純と愛がひどいと酷評される理由は?エグいあらすじや最終回・ラストもネタバレ

「純と愛」というドラマを知っていますか?第87代NHK連続テレビドラマ、朝ドラの愛称で日本中の人に広く愛されているドラマシリーズの一作品です。しかし「純と愛」はドラマの面白さとは別のあることが話題となりました。それは物語のラストである最終回がひどいとの評判で話題になりました。今までの朝ドラシリーズとは一味違う「純と愛」。ここではそんな「純と愛」のあらすじや最終回をネタバレも含めて紹介していきます。

純と愛がひどいと酷評される理由は?エグいあらすじや最終回・ラストもネタバレのイメージ

目次

  1. 純と愛がひどいと酷評される理由に迫る!
  2. 純と愛は第87作目のNHK朝ドラ!脚本家はだれ?
  3. 純と愛の主題歌を紹介!
  4. 純と愛のキャストを紹介!
  5. 純と愛のあらすじをネタバレ!
  6. 純と愛の最終回をネタバレ!衝撃のラストとは?
  7. 純と愛がひどいと酷評される理由を考察!
  8. 純と愛がひどいと酷評される理由まとめ!

純と愛がひどいと酷評される理由に迫る!

今までの朝ドラのイメージを覆すあらすじや最終回をネタバレ!「純と愛」

連続テレビ小説シリーズの「純と愛」は2012年度下半期にNHK大阪放送局で制作され、放送された第87シリーズの朝ドラシリーズです。そんな「純と愛」の評判はというと、物語の展開がジェットコースターに乗っているように激しく上がったり下がったりと展開するため、ジェットコースター型の朝ドラとも揶揄され、物語についていけない視聴者も多くいました。

また「純と愛」の物語は最初の方から不幸が続くのですが、最終回のラストに向かっての内容が何一つ救われるものが無く「ひどい」との感想も多く抱き、最終回の結末ではこの「ひどい」との感想がピークになります。何故ここまで「ひどい」との感想が多いのでしょうか?ここではそんな「純と愛」のあらすじのネタバレや特にひどいとの感想が多い最終回のネタバレを紹介します。

朝ドラといえば若手女優の登竜門のようなイメージを抱き、フレッシュで爽快感のある物語というような印象を抱く方が多いと思います。しかし「純と愛」は今までの朝ドラのイメージを覆すために作られたと言っても過言ではないほど「ひどい」との感想が多くなっています。そんな気になる「純と愛」のあらすじやラストの最終回のネタバレをみていきましょう。

純と愛は第87作目のNHK朝ドラ!脚本家はだれ?

「ひどい」との感想が多く集まった「純と愛」の脚本家は「遊川和彦」

あらすじや最終回のネタバレを見てひどいとの感想が多い「純と愛」の脚本家は遊川和彦です。東京都生まれで広島県育ちです。修道高等学校在学中に文化祭で脚本を書き、面白いとの評判に喜びを感じたことから脚本家を志すようになります。大学卒業後は上京して最初は役者志望でしたが、なかなかうまくいきませんでした。その後テレビ制作会社ディレクターを経た後、1987年に「うちの子にかぎって…スペシャルⅡ」で脚本家としてデビューを果たします。

その後フジテレビのトレンディードラマの仕掛人である山田良明、大多亮プロデューサーと共に1990円前後のTBSコメディドラマを八木康夫プロデューサーと共に作り上げました。またドラマのノベライズ本も多数出版するなど精力的に活動しています。1991年の「ADブギ」、1992年の「十年愛」で、お笑いコンビダウンタウンの浜田雅功の役者としての才能を見抜き、成功させるなどの功績もあります。

そして代表作ともなり大ヒットを記録したのが1998年の「GTO」です。主演の反町隆史の人気と原作漫画の人気も合わさって平均視聴率は28.5%、最終回は35.7%という驚異的な視聴率を記録しました。さらに2003年の主演明石家さんまのスペシャルドラマ「さとうきび畑の唄」では脚本を担当し、文化庁芸術祭大賞をするなど脚本家としてさらに名をはせます。

次々にヒット作を連発する遊川和彦

純と愛で衝撃のラストを描いた遊川和彦は2000年以降も数々のヒット作を連発します。2005年涙そうそうプロジェクト「広島・昭和20年8月6日」が2006年日本民間放送連盟賞番組部門最優秀作品に選ばれます。また同年日本テレビの連続テレビドラマで天海祐希主演の「女王の教室」も大ヒットを記録して第24回回向田邦子賞を受賞します。

