20世紀少年の実写映画のあらすじ・キャストまとめ!ともだちの正体もネタバレ

映画「20世紀少年」は、浦沢直樹によって1999年から2007年まで『ビッグコミックスピリッツ』で連載された漫画を原作に、堤幸彦監督によって2008年から2009年にかけて3部作で実写化されました。主人公のケンヂ(遠藤健児)を唐沢寿明が演じるなど、豪華なキャストが話題になりました。また、ストーリーの鍵を握る謎めいた存在の「ともだち」についても大いに話題となりました。「20世紀少年」の実写映画のあらすじやキャストのまとめ、「ともだち」の正体もネタバレしていきます。

20世紀少年の実写映画のあらすじ・キャストまとめ!ともだちの正体もネタバレのイメージ

目次

  1. 20世紀少年とは?
  2. 20世紀少年の実写映画あらすじ・ラストネタバレ
  3. 20世紀少年の登場人物・キャスト
  4. 20世紀少年の実写映画のともだちの正体ネタバレ
  5. 20世紀少年の魅力
  6. 20世紀少年に関する感想や評価は?
  7. 20世紀少年のあらすじ・キャストまとめ

20世紀少年とは?

「20世紀少年」とは、漫画版を「本格科学冒険漫画 20世紀少年」といい、浦沢直樹(1960~)が『ビッグコミックスピリッツ』で1999年~2007年に連載していました。この漫画を原作として、2008年~2009年に堤幸彦監督によって「本格冒険科学映画 20世紀少年」として3部作で豪華なキャストが登場人物を演じ、実写映画化されました。

20世紀少年の原作漫画の作品情報

実写映画「20世紀少年」の原作は、浦沢直樹よる漫画です。イギリスのロックバンドT-REXによって、1973年にリリースされた楽曲である「20th Century Boy」から着想を得て「20世紀少年」というタイトルがつけられました。実写映画ではテーマ曲としても使用されています。

漫画「20世紀少年」は、『ビッグコミックスピリッツ』で連載され、コミックスでは「20世紀少年」が22巻で「21世紀少年」が上下巻の全24巻で構成されています。累計で3600万部以上を売り上げており、2008年の売上ランキングでは1位を獲得しています。第6回文化庁メディア芸術祭優秀賞や第48回小学館漫画賞青年一般部門や第25回講談社漫画賞大賞など数多くの賞を受賞しています。

20世紀少年の原作の概要

漫画「20世紀少年」は、物語の背景である昭和から平成の日本や1970年の大阪万博など、作者である浦沢直樹の自伝的要素を数多く含んでいます。主人公のロック歌手に憧れる遠藤健児(ケンヂ)は、音楽活動をおこなっている浦沢直樹自身がモデルになっているといわれており、作中に登場する「Bob Lennon」という楽曲では浦沢直樹が作詞・作曲を手がけています。

浦沢直樹は、ボブ・ディランの大ファンであり、1960年代から1970年代のロックに造詣が深く、そうした点が「20世紀少年」に色濃く映し出されています。

20世紀少年の原作者

浦沢直樹は、東京都府中市出身の日本の漫画家です。コミックスの累計売上は国内だけで1億2700万部を超えています。作品の受賞歴も数多くあり、手塚治虫文化大賞を2度受賞しています。デビューに至るきっかけは、1982年に「Return」で第9回小学館新人コミック大賞一般部門に入選を果たしたことでした。

1983年に「BETA!」でデビューし、初連載は1984年開始の「踊る警官」でした。『ビッグコミックスピリッツ』で「YAWARA!」(1986年~1993年)、「Happy!」(1993年~1999年)といった日本の女子スポーツを題材にした漫画を連載し、『ビッグコミックオリジナル』では世界を舞台にした「パイナップルARMY」(1985年~1988年)、「MASTERキートン」(1988年~1994年)を連載し、人気を不動のものとしていきました。

「MONSTER」(1994年~2001年)は『ビッグコミックオリジナル』で連載され、「20世紀少年」(1999年~2007年)は『ビッグコミックスピリッツ』で連載されました。他にもヒット作を持ち、現在も生み出し続けています。

20世紀少年の実写映画の作品情報

実写映画「20世紀少年」は堤幸彦監督によって製作され、唐沢寿明を主演に2008年から2009年にかけて公開されました。全3部作で、「第1章 終わりの始まり」、「第2章 最後の希望」、「最終章 ぼくらの旗」で構成されています。公開当時は豪華なキャストでも話題となりました。

