ひよっこの登場人物一覧！主要キャストの相関図や実年齢まで紹介【NHK朝ドラ】

1961年から放送が開始され、今尚朝の15分を彩るNHKの人気テレビドラマシリーズ連続テレビ小説。2017年上半期に96作品目として放送されたのが「ひよっこ」です。連続テレビ小説では久しぶりの実際の人物を主人公にした話ではないオリジナルストーリーで、高度経済成長期を舞台にした物語が展開されました。

奥茨城村、そして東京を中心にした物語には実に多数の登場人物が登場し、物語を盛り上げてくれました。今回はそんなひよっこで活躍した主要の登場人物とその登場人物を演じたキャストさんを、登場人物が多い故に少し分かりにくい関係性を相関図なども交えながら紹介していきます。

ひよっこの物語は茨城の山村、奥茨城村からスタートします。決して裕福とは言えないながらも農家を営んでいた谷田部一家。不作の年に出来てしまった借金を返す為、出稼ぎに出た父と音信不通になってしまった事から、父を探す為、そして家計を助ける為に東京に上京する事になります。

上京したみよ子は就職先で苦労しながらも仲間にも恵まれ、家族に仕送りをしながら父を探す生活を送ります。就職先の倒産などの不運にも見舞われながらも、「すずふり亭」への就職、裏手にあるアパート「あかね荘」に入居して新たな生活を始めます。

以降はあかね荘、そしてすずふり亭を中心に、みね子、そしてそれぞれの登場人物の物語が展開されていきました。みね子の元同僚である「乙女寮のメンバー」や、親友である時子らの活動、さらには失踪してしまった父、実の捜索など姿がそれぞれに展開されていきました。

ひよっこには多数の登場人物がいる事からNHKが公式に相関図をドラマが進むに連れて更新しながら発表しています。奥茨城を舞台にした序盤では、主人公のみね子の家族である谷田部家に加え、幼馴染である三男と時子の家族も頻繁に登場していました。またその時々に出演した登場人物も相関図に加えられる事もありました。

東京編前後から最終的にみね子が腰を据える事になる、あかね荘、そしてすずふり亭、同じく上京した三男が務める安部米店、あかね坂商店街の店主、さらにはみね子が最初に就職した際に入居した社員寮「乙女寮」のメンバーなどを含めた相関図が公開されています。

話が進む毎にこまめにこの相関図は更新されていたので、ドラマ放送中はこの相関図をチェックしている人も多くいました。家族や繋がりの見えにくい関係性もあるので、視聴する際には相関図を参考にするとスムーズに話に入り込む事ができます。現在でも公式HPに「第1週～」と「第10週～」の相関図が公開されている他、ひよっこファンの有志によるオリジナルの相関図なども多数見受けられます。

初めにひよっこの主人公であるみね子、そしてその家族である谷田部家について紹介していきます。ひよっこを語る上で外せない全てこの谷田部家での出来事がきっかけとなっている家族です。

そんな数多い登場人物がいる中、主人公を務めるのが谷田部みね子です。ドラマ開始時は高校三年生で、卒業後は家業である農業に専念するつもりでいましたが、父の失踪を受けて東京に集団就職。以降は東京での生活をメインにしながらも、実家にもしっかり仕送りを行い助けていました。

性格は穏やかな性格で、元々は積極性は高くありませんでしたが、ひよっこ作中の中での多くの人との出会いや助言を受けて徐々に行動的に変わっていきました。最初期には他者を気遣いついた嘘やお世辞によって失敗する事も多かったです。

ひよっこは主人公であるみね子の視点を中心に物語が進行する他、相関図なども基本的にはみね子から見た形で作られる事が多くなっているなどまさにひよっこの中心にいる登場人物です。

みね子が東京に就職するきっかけとなったのが父、実の失踪です。作中では昭和39年に稲刈りの為に帰省した後、東京に戻ったのを最後に2年半の間、行方知れずとなっていました。とある事件に巻き込まれた事で記憶を失っており、女優の世津子に「雨男」と呼ばれて保護されていました。

みね子が世津子と出会い、みね子の父と雨男が同一人物だと発覚した事から、みね子と数日間同居、田植えに合わせて帰りたいという要望で晴れて実家に戻る事になりました。作中最後まで記憶が戻る事はありませんでしたが、みね子からの仕送りを減らし、負担を減らしてやろうと家族に提案するなど、基本的には優しいお父さんです。

実役を演じたキャストは俳優の沢村一樹さんです。25歳の時にモデルとして芸能界デビューをした方で現在の年齢は51歳となっています。現在ではほぼ各クールで何らかのドラマに出演する程に人気のある俳優さんであると同時にバラエティやCMなどにも多く出演されている俳優さんです。

みね子の母で夫である実が出稼ぎに行っている間、家族を守り続けたのが美代子です。家業である農業に加えて洋服の縫製の内職なども行っています。その腕前を生かして、集団就職する際のみね子にコートを仕立てたり、上京後もシャツを作って送るなどしています。

基本的には優しいお母さんと言った雰囲気ですが、怒りを露わにする事もあり、実の失踪届けを警察に届けた時や、実を発見した勢津子に感謝と同時にみね子の苦労を伝えて怒りを露わにした事があります。

美代子役を演じたキャストは女優の木村佳乃さんです。1976年生まれで現在の年齢は42歳となっています。1996年にドラマデビューして以来、多数のドラマや映画に出演しています。連続テレビ小説は「天花」「風のハルカ」「あさが来た」に続いて4作目の出演になります。

みね子の実家は両親以外に祖父である茂、妹のちよ子、弟の進の6人家族です。また実の弟である宗男、宗男の妻である滋子も農業を手伝うなどしており、家族同然に登場しています。

