モンテ・クリスト伯のキャストと相関図！ドラマの登場人物や復讐された悪役は？

『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』は2018年4月19日から6月14日まで毎週木曜日フジテレビにて放送された大人気テレビドラマです。多くの登場人物が複雑に絡み合いドラマがより一層盛り上がり視聴者を楽しませていました。今回は『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』の登場人物を演じるキャストを相関図と共にわかりやすくご紹介いたします。是非最後までご覧ください！

『モンテ・クリスト伯』はフランスのアレクサンドル・デュマ・ペールによる小説であり日本では『巌窟王』で知られています。主人公・エドモンド・ダンテスが無実の罪で捕まり長い年月を監獄で過ごすことになります。脱獄後、大金を手にし自分を陥れた者たちに次々復讐していくというストーリーです。

2003年春、柴門暖が乗船する船が遭難してしまうものの無事に生還し、婚約者である目黒すみれと結婚し幸せな日々が訪れるはずでした。しかし、式の最中に無実の罪で逮捕されてしまい異国の地で酷い拷問をされながら投獄生活を強いられていました。2011年に同じく囚人でクーデターによって囚われてしまった元大統領のファリア真海に出会い真実を聞かされることになります。

暖はテロリストに資金援助をしていた入間貞吉の身代わりにされたこと、そして息子の公平によって犯罪者に仕立てられたことを知り、ファリア真海と共に脱獄のためトンネルを掘る協力をします。途中ファリア真海が脱獄することなく老衰で亡くなってしまいますが、2017年に脱獄に成功します。故郷に辿り着くものの何もなく途方に暮れていましたが、寺門類の白状により全ての元凶が幸男と清による嘘の通報であったことを知ります。

ファリア真海の遺産の話を聞いていた暖は全てを奪い取った入間公平、南条幸男、神楽清に復讐を果たすためにシンガポールへ行き投資家・モンテ・クリスト・真海となり彼らに近づき人生を破滅させるために行動を開始します。彼らの家族も周りも盛大に巻き込みながら復讐を繰り広げていきます。次項で最終回のネタバレを紹介します。

『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』の最終話は9話2時間スペシャルで放送されました。真海の復讐計画のせいで入間未蘭が瑛梨奈の手によって毒殺されそうになりますが、真海が守尾信一朗に渡した解毒剤でどうにか一命を取り留めます。真海は過去の出来事を振り返っていたところ、守尾信一朗が訪ねて来ましたが、未蘭のことで憔悴し、彼女が目を覚まさないことを責めます。

責められる中で、いずれ自分は罰を受けることになると告げると信一朗は困惑の表情を浮かべます。ですが恩人の息子であり今まで見守ってきたこともあり信一朗を自分の復讐劇に足を踏み入れてほしくないと願い強引に話を打ち切り、彼を帰らせます。信一朗は「絶対に許さない」と呟くと真海は「許しなど求めていない」と言うのでした。

ICUで治療を受けていた未蘭は無事に息を引き返します。信一朗は真海を批判しますが、未蘭は彼が自分を救ってくれたのだと言います。解毒剤を受け取ったこと、未蘭が病院に搬送されたら被害に遭わないよう面会謝絶にしてほしいことなど全部真海が手配していたのでした。そのことと同時に、自分が会社の負債を背負った際に小切手を渡してくれたのが真海=暖だったと気付きます。

入間公平の妻・瑛理奈が今まで多くの人物を毒殺してきましたが、未蘭に毒を盛った犯人として疑われる可能性があるため、全ての罪を着せるため入間貞吉を殺害しようとしていましたが、そこへ公平が帰宅します。何事もなかったように瑛理奈は接しますが、守尾信一朗に未蘭殺人未遂の犯人がいることを聞き公平は瑛理奈を疑い始めます。公平は瑛理奈を部屋から出るように促すと、貞吉は真海の残していったボードを使って話し始めます。

