幸福の条件のあらすじを解説!登場人物・キャストと映画の結末をネタバレ

「幸福の条件」は主演キャストにロバート・レッドフォードを起用し、エイドリアン・ライン監督によって制作された映画作品です。1993年に公開され、大人の恋愛を描いている映画「幸福の条件」ですが、「ゴールデンラズベリー賞」に選ばれるなど波紋を呼んだ作品です。そこで今回は映画「幸福の条件」のあらすじを結末までネタバレし、豪華キャスト陣についてもまとめていきます。また、実際に映画を観た視聴者による感想も紹介します。

幸福の条件のあらすじを解説!登場人物・キャストと映画の結末をネタバレのイメージ

目次

  1. 幸福の条件とは?
  2. 幸福の条件の映画あらすじをネタバレ
  3. 幸福の条件のキャスト・登場人物
  4. 幸福の条件の映画結末をネタバレ
  5. 幸福の条件を観た人の感想や評価は?
  6. 幸福の条件の映画ネタバレまとめ

幸福の条件とは?

幸福の条件の作品情報

映画「幸福の条件」は、エイドリアン・ラインが監督を務めて1993年に公開されました。主演キャストにロバート・レッドフォード、ヒロインにデミ・ムーアといった豪華キャスト陣によって彩られていますが、その年の最低な映画に贈られる「ゴールデンラズベリー賞」を受賞しており当時話題となりました。

幸福の条件の予告動画

こちらが映画「幸福の条件」の予告動画になります。特にナレーションなどは使われていませんが映画「幸福の条件」の重要なシーンがちりばめられており、物語の概要が分かるようになっています。

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幸福の条件の映画あらすじをネタバレ

あらすじネタバレ:結婚生活

デヴィッド・ベナブルは高校3年生の当時、高校1年生であったダイアナと出会って恋に落ちました。ダイアナもすぐにデヴィッドに惹かれ始めたため2人は付き合い始め、デヴィッドはダイアナが19歳の時にプロポーズをしますが、まだ若い事もありお互いの親に大反対されてしまいます。そこで2人は駆け落ちする事にし、現在は結婚7年目になりましたが愛が冷める事は無く、幸せに暮らしていました。

2人は共働きで生活は決して裕福と言えるものではありませんでしたが、デヴィッドは建築家としての仕事が軌道に乗り始め、ダイアナも不動産のセールスで良い成績を残せるようになってきた事もあり、夢であったマイホームを建てる事にします。サンタモニカの綺麗な海のそばの土地を購入し、そこにデヴィッドの設計した家を建てる事にしますが、家の建設が始まると突然不況がやってきてデヴィッドは仕事をリストラされてしまいます。

家はローンで購入したため貯金の無かった2人は返済が滞ってしまい、5万ドル用意出来なければ土地も建築中の家も差し押さえられてしまう事になってしまいます。デヴィッドは長年連絡をとっていなかった両親に金を借りにいきますが、やっとの思いで借りる事が出来たのは5千ドルであったため万事尽くして困り果ててしまいます。そこでデヴィッドは考え抜いた挙句、とある奇策を思いつきます。

あらすじネタバレ:ベガス

デヴィッドはダイアナを連れてラスベガスへと向かいました。両親から借りた5千ドルを元手にギャンブルで5万ドルを稼ごうとしたのです。ラスベガスに到着したデヴィッドはスロットやダイスといったギャンブルに挑戦し、あっという間に返済額の半分である2万5千ドルを手に入れる事に成功します。夫がギャンブルをしている最中、ダイアナはカジノの中を探索していました。

カジノの中は高価な店ばかりで、ダイアナはとあるブティックに入り気に入ったドレスを鏡で合わせましたが、とても買えるような値段ではありませんでした。するとそこに金髪の男性が現れて、ダイアナの為にドレスを買うと言ってきます。しかしダイアナは自分を売り物のように扱われた事に腹を立て、その申し出を断ってデヴィッドの元に帰って行きました。

あらすじネタバレ:カジノの賭け

翌日、また金を稼いですぐにでも帰ろうとするデヴィッドでしたが今日はついておらず、感情的になった事で全財産を使い切ってしまいます。打つ手無しとなって落ち込んだ2人でしたが、そこに前日ダイアナに声をかけてきた男性が現れ、ダイアナにギャンブルを手伝って欲しいと頼んできます。その男性の正体はジョン・ゲージという大富豪で、100万ドルを賭けてダイアナにダイスを振らせ、見事大勝ちする事に成功しました。

ジョンはお礼にダイアナが気に入っていたドレスをプレゼントし、夫婦2人に豪華な客室をとってくれ、さらに自分の泊まっている部屋で行なわれるパーティーへと招待してくれます。

