらすじからきっと興味を持つ事ができる筈です。

サスペリア2018リメイク版のあらすじと感想!映画の結末までネタバレ解説のイメージ

目次

  1. サスペリア2018リメイク版とは?
  2. サスペリア2018リメイク版のあらすじネタバレ
  3. サスペリア2018リメイク版の結末ネタバレ
  4. サスペリア2018リメイク版のテーマなどをネタバレ解説
  5. サスペリア2018リメイク版の登場人物とキャスト
  6. サスペリア2018リメイク版に関する感想や評価
  7. サスペリア2018リメイク版のネタバレまとめ

サスペリア2018リメイク版とは?

「決してひとりでは見ないでください」という恐ろしいキャッチフレーズが話題となったサスペリアですが、あらすじに興味を惹かれた人や予想外の結末に恐怖に震えた人も多かったのではないでしょうか?今回はそんなサスペリアのリメイク版となるサスペリア2018について、ネタバレを含めたあらすじから結末まで、更には実際に映画を観た人の感想や評価についてもまとめてご紹介します。

サスペリア2018リメイク版の作品情報

サスペリアは2018年に公開されたホラー映画で、1977年に制作された同タイトル映画のリメイク作品となっています。オリジナル版のサスペリアとは異なる視点から描かれた作品となっており、既にオリジナル版を鑑賞した事があるという人でも違った感想を抱いたり、新たな作品として結末までを楽しむ事ができる様になっている筈です。オリジナル版で主演を務めた女優が、本作にも再び出演している点も見どころです。
 

監督はルカ・グァダニーノ

生年月日:1971年8月10日(現在47歳)
出身:イタリア シチリア州パレルモ県パレルモ
身長:183cm
職業:映画監督、脚本家、映画プロデューサー
出演作品:「ムンド・シヴィリザード」「メリッサ・P 青い蕾」「ミラノ、愛に生きる」「君の名前で僕を呼んで」

サスペリア2018リメイク版の概要

物語の舞台となるのは1977年のベルリンで、米ソ冷戦の最中です。スージーという少女は、とある名門校への入学の為にアメリカからベルリンへやってきました。その学校には暗黒舞踏を踊る、超名門のバレエ団「マルコス・カンパニー」がありました。入団したカンパニーの中で仲間達が次々と殺されていく事となり、スージーはそのカンパニーの中で恐ろしい何者かの存在を知る事となります。

サスペリア2018リメイク版の予告編動画

サスペリア2018の予告編動画では、冒頭から奇妙な空気を感じ取る事ができます。華やかなバレエ団の中で憧れの存在を見つけるスージーですが、ある日行方不明の女性を探す老人が現れ、不穏な気配が漂い始めます。サスペリアという映画に何故多くの人が恐怖したのか、その理由は本編を鑑賞すれば自ずと理解できる筈です。予告編動画を観て興味が湧いたという人は、是非サスペリア2018を鑑賞して結末を確認してみてください。

サスペリア1977の作品情報

オリジナル版である1977年版のサスペリアでは、恐怖を更に増幅させる為に音響立体移動装置が使用されました。サスペリアと音楽は切り離せない不可欠な存在であり、リメイク版でも作品を盛り上げる要素の一つとして、音楽もオーケストラや聖歌隊がフューチャーされています。作品を知らなかったという場合でもリメイク版を観て気になった人は、是非オリジナル版の鑑賞もおすすめします。

監督はダリオ・アルジェント

生年月日:1940年9月7日(現在78歳)
出身:イタリア ローマ
身長:173cm
職業:映画監督、映画プロデューサー、脚本家
出演作品:「歓びの毒牙」「わたしは目撃者」「フェノミナ」「サスペリア・テルザ 最後の魔女」

サスペリア2018リメイク版のあらすじネタバレ

オリジナル版の恐ろしい雰囲気を受け継ぎながらも、新たな作品として世に生み出されたサスペリア2018ですが、続いては気になるあらすじをご紹介します。ネタバレを多大に含む内容となっているので、まだ映画を観ていないという人やネタバレを知りたくないという人は、閲覧にはくれぐれもご注意ください。リメイクされた事で、恐ろしさもパワーアップした作品となっています。

あらすじネタバレ①スージーの夢

1977年のベルリンの街は、ドイツ赤軍の爆破テロや学生達が起こすデモによって混乱した状態となっていました。アメリカのオハイオに住んでいた少女・スージーは、ダンサーになる為にそんなベルリンの街を訪れます。ベルリンにはマルコス・カンパニーという、世界的に活躍する舞踏団がありました。カンパニーの公演を観て独学でダンスを覚えたスージーは、そんなカンパニーのオーディションを受ける事にしたのです。

