デスノートの新死神アーマがかわいい！映画での画像や演じた声優は？

DEATHNOTEとは、名前を書くと人が死ぬノートを巡る物語です。原作は大場つぐみ、小畑健による漫画ですが、これまでに多くのメディアミックスが行われてきました。今回扱う『デスノートLight up the NEW world』もその中の一つで、2006年に公開された実写映画版デスノート二部作の続編にあたる作品です。

死神アーマが登場するデスノートLight up the NEW worldのストーリーは原作漫画版DEATHNOTEと、直接的な繋がりはありません。独自の展開を見せた実写映画版デスノートの続編作品となります。

ネタバレ注意です。実写映画版デスノートは、原作漫画版DEATHNOTEとは異なる結末を迎えます。Lはキラには殺されず、キラ事件を解決に導きました。デスノートLight up the NEW worldではそれから10年後のキラ事件が風化しつつある世界が描かれます。

デスノートLight up the NEW worldには前作やその他DEATHNOTE作品から登場している死神リュークが再登場します。リュークはデスノートを人間界に落とし、夜神月がキラになるきっかけを作った張本人でした。デスノートと言えばリュークというような、デスノートのトレードマーク的な死神です。本作においても彼の行動が人間界を再び混乱に陥れることとなります。

デスノートLight up the NEW worldでは、6冊のノートが人間界に持ち込まれます。映画公開前は6体の死神が見られるのではないか？と噂になっていましたが、結局劇中で登場したのは先述のリュークを含め3体のみでその他3体の死神は姿を現しませんでした。他の2体は他のDEATHNOTEシリーズには登場していない新死神です。

死神ベポはデスノートLight up the NEW worldに登場した新死神です。大柄な金色の身体に、六本の指が特徴です。新生キラの青井さくらに憑いていましたが、彼女が倒れ警察がノートを押収した際にデスノート対策課の面々と対峙することになりました。ベポは人間界に6冊のデスノートが落とされた事や、デスノートが人間界で効力を発揮するのは一度に6冊までというルールを語るとその場から姿を消してしまいました。

死神ベポの声を演じたのは松坂桃李さんです。松坂さんは佐藤信介監督の『アイアムアヒーロー』にも出演を熱望していたそうですが、それは結局叶いませんでした。監督は冗談だと軽く流していたそうでしたが、どうやら本気だったということが分かり今回の死神ベポの声優を任せることに繋がったそうです。普段の松坂さんとは雰囲気の違う演技だったことから、全く気付かなかったという声も上がりました。

デスノートLight up the NEW worldにおいて、人間界にもたらされた6冊のノートの内1冊を所持していた死神です。今回紹介するこのアーマも、この作品で初登場の新死神ですが、彼女のプロフィール、演じた声優、その他詳細は後述します。

デスノートLight up the NEW worldに登場した死神アーマは純白のボデイーが特徴的な死神です。Lの後継者である竜崎に憑いており、お互いに信頼感で結ばれています。人間の皮膚、羽毛、その他甲虫や甲殻類のような腕などミステリアスな魅力があり、ファンの間ではかわいいという評価も絶えません。

アーマがデスノートを渡したのはLの正統な後継者と称される竜崎でした。竜崎はデスノートを使わずに「デスノート事件」を解決すると誓っているため、デスノートは彼の家で厳重に保管されています。アーマ自身はデスノートが使われないことに多少不満があったようですが、竜崎には「忠実な友」と呼ばれるほど信頼し合っていました。

リュークはリンゴが好物でしたが、アーマの好物はマスカットです。竜崎の家にはアーマのためにマスカットが常備されていたようです。またアーマもマスカットがあることが人間界の良い所だと語っていました。こうした茶目っ気があるところがかわいいという声もあります。

死神アーマは女性のようではありますが、果たしてDEATHNOTE作品に登場する死神に性別はあるのでしょうか？ここでは死神の性別の有無、その他アーマは女性なのかを明らかにしていきます。

原作漫画版DEATHNOTEで明確に死神にも性別が存在するということが明言されています。例えばリュークはオス、レムはメスとそれぞれ自ら語っていました。13巻で明かされたその他の死神の設定でもそれぞれ性別が割り当てられています。

アーマの性別は声色や容姿、仕草から女性であることが想定出来ます。DEATHNOTE作品に登場する同じく女性であるレム以上に女性的な様子の目立つアーマですが、そこが彼女がかわいいと評価される要因なのでは、と言われています。

死神アーマを演じたのは声優の沢城みゆきさんです。アーマのエレガントな話し方や、色気や耽美さすら漂う沢城みゆきさんの演技がアーマがかわいいという評判の要因だったようです。Twitterやその他ブログ等でもアーマの声優を務めた沢城みゆきさんの声がかわいいという投稿が数多く見られました。

死神アーマを演じた沢城みゆきさんはその声が色気があってかわいいと評判でしたが、沢城みゆきさんは今までにリメイクされた『ルパン三世』の峰不二子役や『化物語』の神原駿河役が代表的ですが、その他数多くの作品に出演しています。経験豊かな声優で、峰不二子など色気のある役を演じてきた沢城みゆきさんが死神アーマを演じたことによってアーマというキャラクターにも影響が与えられたのです。

