ラストサマーのあらすじや感想・結末ネタバレ!一年後に脅迫してくる者の正体とは?

ラストサマーは、仲の良い4人組がある罪を犯し、1年後にその罪に追い詰められていく映画です。怖さ、ハラハラ感のあるホラー・スリラー映画であり、評価もされている作品です。今回はそんなラストサマーのあらすじから結末まで詳しくネタバレしていきます。キャスト情報や小ネタもありますので鑑賞済みの方もぜひご覧ください。感想も合わせてご紹介しますので、未鑑賞の方はご参考ください。

ラストサマーのあらすじや感想・結末ネタバレ!一年後に脅迫してくる者の正体とは?のイメージ

目次

  1. ラストサマーとは?
  2. ラストサマーのあらすじネタバレ
  3. ラストサマーの結末・犯人ネタバレ
  4. ラストサマーのキャスト
  5. ラストサマーに関する感想や評価
  6. ラストサマーのあらすじ・結末や感想まとめ

ラストサマーとは?

ラストサマーの映画情報

ラストサマーは1997年公開のホラー・スリラー映画です。原題は『 I Know What You Did Last Summer』であり、ロイス・ダンカンの同名の小説が元の部分もあります。続編として『ラストサマー2』『ラストサマー3』があります。『ラストサマー3』はキャストを変更して撮られています。脚本担当のケヴィン・ウィリアムソンは『スクリーム』でも担当し、スプラッター映画を復活させた立役者でもあり前評判も高い作品でした。

ラストサマーは評価も高く、様々な映画賞にノミネートされました。MTVムービー・アワードの最優秀新人俳優賞、Young Artist Awardの主演女優賞、サターン賞の最優秀ホラー映画にノミネートされています。受賞歴としては、Blockbuster Entertainment Awardにおいてジェニファー・ラブ・ヒューイット、サラ・ミシェル・ゲラーが女優賞を受賞しています。

ラストサマーの予告動画

内容のネタバレに入る前に、予告をご紹介します。ハラハラドキドキ感、怖さ、そして脅迫者は誰なのかというサスペンス要素もある作品です。こちらの予告を見て頂ければよりこの後の内容が分かりやすくなりますので、ぜひ合わせてご覧ください。

ラストサマーの小ネタ

ラストサマーは、他の映画やアニメなどの作品でも登場しています。原題は、『ザ・シンプソンズ』のエピソード中のセリフで「I Know What You Diddily-Iddily-Did」という言い回しがあり、また『ガーフィールド』において、ガーフィールドの食欲を「I Know What You Ate Last Summer」と言われています。スペインのテレビ番組 の「Sé lo que hicisteis」は現代のスペイン語版をもじるなど、多数使われています。

また、作品自体も登場しています。『ゴースト 〜天国からのささやき』の 第3シーズン第15話『恐怖の裏にある真実』では、こちらでも主役を務めたジェニファー・ラブ・ヒューイットが主人公であり、ホラー映画の中からラストサマーを見つけ題を読み上げて顔をしかめる演出があります。『最終絶叫計画』ではラストサマーとスクリームがパロディとして出ています。

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ラストサマーのあらすじネタバレ

あらすじネタバレ:仲の良い4人

高校3年生のジュリー、ヘレン、バリー、レイは仲の良い4人組でした。高校最後の夏休みを満喫している中一大イベントが待っていました。7月4日、アメリカ独立記念日に町で行われるクイーンコンテストでヘレンが出場していたのです。見事、ヘレンはクイーンに選ばれます。ジュリーはヘレンをお祝いしに駆け付けました。パーティーの帰り、ヘレンの彼氏のバリーとジュリーの彼氏のレイも誘って海へ行きます。

海では将来の夢を語り合いました。ヘレンはその美貌を活かしてニューヨークに行き、女優になることを夢見ています。そしてバリーと結婚し、子供を産むと言いました。頭の良いジュリーはボストンの大学へ行き勉強に励む予定です。レイは地元に留まり就職予定でした。4人の未来は希望に溢れていたのです。しかし、その直後にその未来を揺るがす事件が起きてしまいました。

あらすじネタバレ:轢かれた男性

海からの帰り道、車で帰る途中に人を轢いてしまったのです。轢いてしまったのは男性で、まだ息がありました。しかし、そのことに4人は気が付いていません。将来をこの事故によって台無しにしたくないと考えた4人はその男性が見つからないように湖に沈めてしまいます。そしてこの秘密は墓場まで持っていくという誓いを立てました。この選択が過ちであり、後に起こる恐怖の始まりだったのです。

事件から3週間後、ジュリーは沖に死体が上がったという報道がされました。その死体はあの時の男性でした。ジュリーはここで改めて男性を殺してしまったことへの罪悪感が生まれます。そしていつ自分たちの犯行がバレて捕まってしまうのかという不安に苛まれました。その罪悪感と不安により、その後の大学生活は楽しむことが出来ず怯えながら過ごしていったのです。

