ホーム・アローン5のネタバレあらすじと感想・評価！キャストはだれ？

「ホーム・アローン5」は「20世紀フォックステレビジョン」にて制作されたテレビ映画で、2012年にアメリカで放送され、日本では「スター・チャンネル」などの映画専門チャンネルで放送された後に2015年にDVD化されました。

「ホーム・アローン5」は1990年に公開されて大ヒットを記録した事でシリーズ化したコメディ映画「ホーム・アローン」の最新作で、過去の作品とは関連性の無いオリジナルストーリーとなっています。

こちらがテレビ映画「ホーム・アローン5」の予告動画になります。大ヒットしたシリーズ第1作目「ホーム・アローン」をおなじみの曲が流れる中で紹介をした後に、「ホーム・アローン5」の物語の概要がナレーションで語られています。

バクスター一家の末っ子である10歳の少年・フィンは、父・カーティス、母・キャサリン、長女・アレクシスの4人家族です。今回、キャサリンが仕事で出世をしたため地元のカリフォルニア州からメイン州に引っ越してきました。バクスター一家が住む事になったのは手ごろな価格で手に入れる事が出来た豪邸で、カーティスとキャサリンは大喜びでやって来ましたが、フィンとキャサリンはカリフォルニアの方が良かったようです。

今はクリスマスシーズンで、メイン州は雪が降っていたためホワイトクリスマスだと喜ぶ両親に対し、反抗期を迎えているアレクシスはスマホばかりをいじっており、フィンは大好きなテレビゲームに夢中で全く興味が無い様子です。そんな子供達に呆れたカーティスは家を探検しようとフィンを誘い、フィンもしぶしぶ付き合いますが、地下室に行くと隠し扉や金庫があり、不気味な雰囲気を醸し出していたためフィンが逃げ出します。

息子の不甲斐なさにさらに呆れたカーティスは、隣の家に遊びに行くようにフィンに命じます。フィンが隣の家に行ってみるとメイソンという同年代の男の子が一生懸命雪だるまを作っており、友達になる事が出来ました。都会育ちのフィンは雪だるまを作る事が楽しいと思えなかったため家でゲームをしようと誘うと、メイソンはフィンの家には幽霊が出るから行きたくないと言ってきたため、フィンは自分の家が怖くなります。

フィンは幽霊がいるという事を実証するために地下室に向かうための扉に紙を貼り、その紙が破れる事で幽霊がいるかどうかを判断しようとします。しかしアレクシスは幽霊は実体がないから紙をすり抜けるのではないかという事を言ってきたため、フィンはたしかにその通りだと納得し、万事休すといった表情をします。

一方、泥棒を生業としている老人・シンクレアは、仲間のジェシカとヒューズと共に盗みの計画を立てていました。シンクレアは今は亡きジミー・グラヴァーノという人物の旧宅に、ムンクの「未亡人」という売れば8500万ドルにはなる絵画が残されている事を知っていました。3人はグラヴァーノ邸が現在売却中であると思っていたため侵入するために向かってみると、そこにはすでにバクスター一家が住んでいたため一時退却します。

困った3人でしたが、翌日にバクスター一家が街へ出かけて行ったため今度は侵入に成功します。そして冷蔵庫に貼ってあったクリスマスパーティーへの招待状を見つけた事で、バクスター一家がクリスマスパーティーに行っている最中に時間をかけて盗みに入る事にし、その日は帰る事にしました。

そして遂にバクスター一家がクリスマスパーティーに行く日になりましたが、アレクシスはパーティーの事を聞いていなかったため怒りだし、フィンも乗り気ではなかったため姉弟は家で留守番をする事になります。しかしフィンは母にゲームのコントローラーを取り上げられてしまった事でむくれながら部屋で遊んでいました。ところがフィンは部屋で予備のコントローラーを見つけた事で大喜びし、画面に向かいます。

しかし予備のコントローラーが電池切れしてしまったため、新しい電池を入れようとしたフィンでしたがうっかり電池を落としてしまい、地下室に転がっていってしまいました。フィンは地下室に行くのが怖かったためアレクシスについてきてもらい、そこで金庫を見て驚きます。この前までは開ける事が出来なかった金庫が開いていたのです。実は泥棒のヒューズが以前侵入した時に開けていたのでした。