死神アーマの特徴で、純白のボディーやミステリアスな造形をしていることは前述しましたが、ここではアーマのデザインその他についてより詳しく紹介していきます。デザインという面から死神アーマの魅力やかわいさの秘密に迫ります。

デスノートLight up the NEW worldで初登場した死神アーマのデザインは、構想段階で妖艶で怪しげな雰囲気を醸し出すことを目標として作成されました。その他敢えて人間界にある素材を利用して人間の想像力から逸脱しない範疇でデザインすることで、実在感をもって受け入れられるよう考慮されたそうです。

死神アーマがかわいいと評価される要因はズバリそのデザインと声優の組み合わせが非常に良かったためではないでしょうか？美しく、耽美さすら漂う死神アーマのデザインとそのキャラクターと絶妙にマッチした声が合わさることによってかわいいと称賛されるアーマという死神が誕生しました。

ファンの間では、死神アーマのモデルとなったキャラクターがいるのではないかと話題になりました。ここでは死神アーマの元となったキャラクターを、DEATHNOTEに登場したその他の死神紹介を兼ねて探っていきます。

最も死神アーマのモデルではないかと噂されているのが、原作漫画版、アニメ版その他DEATHNOTE作品に登場した死神シドウです。原作漫画版デスノートでは物語後半の第二部に登場する死神であるシドウは白い死神で、特に胴に折りたたまれた腕の部分がアーマとそっくりです。

死神シドウとアーマには見た目の共通点が見られますが、シドウはオスであり、キャラクターとしての性格は全くと言ってもいいほど違います。シドウはどちらかと言うとお茶目なキャラクターでギャグ要員的な立ち位置でした。デスノートLight up the NEW worldの劇中でリュークが特殊部隊のヘルメットを次々剥ぎ取る描写がありましたが、似たようなことを原作DEATHNOTEでシドウが行っていました。

死神アーマのルックスはシドウと似ていますが、その性格はどちらかというと死神レムに似ているのではないでしょうか。ルックスの面でも同じ白色のメスの死神という共通点がありますが、その他特筆すべきはデスノート所有者に対する態度でしょう。両者は死神としては珍しくデスノートの所有者を大切に考え行動していました。２人とも似た境遇で最期を迎えています。

ここではデスノートLight up the NEW worldの劇中における死神アーマの言動を考察していきます。そのキャラクターや声優を演じた沢城みゆきさんについては既に触れましたが、ここではデスノートを巡るアーマのセリフや行動を通して、アーマのかわいい魅力やその最期まで追って紹介します。

デスノートLight up the NEW worldにおいて死神アーマが初登場したのは、物語中盤のことでした。竜崎が自宅へ帰ったところで彼がノートの所有者だということが判明します。そこに立っていたのが死神アーマでした。この初登場シーンで死神アーマに胸を鷲掴みにされたファンも多いのではないでしょうか？

キラに自分がノートの所有者であることがバレるのを恐れるLは毎日外出時にノートの所有権を放棄していました。そして帰宅するとアーマに所有権の復帰を宣言するというルーティーンを繰り返しています。竜崎がノートを使わないことについてアーマは退屈な様子ですが、竜崎自身に対しては好感を持っています。

竜崎との会話中に、アーマは「死神界には友達がいない」ということを語っていました。竜崎がキラにTV出演を強要されていた時も彼の身を案じるなど、竜崎とアーマは種族を超えた信頼感で結ばれていたことが分かります。その他にも、竜崎もアーマを指して「忠実な友」と呼んでいました。

新生キラらによる「デスノート事件」も佳境を迎えると、最後の新生キラの正体が暴かれ、その他のデスノートも一か所に集うことになりました。更にデスノートを政治的に利用しようと目論む日本政府によるノート奪取作戦が始動するなど事態は混迷していました。その中で竜崎は新生キラだった三島が七瀬に銃を突き付けられる場面に遭遇します。

身代わりになろうと三島を庇う竜崎を救うため、死神アーマはその場に突如として現れると七瀬の本名をデスノートに書き込みました。竜崎を助けることには成功しましたが、七瀬が死ぬと同時にアーマの体は脆く崩れ去ってしまいます。

竜崎を守ったアーマはその場で死んでしまいました。死神は人間の寿命を奪って生きています。その死神が好意的な人間の寿命を延ばすためにデスノートの力を使うことはタブーに当たります。もしそのような行動を取れば死神は死んでしまうのです。この場合、死神アーマは心の通じ合っていた竜崎を守るためにノートを使いました。それがアーマの死因となったようです。

デスノート作品には、アーマと同じく大切な人を守るためにデスノートを使い命を失った死神たちがいました。寿命が尽きようとしていた弥海砂を守ったがために塵となってしまったジェラス。ジェラスの死に居合わせたことがきっかけで弥海砂と関わることになったレムもまた、弥海砂を守るためにLとワタリの名前をデスノートに書き、その後死亡しました。

ここではデスノートLight up the NEW worldに登場した新死神アーマに注目して、映画にアーマが登場した際の画像や、デザインについての考察、そしてアーマの声を演じた声優を紹介してきました。そこで分かったのは死神アーマは魅力あふれるかわいいキャラクターだったということです。そしてその秘訣は耽美的なアーマの造形、アーマを演じた沢城みゆきさん、そして竜崎に対する献身的な姿勢にあったのだと言われています。