20世紀少年の実写映画は三部作

実写映画の「20世紀少年」は、「第1章 終わりの始まり」は2008年8月30日に公開され、上映時間は142分です。「第2章 最後の希望」は2009年1月31日に公開され、上映時間は139分です。「最終章 ぼくらの旗」は2009年8月29日に公開され、上映時間は155分です。

3部作の総製作費は60億円、キャストの総数は300人を超えています。第1章は西暦1997年と2000年、第2章は西暦2015年、第3章をともだち暦3年(西暦2017年)を舞台としています。3部作中にはケンヂたちが少年であった西暦1969年頃の回想も登場します。大人と中学生と小学生で別々のキャストが演じています。

20世紀少年の実写映画の予告編動画

実写映画「20世紀少年」の「第1章 終わりの始まり」の予告編では、主人公のケンヂが幼なじみ達と共に少年時代に書いた「よげんの書」の内容が具現化されていく様子が描かれています。

実写映画「20世紀少年」の「第2章 最後の希望」の予告編では、ケンヂが書いた「よげんの書」とは違い、彼の友達が書いた「しんよげんの書」の内容が具現化されていく様子が描かれています。

実写映画「20世紀少年」の「最終章 ぼくらの旗」の予告編では、謎の人物「ともだち」による世界征服を阻止しようとするケンヂとその仲間たちが描かれています。

20世紀少年の実写映画の監督

実写映画「20世紀少年」3部作の監督は、堤幸彦(1955~)です。1980年代から現在に至るまでテレビドラマや映画を中心にヒット作を生み出し続けている映画監督・演出家です。

堤幸彦のテレビドラマでの代表作は、「金田一少年の事件簿」シリーズ、「ケイゾク」(1999年)、「池袋ウエストゲートパーク」(2000年)、「TRICK」シリーズ、「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年)、「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」シリーズなどです。

映画での代表作は、「金田一少年の事件簿 上海魚人伝説」(1997年)、「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」(2000年)、「溺れる魚」(2001年)、トリック劇場版シリーズ、「明日の記憶」(2006年)、「まぼろしの邪馬台国」(2008年)、「はやぶさ/HAYABUSA」(2011年)、劇場版SPECシリーズなどがあります。

20世紀少年の実写映画の興行収入

実写映画「20世紀少年」の3部作の興行収入をまとめておきます。「第1章 終わりの始まり」は39.5億円で、2008年の興行収入ランキング10位でした。2009年の興行収入ランキングでは、「第2章 最後の希望」は30.1億円で18位、「最終章 ぼくらの旗」は44.1億円で6位となっています。

20世紀少年の実写映画あらすじ・ラストネタバレ

ここからは、実写映画「20世紀少年」3部作のあらすじについてネタバレしていきます。「第1章 終わりの始まり」、「第2章 最後の希望」、「最終章 ぼくらの旗」を順番に紹介してきます。

あらすじネタバレ①20世紀少年

1997年、ケンヂはロックスターを目指しながらも元酒屋のコンビニを継いでいました。姉は幼いカンナを残して失踪しており、カンナの面倒もみていました。世間では、素顔を明かさない「ともだち」を信奉する新興宗教が勢力を拡大していました。また、世界中で全身から血を噴き出して死亡する伝染病が広がり、不安が蔓延していました。

そんな中、ケンヂはマルオから小学校の同窓会を告げられ、参加します。幼なじみ達から、「ともだち」がケンヂの書いた「よげんの書」ととても良く似た話をしていることを聞きます。仲間のひとりであったドンキーは自殺にみせかけて「ともだち」の一派に殺されており、同窓会には参加していませんでした。

ケンヂは少年時代時代に書いた「よげんの書」についてよく覚えていませんでしたが、「よげんの書」の内容通りに事件が起きていきます。「よげんの書」には、悪の組織による世界征服と人類滅亡計画に対して正義の味方が現れるという内容でした。「よげんの書」はケンヂが1969年に、オッチョ、ドンキー、ユキジ、モンちゃん、フクベエ、ヨシツネらとともに空き地の秘密基地で描いたものでした。

