ゴッドファーザーの名言集!不朽の名作から学ぶ人生の教訓まとめ

今回ご紹介していくアカデミー賞受賞作品、映画『ゴッドファーザー』は1972年に公開されたアメリカ映画で不朽の名作です。『ゴッドファーザー』は極悪なマフィアのイメージが強いのですが、単なる組織犯罪のストーリーではなく、実は家族の愛憎と家族(ファミリー)を守り抜こうとする「男」たちの映画なのです。映画『ゴッドファーザー』には心に響く名言やセリフが盛り込まれています。人生の教訓となる『ゴッドファーザー』の名言を集めまとめ、紹介していきます。

ゴッドファーザーの名言集!不朽の名作から学ぶ人生の教訓まとめのイメージ

目次

  1. ゴッドファーザーとは?
  2. ゴッドファーザーの名言・名セリフ集
  3. ゴッドファーザーの名言・名セリフ集~英語編~
  4. ゴッドファーザーの映画あらすじネタバレ
  5. ゴッドファーザーに関する感想や評価は?
  6. ゴッドファーザーの名言集まとめ

ゴッドファーザーとは?

『ゴッドファーザー』作家「マリオ・プーゾ」が1969年に発表した小説で、舞台はアメリカ系イタリア人のマフィアのドン、ヴィトー・コルレオーネがシチリアを追われ単身でアメリカに移住して地位を築くまでの生き様・アイデンティティの保持、カリスマ的な威圧感、尊敬、絶対的権力を描いた作品です。

今回は大人気となった映画『ゴッドファーザー』の作品情報を掘り下げ、アメリカでの最高峰アカデミー賞受賞の内容などを紹介していきます。そして「人生の教訓」となるセリフの名言集・ネタバレあらすじをまとめて紹介いきます。

ゴッドファーザーの映画作品情報

マリオ・プーゾの小説『ゴッドファーザー』は1972年にフランシス・フォード・コッポラ監督の手により、映像化されました。映画『ゴッドファーザー』はpartⅠ・partⅡ・partⅢとシリーズ化され大人気作品となりました。そして、現代においては不朽の名作とされ「人生の教訓」とまで言われるようになりました。

ゴッドファーザーはアカデミー賞受賞作品

1972年に公開され大人気となった映画『ゴッドファーザー』は、1973年のアカデミー賞において8部門10個のノミネートを受けました。そして「作品賞」「主演男優賞」「脚本賞」の3部門を受賞しました。また1974年に公開された『ゴッドファーザーpartⅡ』ではアカデミー賞9部門にノミネートされ、「作品賞」「監督賞」「助演男優賞」「脚本賞」「作曲賞」「美術賞」受賞しました。

アカデミー賞において、「アカデミー賞作品賞」を受賞した映画作品の中で、続編までも「作品賞」を受賞したのは『ゴッドファーザー』のみで、アカデミー賞史上唯一の快挙は現在に至るまで破られることなくいます。映画『ゴッドファーザー』はアカデミー賞の他、ゴールデングローブ賞・グラミー賞と、数々の賞を獲得しています。

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ゴッドファーザーの名言・名セリフ集

アカデミー賞を受賞した、映画『ゴッドファーザー』が公開されてから45年の歳月が過ぎていますが、現在でも多くの人がその魅力に魅了され続けています。映画『ゴッドファーザー』に出てくる数々の名セリフを「人生の教訓」として学んでいる方も沢山見えます。この章では、そんな映画『ゴッドファーザー』のセリフ名言集をまとめて紹介していきます。

ゴッドファーザーの名言①「自身とは沈黙なのだよ…」

組織のドン、ヴィトー・コルレオーネが「自身とは沈黙なのだよ。不安がごちゃごちゃと話させるんだ。」と名セリフを言っています。このセリフの本質は、「自分に自信があれば、多くを語らず堂々としていなさい。」と言うこと。人は自信がないと言葉を多く発い、時には信頼さえも失ってしまうのです。そして、堂々としていると相手にも安心感を与えます。

