レインマンのネタバレあらすじとキャスト!映画の感想も紹介【トム・クルーズ】

映画「レインマン」はトム・クルーズとダスティン・ホフマンが主演しているアメリカ映画です。サヴァン症候群という脳に重い障害を抱えている兄を持つトム・クルーズの成長や人間の変化を描いた、群像劇です。同時に、ロード・ムービーとしての側面も持つ映画です。そんな映画「レインマン」のあらすじをネタバレ解説します。さらにはキャストの紹介、感想なども合わせて映画「レインマン」を解き明かしていきます。

レインマンのネタバレあらすじとキャスト!映画の感想も紹介【トム・クルーズ】のイメージ

目次

  1. レインマンとは?
  2. レインマンの映画あらすじネタバレ
  3. レインマンの映画結末ネタバレ
  4. レインマンの登場人物・キャスト
  5. レインマンのトリビア集
  6. レインマンの実在モデル
  7. レインマンに関する感想や評価は?
  8. レインマンの映画ネタバレまとめ

レインマンとは?

1988年に公開したアメリカ映画です。監督は、バリー・レヴィンソン。キャストはダスティン・ホフマンとトム・クルーズなど。原作小説を書いたバリー・モローが、実際にサヴァン症候群を患っていたキム・ピークと会ったことで感銘を受け、生み出された物語です。そんな実在するモデルとなっている、サヴァン症候群を患う兄と言う役柄のダスティン・ホフマンと旅を通して、弟役のトム・クルーズの成長と兄弟の絆を描いた物語です。

レインマンの視聴方法

現在、「レインマン」を視聴する方法は、U-NEXTで可能となっています。U-NEXT以外の動画配信サービスでは現在のところ配信は行っていないようです。Netflix、Hulu、Amazonプライムなど他のストリーミング配信を行っているところでは「レインマン」はラインナップされていません。 U-NEXT未加入の方は、DVDやブルーレイなどソフトを購入するか、レンタルして視聴するしか方法は無いようです。

レインマンの映画作品情報

第61回アカデミー賞、第46回ゴールデングローブ賞、第39回ベルリン国際映画祭において、作品賞を受賞しています。サヴァン症候群の兄と旅をする弟の映画で、ヒューマンドラマとして有名な作品です。それと同時にロード・ムービーとしても高い評価を得ています。2006年には日本で、2008年にイギリスで舞台としても上演されており、名作として世界中で愛されている作品です。

  • 映画『レインマン』作品情報
  • 監督:バリー・レヴィンソン
  • 脚本:バリー・モロー/ロナルド・バス
  • 原作者:バリー・モロー
  • キャスト:ダスティン・ホフマン/トム・クルーズ/ヴァレリア・ゴリノ/ジェリー・モーレン
  • 公開:1989年2月25日
  • 上映時間:134分
  • 製作国:アメリカ合衆国

音楽はハンス・ジマー

現代のハリウッド映画で、最も著名な映画音楽作曲家とされているハンス・ジマー。「レインマン」での音楽も彼が担当しています。その後、数々の作品を手掛けることになるハンス・ジマーですが、この「レインマン」が長編映画に携わったのは、2作品目となります。まだデビュー間もないにも関わらず、この作品でアカデミー賞にノミネートされると言う功績を残し、大器の片鱗を早くも見せていることで知られています。

サヴァン症候群とは?

兄のレイモンドを演じるダスティン・ホフマンが患っているとされるサヴァン症候群。それは自閉症の一種で、特定の分野で普通には考えられない程の能力を発揮する症状のことを指します。映画「レインマン」でも、レイモンドが高い記憶力を発揮する場面などが象徴的に描かれています。

レインマンの予告編動画

映画「レインマン」の予告編動画です。兄のレイモンド役のダスティン・ホフマンと弟のチャーリーが初めて出会い、そこから少しづつ兄弟の絆を深めていく様を切り取っています。温かい兄弟愛が予告編からも伝わってくる内容となっています。

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レインマンの映画あらすじネタバレ

ここからは、映画「レインマン」のあらすじをネタバレ解説していきます。主人公は、トム・クルーズ演じる中古車ディーラーを営む青年から始まります。事業に行き詰っている中、彼に一報が届くところから物語が動き出していきます。名作映画として知られる映画「レインマン」を詳しく解き明かし、あらすじなど詳しくネタバレしますので、これから鑑賞しようという方は十分注意してご覧下さい。