オーディションで才能と情熱を見せつける事ができたスージーは、振付師であるマダム・ブランに見初められ入団する事に成功します。寮生活を送る事となったスージーですが、レッスン初日にオルガが騒ぎを起こします。それまでセンターダンサーを務めていたパトリシアの代役に指名されたオルガでしたが、彼女が失踪したのはカンパニーによる陰謀であると言うのです。オルガはそのまま練習を放棄する選択をしました。

あらすじネタバレ②個人レッスン

パトリシアは失踪以前に心理療法士のクレンペラーに、カンパニーが魔女の結社であると訴えていました。しかしそれを彼女の妄想であると診断したクレンペラーは、パトリシアの言葉を信用しなかったのです。クレンペラーは第二次世界大戦の最中に、アンケという妻と生き別れになってしまい、彼女の事を忘れられずに共に暮らしていた家を度々訪れては思い出に浸る日々を送っていました。

マダム・ブランに指名されたスージーは、リードダンサーの役割を果たす為に個人レッスンを受ける事となります。マダムの指導によって目に見えない力が宿り、スージーはその力と共鳴を感じます。パトリシアの日記を見つけたクレンペラーは、3人の魔女の存在を知りカンパニーについて調査を始めていました。スージーの親友サラに失踪の件を伝えるものの、彼女はそれを受け入れられずに逃げ出してしまいます。

あらすじネタバレ③カンパニーの秘密

クレンペラーと接触したサラは、カンパニーについて調べる最中にダンスフロアの鏡の奥に隠された隠し扉を見つけます。中に入るとそこには不気味な装飾があり、見つけた巨大な鉤フックをサラは密かに持ち帰ります。後日クレンペラーにその鉤フックを見せたサラは、隠し部屋を見つけた事を伝えます。不穏な空気を感じながらも、カンパニーの公演会当日を迎える事となりました。しかし、そこにサラの姿はありませんでした。

サラは再びあの隠し部屋を訪れていたのです。そこには瀕死のパトリシアの姿もあり、彼女を助け出そうとしたサラは謎のうめき声と気配を感じて逃げ出します。途中で足を怪我したサラですが、マダムに触れられると傷が消えたのです。何かが乗り移った様に踊り続けるスージーは、観客を惹き付けながらクライマックスを迎えます。その瞬間倒れ込んだサラの足が不自然に折れ、クレンペラーは魔女の存在を確信したのです。

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サスペリア2018リメイク版の結末ネタバレ

目に見えない何者かの恐ろしい存在を感じるサスペリアのあらすじですが、続いては結末に向けてをネタバレ込みでご紹介します。物語が一体どの様な結末を迎えるのか、全く想像のつかない展開となっています。隠し部屋の中に潜む気配は一体何なのか、マダム・ブランとは一体何者なのかといった、様々な疑問を抱えたまま真実が暴かれる結末まで目が離せません。恐ろしい結末に評価が分かれる作品かもしれません。

結末ネタバレ①消えるアンケ

クレンペラーが昔の家を訪れると、そこにはアンケの姿がありました。愛する妻とようやく再会する事ができたクレンペラーは、驚きながらもこれまで離れていた時間を埋める様に語り合い、幸せな時間を過ごしたのです。寄り添い歩いていた二人ですが、ふと気づくとクレンペラーはカンパニーのビルの前に辿り着いていました。そしてつい今しがたまで傍にいたアンケの姿は、いつの間にか消えてしまっていたのです。

誘われるままビルの中へ入ったクレンペラーは、気が付くと裸の状態で祭壇の上に拘束されていました。その周囲ではダンサー達が踊りながら儀式が行われます。クレンペラーは、儀式の証人にされていました。ダンサーの中には、行方不明となっていたパトリシアやオルガの姿もあります。その中央には、裸の女性が座っていました。マザー・マルコスは、寿命を延ばす為に若く純粋な女性の身体を探していたのです。

結末ネタバレ②真実

ようやくたどり着いたのがスージーの身体でしたが、マダム・ブランがまだ早いと止めに入ります。しかしマルコスはそんなマダムの首を切り、殺害してしまいます。次の瞬間、スージーが「私こそがマザー・サスペリオルム」と言いながらマルコスに口づけると、マルコスは死亡してしまったのです。儀式を終えて呆然としながら家に帰りついたクレンペラーの元に、訪ねてきたスージーが真実を語ります。

