世にも奇妙な物語2018春の特別編のあらすじをネタバレ！キャストや感想は？

タモリがストーリーテラーを務め、現在でも根強い人気を誇るフジテレビ制作の「世にも奇妙な物語」。豪華キャストで制作され、ちょっぴり怖い話や泣けるオムニバスドラマとしても有名です。

本記事は、2018年5月12日に放映された「世にも奇妙な物語2018春の特別編」のネタバレ込みのあらすじやキャストのご紹介の他、視聴者の感想などをまとめた記事になります。果たして今回はどのようなテーマのストーリーで、視聴者はどのような感想を抱いたのでしょうか？ネタバレ込みの内容になりますので、ご注意ください。

「世にも奇妙な物語」はフジテレビ系列で1990年4月19日から放送されているオムニバスドラマ作品です。レギュラー放映としては、第1シリーズ・全39話が1990年4月19日 から1990年9月20日に放映、その後第2シリーズ・全117話が1991年1月10日から1991年12月19日、第3シリーズ・全51話が1992年4月16日から1992年9月17日に放映されました。

現在は、春・秋の番組改編期に特別番組として放映されており、現在で28周年を誇る人気作品となっております。今回も2018年春の特別番組として、5月12日に「世にも奇妙な物語2018春の特別編」が放映されました。

「世にも奇妙な物語」はオムニバスドラマ作品なので、毎回ストーリーやキャストが異なります。そんな作品の中で唯一変わらないキャストがタモリです。彼はストーリーテラーとして、最初のオープニングやドラマの導入部分、最後のエンディングなどに登場し、話の概要を話す語り部として活躍します。語り部の他に、世の中のごく一般的な普通の人間たち（各物語の主人公たち）を奇妙で摩訶不思議な世界に誘う案内人でもあります。

彼によって奇妙な世界に招かれた人間たちは、「世にも奇妙な物語2018春の特別編」が放映された時点ですでに500人を越えています。彼の正体については未だかつて明かされたことがなく、黒猫やカラス、蝶などに変身できることが確認されています。もちろん「世にも奇妙な物語2018春の特別編」でもストーリーテラーとして登場しています。

それではまず初めに「世にも奇妙な物語2018春の特別編」に登場したキャストについてご紹介します。毎度豪華キャストで話題となる「世にも奇妙な物語」ですが、「世にも奇妙な物語2018春の特別編」では一体どんなキャストが起用されたのでしょうか？こちらも少しネタバレを含む紹介内容になりますのでご注意ください。

「世にも奇妙な物語2018春の特別編」の第1話「フォロワー」にて主人公・藤田小春役を演じたのは白石麻衣です。千葉に住む冴えないOLですが、自分を偽り、SNS上では麻布に住むセレブOL「港区OL_ハル」としてtwitterにキラキラな生活を投稿する日々を送っている女性です。「ミミ子@ど田舎」という自分のことを慕うフォロワーの出現によって様々な出来事巻き込まれていきます。

「世にも奇妙な物語2018春の特別編」で初の主役を演じた白石麻衣は、アイドルグループ「乃木坂46」に所属しているアイドルです。「乃木坂46」の不動のエースとしてグループを牽引しており、男性ファンはもちろん女性誌のモデルも務めていることから女性ファンも数多くいます。

「世にも奇妙な物語2018春の特別編」の「フォロワー」の主人公・小春の友人であるサキ役を演じたのは都丸紗也華です。1996年9月26日生まれの22歳で、グラビアアイドルとして活躍しています。また「ゴッドタン」や「所さんの目がテン！」などのバラエティー番組の他、「人狼ゲーム ロストエデン」などのテレビドラマや、アーティストのPVなどに出演しています。

「世にも奇妙な物語2018春の特別編」の「フォロワー」の主人公・小春を追い詰めていくミミ子の声優を務めたのが竹達彩奈です。ミミ子は実際の人間としての出演はなく声のみの出演となっています。

竹達彩奈は1989年6月23日生まれの29歳で、現在大人気の女性声優です。「けいおん！」の中野梓役で大ブレイクし、代表作には「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の高坂桐乃役や「ハイスクールD×D」の塔城小猫役、「神のみぞ知るセカイ」の高原歩美役などがあります。可愛らしい声に加え、ルックスのレベルもかなり高いことから、男性ファンに根強い人気を誇っている声優です。

