2018年11月25日公開
2018年11月25日更新
金八先生第5シリーズをネタバレ!最高傑作と言われるあらすじやキャストも紹介
桜中学に老人のデイケア施設が出来、環境も変わっていく第5シリーズの金八先生。あらすじをネタバレすると東大に合格した兄の変化に怯え気を使い周りが見えなくなった母と、母がかまってくれない分面倒を見てくれていた姉を無くした兼末新次郎という少年のガラスの心から生まれた2面性を描き話題になった。第5シリーズの金八先生から、YOSAKOIソーラン節が3年B組の伝統的な出し物になった最初もこのシリーズ。金八先生の息子耕作が同じ中学三年生役で出演。キャストも風間俊介・亀梨和也は今も活躍が目覚ましい。
目次
金八先生第5シリーズのネタバレあらすじやキャストに迫る!
3年B組金八先生の中でいくつかのシリーズは伝説のように語り継がれるものがある。15歳の母のキャストが引っ張った第1シリーズ、腐ったみかんキャストが引っ張った第2シリーズ、性同一性障害の女生徒キャストを描いた第6シリーズと並び、裏表のある生徒の心の闇を描いた第5シリーズはキャストの風間俊介の演技力もあり、評判になった。
このまとめでは、1話ずつの話の内容と、ストーリーごとのキャストについて、簡単に触れていく。5シリーズは、デイケア施設が中学に併設されることによる、年代の違う人と生徒との交流なども描かれ、その点でも傑作と呼ばれるシーンが盛り込まれている。
一番の傑作と呼ばれる点の、悪とされる少年キャストが追いこまれて行く過程があまりにも哀しい、それを演じきった風間俊介とそれを受け止める演技の武田鉄矢に賞賛が集まったキャストである事にも理由があるといわれている。その辺も交えて見ていきたい。
第5シリーズからYOSAKOIソーラン節を生徒が踊るようになり、全国の学校にも広がり、話題になった。1999年10月から2000年3月まで放送された。
金八先生第5シリーズのキャスト一覧
武田鉄矢/坂本金八役
シリーズの主人公である教師、第5シリーズでは担任を持たず生徒指導担当であったが、中野の休職により3年B組を任される。キャストはファイナルまで武田鉄矢。
ラサール石井/中野明役
教師という権力で生徒に威圧的接して来たことから、集団リンチにあい、プライドを傷つけられ自殺未遂まで起こす。3年B組の担任。キャストはラサール石井。
小西美帆/小林花子
出典: https://mixi.jp
健次郎の亡くなった姉(小西真奈美)に雰囲気が似ていて、健次郎は姉のように慕うが、まだ若く健次郎を受け止めきれないところもある。キャストは小西美帆。(結婚後ドイツに行ったため現在は休業中)
風間俊介/兼末健次郎役
悪魔のような嫌がらせをしている生徒だったが、心に深い闇を持っている、家庭の中の問題が生徒の心に闇を持たせてしまった哀しい少年。キャストは風間俊介。
佐野泰臣/坂本幸作役
他のシリーズでは、金八先生の息子としての出演だが、第5シリーズでは、3年B組の生徒として描かれる。金八が担任になったことでC組に移るが第5シリーズの最終回で3年B組の生徒として扱われる。健次郎・ちはるの幼なじみとしてのキャストになっている。
岡あゆみ/安井ちはる
健次郎・幸作の幼なじみでクラスメート。健次郎の事をずっと心配している。安井医院の院長の娘。幸作の思いには気が付いていない。
亀梨和也/深川明彦役
健次郎に弱みを握られ、いろいろやらされて来たすし屋の息子。健次郎が孤立した時復讐心から金をせびる。明彦もまた将来すし屋になる美智を決められている閉塞感からどこか遠くに行きたいと思っていたのだという。金八はそんな明彦に旅に出る事をすすめる。キャストは亀梨和也。
内田祐介/市村篤役
