真夜中のゆりかごのあらすじまとめ!映画の結末と評価・感想をネタバレ紹介

デンマーク出身の監督が作成した映画「真夜中のゆりかご」は、家族・夫婦・育児など一般家庭でも常に目にする点に潜む狂気に触れた話です。あらすじやネタバレを踏まえた上で真夜中のゆりかごという映画の結末を確認しましょう。また、ここでは実際に作品を視聴した人達の感想や評価もまとめています。日本とは違った育児文化を持つ北欧だからこそ起こった悲劇とも言える本作のテーマを知った上で視聴してみるといいかもしれません。

真夜中のゆりかごのあらすじまとめ!映画の結末と評価・感想をネタバレ紹介のイメージ

目次

  1. 真夜中のゆりかごとは?
  2. 真夜中のゆりかごの映画あらすじをネタバレ
  3. 真夜中のゆりかごの映画結末をネタバレ
  4. 真夜中のゆりかごの登場人物・キャスト
  5. 真夜中のゆりかごに関する感想や評価は?
  6. 真夜中のゆりかごの映画ネタバレまとめ

真夜中のゆりかごとは?

デンマークを舞台にした作品「真夜中のゆりかご」は、一見するととても平和な街を描いている作品です。しかしその中に隠されている「育児」に関する狂気がじわりじわりと見ている人を引き寄せる映画となっています。ここではその「真夜中のゆりかご」をあらすじを通して、結末や視聴した人達の評価・感想なども踏まえてまとめていきます。

真夜中のゆりかごの映画作品情報

真夜中のゆりかごは2014年にデンマークにて作成された映画です。舞台はデンマークの住宅街となっており、主人公は正義感の強い警察官です。この警察官が巻き込まれるのは孤独を抱える母親の狂気です。平穏な街で巻き起こされる悲劇と狂気の先にある結末には何が隠されているのかが見どころとなる部分です。

  • 監督:スザンネ・ビア
  • 原案:アナス・トーマス・イェンセン、スザンネ・ビア
  • アンドレアス(刑事)/ニコライ・コスター=ワルドー
  • シモン(アンドレアスの同僚の刑事)/ウルリッヒ・トムセン
  • アナ(アンドレアスの妻)/マリア・ボネヴィー
  • トリスタン(サネの夫、前科者)/ニコライ・リー・コス
  • サネ(トリスタンの妻)/リッケ・メイ・アンデルセン
  • 2014年・デンマーク映画・102分
  • 配給/ロングライド

真夜中のゆりかごの舞台がデンマークという事もあり、北欧の美しい街並みが十二分に活かせられた作品となっています。その他にも北欧ならではの育児方法や考え方などもしっかりと織り込まれています。そのため、日本人では「あれ?」と感じてしまうような部分や日本ではまだまだ珍しいイクメンの姿なども描かれています。

真夜中のゆりかごの監督

平和な街に潜む狂気を描いた「真夜中のゆりかご」の監督を務めているのはスザンネ・ビアです。デンマーク出身の女性監督で、日本では2002年に公開された「しあわせな孤独」で知られるようになりました。また、2007年には初めての英語作品である「悲しみが乾くまで」がドラマで上映され、その際にはアメリカの人気女優や男優が主役を務めています。

また、スザンネ監督が作る作品は多くが人間の「感情」を表現している事が多いため、今回の真夜中のゆりかごも公開前から評価が高く、期待値が高い事が分かる作品となっています。その他にもこの真夜中のゆりかごは監督がデンマーク出身という事もあり、北欧で行われている育児が日本とは異なるという部分も視聴者が注目しているポイントになります。

真夜中のゆりかごの予告編動画

真夜中のゆりかご予告動画では最初は平和な家族からスタートします。そのため、どのような展開になるのかが騒々しい映画となっています。しかし、予告編に漂う狂気は感じ取ることができるものとなりますので、映画の結末などが気になる予告動画となっています。

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真夜中のゆりかごの映画あらすじをネタバレ

ここでは映画・真夜中のゆりかごについてあらすじやネタバレを織り交ぜながら説明していきます。また、あらすじを知る事で、日本と北欧との文化の違いを実感する事もできます。

あらすじネタバレ:幸せそうな家庭

真夜中のゆりかごでは多くの家族が描かれています。そんな中主人公となるのは最近子供を授かった警察官・アンドレアスです。アンドレアスの息子・アレキサンダーは毎日の夜泣きが酷く、時にはアンドレアスが車を出したり、時には妻であるアナが夜の散歩に出たりして夫婦で子育てを行っていました。

