万引き家族の動画を無料視聴できる配信サービスはある？映画のあらすじ・結末も紹介

2018年6月8日に公開され、カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを獲得した話題作「万引き家族」とはどんな映画なのか、映画のあらすじや作品情報について紹介してまいります。

万引きという犯罪を通して繋がっていく家族の様子を描いた物語です。「万引き家族」のストーリーはオリジナル脚本を映画化し、親の年金を不正受給した家族が逮捕されるという現代社会で実際に起きている事件からヒントを得られ描かれた作品になります。映画「万引き家族」は日本国内の映画賞を多数受賞される他、カンヌ国際映画祭や全米映画批評家協会賞など、数々の映画賞を獲得された話題の作品です。

万引き家族の監督を務めた是枝裕和監督の作品は、親に見放された子供達を描いた「誰も知らない」や、親と一緒に生活することができなかった姉妹たちと腹違いの妹が家族として一緒に暮らす物語を描いた「海街daiary」など、家族をテーマとした物語が描かれています。

本作品である「万引き家族」も、それらの作品の延長線上に位置しており、家族とは何か、家族になるためには血のつながりが必要なのか、作品を通しながら家族の在り方について問いかけております。

数多くの賞を受賞された映画「万引き家族」の予告編の動画はこちらです。この作品を観る人達に、「家族のかたち」について問いかける作品となっています。

2019年3月から映画「万引き家族」のフル動画の配信が開始されていますが、「万引き家族」のフル動画配信サービスの無料期間を使ってフル動画を視聴する方法について紹介してまいります。

日本最大級の動画サービスを誇り、人気の映画やドラマ・アニメが見放題のU-NEXTは、初回31日間無料でフル動画をお試しすることができます。また、初回トライヤル時に1,200円分のポイントが付与されます。ポイントを利用すれば無料で「万引き家族」のフル動画をレンタルし映画を視聴できるのでおすすめです。U-NEXTは配信動画作品が多く魅力的ですが、月額料金が1,990円とやや高めなのがデメリットです。

ビデオマーケットは初月は無料でお試しすることができ、U-NEXTと同様トライアル時に付与されるポイントを利用して「万引き家族」のフル動画を無料で本編をレンタルすることができます。ビデオマーケットは料金設定が月額500円（ポイント）と月額980円（ポイント+見放題）の2種類のコースから選べます。見たいときに見たい作品の動画をレンタルしたい方におすすめです。

amazonプライムビデオでは「万引き家族」のフル動画は有料レンタルになります。amazonプライムビデオは30日間無料でお試しすることができ、料金は月400円か年3,900円か支払方法を選択できます。amazonプライムビデオをレンタルした場合は、レンタル料金が500円かかり、レンタル期間は30日間で、一度動画を視聴開始をすると４８時間でレンタル期間が終了します。

dTVもamazonプライムビデオと同様「万引き家族」のフル動画は有料レンタルになります。dTVは月額500円（税込）で、12万作品以上も見放題で利用できる動画配信サービスで、31日間無料でお試しすることができます。dTVはドコモによって提供されておりますが、2014年以降はドコモユーザー以外でも利用することができます。

「万引き家族」のフル動画をレンタル料金は標準が400円（税抜）、HD500円（税抜）ですが、ドコモユーザーの場合、dポイントをレンタル料金に充てることができます。

それでは早速、映画「万引き家族」のあらすじについて結末まで紹介してまいります。ここからはあらすじのネタバレになります。まだ「万引き家族」を観ていない方や、あらすじのネタバレを知りたくない方はご注意ください。

東京の下町の古びた一軒家に祖母、父、母、息子、母の妹の5人家族が暮らしていました。この5人家族・柴田一家は「万引き」で生計を立てているという秘密を持っており、父の治（リリー・フランキー）は息子の祥太（城桧吏）とスーパーを訪れては巧みな連携で大量の商品を万引きすることを繰り返していました。

いつもの様に、治と祥太が万引きをしてきた帰り道、通りがかったアパートから男女が喧嘩をし、怒鳴り声が聞こえてきたので立ち止まります。治がベランダの隙間から覗き込むと、ゆり（佐々木みゆ）という女の子が座りこんでいました。ゆりは凍える様な寒いベランダに毎日のように追い出され、いつも一人ぼっちで遊んでいました。治はゆりを自宅へ連れ帰って夕ご飯を与えます。