健次郎に弱みを握られ、中野先生に葬式花を届け、それによって中野先生が自殺未遂をしたことでショックを受け、不登校になる。金八の励ましで学校に戻れるようになる。
小高早紀/桜田友子役
鳶の娘でしっかりしている。辞める覚悟で生徒を殴った金八先生を殴ることで、手打ちにしようとするキップのよさがある。金八先生を殴るシーンは、このキャスト小高早紀のアドリブだったという。現在は結婚し引退している。
五十畑迅人/山田邦平役
文化祭のソーラン節の練習中に倒れる程の心臓の弱さを持っていたが、受験の後手術をした。その際にケアセンターの大西さんと同質になり、大西の最期をみとり、その時の事を3Bのみんなに伝えた。
織本順吉/大西豊役
桜中学の近隣の学校で校長を務めたことのあるデイケア施設の入所者。デイケア施設のお年寄りだが、教育者目線で生徒たちに接している。このキャストはこれまでの金八先生で、違う役柄ででている。本田という校長役だったこともある。
金八先生第5シリーズのあらすじネタバレ
金八先生第5シリーズ第1話あらすじネタバレ
少子高齢化の一環として桜中学の中にお年寄りを預かるデイケアセンターが出来、時代の変化を感じさせた。3年B組では、校内暴力の時代とは違う、対教師に対するリンチのような暴力が行われていた。生徒を権力で押さえつけようとした中野(ラサール石井)先生。中野はそのプライドから転んだだけだというが、体にある数か所のアザから生徒から受けた暴力だと判断した。
教師リンチの主犯は優等生の仮面をかぶり、人あたりもいい良い生徒の顔をしている兼末健次郎(風間俊介)。自らは手を下さず、クラスメートに命令する存在。健次郎の指示により生徒たちも中野先生が転んだと口裏をあわせている。クラスを持っていなかった坂本金八(武田鉄矢)は、臨時的にこのクラスの担任になる。このクラスには自分の息子である幸作(佐野泰臣)がいたため、幸作はC組に行くことになった。
中野は退院してから家に生徒たちから花が届く、しかしそれは葬式花だった。一瞬嬉しい笑顔をした気持ちが暗転し、精神的に追い詰められ自殺するが、発見が早く未遂で済んだ。中野の妻から知らされた金八は、クラスでこの花は人を殺すナイフと同じ、と生徒たちの行為を責める。優等生の仮面をかぶる健次郎は、「やってはいけないことだ」と言ってみんなに注意をする。
「このクラスから嫌がらせを無くす」約束を守れない奴はぶっ飛ばすという金八、反論する生徒はいたが、人間と人間としての勝負だと言ってHRを終わらせる。
金八先生第5シリーズ第2話あらすじネタバレ
金八先生の新しいクラスには個性的な生徒が多い。今回問題を起こした入船力也(西原幸男)はむしゃくしゃした気持ちを晴らすために他の生徒にけがをさせないために真夜中、学校に忍び込んでガラスを割った。反省の為にその日からオープンするデイケアセンターの掃除をすることで、ガラス代を稼ぐと言いだした。
3年B組だけでなく、デイケアセンターでも問題が起きていた、愛犬と一緒に来たいという松崎(町田博子)がそれを拒否されて怒りだすという事件もあった。しかもその犬をデラというあだ名の小野寺(香川佑太朗)が、その犬を3年B組に連れてきたのでまたひと騒動。
犬を禁止されたことで引きこもってしまった松崎さんを泣きながら迎えに来たデラ、話し合いがもたれ、犬を我が子のように愛する心は学ぶべきものがあると言って、犬の扱いに注意しつつ、連れてくることが許可された。金八先生はセンターのお年寄りとの交流がこのクラスを変えてくれると感じ、交流をすすめる。
金八先生第5シリーズ第3話あらすじネタバレ
中野が葬式花を贈られたことで自殺未遂を起こしたことが3Bにも伝わってきた。兼末健次郎に弱みを握られ、知らずに花を届けた市村篤(内田祐介)はその事で具合が悪くなり、小田切先生(深江卓次)のバイクで家まで送ってもらった。風を切って走るバイクの爽快感で少し気持ちが落ち着く篤だったが、お見舞いに来た健次郎から黙っているようにと脅される。