あらすじネタバレ:不可解な手紙

事件から1年後、そんなジュリーは夏休みに入り地元へと帰省します。会わない間にやつれてしまったジュリーを彼女の母親は心配します。母親をなだめながら、ジュリーは1通の手紙が来ていることに気がつきました。差出人は不明、文面には「去年の夏、何をしたのか知っている」と書かれています。手紙に怯えたジュリーはヘレンに連絡を取ろうとします。連絡先を知らなかったジュリーはヘレンの姉が働くお店を訪れました。

しかしそこにはニューヨークに行ったはずのヘレンが働いていました。女優になるためにニューヨークへ行っていたヘレンでしたが、自分が思っていたよりも現実は甘くなく、夢を諦めて地元に戻ってきていたのです。思わぬ再会に喜べる状況でもなく、ジュリーはヘレンに手紙のことを話します。そして、2人では解決できないと考え、別れていたバリーにも連絡を取ることに決めました。

あらすじネタバレ:手紙の差出人の推測

3人で一連の事件について相談し合います。バリーはジュリーの幼馴染のマックスが手紙の犯人ではないかと推測します。マックスはあの夜偶然通りかかっていたのでした。ボクシングをしているバリーは力にものを言わせ、マックスを脅しに行きます。また、ジュリーは同じく別れてしまっていたレイに再会します。レイは漁師として働いていました。

ジュリーはレイにも今までのことを話します。するとレイも、手紙を送ってきたのはマックスだろうと言いました。マックスはジュリーに片想いしており、振り向いて貰えなかったことへのいたずらではないかと推測します。そして心配することはないとなだめました。その頃、マックスの元にある男が迫って来ていました。蟹を茹でているマックスはその気配に気が付きません。そして、襲われてしまいます。

あらすじネタバレ:終わらない脅迫

バリーはいつも通りボクシングジムへと行きます。練習が終わり、ロッカーを開けるとジャケットがなくなっており、代わりに手紙が残されていました。手紙には「全て知っている」と書かれています。ジャケットには車のカギも入っていたため車を盗まれてしまいました。これもマックスの仕業だと怒ったバリーはマックスの元へと向かいます。

するとバリーの車が向かってきました。運転しているのは漁師の格好をし鉤爪を付けた男です。捕まえようとするバリーですが、車は勢いを落とすことなく迫ってきます。そしてバリーは自分の車に轢かれてしまいます。なんとか一命を取り留めたバリーですが、重傷を負ってしまいました。

あらすじネタバレ:デビッド・イーガン

ジュリーは自分たちが轢いてしまった男性について調べていました。事件から3週間後に報道されていた内容を見直します。見つかった男性はデビッド・イーガン、死因はなんと溺死でした。ジュリーはその事実に驚きます。溺死であれば、引いた時点では息があったということです。その時点で救急車を呼び、事故の事実を隠さなければ助けられていました。湖に沈めたことで、正真正銘殺人をしたことになってしまったのです。

あらすじネタバレ:真犯人の推測

ジュリーはヘレンを連れてデビッドの遺族の家へと向かいます。手紙の差出人は、マックスではなく彼の家族か友人が復讐のために送ったのではないかと考えたのです。家にはデビッドの姉のミッシーが1人で住んでいました。母親もいたが、デビッドを失ったこと心労で倒れてしまったこと、ミッシー自身の心にも深い傷を残してしまったことを知り、2人は改めて自分たちの罪に苛まれます。

しかし、ある事実も判明しました。デビッドにはスージーという婚約者がいました。しかしスージーは、デビッドが運転していた車の事故により、亡くなってしまっていたのでした。2人は、轢いた男性の腕にスージーという刺青があったとこを思い出します。そして、デビッドが亡くなった後にビリー・ブルーという人物がミッシーの元を訪れていたことを聞きます。

ラストサマーの結末・犯人ネタバレ

結末犯人ネタバレ:事件へ

ヘレンは、デビッドは自殺をするために自分から轢かれたのではないかと考えます。翌朝、ヘレンはストレスに髪の毛が抜け落ちていることに気が付きます。慌てて洗面所に行くと、口紅で「もうすぐだ」と書かれていました。連絡を受けたジュリーは急いで車で向かいます。トランクから変な音が聞こえたことに気付いたジュリーはトランクを開けます。そこにはマックスの死体と大量の蟹や魚が入っていました。

ジュリーは慌ててバリーたちに連絡をとります。しかし次にトランクを開けると死体も魚も消えていました。4人は再度集まり、事件を見直します。ビリー・ブルーがヘレンの姉の同級生だと分かり、ジュリーは訪ねたのが本当に彼だったか確認するため再度ミッシーの元を訪れます。ミッシーはデビッドは罪悪感から自殺をしたと考えていました。デビッドは遺書を残していたと言います。そして腕に刺青も入れていない、と言うのでした。

結末犯人ネタバレ:続く惨殺

その頃、ヘレンは独立記念日のコンテストで前年度のクイーンとしてパレードに出ていました。ヘレンは囮になろうという考えもあり、バリーはそれを守ると警護につきます。しかしその夜、バリーはヘレンの目の前で鉤爪男に殺されてしまいます。通報するもまたしても死体が消え、パニックになったヘレンは警官に家まで送ってもらいます。しかし、その途中で警官もヘレンも鉤爪男の毒蛾にかかり殺されてしまいます。