さらにTBSの日曜劇場では田村正和が主演を務めるドラマの脚本を数多く手がけました。他にも松嶋菜々子が主演している作品も遊川和彦が脚本を務めていることが多く、それらの作品もヒットを連発しています。特に2011年に松嶋菜々子主演、日本テレビ系ドラマ「家政婦のミタ」は、最終回でドラマ視聴率史上歴代4位タイの40.0%を記録します。ドラマでは11年ぶりの高視聴率で、2012年東京ドラマアウォード脚本賞を受賞しました。

数々のヒットを記録した遊川和彦は満を持して、2012年下半期放送のNHK連続テレビ小説シリーズ「純と愛の脚本を手掛けることになります。プロデューサーの山本敏彦は遊川和彦のことを2年かけて口説き落として、脚本を書いてもらいました。その際遊川和彦は「これまでの連続テレビ小説っぽくないもの」、「演出家や役者にも口を出す」と提案して了承されました。

そのため朝ドラの脚本かとしては異例ともいえる週に1度は撮影現場に足を運んで撮影の様子をうかがっていたそうです。「純と愛」で朝ドラ初主演となった夏菜に対して厳しい演技指導を行う場面が「プロフェッショナル・仕事の流儀」で放送されて話題となりました。夏菜は脚本家の遊川和彦からの厳しい演技指導にトイレに閉じこもるほど精神的に追い込まれていたとも言われています。

しかしその厳しい演技指導や情熱とは裏腹に「純と愛」のあらすじの内容が悲劇の連続でひどいとの感想が多く、また最終回のラストの結末もひどいという感想がさらに増して、これまでの朝ドラと異なり批判が続出してしまいます。しかし遊川和彦が望んだ「これまでの朝ドラとは全く異なるものを作る」という目標は達成されました。

朝ドラの最終回のラストの批判後も遊川和彦は脚本家としての活動を活発化させていきます。2016年にはテレビ朝日系で放送された「はじめまして、愛しています。」で第5回コンフィデンスアワード・ドラマ賞 脚本賞を受賞しました。また2017年には日本テレビ系ドラマ「過保護のカホコ」の脚本を担当して、ヒットを記録しました。遊川和彦は朝ドラではひどいとの感想が多かったのですが数々の大ヒットを記録しています。

純と愛の主題歌を紹介!

純と愛の主題歌はHYの「いちばん近くに」

純と愛の主題歌はHYの「いちばん近くに」が採用されています。HYはメンバー全員が沖縄県出身の男性4人、女性1人のバンドで、2000年に結成されて以来インディーズバンドとして活動しています。2003年にリリースされたセカンドアルバム「Street Story」が発売と同時にオリコンチャート1位を獲得します。獲得後さらに4週連続1位となり、インディーズとしては初の記録を作ります。

オリコンチャート1位を獲得した後、ライブハウスからアリーナツアーまで、チケットを即日完売させるほどの人気となりました。2007年にはカナダ、アメリカなど北米ツアーも敢行し、地元沖縄を拠点に活動しながら海外にも活躍の場を広げています。

HYは日本のアーティストとして珍しく、シングル盤CDをリリースせず基本的にアルバムのみを発売することが特徴です。しかしアルバムのみの発売ではありますが、「AM11:00」、「366日」など数々のヒット曲を世に出しています。そんなHYというバンド名はメンバーの出身地である沖縄県うるま市与那城の東屋慶名のイニシャルが由来となっています。

純と愛のキャストを紹介!

あらすじや最終回のラストがひどいと話題の純と愛のキャストは?

純と愛のひどいあらすじのネタバレやひどい最終回のラストのネタバレを語る上ではずせないのが、朝ドラ特有の豪華キャスト陣です。ひどいと話題の純と愛ですが、NHKの看板ドラマ、そして実力のある脚本家ということからキャスト陣も注目の若手俳優から実力のあるベテラン俳優まで様々な俳優がキャスティングされています。あらすじのネタバレや最終回のラストのネタバレを語る上で外せないキャスト陣を紹介していきます。

主人公ヒロイン狩野純役の夏菜

純と愛の主人公、ヒロインで「まほうのくに」のようなホテルを作ることを目標としています。物語の中では大阪府に生まれて10歳で宮古島に移住し、沖縄本島の大学に進学します。人物像のネタバレですが、正義感が強く活発ですが世話焼きで実直型な性格です。怒ると無意識に他人を非難して責める癖があり、よくトラブルを招きます。