けれど良心の呵責に耐えかねた篤は、匿名で謝罪の手紙を中野の家のポストにいれる。その帰り道、バイクをショップで見ていると中学生だったこともあって補導されてしまった。ただの憧れだったのにこんなことになり、篤は部屋に引きこもってしまう。金八先生は、中野の家の周りで篤が目撃されているタイミングで、謝罪の手紙が届いたことから、篤がパシリにされたことに気が付く。
篤の部屋で、何も知らずに篤がやらされたことを理解していることも伝えた。部屋に来た篤の母から健次郎の名前が出たことで篤の態度が変わったことから闇の深さを感じる金八先生。
金八先生第5シリーズ第4話あらすじネタバレ
篤が健次郎から脅され始めたのは、夏のプールの授業の頃からだった、ある女子の机の上にあった服から見えていたブラジャー、篤は思わずそれを手にしてしまった。運悪くそれを健次郎に見られ、それをネタに脅されるようになってしまったのだった。
その頃大森巡査(鈴木正幸)は、真夜中息を切らしながらフードを深くかぶり走り回る不審な男を見かけていた。大森巡査は見失うが、その男は、健次郎の兄で、母や健次郎にあれこれ命令し、母も健次郎も兄の言うなりになっていたのだった。
親から預かった、割ったガラス代を学校でおとした力也はパニックを起こすが、実は健次郎がひろっていた、パニックを起こす力也をみて楽しんでいたのだ。深川明彦(亀梨和也)たちにお金の入った封筒を渡し、頃合いを見て見つけたと言って返してやれという健次郎。
悪魔のような健次郎だけど、花子先生(小西美帆)にだけは純粋に甘えるような可愛い態度を取り、他の男子が見つけたと言ってあのブラジャーの持ち主である平吹有里子(金井愛砂美)に返してほしいと頼む亡くしたと持っていた有里子だったが、男子が届けたと聞いて逃げ出してしまった。
金八先生は篤の心のケアの為に読んでほしい本と手紙を送っていた。そして有里子がブラジャーの件で欠席してしまった事に配慮が足りなかったことを金八先生に相談する。それを聞きつけた健太郎はあのブラジャーは盗品の疑いがあると言いだす。
金八先生第5シリーズ第5話あらすじネタバレ
近付く文化祭の出し物で、もめている3年B組。健次郎のせいで不登校になっている篤と有里子を当てにしていたこともあって、クラスはもめている。そんな中加藤バーバラ(大山千穂)が自分が習っている空手の演舞をクラスみんなでやったらどうかと提案した。
空手の有段者である遠藤先生に相談に行くが、加藤バーバラは断られてしまう。健次郎は、各班の班長を集めて「みんなで団結して遠藤先生に頼み行って自分たちだけで出し物を決められたら、金八先生も喜ぶ」と金八先生に対して点数稼ぎをしようとしていたが、遠藤はみんなで頼んでもダメだという。
その話を聞いて金八先生は、勇壮な迫力あるYOSAKOIソーラン節を思い出し、この踊りを知っている花子先生にクラスで踊ってもらうと、皆は盛り上がり出し物はYOSAKOIソーラン節に決まった。(動画は第6シーズンのもの)
金八先生第5シリーズ第6話あらすじネタバレ
ソーラン節の練習が始まったはいいが、遠藤先生の指導が厳しすぎて、ダンスがやりたいと言いだす生徒が続出する。そんな中、心臓に持病のある山田邦平(五十畑迅人)が倒れていまう。遠藤のやり過ぎともいえる指導に金八先生は怒るが、邦平は、「バラバラなクラスがソーラン節」を通じてまとまる、その一員でありたい」そう言って、無理をしないという約束で練習にはそのまま参加する。
花子先生とソーラン節のダンスを練習する子たちに遠藤はやり過ぎたことを謝罪し、ダンスとソーラン節を合わせたオリジナルなソーラン節で、文化祭を成功させる。