フィンは金庫が開いていた事にワクワクし出し、探検気分で部屋を探索すると、金庫の奥にさらに部屋を見つけ出しました。その部屋には多くの絵画やワインセラーが飾られており、フィンを怖がらせようと考えたアレクシスは肖像画の目が動いたと言います。それに驚いたフィンはベッドまで走っていき、布団をかぶって隠れました。そして残ったアレクシスが部屋でワインに触れると、部屋の扉が閉まって閉じ込められてしまいました。

その部屋は防音性になっており、アレクシスがいくら叫んでも外には聞こえません。フィンは姉は出かけてしまったものだと思い、オンラインゲームをする事にします。フィンがネット上で一緒にプレイしているのはサイモンという有名プレイヤーで、1人暮らしをしている大学生でした。フィンがクリスマスでも家に帰らないのかと尋ねると、飛行機代が出せないから家でゲームをするしかないと言います。

フィンはその言葉を聞いて、サイモンは毎年クリスマスを楽しむ事が出来ないという事が悲しくなってきました。一方で、カーティスとキャサリンは吹雪のため道が通行止めとなってしまったため、車の中で待機している状態でした。

フィンがサイモンとゲームをしていると窓の外に影を見たため幽霊だと思い込んで脅えだします。しかし実際は幽霊では無く、シンクレアがひねってしまった右足を庇いながら歩いているだけなのでした。フィンが幽霊を追っ払うために家中の電気をつけていると、地下室から聞こえるアレクシスの声に気付きます。アレクシスを助けようとフィンはホームセンターに行きましたが、1ドルしか持っていなかった為ロープしか買えませんでした。

フィンが急いで家に帰ろうとすると、同じくホームセンターから出てきたシンクレアがジェシカとヒューズと会話しているところを聞いた事で、泥棒が自分の家の絵画を盗もうとしている事を知ります。フィンは急いで家に帰り、アレクシスに相談しますが、泥棒の事を信じてくれません。困ったフィンがサイモンに相談すると、サイモンはゲームの事を聞いているのだと勘違いし、家中にトラップを仕掛ける事を提案してきました。

フィンはすぐに家のあらゆる場所にトラップを仕掛け、泥棒を待ち受けます。アレクシスは退屈なので部屋で本を読んでいると、フィンが絵画泥棒と言っていた事を思いだし、部屋中に飾ってある高価な絵画を狙っているのではと考えるようになり、フィンが嘘を言っていなかったのだと知ります。そして遂にシンクレア率いる泥棒達が家にやってきましたが、フィンの仕掛けたトラップによって次々に悲惨な目に遭います。

フィンが泥棒を追い出すために奮闘していると、サイモンはフィンの家に本当に泥棒がやってきている事に気付き、警察に連絡するために住所を教えてほしいと言いますが、フィンは「個人情報だから」と言って拒否します。サイモンは仕方なくフィンの住所をハッキングし、キャサリンの電話番号を知る事に成功します。サイモンはキャサリンに電話をかけましたが冷静に話を聞いてくれず、子供達を誘拐したと勘違いされてしまいます。

キャサリンがすぐに警察に電話をかけた事でサイモンの家にSWATが突入してきましたが、サイモンのゲームの画面にフィンの家の様子が映っていたため、みんなで見入ります。フィンの家ではヒューズがペンキを飲んでしまったり、シンクレアが階段から落ちるなど、散々な目に遭っている泥棒達が映っています。

泥棒達は家中を走り回るフィンの姿を見つけた事で、このトラップの数々は子供の仕業であったと気付き、フィンを捕まえて車の中に閉じ込めてしまいます。その車はジェシカが見張りをしていましたが、メイソンがその姿に気付いて雪のレンガを投げつけた事で、ジェシカは転んで頭を打って気絶しました。フィンはメイソンにお礼を言って急いで家の中に入り、メイソンはジェシカを中に入れた雪だるまを作りました。