演じている夏菜は中学1年生のころから原宿などで頻繁に芸能界にスカウトされていたが、中学受験後大学まで一貫教育の学校に通い、芸能活動が禁止されていたため全て断っていました。しかし中学2年生の夏にトヨタオフィスのスカウトを受けた際に、一旦断るが後に矢田亜希子が所属する事務所と分かると、やる気になり1年後に転向した後に芸能活動を開始します。

2005年10月の野ブタ。をプロヂュースへ端役で出演した後、2006年1月にドラマガチバカに生徒役でレギュラー出演したことで女優としてデビューを果たします。2006年10月の嫌われ松子の一生にヒロインの妹役で出演し、同10月に週刊ヤングジャンプの表紙と巻頭グラビアに抜擢され、初の水着グラビアを披露し、その抜群のプロポーションから一気に人気に火が付きました。

高校卒業後は女優業へ専念することになり、2009年1月に初舞台に挑みます。しかしその後は100本以上のオーディションにすべて落ち、仕事はほとんどありませんでした。そのため一時は実家の近くでアルバイトをして生計を立てていました。オーディションに受かるためにショートカットを提案されたが、当初は安室奈美恵にあこがれていたこともあり、夏菜は首を縦に振ることはありませんでした。

しかししぶしぶ髪を切って臨んだ2009年の映画「GANTZ」のオーディションで、プロデューサーが「スタッフ全員が岸本が来てくれたと思ったくらいに彼女は最初から輝いていました」と評するように300名以上の候補の中からスタッフ満場一致で岸本恵役に選ばれました。「GANTZ」の撮影では全裸で登場するシーンがあり、撮影時に体に下着のラインが付かないようにと数日前から下着を着けずに撮影に臨むなどしました。

そうした体当たり演技によって夏菜は一気にブレイクを果たし、その後バラエティー番組やCMへの出演を果たし、2012年に3回目の挑戦となったNHK連続テレビ小説「純と愛」のヒロインオーディションで2258名の中から見事ヒロイン狩野純役を勝ち取り、連続ドラマ初主演を果たします。撮影が始まると脚本家の遊川和彦から執拗なダメ出しと厳しい演技指導に苦しみました。

また従来の朝ドラのあらすじや最終回のイメージを覆す破天荒なストーリー構成とヒロイン像は視聴者から批判されヒロイン役の夏菜に対しても批判が強く、放送終了後も長く批判的な声を浴びせられました。朝ドラ終了後はテレビ朝日系ドラマでレギュラー出演、さらに2013年の映画「監禁探偵」では三浦貴大とともにダブル主演を果たします。

劇場版アニメ「ルパン三世VS名探偵コナン・THA-MOVIE」では声優にも挑戦し、2015年には「大江戸捜査網2015〜隠密同心、悪を斬る!」で時代劇初出演を果たします。ドラマや映画への活躍の場を広げるともに2014年にはグラビアデビューから約7年の集大成となる写真集「The-Gravure」を発表して、抜群のスタイルで人気のとなったグラビア活動も継続しています。活躍の場を広げている夏菜のこれからに注目です。

狩野純の夫待田愛役の風間俊介

主人公の夫である愛(いとし)役として登場する風間俊介は1997年の中学2年生の時にジャニーズ事務所にオーディションに合格して入所しました。ジャニーズジュニアとして活動が続き、1998年に結成されたB.I.G.のメンバーにも選ばれて俳優の生田斗真とともにセンターポジションを担うなどしていました。高校受験のために半年間芸能活動を休業した後は生田斗真の後ろのポジションに降格させられてしまいます。

しかし1999年「3年B組金八先生-第5シリーズ」に兼末健次郎役として出演すると、このドラマを機にテレビドラマへの出演が増えて2002年には生田斗真、長谷川純、山下智久との4人組ユニットFour Topsを結成するなど活躍します。2011年に出演した「それでも、生きてゆく」で日本放送映画芸術大賞助演男優賞とザテレビジョン第70回ドラマアカデミー賞助演男優賞を受賞すると再び注目されます。

そして2013年にNHK連続テレビ小説「純と愛」へヒロインの夫役を演じてブレイクします。歌って踊るアイドルのイメージが強いジャニーズ事務所所属のタレントとしては異例の俳優業を中心に活躍するのが風間俊介です。現在は俳優業だけでなくバラエティ番組にも出演することが増えて様々な場面で活躍をしています。