「世にも奇妙な物語2018春の特別編」の第2話「不倫警察」にて主人公・葛木良男役を演じたのは唐沢寿明です。ある会社の部長を務める愛妻家の良男は、女性社員の鈴香との誤解によって不倫を疑われ、警察に逮捕されてしまいます。

唐沢寿明は「世にも奇妙な物語2018春の特別編」の「不倫警察」にて、「世にも奇妙な物語」シリーズで初めて主演を果たしました。NHK大河ドラマの「利家とまつ〜加賀百万石物語〜」や「白い巨塔」・映画「20世紀少年」など様々な大ヒット作品にて主演を務める実力派俳優です。

「世にも奇妙な物語2018春の特別編」の「不倫警察」の主人公・葛木良男の妻である葛木陽子役を演じたのは紺野まひるです。元宝塚歌劇団雪組トップ娘役を務めた経歴を持ち、現在では女優業をメインに活動しています。テレビドラマ「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」や映画「県庁の星」などの数々の人気作品に出演しています。

「世にも奇妙な物語2018春の特別編」の「不倫警察」の主人公・葛木良男の不倫相手と疑われた女性社員・京野鈴香役を演じたのは筧美和子です。2013年にリアルバライティ番組「テラスハウス」に出演したことでブレイクし、女性ファッション誌「JJ」の専属モデルを務めています。現在ではテレビドラマなどにも出演しており、「東京タラレバ娘」や「失恋ショコラティエ 」などの話題作に出演しています。

「世にも奇妙な物語2018春の特別編」の第3話「明日へのワープ」にて主人公・小林峰雄役を演じたのは三浦春馬です。映画監督を夢見る青年で、1錠飲むだけで24時間分の記憶が完全になくなるアイリウムという薬を手に入れたことから物語が動き始めます。

三浦春馬は1997年に放映されたNHKの連続テレビ小説「あぐり」で子役としてデビューし、現在も多くのドラマや映画に出演する俳優です。代表作にはテレビドラマ「14歳の母」や「ブラッディ・マンデイ」、映画「恋空」や「君に届け」などがあります。「世にも奇妙な物語」には2011年に放映された「世にも奇妙な物語 2011年 秋の特別編」以来の出演となります。

「世にも奇妙な物語2018春の特別編」の「明日へのワープ」の主人公・小林峰雄の恋人の須藤由紀役を演じたのは佐久間由衣です。女性ファッション誌「ViVi」の専属モデルを務めており、2014年には映画「人狼ゲーム ビーストサイド」に出演したことで女優デビューを果たしています。

「世にも奇妙な物語2018春の特別編」の「明日へのワープ」の主人公・小林峰雄に薬を処方する医者・宇堂公康役を務めたのは相島一之です。代表作にはテレビドラマ「ショムニ」やNHK大河ドラマ「新選組！」、映画「ステキな金縛り」などがあり、様々な人気作品にて重要な役どころを演じている俳優です。

「世にも奇妙な物語2018春の特別編」の第4話「少年」にて主人公・岡林遥役を演じたのは倉科カナです。11年前に恋人を亡くした一人暮らしOLで、交通事故現場を目撃したことから少年と出会い、奇妙な体験に巻き込まれていきます。

倉科カナは2006年に「ミスマガジン2006」でグランプリに選ばれたことでグラビアアイドルとしてデビューし、その後女優として活動もするようになり、代表作にはNHK連続テレビ小説「ウェルかめ」や「奪い愛、冬」などがあります。「世にも奇妙な物語」には2012年に放映された「世にも奇妙な物語 2012年 秋の特別編」以来の出演となります。

「世にも奇妙な物語2018春の特別編」の「少年」の主人公・岡林遥に付きまとう少年（上杉亮太）役を演じたのは高村佳偉人です。2007年10月15日生まれで現在子役として活動しており、映画「空飛ぶタイヤ」や「ユリゴコロ」、テレビドラマ「チア☆ダン 」や「半分、青い」などの人気作品に出演しています。

「世にも奇妙な物語2018春の特別編」の「少年」の主人公・岡林遥の元恋人である青年（田山啓輔）役を演じたのは伊藤健太郎です。旧芸名としては健太郎として活動していました。2014年放映のドラマ「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」で本格的に役者デビューし、その後映画「ミュージアム」や「俺物語」、テレビドラマ「学校のカイダン」や「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」などの人気作品に出演しています。

「世にも奇妙な物語2018春の特別編」のアバンストーリー「城後波駅（しろごなみえき）」にて主人公・岸本役を演じたのは岡田義徳です。テレビ番組のディレクターを務める男性で、ドキュメンタリー番組を撮影するために、失踪したガチャピンとムックについて調べることとなります。

