2018年11月11日公開
2018年11月11日更新
モンテ・クリスト伯の視聴率一覧まとめ!9話完結は爆死で打ち切り終了だった?
2018年にフジテレビ系列で放映された連続ドラマ『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』は全体的に視聴率が低調だったにも関わらず、一度はまってしまうと深く引きこまれる視聴者も多かったドラマです。熱狂的なファンの間では、最終回が放映される前後から「モンクリロス」(モンテ・クリスト伯ロス)という言葉が生まれました。視聴率が低かったことと9話で完結したことで爆死し打ち切りだったのではという噂もありますが事実はどうであったのか、また視聴率一覧をご紹介します。
目次
モンテ・クリスト伯の視聴率を調査!
視聴率が爆死したと噂になっているドラマ『モンテ・クリスト伯』ですが、全9回の視聴率一覧は具体的にどうだったのでしょうか。モンテ・クリスト伯のドラマ情報や出演しているキャスト一覧、また物語のあらすじと共に視聴率一覧をご紹介してきます。
モンテ・クリスト伯ドラマ情報
『モンテ・クリスト伯』はディーン・フジオカ初の単独主演になるドラマです。2018年の春ドラマとして毎週木曜日の22:00~22:54と遅めの時間帯に放映され、最終回である第9話だけ2時間スペシャルになっています。NHKの朝ドラ『あさが来た』の五代友厚役でブレイクしたディーン・フジオカが、壮絶な過去を背負った影のある復讐者となったことで話題になりました。
ドラマ『モンテ・クリスト伯』は小説『三銃士』で知られるフランスの文豪アレクサンドル・デュマの小説を原作としています。ドラマ『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』は舞台をヨーロッパから現代日本に移すと共にキャラクターにも多少の改変がありますが、物語の大筋は原作にかなり忠実に考察され作られています。
ドラマ『モンテ・クリスト伯』の主題歌は主役を演じたディーン・フジオカの『Echo』(エコー)で、脚本は映画『LIAR GAME The final stage』やドラマ『僕のやばい妻』を手がけた黒岩勉です。
モンテ・クリスト伯の出演キャスト一覧
視聴率は軒並み爆死していると評される『モンテ・クリスト伯』ですが、熱心なファンの間ではキャスティングが素晴らしく役柄にマッチしている俳優が多いという感想もあります。モンテ・クリスト伯の主要キャスト一覧をご紹介します。
柴門暖/ディーン・フジオカ
ドラマ『モンテ・クリスト伯』の主人公である柴門暖(さいもんだん)を演じたのはディーン・フジオカです。ディーン・フジオカは香港でモデル、台湾で俳優としてデビューし中華圏や東南アジア、また北米ドラマに出演するなどした後日本でも2015年にドラマ『あさが来た』でブレイクしました。『あさが来た』の五代友厚役は五代ロスという言葉を生むほどの人気でした。
ディーン・フジオカは日本語の他に英語・中国語・広東語・インドネシア語を話すことができ、中国武術やキックボクシングが趣味です。妻は中国系のインドネシア人で、3人の子供がいます。芸名のディーンはアメリカ留学の際に呼ばれていた名前で、香港で活動するのにイングリッシュネームが必要だったのでディーン・フジオカと名乗ったという経緯があります。
ファリア真海/田中泯(たなかみん)
柴門暖が無実の罪で入れられた牢獄で出会った老人、ファリア真海(しんかい)を演じたのは田中泯です。田中泯は1945年生まれのダンサー・舞踏家・俳優です。クラシックバレエやアメリカンモダンダンスを学んだ後、独自のダンスを作り上げ追究しています。
映画『犬神の悪霊(たたり)』や『あげまん』などに出演し、『たそがれ清兵衛』(2002年)では日本アカデミー賞最優秀助演男優賞などを受賞しました。そのほか映画『メゾン・ド・ヒミコ』(2005年)『八日目の蝉』(2011年)『47RONIN』(2013年)やドラマ『ハゲタカ』(2007年)『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016年)など多くの作品に出演しています。
土屋慈(しげる)/三浦誠己(まさき)
柴門暖の忠実な秘書、土屋慈を演じたのは三浦誠己です。三浦誠己は1975年生まれの俳優ですが、初めは俳優ではなくお笑いを志しており千原ジュニアと親交があります。妻は女優で脚本家の笹峯愛です。演技力のあるバイプレイヤーとして多くの作品に出演しており、出演作に映画『きょうのできごと a day on the planet』(2003年)や『血と骨』(2004年)『火花』(2017年)などがあります。
