【世にも奇妙な物語】ファナモは次世代排泄物？あらすじやラストの結末をネタバレ

「ファナモ」とは「世にも奇妙な物語2014秋の特別編」に収録されている1編です。主演は戸田恵梨香、相手役に平山浩行になります。「次世代排泄物ファナモ」の簡単なあらすじは、ファナモが普及した未来の話、恋人同士の温子と拓也の結婚を父親に反対されています。その原因は彼氏である拓也が「ファナモ」に移行している事でした。これだけで既にファナモが気になり、頭から離れなくなると言われている物語です。

「世にも奇妙な物語」とはフジテレビで放送されているオムニバス形式のドラマです。1990年より放送されておりストーリーテラーはタモリが務めています。放送開始から数年間は連続テレビドラマでしたが、レギュラー放送が終了した後、不定期で特別編として放送しており、今も続くドラマシリーズとなっています。SMAP、テレビアニメ、映画監督などとのコラボシリーズや、実際に映画化などもされている人気シリーズです。

現在の「世にも奇妙な物語」は春と秋の特別編として年間通して2回の放送が通例となっています。連続ドラマなどの番組改編期である谷間の時期に放送しています。春の特別編は、4月頃。秋の特別編は10月頃に放送される事が多くみられます。近年では、ラップを取り入れたり、You Tuberとのコラボや「ががばば」など、流行を巧みに使うなど、新作が放送前からとても話題になることが多い長寿番組です。

「ファナモ」とは、次世代排泄物です。ウ○コに代わる、未来の排泄物なのです。見た目は黒い棒状の物で、無機質となっています。清潔でカジュアルに簡単に排泄できるとても便利な物なのです。ファナモに移行した人はファナモイトと呼ばれ、お尻の横にファスナーがつけられた専用のボトムスが用意され、そこからファナモを取り出す事が出来るようになっています。

ファナモは排泄物と言っても、とても清潔で楽なものとなっており、概念も排泄物というものでは無いと言います。出すとかそういうものでもなく、無臭のためファナモをした後は手で持ったり弄ったりしています。さらには、昼食の最中でもファナモしたりと排泄物とは言うものの、汚いとかそう言ったものでは無いようです。

ドラマではハッキリと何年という明記がされている訳ではありませんが、原作では2025年となっている為、同様の時代設定で語られていると言われています。次世代排泄物が普及した近未来と、漠然とした先の話として大まかに捉えておくのがいいと言えるでしょう。

ここからは、「次世代排泄物ファナモ」のあらすじを結末までのネタバレ解説になります。ファナモとは何なのか。その問いに答えるべく、次世代排泄物ファナモについてのネタバレが多いに含まれていますのでご了承ください。

NO MORE FANAMO！ノーモアファナモ！との掛け声により、街ではデモ行進が行われていました。それはファナモに対する非ファナモイトによるファナモ廃止に向けたものでした。その近くのカフェでは1組のカップルがお茶をしています。男性は拓也、女性は温子、話をしていると男性がお尻のチャックを開けて黒い棒状のものを取り出していました。それがファナモです。それはウ○コに代わる次世代排泄物なのです。

拓也と温子は結婚を考えているカップルです。しかし、温子の父親と拓也は、言い争いをしてしまうなど分かり合えないでいました。それは拓也がファナモイトであり、ファナモに反対をしている父親と相容れない状態なのでした。今、社会はファナモにより大きな転機を迎えており、ファナモにしてない人々、非ファナモイトがどんどん迫害を受けている事実があるのです。その証拠に欧米では、ファナモの普及率は40%を超えています。

その晩拓也の部屋で過ごす温子。久しぶりに拓也の部屋に来た温子はくつろいでいます。そして話は温子の父親に認められていない拓也の話になり、結婚へと話題が及びます。そして拓也が温子以外に考えられない。愛してるよ。世界中の誰よりも。と、言いながら手はお尻に伸び、結婚してくれないかの言葉と同時に、ファナモを取り出すのでした。嬉しいはずのプロポーズなのに温子の顔は曇っています。

