2019年02月28日公開
2019年02月28日更新
映画メイジーの瞳のキャストとあらすじ・感想は?原作との違いや少女のその後は?
2012年にアメリカで製作された映画『メイジーの瞳』は、原作の小説「メイジーが知ったこと」を基に現代風にアレンジされ、チームで監督を務めるスコット・マクギーとデヴィッド・シーゲルによって手掛けられた作品で、両親の離婚に翻弄される主人公の6歳の少女・メイジーの視点で、家族の在り方について描かれたヒューマンドラマです。そんな映画『メイジーの瞳』のあらすじが気になります。映画『メイジーの瞳』のキャストやあらすじ・感想についてと、原作との違いについてもご紹介していきます。
目次
メイジーの瞳とは?
メイジーの瞳の映画作品情報
映画『メイジーの瞳』は、両親の離婚で翻弄される6歳の少女メイジーを主人公に描かれたヘンリー・ジェイムズ原作の「メイジーの知ったこと」を基に、現代風にアレンジされて映画実写化され、日本への造詣が深いスコット・マクギーとデヴィッド・シーゲルのタッグを組んで活動する2人の監督によって手掛けられ、出演キャストにはハリウッドの大女優であるジュリアン・ムーアをはじめとした豪華俳優陣で彩られています。
ロック歌手の母・スザンナとアートディーラーの父・ビールの両親の離婚によって翻弄される主人公の6歳の少女・メイジーの目線を通して周囲の大人たちの悲惨な姿が描かれ、現代の家族愛の在り方について投げかけられたヒューマンドラマです。メイジーが最終的に自分の居場所として選んだ場所とは一体どこだったのでしょうか?涙を誘う感動のストーリーのあらすじとなっています。
≪映画『メイジーの瞳』作品情報≫
- 【作品名】マイジーの瞳
- 【監督】スコット・マクギー/デヴィッド・シーゲル
- 【キャスト】オナタ・アプリール/ジュリアン・ムーア/アレクサンダー・スカルスガルド/ジョアンナ・バンダーハム/スティーブ・クーガン
- 【製作国】アメリカ
- 【製作年】2012年
- 【上映時間】99分
メイジーの瞳の監督情報
映画『メイジーの瞳』の監督は、チームで活動をする2人の監督、スコット・マクギーとデヴィッド・シーゲルです。マクギー監督は、18歳のときに滋賀県への留学経験を持ち、日本が自身の人格形成にかなり影響したと語っています。日本の文化や日本人の持つユーモア、日本の食べ物に関しても親しみを感じているようです。
日本映画については大学院の時に60年代の映画を勉強したことがきっかけで好きになり、勅使河原宏監督の『他人の顔』に影響されて初作品を制作したこともあるそうです。その他にも好きな監督には、鈴木清順、野村芳太郎、成瀬巳喜男、黒沢清、是枝裕和といった監督を上げています。
メイジーの瞳のキャスト紹介
メイジーの瞳のキャスト①オナタ・アプリール
出典: https://eiga.com
主人公の両親の離婚に翻弄される6歳の健気で可愛らしい少女・メイジーを演じるのはオナタ・アプリールです。彼女は日本人の血を引くクオーターで祖母は鎌倉に住み、日本で生活していたこともあるそうです。4歳の頃から演技コーチをする母親の指導の元、演技の練習を重ね、ウェブ用の映像作品「Hello Petula!」でその成果を見せていくようになります。
映画『メイジーの瞳』を撮影中は当時6歳で、日本では「ハリウッドの芦田愛菜」と言われており、素直で気持ちがシンプルに伝わってくる芝居で、将来大スターとなることを期待されている子役です。
≪オナタ・アプリールのプロフィール≫
- 【名前】オナタ・アプリール
- 【生まれ年】2005年
- 【年齢】14歳
- 【出身地】アメリカ・ペンシルバニア州
- 【出演作品】TVシリーズ『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』/短編映画『Choose』『Twist』『The History of Future Folk』『Yellow』(シエナ・ミラー主演)『Almost Family』など