妻のアンケはナチスの強制収容所に送られ、極寒の地へ放り出された末に1943年11月11日に死亡していました。収容所で知り合った女性達と共に亡くなったので孤独ではなかったものの、最期まで夫を想っていたと伝えられ、クレンペラーは涙します。伝え終えたスージーは、彼から記憶を奪い去りました。それから40年以上経った頃、ベルリンのとある家族の家の庭には、「ヨーゼフ&アンケ」と刻まれた木が生えていました。

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サスペリア2018リメイク版のテーマなどをネタバレ解説

恐ろしい魔女の存在を確信させる結末を迎えたサスペリア2018ですが、どの様なテーマで制作された作品なのか気になるという人もいるかもしれません。続いてはリメイク版のサスペリアについて、様々なネタバレ解説をご紹介します。映画本編を楽しむだけでなく、こういった解説も頭に入れた上で鑑賞してみると、作品を更に深く楽しんで評価する事ができる様になる筈です。

ネタバレ解説①過去の映画との類似

映画の中で観られるスージーの踊りはとても官能的で、ヴェネチア映画祭では賛否両論が起こる映像となっていました。映画の冒頭ではパトリシアの登場シーンに秘密結社フリーメイソンのシンボルが見られますが、「お前をずっと見ている」という囁きや鏡と相俟って、「ソドムの市」や「アイズ・ワイド・シャット」といった過去の映画を想起させる場面も登場します。映画好きならその他の類似点を探すのも面白いかもしれません。

ネタバレ解説②当時の社会情勢

本作の舞台となった1977年は「ドイツの秋」とも呼ばれる時代で、唯一の男性であるクレンペラーは妻がホロコーストの犠牲者である事がわかります。ナチス・ドイツも物語の側面として描かれている事がわかり、閉鎖的な館の外で起こるテロや暴動と言った恐怖の縮図が、カンパニーの中で起こる恐ろしい出来事とも捉えられ、当時の社会情勢を映し出した作品となっている事がわかります。

ネタバレ解説③心理学的要素

パトリシアとクレンペラーの会話シーンでは、クレンペラーの机の上に「転移の心理学」という本が置かれているのがわかります。転移とは精神病の患者が近しい人物へ向けていた感情を、他者へ向ける現象を示します。転移を克服する為には原因となったものに向き合う必要があり、スージーは自らがマザーとなる事でこれまでの被害者たちを苦しみから解放していくという、心理学的要素も含まれた作品となっています。

ネタバレ解説④母性というテーマ

サスペリア2018では、母性というのも大きなテーマの一つとして描かれています。スージーは過去に母親から虐待を受けていた事がわかりますが、アメリカにやってきてバレエ団に所属をする事で大人の女性へと変化していく事となります。カンパニーというコミュニティの中で母性に触れたスージーは、一人の幼い少女から大人の女性となり魔女達に対して制裁を与える力を手に入れるのです。

サスペリア2018リメイク版の登場人物とキャスト

時代を超えて尚も不気味で独特な空気を感じさせる映画サスペリアですが、続いては本作の登場人物と演じているキャストについても順番にご紹介します。気になるキャストがいたという人は、是非他の出演作もチェックしてみる事をおすすめします。魅力あるキャストばかりが登場しますが、中でも特にオリジナル版で主演を務めていたあの女優についても要注目です。

スージー・バニヨン役/ダコタ・ジョンソン

生年月日:1989年10月4日(現在29歳)
出身:アメリカ合衆国テキサス州オースティン
身長:171cm
職業:女優、ファッションモデル
出演作品:「ソーシャル・ネットワーク」「ブラック・スキャンダル」「フィフティ・シェイズ」「ホテル・エルロワイヤル」
 

マダム・ブラン役/ティルダ・スウィントン

生年月日:1960年11月5日(現在58歳)
出身:イングランド・ロンドン
身長:180cm
職業:女優、モデル、パフォーマンスアーティスト
出演作品:「ディープ・エンド」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」「少年は残酷な弓を射る」「アベンジャーズ/エンドゲーム」
 

パトリシア・ヒングル役/クロエ・グレース・モレッツ

生年月日:1997年2月10日(現在22歳)
出身:アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ
身長:163cm
職業:女優、モデル
出演作品:「キック・アス」「ヒューゴの不思議な発明」「ミスエデュケーション」「キリング・フィールズ失踪地帯」
 

サラ役/ミア・ゴス

生年月日:1993年11月30日(現在25歳)
出身:イングランドロンドン・サザーク
身長:177cm
職業:女優、モデル
出演作品:「ニンフォマニアック」「エベレスト 3D」「キュア ~禁断の隔離病棟~」「マロンボーン家の掟」