温子は言います。何でそんな大事な事をファナモしながら言うの？と。大事な事をファナモしながら言うのはおかしいんじゃないの？と拓也に問い詰めます。拓也は、ファナモはそう言うんじゃない、出すとか出さないとかそう言うものじゃない。と、お互いの認識の違いからすれ違ってしまいます。呆れてトイレに行く温子でした。

しかし拓也はファナモに変えたことによって、トイレの必要性が無いためにアートスペースになっています。ファナモに変える事によって、社会の影響も多大なものになると拓也は温子に説きます。ファナモの普及率によりトイレはなくなり、上下水道のインフラも調整が必要で、介護にも影響し社会貢献に繋がるのだと拓也は力説するのでした。温子もそれは理解しているものの、それを聞いても尚納得は出来ないようでした。

しかし温子もファナモに変えていない事により、会社で迫害に近い惨めな思いを経験していたのでした。それは、ファナモにしていない同僚が痴漢の犯人にされ、非ファナモイトだから迫害された可能性があるなどと会社の同僚が話しており、未だファナモに移行していない温子は肩身の狭い思いをしていました。

そして拓也は温子に向かって言います。ファナモに変えてくれ、と切り出したのです。ファナモに変えて結婚しよう、とプロポーズをしたのです。ファナモに変えてくれないと一緒に住めないと、拓也は温子にお願いをするのでした。しかし温子は、分からない、何かが変わってしまいそうで踏み出せないでいました。そんな状態の温子にため息をして部屋に戻る拓也でした。

ここからは「次世代排泄物ファナモ」のラストの展開、結末のあらすじネタバレになります。頑なに次世代排泄物のファナモに抵抗を抱いていた温子は、どう言う決断を下したのでしょうか？それでは、ラストの結末をご覧下さい。

拓也の部屋の外の公衆トイレに行く温子。そのトイレでも張り紙がしてありました。近日中に取り壊される予定とのこと。ファナモに変えないとドンドン住みにくくなる世の中なのです。そして次の場面では、クリニックにいる温子。ファナモにする決意がついたのです。ファナモ移行手術を受けるべく、面接を受ける温子でした。

温子は、不安で辺りをキョロキョロし落ち着かない様子です。その状態を見て医師が「不安だと思いますがファナモ移行手術は数分で終わるもので大丈夫ですよ」と言うのでした。更にはファナモ移行手術は100%失敗のない簡単な物だと医師は続けます。そしてセット料金の説明を受け、あるオプションを付けて温子はファナモ移行手術を受けたのでした。

目が覚めると、目の前に医師がいます。もう手術は終わったと、呆気なく不思議な表情をする温子でしたが次の瞬間です。お?!と、お尻付近に手をやるとファナモを取り出したのです。ファーストファナモを取り出す温子でした。医師からは「いいファナモだ」と褒められています。

そして温子がファナモに変えた事で滞りなく拓也との結婚をします。ヴァージンロードを歩く2人はとても幸せそうでした。ホテルの部屋にて2人で過ごしています。温子は今まで何で頑なにファナモに変えなかったのか、不思議がっていました。楽で清潔で、世界が変わったかもと拓也に謝るのでした。ファナモに変えない事で愚かだったねと、2人で幸せの時を過ごすのでした。

そして、2人はイチャイチャして行為に及ぼうとしたその時です。拓也が脱がした瞬間、何これ？と不思議がるのでした。温子はファナモだけではなく、マギナスに変える手術も同時に受けていたのです。マギナスに変えた人と行為を行うにはファニスに変えないといけないらしく、温子は拓也に言うのです。「ファニスに変えてね、それより全清潔だし、ファニーよ」と、言われた拓也は不思議な顔で温子のあそこを眺めるのでした。

