ゴッドファーザーのあらすじを簡単に紹介!ネタバレ結末や感想まとめ

映画史上不朽の名作「ゴッドファーザー」シリーズ。3部作になるきっかけになった、ゴッドファーザーPart1のあらすじを結末まで簡単にネタバレで紹介します。簡単にあらすじを紹介するだけでなく、Part2につながる結末にフォーカスをあてて、あらすじを詳しくネタバレ解説します。また、Part1の主人公を演じるマーロン・ブランドや主なキャストについてもあらすじに絡めて解説します。詳細なあらすじを知らない人は、必読です!

ゴッドファーザーのあらすじを簡単に紹介!ネタバレ結末や感想まとめのイメージ

目次

  1. ゴッドファーザーのあらすじを簡単に紹介!結末のネタバレや感想もまとめてみた!
  2. ゴッドファーザーとは?
  3. ゴッドファーザーのあらすじを簡単に紹介!
  4. ゴッドファーザーの結末をネタバレ!2にどう繋がる?
  5. ゴッドファーザーの感想を紹介!
  6. ゴッドファーザーあらすじネタバレまとめ

ゴッドファーザーのあらすじを簡単に紹介!結末のネタバレや感想もまとめてみた!

映画史上不朽の名作「ゴッドファーザー」シリーズ。3部作で有名だが、Part1の製作時には、売れるかどうかもわからず、試行錯誤の映画製作でした。しかし、「ゴッドファーザー」が公開されると、またたく間に当時の興行記録を塗り替え、世界的に大ヒットの映画となりました。日本のヤクザの世界と似て非なるマフィアの世界は公開当時の日本にも多大な衝撃と影響を与えました。

また、アメリカのアカデミー賞においては作品賞・主演男優賞・脚色賞などタイトルを総なめしました。その映画「ゴッドファーザー」のあらすじを完全に紹介します。Part2につながる結末や、俳優:マーロンブランドや他の主なキャストついても簡単にふれながら結末までネタバレ解説します。あらすじだけでなく感想もまとめましたので、ぜひ読んでみてください。

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ゴッドファーザーとは?

まずは、簡単に映画紹介をします。映画「ゴッドファーザー」は1972年3月にアメリカで公開され、日本でも同年の1972年7月に公開されました。上映時間は177分とほぼ3時間で内容たっぷりの映画です。監督は巨匠フランシス・フォード・コッポラ。原作はマリオ・プーゾの小説。題名は「マフィア」で、のちに「ゴッドファーザー」と改題されています。フランシスコ・フォード・コッポラはこの作品で世界的に一躍有名になりました。

「ゴッドファーザー」はキャストが多く複雑なので相関図を書きたいぐらいなのですが、ドンと呼ばれる「ドン・ヴィトー・コルレオーネ」とドン・ヴィトーの4人の子どもである、長男「ソニー・コルレオーネ」、次男「フレド・コルレオーネ」「マイケル・コルレオーネ」「コニー・コルレオーネ」をあらすじに絡めて紹介します。

マーロン・ブランドが復活をかけて演じた、最高の役:ドン・ヴィトー・コルレオーネ

まず、「ゴッドファーザー」Part1の主役であるドン・ヴィトー・コルレオーネを演じるのは、名優:マーロン・ブランドです。マーロン・ブランドは1950年代から有名になり、一級の作品にしか出なくなっていきましたが、父の投資の失敗などにより、1960年代にはB級作品にも出演するようになりました。トラブルメーカーでもあり、映画監督たちからも嫌われてしまい、俳優としての評価も下がっていってしまいました。

しかし、1972年公開の「ゴッドファーザー」で演じたドン・ヴィトー・コルレオーネ役で、凄まじい反響と評価を得て、トップスターに舞い戻りました。その証拠に「ゴッドファーザー」のドン・ヴィトー・コルレオーネ役はアカデミー主演男優賞に選ばれました。(但し、アメリカ映画界の人種差別への抗議を理由に受賞拒否しています。)

マーロン・ブランドは「ゴッドファーザーPart2」以降では出演しませんが、Part1でのあの演技がなければこの映画はシリーズ化されなかったかもしれません。あらすじでは書き表せない「ドン」としての「首領」らしさや迫力を熱演していました。