岡田義徳は1994年に放映されたドラマ「アリよさらば」で俳優デビューをし、その後2002年放映のドラマ「木更津キャッツアイ」にてうっちー役を務めたことで知名度を上げました。その他にもNHK大河ドラマ「篤姫」や「砂の器」など数々の作品に出演しています。2018年1月1日には約6年半の交際をしていた女優・田畑智子と結婚しています。

「世にも奇妙な物語2018春の特別編」のアバンストーリー「城後波駅」に出演したガチャピンとムック。フジテレビ系の子供番組「ひらけ！ポンキッキ」にて着ぐるみキャラクターとして出演していました。「ひらけ！ポンキッキ」以外にも様々な作品にゲスト出演をしています。

2018年3月に「ポンキッキ」シリーズが終了したことから、”ぼくがTwitterでつぶやくのは、今日が最後なんだ。みんな、今までどうもありがとう。本当にありがとう。また、どこかで会おうね。絶対に会おうね”との言葉を残して姿を消していましたが、「世にも奇妙な物語2018春の特別編」にて久しぶりのテレビ出演さらには初のドラマ出演となりました。

以上が「世にも奇妙な物語2018春の特別編」の出演キャストのご紹介でした。キャストに関しては、放映前から「今回もキャストが豪華！」や「ベテランから人気の俳優まで選り取り見取り！」と多くの感想が寄せられていました。

続いては「世にも奇妙な物語2018春の特別編」のあらすじをネタバレ込みで紹介します。ちょっぴり怖い系から感動作まで、様々なストーリーが魅力的な「世にも奇妙な物語」シリーズですが、「世にも奇妙な物語2018春の特別編」はどのようなストーリーだったのでしょうか？各ストーリーのネタバレあらすじを一覧にしましたのでぜひ最後までご覧ください。ネタバレを含む内容ですので、ご注意ください。

千葉県に住む小春は印刷会社で働くごく普通のOL。しかし、SNS上では「港区OL＿ハル」という名前で都内に住むお金持ちのキラキラ女子のフリをして嘘の投稿をし、フォロワーを増やしていました。フォロワーが増えていくことを生きがいに生活していた小春ですが、ある日SNSの「どっちの方がキラキラ？」というアンケートで、フォロワー数が多く、ライバルである「麗しの受付嬢さゆ」に負けてしまいます。

そんな中、小春ファンを名乗る「ミミ子＠ど田舎」というアカウントが、小春を応援するために、「港区OL＿ハル」のまとめサイトを作ったというメッセージを小春に送ってきます。それに喜んだ小春は、1人もフォロワーがいない「ミミ子＠ど田舎」のアカウントをフォローします。その後も様々なキラキラ投稿を行う小春ですが、なかなか「麗しの受付嬢さゆ」にフォロワー数で勝つことができません。

ある日、小春はいつものように「今日は彼氏とプールサイドでディナー」と嘘だらけのキラキラ投稿をした後、ラーメン屋でラーメンをすすっていました。すると「ミミ子＠ど田舎」から「プールサイドでディナーからのラーメンとビール太っちゃいますよ！」と、まるで監視しているようなメッセージが送られてきたのです。その後も「ミミ子＠ど田舎」から、自分しか知らない情報やリアルタイムの行動などが次々と送られてくることに、小春は恐怖を覚え始めます。

その後ライバルである「麗しの受付嬢さゆ」が、電車に轢かれて亡くなったことを知ります。すると、小春が勤めている会社のＦＡＸに「ミミ子＠ど田舎」から「これでもう負けることはないですね」というメッセージと共に、「麗しの受付嬢さゆ」が何者かに背中を押されている写真が送られてきます。恐怖に感じた小春は慌てて「ミミ子＠ど田舎」のフォローを外そうとしますが、何故か上手くいきません。

さらにその後家に帰宅すると何故か勝手に港区への引っ越しの手配がされており、荷物が全て引き払われた後でした。自分のアカウントを削除しようとしますが、それも上手くいかず、携帯を地面に叩きつけて壊そうとします。するとそれを阻止するかのように頭上から植木鉢が落ちてきて、「ミミ子＠ど田舎」から「２４時間、３６５日、ずっとフォローしてますから」というメッセージが送られてきました。