あらすじネタバレ:父の訃報

主人公はチャーリー・バビット(トム・クルーズ)。中古車ディーラーで働く26歳の青年。カリフォルニア州のパーム・スプリングスへ恋人のスザンナ(ヴァレリア・ゴリノ)と旅行に向かう途中、長いこと憎んでいて良い関係を築けていなかった父の訃報を聞くチャーリーでした。2人は葬儀に出るため、故郷であるシンシナティに向かうことにしたのです。

あらすじネタバレ:父の遺言状

故郷に戻ったチャーリーは葬儀の席で、父の遺言状を聞きます。チャーリーが父の事を憎んでいたにも関わらず葬儀に来た理由は、遺産が目当てだったのです。しかし実際には自分への遺産は、車1台とバラの木だけでした。それを聞いて驚いたチャーリーは、現金300万ドルもの遺産は誰に渡るのかを問い詰めるのでした。父の管財人であるウォルターは、問い詰められますが明らかにしようとはしませんでした。

あらすじネタバレ:見知らぬ兄

落胆し諦めて帰ろうとするチャーリー、スザンナの乗る車に見知らぬ男性がいました。なんとその男性は、歳の離れたチャーリーの兄、レイモンド(ダスティン・ホフマン)だと言うのです。レイモンドは重度のサヴァン症候群を患っていて、専門の病院に入院していたため、その存在を知らなかったのです。そして、その兄のレイモンドこそが相続した人物であり、その遺産は信託財産として運用されることを知るチャーリーでした。

チャーリーは、兄の財産をなんとか自分のものに出来ないか考えます。そしてチャーリーは兄の後見人になり、財産を横取りしてしまおうと画策しロサンゼルスまで旅行しようと、レイモンドを連れ出すのでした。レイモンドのサヴァン症候群とは、自閉症の一種で人とのコミュニケーションがうまく出来ない症状がある一方で、並外れた記憶力を持つ人物だったのです。

あらすじネタバレ:レイモンドの扱い

サヴァン症候群を患うレイモンドと一緒に過ごすスザンナ、2人はとても仲良くなるのでした。スザンナもレイモンドのことを快く思い世話をするのでした。しかしその一方でチャーリーは、自閉症患者への知識も無くレイモンドが起こす行動に手を焼き振り回されてしまいます。

あらすじネタバレ:チャーリーの目的

チャーリーの目的である、レイモンドの財産を狙って後見人になろうとする企みを知ったスザンナは、怒ってチャーリーの元を去ってしまうのでした。レイモンドの世話を全て1人でやることになったチャーリーは、困り果てるのでした。レイモンドとの意思疎通はとても難しく、ルーティンを変えられただけでも大声を出してしまうなどその世話は困難を極めています。
 

あらすじネタバレ:記憶の中のレインマン

レイモンドの世話をする中で、チャーリーにも心境の変化が訪れ始めます。チャーリーには、幼い頃に辛い記憶があったのです。その中でも唯一いい思い出として残っていたレインマンという男の記憶。辛い時に一緒に歌を歌ってくれたレインマンと言うあだ名の男がレイモンドだったことに気がつきます。チャーリーはレインマンを空想上の友達だと思っていたのです。実のところそれは、兄のレイモンドだったと知るチャーリーでした。

あらすじネタバレ:父の愛

チャーリーは幼かった事で、兄の記憶を忘れていただけでした。でも兄のレイモンドは忘れていなかったのです。しかしレイモンドが原因となり、幼い頃にチャーリーは怪我を負ってしまうという事があり、社会不適合とみなされ施設に入れられてしまったのでした。

しかしそれは、確執のあった父親の愛だということをレイモンドを通して知ります。図らずも傷をつけてしまった兄から、自分を守るためにした決断でした。父親は病院へとレイモンドを入院させる事で、チャーリーの身を案じ危険から守ったのです。

レインマンの映画結末ネタバレ

いよいよ結末への展開を迎えるラストのあらすじネタバレ解説になります。サヴァン症候群を患う兄のレイモンドの処遇はどう決断するのか。弟のチャーリーの思いに変化は生じたのでしょうか?それでは、結末のあらすじネタバレとなります。