あらすじネタバレ:大富豪の申し出

デヴィッドとダイアナがジョンのパーティーへと出席してジョンとビリヤードをしていると、ジョンは金で手に入らないものは無いという話をしてきます。心は金では買えないと反論する2人でしたが、ジョンは100万ドルでダイアナを一晩買いたいと申し出てきます。ふざけるなと言いその場から出て行く2人でしたが、借金を返すには他に方法は無いため、ダイアナは考えた末にジョンの申し出を受ける事にします。

デヴィッドは猛反対しましたが、体だけの関係ならすぐに忘れる事が出来るというダイアナの言葉に説得され、弁護士による誓約書の元、一晩だけジョンにダイアナを預ける事になります。デヴィッドはジョンの部屋にダイアナを置いて出て行きましたが、考えていると後悔の念しか生まれて来ず、すぐにダイアナを連れ戻しに行く事にします。しかしダイアナはジョンとヘリコプターで飛び去って行ってしまいました。

そしてジョンとダイアナが一晩を過ごした事によってデヴィッドの口座に100万ドルが振り込まれ、夫婦2人はすぐに5万ドルを支払いに行きますが、すでに時は遅く誰かが買い取ってしまった後でした。ダイアナは土地と家を買い戻すために購入者について調べてみると、なんとジョンでした。

あらすじネタバレ:2人の変化

怒ったダイアナはジョンの元に向かい、「泥棒!」と叫んでどういう事なのかを尋ねます。しかしジョンは買い戻しは出来ないと述べたうえでダイアナを雇いたいと言ってきます。ダイアナはそれを断って家に帰り、今日の出来事を話そうとデヴィッドにジョンと会っていた事を伝えると、ダイアナとジョンの関係に疑心暗鬼になっていたデヴィッドは激しく怒りだしてしまいます。

ダイアナはジョンに気持ちなどなく、すべてはデヴィッドの為の行動でしたが、デヴィッドはダイアナがジョンと過ごした一晩の事をしつこく問いただしてきます。ダイアナも夫が自分の事を疑っている事に腹を立て、2人は激しい口論となってしまい、デヴィッドはついに家から出て行ってしまいます。

あらすじネタバレ:ジョンとダイアナ

それから数日後、ジョンはダイアナの職場に現れて物件を案内してほしいと依頼してきます。2人で物件を見て回っている最中にダイアナを自分の家へと連れて来たジョンは、「家具や犬、そして君が必要だ」と言ってきます。ダイアナは呆れていましたが、その後もダイアナの前に現れて口説き続けるジョンにいつしか心を許すようになり、ついに2人は付き合うようになります。

その頃デヴィッドは、ふ頭でのプロポーズや2人で行った動物園の事などダイアナとの幸せだった日々を思い出していました。そしてジョンとダイアナの外食に乗り込んだデヴィッドはダイアナに今の気持ちを尋ね、ジョンに殴りかかりますがかわされて地面に倒れてしまいます。ジョンは付き人にデヴィッドを自宅にまで送り届けるように命じ、ダイアナとの夕食を楽しみました。

幸福の条件のキャスト・登場人物

ダイアナ・ベナブル/デミ・ムーア

映画「幸福の条件」のヒロインであり、夫の為に100万ドルでジョンと一晩を共に過ごした事がきっかけで、後述する衝撃の結末となったダイアナ・ベナブルを演じたキャストはデミ・ムーアです。アメリカ合衆国出身で1962年11月11日生まれの2019年現在56歳で、1982年から女優としての活動を始め、1990年に公開された映画「ゴースト/ニューヨークの幻」のモリー・ジャンセン役のキャストに抜擢された事で知名度を上げました。

映画「幸福の条件」のダイアナ役以外では、2003年公開の映画「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」のマディソン・リー役や、2009年公開の映画「幸せがおカネで買えるワケ」のケイト役などのキャストとして知られています。また近年では2017年公開のコメディ映画「ラフ・ナイト 史上最悪!?の独身さよならパーティー」に主要人物であるリア役のキャストとして出演していました。

デヴィッド・ベナブル/ウディ・ハレルソン

映画「幸福の条件」で、愛する妻を100万ドルで一晩貸し出してしまったせいで自分を責め続け、後述する結末ではまさかの展開が待っているというデヴィッド・ベナブルを演じたキャストはウディ・ハレルソンです。アメリカ合衆国出身で1961年7月23日生まれの2019年現在57歳で、1982年から10年以上放送され続けた人気テレビシリーズ「チアーズ」のウッディ役のキャストとして知られています。