メイジーの瞳のキャスト②スティーヴ・クーガン
イギリスではコメディアンとして人気を博し、『アラン・パートリッジ』シリーズで知名度の高いスティーヴ・クーガンは、映画『メイジーの瞳』で主人公のメイジーの父親でアートディーラを職とするビールを演じています。仕事が忙しく、海外出張が多いため、夫婦仲もすれ違いで喧嘩が絶えず、メイジーにも構う暇もありません。メイジーの世話はベビーシッターに任せきりで家庭を顧みない夫を演じています。
≪スティーヴ・クーガンのプロフィール≫
- 【本名】Stephen John Coogan
- 【生年月日】1965年10月14日
- 【年齢】53歳
- 【出生地】イングランド グレーター・マンチェスター
- 【国籍】イギリス
- 【職業】俳優/コメディアン/プロデューサー/脚本家
- 【配偶者】キャロライン・ヒックマン (2002-05)
- 【出演作品】『コーヒー&シガレッツ』『24アワー・パーティ・ピープル』
- 【受賞】2013年『あなたを抱きしめる日まで』ヴェネツィア国際映画祭・脚本賞/英国アカデミー賞・脚色賞
メイジーの瞳のキャスト③ジュリアン・ムーア
映画『メイジーの瞳』でのジュリアン・ムーアの役どころは、主人公のメイジーの母親でロック歌手をしています。ビールと離婚して親権を争い、メイジーを育てられるということをアピールするために仕事場に一緒に連れていくなどしていますが、結局見切れないという結果に終わっています。子供の面倒を見切れないという悪いイメージの役柄ですが、観る側にどこか憎み切れない母親と感じさせ、大物女優の演技力の高さが感じられます。
≪ジュリアン・ムーアのプロフィール≫
- 【本名】Julie Anne Smith
- 【生年月日】1960年12月3日
- 【年齢】58歳
- 【出生地】アメリカ合衆国 ノースカロライナ州フェーエットビル
- 【身長】163cm
- 【職業】女優
- 【配偶者】John Gould Rubin (1986-1995)/バート・フレインドリッチ (2003-)
- 【出演作品】『ブギーナイツ』『ビッグ・リボウスキ』『ことの終わり』『マグノリア』『ハンニバル』『エデンより彼方に』『めぐりあう時間たち』『トゥモロー・ワールド』『シングルマン』『キッズ・オールライト』『マップ・トゥ・ザ・スターズ』『アリスのままで』『キングスマン: ゴールデン・サークル』『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』/他多数
- 【受賞歴】2014年『アリスのままで』アカデミー賞・主演女優賞/英国アカデミー賞・主演女優賞/ゴールデングローブ賞・主演女優賞(ドラマ部門)など受賞作品他多数
メイジーの瞳のキャスト④ジョアンナ・ヴァンダーハム
メイジーの元ベビーシッターでメイジーとも仲が良く、後にメイジーの継母となるマーゴを演じているのは、ジョアンナ・ヴァンダーハムです。彼女はTVシリーズ「The Runaway」でヒロインに抜擢され注目され、大ヒットTVシリーズ「犯罪捜査官 アナ・トラヴィス 孤独な叫び」に出演したことで人気を博し、その後もTVドラマで主演を務めたり、他の作品や舞台にも出演して活躍しています。
≪ジョアンナ・ヴァンダーハムのプロフィール≫
- 【本名】Joanna Vanderham
- 【生年月日】1991年10月18日
- 【年齢】27歳
- 【出身地】イギリス パース
- 【学歴】英国ウェールズ音楽演劇大学
- 【職業】女優
- 【出演作品】TVドラマ『真実を知る者』/映画『アルメイダ・ライブ/リチャード三世』/TVドラマ・アガサ・クリスティーミス・マープル6『終わりなき夜に生まれつく』/TVドラマ『犯罪捜査官アナ・トラヴィス(シーズン4)孤独な叫び 』他