妻の信代（安藤サクラ）は、ゆりを家へ早く帰した方がいいと言いますが一晩泊めることになりました。翌朝、治と信代でゆりを家へ届けようとすると、家の中から「産みたくて産んだんじゃない」とゆりの母親の怒鳴り声が聞こえ、ゆりを自宅へ連れて帰ります。ゆりの身体に虐待の跡があり両親から虐待を受けていること、そしてゆり本人が「家へ帰りたくない」と言っていることから、治たちの家族として一緒に暮らすことになりました。

柴田家は、父・治の建設現場で日雇い仕事の収入と、母・信代のパート先のクリーニング屋の収入、祖母・初枝の老齢年金の収入で生計を立てていますが、足りない分は万引きで補っており、信代は洗濯物についていたネクタイピンやアクセサリーをくすね、祥太はゆりを連れて近所の駄菓子屋ではお菓子、スーパーでは洗剤を万引きしておりました。また、信代の妹・亜紀（松岡茉優）は風俗店でアルバイトをしています。

そんなある日、治が仕事現場で足を骨折し働けなくなり、労災がおりると期待をしていましたが、労災がおりず収入が減り生活費は初枝の年金に頼ることになります。

それからゆりが柴田家にきて2ヶ月後、テレビのワイドショーで少女が行方不明になったという報道が流れ、そこにはゆりの顔が映し出されます。しかしゆりは「帰りたくない」と言い、柴田家はゆりの髪を切って「凛」という新しい名前をつけて呼ぶことになりました。

信代の職場ではベテランの従業員か信代のどちらかが解雇されることになり、ゆりを誘拐した事を知っているベテランの従業員に脅され、信代は仕事を辞める事になりました。亜紀には親族がいますが、親族は亜紀が海外旅行に行っていると思っており、亜紀が柴田家に住んでいることは知りません。初枝は秋の親族から毎月お金を受け取っていました。

治が働けなくなり、柴田家の家計は苦しくなる一方ですが、海に遊びに出かけ、ちょっとした旅行気分を楽しみます。そんな子供達の姿を初枝は微笑ましく見つめ、声を出さずに「ありがとうございました」と呟きます。そして、その翌日に初枝は眠ったまま息を引き取りました。

初枝は一人暮らしをしていることとなっており、葬儀をするとゆりの正体がバレてしまうこと、葬儀費用が高いこと、そして何より年金が受給できなくなってしまうことを恐れ、初枝の遺体を床下に埋めます。そして、不正受給と知りながら年金を受け取り続けることにしました。亜紀はそのことに対し疑問を持つようになります。

ある日、翔太がゆりをスーパーへ連れて万引きしようとした際、見張りを任せていたゆりが店員に見つかってしまいます。翔太はゆりを守るため、商品の缶詰をひっくり返し、みかんを盗んで囮になって逃げ出します。追いかけてきた店員に挟み撃ちされ、やむなく翔太はガードレールを超え崖を飛び降り、入院するまでの大怪我をしてしまいます。

警察に全てがバレてしまう事を恐れた治は、信代たちと残された家族と共に夜逃げしようと家を飛び出します。しかし、駆けつけた警察に捕まってしまい、事情聴取を受けることになります。

警察の事情聴取によって、柴田家の事情が明らかになります。翔太と亜紀もゆりと同様血が繋がっていないことが明らかになります。さらに、信代は過去に遺体を埋めたことがあることも判明します。そして、初枝を埋めたのは自分一人でやったと治を庇い、信代は懲役5年が言い渡されました。治は釈放され一人暮らしを始め、翔太は施設に入り、学校へ通うことになります。

それからしばらくし、治と翔太が信代の面会に訪れると、「本当の両親が見つかるかもしれない」と翔太へ伝え、翔太と出会った時のことを話します。翔太もゆりと境遇が同じで、両親の育児放棄から信代に助けられ、柴田家の一員になっていたのです。この夜、翔太は治の家に泊まり、これからは父親ではなくおじさんに戻ると伝えます。そして翌朝、翔太は施設へ帰るためバスに乗ります。

治は本当の家族を失うような喪失感に襲われ、翔太の名前を呼びながら走り出したバスを追いかけます。バスは止まらず、翔太は追いかける治を見つめます。

亜紀は事情聴取で初枝が亜紀の家族からお金を貰っていた事実を知ります。結局、自分たちの関係はお金で繋がっていたのか疑問を抱いてました。ゆりは両親の元へ返されます。相変わらず母親にベランダへ追い出され、ベランダで遊んでいました。しかし、ふと立ち上がり踏み台に乗ると外を見つめます。それは、再び誰かが迎えにきてくれるの待っているような姿でした。