金八先生第5シリーズ第7話あらすじネタバレ
ソーラン節で頑張ったことで気持ちが晴れたと言って髪を染めていた生徒がスッキリしたと髪を黒に戻したりいい効果があった文化祭。しかし健次郎はそんな様子が面白くなさそうな顔をしている。そんな中、それぞれに将来のビジョンを聞かれ、健次郎はハーバード大学に留学している兄のように大学で留学したいという夢を語る。そんな健次郎を心配しているのは幼なじみのちはる。
金八先生の息子幸作とちはると健次郎は昔から仲が良かったが、昨年姉が亡くなってから健次郎は変わったという。ちはるを想っているようなそぶりの幸作だが、ちはるは健次郎を思っているようだ。
金八先生第5シリーズ第8話あらすじネタバレ
3者面談がはじまり、それぞれの事情を抱える生徒たちに向き合う金八先生。不登校中の篤は、母親だけが来て小田切先生のバイクに乗せてもらうのを楽しみにしているという。そんなある日、篤は決心して、中野先生に葬式花の謝罪に行くことを決めた。謝罪したあと、篤は健次郎がやらせた暴行事件を告発してほしいと中野に頼む。
けれど自身のプライドを保つために暴行事件などなかったという中野。そんな中野につい反論してしまう篤、中野の手は篤の頬を叩いていた。三者面談を終えた金八先生は、篤の元に行き話を聞きこれまで、篤は首謀者の名前を言わなかったが「そいつは兼末新次郎だ」と気が付いていることを篤に告げ中野の家に向かう。
中野もまた、教師のプライドと生徒の教育の問題の中で苦しんでいた。「もう少し時間が欲しい」といい、真実はまだ金八先生は、管理職には話していなかった。
金八先生第5シリーズ第9話あらすじネタバレ
デラ(香川佑太朗)は、犬の松崎のおばあちゃんが入院したことで悲しんでいる。死を身近に感じる世代との関係のあり方を生徒たちに話す金八先生。不登校が続く篤の事で、レポートを課すことで出席扱いに出来るようにと校長に相談する金八先生、話し合いの結果レポートでの出席は認められるようになった。
金八先生は、篤のことで健次郎を自宅に呼んで話をした、勘の鋭い健次郎は金八先生に自分のしたことがバレている事に気が付き、自分も実は脅されてやっている、悪い奴は他にいると金八先生に話して帰っていくが、「君には騙されない」とつぶやく金八先生。
そんな時、金八のクラスの生徒がC組の北先生が、ガングロ女性を追いかけまわしていたのを見たと言いだした。話を聞くと、出来のいい長男ばかり可愛がっていた事で、娘がガングロギャルになってしまって、それを探していたというのだ。北先生の父親としての思い、教師なのに子供を分け隔てなく育てられなかった恥ずかしさを生徒の前で話してくれた。金八先生は生徒たちに感想文を書いてくるように言って9話は終わる。
金八先生第5シリーズ第10話あらすじネタバレ
ごまかしてきたとは言え、徐々に追い詰められて来た健次郎は死んだ姉(小西真奈美)に面影の似ている花子先生に電話をするが声を聞いただけで切ってしまう。兄の部屋で波引きこもった兄が今日も暴れている。花子への電話は健次郎のSOS。
金八先生は国語の授業で生徒たちへ匿名で和歌を書かせた。匿名であってもすぐに誰のものとわかってしまうものを楽しむ生徒たち。最後に金八先生が紹介したのは、死刑が決まった後自分のしたことを後悔し、「命愛しむ」という境地に達し、被害者遺族からも助命嘆願が出された島明人の和歌を紹介した。
安易に「死」という言葉を使ってはいけない事、死にたいという友達が居たらその心を思いやって欲しいと生徒に告げる金八先生。そして中野先生は、金八先生に紹介されたフリースクールで不登校の生徒が生き生きとしているのを見て心に変化が生まれつつあり、しばらく通うという。
金八先生第5シリーズ第11話あらすじネタバレ