ジョセフ・クレンペラー役/ルッツ・エバースドルフ

映画の公開当初は「ルッツ・エバースドルフ」という名前の初老の俳優が演じているとされていたクレンペラーですが、実はマダム・ブランを演じたティルダ・スウィントンが特殊メイクを施し、クレンペラー役も演じていた事が明かされています。ティルダ・スウィントンはこの他にエレナ・マルコス役も演じており、本作で3役をこなしていた事がわかります。

アンケ役/ジェシカ・ハーパー

生年月日:1949年10月10日(現在69歳)
出身:アメリカ合衆国シカゴ
身長:162cm
職業:女優
出演作品:「ファントム・オブ・パラダイス」「愛と哀しみの樹/スタッズ・ロニガン物語」「ショック・トリートメント」「マイノリティ・リポート」
 

本作ではアンケ役を演じているジェシカ・ハーパーですが、実はオリジナル版では主演を務めていた事も有名です。本作のオファーを受けた際に、ジェシカは出演を快諾したのだそうです。オリジナル版のファンだという人も、彼女の姿を見る為にリメイク版を鑑賞したという感想も見られました。リメイク版に対するジェシカ自身からの評価も高いとあって、まだ本作を観ていないという人にも期待が高まるあらすじとなっています。

サスペリア2018リメイク版に関する感想や評価

オリジナル版のファンも多く、これまで作品を知らなかったファンの目にも留まる事となったサスペリア2018ですが、実際にどの様な感想や評価をされている作品なのか気になった人もいるのではないでしょうか?続いては実際にリメイク版のサスペリアを鑑賞した人の、Twitter上での感想や評価についても少しだけご紹介します。オリジナル版は評価の高いタイトルですが、果たしてリメイク版の評価はどうなのでしょうか?

ホラー映画である事からも、そういったジャンルが苦手な人にとっては思わず目を背けたくなる様な恐ろしい場面も登場します。しかしサスペリアはその世界観も独特なものである為に、苦手なシーンを我慢してでも本作を鑑賞したいといった感想や評価もありました。他のホラー映画では表現する事のできない世界観であると言える作品です。他の作品では表現する事のできない芸術性といった部分を評価する感想もありました。

本作には魅力あるキャスト陣が出演している為に、キャストに対する感想も多く見られます。中でも本編の評価よりも、パトリシア役のクロエ・グレース・モレッツが美しいという感想も多く見られました。ホラー映画が苦手だという人であっても、彼女の美しさの為であれば鑑賞する事もできるのかもしれません。画像を見て気になったという人は、この機会にホラー映画というジャンルにも挑戦してみてはいかがでしょうか?

こちらは本編ではなく宣伝用のポスターに対する感想ですが、洋画といえば国内版になると余計な情報が多い仕上がりになる事もあるものです。しかしサスペリアに関してはオリジナルのイラストを使用したものであった事に、評価の声もありました。これだけでも本編に対する期待値が高まるといった感想もあり、映画を観る前から一段階評価は上がったと言っても過言ではないのかもしれません。

所々に芸術的で強く印象に残る様な場面が登場する本作ですが、中でもクライマックスに向けてのとあるシーンが印象的だという感想も見られます。どういった意味で印象に残るシーンなのかは、実際に本編を鑑賞した人同士でしか伝わらない部分かもしれません。しかし実際に鑑賞してみれば、恐ろしい作品でありながら40年という時を経てリメイクされるほどに人気の高い理由がわかる筈です。

サスペリア2018リメイク版のネタバレまとめ

2018年にリメイク版が公開されたサスペリアについて、あらすじから結末までをネタバレと共にご紹介してきましたが、これまでサスペリアを観た事が無かったという人も興味を持つ事ができたのではないでしょうか?リメイクされた作品は、場合によっては評価が落ちてしまう事もある様ですが、サスペリアに関してはオリジナル版を知らなくても楽しめる構成となっているのでまた違った評価が見られる作品です。

オリジナル版とリメイク版では違った視点で描かれる作品となっているので、両作品を見比べて違いを探してみるというのも面白いかもしれません。一度観ただけでは理解しにくい点もある本作ですが、是非何度も鑑賞しながら考察を深めていってはいかがでしょうか?明確には表現されていない細かな部分も楽しむ事ができる様になると、本作に込められたメッセージなどを汲み取る事もできる様になるかもしれません。

Thumbサスペリア2のネタバレあらすじ!伏線や結末・犯人の正体も解説 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

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