一方ジュリーはスージーには漁師の父親がいたと聞きます。自分たちが轢いた男性がデビッドではないと知ったジュリーは、デビッドは自殺でも、自分たちが殺したのでもなく、スージーの父親に殺されたのではないかと考えます。ジュリーはその考えを話そうと急いでレイの元へと向かいます。しかし、そこにはビリー・ブルーという船がありました。レイのことも信じられなくなりジュリーは逃げ出します。

結末犯人ネタバレ:犯人は鉤爪男のベン

そこへ、1人の男性が助け舟を出してくれました。ベンジャミンと名乗る男性は自分の船へと乗せ逃げさせてくれます。しかしそのベンジャミンこそが一連の事件の犯人だったのです。ジュリーの考え通り、スージーを亡くしたベンジャミンは復讐のためにデビッドを自殺に見せかけて殺しました。その帰りに運悪くジュリーたちの車に轢かれてしまったのです。湖に沈められたあと、ベンジャミンはなんとか這い上がっていました。

そして1年後の7月4日、4人に復讐をしようと計画していたのです。ジュリーがベンジャミンの正体に気が付いたのは船が沖に出てからでした。ジュリーには逃げ場がありません。追い詰められていく中、レイが現れます。レイとベンジャミンはもみ合います。そして、ベンジャミンは片手の残して海に落ちてしまいました。その後警察が捜査をしますがベンジャミンの死体は見つかりませんでした。

結末犯人ネタバレ:メッセージ再び

ジュリーはビリー・ブルーについてレイに聞きます。実はレイも自分たちが轢いたであろう男性を調べ、デビッドに行きあたっており、偽名を使ってミッシーの元を訪れていたのです。事件は解決し、また自分たちが殺人を犯していなかったと分かったジュリーは、元の生活を取り戻しました。レイともやり直し、順調に大学生活を送っていた1年後、またも「知っているぞ」というメッセージが現れます。

ラストサマーのキャスト

ジェニファー・ラブ・ヒューイット

主人公のジュリーはジェニファー・ラブ・ヒューイットが演じました。女優、シンガーソングライター、プロデューサー、監督といった幅広い活躍をする彼女は元々テレビドラマの子役として活動していました。子役としても人気のあった彼女ですが、ラストサマーの出演により一気にハリウッド女優へと駆け上ります。「最も美しい女性100人」、「もっともセクシーな女性100人」にも選ばれる人気女優です。

サラ・ミシェル・ゲラー

ヘレンはサラ・ミシェル・ゲラーが演じます。サラも子役から活躍しており、4歳の時にバーガーキングのCMに出てから多数の舞台やCMで活動しています。演技力も評価されており、MTVムービー・アワードでは最優秀演技賞を受賞、ティーン・チョイス・アワードもノミネートの常連で何度も賞を受賞しています。また、プライベートでは、このラストサマーで共演したフレディ・プリンゼ・Jrと結婚しています。

ライアン・フィリップ

バリーを演じるのはライアン・フィリップです。1995年に『クリムゾン・タイド』で映画デビューし、翌年の『白い嵐』で注目され、こちらのラストサマーで一躍人気俳優となります。『クルーエル・インテンションズ』で主演したことでティーンエイジャーからの人気を集め、セクシーという感想も多く出たことでセクシーな俳優というイメージを確固たるものにしました。

フレディ・プリンゼ・Jr

レイはフレディ・プリンゼ・Jrが演じました。1995年、ABCのテレビシリーズに出演してからテレビ番組や特番を中心に活躍します。映画ではラストサマー、ラストサマー2への出演により、ティーンエイジャーの人気をさらい、『シーズ・オール・ザット』では主演を務めています。また、大人気テレビシリーズである『24 -TWENTY FOUR-』の第8シーズンにレギュラー出演しています。

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ラストサマーに関する感想や評価

ラストサマーの感想:ストーリーに入り込みやすい

ラストサマーの感想として、ストーリーに入り込みやすく、またホラー映画初心者にも見やすい、というものが多くあります。ホラー、スリラー映画ながらも、サスペンスとしても機能しており、ただずっと怖いだけでなく謎解きの部分もあることでホラーが苦手でも見やすい内容となっています。元がティーンエイジャー向きということもあり、ラストサマーを見てからホラー映画にはまったという感想もありました。

ラストサマーの感想:結末が怖い

また、結末が怖いという感想もあります。ベンジャミンはが海に落ちて解決かと思いきや、死体は見つからず、1年後にはまたも起こる惨劇を予期するようなメッセージが映し出されます。この結末により、続きも気になりハラハラ感も残るという感想も出ています。

ラストサマーのあらすじ・結末や感想まとめ

映画、ラストサマーのあらすじから結末、感想をご紹介していきましたがいかがでしょうか。サスペンス要素もあり、他のホラー映画と比べると残虐さは少ないため、ホラー映画初心者の方でも楽しめる内容となっています。鑑賞済みでも結末を知ってから見ると伏線なども分かるので再度お楽しみいただけます。ぜひ、こちらの記事と合わせて映画もご覧ください。

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