年末になり3Bとケアセンターで餅つきをするが、お年寄りが餅をのどに詰まらせ大騒ぎに、だんだんと体が弱るお年寄りに対しての思いやりの持ち方を知る生徒たち。一方健次郎は家から離れて受験の合宿でホテルに泊まることになったが、兄の事で両親がケンカし、母は健次郎のホテルについてきて家庭のごたごたから抜け出すこともできない。合宿後、花子先生と初もうでの約束が健次郎の心の拠り所だった。
約束の時間、花子のアパートに行くと金八先生の家である新年会に強引に連れていかれる花子先生。金八の家には元校長の大西(織本順吉)を中心に教師・卒業生・今の生徒でにぎわっていた。生徒たちは少額ではあるが、大西にお年玉をもらった。
初詣を邪魔されたことでその八つ当たりを3年B組に新年の挨拶に来た大西にターゲットを決めた健次郎は、他の生徒に大西を怒らせろと命じる。その中で金八先生の家に行った生徒がお年玉をもらったことで、もらっていない生徒が自分たちにもと騒ぎだす。ダメだという大西に「死ね」と言ってしまった塩沢好太(森雄介)の言葉に激昂し、好太に迫る大西。恐怖を感じた好太は大西を突き飛ばしてしまう。
大西はぐったりと倒れ、責任を感じた好太は責任を取って屋上から自殺しようとする。この騒ぎにさすがに金八先生は「命愛しむ」と教えたじゃないですか」と生徒たちに叫び、最初に約束を破ったらぶっ飛ばすと言った言葉を殴ってくれと言って並んだ生徒を殴る。健次郎は、他の生徒に押し出され金八先生に殴られる。
女子で何も悪いことをしていないのに並んだ友子は、金八先生を殴り返し「これであいこだから」と言うが金八先生は辞職を決意していた。
金八先生第5シリーズ第12話あらすじネタバレ
この事件は大騒ぎになり生徒の自宅に金八先生は謝りに行くが、健次郎は、兄の事がバレるのを恐れて家にいれようとしない。生徒たちは、自分たちが悪い、あんなに自分たちの事を思って叱ってくれる先生はいなかったと、金八先生をかばう。
この事件で健次郎の悪事もみんなが口にしたことで、学校で今度は健次郎が、孤立することになったが、逃げずに学校へ来る健次郎。そんな健次郎に明彦(亀梨和也)が金を脅し取り始める。一方意識を取り戻した大西は、好太の謝罪を受け入れ、徐々に日常を取り戻しつつあった。
金八先生第5シリーズ第13話あらすじネタバレ
いよいよ私立の推薦入試が始まる。センターのお年寄りたちは生徒の為に合格祈願の折り鶴を折って生徒たちに渡す。それをもって大好きなちはると同じ高校を受験する事がわかって喜ぶ幸作だったが、ちはるから、孤立してしまった健次郎の力になって欲しいと頼まれてしまう。試験が終わった後、ちはるが心配していることを伝えても「関係ない」と突っぱねる健次郎、そんな健次郎が許せなくてケンカになる二人。
健次郎は、花子先生に相談をする、死んだ姉の事、学校の事、けれど兄の事だけは言えなかったが、それだけでも花子先生は抱えきれず金八先生に自分には荷が重いと相談する。そしてその時健次郎の顔に殴られた跡があったことも報告する。
金八先生は、健次郎と幸作の間に何かあったことに気が付くが、幸作が受けた入試は不合格、落ちた生徒のフォローにも時間を取られていた。
金八先生第5シリーズ第14話あらすじネタバレ
受験の真っ最中でも恋をする生徒はいる。大西さんの事で傷ついた好太に恋しちゃった女子の話や、金八先生の家に来て乙女に恋してしまった遠藤先生。その一方で慕う花子先生から、距離を置かれ、一人教室に残っていた健次郎にちはるが声をかけると、健次郎はちはるに「ウザい」と言って教室で暴れる。
そしてその姿を心配した花子先生にも「もういいです。さようなら」と言い放ち校庭で絶叫する健次郎。ちはるの心配を受け止めた金八先生は、健次郎にどんな辛いことがあったのか聞くが、答えない健次郎。そんな健次郎に「1人で思いつめるな」と言った言葉は健次郎の表情を少し変えさせた。次の日と率の受験の日試験会場に向かう健次郎。
