シン・ゴジラのネタバレあらすじまとめ!ラストシーンの尻尾まで解説

2016年に上映され大人気となったシン・ゴジラ。累計観客動員約551万人と平成に上映されたゴジラシリーズのトップを飾った大人気映画です。今回はそんな大人気映画シン・ゴジラのあらすじネタバレをを最初から最後までネタバレします。

シン・ゴジラのネタバレあらすじまとめ!ラストシーンの尻尾まで解説のイメージ

目次

  1. シン・ゴジラとは
  2. シン・ゴジラの冒頭あらすじ(ネタバレ)
  3. シン・ゴジラあらすじネタバレその1:現れる巨大生物の尻尾
  4. シン・ゴジラあらすじネタバレその2:予想を裏切る蒲田上陸
  5. シン・ゴジラあらすじネタバレその3:特別チーム「鼻つまみ者」
  6. シン・ゴジラあらすじネタバレその4:ゴジラ、再度襲来
  7. シン・ゴジラあらすじネタバレその5:ゴジラに立ち向かう人々
  8. シン・ゴジラあらすじネタバレその6:ヤシオリ作戦
  9. シン・ゴジラあらすじネタバレその7:復興を目指して
  10. ラストシーンに映る尻尾の正体とは
  11. 文化庁メディア芸術祭を取る程の熱量を持った映画
  12. 異彩を放つシン・ゴジラの魅力

シン・ゴジラとは

アニメシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」の監督庵野秀明監督が挑む新たな邦画作品、シンゴジラシリーズ第1作目。 東宝製作のゴジラシリーズ第29作目に当たり「ゴジラファイナルウォーズ」以来12年ぶりの日本製ゴジラ作品。

庵野監督が描く新たな邦画「シン・ゴジラ」

現代の日本にゴジラが現れた時、日本はゴジラに立ち向かうことができるのか、というテーマの元強烈なリアリティを持って観客に恐怖を与える邦画作品です。タイトルの「シン」には新たなゴジラシリーズと言う意味の「新」、現代における「真」のゴジラ、人知を超えた存在である「神」ゴジラである。などといった様々な意味合いがあるのではないかと言われています。

ラストに現れるシン・ゴジラの尻尾の謎

シン・ゴジラで話題となっている映画ラストに映る尻尾。尻尾の先にある人のようなモンスターの正体は一体何なのか、ラストシーンにこそ案の監督のメッセージが残されているのではないかとインターネット上では様々な意見や推論が飛び交いました。今回はシン・ゴジラのストーリーのネタバレとラストの尻尾の正体に関する情報をお届けします。

シン・ゴジラの冒頭あらすじ(ネタバレ)

シン・ゴジラあらすじネタバレのひとつ:無人のクルーザー

東京湾羽田湾沖で一隻の無人クルーザーが発見されます 。クルーザーの中にはひとつの赤い折り紙と簡単な手紙が置かれていました。謎のメッセージを残したクルーザーは何もなかったかのように取り扱われましたが、このクルーザーこそ新たな厄災の始まりだったのです。

シン・ゴジラあらすじネタバレのひとつ:破壊される東京湾アクアライン

同時期に、東京湾アクアライン付近で水蒸気爆発が起こり、トンネルは封鎖され閉じ込められた市民が避難誘導される事態になりました。そんな中矢口蘭堂(やぐち らんどう)内閣官房副長官は避難者が投稿するSNSの正体不明の画像からいち早く巨大生物の存在に気づき警鐘を鳴らしますが、官僚たちには笑われまともにとりあわれませんでした。しかし続いて届いてきた情報により、笑い事ではなくなっていきます。

シン・ゴジラあらすじネタバレその1:現れる巨大生物の尻尾


会議室に届いたのは海面から現れる巨大な生物の尻尾。事態を重く受け止める証拠を見せられた内閣は急遽生物に関する権威者集めてし謎の生物の正体を探る意見交換会を行いますが、彼らによってもたらされたのは情報が限りなく少なく、責任を持って断定できることはない。という回りくどく使い物にならない意見だけでした。

シン・ゴジラあらすじ:未確認情報に動かない霞ヶ関(ネタバレ)

未確認生物を捉えた映像もそれから届かず、日本国土に上陸することもないと踏んだ総理大臣は巨大生物の正体も確認せず記者会見を開き、避難の必要や心配性はないため国民に安心するように公的報道を行いました。しかしその直後、未確認巨大生物が蒲田に上陸をしたという情報が総理の耳に入ります。