ゴッドファーザーの名言②「健康は何よりも大切だよ…」

ユダヤ系マフィアの大物ハイマン・ロスが「健康は何よりも大切だよ。成功よりも、金よりも、権力よりもさ。」 と深く頷ける名セリフを言っています。人は「地位や名誉・財産」に目を向けがちです。そして、未来を構想していても病気では意味がなく、健康でなければ何一つ成し遂げられないのです。身体を自愛しながら健康で生きて行こうということです。

ゴッドファーザーの名言③「人がどんな仕事をしていようが…」

組織のドン、ヴィトー・コルレオーネが「人がどんな仕事をしていようが私にはどうでもいいことさ。」と、仕事の肩書だけで、人を判断してはいけないことを諭した名セリフがあります。人は誰もが生活のために仕事をしていて、その仕事の内容だけで判断をしてはいけないと言うことです。自分とは進むべき道が違っていても、その人の幸せを願うことが賢明だと言うことです。

ゴッドファーザーの名言④「どんなに強いやつでも…」

イタリア政財界の有力者でもあるリシオ・ルケージが「どんなに強いやつでも友人は必要なんだ。」と、人はどんな人だろうと決して「一人」では生きていけないということを述べた名セリフを言っています。どんなに強い人間でも何かを相談したり、他愛のないことでも話せる友人が必要だと言うことです。

ゴッドファーザーの名言・名セリフ集~英語編~

この章では映画『ゴッドファーザー』の名言集・名セリフの英語編をまとめ紹介していきます。心に残るフレーズを理解したうえで映画『ゴッドファーザー』を鑑賞すると、そのセリフの重みがくみ取れます。

ゴッドファーザーの名言①「I`m gonna make him…」

「I`m gonna make him an offer he can`t refuse.」のセリフを日本語に訳すと「奴が決して断れない申し出をしてやるよ。」と言っているのですが、映画に出演したいが、女性問題を起こして断られているジョニー(歌手)が、ヴィトー・コルレオーネに相談した時に言った一言です。コルレオーネは自分がジョニーの名付け親としての責任を全うします。人の上に立つには器量が必要と言うことです。

ゴッドファーザーの名言②「Keep your friends close…」

「Keep your friends close, but your enemies closer.」のセリフを日本語に役立つと「友は近くに置いておけ、だが敵はもっと近くに置いておけ」と言っています。このセリフの本質は「自分に合わないと思う相手でも付き合っていくにつれ、新しい発見がある」「苦手だと感じる人程「懐」に入るようにすると新しい事を得られる」と言った、考察力の身に付け方を教えているセリフです。

人は誰しも趣味の合う、話の合う人同士が連れ立ちやすいですが、そうではなく、時として考え方の違う人とも繋がり、自分の思想に相手の良さを引き込む、と言った本当に奥の深い名言です。

ゴッドファーザーの映画あらすじネタバレ

映画『ゴッドファーザー』では人生を学ぶべき名言だけでなく、印象に強くに残る名場面も多々あります。この章では、映画『ゴッドファーザー』のあらすじネタバレをまとめ掘り下げて特集し、紹介していきます。

あらすじネタバレ:結婚式

マフィアのボス・ヴィトー・コルレオーネの娘の華やかで盛大な結婚式。広大なガーデンで執り行われるパーティー。ヴィトーとゲストたちが楽しそうに語らっている一方で、裏では取引きがされています。それはパーティーでのヴィトーの控室での出来事です。

これまでヴィトーを避けて来たボナセーラが、今後は忠誠を誓うとして、自分の娘を暴行した男を殺して欲しいと依頼して来ました。ヴィトーは殺すことは断りますが、相手を痛めつけるという約束を交わします。そして、「娘の結婚式には頼み事をを断れない」とするイタリア伝統により、ヴィトーはこの一件以外にも引き受けてしまうことになります。