ジェームズ・カーン演じるヴィトーの長男:ソニー・コルレオーネ

ドン・ヴィトーの長男:ソニー役はジェームズ・カーンが演じています。ファミリー思いの長男:ソニーは、次代のドンとなるべき存在でした。しかし、あらすじにも書きますが、短気な性格が災いして、妹:コニーの夫の罠に嵌められ、殺し屋に射殺されてしまいます。

ジェームズ・カーンはこの映画の前からそこそこ有名でした。1965年に映画「栄光の野郎ども」で有望若手男優賞にノミネートされています。でも、「ゴッドファーザー」でアカデミー助演男優賞のノミネートされ、一躍有名になりました。

ジョン・カザールが演じるヴィトーの次男:フレド・コルレオーネ

ドン・ヴィトーの次男:フレド役はジョン・カザールが演じています。あらすじにはあまりでてきませんが、フレドは気が弱く優しい性格で、あまりマフィアには向いていません。実はジョン・カザールは、「ゴッドファーザー」が映画デビューでした。にもかかわらず、この微妙な役どころを見事に演じ、上々な評価でした。

アル・パチーノとは10代の頃から親交があり、アル・パチーノと同様に、この映画で一気にスターダムにのし上がりました。「ゴッドファーザー」出演後は毎年のように映画に出演しますが、「ゴッドファーザー」公開6年後の1978年に42歳の若さで肺癌で亡くなってしまいました。

アル・パチーノが演じるヴィトーの三男:マイケル・コルレオーネ

ドン・ヴィトーの三男:マイケル役はご存知、アル・パチーノが演じています。マイケルは「ゴッドファーザー」シリーズがPart2、Part3と進むごとに、その存在感をましていきます。あらすじを読む前の予備知識ですが、マイケルは大学を中退して海兵隊に入り、第二次世界大戦後に復員したので、マフィアになるつもりはありませんでした。長兄のソニーが射殺された事が大きな転機となり、ヴィトーの後を継いでドンになります。

無口なインテリのイメージですが、あらすじの通り、父親思いであったことで様々なしがらみに縛られ、マフィアの世界に巻き込まれていきます。無口なインテリだが強い意志の伺える様子が、たまらなくかっこいいです。アル・パチーノはこの映画を機に大出世していきます。映画の出演料も「ゴッドファーザー」では3万5000ドルでしたが、「ゴッドファーザーⅢ」では400万ドルと100倍以上になります。

「ゴッドファーザー」では、父:ヴィトーは故郷のイタリアのシチリア島からアメリカに逃げてきてマフィアに成り上がっていきますが、アル・パチーノもシチリア移民の子として生まれています。そんな偶然が、彼を大スターにさせたのかもしれません。

タリア・シャイアが演じるヴィトーの末娘:コニー・コルレオーネ

ドン・ヴィトーの末娘:コニー役はタリア・シャイアが演じています。コニーは兄:ソニーの紹介でカルロ・リッツィと知り合い、結婚します。しかし、カルロから度々DVを受けます。それが原因でソニーとカルロがもめてしまい、ソニーが射殺されてしまいます。またその報復でカルロも車の中で首を絞められて殺されます。コニーは女性なのに、ドン・ヴィトーの末娘ということで、周囲では血生臭いマフィアのいざござが絶えません。

タリア・シャイアは、アル・パチーノと共に、1990年公開の「ゴッドファーザーⅢ」まで全シリーズでコニーを演じます。タリア・シャイアはフランシスコ・フォード・コッポラ監督の実の妹で、「ゴッドファーザー」でデビュー、その後映画「ロッキー」でロッキー・バルボアの妻:エイドリアン役もはまり役となりました。

ゴッドファーザーの魅力

簡単にはことが運ばないマフィアの世界で、しかけられた地雷を交わしながら権力を付けていくマフィアのドン(首領)が、裕福な生活をしながらも、幸せになりきれないでいる様を映画「ゴッドファーザー」では見事に表現しています。マフィアのドン(首領)の寂しさや孤独感、そして、なんともいえないマフィアのファミリーの哀愁を感じるのが映画「ゴッドファーザー」の魅力です。

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ゴッドファーザーのあらすじを簡単に紹介!