シン・ゴジラあらすじネタバレその2:予想を裏切る蒲田上陸

胴長の魚に後ろ足が生えたかのような見た目、ビル7階建てはあろうかという高さ。正体巨大生物の襲来に、事前の報道のせいで避難のの準備を全くしていなかった人々は次々に踏みにじられ、倒壊したビルの下敷きになっていく。正に大災害とも言うべき被害を蒲田にもたらしたのだった。

シン・ゴジラあらすじ:変化する体 (ネタバレ)

人々を蹂躙する謎の巨大生物だったが、品川区に入ったところで異変が現れた。突如後ろ足を支えにして立ち上がったかと思うと動体から前足のような物が現れ、二足歩行を初めたのだった。今までのゴジラシリーズのような外見に変わった巨大生物の元に、やっと自衛隊のヘリコプターが現れる。

攻撃態勢を整えミサイル発射まで後数秒というところまでいったが、射程圏内に逃げ遅れた民間人が発見された。攻撃の巻き添えを食らうと考えた総理大臣はやむなく攻撃中止命令を出し、ヘリコプターは撤退する。その様子を見ていた巨大生物は再び蛇のようにうつ伏せになって移動を開始すると、何故か東京湾へと姿を消したのでした。

シン・ゴジラあらすじネタバレその3:特別チーム「鼻つまみ者」

上陸時間2時間で死者行方不明者をおよそ100名出した巨大生物に対し、いち早くその存在を示唆した矢口を中心人物に据え、各分野のエキスパートを召集した「巨大不明生物特設災害対策本部」通称「巨災対」を設置した。

しかしエキスパートとは聞こえがいいが実際は学会のはぐれものや奇人変人の集いであり、一癖もふた癖もあるような人材の集まりでした。でこぼこ巨災対が調査をすすめると、巨大生物に被害地域で微量の放射線量の増加が確認されたとの情報が出てきたのだった。

シン・ゴジラあらすじ:アメリカからもたらされる鍵「GOZZILA」

調査をすすめる矢口のもとにアメリカ合衆国大統領の特使カヨコ・アン・パタースンがやって来る。彼女は以前から日本の政治家のレポートを書くときに矢口のことを気にかけており、謎の巨大生物に対する有力な情報を持っているというのだった。巨大生物の正体は不法に海洋投棄された大量の放射性廃棄物を摂取できるように適応進化した新生物「ゴジラ(GOZZILA)」だと言う。

シンゴジラあらすじ:牧悟郎(まき・ごろう)

ゴジラを研究をしていた学者牧悟郎は現在失踪しており、冒頭のシーンに出てきた無人クルーザーの所有者でもあった。牧が残した謎の暗号化資料を手に入れた事によってゴジラの体内の全容が明らかになるが、出た答えはゴジラは体内の原子炉状を持った新生物であり、無尽蔵のエネルギーを秘めているというものだった。

シン・ゴジラあらすじネタバレその4:ゴジラ、再度襲来

ゴジラが姿を消してから4日後、解析を勧める巨災対の元に鎌倉市稲村ヶ崎に倍近い大きさでゴジラが現れたと情報が入る。ゴジラの進路はそのまま東京都心部に向かっていると予測され、都内進入阻止のため自衛隊による総力作戦が行われます。戦車やヘリコプターなど全兵器を投入し攻撃するも倒れないゴジラ。戦力差に危機感を感じた政府はアメリカ航空軍の助力を仰ぎ、米軍の爆撃機による空爆を要請します。

シン・ゴジラあらすじ:壊滅する東京(ネタバレ)

空爆がゴジラに効果を発揮していることに勝機を感じた日米軍でしたが、ゴジラは口から火炎や光線を、背部からも複数の光線を放射し無人航空機を破壊。そのまま国会議事堂から姿が目視できる距離まで近づいてきます。

全都民には緊急避難警報が発令され、巨災対メンバーも安全な場所へと避難していきます。敗走しかできないことに悔しがる内閣総理大臣もヘリコプターに乗って脱出を試みるも、ゴジラの破壊熱線により撃墜されてしまうのでした。東京を破壊し全ての力を出し切ったのか、ゴジラは炎上するビル群の中で眠るように動きを止めます。

シン・ゴジラあらすじ:希望を持ち続ける(ネタバレ)