ミミ子の正体が友人のサキなのではと疑った小春は、彼女を電話で問い詰めます。否定するサキの住むマンションに小春が到着すると、マンションの上からサキが降ってきて死亡し、小春はさらに追い詰められていきます。その後、まるで取りつかれたかのように小春は「ミミ子＠ど田舎」が望むようなキラキラ投稿をし続けます。しまいにはお店から服や靴を盗もうとしますが、気づいた店員に追いかけられ、車にはねられてしまいます。

小春が轢かれた様子を、現場にいた野次馬たちが次々に写真を撮ってＳＮＳに投稿します。小春をはねた車の中にいたのは「ミミ子＠ど田舎」で、彼女は小春のフォローを解除するとそのまま車で走り去っていきました。そして小春が息絶えると同時、１０万人いた「港区OL＿ハル」のフォロワーが一気にいなくなってしまうのでした。

愛妻家の葛木良男はある会社で部長として働いていました。いつものように出社すると、部下が不倫取締法違反の容疑で逮捕される現場に居合わせてしまいます。葛木良男の暮らす世界では、世間の不倫の多さから日本政府が不倫取締庁を設置しており、不倫をした者は処罰を受け、不倫通報者には表彰状と報奨金が与えられるという不倫撲滅を目指す世の中になっていました。

ある日良男は、部下である京野鈴香が椅子に乗って高いところのものを取ろうとしているところに出くわします。親切心で手伝おうとしたところ、足を滑らせた鈴香の上に良男が馬乗りになってしまった場面を偶然同僚たちに見られてしまい、誤解をされてしまいます。そして不倫の疑いをかけられた良男は、春田剛史率いる不倫取締官たちに連行されてしまいました。

その後、鈴香が口を割ったと言われ、鈴香と不倫関係であることを認めるように問い詰められます。さらには裁判が行われ、妻である葛木陽子が証人として呼ばれますが、彼女は「女の勘で良男が不倫をしていると思う」と証言をします。信じていた妻を問い詰めると、陽子は「ごめんなさい。世間が許してくれないの」と告げ、その場を去ってしまいます。

良男の裁判が終わり護送車の乗せられて連行されていると、護送車が突然何者かの襲撃を受け、その隙に良男は先に捕まっていた部下と一緒に逃げ出します。しかし部下は銃で撃たれ死亡してしまいます。怯える良男でしたが、幸運なことに不倫取締法違反反対派の二宮に救われます。その後反対派同士のもめ事に巻き込まれ、良男は銃で撃たれてしまいました。

その後良男が気が付くと、そこは収容施設のベットの上で、新聞には「失言・取締庁長官逮捕」の見出しが踊っており、ニュースではこの世の終わりを告げるような発言がされていました。慌てて良男が外へ逃げ出すと、何故か護送車で連行されていく妻の姿を見つけます。乗り合わせていた春田に、逃亡犯である自分も一緒に連れていくように懇願しますが、「俺も逮捕された。もう取締官じゃない。」と一蹴されてしまいます。

さらにお願いをする良男に対し、春田は「そんなこともし俺が許したとしても、世間がなんていうかねぇ～」と告げるとそのまま護送車に乗ってどこかに行ってしまいました。１人取り残された良男は誰もいなくなり、荒廃した渋谷のスクランブル交差点で「世間って…そんなものどこにもないじゃないかー！」と絶叫しました。

映画監督を目指す小林峰雄は、アルバイトをしながら自主制作の映画を作り続けていました。しかし10年たってもまったく成果が出ず、女優志望の恋人・須藤由紀からも愛想を尽かされそうな状況でした。そんなある日、峰雄は同級生から結婚式の招待を受けます。

周りはきちんとした仕事に就いて子供も生まれており、順風満帆な生活を送っている者ばかり。そんな中で1人だけ夢を追いかけ続けている自分が結婚式に出席すれば、惨めな思いをすることに違いないと悩みます。追い込まれた峰雄は眠れなくなってしまったことから心療内科を受診します。すると精神科医の宇堂公康から１錠服用すれば24時間の記憶が完全になくなる薬・アイリウムを処方されました。

1度に大量に投与しないようにと注意を受け、峰雄はさっそく1錠を服用します。その後気が付くと結婚式の帰り道を歩いている状態で、当然結婚式の記憶はなく、まるで自分が未来にワープしたかのような感覚でした。その後も峰雄は何か不安なことがあるとアイリウムを服用してやり過ごすようになっていきます。また大量服用もするようになってしまい、しまいには宇堂からアイリウムを大量に盗んでしまいます。