ゴッドファーザーのあらすじを結末までふんだんにネタバレします。ゴッドファーザーは雰囲気だけでも十分楽しめる映画な半面、あらすじは難しいです。その為、しっかりとあらすじを理解していない人が多いです。ぜひ、この機会にあらすじを理解して、ゴッドファーザー通になってください。それでは、あらすじをネタバレ解説します。

あらすじ①:舞台は1945年

第二次世界大戦が終わって間もない頃、ニューヨーク郊外の屋敷では、イタリア系アメリカ人のドン・ヴィトー・コルレオーネが取り仕切る中、、娘コニーの結婚式が盛大に行われていました。ドン・ヴィトーはニューヨークの5大マフィアの一つであるコルレオーネファミリーのボスで、長男のソニーと次男のフレドは父の仕事を手伝っていました。三男のマイケルはこの仕事を嫌っていて、大学中退後、海兵隊に入っていました。

もともと孤児だったトムはソニーに連れて来られ、コルレオーネ家で息子のように育ててもらった縁により、ファミリーに忠誠を誓い、ファミリー専属の弁護士となり、相談役をしていました。マイケルは恋人のケイを連れて久しぶりに家に帰ってきて、みんなにケイを紹介していました。そして、ケイには自分の家が特別であることを説明します。

ドン・ヴィトーは長期に渡り絶大な信頼を得ており、ドン・ヴィトーは政治家とも強固なつながりをもっていました。そんなドン・ヴィトーのもとに麻薬の密売人:ソロッツォから、麻薬ビジネスへの誘いがきます。しかし、ドン・ヴィトーは麻薬を嫌っていたため、その誘いを断ります。

ドン・ヴィトーはソロッツォの背後ににタッタリアファミリーというマフィアがついていることを知り、殺し屋のルカを使って探りを入れようとします。しかし、殺し屋ルカはタッタリアとソロッツォによって殺されてしまいます。そしてとうとうドン・ヴィトーも襲撃を受け、危篤状態になります。クリスマスの夜、マンハッタンでケイとデートしていたマイケルは、スタンドで売られている新聞の見出しを見て、唖然とします。

父:ドン・ヴィトーの危篤を知ったマイケルはすぐ家に帰りますが、ファミリー間の抗争がいまにも起ころうとしていました。マイケルはドン・ヴィトーが入院している病院に見舞いに行きますが、病院の様子がおかしいことを察知し、病室を代える機転を利かせ、父:ドン・ヴィトーを守ります。しかし、病院の前で、ソロッツォに買収されていたマクラスキー警部に顔面を殴られ負傷します。

あらすじ②:自分はマフィアにならないと言っていたマイケルだったが…

その後、マイケルの兄:ソニーが復讐でタッタリアの息子を殺してしまうことにより、事態はますます深刻になっていきます。そんなさなか、ソロッツォからマイケルと話がしたいと連絡があります。マイケルはソロッツォに買収されているマクラスキー警部も話の場に来ると予想し、マイケルは自らその場で二人を殺すと宣言します。ファミリーの皆は驚きますが、マイケルの意志は固く、ゆらぎませんでした。

マイケルは用意周到に計画し、二人を射殺します。そして、シチリアへ高飛びします。ファミリー間の抗争はますます激化しているさなか、ドン・ヴィトーは回復し、無事退院します。ドン・ヴィトーはトムから抗争の話を聞き、マイケルが自分のことを思って復讐に手を染めたことを知り、胸を痛めます。

シチリアに高飛びしたマイケルは、父:ドン・ヴィトーの古い友人の世話になっていました。ある日、マイケルはアポロニアという美しいシチリア旧家の女性に出会い、一目惚れします。そして猛烈にアタックし、アポロニアと結婚します。

一方、ニューヨークで夫のカルロと一緒に住むコニーは、激しい暴力を受けていました。カルロはファミリーへ入れてもらえないことに苛立ち幾度となくコニーに暴力を振るっていたのです。ソニーは、コニーがカルロから暴力を受けていることを知り逆上します。カルロを路上で見つけ殴る蹴るの激しい暴行を加えます。しかし、その後も暴力は絶えず、コニーはソニー助けを求めます。

あらすじ③:コルレオーネ家を襲う数々の悲劇

短気なソニーはすぐさま逆上し、一人で車に乗って家を飛び出しますが、これはカルロの罠で、ソニーはハイウェイの料金所で待ち伏せていた殺し屋たちに蜂の巣にされてしまいます。シチリアにいるマイケルのもとに兄の訃報が伝わると、直後に、マイケル暗殺のために仕掛けられた爆弾によってアポロニアが爆死します。

この深刻な事態を収拾すべく、ドン・ヴィトーはニューヨーク五大マフィアのボスを集めます。ドン・ヴィトーはタッタリアに麻薬密売に協力することで和解します。そのかわりにマイケルの身の安全を保障させます。そして、タッタリアを裏で操る抗争の真の黒幕はバルジーニ(バルジーニファミリーのドン)だと見抜きます。

ゴッドファーザーの結末をネタバレ!2にどう繋がる?