江田愛梨/桜井ユキ
柴門暖が復讐する相手の一人である南条幸男のマネージャーであり、幸男に実の両親を殺された江田愛梨を演じたのは桜井ユキです。桜井ユキは1987年生まれの女優で、映画『奇声獣』(2014年)『新宿スワン』(2015年)やドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016年)などに出演する傍ら、『ペール・ギュント』などの舞台にも出演しています。
南条幸男/大倉忠義(ただよし)
柴門暖の幼馴染であり、暖の婚約者のすみれを奪い結婚した俳優の南条幸男を演じたのは大倉忠義です。大倉忠義は1985年生まれの歌手・俳優でありジャニーズ事務所に属するアイドルグループ関ジャニ∞の一員です。映画『100回泣くこと』(2013年)『クローバー』(2014年)やドラマ『必殺仕事人2007』『Dr.DMAT』(2014年)などに出演しています。
南条すみれ/山本美月
柴門暖の元婚約者であり南条幸男と結婚し一児をもうけた料理研究家、目黒すみれ(南条すみれ)を演じたのは山本美月です。山本美月は1991年生まれの女優・モデルで映画『桐島、部活やめるってよ』で映画デビューしました。ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』『地獄先生ぬ~べ~』『臨床犯罪学者・火村英生の推理』や映画『黒執事』『少女』などに出演しています。
神楽清/新井浩文
柴門暖の先輩で『神楽エステート』の社長、神楽清を演じたのは新井浩文です。新井浩文は1979年生まれの日本の俳優です。行定勲監督・宮藤官九郎脚本の映画『GO』で映画デビューし、松田龍平とW主演した映画『青い春』や北野武監督の映画『アウトレイジビヨンド』などに出演しています。強面でアウトローのイメージが強いですがコミカルな役など幅広い役をこなす俳優です。
神楽留美/稲森いずみ
神楽清の妻で、入間公平との間に一児(安藤完治)を生んだ神楽留美を演じたのは稲森いずみです。稲森いずみは1972年生まれの女優でドラマ『上を向いて歩こう』(1994年)で女優デビューしました。代表作は木村拓哉と山口智子主演のドラマ『ロングバケーション』(1996年)や、反町隆史と竹野内豊主演のドラマ『ビーチボーイズ』(1997年)などがあります。
入間公平/高橋克典
警視庁刑事部長で、かつて保身と自分の出世のために暖を故意に誤認逮捕した入間公平を演じたのは高橋克典です。高橋克典は1964年生まれの俳優・歌手です。代表作に『サラリーマン金太郎』シリーズ(1999、2000、2002,2004年)や『特命係長只野仁』などがあります。『特命係長只野仁』シリーズ(2003-2012年)で共演した俳優の梅宮辰夫は母方の親戚になります。妻はモデルの中西ハンナです。
入間貞吉/伊武雅刀
入間公平の父で「TIファンドマネジメント」代表の入間貞吉を演じたのは伊武雅刀です。伊武雅刀は1949年生まれの俳優・声優・歌手であり、声優としてはアニメ『宇宙戦艦ヤマト』シリーズのデスラー総統役や『名探偵コナン』の目黒警部役が有名です。ドラマ『星の金貨』『白い巨塔』や映画『TRICK劇場版』『ゆれる』など多数出演し、声優としてアニメ作品にも多く携わっています。
入間瑛理奈/山口紗弥加
入間公平の後妻で入間家の財産を狙う殺人犯、入間瑛理奈を怪演したのは山口紗弥加です。山口紗弥加は1980年生まれの女優で、アイドル女優として活躍した後芸能界を去ろうとした時期もありましたが舞台女優として奮起し、現在はドラマにも引っ張りだこの名バイプレーヤーです。映画『モスラ』『のだめカンタービレ最終章前篇』や『ラーメン侍』などに出演しています。
入間未蘭(みらん)/岸井ゆきの
入間公平と前妻との娘で、守尾信一郎と恋仲になる大学院生入間未蘭を演じたのは岸井ゆきのです。岸井ゆきのは1992年生まれの女優で、2009年にドラマ『小公女セイラ』でデビューしました。ドラマ『グーグーだって猫である』(2014年)『となりの関くんとるみちゃんの事象』(2015年)やNHK大河ドラマ『真田丸』(2016年)、連続テレビ小説『まんぷく』(2018年)などに出演しています。
出口文矢/尾上寛之
入間公平に気に入られ未蘭と婚約者になったものの、瑛理奈に毒殺されてしまう若手官僚出口文矢を演じたのは尾上寛之です。尾上寛之は1985年生まれの俳優でNHKの連続テレビ小説『ぴあの』(1994年)『カーネーション』(2011年)など多くの作品に出演しています。また映画『パッチギ!』(2005年)『ゆれる』(2006年)『自分の事ばかりで情けなくなるよ』(2013年)などにも出演しています。