そんな峰雄に、由紀はついに愛想を尽かして家を出ていってしまいます。峰雄はそのショックからアイリウムを大量に服用してしまいます。気が付くとは全く知らない家にいるうえに、鏡を覗くとそこには老け込んだ自分の姿がありました。どうやら薬の大量服用のせいで、15年分の記憶がないまま時を過ごしていたようです。さらには由紀と結婚して子宝にも恵まれ、小学生の1人娘が存在していました。

しかし由紀の姿はそこにはなく、なんと3年前に病気で亡くなってしまっていたことを娘から聞かされます。さらに自分の現状を知るために色々と調べてみると、現在はフリーライターであることや、過去に映画の賞を獲る夢を叶えていたことを知ります。さらに部屋から映画のフィルムが出てきたことから峰雄はそれを視聴することにします。するとそこには由紀が女優として演技する姿が映っていました。

その場しのぎで辛いことや悩みから逃げて、かけがえのない大切な記憶を消し去ってしまっていた事実に峰雄は号泣して後悔をします。泣きながら目を覚ますと、そこには宇堂の姿があり、今までのことは全てアイリウムが見せた幻想体験であったことが教えられます。幻想体験によって自分自身の弱さを認識し、前を向いていこうと思った峰雄は薬をもらわずに家に帰り、由紀と今後について話し合い、同級生の結婚式にも向かいました。

一人暮らしのＯＬ岡林遥は、少年が車に轢かれる交通事故を目撃してしまいます。交通事故の被害者である少年は病院で看護師から名前を聞かれると「田山啓輔」と名乗りました。しかし看護師が少年から聞いた番号に電話をかけると、「何のイタズラですか？啓輔は死にました。」と家主から言われてしまいます。看護師から電話番号の確認をされた少年は「名前間違えました。啓輔じゃなくて亮太です」と告げました。

ある日遙が家に帰宅しようとしたところ、会社の前に事故の被害者の少年がいるのを見かけます。そしてその後もその少年を頻繁に見かけるようになります。また雨の日に買い物から帰ろうとすると少年が後をついてきてしまいます。警戒した遥が「何か用？」と尋ねると、少年は忘れ物だと言ってトイレットペーパーを届けてきました。傘も持たずにびしょ濡れになった少年の姿を見かねた遥は、そのまま少年を自分の家に招き入れます。

少年は遙の見ていないところで彼女の私物を漁り始めます。携帯のロックを解除して写真を見ると、そこには恋人と映る遙の写真が並んでいました。傘を貸し、返さなくていいからねと言って、遙は少年を家から送り出します。しかし翌日少年は再び遙の元に訪れます。お腹をすかせた少年を見かねて家に招き入れると、また少年は遙の目を盗んで勝手にマグカップを手にして「彼氏のものか？」と尋ねてきました。

少年は遙の彼氏のマグカップを叩き割り、「もう元には戻らない！本当は彼氏なんていないんじゃないの？」と告げ、携帯の暗証番号を亡くなった彼氏の誕生日にしていることや、彼氏の食器やパジャマをずっと持っていたことを言い当てます。実は遙の恋人は11年前に喧嘩した遙と話し合うために遙の家に自転車で向かっている途中でに交通事故に遭い、亡くなっていたのです。怖くなった遙は少年を家から追い出します。

後日、遥は恋人であった田山啓輔の実家に線香を上げに行きます。すると啓輔の母親から、少し前に病院から啓輔と同じ名前を名乗る９歳の少年が事故に遭い、少年の電話番号の伝え間違いか何かで誤って電話がかかってきたことを聞きます。それを聞いた遥は少年が啓輔の生まれ変わりなのではと考え、再び少年と会います。少年から話を聞くと、やはり少年は啓輔の生まれ変わりで、前世の記憶が事故をきっかけに蘇ったと告げられます。

喧嘩別れしたままだった2人は本音で話し合います。これからも会えるのかと遙は啓輔に確認しますが、啓輔の記憶が少年からいつ消えるか分からないため、もう会うことができないと告げられます。過去に囚われずに前を向き、これからは自分の思いを大切にして生きるという遙の決心を聞くと、その瞬間、少年から田山啓輔の記憶が消え去ってしまいます。そして遥は前を向いて新たな未来へと歩き出すのでした。