都民の大半が死亡・行方位不明となり、総理を含め閣僚11名が死亡する内閣崩壊にまで陥った日本。国連軍は事態の収束を図るため熱核攻撃によるゴジラの破壊を計画し始める。核を日本に落としてはいけないと再度奮起する矢口は、ゴジラ対策の特命担当大臣に任命される。

シン・ゴジラあらすじネタバレその5:ゴジラに立ち向かう人々

活動を停止したゴジラへの調査により新たな情報がもたらされる。ゴジラは肉体を順次進化させることができ、その果には単身による分裂増殖・肉体に翼を与え海を渡る可能性があるという事が判明したのだった。東京都住民360万人の疎開が始まる中ゴジラの解析を続ける巨災対は、牧教授の残したものから暗号資料解読の糸口をつかむことができた。

シン・ゴジラあらすじ重要なアイテム:折り紙(ネタバレ)

クルーザーにおいてあった折り鶴からひらめいた巨災対は、暗号化資料に記された謎の線に沿って資料を折ると人類未発見の新元素の構成モデルになることを発見する。

資料を解析するとゴジラの元素変換機能を壊す液体を作れるようになりました。しかし十分な量の液体を生成するには時間を要するため、国連の核爆弾投下の時間には間に合わないことが判明します。生き残った閣僚たちは世界中のコネを使い投下猶予をできるだけ延ばすよう各所関係に働きかけます。

シン・ゴジラあらすじネタバレその6:ヤシオリ作戦

人事をつくして準備をし、ゴジラへの血液凝固剤の経口投与及び凍結作戦、通称「ヤシオリ作戦」の決行を行う日米合同軍。都心で活動を停止するゴジラへ爆弾を積み込んだ在来線をぶつけ叩き起こします。畳み掛けるように米軍の無人航空機による爆撃、高層ビルを爆破しゴジラを潰すなど総力をぶつけてゴジラを倒しにかかります。

シン・ゴジラあらすじ:倒れ伏すシン・ゴジラ(ネタバレ)

すかさず大量の建機をゴジラの周りに配置し、高所用ポンプ車を使ってゴジラの口から血液凝固剤を投与する第一陣営。しかし爆撃による気絶から目覚めたゴジラは投与し切る前に立ち上がり、周囲を焼き払います。

シン・ゴジラあらすじ:無人在来線爆弾(ネタバレ)

血液凝固剤の効果が現れたのかゴジラの動きが鈍くなっていることに気づいた矢口は、残った在来線爆弾を全てゴジラに叩き込み再度倒れさせることに成功します。第二陣血液凝固剤投入部隊をすぐさま配備させ、一気にゴジラを凍結させます。

シン・ゴジラあらすじ:作戦の果て(ネタバレ)

「頼む、計算通りにいってくれ」総力をあげた作戦もほとんどが終了し、祈るしか無い作戦本部。しかしゴジラは再び気絶から覚醒し立ち上がります。失敗したのかと全員が息を呑む中、ゴジラの表面が凍結していることが確認できました。凍結は全身にまわり、遂に完全凍結できました。

シン・ゴジラあらすじネタバレその7:復興を目指して

ゴジラは完全に停止したと確認が取れたことにより、国連の核爆弾投下も取り消されることになりました。更にゴジラの体から解析された新技術により、通常よりも都内の除染作業が早く住むことが判明。一段落ついたと安心する暇もなく、矢口は国を復興するまで気を抜けないととカヨコに告げます。

シン・ゴジラあらすじ:ラストに映る不穏な形(ネタバレ)

未来を語った矢口の後に映るラスト映像、それは凍結したゴジラの尻尾でした。尻尾に更にズームすると、岩肌のような皮膚から人間のような何かが尻尾から湧き出る彫像のように静止しています。背びれを持つ人の形をした何かが尻尾から正に離れようとしたまま凍結したかのような映像を最後に、映画は幕を閉じます。

ラストシーンに映る尻尾の正体とは

シン・ゴジラ第一形態(ネタバレ)

邦画シン・ゴジラの真の脅威は放射能や熱線ではなく、形態変化にあります。シン・ゴジラは劇中で少なくとも5度変身しており、そこにラストの謎の尻尾の正体を紐解く鍵があります。

巨大な尻尾を持つオタマジャクシ状の形態。映画冒頭で海から現れた尻尾が印象的でした。第一形態は劇中では尻尾しか出ていないため正体不明の巨大生物としかわかりませんでした。

シン・ゴジラ第二形態(ネタバレ)