金八先生第5シリーズ第15話あらすじネタバレ
私立の合格発表で青蘭を落ちた健次郎と耕作、耕作は家族が慰めたが、健次郎は、お兄ちゃんは合格したのにと比較された。金八先生は花子先生に健次郎の様子を見てやって欲しいと二人で外で待ち合わせた。久しぶりの花子との時間を喜ぶ健次郎のだったが、偶然父と出会い家に帰ることに、今日は第一志望の開栄の発表はどうだったと聞かれ、父にも母にも大切に思われていない自分を自覚する健次郎。
健次郎がいじめられないように登校につき合っている幸作、ちはるの事で言い争いになり、「お前なんか犬に食われちまえ」と幸作がいうと「俺もそう思う」と答える健次郎。元々は仲の良かった二人、幸作は健次郎の心を思いやった。
金八先生第5シリーズ第16話あらすじネタバレ
私立の合格発表があり、生徒たちはどんどん進路が決まっていく、ソーラン節で倒れた邦平も進路が決まり、卒業式前に心臓の手術をすることを決め、大西さんと同じ病室に入院することになった。新学期から登校していた篤と健次郎は私立の難関校開栄に合格していた。
そんな時、大森が街をうろつく怪しい男を発見し、職務質問しようと追いかけたところ、兄は金八先生の教え子の明子の夫が運転するスーパーの車にはねられてしまう。母親は兄の事故の怪我よりもハーバード大学に行っているという嘘がバレることを気に病み取り乱し、病院に向かい一人取り残される健次郎。そんな健次郎にかけた金八先生の電話。
家の前に来てくれている姿を見つけ、金八先生の胸に飛び込み泣きじゃくる。兄の事、姉の事故は自分のせいだといろいろなことを話す健次郎。戻ってきた両親に金八は、「この子の事も愛してあげてください」と怒りをぶつけながらも、健次郎を思い懇願した。
金八先生第5シリーズ第17話あらすじネタバレ
健次郎が名門開栄に合格したのに、世間の批判から逃れるために引っ越すと言いだす健次郎の母(田島玲子)。入学手続きもされる事無く時が過ぎてしまった。開栄から知らせを聞いて金八が駆けつけると、健次郎は謝るばかり。ちはるの父で安井病院の院長は、兄を病気で一時帰国したことにするという。そうしないと健次郎の母も壊れる寸前だという。
孤独な健次郎に明彦が常に傍にいた事を幸作に話すと、幸作は明彦が実健次郎の弱みに付け込んで、金を巻き上げていると聞いて、明彦に事情を聞くと、健次郎に言い様にされてきた復讐もあるが、自分の中にある閉塞感を晴らすためにどこか遠く行きたいという。
金八先生第5シリーズ第18話あらすじネタバレ
都立の一般入試が始まり、私立全滅だったものや都立1本のものなどそれぞれ心に秘めて受験の日を迎えた。推薦ではだめだったけれど青蘭に合格した健次郎と幸作。自分の名前も漢字で書けなかったデラを残して他の生徒は進路が決まった。
明彦も進路が決まり、徒歩での1人旅に出発したが、中学生の一人旅、ホテルには宿泊を拒否され、警察に補導されたり、すし屋の出前とぶつかったりいろいろ散々な目にあった。河原で寝袋で眠ろうとする明彦を心配する大森巡査、金八と二人で見守っていると、明彦が金八に気が付き、「気が済んだから家に帰る」という。明彦の自分を探すたびは何か掴んだようだ。
金八先生第5シリーズ第19話あらすじネタバレ
進路の決まった3年生は体験学習をしている。健次郎は街のラーメン屋。そこへ千春の病院で食事制限をしながら体を治しているはずの兄がやってきた。自分に甘い兄とケンカになる健次郎。
一時期は、病状が安定していた大西さんが肺炎にかかり、旅立ってしまった。話し合いの結果、桜中学の中のケアセンターで葬儀が行われた。同室だったことで、大西さんの最期をみとった邦平がその様子を話し、「暖かい血が流れる体、冷たい心をもってはダメだ」大西の最期の言葉をみんなに伝える。