結末ネタバレ:チャーリーの決意

チャーリーの計画では、レイモンドとは遺産を手にする為だけの関係のはずでした。しかしチャーリーは一緒に過ごすうちに、唯一の家族として遺産など関係無く、兄弟の愛情として本当の意味での後見人になりたいと思うようになっていました。その思いを知ったスザンナは、チャーリーの元に戻ってきます。

道中でラスベガスへと立ち寄る3人。ラスベガスのカジノでは、レイモンドの抜群の記憶力を頼りに大金を稼いだり、女性に恋をするなど普通の人生を楽しんでいます。レイモンドの恋の行方を応援しようと、チャーリーが2人をくっつけ流ために努力しますが、その恋は実りませんでした。2人は今までの溝を埋めるかの様に、色んなことを共に挑戦します。しかし、レイモンドは社会不適合者として診断されてしまうのでした。

結末ネタバレ:レイモンドとの絆

チャーリーと一緒か、従来通りに病院で過ごすか、チャーリーに決断を委ねるのでした。しかし相反する二つの答えに選ぶことが出来ないレイモンドはパニックになってしまいます。その光景を見たチャーリーはこれ以上苦しめるのはよそうと、一緒に住むことを断念したのです。

医師は亡き父からの依頼もあり、レイモンドを病院に入れることが最善の選択だと言う事を譲らず、遺産の一部を渡すと言う申し出をチャーリーにしていました。しかしチャーリーはお金を受け取らず、レイモンドにとっての最良の決断をしていました。兄がレイモンドで良かった。そう言うチャーリーに、おでこを合わせ応えるレイモンド。列車に乗るレイモンドに2週間後に会おうと笑顔で見送るチャーリーでした。

以上が、「レインマン」のあらすじ解説でした。キャストの2人である、ダスティン・ホフマンは勿論のこと、トムクルーズも高い評価をこの作品で得ています。再びこの様なヒューマンドラマに出て欲しいとの一部のファンの間ではささやかれていると言うトム・クルーズ。キャストのダスティン・ホフマンとの成長物語に、感銘を受けることで知られた名作のあらすじでした。

レインマンの登場人物・キャスト

映画「レインマン」の登場人物とキャストの紹介です。名演を繰り広げたキャストの2人は高い評価を受けアカデミー賞も獲得しています。作品賞、主演男優賞、脚本賞、監督賞など主要部門を制しています。中でも、キャストのダスティン・ホフマンは絶賛され、トム・クルーズの演技も評価の高いものとなっています。そんな主要キャストの2人だけではなく、「レインマン」を彩る他の登場人物たちも合わせて紹介します。

レイモンド・バビット/ダスティン・ホフマン

トム・クルーズ演じるチャーリーの兄でサヴァン症候群を患うレイモンドを演じたのはダスティンホフマン。キャリアはとても長く1960年代から活動をしているベテラン俳優です。様々な作品でキャラクターの違う演技を披露しており、技巧派俳優と言われています。レインマンでの演技の他、96年公開のスリーパーズでは気弱な弁護士、さらには海賊の船長など、カメレオン俳優として2度のアカデミー賞に輝くなど功績を残しています。

  • 本名:Dustin Lee Hoffman
  • 生年月日:1937年8月8日
  • 年齢:81歳
  • 出身:アメリカ・ロサンゼル
  • 職業:俳優、監督
  • 代表作:「卒業」(1967年)「クレイマー、クレイマー」(1979年)「フック」(1991年)「スリーパーズ」(1996年)

チャーリー・バビット/トム・クルーズ

遺産目当てに兄に近付き、最後には兄弟の絆を取り戻す弟のチャーリーを演じたのはトム・クルーズです。言わずと知れたアクション俳優で、「ミッションインポッシブル」シリーズではノースタントで全てのアクションをこなすなど類まれな才能を発揮しています。更には2020年には約25年ぶりにトップガンの続編が公開となるなど話題にも事欠かない、一流俳優の1人と言われているのがトム・クルーズです

  • 本名:Tom Cruise
  • 生年月日:1962年7月3日
  • 年齢:56歳
  • 出身:アメリカ・ニューヨーク
  • 職業:俳優・プロデューサー
  • 代表作:「ミッション・イン・ポッシブル」シリーズ(1996年〜)「ジャック・リーチャー」シリーズ(2012年、2016年)「トップガン」シリーズ(1986年、2020年)