ラストの結末は無事に手術をして結婚できた2人でしたが、温子と拓也を演じた2人の登場人物を紐解いていきましょう。更には、基本的にはこの2人の物語を中心に描かれている「次世代排泄物ファナモ」の他のキャストにも注目していきます。

最初はファナモ移行手術を受ける事を渋っていた温子。ラストはまさか、ファナモだけではなくマギナスにも移行する手術を受けていたと言う衝撃の結末を送りました。そもそもマギナスって何？と言う方のために一応書いておきますがマギナス＝次世代の女性器です。同様にファニスは次世代の男性器となります。温子曰くファニーという事らしいです。マギナス移行手術もセットで行なっていた、という事が物語の結末でした。

そんな温子を演じたのは、戸田恵梨香です。88年生まれの30歳です。戸田恵梨香の女優としての代表作は、2007年のドラマ、ライアーゲームや、TBSドラマのSPECで主人公当麻役がとても有名です。映画初出演となるのは、デスノートの弥海砂役でした。その他でも多くの国内ドラマや映画に出演している人気女優の1人です。

温子の恋人役の拓也は、最初からファナモに手術済みのファナモイトでした。清潔であり何処か完璧主義なところを匂わせている様なキャラクターでした。しかし、ラストでは温子の移行手術が想像を超えていた様で面食らっていたのが印象的な結末となっていました。

ラストに意表を突かれてしまった拓也を演じたのは、平山浩行。77年生まれの41歳で、俳優デビューは2003年となります。作品を彩る脇役などを演じる事がとても多い俳優です。その為出演作の本数も非常に多いのが特徴です。

「次世代排泄物ファナモ」では少ししか出演時間は無かったものの、温子のファナモ移行手術を行った医師役を務めたのは平田満でした。温子のファーストファナモをいいファナモだと言ったセリフが印象的で、少ない出番ながらもおもわず笑ってしまう場面での登場でした。

そんな、医師を演じた平田滿は、82年の深作欣二監督の「蒲田行進曲」に出演した事でブレイクを果たした俳優です。それ以降は様々作品に出演しており、今でも変わらずに活躍をしているベテラン俳優です。冴えないお父さん役として目立たずに溶け込む演技や、サラリーマンが主人公の場合はだいたい上司役などで、その姿を見ることが出来ます。

温子の先輩もしくは同僚OLの役として出演していた橋本真実。チョイ役ではありましたが、既に手術済みのファナモイトとして、ファナモする姿が印象的なシーンとして存在感を出していました。

ここでは「次世代排泄物ファナモ」の原作について解説していきます。ドラマとの相違点や、収録してある原作本など作者についても解明します。

「次世代排泄物ファナモ」の原作は小説になります。「恋愛の解体と北区の滅亡」という本に収録さている短編になります。世にも奇妙な物語のファナモが話題になったことで、原作本も再び注目されました。原作本のメインの話は表題タイトルにもなっている「恋愛の解体と北区の滅亡」という話です。この話もSF要素満載なのでSF好きの方は是非手にとってみてはどうでしょうか?

次世代排泄物「ファナモ」の原作者は前田司郎という作家です。77年生まれで年齢は41歳です。小説家としてだけでなく、多くのメディア作品で脚本などを担当しており近年では映画監督にも挑戦されています。世にも奇妙な物語のファナモでは原作だけではなく、脚本と監督も担当しているのは納得と言えるでしょう。本人曰く、重厚な社会派ドラマになった、とのことです。

「ファナモ」はドラマと原作との相違点はあるのでしょうか?原作との比較をしていきます。しかし原作者の前田司郎のツイートにより全てが判明しております。設定のみが原作と同じであり、ドラマの内容は全く違うと原作者のツイートです。タイトルも原作では、「ウンコに代わる次世代排泄物ファナモ」となっており世にも奇妙な物語のものとは違うようです。