「ともだち」の一派によって起こされたテロによって、逆に「ともだち」からテロリストの汚名をきせられ追われる身となってしまったケンヂたちは、「ともだち」と戦うことになります。2000年12月31日は、「よげんの書」では人類滅亡の日とされていました。ケンヂたちはウィルスをばらまく巨大ロボットを止めようと奔走します。

あらすじネタバレ②20世紀少年 第2章 最後の希望

2015年、ケンヂたちと「ともだち」が死闘を繰り広げた2000年の「血のおおみそか」事件から15年の歳月が流れていました。「ともだち」は人類滅亡計画を阻止した偉人として勢力は更に増大し、「血のおおみそか」事件はテロリストであるケンヂたちとその一派が行ったものと広く情報が拡散されていました。「ともだち」は自らを信奉するものだけが、世界の終末を乗り切ることが出来ると予言していました。

オッチョは海ほたる刑務所に収容されていましたが、漫画家の角田に「血のおおみそか」事件の真実を話し、共に刑務所を脱出します。カンナはユキジに引き取られ成長し、高校生になっていました。カンナは「ともだち」中心の社会に反発して問題児として、同級生の小泉響子と共に「ともだちランド」での研修へ向かわされることになります。

「ともだちランド」でカンナと響子はバーチャル・アトラクションで作られた1971年の世界で「ともだち」の過去を知ることになります。一方、ケンヂは行方不明、秘密基地に集っていたメンバーはちりぢりになりながらも「ともだち」に対して戦いを続けていました。モンちゃんは「よげんの書」以外に「しんよげんの書」の存在を掴んでいました。

「ともだち」は、世界一治安が悪いといわれている歌舞伎町をパレードすることになります。カンナはその時歌舞伎町の教会を訪れていました。オッチョはカンナにピンチが迫っていることを知り、教会に向かいます。「ともだち」はパレード中に暗殺され、世界中が大混乱に陥ります。しかし、「ともだち」の葬儀がおこなわれている中、「ともだち」は復活します。

あらすじネタバレ③20世紀少年 最終章 ぼくらの旗

「ともだち」の奇跡の復活によって神となり、世界は西暦から「ともだち」暦へと変わりました。ともだち暦3年の世界は「ともだち」が強大な勢力で世界大統領として君臨し、東京の街は壁に囲われていました。ともだち暦3年8月20日に宇宙人が地球を襲い世界が滅亡しますが、「ともだち」を信じるもののみは生き残るという予言が拡散されていました。

未だにケンヂは行方不明でしたが、「ともだち」の勢力から逃れつつ、オッチョや、ヨシツネはゲンジー一派を、カンナは氷の女王一派を率いて、「ともだち」に対抗する活動を続けていました。ユキジは過激な活動を続けるカンナを心配していました。マルオは歌手春波夫の付き人として身を潜めながら、ケンヂの姉であるキリコの居場所を突き止めます。

キリコは自らを実験台にして、「ともだち」が使用する殺人ウィルスのワクチンを作っていました。そんな中、東京を囲う壁の前に「矢吹丈」を名乗り、バイクにギターを積んだケンヂが現れます。8月20日の正午、「ともだち」の当初の予言の通りに、ウィルスは拡散されはじめます。ウィルスをまき散らす巨大ロボットにケンヂは乗り込み、「ともだち」の正体を暴きます。

「ともだち」の正体はフクベエになりすました「カツマタ」でした。フクベエは少年時代に亡くなっていたのです。ケンヂはカツマタに、少年時代の万引きの濡れ衣を着せてしまったことを土下座して謝罪しますが、カツマタはかつての部下であった万城目に殺されてしまいます。ケンヂは「ともだちランド」のバーチャル・アトラクションで自身の中学生時代に入り、中学生時代のケンヂに語りかけます。ケンヂとカツマタは友達になります。

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20世紀少年の登場人物・キャスト

実写映画「20世紀少年」3部作のキャストはとても豪華です。この後ご紹介する唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、平愛梨、佐々木蔵之介以外にも、香川照之、石塚英彦、ユースケ・サンタマリア、黒木瞳、宮迫博之、竹中直人、石橋蓮司、研ナオコ、神木隆之介、小池栄子、木南晴夏などの豪華なキャストが出演しています。

ケンヂ(遠藤健児)/唐沢寿明

ケンヂ(遠藤健児)を演じたのは、唐沢寿明(1963~)です。1988年の連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」をきっかけにブレイクし、現在に至るまで様々なテレビドラマや映画で活躍しています。