守尾英一郎/木下ほうか
暖の恩人で守尾漁業社長の守尾英一郎を演じたのは木下ほうかです。木下ほうかは1964年生まれの俳優で、1980年に映画『ガキ帝国』でデビューしました。一時期は吉本新喜劇に入団したりしていましたが、Vシネマなどを経験した後名バイプレイヤーとして活躍しています。
ドラマ『最高の恋人』(1995年)『うしのろ百太郎』(1997年)や『てるてる家族』他刑事ものなどに多く出演し、『ゴジラvsスペースゴジラ』『岸和田少年愚連隊』(19967年)や『鉄道員(ぽっぽや』(1999年)『ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃』(2001年)など多数の映画にも出演しています。
守尾信一郎/高杉真宙(まひろ)
守尾英一郎の息子で入間未蘭と恋仲になる森尾信一郎を演じたのは高杉真宙です。高杉真宙は1996年生まれの俳優で小学6年生の時にスカウトされ芸能界に入りました。舞台『エブリリトルシング’90』でデビューしています。
『13歳のハローワーク』(2012年)やNHK大河ドラマ『平清盛』(2012年)、『仮面ライダー鎧武/ガイム』(2013-2014年)『臨床犯罪学者火村英生の推理』(2016年)などのテレビドラマや『平成仮面ライダーシリーズ』『散歩する侵略者』『世界でいちばん長い写真』(2018年)などの映画にも出演しています。
安堂完治/葉山奨之(しょうの)
入間公平と神楽留美との間に生まれ、生まれたばかりの時に父公平によって殺されそうになりましたが土屋によって助けられた安堂完治を演じたのは葉山奨之です。葉山奨之は1995年生まれのモデル・俳優で2011年にドラマ『鈴木先生』でデビューしました。
NHK大河ドラマ『八重の桜』(2013年)や『なぞの転校生』(2014年)、NHKの連続テレビ小説『まれ』などに出演しています。また映画『今日、恋をはじめます』(2012年)『流れ星が消えないうちに』(2015年)『恋は雨上がりのように』(2018年)などにも出演しています。
柴門恵/風吹ジュン
柴門暖の母で、暖が陥れられた後孤独の中で死去した柴門恵(めぐみ)を演じたのは風吹ジュンです。風吹ジュンは1952年生まれの女優で、二児の母です。NHK連続テレビ小説『ひまわり』(1996年)『あさが来た』(2015-2016年)や『精霊流し~あなたを忘れない』(2002年)、NHK大河ドラマ『風林火山』(2007年)『八重の桜』(2013年)などのドラマに出演しています。
また『甦る金狼』(1979年)『男はつらいよ寅次郎の青春』(1992年)、『釣りバカ日誌9』(1997年)や『ベロニカは死ぬことにした』(2006年)など多くの映画にも出演しています。近年は優しい母親役が多い女優で、大正製薬の頭痛薬のCMに長年出演していたことでも有名です。
木島義国(よしくに)/嶋田久作
神楽留美の元愛人の衆議院議員、木島義国を演じたのは嶋田久作です。嶋田久作は1955年生まれの俳優で芸名の「嶋田」は本名から、「久作」は小説『ドグラ・マグラ』で知られる幻想文学作家の夢野久作から取ったものです。独特の風貌からクセのある役が多い俳優で、映画『帝都物語』(1988年)の加藤保憲役でデビューし話題になりました。
横溝正史シリーズ『悪霊島』(1991年)や『この愛に生きて』(1994年)、連続テレビ小説『甘辛しゃん)(1997年)『半分、青い。』(2018年)やNHK大河ドラマ『功名が辻』(2006年)『おんな城主直虎』(2017年)などのドラマに出演し、江戸川乱歩の小説を映画した『屋根裏の散歩者』では三上博史と、『D坂の殺人事件』では真田広之と組んで明智小五郎役を演じています。
ショーン・リー/ジョーナカムラ
南条幸男が付き人をしていた人気俳優ショーン・リーを演じたのはジョーナカムラです。ジョーナカムラは1974年生まれの日本人俳優・モデルで香港やシンガポール、台湾などアジア圏で活躍しておりディーン・フジオカと同じ逆輸入俳優と言われています。
日本での出演作はドラマ『スイート10~最後の恋人~』(2008年)や『インディゴの夜』(2010年)などがあり、映画『ハゲタカ』『シン・ゴジラ』他があります。また2017年で福山雅治主演、ジョン・ウー監督の映画『マンハント』にも出演しています。
モンテ・クリスト伯のあらすじを紹介!