日々の生活に充実しているアンドレアスですが、同僚兼相棒のシモンは飲んだくれの性格が災いしてしまい奥さんが子供と共に出て行ってしまいます。そのせいもあり、夜は飲んだくれたシモンを飲み屋まで迎えに行くという状態が出来上がります。休日などは家族のために育児を手伝うアンドレアスですが、夜に外出する事が多いため妻のアンは育児に関する不安が募っていきます。

あらすじネタバレ:悲劇

育児と仕事に忙しい日々を送っていたアンドレアスは、同僚にして相棒であるシモンと共にとある家に足を踏み入れていました。そこでアンドレアスが見たのは薬物中毒により妻や子供に暴力を振るうトリスタンとその暴力に耐える妻・サネとその息子・ソーフスの姿でした。アンドレアスは息子のアレキサンダーとリンクしてしまい、子供を保護しこのまま暴力が続くのであれば施設へという案をサネに伝えます。

しかしサネは子供と離れたくない一心で、父親であるトリスタンは子供を認知していないから薬物依存の問題は関係ないと伝えてきます。また、夫婦の問題・家族の問題という点からアンドレアスはこれ以上立ち入る事ができません。

あらすじネタバレ:取り替え

そんなある時、アナはアレキサンダーが息をしていない事に気付きます。急な事で取り乱すアナを諭しながら救急に連絡を入れようとしたアンドレアスでしたが、息子と離れる事を嫌がるアナがそれを拒絶します。しかしこのままではいけないと考えたアレキサンダーは、アナに薬を飲ませて無理やり眠らせたのちアレキサンダーの遺体と共にトリスタン夫妻の家へと車を走らせます。

トリスタン夫妻の家についてみると息子のソーフスは浴室に放置されるように寝かされていました。アンドレアスはアレキサンダーの遺体とソーフスを取り替えてその場を後にします。翌日何ともないようにソーフスをアレキサンダーとしてあやすアンドレアスですが、遺体を取り替えたのかとアナに責められます。

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真夜中のゆりかごの映画結末をネタバレ

ストーリーが展開するごとに予想外ともいえる流れになってくる真夜中のゆりかごですが、ここではその結末をネタバレと共にまとめていきます。

結末ネタバレ:遺体

アンドレアスが子供を取り替えたのち、トリスタン夫妻の家では赤ん坊の遺体が発見されます。それを見たトリスタンはまたも刑務所に入れられる事を恐れて虚偽誘拐を企てます。しかし遺体を見た妻のサネは赤ん坊がソーフスではないとトリスタンに伝えます。しかし信じていないトリスタンは赤ん坊の遺体をカバンに入れて森へと捨てに行きます。

遺体を捨てたのちに警察に通報したトリスタンであったが、その際に自宅に訪れたのは赤ん坊を取り替えた張本人にであるアンドレアスだった事もあり、いなくなった遺体についてアンドレアスはトリスタンを問い詰めます。その際にもサネはあの赤ん坊がソーフスではないと訴えます。そんな時にアンドレアスの妻であるアンが自殺してしまいます。その事もあり、相棒であるシモンはアンドレアスに休むように伝えます。

しかし妻を失ってすぐにも関わらず、子供の状態が気になるという理由で休みを取ろうとしないアンドレアスにシモンは違和感を抱きます。そうしているうちにトリスタンが森に遺体を捨てた事を自供します。森の中から赤ん坊の遺体を発見しますが、遺体の検証を行う事でその赤ん坊がソーフスではない事が分かります。また、その死亡原因も「自然死」ではなく揺さぶられ症候群と言われる「虐待死」である事が判明します。

結末ネタバレ:真相

発見された子供の遺体がソーフスではない事がわかり、事件は急展開を迎えます。アンドレアスが行った赤ん坊取り替えも判明し、ソーフスは母親であるサネの元に戻ります。そして死亡してしまったアレキサンダーの死亡原因である揺さぶられ症候群ですが、実は妻・アンが夜泣きをするアレキサンダーをあやすために必要以上にゆりかごを動かしていた事によるものです。

この事からアンドレアスは妻が育児ノイローゼに陥っていた事を知ります。子供の事を大切に思っていたアンドレアスですが、アンがどういった状態になっているのかなどをしっかりと理解しきれていなかった事を知ります。アンドレアスは警察官を辞め、数年後とあるホームセンターで働いていました。そんな時棚の向こう側にサネと大きくなったソーフスの姿を見つけるのでした。

真夜中のゆりかごの登場人物・キャスト

夫婦にあるであろう考え方や心境の違いなどが描かれる真夜中のゆりかごですが、実は登場するキャストも豪華と言われています。ここでは登場するキャスト陣を登場人物の説明と共にまとめていきます。