その後も映画やドラマを問わず俳優として活躍し、映画「幸福の条件」のデヴィッド役以外では、2012年から公開されてシリーズ化された映画「ハンガー・ゲーム」のヘイミッチ・アバナシー役のキャストとしても知られています。また近年ではマーベル・コミックの悪役を主人公とした映画「ヴェノム」のクリータス・キャサディのキャストとしても活躍していました。

ジョン・ゲージ/ロバート・レッドフォード

映画「幸福の条件」で、あらすじで前述したように大富豪であるため金の力を使ってダイアナを自分のものにする事に成功しますが、意外な結末を迎える事になるというジョン・ゲージを演じたキャストはロバート・レッドフォードです。アメリカ合衆国出身で1936年8月18日生まれの2019年現在82歳で、映画「幸福の条件」以外の代表作としては自身で監督と主演を務めた映画「モンタナの風に抱かれて」などがあります。

幸福の条件の映画結末をネタバレ

結末ネタバレ:再会

ダイアナを失ったデヴィッドは惰性の毎日を送っていましたが、生活を変えるために建築学校の講師として働き始め、それによって乱れていた自分の心を修復していきました。しかしそこに弁護士のジェレミーがダイアナから預かったという離婚届を持ってやって来ました。ダイアナはジョンと結婚したいと考えているようで、離婚届にサインをしてくれれば土地も100万ドルもデヴィッドに引き渡すとの事でした。

数日後、ジョンとダイアナは野生動物保護のオークションに参加していました。ダイアナはカバが好きだったため、ジョンは他の女性客と競り合って5万ドルを提示しました。カバはジョンのものになるかと思われた瞬間、デヴィッドが現れて100万ドルを提示した事で落札しました。ジョンとダイアナの元にデヴィッドが駆け寄るとジョンは気を遣って席を外し、2人だけにしてくれました。

デヴィッドはラスベガスで起きたジョンとダイアナの一晩の事を忘れようとしていた事が大きな間違いであった事を語ります。愛し合っている2人は全ての出来事を覚えているため、忘れる努力よりも許しあう事が大切だと言うデヴィッドにダイアナは心を打たれ、ジョンはその様子を遠くで見つめていました。そしてジョンはサインをした離婚届をダイアナに手渡し、その場から去って行きました。

ジョンとダイアナはオークション会場から帰るために車に乗り込みます。するとジョンはダイアナが素晴らしい女性だと語ったうえで、100万ドルで手に入れた女性はダイアナ1人では無い事を述べてきます。しかしダイアナはその事が嘘だと見抜き、感謝をしつつ車から降りてジョンに別れを告げました。ジョンはデヴィッドを見つめるダイアナが本当に愛する人を見るときの眼差しをしている事に気がつき、彼女を諦める事にしたのでした。

結末ネタバレ:プロポーズ

ダイアナはジョンの車を降りるとすぐにバスに乗り、7年前デヴィッドにプロポーズをされたふ頭へとやってきました。ダイアナが物思いにふけっていると、そこにはすでにデヴィッドも来ており、楽しかった過去の会話を交わします。そして2人は手を握って今も愛し合っている事を確認し合いました。以上が映画「幸福の条件」の結末までネタバレしたあらすじになります。

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幸福の条件を観た人の感想や評価は?

幸福の条件は名作だという感想

映画「幸福の条件」は何度見ても飽きないという視聴者による感想があります。映画「幸福の条件」は「金か愛か」という究極の選択が題材になっているため、観ている人によって様々な感想が生まれて当然の作品ですが、年数が過ぎて何度も観ていると自分の考えが変わってくる事もあるため、過去の自分の感想と比べる事によって面白く観る事が出来るという感想がSNS上に多く挙げられています。

デヴィッドよりもジョンを選んでほしかったという感想

映画「幸福の条件」は、ジョンと交際するようになったダイアナでしたが、最後に真実の愛に気がついたため夫であるデヴィッドの元に戻って行ったという結末になっている事は前述しましたが、ダイアナにはジョンを選んでほしかったという視聴者の感想があります。

ジョンはダイアナを本気で愛し、結末では愛しているがゆえに夫の元に帰したという事に対して、デヴィッドは妻を信じきる事が出来なかったという事がこの感想の理由になります。もちろんデヴィッドを選んだ事が正しいという感想を持つ視聴者も多くいるので、意見が分かれるところになります。

幸福の条件の映画ネタバレまとめ

映画「幸福の条件」のあらすじを結末までネタバレし視聴者による感想も紹介してきましたが、「金か愛か」という究極の選択を前に、まさに幸福の条件を考える事で葛藤する男女を描いた面白いラブストーリーになっている事が分かります。今回の映画「幸福の条件」についてのまとめ記事を読んだ後にもう一度、作品を観てみる事によって「幸福の条件」について深く考えてみるというのはいかがでしょうか?

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