貞吉は「えりな」と一言公平に告げると、疑念は確信に変わります。その後未蘭のいるICUでうな垂れていると、真海が花を持って訪れます。そこで真海は公平に、昔の愛人の神楽留美との間にできた子ども安堂完治が逃走中であることを知らされます。そんな留美へ公平は電話をし何故安堂を一緒に行動しているのかと聞くと「私達の子どもだから」とはっきりいい、今度は逃亡を助けてほしいと訴えます。

公平が留美と安堂の前に現れると、安堂は困惑しますが公平と留美の間にできた子どもだと知らされることになります。安堂は真海の復讐劇に巻き込まれ母親の留美と肉体関係を持ってしまったことに嫌悪します。しかしそんな簡単に信じることはできないとするものの、公平に車で連れ出されるものの助けるわけはなく、警棒で安堂を殴ると船着き場近くに穴を掘り彼を埋めてしまいます。

しかし安堂にはGPSが取付られており、真海の秘書・土屋が助け出します。その後公平は留美の元に戻り安堂を逃がしたと嘘をつき、入間から預かったブレスレットを渡すと留美は彼が嘘をついていることに一瞬で気付きましたが公平は留美を突き放しその場を後にしました。自宅に戻った公平に瑛理奈は隠し子がいるのかと自分宛に届いたメールを突き付けますが、公平は動揺することもなく遺産が減ることを指摘します。

一連の毒殺事件の犯人が瑛理奈であると分かり、大声でまくし立て息子を置いて家から出て行けと言い捨てます。その後、寺門類殺害の事件で安堂の公開捜査が始まったことを告げると同時に留美が乱入し、安藤が入院していること、公平との子であること、2度も子を殺害しようとしたことを告発しました。公平は慌てて荷物まとめ瑛梨奈と共に逃げようといいますが既に瑛理奈は服毒自殺し、公平は発狂してしまいます。

神楽は身動きが取れないまま長らく監禁され、気が狂いそうなところにモニターの電源が入りニュースが流れだします。そこには神楽エステートの木島議員への収賄疑惑が流れていました。そこへ闇金の天野は手下を連れてやってきて神楽に真海が受けたような拷問を受け、その様子を真海は見つめます。その後ニュースは切り替わり神楽清が焼死体で発見されるという内容の報道が流れます。

自分が死んだことにされていると知った神楽は真海に必死に助けを求めますが、彼は優雅に食事をし、自分の母親も自分自身も空腹で苦しんだこと、神楽自身が実行犯ではないものの、人を駒のように使い罪の意識がないままのうのうと生きていることを許すことはないと告げる真海は席を立ちます。その後、天野と手下が食事を持ってやってきて、それを受取ろうとしますが、天野はパンとスープのセットで1000万だと告げるのでした。

南条夫妻の娘・明日花が幸男の元マネージャーで真海の復讐に加担している愛梨と一緒にいることを知ります。明日花の無事を確認しすみれは安堵し、愛梨と対峙します。ショーン・リーのことなど幸男から聞いたと告げ、暖の居場所を教えてくれるように愛梨に頼みます。その後、愛梨が真海の別荘に戻ると幸男が忍び込んでいました。真海が集めた資料を見て嘲笑います。

一方、真海は母親・恵の墓におり、そこにすみれもやってきます。復讐をやめるようにいうすみれに一つ提案をします。「幸男も明日花もすべて捨てて自分と結婚するように」と返事は明日別荘で聞かせてほしいと告げます。別荘では愛梨の監視下にありながら幸男がワインを飲んだくれていました。真海に会ってどうするつもりなのか聞きながら新しいワインを幸男に差し出します。罠だと知らず口を付けるとそれは薬入りのものでした。