テレビドラマの代表作は、連続テレビ小説の「とと姉ちゃん」(2016年)、NHK大河ドラマの「利家とまつ〜加賀百万石物語〜」(2002年)、「功名が辻」(2006年)、フジテレビの「愛という名のもとに」(1992年)、「美味しんぼ」(1994年~1999年)、「ラブコンプレックス」(2000年)、「白い巨塔」(2003年~2004年)などがあります。

映画の代表作は、「高校教師」(1993年)、「ラヂオの時間」(1997年)、「嗤う伊右衛門」(2003年)、「CASSHERN」(2004年)、「THE 有頂天ホテル」(2006年)、「ザ・マジックアワー」(2008年)などがあります。

オッチョ(落合長治)/豊川悦司

オッチョ(落合長治)を演じたのは、豊川悦司(1962~)で愛称は「トヨエツ」です。1992年にフジテレビのテレビドラマ「NIGHT HEAD」で武田真治(1972~)と共演し、ブレイクしました。

テレビドラマでの代表作は、TBSの「愛していると言ってくれ」(1995年)、「青い鳥」(1997年) 、「弁護士のくず」(2006年)、NHK大河ドラマの「江〜姫たちの戦国〜」(2011年)、連続テレビ小説の「半分、青い。」などがあります。

映画での代表作は、「12人の優しい日本人」(1991年)、「NIGHT HEAD」(1994年)、「Love Letter」(1995年)、「八つ墓村」(1996年)、「日本沈没」(2006年)、「愛の流刑地」(2007年)などがあります。

ユキジ(瀬戸口雪路)/常盤貴子

ユキジ(瀬戸口雪路)を演じたのは、常盤貴子(1972~)です。出世作は、フジテレビのテレビドラマ「悪魔のKISS」(1993)でブレイクし、テレビドラマや映画や舞台などで活躍しています。

テレビドラマでの代表作は、TBSの「愛していると言ってくれ」(1995年)、「ビューティフルライフ」(2000年)、フジテレビの「みにくいアヒルの子」シリーズ、「カバチタレ!」(2001年)、「ロング・ラブレター〜漂流教室〜」(2002年)、NHK大河ドラマの「天地人」(2009年)などがあります。

映画での代表作は、「ゲロッパ!」(2003年)、「星になった少年 Shining Boy & Little Randy」(2005年)、「間宮兄弟」(2006年)、「地下鉄(メトロ)に乗って」(2006年)、「魂萌え!」(2007年)、「筆子・その愛 -天使のピアノ-」(2007年)、「アフタースクール」(2008年)、「引き出しの中のラブレター」(2009年)、「だれかの木琴」(2016年)などがあります。

カンナ(遠藤カンナ)/平愛梨

カンナ(遠藤カンナ)を演じたのは、平愛梨(1984~)です。このカンナ役をきっかけにブレイクを果たし、CM、バラエティ番組、テレビドラマ、映画などで活躍しています。

テレビドラマでの代表作は、NHKの「行列48時間」(2009年)、「黒猫、ときどき花屋」(2013年)、日本テレビの「ピースボート-Piece Vote-」(2011年)、「東京バンドワゴン〜下町大家族物語」(2013年)、テレビ朝日の「ボーイズ・オン・ザ・ラン」(2012年)などがあります。

映画での代表作は、「タナトス」(2011年)、「ヘルタースケルター」(2012年)、「摂氏100℃の微熱」(2015年)、「呪怨 -ザ・ファイナル-」(2015年)、「サブイボマスク」(2016年)などがあります。

フクベエ(服部哲也)/佐々木蔵之介

フクベエ(服部哲也)を演じたのは、佐々木蔵之介(1968~)です。連続テレビ小説「オードリー」(2000年)の出演をきっかけにブレイクし、テレビドラマや映画や舞台で活躍しています。

テレビドラマでの代表作は、テレビ朝日の「サトラレ」(2002年)、フジテレビの「美女か野獣」(2003年)、「クニミツの政」(2003年)、「白い巨塔」(2003年~2004年)、「離婚弁護士」シリーズ、「医龍 -Team Medical Dragon-」シリーズ、「鹿男あをによし」(2008年)、NHK大河ドラマの「風林火山」(2007年)、TBSの「ハンチョウ〜神南署安積班〜」シリーズ、連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年)などがあります。