スザンナ/ヴァレリア・ゴリノ

トム・クルーズ演じるチャーリーの恋人であるスザンナ役を演じたのは、ヴァレリア・ゴリノ。イタリア出身の女優で、国際的にも活躍しています。90年代には、多くのアメリカ映画にも出演していることでも知られています。ヴェネツィア国際映画祭などの賞を受賞しているにも関わらず、演技の勉強をしてこなかったと語るなど、才能を開花させている女優です。その後はヨーロッパを中心に、イタリアなどの映画中心に活躍しています。

  • 本名:Valeria Golino
  • 生年月日:1966年10月22日
  • 年齢:52歳
  • 出身:イタリア・ナポリ
  • 職業:女優、監督
  • 代表作:「リービング・ラスベガス」(1995年)「フリーダ」(2002年)

Dr.ブルーナー/ジェリー・モーレン

レイモンドやチャーリーの父親から託された想いから、常にレイモンドの身を案じている石の役を演じたジェリー・モーレン。普段は映画のプロデューサーとして、多くの作品に製作として関わる事が多く、俳優業は数えるほどしかない人物です。スティーブン・スピルバーグの作品に関わる事が多く、様々なヒット作に政策として裏方として携わっていることでも有名です。

  • 本名:Gerald Robert Molen
  • 生年月日:1935年1月6日
  • 年齢:84歳
  • 出身:アメリカ・モンタナ
  • 職業:映画プロデューサー
  • 代表作:「シンドラーのリスト」「ジュラシック・パーク」(1993年)「マイノリティ・リポート」(2002年)

以上が登場人物の紹介でした。若かりし頃のトム・クルーズ出演映画としても有名な「レインマン」はそれ以上に、ダスティン・ホフマンの演技が光っている作品です。脇を固めるヴァレリア・ゴリノなど、ファンには知られた実力派でしっかりと支えられています。アカデミー賞など、賞を多く取った作品としても知られている「レインマン」ですが、改めてキャストを見てみると、その功績も納得の物だと言えるでしょう。

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レインマンのトリビア集

ここでは、映画「レインマン」のトリビアをまとめてみました。1980年代と古い映画ではありますが、このトリビアを知ることで「レインマン」の理解をさらに深め、楽しんでもらえる要素としてご覧にいただけると幸いです。では、レインマンを楽しむために知っておくべき7個のトリビアの紹介です。

トリビア①ルール違反

「レインマン」での物語の最中、レイモンドは尋常ではない記憶力を幾度となく披露しています。ラスベガスのカジノでは、レイモンドが場に出たカードを記憶してブラックジャックで大勝ちするという描写が象徴的に描かれていました。インチキ行為と思われがちですが、実際のカジノのルール上、記憶する行為は違法でもルール違反でもなんでもない為、劇中の様に違反者として追い出される様なことはないとされています。

トリビア②オナラのシーン

実はアドリブだったそうです。「レインマン」の劇中、電話ボックスに入ってチャーリーであるトム・クルーズが電話をかける場面、レイモンドがオナラをして大騒ぎになるシーン。あのくだりは脚本には存在せず、実際にダスティン・ホフマンがその場でオナラをしたことで誕生した、完全なるアドリブだったと言われています。あのタイミングでオナラが出るとは、名優によって生み出された奇跡とも言えるシーンだったそうです。
 

トリビア③監督がカメオ出演

「レインマン」の劇中、精神科医としてカメオ出演を果たしているのは、監督のバリー・レヴィンソン。レイモンドの将来を決めるというクライマックスで登場する精神科医がバリー・レヴィンソン監督です。しっかり確認できる出演もしており、監督もしているにも関わらずエンドロールのクレジットでは、彼の名前が抜けているとされています。この映画を語る上での七不思議の様なものとなっている様です。

トリビア④エンドロール

映画「レインマン」のエンドロールでは、流れるクレジットと共に様々な写真が掲載されています。あの写真は、実際に劇中の中で、レイモンドとしてダスティオン・ホフマンがカメラに収めたものを紹介してるのだそうです。役柄とリンクして象徴的なラストのエンドクレジットを飾る写真たちは、映画の余韻を楽しむためのちょっとした工夫が伺えるシーンです。

 

トリビア⑤タイトルの意味

「レインマン」の意味についてです。チャーリーにその存在を知らなかったとされていたレイモンド。しかし、実は会っていたんです。歌を歌ってくれたレイモンド。しかし幼すぎて記憶の片隅にまで追いやられていたのです。おぼろげな記憶の陰に、レイモンド=レインマンと、書き換えられていたというエピソードでした。この時、レイモンドは18歳、チャーリーは2歳ということからもおぼろげなのは当然と言える様です。

トリビア⑥ホフマンは弟のチャーリー役だった?

