ルパン三世の歴代声優陣一覧！初代から現在までメインキャストまとめ

ルパン三世はモンキー・パンチ先生が原作の、世界中で愛されている有名漫画です。怪盗ルパンの孫、つまりルパン三世を主人公にその相棒たちや、ルパン三世を捕まえようとする銭形警部、ルパン三世が狙う金銀財宝を巡る物語です。

主人公となるルパン三世、その相棒の次元大介、なんでも斬れるがコンニャクは斬れないと言われている石川五右衛門の三人『ルパン一味』が世界中の財宝を狙い、予告状を出すさまはまさに祖父の怪盗ルパンを彷彿とさせます。

そのルパン一味が出した予告状をみて、インターポールから派遣されてくる警察官は、ルパン三世専門の銭形警部です。時代劇で有名な銭形平次の子孫である彼はアニメのなかで、先祖が持っていた十手を手にして世界各国のパトカーを動員して追いかけるシーンをよく見ます。特技は先祖の銭投げから受け継いだ投擲技術を使った手錠投げなどがあります。

ルパン三世と言えば赤いジャケットがトレードマークです。しかし、記念すべきアニメ第一期では青緑色のジャケットに現在の黄色いネクタイや黒いシャツといった装いでした。この時のデザインが採用されているのは、アニメシリーズ1期のみとなっております。

アニメシリーズ2期からは、現在おなじみの赤いジャケットのルパン三世として、お茶の間に親しまれている『ルパン三世』として描かれています。さらにシリーズが進むにつつれて、赤以外のジャケットのレパートリーが増え、ルパン三世のコミカルなシーンが増えるなど、子供にも愛されるキャラクターへと変化しています。

一番有名な長編映画といえば、世界のアニメ映画監督として名高い宮崎駿監督が作った『カリオストロの城』が有名です。特に銭形警部が最後に言うセリフは、本編を見たことがなくても「奴は大変な物を盗んでいきました」と言えば、まるで暗号の「山」「川」と同じように自然と返す答えが出てくるセリフです。

タイトルの通りに峰不二子を主役にして、彼女の物語にルパン三世やその一味たちがまだ集合していない時代のことを描いているアニメです。

他のアニメシリーズとは違い、原作のモンキー・パンチの絵柄を元にしたキャラクターデザインや背景を採用して、他のシリーズとは一味違ったアニメに仕上がっています。さらに峰不二子の色気を前面に押し出したエロティックな描写が多いほか、峰不二子が持つダークな一面も見ることができる非常に魅力的なアニメです。

主人公の峰不二子や、ルパン三世一味や銭形警部など、全員が2018年現在のアニメシリーズと同じ声優でアニメが作られています。

今回はスピンオフや長編を除いた『ルパン三世アニメ1～5シリーズ』に的を絞って、主要キャラクターを演じだ初代声優から現在の声優までをご紹介します。

ルパン三世の独特な発音や言い回しは、ルパン三世初代声優山田康雄さんが演じて作られたのです。彼は元々アドリブをいれることで有名です。彼のアドリブが後々に受け継がれているのです。

「ふぅ～じこちゃぁ～ん」など独特なルパン三世の台詞は、ルパン三世のアニメをあまり見たことがなくてもモノマネなどでご存知の方が多いでしょう。初代のルパン三世は現在よりも少々ハードボイルドな面が多かったですが、そこは渋くと声の使い分けをされていました。

初代ルパン三世の声優山田康雄さんがルパン三世役から引退し、ルパン三世を初代から受け継いだのは、以前からテレビ番組でルパン三世のモノマネをされていたモノマネ芸人の栗田貫一さんです。

現在のルパン三世を演じている栗田貫一さんは、元々モノマネ芸人として有名でした。そこからルパン三世の声優としてスタッフたちに認められ、ルパン三世の役を担うことになりました。ルパン三世のコミカルな動きやコメディー的なセリフに活き活きとした面白さがさらに倍増しました。

射撃の名手で驚異的な早撃ちを見せる、ハードボイルドなルパン三世の相棒と言えば彼、次元大介です。彼の声優をしているのは5シリーズとスピンオフを通してたった一人、小林清志のみです。