ヒロイン純の父・善行役の武田鉄矢

武田鉄矢は金八先生や海援隊のボーカルとしても有名な歌手やタレント、作詞家としても活躍する俳優です。俳優としては山田洋次監督の幸福の黄色いハンカチがデビュー作で、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞するなど高い演技力が話題となりました。武田鉄矢が出始めた当初は確立されていなかった俳優兼歌手の先駆けと言われていますが、出始めた当初は相当風当たりが強かったとインタビューで語っています。

代表作は1979年にスタートした「3年B組金八先生」の坂本金八で、2007年まで約30年のシリーズとなり、今でも物まね芸人が出てくるなど武田鉄矢史上1番の代表作となりました。また大河ドラマで豊臣秀吉役や楠木正成役、そして「101回目のプロポーズ」で冴えない野達郎役など日本ドラマで印象に残っている様々な役を演じています。

金八先生シリーズの各卒業式では生徒に贈る言葉はスタッフがわざと台本のセリフの部分を空白にしており、実際のドラマで放送されているセリフは全て武田鉄矢のアドリブで演じていることは有名です。その他にも東野圭吾原作のドラマ白夜行では主人公2人の身の回りで起きる謎を執拗に追い続ける刑事役を演じるなど刑事役としても高い演技力を披露しています。

ヒロイン純の母・晴美役の森下愛子

森下愛子は東京都武蔵野市出身で高校在学中にスカウトされて芸能界に入り、モデルとして最初はデビューします。1997年に地獄の天使-紅い爆音」で女優デビューを果たします。1986年に吉田拓郎と結婚しますが、その後体調を崩し、一時的に芸能活動を休止します。1999年、11年ぶりにテレビドラマ「美しい人」で復帰した後、2000年以降は宮藤官九郎脚本の作品に出演し続けています。

純と愛では純の母親である晴美役を演じます。作中ではミス宮古になるほどの美貌の持ち主で地元では有名人です。マイペースで穏やかな性格ですが、家族の問題が起こるたびにうろたえて純に甘えるなど頼りない母としての一面も見せます。夫の善行が実家の家業を継いでくれていたことを感謝しており、なるべく逆らわないようにしていますが、内心は善行に振り回されたことで疑問と苛立ちを感じていました。

反対していたサザンアイランドの売却も夫の善行が強引に決定して大阪に引っ越したことが大きなストレスとなり、若年性アルツハイマー病を発症するなど難しい役柄を演じます。物語の最終盤でサザンアイランドが台風の被害で壊滅的な被害にあった際には家族全員のことを認識できないほど認知症の症状が進行し、純についてはただの従業員と思いこむほどになっていました。

純と愛のあらすじをネタバレ!

物語のあらすじから最終回のラストまでネタバレ解説!

純と愛が批判され、ひどいと話題になっていることはすでにお伝えしました。しかしいったい何がそこまで視聴者から酷評されたのでしょうか?これまでの朝ドラとは全く異なる純と愛の気になるあらすじや批判の多かったラストの結末をネタバレ解説していきます。

第1部~オオサキプラザホテル編

物語の始まりは昔主人公の純のおじいちゃんが宮古島に魔法の国のようなホテルサザンアイランドを経営していたことから始まります。そのホテルの再生を純は目指していましたが、ホテルの後継者の父、善行の猛反対されます。「うちよりも大きなホテルの社長になる」と啖呵を切って、純は家を飛び出し大阪にたどり着きます。大阪で夢を叶えるために歩みだした純は他人の心が読め、後に夫となる待田愛と出会います。

純は大阪の一流ホテルであり第一部の舞台でもある「オオサキプラザホテル」に就職します。しかしホテルのルールに反し、独断でサービスを行い、一部の客から好評を得るが、不公平感を感じた他の客や上司とトラブルを起こしてしまいます。また同時に家出した弟が純の部屋に転がり込み、実家に住む兄が女性と揉めるなど公私ともにトラブルに巻き込まれます。そんな中常に順を助けてきた愛との交際もこの頃に始まります。

純と愛は互いの親から勘当されたことををきっかけに結婚します。またオオサキプラザホテル操業60周年記念イベントを機に仲間と結束が深まり、トラブルの日々から抜け出したそんな矢先に、オオサキプラザホテルが他社に吸収合併されてしまいます。オオサキプラザホテルの伝統のために上司や同僚と団結しますが、故郷のサザンアイランドホテルが売却の危機にさらされ、仲間に応援されながら退職します。

宮古島に戻ってきた純と愛はサザンアイランドホテルの買収に反対して必死に抵抗し、あらゆる手段を尽くしたことによって存続の可能性が見えてきました。しかし宮古島とホテルを嫌っている父・善行によりホテルは強制的に取り壊され、人手に渡ってしまい純は落ち込んで心を閉ざしてしまいます。物語が良い方向に転じた先に悪いことが起こってしまう第一部から純は立ち直ることができるのでしょうか?