この映画「レインマン」の企画段階、当初はダスティン・ホフマンは弟役のチャーリーで話がまとまっていたそうです。しかし、脚本を読んだことで一目惚れをし、何度も何度もサヴァン症候群の兄のレイモンド役をやらして欲しいと直訴したのだと言われています。そして、キャストが決まった後は、レイモンドの実際にモデルとなった人物のキムの元に通い詰め、役作りを行なったそうです。

トリビア⑦床に落ちた爪楊枝は実体験

「レインマン」の劇中で、床に落ちた爪楊枝の本数をレイモンドが言う場面があります。あれは、実在となったモデルの、キム・ピークの実体験によるエピソードだと言われています。この作品「レインマン」には、そういった実際にキムがやってのけた事などが盛り込まれているのも特徴です。しかし車の運転などは、映画のようにはうまく行かなかったりと、実際には難しかった事もあったと言われています。

以上が映画「レインマン」のトリビア7選でした。オナラのシーンがアドリブだったなど、このトリビアを知ることでさらに作品への見方が変わって、さらに愛着が増すことでしょう。さらにはダスティン・ホフマンの熱演の秘密が、役に惚れ込んでの事だことでということが判明しています。こういったエピソードを知ってから映画を改めて観ると見方や捉え方が違ったものになるかも知れません。

レインマンの実在モデル

映画「レインマン」でダスティン・ホフマンが演じたレイモンドには実在したモデルがいたとされています。ダスティン・ホフマンも何度も彼に面会に行き、役作りをしたとされています。実際にサヴァン症候群という重度の障害を患っていた彼のことについて触れてみましょう。

レインマンのモデルはキム・ピーク

ダスティン・ホフマンが演じた「レインマン」ことレイモンドは実在した、サヴァン症候群という病を抱えたキム・ピーク。「レインマン」の原作を書いたバリー・モローは1986年に初めてキムと出会ったと言われています。そして、実際にキム・ピークの驚異的な能力を目の当たりにしたことで、この作品の原作となる小説を閃き書き上げたそうです。アカデミー賞脚本賞を取った際にも、キムにオスカー像を贈ったとされています。

キム・ピークの能力

キム・ピークは、脳に障害があり生活には父親の介護が必要とされていました。またはその一方で、写真など即座に見たものを記憶出来るという能力を持っていました。さらには9000冊以上もの本の内容を暗記していたとされています。そして生年月日を言うとそれが何曜日だったのかを即座に答えていたとも言います。実際に、サヴァン症候群のその能力を映画でもエピソードとして使われていました。

ダスティン・ホフマンの役作り

「レインマン」で、ダスティン・ホフマンがレイモンドをやるにあたって、実際にキムとは長い時間共に過ごされたそうです。そして、ホフマンはキムの父親に、役者らしい約束を交わしていました。キムの存在をこの映画を通して世界中の人に伝えると話していたそうです。並々ならぬダスティン・ホフマンの役者としての覚悟が伝わる、素晴らしいとされているエピソードです。

キム・ピークのその後

「レインマン」が公開となった1988年(アメリカ公開)以降、キム・ピークは有名になり一躍時の人となったと言われています。しかしその生活を変えることなく、毎日を図書館で過ごし、ありとあらゆる書物を片っ端から読破していったそうです。その中には電話帳や住所録まであったのだとか。その記憶し続けると言う日課を、言葉通り死ぬまで続けたのだと言います。そして2009年12月19日に58歳で帰らぬ人となったようです。

レインマンに関する感想や評価は?