真海が別荘に戻ると、愛梨が幸男を拘束していました。愛梨には土屋に渡してほしいものがあるからと別荘から追い出します。別荘にはすみれ、神楽、幸男の姿があり、床一面に撒かれたガソリンが目に飛び込みます。みんなが見守る中、真海は1本のビデオを流します。自分が幸せだった頃の映像を見ながら、神楽に暖が船長に決まった時の言葉は嘘だったのか？幸男には暖が警察に連れて行かれた時どんな気持ちだったのか尋ねます。

そして、すみれにあの時の返事を聞かせてほしいと言い彼女は迷うことなく真海と結婚することを選びますが涙を流す姿を見て暖は少し悲しくなります。収賄容疑が掛けられ地に落ちた神楽と、人気俳優の華やかな生活を奪われマフィアとのつながりを暴露され社会にもどれなくなった幸男の拘束を解き「計画は全て終わりです」といい、3人を逃し、別荘に1人残り屋敷に火をつけます。

みんなの目の前で燃え盛る別荘を見つめていました。復讐劇後、ワイドショーでは連日モンテ・クリスト・真海の復讐劇を報じていました。そのニュースを見つめる留美の元に安堂が目を覚ましたと一報が入ります。神楽も幸男も取り調べを受けますが、自分の罪は棚に上げ知らぬ存ぜぬを繰り返すばかりです。信一朗は未蘭から公平は医療刑務所に入ったことを聞かされたのでした。

ドラマ『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』は非常に多くの登場人物が絡み合っています。作品は2003年春から物語が始まり、2018年春へと話は変わっていきます。その中で登場人物の立ち位置にも変化があります。ディーン・フジオカさん演じる柴門暖の復讐相手など相関図でわかりやすく見てみましょう！

本作の主人公・柴門暖(さいもんだん)は2003年春、静岡県浜浦町の守尾漁業の船員で目黒すみれの婚約者でした。海難事故に巻き込まれるものの無事に生還し、すみれと結婚式を挙げたものの無実の罪を着せられ異国の地で投獄されてしまいます。その元凶に、入間公平、南条幸男、神楽清がおり、奪ったものを取り戻すため彼の復讐劇が始まります。柴門暖/モンテ・クリスト・真海を演じているのはディーン・フジオカさんです。

ディーン・フジオカさんは2004年香港のクラブで飛び入りでラップを披露していたところスカウトされ香港を中心にモデルとして活躍し始め、2006年には台湾ドラマの創始者に出会いドラマデビューを果たします。その後、俳優の他にインドネシアで音楽活動を開始、クリエイターとしても活動しています。また日本語、英語、中国語、インドネシア語を操るマルチリンガルでもあります。

日本デビューは2013年からで、ルックスや知的な雰囲気から次々と日本ドラマ・映画に出演しています。『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』ではコンフィデンスアワード・ドラマ賞主演男優賞を受賞しています。主な出演作品は『空飛ぶタイヤ』沢田悠太役、連続テレビ小説『あさが来た』五代友厚役、『IQ246～華麗なる事件簿～』賢正役、『今からあなたを脅迫します』千川完二役などがあります。

ファリア真海は暖が監獄で出会った老人で、彼に出会ったことで暖は生きる希望を取り戻し復讐相手を知ることになるきっかけの人物です。元大統領ですが、クーデターにより囚われ20年以上も地下牢で過ごしており脱獄のためトンネルを掘り続けています。暖と協力者となり掘り進めるものの老衰で亡くなってしまいます。暖を信頼していたため遺産に関する情報や様々な知識を与えました。

ファリア真海のキャストは田中泯さんです。俳優活動もしていますが、日本のダンサーとして有名です。クラシックバレエ、モダンダンスを学び1966年から活躍しており、1978年に海外デビュー、その他様々なシーンの振付家として参加しています。俳優は2002年『たそがれ清兵衛』でデビュー、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞します。他の出演作品は『龍馬伝』、『メゾン・ド・ヒミコ』などがあります。