娘の結婚式のゲストの一人で、ヴィトーが名付け親である人気歌手「ジョニー・フォンテーン」も来ていました。また、ジョニーもコルレオーネの娘の結婚式で願い事を言っていたのです。「映画に出たいが断られ、そこを何とか頼みたい」と。それが名言「I`m gonna make him an offer he can`t refuse.」のセリフを生みました。

結婚式が終了し、ジョニーの頼み事を引き受けたヴィトーは顧問弁護士で相談役でもあるトム・ヘイゲンを映画プロデューサーの元に行かせます。しかし、映画プロデューサーはジョニーの出演を断る理由を説明しヘイゲンを戻します。

翌朝、映画プロヂューサーが目を覚ますと、ベットの上にはなんと悍ましい、プロデューサーが大切にしていた馬の首が切り取られ置かれていたのです。ヴィトーは「どんな脅しにも屈しない」と言い放ったプロデューサーに対して「奴が決して断れない申し出をしてやるよ。」と言いこの手段にでました。そしてジョニーは映画の出演のキップを手に入れるのです。

あらすじネタバレ:クリスマスの夜

ある日、政財界でも力のあるマフィアのドン、ヴィトー・コルレオーネの元に麻薬を密売人しているソロッツォから麻薬ビジネスへの誘いが入ります。マフィアのドンですが、麻薬を嫌うヴィトーはそのビジネスを断ります。その後、ソロッツォにはタッタリアファミリーが付いていることを知り、ルカ(部下)に探りを入れる命令をします。

それを知ったタッタリアとソロッツォにより、ルカは殺害され、あろうことかドンであるヴィトー・コルレオーネまでも襲撃を受け、危篤状態に陥ってしまったのです。クリスマスの夜にケイとデートを楽しんでいたヴィトーの3男、マイケルがスタンドで発売されていた新聞を見て驚愕しました。そして慌ててマイケルはヴィトーの傍に行きます。

マイケルは慌ててヴィトーの入院している病院に行きます。そして病院に到着し、病院の異変に察知したマイケルは、病院を異動させようとしますが、ソロッツォに買収された警部・マクラスキーに顔面を殴られしまいます。そんな中、マイケルの兄であるソニーがタッタリアの息子を殺してしまい、事態は最悪な状況になって行きます。

そして事態の発端となるソロッツォからマイケルに「話がしたい」と連絡が入ります。マイケルはマクラスキーとソロッツォへの報復宣言をし、周囲を驚かせました。なぜなら、マイケルは「自分だけはこの道に入らない」と以前から言っていたのです。マイケルは2人に報復するため用意周到し、射殺します。そして、その後、シチリアに向かったのです。

マフィア同士の抗争はますます激しくなっている最中、ヴィトー・コルレオーネは無事に退院して来ました。そしてマイケルが、父である自分のことで射殺と言う犯罪に手を汚れさせたことに対して、家族思いのヴィトーは胸を痛めるのでした。

あらすじネタバレ:一目惚れ

その頃、シチリアに逃亡したマイケルは、ヴィトーの旧友であるトマシーノの世話になっていました。ある日、シチリアで出会った「アポロニア」という女性に一目ぼれします。そして熱烈なラブコールの果て、結婚します。しかし、その後マイケルの犠牲となり、マイケルの目の前で車ごと爆破されてしまうのです。

あらすじネタバレ:暗殺計画

ヴィトーは事態を収束させるために5大ファミリーのボスを集め集会を開きます。ヴィトーはタッタリアと手を結び、麻薬密売の協力する交換条件としてマイケルの身の確保をさせます。その時、ヴィトーは今回の事件の黒幕が「バルジーニ」だと見抜いたのです。そして、マイケルはアポロニアを亡くし、ニューヨークに戻ってきました。

そこで昔の恋人「ケイ」と再会し、新たに家庭を築くことにしました。ヴィトーは自分の後継者には「マイケル」と指名し、自分は相談役になり席を譲ります。しかし、長年ヴィトーの元で働いて来た人間にとってマイケルの手法が理解出来ず、このままではバルジーニに潰されるのではないかと危機感を持っていました。