シンクレアとヒューズは秘密の部屋の鍵を明け、絵画のある部屋に辿り着くと、アレクシスが絵画を盾に身を守っていました。シンクレアとヒューズはアレクシスを挟み撃ちにして絵画を奪いますが、アレクシスはその瞬間にフィンに合図をし、フィンがワインを落として扉を閉め、アレクシスもギリギリ脱出した事で部屋の中に泥棒を閉じ込める事に成功します。

そしてフィンの家に警察がやって来たことで泥棒達はあっけ無く逮捕されていき、両親も家に帰って来て子供達の無事を心から喜びました。フィンは両親の言う事を聞いていればこんな事にはなっていなかったと反省します。

それから数日後、バクスター一家はムンクの絵画を美術館へ引き渡し、泥棒にかけられていた懸賞金3万ドルを手に入れていました。キャサリンはサイモンに電話をかけ、お詫びとお礼を兼ねて実家への飛行機代を出してあげる事にします。

そしてクリスマスになり、アレクシスはタブレット、フィンはゲームを貰いました。しかしフィンはテレビゲームから卒業する事を決め、メイソンと一緒に外に遊びに行きました。カーティスとキャサリンは外で遊んでいる成長したフィンの様子を喜びながらビデオカメラで撮影していました。以上がテレビ映画「ホーム・アローン5」の結末までネタバレしたあらすじになります。

テレビ映画「ホーム・アローン5」で、アレクシス・バクスターを演じたキャストはジョデル・フェルランドです。カナダ出身で1994年10月9日生まれの2019年現在24歳で、4歳から子役キャストとして映画やドラマに出演しており2005年公開の映画「ローズ・イン・タイドランド」では主演キャストに初抜擢されていました。その他では2007年公開の映画「噂のアゲメンに恋をした!」のライラ役のキャストとしても知られています。

テレビ映画「ホーム・アローン5」で、シンクレアを演じたキャストはマルコム・マクダウェルです。イギリス出身で1943年6月13日生まれの2019年現在75歳で、「ホーム・アローン5」以外の代表作としては1968年公開で主演キャストとなった映画「If もしも....」があります。また近年では2016年公開の映画「31」にファーザー・マーダー役のキャストとして出演していました。

テレビ映画「ホーム・アローン5」で、ジェシカ役を演じたキャストはデビ・メイザーです。アメリカ合衆国出身で1964年8月13日生まれの2019年現在54歳で、「ホーム・アローン5」以外の代表作に2013年公開の映画「ラヴレース」や、2017年公開の映画「さよなら、僕のマンハッタン」などがあります。またテレビドラマに多く出演している事で知られており、「フレンズ」や「アグリー・ベティ」などの作品があります。

テレビ映画「ホーム・アローン5」の主人公・フィンは、過去のシリーズの主人公達よりも仕掛けたトラップの数が少ないという視聴者による感想・評価があります。しかしテンポよく進むストーリーは高評価となっており、感動的な場面も多いため「泣ける」という感想が多くあります。

テレビ映画「ホーム・アローン5」は過去のシリーズと同じく、留守番中に家に侵入してくる泥棒を撃退するというストーリーですが、毎回主人公の男の子1人だけの留守番だった事に対し、今回は2人だったため新鮮な気持ちで観る事が出来たという感想があり、高評価となっています。また「ホーム・アローン5」はサイモンやメイソンなどの友達も協力してくれるため、賑やかな印象を残すという高評価な感想があります。

テレビ映画「ホーム・アローン5」の吹き替え版には、フィンの友達のメイソン役として声優やタレントとして人気の金田朋子が出演しており、珍しく動物などの生き物では無く人間を演じているという事で「驚いた」という視聴者の感想があり、また自然な演技であったため高評価となっています。ちなみに「ホーム・アローン5」のメイソンは笑顔が可愛いという感想が多くあります。

テレビ映画「ホーム・アローン5」のあらすじを結末までネタバレし、視聴者による感想や評価も紹介してきましたが、過去のシリーズと同様に笑いどころが多く、感動的な場面も盛りだくさんという魅力的な作品に仕上がっている事が分かります。今回のまとめ記事を読んだ後にもう1度、テレビ映画「ホーム・アローン5」を観てみるというのはいかがでしょうか?