モンテ・クリスト伯のキャスト主要一覧を見てきましたが、次にモンテ・クリスト伯のあらすじをご紹介します。ドラマ『モンテ・クリスト伯』はアレクサンドル・デュマの原作にかなり忠実ですが、舞台が現代日本のために様々な改変も見られます。
静岡県浜浦町で船員として働いていた柴門暖は、目黒すみれとの結婚式の最中に誤認逮捕されて投獄されてしまいます。獄中で悲惨な目に遭う暖でしたが、元ラデル共和国の大統領であるファリア真海と出会い、さまざまな知識を授けられて脱獄しファリア真海の莫大な財産を相続します。日本へ帰国した暖はモンテ・クリスト・真海と名を変えて事件の真相を探ります。
自分が陥れられた経緯を知った暖は、復讐を心に誓い南条幸男と神楽清、入間公平に正体を隠したまま近づいて破滅させようと画策します。結果的に自分を裏切ったことになる目黒すみれ(南条すみれ)にも復讐しようとしますが、まだすみれを愛していた暖はすみれが全てを捨てて自分を結婚するという言葉を聞いて復讐を終えます。
モンテ・クリスト伯の視聴率一覧
視聴率が爆死し打ち切りになったと噂されるモンテ・クリスト伯ですが、実際の視聴率がどうだったのかについて、視聴率一覧をご紹介します。物語のネタバレもありますのでご注意ください。
第1話の視聴率:5.1%
『モンテ・クリスト伯』の第一話の視聴率は5.1%と初回から爆死しており、最終回までの視聴率一覧の中でも最低の数字です。一話は主人公暖が幸せで人を疑わない好青年だった頃を描いています。そして暖が嫉妬や欲望、身勝手な自己保身といったどす黒い周りの人間たちの思惑の中でどん底へと落ちていく過程が克明に描写されるのです。暖が酷い目に遭うシーンがむごいことで賛否が分かれました。
第2話の視聴率:5.7%
衝撃の第1話の続きである第2話の視聴率は5.7%と少しだけアップしていますが、やはり爆死していると言えるでしょう。第2話で暖は日本へ帰り着き信一郎に助けられます。暖は牢獄でファリア真海と出会い脱獄したのですが、自分が陥れられたことや現在の状況を知って復讐を誓います。ファリア真海の財産を相続した暖は名を変えて復讐を開始します。
第3話の視聴率:7.1%
第3話の視聴率は明らかに爆死した1、2話に比べるとかなりアップしています。しかし第3話は爆死とまではいきませんが、決して高視聴率とは言えない数字です。第3話は暖が元婚約者のすみれと再会し、復讐相手である神楽に近づきます。また入間公平とも近づき、暖を陥れた3人の男が暖の屋敷に集まることになります。
また第3話では暖の秘書、土屋の秘密も明らかになります。22年前に入間公平と神楽留美の間にできたこどもが暖の屋敷にあるマリア像の下に埋められていたのを、空き巣に入っていた土屋が見つけて助けたという事件があったのです。また南条幸男の過去も少しだけ明かされたり、南条幸男のマネージャー愛梨が実は暖のパートナーであることも描かれます。
第4話の視聴率:6.5%
第4話の視聴率は6.5%と爆死ぎみに戻っています。第4話は暖の復讐相手である神楽清の妻、神楽留美が陥れられます。留美はアパレルブランドを志している若者安堂完治に投資してくれないかと暖に頼みますが、安堂は借金を背負っていました。また入間公平は娘未蘭の結婚を強引に進めています。