「ファナモ」の原作は「ウンコに代わる次世代排泄物ファナモ」というタイトルです。現在は「私たちは塩を減らそう」という文庫にも「ウンコに代わる次世代排泄物ファナモ」が収録されていますので、興味のある方は是非、チャックしてみて下さい。では簡単なあらすじです。結末などラストのネタバレはしないので、ご安心ください。

次世代排泄物ファナモに変える前のタクヤの話。デート中にトイレを我慢する話がメインとなるようです。ウ○コをファナモに変えて、ますますおしゃれになったとの文章で始まるシュールなお話です。気になった方は「私たちは塩を減らそう」という文庫を探してみて下さい。初版の「恋愛の解体と北区の滅亡」という本は現在、絶版となり高値がついているとの事です。

ファナモは放送前の簡単なあらすじが発表になった時点で、斬新な設定などにより話題に上がった作品になります。不可解な結末を迎えるラストの展開など、放送後にはツイッターのトレンド入りを果たすなど、とても話題に上がったファナモ。そんな話題に上がったファナモの、ツイッターでの評価など感想を見ていきましょう。

この方は、1番の衝撃作にファナモを挙げています。あらすじや結末、どれを取っても明後日の方向に飛んでいき、まさかのラストを迎える展開に衝撃となるのも頷ける内容です。

これがいわゆるツイッターにおける、ファナモ現象と呼べるものです。黒い棒状の物をファナモと呼ぶツイートです。丁寧に検索結果の画像まで挙げており、ファナモについて詳しく画像付きでツイートされています。結末に向かう、ファーストファナモのシーンが象徴的なシーンの画像が写っています。

この方も、ファナモを手に持ちツイートされています。無機質で黒い棒状でとてもファナモに近い物と言えるでしょう。この方もファナモ現象を行なっているツイートです。更にはファナモに変えたとツイートされており、移行手術を受けた事を匂わせています。

こちらの方も、ファナモ現象です。ファナモとは、とてもカジュアルなもので出すとか出さないとかそういうものではありません。次世代排泄物それがファナモです。決してウ○チとかそういうものではございません。という大きな意味が含まれている事を暗に感じさせています。

この人の状態は、もはやファナモイト呼べるものかもしれません。月1位でファナモを愛おしく感じているとの事です。もし本当にファナモが実現したら移行してしまう勢いを感じさせます。温子のラストと同様の展開を迎える決意を感じさせるツイートです。

ファナモ現象その2と呼べるツイートを発見しました。ドラマと同様に黒い棒状のものをあげるのではなく、いわゆる、トイレに行く排泄行為そのものをファナモに例える事、これもファナモ現象と呼べるものです。

このツイートも言葉でのファナモ現象を表しています。シュールなファナモの世界観は一度見たら中々頭から離れないようです。排泄＝ファナモと言ってしまうのは、観た方共通の現象と裏付けているツイートになります。

この方のツイートは、ファナモの戸田恵梨香の魅力に注目しています。主演である戸田恵梨香の表情が豊かな演技にお得感を感じているようです。少ない短編ドラマの中でも戸田恵梨香の魅力が詰まっていると、ファンの間では評判のドラマとも言われています。

この方のツイートはとても印象的なものとなっています。もしファナモのある世界が現実だったらと言う設定をイラストで表現されています。とてもわかりやすいイラストで、ドラマのファナモの描写を独自の観点で再現されています。

以上、様々なファナモに関するツイートを、特集してきました。単純にファナモの感想だけではなく、自分のファナモを披露するツイート、更には普段から言葉で使ってしまうなどあらゆるファナモ現象が見て取れ、放送当時にトレンド入りした事が理解できる内容でした。

ここまで、「ファナモ」のあらすじ、ラストの結末までのネタバレなどをまとめてきました。登場人物や原作にも注目し、ファナモについて徹底解明をしました。原作とドラマでは、あらすじやラストの結末などが大きく違う内容だということが判明しました。これを気に原作本にも手を伸ばしてみてはいかがでしょう。もしこの世界が現実となったら、あなたはファナモに移行しますか？