長年出演していたレギュラー番組が終わり、2人で慰安旅行に出かけたガチャピンとムックでしたが、その後突然失踪してしまいます。忽然と姿を消した２人を探し出すドキュメンタリーを撮りたいと思い立ったディレクターの岸本は、2人の番組のプロデューサーをしていた武田に話を聞きに行き、２人が最後に送ってきたという動画を見せてもらいます。

その動画には、ムックがガチャピンに城後波駅の噂について話しており、乗換案内で行先などを入れずに6月6日６時６分出発で検索をすると奇妙なことが起こると告げていました。噂通りにムックが調べようとするのをガチャピンが止めようしたところで動画は終了しました。検索を行うと、城後波駅に連れていかれて戻れなくなる都市伝説があり、武田はムックとガチャピンが連れて行かれてしまったのではないかと怯えます。

疑った岸本は都市伝説通りに検索をしようとしますが、武田に阻止され、「調べたら戻ってこられなくなる。入れ替わるまで、だから調べちゃいけない絶対に！」と告げられます。後日、岸本は２人を探すために失踪現場へと向かい、武田に止められたにも関わらず都市伝説通りに検索してしまいます。するとまだ来ないはずの電車が目の前に止まり、突然駅員に背中を押され、電車の中に押し込まれてしまいました。

岸本が乗せられた電車には運転手がおらず、客も１人も乗っていませんでした。さらに岸本はアナウンスを聞いて「しろごなみ」を逆から読むと「みなごろし」だという事実に気づいてしまい、恐怖を覚えます。その後城後波駅に到着したため、岸本は電車を降ります。すると何故か電車の中にはガチャピンとムックの姿がありました。岸本は外から２人に必死に話しかけますが、全く反応がなく、電車は彼を１人残して発車してしまいます。

背後から音が聞こえ振り返ると、そこには岸本を電車に押し込んだ駅員がおり、手には大きな斧が握られていました。「貴方が入れ替わりのお客さんですね？」と尋ねると、駅員はそのまま岸本に襲い掛かってきてました。気が付くといつの間にか城後波駅に来る前に戻っていました。再び先ほどの駅員現れて、岸本をまた電車の中に押し込みます。電車内で「次はしにつづく」というアナウンスが流れ、駅員は不敵に笑うのでした。

以上が「世にも奇妙な物語2018春の特別編」の各ストーリーのあらすじをネタバレでした。いかがだったでしょうか？今回も「世にも奇妙な物語」シリーズにぴったりな、少し身震いのする怖い話から感動的な話まで様々だったということがネタバレあらすじ一覧でお分かりいただけたかと思います。

最後は「世にも奇妙な物語2018春の特別編」を見た視聴者の感想について調査した内容です。果たして視聴者はどのような感想を抱いたのでしょうか？それぞれの感想を一覧でご紹介します。

以前もYahoo!とのコラボで話題になっていましたが、今回もストーリーに関連した様々な仕掛けが行われていたことから、それについての感想が多く寄せられていました。「フォロワー」では実際にtwitterで”港区OL_ハル”と”ミミ子@ど田舎”のアカウントで放映と同時にリアルタイムで投稿を行ったり、「城後波駅」ではジョルダンとコラボして、劇中で出てきた設定で検索すると不思議な動画が流れるような仕組みになっていました。

細かい設定や仕掛けで視聴者を夢中にさせるのが上手い！との感想が多く寄せられていました。

TwitterなどのSNSをテーマにした「フォロワー」と不倫をテーマにした「不倫警察」など、世間を騒がせている話題にフォーカスした作品を作るところが「世にも奇妙な物語」シリーズの良いところだとの感想も多くありました。

三浦春馬主演の「明日へのループ」と倉科カナ主演の「少年」の2作品には、「とても感動した」や「泣いた」というような声が多く寄せられていました。

以上が主にTwitterなどに上がっていた感想になります。「世にも奇妙な物語」シリーズは長寿番組で根強い人気を誇る番組のため、「世にも奇妙な物語2018春の特別編」に関しても否定的な感想は少なく、高評価の感想が多かったです。

本記事では、「世にも奇妙な物語2018春の特別編」のネタバレ込みのあらすじやキャスト、視聴者の感想などをまとめましたがいかがだったでしょうか？「世にも奇妙な物語2018春の特別編」は高評価の感想が多く、どの話も素晴らしいストーリーだったということが、ネタバレ込みのあらすじでお分かりいただけたかと思います。「世にも奇妙な物語2018秋の特別編」が間もなく放映される予定ですので、ぜひチェックしましょう！