過去に関与した殺人事件の件で香港マフィアから追われている南条幸男は神楽のライバル会社のCM出演が決まりますが、神楽は暖を陥れた件を盾にCM出演をやめるよう脅します。また神楽の妻留美は仮想通貨で大損をさせられます。入間公平の娘未蘭は父が決めた結婚を快く思っていないのですが、そんな中守男信一郎(暖が世話になっていた守男英一郎の息子)と出会います。
第5話の視聴率:5.3%
第5話の視聴率は5.3%で『モンテ・クリスト伯』視聴率一覧を見ても、ワースト2位と爆死しています。第5話は純粋に援助したい神楽留美を騙している安堂、未蘭の婚約者出口に入間貞吉殺害を仄めかす暖、信一郎との淡い恋を楽しむ未蘭と様々な人間模様が展開していきます。
すみれを避けていた暖は愛梨の独断によってすみれに会いますが、愛梨にすみれを復讐に巻き込んでも良いか確認されるとすみれは死んだと答えます。入間未蘭の婚約者、出口は入間貞吉の財産を得るために貞吉を殺せと唆されますが、入間瑛理奈によって毒殺されてしまいます。瑛理奈は息子に財産を相続させるためなら何でもするという狂気を持っていました。
第6話の視聴率:6.0%
第6話の視聴率は6.0%と相変わらず爆死しています。第6話はすみれの夫である南条幸男への復讐が具体的に進行します。南条幸男は香港で付き人をしていた人気俳優の家に香港マフィアヴァンパを招き入れていましたが、ばれてしまいます。ライバル会社を蹴落とすために幸男が殺人事件に関与していや証拠が欲しい神楽は、暖の思惑通り暖の家に手下を忍び込ませようとします。
入間未蘭と守屋信一郎はお互い惹かれあいますが、父入間公平に二度と合わないよう言われます。一方暖の家に南条幸男の情報を盗みに入るよう言われた寺門は安堂と共に忍び込みますが、安堂が自分の息子だと知った神楽留美によって邪魔されます。留美を助けるために安堂は寺門を殺し、二人で逃げます。
第7話の視聴率:5.9%
モンテ・クリスト伯第7話の視聴率は5.9%で、視聴率一覧の中でワースト3位と爆死しています。第7話では幸男の家に香港マフィアたちがやってきて、ショーンの事件について知っている人物を探すよう脅します。また寺門の遺体は発見され、15年前に入間公平が関わったラデル共和国に関係がある人物だということがわかります。
入間未蘭は信一郎の父を公平が逮捕したことを告げますが、信一郎は気にしないと答えます。また入間公平は15年前に死んだはずの暖について調べるうちにファリア真海に行き当たります。すみれはモンテ・クリスト・真海が柴門暖だということに始めから気づいていましたが、幸男が暖を陥れたことを知り離婚を決意します。
第8話の視聴率:7.4%
モンテ・クリスト伯第8話の視聴率は7.4%と視聴率一覧を見ると一番高い数字ですが、それでも爆死しています。次回が最終回ということで暖の復讐も終盤に向かっています。南条幸男は愛梨の助けによって一命を取り留め、暖は幸男にとどめを刺しに病院へ行きますがすみれに止められます。また暖は信一郎と未蘭が恋仲であると知ります。
神楽は入間と会い、幸男を自殺へ追い込んだのはモンテ・クリスト・真海であり真海は帰ってきた暖だということを確認し合います。暖の指紋を照合し確信を得た公平は暖を拘束しようとしますが、暖は公平が殺そうとした赤ちゃんが実は安堂完治であると告げます。この秘密と引き換えに暖と公平は取引をします。
留美が金を借りた闇金の取り立て屋は保証人である神楽を捕えます。一方入間瑛理奈の仕込んだ毒によって未蘭は倒れ、信一郎は暖からもらっていた薬を未蘭に飲ませますが病院へ運ばれます。