- 【受賞歴】国際エミー賞 女優部門
メイジーの瞳のキャスト⑤アレキサンダー・スカルスガルド
職業がバーテンダーでメイジーの母・スザンナの再婚相手のリンカーンは、協調性が高く、子供の面倒を見ることが上手で、メイジーとは仲の良い友達になります。そんなリンカーンを演じていたのは、イケメンで芸能一家に生まれて育ち、8歳から子役を務め、アメリカやイギリスで演技を学んでいたというアレキサンダー・スカルスガルドです。はしゃぐメイジーの遊び相手しているリンカーンの姿が印象的です。
≪アレキサンダー・スカルスガルドのプロフィール≫
【本名】Alexander Johan Hjalmar Skarsgård
【生年月日】1976年8月25日
【年齢】42歳)
【出生地】ストックホルム
【国籍】スウェーデン
【身長】194cm
【職業】俳優
- 【出演作品】映画『バトルシップ』『ターザン:REBORN』/TVドラマ『トゥルーブラッド』『ビッグ・リトル・ライズ 〜セレブママたちの憂うつ〜』など
- 【受賞歴】2017年『ビッグ・リトル・ライズ 〜セレブママたちの憂うつ〜』放送映画批評家協会賞・助演男優賞/エミー賞・助演男優賞/ゴールデングローブ賞・助演男優賞/全米映画俳優組合賞・男優賞など
メイジーの瞳のあらすじ紹介
あらすじネタバレ①離婚裁判
映画『メイジーの瞳』の主人公の6歳の少女・メイジーの両親であるアートディーラーの父・ビールとロック歌手の母・スザンナはいつも喧嘩が絶えず、またそれぞれに忙しく、メイジーはいつもベビーシッターのマーゴと夕食を食べていました。そんなある日、出張ばかりで家を留守にすることの多いビールが、海外に出張している間に、スザンナが家の鍵を変えてしまい、離婚にまで発展して離婚調停が始められます。
両親はメイジーの親権についても話し合い、スザンナはほとんど出張でビールが家に帰らないことを訴え、ビールはロック歌手をしているスザンナの周りの環境が悪く、教育に適していないと訴えます。
スザンナはビールを不利にする為にメイジーに父親に投げ飛ばされたことがあると証言するようにいいまが、結局、両親の言い分は通らず、個人でのメイジーの親権認められませんでした。両親が離婚するとメイジーはそれぞれの家を10日間という周期で行き来することになります。
あらすじネタバレ②離婚した両親の恋人
メイジーは父親。ビールに連れられてマーゴの家に向かいます。マーゴは父親のビールの恋人で結婚をしてメイジーの新しい母親になり、ビールがいない時もいつもメイジーの面倒をみます。10日後、母親のスザンナの元を訪れるとそこには新しいベビーシッターで年配の女性がいました。メイジーはそのシッターになかなか懐きません。
そんな時、スザンナはビールの再婚のことを知って若いベビーシッターはダメだと怒りますが、メイジーの母親・スザンナも仕事の帰りに通うバーのバーテンダーとメイジーの親権のために付き合っていました。
あらすじネタバレ③リンカーンと仲良くなるメイジー
メイジーのお迎えが母親側だったとき、スザンナは急な仕事で迎えに行けませんでした。連絡を受けたマーゴが向かいますが、そこにスザンナの代理で来たリンカーンに出会います。マーゴはリンカーンのことをスザンナに確認すると、メイジーを引き渡し、予定されていた10日の新婚旅行に出掛けていきました。メイジーは新婚旅行の話は聞いていましたが、自分もいかれるものだと考えていたのでショックなようです。
リンカーンは子供の面倒見もよくすぐにメイジーと打ち解けます。それは、スザンナがリンカーンにメイジーに取り入っているという発言させるほどで、スザンナは仲良くしている2人の姿を見てはそれを制止するのです。
あらすじネタバレ④10日間の約束が崩れる