金八先生第5シリーズ第20話あらすじネタバレ
デラの二次募集での合格が決まり、お別れ会の準備に入る3年B組。健次郎はみんなでもう一度ソーラン節を踊りたいという。みんなは素直にではないが、それに賛成してくれた。徐々に身の回りが落ち着き始めて来た健次郎だったが、母は未だに世間体を気にして兄と二人でマンションに住むという。そんな母に反発した兄は、荷物をまとめて家出しようとした。
すると兄はテーブルの上の果物ナイフを母に向け、母はそれなら兄と心中すると言いだした。それを見た健次郎が母を止めようともみ合いになった時、包丁は母の腹部に刺さってしまった。自分がやったと兄は書置きをして家を飛び出す。健次郎は兄が死ぬつもりだと思い、後を追った。
警察は健次郎が犯人と断定して、健次郎を追う。健次郎は兄をいろいろさがした後、二人で昔遊んだ水門に行くと兄はそこにいた。兄は健次郎を殴って気絶させ、水門の1室に隠して自分が犯人だと健次郎をかばう、金八先生は健次郎を見つけ、抱きしめる。けれど兄に罪を着せるわけにはいかない健次郎は自分がやったと警察に行くという。そんな健次郎をおぶって階段を降り警察に引き渡す金八先生。
金八先生第5シリーズ第21話あらすじネタバレ
兄も、刺された母も自分の過失であることを主張する為、健次郎は一晩を警察の中で過ごすことになった。生徒を警察に引き渡すことになってしまった無力さを悔やむ金八先生は眠れず朝を迎えた。3年B組の教室では健次郎を非難する声であふれていた。
そんな生徒たちに金八先生は、健次郎が十分な反省をしていた事、中野先生に謝罪に行く予定だったことを話す。「健次郎の中の悪を非難するのなら、自分自身も振り返ってみて自分の中の悪と向き合うことが大切」と金八先生は言う。金八先生の言葉に生徒たちは健次郎の罪を軽くして欲しいと嘆願書を書くと言い始めた。
母も兄も本当の事を話し始め、健次郎は、警察から出ることが出来ることになった。ただ5分だけ時間をください。と言って少し前に金八先生の差し入れたカツ丼をかき込むように食べる健次郎。
金八先生第5シリーズ第22話あらすじネタバレ
家庭裁判所の結果が出るまで、健次郎は学校に行くことが出来ない。その間に中野の家に行き、心からの謝罪をする健次郎。中野もまたフリースクールでいろいろ学んだこともあり、自分の至らなさを口にする。その様子を見た金八先生は、卒業前に、3年B組を中野先生に返したいという。
一度は、金八の申し出を受けた中野だったが、ここまであの3年B組をまとめ上げた金八先生が生徒を送りだすべきだという。そして、中野は久しぶりに3年B組に行く、生徒一人一人が中野に謝る中、中野も自分の行動がみんなを傷つけたと、謝罪しお互いに許しあう。
金八先生第5シリーズ第23話あらすじネタバレ
母は退院し、兄は一人暮らしを決めフリースクールで服部の手伝いをしながら大学への復学を目指している。健次郎は桜中学からの説明がって、高校は裁判の結果で合格取り消しは猶予をくれた。しかし裁判の結果は卒業式の3日後。健次郎の卒業式は体育館ではなく、校長室でスピーカーから流れる式の様子を聞いていた。式には、母と兄が参列していた。父も仕事が終わり次第駆け付けた。
皆の卒業式が終わり、たった一人の卒業式に入る前に「10分時間をください」そう言ってクラスのみんなの所に走り、皆に謝罪する健次郎。みんなはすべてのわだかまりを無くし、卒業式を終えた。
お別れ会の日、金八先生の恒例のメッセージは、生徒の名前。その由来、漢字の意味が生徒に伝えられた。そのメッセージは本当は3年B組だった幸作にも。そしてケアセンターの人が作ってくれたソーラン節の衣装で最後にみんなで踊る3Bの仲間たち。
金八先生第5シリーズを観た感想や評価は?