第9話の視聴率:6.8%
モンテ・クリスト伯第9話(最終話)の視聴率は6.8%で、視聴率一覧を見てみると全体的に爆死しています。入間瑛理奈は未蘭殺人未遂の犯人が自分だと暴露されるのを阻止しようと貞吉を殺しかけますが、公平が帰ってきて未遂に終わります。しかし公平は貞吉によって瑛理奈が犯人だと知ります。
神楽は監禁され、かつての暖が受けたような拷問を受けていました。一方復讐をやめてほしいと頼むすみれに、暖はすみれが全てを捨てて自分と結婚すれば復讐をやめると交換条件を出します。安堂と留美は逃亡していましたが、公平と会い海外へ安堂を逃がす計画に乗ることにします。しかし公平は安堂を殺そうとし、安堂は土屋に助けられます。
公平が自分たちを騙し安堂を殺したと悟った留美は、暖から公平の犯した悪事についての証拠をもらい公平を糾弾します。瑛理奈は公平の隠し子、安堂の存在を知らされて公平を詰りますが公平は瑛理奈が前妻や出口を殺した犯人だと言い返し出ていくよう告げます。しかし留美が明るみにした証拠によって破滅した公平は瑛理奈と逃げようとしますが、既に瑛理奈は毒を飲んだ後でした。
公平は気が触れてしまい、逮捕されます。未蘭は医師と暖の協力の元助かっており、信一郎は真海がかつて慕っていた柴門暖であることを知ります。暖は土屋に暇を出し、幸男・神楽・すみれと過去の幸せな日々を振り返りますがすみれが暖と結婚すると聞いて復讐を終えることを決意し燃える屋敷の中に一人残ります。
幸男と神楽、すみれは助かり公平は医療刑務所へ、火事で焼け死んだと思われている暖は愛梨と共に海辺を歩きます。こうして暖の復讐劇は幕を閉じ、ドラマ『モンテ・クリスト伯』は完結します。
モンテ・クリスト伯は爆死で打ち切り?9話完結の理由に迫る
ドラマ『モンテ・クリスト伯』の視聴率一覧とあらすじをご紹介しましたが、視聴率一覧から計算してみると平均視聴率は6.2%と爆死状態でした。視聴率が爆死したので9話で打ち切りになったという噂は本当なのでしょうか。ドラマ『モンテ・クリスト伯』が9話で終了した理由を見ていきます。
9話完結は打ち切りではない!
ドラマ『モンテ・クリスト伯』は視聴率一覧が爆死したから9話で打ち切りになったのではありません。連ドラは10話~12話完結が多く、『モンテ・クリスト伯』と同時期に放映の春ドラマも10話完結のドラマが殆どでした。モンテ・クリスト伯は9話とはいっても最終回が2時間スペシャルでしたので、実質は10話完結としても差し支えないでしょう。ですので9話で打ち切りという噂は事実ではないのです。
モンテ・クリスト伯は爆死で打ち切りではない理由
『モンテ・クリスト伯』は視聴率一覧の数字が低いために9話で打ち切りだったわけではない、とご説明しましたがその理由は9話が2時間で実質10話だったことだけではありません。『モンテ・クリスト伯』が9話完結であることは、ドラマの公式ページで5月の時点で発表されていました。
ドラマの初回は4月19日放映で、9回完結が発表されたのが5月11日です。つまり第3話が放映された次の日には9話完結のお知らせがあったということになります。ということは視聴率一覧による打ち切りではなく、ドラマ作成当初から決まっていたのでしょう。最終話が2時間あり実質10話完結、そして当初から9話で完結が決まっていたという2点から、打ち切りではなかったと言えます。
モンテ・クリスト伯を見た人の感想は?