第2部~里や編~

サザンアイランドホテルを失った純は心を閉ざしてしまい、また父・善行との溝も深まってしまいます。愛との気持ちのすれ違い幹力な生活を送っていたが、大阪の下町の小さなホテル「里や」の女将と出会い、自分にとって大切な愛乃存在を再認識して立ち直ります。またこのことが縁となり、里やに就職することとなりました。

里やは当初やる気のない従業員が多く、純だけが一人意気込んで空回りするような状況が続きました。しかしお客様や従業員の問題に24時間いつでも真摯に向き合う純の姿に周りの従業員も次第に変化していきます。一方、大阪にやってきた純の母は認知症を発症しており、父の善行は失業と病気になった妻という現実を受け止められずに精神的に参ってしまい父の善行が急死してしまいます。

新たな家族の問題に対して純は心身を削りながら仕事とプライベートを邁進して過ごします。里やも廃業の危機に陥り、従業員と純の家族と一段となってテコ入れをして経営は上向き、無事軌道に乗り始めた矢先に、客の寝たばこが原因の火事で里やは全焼してしまいます。純は自分が関わるホテルは亡くなってしまうと思い落ち込んでしまい、あえてホテルに就職せずブランドショップに転職します。

魔法の国のようなほてるを作るという夢をあきらめた純に対して、本来の純らしさを失ったことに愛は激怒して実家に帰ってしまいます。互いに意地を張りあい、離婚寸前まで発展しましたが、純は弟に励まされたことと母の本心を知ることによって純と愛は仲直りをして離婚にまでは至りませんでした。そんな時に里やの宿泊客の一人から宮古島の別荘を紹介されて純と家族は別荘を改装してホテルとして開業する決意を固めます。

第3部~宮古島編~

純と愛は夢のホテル開業に胸を膨らませ、純の母と兄一家とともに宮古島へ戻ります。しかしホテル開業場所として譲り受けた別荘は管理されておらず放置されており、さらには不法侵入者に荒らされて、別荘の中は廃墟と化していました。別荘をきれいにするために地元の業者に工事を依頼するが、軽くあしらわれてしまい、開業資金の融資の申し込みのために地元の銀行を多く回るが、すべて断られてしまいます。

純と愛は牧場でバイトをしながら自分たちの別荘の修繕工事に取り掛かります。開業のコンセプトもあいまいで気楽に考えている純に対して開業準備が滞っていることと自分の力不足に対して愛は激しく苛立ちを感じるようになります。そんな困難が立ちはだかっている中、純の母が地元に顔が効くため、模合の交渉に周り、近隣住民から資金の協力を得ることにできるようになります。

ホテルのコンセプトも決定して開業準備が軌道に乗り始め、別荘の内装工事も一通り終わり、里や時代の同僚も開業準備の手伝いに駆け付けてくれます。また両親の離婚で行き場を亡くした愛の妹も開業の手伝いの名目で宮古島にやってきます。愛の誕生日に行われたホテルのプレオープンでは愛の両親を招待して待田家は打ち解け、無事和解することに成功します。

ホテルの名前も純の祖父が創業した「サザンアイランド」という名前を引き継ぎ、順調に開業に向けて進みだした直後、愛が脳腫瘍を発症して倒れてしまいます。手術をしても治る保証はないと言われるほど病状は重く、愛はしり込みするが愛の母の説得を受けて手術を受けることを決意します。手術の結果がどうであろうとホテルを開業して運営することを純に約束します。

ホテルの宿泊の予約も入り、手術当日にホテル開業の日を迎えるが、台風でホテルの建物が壊滅的な被害を受けます。また手術を終えた愛は脳腫瘍が脳幹まで広がり、完全に取り除けず、さらには目を覚まさず植物人間となってしまいます。台風で壊滅的な被害を受けたホテル復旧の目途が全く立たなかったこともあり、純は愛の介護の専念し、オープンを当面の間見送ることを決めます。

純の様子を見に来た元上司や同僚からホテルのオープンを説得されるが純の休業の気持ちは変わりませんでした。しかし認知症が進行した純の母が休業中のホテルを昔のサザンアイランドと思い通い詰めます。これを見て純は愛が目覚めなくても多くの人の笑顔のためにホテルの復旧を目指します。植物人間の愛に対して純はホテルを魔法の国にすると誓い、愛と口づけを交わします。そして愛は目覚めないまま最終回を迎えます。

純と愛の最終回をネタバレ!衝撃のラストとは?