あらすじの後半です。Part1の結末とPart2に向けて、ここからのあらすじは目を離せません。後半のあらすじはマイケルがドンを継承するところからです。

あらすじ④:そしてコルレオーネ家のドンへ

ニューヨークに戻ったマイケルは、数年ぶりにケイと再会し、ケイと結婚します。その後、ドン・ヴィトーはファミリーのドンをマイケルに継承します。しかし長年、ドン・ヴィトーのもとで働いてきたクレメンザとテッシオはマイケルの強引なやり方をまったく理解できず、バルジーニファミリーに潰されてしまうのではないかと不安を感じていました。

ドンとなったマイケルは拠点をラスベガスに移す計画を立て、兄:フレドの面倒を見てくれていたラスベガスの大物モー・グリーンに会います。マイケルは、モー・グリーンにあまりにも強引な取引を持ちかけ、モー・グリーンを激怒させてしまいます。

ある日の昼下がり、屋敷の庭のテラスで、ドン・ヴィトーはマイケルに長年の経験で培ったものを伝えます。そしてその直後、孫と遊んでいるときに倒れ、とうとう他界してしまいます。ドン・ヴィトーがマイケルに伝えたことはファミリーの未来を見据えた遺言だったのでしょう。

あらすじ⑤:非情な決断をするマイケル

ドン・ヴィトーの葬儀の日、マイケルはテッシオが裏切り者だと見抜き、とんでもない暗殺計画を遂行することを決意します。コニーの息子の洗礼式の日、コルレオーネファミリー以外の五大ファミリーのドンであるバルジーニ、タッタリア、クネオ、ストラッチ、そしてモー・グリーンまでも手下たちによって殺させます。さらに兄:ソニーを罠に嵌めた殺コニーの夫カルロと裏切り者のテッシオも、殺させます。

マイケルは、自分にとって邪魔であるファミリーのドン全員とコルレオーネファミリーを危機におとしいれた者をすべて暗殺したのです。

後日、マイケルの指示夫が殺されたと知ったコニーは半狂乱でマイケルを責めます。その場にいたケイは本当にマイケルが指示したのか問いただしますが、マイケルは強い口調で「仕事に口を出すな!」といいケイの言葉をはねのけます。しかし、マイケルはもう一度考えたあげく、嘘をつきます。「NO(俺はやっていない)」と。

ケイは本当に信じてよいのか疑心暗鬼になっていました。マイケルの目には、もう昔のような優しさが消え、冷酷な知的さだけが際立っている。そして何よりも背後の強大な力が見え隠れしています。ケイはそんなマイケルに末恐ろしさを感じ始めるのです。

ゴッドファーザーの感想を紹介!

ここで、ゴッドファーザーを観た人の感想をいくつか紹介します。一体どんな風な感想を持ったのでしょうか?

冷酷なだけじゃない登場人物たちが素敵

あらすじのネタバレ解説にも書きましたが、マフィアの世界は冷酷です。でも、ヴィトーやマイケルの冷酷なだけではない人間味を感じるところが、この映画の魅力の一つなのです。

変わっていくマイケルが恐ろしい

結末に向けて、マイケルはみるみる恐ろしい存在になっていきます。守るべきものを守ることは簡単ではありません。自分のファミリーを大切にするという、一見簡単そうなとこを突き詰めたマイケルは、恐ろしい方向に変化していきます。これもマフィアのさがなのか?映画を見る者の感情を鷲掴みにします。

ゴッドファーザーあらすじネタバレまとめ

ゴッドファーザーのあらすじを結末まで簡単にまとめ、ネタバレ解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?完全にネタバレしたあらすじを読んだ後に、もう一度映画「ゴッドファーザー」を視聴すると、あらすじの理解が深まります。決して簡単には片付けられないマフィアの世界の話は、Part2でヴィトーの生い立ちにせまります。シリーズを通して、結末までじっくりお楽しみください。

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