マイケルはラスベガスに本拠地を移す計画で、ラスベガスの大物「モー・グリーン」に会います。モー・グリーンはマイケルの強引な取引に激怒します。そんなマイケルにヴィトーは長年の経験で培ったことを伝授しますが、その直後に倒れ、ヴィトーは帰らぬ人となったのです。ヴィトーの葬儀の日、マイケルは予てからテッシオが裏切り者だと察していましたが、それは確信に変わりました。

そして、マイケルは前代未聞の暗殺計画を立て、実行することを胸に誓ったのです。それはコニーの息子の洗礼式の日、ヴィトーが築いたコルレオーネファミリー以外のドン、バルジーニ・タッタリア・クネオ・ストラッチ・そしてラスベガスのモーを部下たちに殺させるのです。更に兄、ソニーを罠にハメたコニーの夫カルロとテッシオも暗殺します。

マイケルはコルレオーネファミリーを危機に陥れた者たち全員を暗殺したのでした。後日マイケルの指示により夫を殺されたと知ったコニーはマイケルに激怒し責め立てます。その場にいたマイケルの妻・ケイは事実かどうかを尋ねるのですが、マイケルは冷淡な表情で「No」と言います。安心したケイはマイケルと抱きしめあいますが、心の底では疑心暗鬼になるのでした。

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ゴッドファーザーに関する感想や評価は?

この章ではアカデミー賞を数多く受賞した、映画『ゴッドファーザー』を鑑賞された方の感想や評価をまとめ特集して紹介していきます。映画『ゴッドファーザー』を観られた方の多くが「マフィア」=「悪」と捉えておらず、この映画の持つ奥深さを感じている方が多かったです。

すーさんは『ゴッドファーザー』をバイブルとして、マーロンブランドに敬愛を持たれて見える方の一人です。「数えきれないくらい観ました」の一言で『ゴッドファーザー』への高評価の気持ちが伝わります。

ヴィトー・コルレオーネは巨大組織のドンとしてファミリーをまとめ上げ、強さだけを見せて生きてきましたが、息を引き取る前に人間である「父親」としての姿に胸が切なくなる思いを語って見えます。

マフィアのドンと言うだけで人に得体のしれない恐怖心を与えますが、動物を可愛がる行為で親近感が湧いてきます。そして、「動物を可愛がる人に悪い人は居ない」の言葉通り、本当の本質はヴィトーも面倒見の良い、良い人だという評価になります。

シチリアから一人ニューヨークに来て、必死の覚悟で生き抜く様をこのシーンが物語っています。知らぬ土地で一から始める覚悟は、相当の強い気持ちがないと生き抜けません。ただ、その選択肢が「マフィア」だとしてもです。

映画『ゴッドファーザー』の名言を理念にして見えるのでしょうか。映画『ゴッドファーザー』はマフィア映画を逸脱した作品で、人生の教訓として学ぶべき言葉が集まっています。今までに観た方はリピートされ、まだ観ていない方は「マフィア映画」という固定概念を取ってぜひご覧ください。「Keep your friends close, but your enemies closer.」です。

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ゴッドファーザーの名言集まとめ

今回紹介して来ましたアカデミー賞受賞作、映画『ゴッドファーザー』の名言集・まとめは如何でしたでしょうか。映画『ゴッドファーザー』は人生の教訓に出来る名言が数多く、ビジネスマンに関わらず、女性でもバイブルとしている方が見えます。アカデミー賞を受賞した映画『ゴッドファーザー』はただ単にマフィアの世界を描いた映画ではありません。

そこには人生の深みが色々な形で描かれています。映画『ゴッドファーザー』は1972年に初作が公開され、1974年には第2作目が公開されます。それから16年後の1990年には3作目の公開がされました。一作一作が長い為、まとめて鑑賞出来ないかもしれませんが、是非不朽の名作・映画『ゴッドファーザー』をご覧ください。そこには自分自身への言葉が見つかるはずです。

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