日本でアニメが作られ始めた当初より声優として活動し、渋い役柄をこなす彼は、映画の吹き替えで、荒野の七人のジェームズ・コバーンなど数々の外国人俳優の声優もこなしている歴戦の声優です。80代を超えてもなお精力的に活動している彼なしでは次元大介というキャラクターがここまで成り立たなかったでしょう。

石川五右衛門と言えば「またつまらぬものを斬ってしまった…」と無念そうに言うセリフが有名です。そのほかに台詞と言えば、ルパン三世の突飛な行動を理解や需要するために長考し唸るシーンが多いです。

声優業界の大御所の一人、大塚周夫さんは、忍たまの山田先生や、ゲゲゲの鬼太郎のねずみ男まで、シリアスからコミカルや悪役までこなすことができる幅広い演技力を持っている声優です。

石川五右衛門はルパン三世の行動に困惑し、ため息ともとれる唸りを見せる場合があります。その時に息遣いや、声優でありながら声でない部分で演じることができるのが井上真樹夫さんの特徴です。声優以外に俳優としても活動されている経験が、彼の声優としての演技に深みを加味しています。

声優は年代によって、演技する役の年齢が上昇していくことが多いです。さらに加齢によりキャラクター交代が多いです。しかし浪川大輔はその範疇ではありません。十代の青年から声優から穏やかな老人の男性に、ドスの効いた低い声まで、様々な声を使い分けて演技ができます。

ルパン三世の行動に振り回される石川五右衛門として、静と動を声で表現する様は彼の声優としての演技の幅が広いことから表せるものなのです。

ルパン三世と時に敵対し、欺き、ルパン三世が手に入れた財宝を掠めとる女性です。しかし時にはルパン三世と協力して、巨悪の陰謀を解き明かすキーパーソンともなる彼女は、吐息で男性を誘惑できる声を持つ初代声優二階堂有希子さんの土台が大きいでしょう。

少女から妖艶な大人の女性まで、幅広く演技ができる声優増山江威子さんです。ルパン三世のアニメのなかで、街中で清楚な店員を装っての情報収集、変装を使っての潜入捜査や男に取り入り骨抜きにする峰不二子にぴったりの声優です。

初代声優は峰不二子の色気を、二代目声優は峰不二子の魔性の女としての面に磨きをかけました。三代目声優となる沢城みゆきさんは、二人の演技を併せ持った声優さんです。ルパン三世が峰不二子に声をかけられるだけで目の形をハートにしてしまう気持ちがわかります。

「ル～パァ～ン！待てぇー！」と手錠を手にして、ルパン三世とその一味を追いかける渋い声をした俳優です。仕事に対する姿勢は、「声優である以前に俳優である」というスタンスで、『声優』として紹介をされると仕事を断るなど高いポリシーを持っています。

また「ただ声を当てればいいと考えている声優が多すぎる。目の前に客がいると思っていない」と舞台俳優として、目の前の客から決して目を外さない真摯な姿勢を持っています。「必ずルパン三世を捕まえる」と硬い意志持つ銭形警部を演じる俳優には、納谷悟朗さんのような誇り高い方がぴったりです。

渋く低い落ち着いた声色から、高くハイテンションな声、さらにアヒルの鳴き声まで、彼に表現できない声はないとも言われている声優さんです。慢性呼吸不全で亡くなられた初代銭形警部の二代目声優として抜擢されたのも、納得の声優です。

ルパン三世のような長寿アニメでは、アニメの作品は作り続けられるのに、キャラクターに命を吹き込む声優が先に引退し、声優が交代してしまうことが度々あります。しかし、どの声優に交代しても、声優自身の持ち味を活かした仕事をしています。

これからも続いて行くルパン三世では、声優が交代していくにつれて、初代から受け継ぎ、歴代の声優が加味してきた持ち味が追加されていきます。ルパン三世というアニメの作品やキャラクター達の良さに、ますます深みが追加されていくのです。

これからも続き声優を交代しては、新しい時代のルパン三世へと脈々と受け継がれていく歴代の演技の数々と現在ルパン三世として、もしくはルパン三世の一味として活動している声優さんにこうご期待です。