アンドレアス/ニコライ・コスター=ワルドー

本作の主人公である警察官です。最近子供が生まれた事により、持ち合わせていた正義感も強くなり子供達が平和な街になるように、警察官としての職務を全うしようとします。しかし、自分が持っている正義感では守る事が出来ない子供がいる真実に頭を悩ませます。そんな時に大切な息子を失うという衝撃的な事件が発生し、この状態を利用して守れなかった息子の代わりに子供を守ろうととんでもない行動にでます。

アンドレアスをを演じたのはニコライ・コスター=ワルドーと言うデンマークの俳優です。有名な作品としては「ゲーム・オブ・スローンズ」というテレビドラマのジェイミー・ラニスターを演じています。その他にも「キング・オブ・エジプト」、「ブラッド・スローン」などにも登場するベテラン俳優です。

アナ/マリア・ボネヴィー

アンドレアスの妻で、共に息子であるアレキサンダーを育てようと奮闘した女性です。しかし、子供が出来てから続く夜泣きによる寝不足や相談できる相手が身近にいない状態が長期間続いてしまい、育児ノイローゼとみられる症状が出てきています。そんな最中、息子のアレキサンダーが死亡してしまった事、夫・アンドレアスが引き起こしてしまった事件により、自分で命を絶つという選択を選びます。

アンを演じているのはマリア・ボネヴィーと呼ばれるスウェーデンの女優です。デビューは1996年に公開されている「エルサレム」です。その後、様々な映画に登場している女優となります。大人の女性代表ともいえる美貌の持ち主という事もあり、日本でも洋画好きの間ではファンが多いです。

シモン/ウルリッヒ・トムセン

主人公・アンドレアスの同僚兼相棒のシモンは、仕事中は真面目な男性だが酒を飲むと暴れるなどの問題を抱えています。その事から奥さんは息子を連れて家を出て行ってしまいます。そのせいで夜は酒浸りになってしまいます。しかし相棒であるアンドレアスへの気配りや信頼感はとても強いため、アンドレアスの異変にもいち早く気付く事ができました。

シモンを演じているウルリッヒ・トムはデンマーク出身の俳優です。デンマークを中心に活動している俳優ではありますが、アメリカに在住していた過去もあり、その際にハリウッド資本の映画と言われている「キリング・ミー・ソフトリー」や「キングダム・オブ・ヘブン」にも出演しています。テレビシリーズであれば「THE BLACKLIST/ブラックリスト」にも出演しているベテラン俳優になります。

真夜中のゆりかごに関する感想や評価は?

真夜中のゆりかごは、実際に見た人によっては感想が大きく違ってきます。映画の評価がされている事もありますが、主に男性・女性で価値観や心境の違いがはっきりと描かれている映画でもありますので、納得できる点納得できない点なども映画の評価に繋がっているようです。

SNSではこのように評価と共に感想を書いている人も多くいます。しかし、真夜中のゆりかごを「胸糞悪い結末」と感じる視聴者もいるようで、こういった点を確認すると本当に評価が分かれる作品なのだと実感できます。

また、よい夫婦・悪い夫婦を比例しやすい事も高評価につながったようです。しかし、よい夫婦だからといって必ずしもよい母親であるというわけではないと知る事ができる作品でもあると感想を述べている人も多いです。真夜中のゆりかごはいい人だからこそ思い悩み、不幸につながってしまったのではないのかと考えさせられる映画です。

真夜中のゆりかごの映画ネタバレまとめ

真夜中のゆりかごに関するあらすじ・ネタバレ・結末をまとめてみましたがいかがだったでしょうか。子育てをする夫婦だからこそ生まれるであろう悩みなどがはっきりと描かれています。また、実際に視聴した人達の感想や評価などもそれぞれの感性があり、真夜中のゆりかごを楽しむ事ができる情報となっています。

また、この作品が北欧を舞台で作成されている事もあり、日本とは育児方法が異なっている点が多くあるようです。同じ母親としての立場でこの作品を視聴した人の中には「旦那はこんなイクメンじゃない」という感想も多く見つけられます。しかし、育児ノイローゼとなってしまったアンに関しては納得する女性も多いらしく、高評価に繋がっている部分とも言えます。逆に男性からするとそれを言葉にしてほしいという感想が多いようです。

その他にもどういった理由であれ「子供が死亡する」といったショッキングなストーリーとなっているために、事前にネタバレやあらすじを確認しておくといいという感想も多くありました。確かに事前にあらすじ・ネタバレを知らずに真夜中のゆりかごを見てしまうと人によってはとても心を痛めてしまう結末を迎えます。そのため、そういった感想や評価を参考にする事も大切です。

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