10日間ごとのメイジーの世話は段々と機能しなくなります。メイジーが熱を出した時もビールは超多忙で面倒見られず、スザンナもツアーで長期間行かなければならなかったり、10日間という制約も曖昧なところがあってどちらも迎えに来ず、メイジーが待ちぼうけを食らうこともしばしば出てきます。スザンナは期間外に自分が迎えに行くことは違反だけれど、迎えに行かないことに対しては許されることに怒っていました。
ある日、スザンナが仕事でいけなり、リンカーンが代わりにメイジーを迎えに行きますが、自身にも急用が出来てしまったため、仕方なくマーゴに預けることを決めます。マーゴの元に行くと、オートロックで締め出されたマーゴの姿がありました。
管理人に開けてもらえるようにお願いしても居住リストにマーゴの名前が記載されていなかったために開けてもらえませんでした。マーゴはメイジーの親権と世話の為だけに利用されたと怒り、リンカーンに八つ当たりをします。リンカーンはそんなマーゴを慰めます。
あらすじネタバレ⑤マーゴとリンカーンが急接近
マーゴはリンカーンに八つ当たりしたことで謝罪のために、チョコレートケーキを焼いてリンカーンのバーを訪れます。次第に2人はメイジーの世話を通じで仲良くないり、メイジーと3人で人形劇を見に行ったりする様子はまるで本当の家族の様でした。ある日、ビールと言い争ったマーゴはついに家を飛び出してしまいます。
ビールは仕事の拠点を海外に移したため、メイジーも連れていきたい気持ちがありましたが、10日間の制約があるため連れていけません。その日は母親側がメイジーの世話をする番でしたが、スザンナがツアー中だというのでリンカーンがメイジーを迎えに行きますが、リンカーンにも用が合ったため、またもやマーゴに任せることにするのです。
あらすじネタバレ⑥怒るリンカーン
マーゴの家に向かっている途中で、ツアー中であるはずのスザンナがちょっと立ち寄ったとして別の男を連れて歩いているのを目撃してしまいます。リンカーンはスザンナが子供をおいて長期ツアーに行くことに対して「それでも母親か!」と怒りを露にします。
スザンナはツアーから抜けられないかと相談しますが、抜ければ訴訟を起こすというのでやむ負えず、ニューヨークを発つ前にメイジーをリンカーンのバーに送り届けて去ります。メイジーは1人でリンカーンを訪ねますが、リンカーンは不在で事情を知っている店員がやって来るとメイジーの寝床の世話するのでした。
メイジーの瞳の結末(少女のその後)
結末ネタバレ①マーゴと共に暮らすメイジー
映画『メイジーの瞳』の結末は、マーゴはメイジーを引き取り、従妹から一時的に借りた海辺の家でこっそりと過ごし、後にリンカーンも交えて一緒に生活します。メイジーは以前にマーゴとビールが新婚旅行でイタリアクルーズに行っていた話を思い出し、ボートに乗りたいと言います。その話を聞いたマーゴとリンカーンは日を改めて漁師の人に船に乗る約束を取り付けます。メイジーはその日を楽しみにしながら眠りにつきます。
結末ネタバレ②母親の訪問
船に乗れることを楽しみにしているメイジーの元に、ツアーの途中で立ち寄ったスザンナに一緒にツアーを回ろうと声を掛けられます。リンカーンは2日後にメイジーとボートに乗る約束をして、その後ではダメなのかと尋ねますが、スザンナはその時にはもう別の場所に移動していると語ります。浮かない顔をするメイジーにスザンナは自分のことはもう好きじゃないのかと問います。その様子をマーゴとリンカーンは遠くから見守ります。
メイジーはスザンナに、マーゴとリンカーンの元に残ると言います。それを聞いたスザンナは不安になって、誰が母親を問いますが、メイジーはちゃんとスザンナと答えます。スザンナはメイジーの意思を尊重して、プレゼントだけ渡すとメイジーを抱きしめ「また会いに来る」と去っていきます。
メイジーの瞳の原作との違いとは?