柴門暖の協力者である土屋慈は柴門暖が名前を変えモンテ・クリスト真海として行動する際に雇った秘書で過去は少年院の出入りを繰り返すほどの素行が悪く犯罪に手を染めていました。22年前に入間公平と神楽留美の愛人関係を知り、更に公平により赤ん坊が生き埋めにされたところを目撃してしまいます。救出はしたもののその赤ん坊を電話ボックスに置き去りにしてしまったことをずっと悔やんでいます。

土屋慈のキャストは三浦誠己さんです。当時は吉本興業に所属しコンビを組んでいましたが1997年に解散、2003年より俳優活動に転向します。『火花』が主演映画100本目になったと舞台挨拶で語っており、多くの出演作品があります。主な出演作品は『アウトレイジ』、『冷たい熱帯魚』、『まほろ駅前番外地』、『アウトサイダー』、『グッド・ドクター』などがあります。

柴門暖の協力者の江田愛梨は南条幸男のマネージャーとして妻のすみれからも信頼を得ていますが、裏では幸男に裏切られた恩人のショーン・リーの娘です。両親を目の前で殺害され人身売買されていたところ真海に助け出されます。幸男への復讐のために計画を進め、すべて暴き社会から見捨てられた幸男に自殺を強要するものの首を吊った直後の彼を助けてしまいます。この件で真海に見限られるも、自ら戻り最後まで忠誠を誓います。

江田愛梨のキャストは桜井ユキさんです。活動時期は2011年からでスカウトされ女優デビューします。作品により雰囲気の変わる女優で、徐々に活躍の場を広げています。主な出演作品は『新宿スワン』美咲役、『リアル鬼ごっこ』羽月アキ役、『はなちゃんのみそ汁』井上先生役、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』丸山朋子役、『コンフィデンスマンJP』などに出演しています。

南条幸男は2003年時点では売れない役者であり、すみれに恋心を抱くも暖と結婚することになり嫉妬し神楽清と共に嘘の通報をし暖を陥れてしまいます。後に香港に渡り人気俳優となり、暖がいなくなったすみれを懸命に励まし結婚し一女を儲けます。ですが、過去にマフィアからお金を借りたことが原因となり、恩人のショーン・リーを裏切り死に追いやったことがあります。そのことを真海により明らかにされ殺害容疑で逮捕されます。

南条幸男を演じるのは大倉忠義さんです。関ジャニ∞ではドラムを担当しておりアイドルグループだけでなく俳優としても活動しています。関ジャニ∞としてはドラムに抜擢され猛特訓の末合格し最後のメンバーに選ばれます。2004年に「浪花いろは節」で関ジャニ∞としてCDデビュー、2009年にドラマ『必殺仕事人』に出演、2009年『ROMES』で連続ドラマ初主演、2013年『100回泣くこと』で映画初主演を果たします。

目黒すみれは暖の婚約者であり、彼が逮捕された後も署名運動や面会を試みたりしていました。南条幸男が暖を追い込んだとは知らず、暖がいなくなってから懸命に励まし結婚し娘の明日花を授かります。現在は料理研究家として注目を浴び、美男美女カップルとして世間に知られています。ショーン・リーの死のきっかけを作ったのが幸男だと知っても彼を支えようとしますが、暖に罪を着せたことを知り、幸男に離婚を告げます。

目黒(南条)すみれのキャストは山本美月さんです。2009年「東京スーパーモデルコンテスト」でグランプリを獲得し2017年の卒業まで「CamCam」の専属モデルとなります。2011年から女優活動を開始し、2012年には『桐島、部活やめるってよ』で映画出演を果たします。主な出演作品は『ドクターX～外科医・大門未知子～』、『地獄先生ぬ～べ～』、『黒執事』、『貞子&伽椰子』、『ピーチガール』などがあります。