柴田家の父親・柴田治を演じたのはリリーフランキーさんです。治の本名は榎勝太。前科持ちの小悪党で、初枝の本当の息子ではなく、初枝の一人息子が治という名前であることから、勝太は治と名乗ります。

柴田家の母親・柴田信代を演じたのは安藤サクラさんです。信代の本名は田辺由布子。治とは籍を入れていません。由布子は「産まなきゃよかった」と母親の愛情に飢えており、初枝の息子の妻の名前である「信代」を名乗ります。そして、母親からもらえなかった愛情を初枝から貰っていました。

信代の妹・柴田亜希を演じたのは松岡茉優さんです。信代の本当の妹ではなく、初枝の亡き夫と後妻の間に生まれた子供の娘です。遊ぶ金が欲しくて風俗店でバイトしており、店では「さやか」と名乗っています。「さやか」は亜紀の血の繋がった妹の名前で、親の愛情が全てさやかの方にいってしまい、愛情に飢えていました。

治と信代の息子・柴田翔太を演じたのは城桧吏さんです。本当の息子ではなく、治が車上荒らしをした際に見つけ育児放棄されていた子供で、治の本名「勝太」の漢字を変えて「翔太」と名付けました。

柴田家の祖母・柴田初枝を演じたのは樹木希林さんです。治とは本当の息子ではありません。初枝は一人息子の治を育て上げ、治と治の妻の3人で暮らしていました。しかし、治の妻とは相性が悪く、さらには治の転勤もあって親子の関係は絶えてしまいました。また、亜紀の祖父は初枝の元旦那で、亜紀の祖母に寝取られた過去があり、亜紀の両親からお金を貰っています。

映画「万引き家族」の見どころの1つ目は、犯罪で繋がっている家族の在り方が描かれています。一つ屋根の下で、血の繋がりもなければ、法的な家族でもありません。傷ついた者同士が集まり、万引きや誘拐、不正受給などの犯罪を重ね、共に助け合いながら生きています。そして、みんなで食卓を囲んだり、時には家族みんなで海水浴へ出かけたりとその姿は本物の家族です。

血の繋がりがあっても、心が通じ合わなかったり、愛情を注いでもらえない家族もいる中、血が繋がっていれば家族なのか、そして家族とは何なのか、映画を観た後に「真の家族とは何か」について考えさせられます。

万引き家族の作品を観て「ドキュメンタリー映画のようだ」という方もいるほど、万引き映画のキャスト一人一人の演技に注目が集まっておりました。中でも、取り調べのシーン時の「拾ったんです。捨てた人は、他にいるんじゃないですか？」と涙ながらに話す安藤サクラさんの演技に引き込まれる方が多いです。

「万引き家族」の見所の3つ目は、作品を観る側に対し、ドキュメンタリーのように訴えかけていることです。本作品を通して、人と人との関係が希薄になっているこの時代に、家族の在り方や、貧困問題、社会的な繋がりをテーマに描かれています。そして、映画を観た後には余韻が残り「真のつながりとはなんだろう」と考えさせられる作品になっています。

ここまで、万引き家族の作品情報やあらすじのネタバレ、フル動画を無料で見る方法について紹介してまいりました。実際に「万引き家族」の映画を見た方の反応について、感想や評価の声を紹介してまいります。

観終わった後に重く心に刺さる内容に、「鬱になった」「重さが残った」「胸が痛い」といった声もありました。また、「ドキュメンタリー映画みたい」という声も多く、それだけ俳優の演技が素晴らしかったという評価の声もあります。

万引き家族を見た後、普段の何気ない家族との日常生活が大切であることに気付かされたという声も多かったです。また、「万引き家族を観終わった後、コロッケが食べたくなった」という感想が複数ありました。

血の繋がりのない家族ですが、一緒に暮らしている時は一体感があり、一瞬で家族が崩れてしまう姿は、本当の家族であっても起こることがあり得る場面です。そういった家族の在り方を描いた万引き家族は見た人の心を引き込んでおりました。

映画「万引き家族」のフル動画を無料で視聴できる配信サービスや、「万引き家族」のあらすじや結末のネタバレ、見所などについて紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。ぜひ、「万引き家族」の内容を見てみたいと思った方は、今回紹介した動画配信サービスを参考にしながらご覧になってください。