深海魚のラブカのような頭部を有する、両生類状の形態。蛇のように地面を這うような動きをして進む形態です。そのキモ可愛い見た目からファンの間では「蒲田くん」の愛称で呼ばれるほど進化形態随一の人気を持ちます。上映期間中は自作ぬいぐるみやファンアートがSNSに数多く投稿されました。

シン・ゴジラ第三形態(ネタバレ)

第2形態の状態から立ち上がり、前足が生えた形態。今までのゴジラシリーズのような形でラストシーンのゴジラの一歩手前の形態です。第二形態のように眼球が飛び出て形態の名残があります。進化直後に東京湾に戻ったのは体内の核融合炉を大量の海水を使って冷やす必要があったためと言われます。

シン・ゴジラ第四形態(ネタバレ)

相模湾より鎌倉、稲村ヶ崎へと上陸した時の形態。前回の倍近い身長になっている自衛隊の攻撃を物ともしない硬い表皮を持っている。ラストシーンまでゴジラはこの状態で戦いました。身長118m、体重9200トン、全長333mという巨大さは歴代ゴジラのステータスでもトップクラスでした。(後の作品「GODZILLA 怪獣惑星」では身長50m、体重10000トンという重量級の個体も現れます。

シン・ゴジラ第五形態(ネタバレ)

ラストシーンの尻尾の先から割れ出ていた形態。巨災対で危惧されていたゴジラの単体増殖・有翼化の特徴を持つ個体。シン・ゴジラは体から人間のような自分の分身を生み出すことができ、ヤシオリ作戦が成功しなければこの個体が海を超えて他国でも繁殖を続けることになっていたいう。この第五形態こそがゴジラの尻尾の正体です。

シン・ゴジラの尻尾の正体は新たなゴジラ

庵野監督によって生み出された進化する「シン・ゴジラ」監督曰くゴジラには第五形態だけでなくその先の第六形態、第七形態まで想定されているそうです。その力は第四形態の比ではなく、人類には為す術ない「真」のゴジラとなっていたことでしょう。

Thumbシン・ゴジラの形態変化・画像まとめ!人型の第5以降もネタバレ紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

文化庁メディア芸術祭を取る程の熱量を持った映画

邦画での活躍だけでなく他作品のリブートやアニメへの展開等今後も広がるシン・ゴジラワールドです。

大ヒットし、しかも映画として評価されるだろう作品に、エンターテインメント部門の贈賞が必要だろうかという反論もあった。しかし、2016年を振り返ったときにまっ先に思い出す作品であり、圧倒的なパワーを持っている。そのことは、あらゆる手を使って記録されるべきだろう。ウェットな人間ドラマを排し、ガチの本土決戦シミュレーションとしてブレないつくり。つくりたいエンターテインメントを信念を貫いて産みだした映像が、大ヒットになったことも嬉しい。邦画のつくり方そのものが、ここから変わっていくのではないか。アニメーションや特撮資料のアーカイブ化の推進にもつながっていく未来を想像し、希望を抱く。庵野秀明総監督や樋口真嗣監督、尾上克郎准監督を頭として、日本の特撮やアニメーション、実写のスタッフと技術が集結した鮮烈な映像作品は、作品制作現場における思考停止およびルーティン化していた部分を破壊し、新しいステージに進んだ。その記念碑としても、大賞にふさわしい。

その圧倒的熱量から「文化庁メディア芸術祭」第20回エンターテインメント部門大賞を取ることができました。受賞理由について審査員の米光 一成氏はこのように述べています。

歴代邦画ブルーレイDVD歴を打ち破ったシン・ゴジラ

シン・ゴジラは邦画歴史に残るほどの偉業を他にも残しています。2017年4月3日の2017年6月にはVD週間オリコンランキング累計枚数を10万89枚まで売り上げ、これまでの邦画ブルーレイDVD売り上げ総数を破りました。この結果はこれまで興行収益が振るわなかった邦画界に驚きを与えました。

Thumbシン・ゴジラの評価・魅力を調査!見た人の感想とヒットの理由は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

異彩を放つシン・ゴジラの魅力

庵野監督によって新たな魅力を観客に与えてくれた邦画シン・ゴジラ。邦画史に残る大成功を収めた流れは衰えず、海外作品とのリブートやアニメシリーズへの展開など、邦画の枠に収まらない活躍を見せています。今後も順次シリーズ展開が行われるゴジラシリーズから目を離すことができません。

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