原作よりマシな両親の性格
映画と原作を比較すると、全体的に原作の方がかなり辛辣で手厳しい話の内容となっているようです。原作のまま映画にしてしまうとかなりの両親のネグレクトぶりや無責任な対応で救いがないというほどで、映画では両親も義理の両親も原作よりはまともな性格で責任感もある設定にされているようです。
映画での本当の両親ビールとスザンナの欠点だらけで責任感のなさは人間味を感じさせます。マーゴとリンカーンは原作に比べると責任感があるよう設定されていますが、このカップルの周囲や家族との関係や収入などについての様々なことが明確にはされておらず、最後まで疑問が残るすっきりとしない状況で終わっています。
映画は原作小説の改良版
映画『メイジーの瞳』はメイジーの両親の性格や細かな設定など、全体的にかなりの改良をしているようです。特にリンカーンは、原作が書かれた19世紀頃には血も繋がっていな義理の娘を可愛がるという行動が特別な意味を持たなかったとしても、現代では幼児を好む人の疑いを掛けられ兼ねないところを上手く、子供好きで世間慣れしていないイケメンバーテンダーという見せ方にしているようです。
主人公のメイジーは原作では映画の様に純真ではなく、少し皮肉れた性格で描かれていたようです。とても重くて暗いテーマの内容を画面上では様々な色合いを用いて色鮮やかに見せ、最後の海でのメイジーが走っていくシーンでは爽やかさを感じさせ、明るい未来や希望がイメージ付けされた映画となっています。
メイジーの瞳に関する感想や評価
#メイジーの瞳
— ハル (@cinema86heaven) May 22, 2018
幼い少女の瞳に映る身勝手な両親
二人はメイジーを愛しているが自分の仕事や恋も諦めない
メイジーは聞き分け良く双方を行き来し我儘も言わず澄んだ瞳で大人の事情を見つめている
吸血鬼でもターザンでもない普通の男役のAスカルスガルドは初めて
イクメンぶりがメイジーと同じく天使 pic.twitter.com/DuH3LpCulA
身勝手な両親に対して注がれるメイジーの視線にただ聞き分けよく、我儘も言わないでただ黙って澄んだ瞳で真っすぐと見つめる映画のタイトルである「メイジーの瞳」がそのままで、メイジーのその姿に心が痛いと感想を持つ方が多数いたようです。
幼くてまだ何も分かっていないと思っているのは大人だけで、しっかりと理解しているということが描かれた映画に涙を流す人が続出したようです。そして、メイジーの面倒を見るリンカーンがイクメンでカッコいいという感想も多数上がっていました。
#メイジーの瞳
— M (@Frozen___flame) May 24, 2018
子どもが親のご機嫌伺いに仮面を被ったら終わり。
仕事と子育ての両立や女性の社会進出など、考えさせられるのは家族のあり方だけではない。
メイジーは周りの大人の理解や経済的には恵まれているがそうでなかったら?
産みの親がベストでないことだってあるという皮肉にも感じる。 pic.twitter.com/QlvpzwKc5g
映画『メイジーの瞳』は現代社会の家族の在り方についてが描かれた物語で、それぞれの家庭が抱える仕事のことや経済状況のことなど恵まれている家庭であればいいが、そうでないのであれば必ずしも産みの親の元で暮らすことが幸せとはいいきれないのではないかというメッセージの様にも感じられたという感想もあがっていました。
子供にとって何が幸せなのか、裕福だからいいのか、貧乏だからダメなのか、裕福でも両親が揃わない家族もある、貧乏だけど笑顔が絶えない家族もある、様々な家庭がある中でどれがいいとは言えず、一つ考え始めると芋づる式のように疑問が出てくるとても深く考えさせられるという感想を抱かせる映画のようです。
メイジーの瞳のキャストや感想まとめ
映画『メイジーの瞳』のキャストとあらすじや感想、原作と映画の違いや主人公の6歳の少女・メイジーの両親の離婚から様々な経緯の結末などをご紹介してきました。両親の離婚からそれぞれの親の元を行き来することになったメイジーですが、結局、メイジーの相手をしてくれるのは、マーゴとリンカーンでした。
離婚した両親がメイジーを押し付け合い、挙句に他人に押し付ける様子をメイジーは、とにかく嫌われないようにと必要以上に大人の顔色を伺い、気丈に振舞っていた様子が可哀そうと感想では多数上げられていました。その他の感想には、義両親のマーゴやリンカーンがメイジーのことを可愛がる様子で、特にリンカーンはイクメンで本当の親子の様に見えたというものもありました。
主人公のメイジーがとにかくはしゃいで笑顔を振りまき、遊んでいる姿は健気で観る側の心を揺さぶり涙を誘っていたようです。自身の子供と重ねて観てしまったという方も多く、メイジーと手を繋いで歩くシーンはどの大人もみんなメイジーの先を歩き、決して振り返らない様子に胸が痛いという感想も上げられていました。
現代の家族の在り方、子供との距離感を考えさせられたり、子供は見てないようでいてしっかり見ているという大人の持つ責任感というものを考えさせられる映画のようです。涙なしでは観られないと言われている映画で、未見の方には是非おすすめな映画のようです。