2000年3月に終了した作品ではあるが、再放送されるたびに話題になる作品でもある。携帯電話をまだ持たない金八先生が、娘である乙女の携帯を借りて、健次郎の所に来たりと、時代の流れを反映しているところや、金八先生がなかなか携帯を持たない所などが金八先生らしいとも言われていた。
3年B組金八先生の第5シリーズやってる(о´∀`о)亀梨くん可愛い!明彦可愛い!ボク運の誠くんのジト目感がある(笑) pic.twitter.com/SEt51NOulg
— みかみかん (@kmmk33) June 28, 2017
今の亀梨和也さんのファンが、再放送やレンタルで探して金八先生時代のキャストだった亀梨和也さんを探すことも多いらしいです。
【パロディーお絵描き】3年B組金八先生第5シリーズより、兼末健次郎(風間俊介)、安井ちはる(岡あゆみ)、坂本幸作(佐野泰臣)〜タッチ仕立て…雰囲気ね、雰囲気っ✨ pic.twitter.com/ktiGbQPNzQ
— もも・ふらわ〜む〜ん (@momo_flowermoon) January 27, 2016
女子ではちはるが人気がありました。アニメタッチに寄せて素敵なイラストを描く人が居ました。健次郎・ちはる・幸作のトライアングル、切なかったという意見も多かった。
金八先生見てたら若かりし亀梨和也と高橋一生 pic.twitter.com/bkVmV6jxSI
— ユウコマネチ(・∀・) (@yuko15te5) November 9, 2018
1人旅に出る明彦がぶつかったすし屋の店員が高橋一生という事で探す人もいた。30代前後でのブレイクの人はよく探されている。
2000年の作品なので、当時のツイートは探せなかったが、時が何年たっても、感動して泣いたという意見も多かった。デイケアセンターが桜中学に併設という事で、死を身近に感じているお年寄りとの繋がりに関する感想も多い。
金八先生第5シリーズのネタバレあらすじやキャストまとめ
3年B組金八先生第5シリーズは、2面性をもつ兼末新次郎の話題が中心のドラマだったが、少子高齢化による空き教室の利用、お年寄りと核家族が増えた子供達との交流など様々な要素があった。教師の体罰も問題になり始めた頃で、金八先生が辞職覚悟で生徒を殴るシーンもあり。そのとき、金八先生を殴ったともこの行動も話題になった。
キャストも金八先生だけで、俳優をやめてしまった生徒、今もテレビで活躍する生徒、テレビで大人気の山田孝之の子供を産んだことで、週刊誌の記事になった生徒もいる。デイケア施設の職員と乾先生の結婚という大人の世界の話も楽しめる作品。
最高傑作と言われる要素には、脚本家小山内先生の時代を切り取る視線が、物語に反映しているからだという意見もあった。物語の面白さと一緒に、時代の流れによる教育現場の変化も感じ取れる傑作と呼ばれるにふさわしい作品!