映画「レインマン」を見た方の感想を集めてみました。自閉症の一種ということで、障害者問題など現代ではとても苦労する一面も持った作品となる映画です。それだけにキャストのダスティンホフマンや、トム・クルーズも熱の入った演技をしていたとされる「レインマン」。この映画に寄せられた感想をツイッターを中心に載せていますのでご覧ください。

この方の感想は障害について言及されています。サヴァン症候群とは言っても、一括りにしてしまえば自閉症の一種と言われています。誤解を招くかもしれないと危惧しつつも、しっかり映画の本題をついている内容の感想です。発達障害というものと向き合う大変さを描いた作品との感想も合わせて述べています。

ダスティン・ホフマン演じるレイモンドとトム・クルーズ演じるチャーリーの年の離れた兄弟が、今までの溝埋めるかのように過ごす、とても心温まるシーンについての感想です。トム・クルーズ演じるチャーリーが、兄のために少しでも、力になればと手を取りダンスを教えるシーンは、とても微笑ましく美しくもある場面です。そのシーンをずっと印象に残っているとの感想で、魅力的なダンスシーンとのタグで紹介されています。

この方の感想は、たまに見る静かな映画も良いなと言っています。トム・クルーズと、ダスティン・ホフマンらの豪華キャストが集い演じる兄弟の距離感すごく良かったという感想です。ロード・ムービーの側面も持つ「レインマン」。その側面も合わせて組み込みつつ、この映画の良さを伝えている感想となっています。

この方は実際に、自閉症を患っているお子さんをお持ちとの感想です。「レインマン」のレイモンドのような能力はないとのことですが、自閉症という病気の認知に対して貢献していると、映画以上に社会に対しての尊さを評価している感想になっています。こういう身近に自閉症患者がいる方の力にもなる「レインマン」は、とても素晴らしい名作だということが証明されたと言われる感想の一つです。

この方の感想は、完全に医学目線からの感想になっています。実際にカウンセラーの方のようで、映画「レインマン」がサヴァン症候群を扱ったことで、こう言った発達障害認知が世界的に進んだものとして、評価をしている感想です。こう言った事象にも貢献している映画「レインマン」は、多方面で名作と言われる所以でもあると言われています。

この方は、近年のトム・クルーズの活動について述べています。ミッションインポッシブルなどの作品では、ノースタントで派手なアクションをこなし怪我をするなどニュースになることも多いトム・クルーズです。そんなトム・クルーズに対して、「レインマン」の様な映画に出演してそろそろ落ち着いて欲しい、との願望を披露しています。近年のトム・クルーズの活躍に期待している反面、心配もしているファンの方の様です。

この方は、「レインマン」が相当好きだと言うことが伺えます。主要キャストの2人をべた褒めされています。さらにはサブキャストのヴァレリア・ゴリノまでも言及しているあたりは、とても通だということが伺える内容です。トム・クルーズの成長していく姿にも感銘を受けており、作品への愛が伝わってくる、とっても印象的なツイートとなっています。

以上が、映画「レインマン」を鑑賞した方の感想でした。名作と言われるだけあって、好きな作品に挙げている方ばかりでした。医学的観点からの意見や見方など、様々な視点から「レインマン」を評価されいることが印象的でした。さらには、トム・クルーズとダスティン・ホフマンの兄弟愛など絆の部分を捉えている方も多く、美しい映画だと言うことが改めて証明されるツイートが多くありました。

レインマンの映画ネタバレまとめ

以上が、映画「レインマン」のあらすじネタバレ解説でした。サヴァン症候群というとても難しい役柄を見事に演じきったキャストのダスティン・ホフマン。その障害者を家族に持つチャーリーを熱演したもう1人のキャストであるトム・クルーズ。役者魂を全開で演じられた作品は、賞なども多く取っている名作ということからも、うかがい知ることができます。

アルティメット・エディションDVD発売中

2005年に20世紀FOXより2枚組のDVDとしてアルティメットエディションが発売されました。このDVDは特典ディスクとして、メイキング映像、制作秘話が入ったドキュメンタリー映像、未公開シーンなど作品の理解を深める要素がたくさん詰まったアルティメットエディションとして、何度も再発売されています。現在ではブルーレイでもリリースされていますので、気になった方は是非チェックをしてみるといいかもしれません。

いかがでしたか?映画「レインマン」のあらすじネタバレ、さらにはキャストの紹介や感想など理解を深めると共に、知っておくとためになることをまとめてまいりました。キャストであるダスティン・ホフマンの気合の入り方など、並々ならぬものがありました。この記事のあらすじネタバレを読んで、映画「レインマン」への興味や理解を深めて頂き、見てみようと感じていただければ幸いです。

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