ショーン・リーは南条幸男が香港で人気俳優になる前に付き人をしていた俳優です。ショーン・リーの妻も日本人であり、幸男も可愛がり恩人でしたが、マフィアに借金をしていたこともありダニー・ウォンを手引きして翡翠を盗みましたが、現場を目撃されてしまい妻と共に殺害されてしまいます。世間には公になっておらず、失踪扱いになっていますが後に真海によって世間に真実が公表されることとなります。

ショーン・リーのキャストはジョーナカムラさんです。主に日本と台湾で活躍しています。19歳に養成所へ入った後に東京に進出し、29歳の時に香港に渡り台湾で脚光浴び活躍し始めます。2009年に兵庫県加古川市の観光大使「加古川観光大使」に任命されます。主な出演作品はNHK『走らんか！』、TBS『スイート10～最後の恋人～』、『ハゲタカ』、『シン・ゴジラ』などがあります。

ダニー・ウォンは香港のマフィアで「ヴァンパ」に所属しています。15年前にショーン夫妻を殺害、あらかじめ幸男から真海の情報を聞いていたものの買収されていた部下に殺められてしまいます。ダニー・ウォンのキャストは葉山ヒロさんです。香港を中心に活動しておりジャッキー・チェン作品の出演が多いです。『香港国際警察』、『プロジェクトBB』、『ルパン三世』などに出演しています。

神楽清は暖の先輩であり船員をしていましたが、どんどん自分を追い越していく暖に嫉妬し幸男と協力して嘘の密告をします。船員を辞めた後は地上げ屋を始め、その後「神楽エステート」を経営しています。結婚をするものの、妻の留美は権力者を繋ぐ物としてしか扱っておらず、後に真海側についた秘書の牛山、留美にも利用されるようになります。最終的には断罪され、贈賄容疑で逮捕されました。

神楽清のキャストは新井浩文さんです。19歳の時に上京し、大楠道代の付き人を経た後、2001年『GO』で映画デビュー、2002年『青い春』で映画初出演を果たします。2015年『百円の恋』で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞します。また、「週刊少年ジャンプ」作品との縁もあり『バクマン。』、『銀魂』などに出演しています。主な出演作品は『アウトレイジ ビヨンド』、『モテキ』、『真田丸』などがあります。

神楽留美は神楽清の妻ですが、かつては入間公平の愛人であり授かった子供が死産してしまったと思いこんでいましたが、真海の復讐に巻き込まれた安堂完治が息子だと知り彼を守るため夫を利用するようになります。安堂が寺門殺しで追われている時に、公平に逃亡の手伝いを頼みますが安堂は邪魔にされ殺害されるも土屋によって助けられ一命を取り留めたことを知り、マスコミの前で公平の過去のこと息子殺しのことを告発しました。

神楽留美のキャストは稲森いずみさんです。1989年にモデルデビュー、1994年に連続ドラマ『上を向いて歩こう！』で女優デビューを果たします。『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』に出演し、25年連続"連続ドラマ出演"を記録しています。主な出演作品は『ロングバケーション』、『ハッピーマニア』、『年下の男』、大河ドラマ『義経』、『戦う！書店ガール』などに出演しています。

牛山直紀を演じるのは久保田悠来さんです。神楽清の秘書で最終的には真海側に付き留美を手助けします。久保田悠来さんは2002年に原宿でスカウトされモデルデビュー、2007年から俳優活動を開始します。4年間演じた『戦国BASARA』伊達政宗役を卒業し、映像作品をメインに活動を始めます。主な出演作品は『仮面ライダー鎧武』、『新宿スワン』、『トモダチゲーム』などがあります。

入間公平は2003年時点では警視庁公安部外事第3課参事官の役職でしたが、父親が摘発対象になった際に暖を身代わりにし、警視庁刑事部長へと出世します。亡き前妻との娘・未蘭を自分の権力保持のための駒にしようとしています。真海の正体を突き止めたものの、安藤が殺したはずの息子だと知ると動揺し、一連の毒殺の犯人が後妻だと知り離婚を切り出しますが、目の前で服毒自殺され発狂してしまいます。