原作との見比べが面白い
『モンテ・クリスト伯』が打ち切りで終わったのではないという理由をご紹介しましたが、次に視聴者の方たちはどういった感想を持たれたのか見ていきます。
原作ではすみれと幸男ポジの子供は息子で、その子がまたモンテクリスト伯に復讐する流れが、入間の息子のあの目を見た瞬間にここに受け継がれたのか!!と気付いて震えた どこまでも脚本が細けえ〜〜!!!!!!#モンクリ
— ジウ (@ziu_04) June 14, 2018
『モンテ・クリスト伯』はアレクサンドル・デュマの長編小説が原作ですが、原作との違いや原作をどう現代日本の物語に置き換えるのかを比較して楽しまれる方もおられました。また、ドラマが面白かったので原作も読んでみようかと思われた方もいらっしゃいます。
ドラマのロスが凄い
モンクリが終わってから3か月
— じゃわすずめ (@javasuzume) September 12, 2018
近くでも、喪失感は終わらない
他のドラマを見ても、モンクリ
と比べてしまい、夢中になれず
ため息をつく
韓流のモンテ伯を下敷きにした
連ドラを見たが別物だった
日本のモンクリは、原作を実に
よく現代に移して描かれていて
きわめて完成度の高い作品だと
実感する pic.twitter.com/sGJT11N3Z3
視聴率が低く打ち切りの噂まである『モンテ・クリスト伯』ですが、はまった方は深くはまるドラマだったようです。そのためドラマ完結後もいわゆる「モンクリロス」の状態に陥った視聴者の方の感想が多く見られました。
打ち切りという噂に関する感想
視聴率はそんなに良くないらしいので打ち切りで1話削られたように見えますが、最終回は2時間やるので実際には10話完走と同じだと思うな。打ち切りではなく編成の仕方の問題かと。#モンテクリスト伯#モンクリ
— ちはるz (@CHRZ315) June 3, 2018
やはり視聴率の低さによる打ち切りという噂も多く見られます。しかし打ち切りではなく、ドラマ編成によるものとする考察もありました。モンテ・クリスト伯が放映されていた時間帯にサッカー中継が入ったことを挙げられ、打ち切りではなく番組編成上のことだとおっしゃる方もおられます。
ディーン・フジオカがはまり役だった
…まだ放心状態です。素晴らしかった、本当に。今それだけを噛み締めています。俳優ははまり役を得るとこんなにも光るものなのかと。可愛くて無邪気で一途な暖、美しくて冷たくて苦悩に満ちて空恐ろしい悪魔のような真海…ディーンさんの演技素晴らしかった。そしてチームモンクリ最高でした!!
— ☆yuka☆ (@yukalingo3) June 14, 2018
打ち切りの噂が流れるほど視聴率は伸びませんでしたが、主役柴門暖を演じたディーン・フジオカがはまり役だったという評価もありました。原作は階級社会が色濃く残る19世紀初頭を舞台にしたヨーロッパの小説ですが、ディーン・フジオカの持つ多国籍な空気感やミステリアスな美しさがマッチしていたということです。
ドラマの重さ
モンクリ、余韻というかものすごく気持ちが重い、、ここまで1時間のめり込むドラマは久しぶり #モンテクリスト伯
— ポテ子 (@b_e83_) May 31, 2018
主役である柴門暖が凄惨な拷問を受けたり、テーマが復讐ということもあってドラマの余韻が重いという感想も多く見られます。その重さが嫌だという人もいれば、重さゆえにはまると深く引きこまれるという人もおられます。
視聴率が低いのが不思議
こんなに盛り上がってるのに視聴率低いの、もはや世界7不思議の1つじゃない?w #モンクリ
— _mayyam_ (@IndigoBlueF10) May 31, 2018
面白いのに、打ち切りの噂があるほど視聴率が上がらないのが不思議だという意見も多々ありました。同じ2018年の春ドラマ『おっさんずラブ』も同様の感想がありますが、視聴率とドラマの質が必ずしも比例するとは限らないという意見もあります。
モンテ・クリスト伯の視聴率まとめ
逆輸入俳優ディーン・フジオカの初めての単独主演ドラマ『モンテ・クリスト伯』は、全体的に視聴率が低く爆死したので打ち切りになったという噂があります。しかし実際はそうではなく、9話完結は初めから決まっていたことのようです。
物語の設定からしてかなり浮世離れした復讐劇ですが、その非日常的な世界観とディーン・フジオカの美しさがマッチした秀作『モンテ・クリスト伯』の魅力をあなたも体験してみませんか。