ひどい、救われないと批判殺到!最終回の衝撃のラストとは?

純と愛のあらすじを紹介しましたが、いかがでしたか?物語が良い方に転がったと思ったらすぐに悪いことが起こってしまうジェットコースターに乗ったような怒涛の展開についていけない視聴者や朝ドラの爽快感を求める視聴者は離れていってしまいました。しかし最後にハッピーエンドを期待する視聴者もおり、最終回まで見届ける視聴者も多くいました。

しかしその最終回はなんとヒロインの夫が目を覚まさず、またヒロインが目指していたホテルの開業も台風で壊滅的な被害を受けたまま復興の目途も立たたないまま、物語は最終回を迎えます。誰も救われない最終回に対して、これまでのジェットコースターのような怒涛の展開だったことも影響し、視聴者の心は晴れずに猛烈な批判が集まることとなりました。

純と愛がひどいと酷評される理由を考察!

ディズニーのようなハッピーエンドを期待する視聴者が裏切られたと感じた!

純と愛は主人公の純に様々な不幸が降りかかります。その不幸を何度も何度も純は乗り越えますが、最終回ではハッピーエンドとはならずに最後まで純は救われませんでした。これまでの朝ドラは若手女優の爽やかな演技とハッピーエンドによって視聴者の心をつかんできました。しかし純と愛は最後まで救われずにバッドエンドで終わり、また結末もはっきりせずもやもやした気持ちに視聴者がなり、批判が続出してしまいました。

愛の超能力も批判の対象になる?

ヒロインの夫である愛は登場当初人の心が読めるという設定で登場しました。しかしこの能力が現実離れしていること、あまりのも朝ドラの視聴者が期待するストーリー展開とは異なることが批判を呼びます。朝ドラの多くはモデルになった人物がいたり、モチーフにしている歴史があります。しかし純と愛は遊川和彦の完全オリジナルであり、モデルを用いない朝ドラの確立を図りました。

しかし朝ドラの視聴者はこれまでの朝ドラを見続けてファンになったこともあり、新しい朝ドラへの抵抗感、ジェットコースターのような怒涛のストーリー展開への疲弊感、朝から重たい内容の連続ということが批判の原因となっています。朝ドラには朝ドラらしくフレッシュでほのぼのとしたストーリー展開を視聴者が期待していることがわかります。

まさかの批判!夏菜の迫真の演技も批判される!

映画GANTZで体当たり演技を披露して、高い演技力も話題になった夏菜ですが、純と愛で演じた純の怒ると無意識のうちに他人を非難して責めるという性格も本来の朝ドラ視聴者からは批判が溢れました。やはり朝ドラでは爽快感のあるヒロインを求めており、朝から不幸の連続に声を張り上げるヒロインはうるさいと惹かれてしまいました。しかし視聴者を引かせるくらいの夏菜の演技力は再度評価されました。

純と愛がひどいと酷評される理由まとめ!

ひどいと批判される純と愛のあらすじや最終回ラストをネタバレ!

いかがでしたか?これまでの朝ドラのイメージを覆し、あらすじやラストのネタバレがひどいと批判されている純と愛のあらすじやラストをネタバレ紹介しました。これまでの朝ドラは注目の若手女優が天真爛漫に輝く姿を描き、視聴者に爽快感を感じさせてくれる朝ドラばかりでした。しかし純と愛はあらすじやラストのネタバレを紹介したから分かるように、非常にネガティブな要素が多く、悪いことばかりが起こってしまいます。

朝からあらすじが抑うつ展開ばかりの朝ドラは視聴者が期待していた爽快感を得られず、朝から視聴者も気分が落ち込んでしまう展開に多くの批判が集まりました。また最終回のラストのネタバレを見ても、最後まで主人公が救われない展開にも視聴者の心はスッキリせず、そのことも批判が続出しています。

しかし脚本家の遊川和彦が目指したこれまでの朝ドラのイメージを覆すことは確かに成功しており、視聴者の理解を得られなかっただけで新しい朝ドラの形が広がったとの考えも見られました。あらすじやラストに批判もありますが、新しい朝ドラとしてとらえると新たな可能性を見出した「純と愛」を是非見てみましょう。

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