入間公平のキャストは高橋克典さんです。1980年から活動を始め、1993年に歌手デビュー、『サラリーマン金太郎』や『特命係長 只野仁』などの大ヒットシリーズの主演を務めています。2015年には「白川村ふるさと観光大使」に就任しています。主な出演作品は『金曜日の恋人たちへ』、『課長島耕作』シリーズ、『アウトレイジ ビヨンド』に出演し、深夜テレビアニメ『深夜！天才バカボン』では本人役で登場しています。

入間貞吉は金融ファンド・ITファンドマネジメントの代表であり、公平の父親です。過去にテロリスト集団に活動資金を提供していましたが暖が身代わりになったため難を逃れます。現在は一度脳梗塞で倒れてから公平一家に介護され視線でコミュニケーションを取っています。前妻との娘の未蘭を溺愛しており、彼女を守るために遺産を書き換えたりしていますが、その気持ちを瑛理奈に利用されてしまいます。

入間貞吉のキャストは伊武雅刀さんです。1967年ドラマ『高校生時代』で俳優デビュー、その後ラジオ出演やCMの出演もし、更に『宇宙戦艦ヤマト』のデスラー総統役などを演じ声優としても活動していました。実写化作品では『名探偵コナン』の目黒警部役や『こちら亀有公園前派出所』の大原部長役といったキャラクターも演じています。主な出演作品は『白い巨塔』、『Mの悲劇』、『ミュージアム』など数多くの作品があります。

入間瑛理奈は入間公平の後妻ですが、前妻を死に追いやった張本人です。未蘭の家庭教師であり財産目当てで結婚し、すべてを手に入れようとする悪女です。脳梗塞で倒れた貞吉だ喋れないのをいいことに未蘭の殺害計画を語るなど狂気的な一面を見せます。婚約者である出口文矢を殺害した後、未蘭や信一朗も毒殺しようしますが、真海に阻止され、公平に知られた後は目の前で服毒自殺をしました。

入間瑛理奈のキャストは山口紗弥加さんです。1994年『どん兵衛』で女優としてCMデビュー、同年『若者ののすべて』でドラマデビューを果たします。また『笑っていいとも!』などのバラエティー番組にも進出し女優だけでなく幅広く活躍していきます。現在では名脇役として多くの作品に欠かせない存在となっています。2018年『ブラックスキャンダル』でドラマ初主演を務めています。

入間未蘭(みらん)は入間公平の今は亡き前妻との間に生まれた娘です。大学院で海洋生物学の研究をしていますが父親の公平には政略結婚で出口と婚約するように言われるも、偶然出会った守尾信一朗に次第に惹かれていきます。瑛梨奈の計画で毒殺されそうになるも真海の解毒剤で事なきを得ます。また公平と瑛梨奈の息子で幼稚園児の瑛人(えいと)には毛嫌いされています。

入間未蘭を演じるキャストは岸井ゆきのさんです。2009年TBSドラマ『小公女セイラ』で女優デビュー、2011年『ランウェイ☆ビート』で映画デビューを果たします。2016年には大河ドラマ『真田丸』に出演、2018年連続テレビ小説『まんぷく』で朝ドラ初出演を果たします。他の出演作品は『悪の教典』、『銀の匙Silver Spooon』、『おじいちゃん、死んじゃったって。』などの出演作があります。

出口文矢は外務省の若手エリートで入間未蘭の婚約者です。真海の計画に乗せられ貞吉の遺産を相続するため殺害をしようとしますが、瑛梨奈に毒殺された挙句、公平には心不全として処理されます。出口を演じたのは尾上寛之さんです。1993年からCM・映画などに多数出演し、翌年には連続テレビ小説『ぴあの』でレギュラーデビューします。主な出演作品は『ひよっこ』、『ROOKIES』、『西郷どん』などがあります。