映画での代表作は、「間宮兄弟」(2006年)、「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」(2008年)、「アフタースクール」(2008年)、「岳-ガク-」(2011年)、「超高速!参勤交代」シリーズ、「ソロモンの偽証」(2015年)、「破門 ふたりのヤクビョーガミ」(2017年)、「3月のライオン」(2017年)などがあります。

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20世紀少年の実写映画のともだちの正体ネタバレ

ここまで、実写映画「20世紀少年」のあらすじネタバレや、豪華なキャストについて紹介してきました。ここでは、漫画版の「ともだち」とは違った、実写映画「20世紀少年」の「ともだち」の正体をネタバレしていきます。

ともだちの正体①死んだカツマタだった

実写映画「20世紀少年」の「ともだち」の正体は、カツマタ(勝俣忠信)でした。カツマタはケンヂによる万引きの濡れ衣を着せられ、イジメを受けて不登校になってしまっていました。皆の記憶から忘れ去られ、小学生時代に死んだことにされていたのです。

カツマタは生きていたものの、理科が得意でフナの解剖の前日に亡くなっていたことが皆の共通の記憶となっていました。長い不登校の末、久々に登校した時には机の上には花が置かれていたのです。その時から、カツマタはフクベエになりすますことを決意しました。

ともだちの正体②フクベエがカツマタだった

カツマタはフクベエになりすまして小学校時代の同窓会に潜り込み、「血のおおみそか」事件ではフクベエとして死亡したことになっていました。ケンヂの姉であるキリコには池上正人の偽名を名乗り交際し、カンナを産ませています。

映画のラストでケンヂはフクベエや「ともだち」がカツマタであることを見抜き、謝罪します。カツマタは長い間、皆からフクベエや「ともだち」と思われていましたが、最後にはカツマタとして亡くなります。

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20世紀少年の魅力

ここまで、実写映画「20世紀少年」のあらすじネタバレ、豪華なキャスト、「ともだち」の正体ネタバレについてまとめてきました。ここでは、「20世紀少年」の魅力について紹介していきます。

20世紀少年の魅力①多くの伏線

「20世紀少年」の魅力のひとつとしては、伏線の多さが挙げられます。「ともだち」の正体や目的、カンナ出生の秘密、ケンヂとその仲間たちの少年時代、「よげんの書」と「しんよげんの書」など、様々な謎がちりばめられ、丁寧な伏線によって複雑に絡み合っています。

20世紀少年の魅力②ケンヂが歌う「ボブレノン」

ケンヂが歌う「ボブレノン」は、「ともだち」に対抗するメッセージが込められた歌です。オッチョやカンナたちがケンヂの生存を確認する歌にもなりました。実写映画「20世紀少年」では、「グータラスーダラ」という通称で歌われていました。第3章の終盤で万博公園に多数の人々が集い、ケンヂと共に歌います。

20世紀少年の魅力③得体の知れない怖さ

「20世紀少年」の得体の知れない怖さは、まず「ともだち」がずっと仮面をかぶっていることが挙げられます。ハットリくんやナショナルキッドのお面にも変わりますが、無表情に低い声は、インパクトが強いものとなっています。次に、その「ともだち」が作り上げた宗教団体の不気味さです。更に、「よげんの書」や「しんよげんの書」という少年時代に書いた、他愛のない空想が現実になっていく恐怖があります。
 

20世紀少年に関する感想や評価は?

ここまで、実写映画「20世紀少年」のあらすじネタバレ、豪華なキャスト、「ともだち」の正体ネタバレなどについてまとめてきました。ここでは、実写映画「20世紀少年」を見た方々の感想や評価について紹介していきます。

この方の感想では、原作の世界観を大切にしつつ、原作とは違った「ともだち」の正体、キャストについて評価しています。

この方の感想でも、原作漫画とは違った、実写映画の「ともだち」の正体のアレンジについて評価しています。

この方の感想では、少し早歩き感のある映画の劇中の展開に不満を持ちながらも、3部作に高評価をしています。また、原作に近い外見のキャストを高く評価しています。

20世紀少年のあらすじ・キャストまとめ

ここまで、「20世紀少年」の実写映画のあらすじやキャストのまとめ、「ともだち」の正体ネタバレ、「20世紀少年」の魅力、皆さんの感想についてまとめてきました。大人気漫画が豪華なキャストで実写映画化された作品ですので、一度ご覧になってはいかがでしょうか。

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