守尾英一朗は守尾漁業の社長で暖をとても慕っていました。逮捕された後も無実を信じていましたが体を壊し他界してしまいます。守尾英一朗を演じているのは木下ほうかさんです。俳優当初はVシネマを中心に俳優として出演していましたが、バラエティ番組の出演も増え広く知れ渡ります。主な出演作品は『下町ロケット』、『空飛ぶタイヤ』、『痛快TVスカッとジャパン』のイヤミ課長シリーズなどがあります。

守尾信一朗は守尾英一朗の息子で、父が倒れてからは代わりに社員を守りつつ会社経営を頑張っていましたが、軌道に乗ることができず1憶円の負債を抱え倒産してしまいます。借金返済に追われていましたが、暖が英一朗に世話になっていたことから恩返しとして1億円の小切手をこっそりと手渡し返済することができました。その後、富永水産で働き、入間未蘭と運命の出会いを果たし惹かれ合っていきます。

守尾信一朗を演じているのは高杉真宙(まひろ)さんです。スカウトされ、2009年に舞台『エブリリトルシング』で役者デビュー、2010年『半次郎』で映画初出演、2012年『カルテット!』で初主演を果たします。『ぼくとリンちゃん』でヨコハマ映画祭新人賞を受賞します。主な出演作品は『仮面ライダー鎧武/ガイム』、『ReLIFE』、『虹色デイズ』、『ギャングース』などがあります。

安堂完治は入間公平と神楽留美との不義の子であり1度殺されかけています。生き延びるものの真海により復讐劇に巻き込まれてしまいます。安堂を演じているのは葉山奨之さんです。2011年ドラマ『鈴木先生』で俳優デビューし、モデルとしても活躍しています。主な出演作品は『青空エール』、『逃げるは恥だが役に立つ』、『恋は雨上がりのように』、連続テレビ小説『まれ』などがあります。

寺門類は南条幸男と神楽清の先輩にあたり、暖が逮捕された後も落ちぶれた生活をしており暖が脱獄した後尋問され、幸男と清の犯行であると告白しました。幸男のスキャンダルを入手するように真海に頼まれるものの、留美に鉢合わせしてしまい暴行したため安堂に刺されてしまいます。その後、安藤と留美によって埋められ命を落としてしまいます。

寺門類を演じているのは渋川清彦さんです。19歳ごろにKEEという芸名で「MEN'S NON-NO」などでモデルとして活躍します。1998年に『ポルノスター』で映画出演し俳優デビューします。2013年には『そして泥船はゆく』で愛が初主演を飾ります。その他の出演作品は『最終兵器彼女』、『ジョーカー・ゲーム』、『テラフォーマーズ』、『刑事ゆがみ』などに出演しています。

柴門恵は暖の母親で逮捕されてから周りから冷ややかな目で見られるようになってしまいます。すみれの身を案じ彼女を家から遠ざけ、最後には孤独死してしまいます。死後は神楽清に土地を奪われてしまいます。恵を演じているのは風吹ジュンさんです。1973年から活動しており、1991年『無能の人』で日本アカデミー賞他様々な賞で助演女優賞を受賞します。テレビ、CM、映画と数多くの作品に出演しています。

ドラマ『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』を見た後に、原作を読んだという声をちらほら見受けられました。人間同士の闇の部分が垣間見れ、絡みに絡んだ復讐劇に思わず魅入ってしまった方が多かったようです。ですが、ラストについてあの後真海はどうなったのか？本当に死んでしまったのか？それとも顔に大やけどを負った幸男に助けられたのか？は謎のままでスッキリしないという方もいらっしゃいました。

『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』の登場人物・キャスト・相関図・ネタバレについて紹介しましたがいかがでしたでしょうか？ディーン・フジオカさんたちが演じる柴門暖の復讐劇にハマっていった視聴者も多いのではないでしょうか。「まだ見たことない！」という方はこの機会に是非ご覧ください。