みね子の幼馴染で親友、高校卒業後は一緒に集団就職したメンバーの1人でもあるのが助川時子です。みね子が最初に就職した向島電機では同僚でしたが、倒産後はそれぞれ別の会社に勤める事になりました。同時に女優も目指しており、オーディションを受けたり、劇団で演技を学んだりする場面も描かれています。努力が実り、最終的には「和泉真琴」という芸名で芸能界デビューする事になりました。

組織的にはみね子と接点がない事もあって相関図ではみね子と同様にどのグループにも属していない状態で扱われていますが、最初から最後までしっかりと紹介され続けていました。

時子役を演じたキャストはファッションモデル、女優として活躍するさくちゃんの愛称で知られる佐久間由衣さんです。1995年生まれで年齢は23歳とまだ若い女優さんで、女優としては2014年に公開された映画「人狼ゲーム　ビーストサイド」でデビューしました。現在では主に女優として活動しており、ひよっこへの出演はオーディションで選ばれる形で決まりました。

時子の母で、美代子の幼馴染で親友でもあるのが助川君子です。谷田部家に農業の手伝い、そして美代子とのおしゃべり目的で頻繁に出入りしています。時子の東京行きに際して、当初は反対していましたが、最後には女優になりたいという夢も含めて認めました。

君子役のキャストは女優の羽田美智子さんです。1968年生まれで年齢は49歳となっています。1994年公開の映画、「RAMPO」でヒロイン役に抜擢、第18回日本アカデミー賞新人賞などを受賞した経験もあるベテラン女優さんです。連続テレビ小説は「君の名は」「ウェルかめ」に続いて3作目の出演になります。

みね子のもう1人の親友で、高校卒業後、同じく東京に集団就職したのが角谷三男です。時子にずっと片思いをしていますが、同時に時子の夢を親友としても応援しており、時子が成功するまで片思いを続けるという信念を持っています。また安部米屋の父娘の間に板挟みにされており、苦労するシーンが多く描かれていました。

時子が成功し、芸能界デビューが決まった事で失恋を受け入れ、同時に猛烈にアタックを続けていた安部米屋の一人娘さおりのアタックを父親との和解を条件に受け入れて結婚しました。

三男役のキャストは俳優の泉澤祐希さんです。年齢は現在25歳です。5歳で子役として芸能界デビューをすると、大河ドラマへの出演や映画主演なども務める程で演技力の高さには定評があります。2014年に放送されたドラマ「東京が戦場になった日」ではドラマ初主演も務めました。連続テレビ小説への出演は過去にもありましたが、シーズン通して登場したのはひよっこが初になっています。

助川家と角谷家は東京編に移っても度々登場する程、みね子と関係が深いです。助川家には時子の父親である正二、兄である豊作、角谷家には三男の母であるきよ、父の征雄、兄の太郎などが登場しています。特に太郎は、すずふり亭の高子と結婚するなど決して出演改修は多くないものの、重要な位置づけにいます。

3つの家以外だと、高校時代の担任である田神学、通学に使うバスの車掌の益子次郎など相関図などでも一時紹介されていた登場人物もいます。特に担任の田神学はみね子の就職先探しに尽力した他、みね子が帰省した際には就職先であって向島電機の倒産を知って駆け付けるなどしています。

失踪前の実が昔話していたという事で初めての給料でみね子が訪れたのがすずふり亭です。彼女はここで食べた、ビーフコロッケに感動し、以降給料が出る度に通っていました。みね子は会社が倒産すると、紆余曲折を経てすずふり亭でホール係として働く事になり、以降ひよっこの物語の中の中心の１つとして描かれるようになりました。

失踪前の実と親しくしており、実の失踪後に訪ねてきた美代子やみね子にも親切に接したすずふり亭の店主が牧野鈴子です。仕事をするということは上下関係や男や女だということは全く関係がなく、また仕事は決められた時間だけするものという考えを持っており、みね子に仕事とは何かを教えたりもしています。

一方で家族の中は決して良好とは言えず、生活を立て直す為に忙しく働き過ぎた結果、嫁である節子を失ってしまった事、それを理由に不仲になり、家を飛び出してしまった孫の由香の事などを後悔している一面ももっています。その贖罪の意味も込めて由香からのお金の無心にも答えて仕送りを行っています。

鈴子役のキャストは女優の宮本信子さんです。1945年生まれで、年齢は73歳となっています。幅広い役どころを演じられる高い演技力が評価され国内の多数の賞を受賞した経験を持っています。連続テレビ小説では「本日も晴天なり」「まんてん」「どんと晴れ」「あまちゃん」に続いて「ひよっこ」が5作目の出演となっています。

母である鈴子と共にすずふり亭を料理長として切り盛りするのが牧野省吾です。軍隊や修行時代の経験から「自分の店では上下の良い関係を保つ事」を心がけています。妻である節子の体調不良に気付けずに病死させてしまった事を後悔しており、それを理由に家を飛び出した由香とぎくしゃくした関係になってしまっています。母鈴子が由香に仕送りを行っている事も知っており、同時に自分からも仕送りを行っています。

みね子の計らいで由香との関係を改善する提案が出来た事もあり無事に和解。その後、一目惚れされた愛子と再婚しました。

省吾役のキャストは俳優の佐々木蔵之介さんです。2018年現在、年齢は50歳です。「医龍」「ハンチョウ」など多数のドラマや映画に出演する一方でルーツである舞台に対しても非常にこだわりをもっており、毎年出演を続けています。連続テレビ小説は2000年放送の「オードリー」に続いてひよっこが2作目の出演です。

すずふり亭でホール係を務めているのが朝倉高子です。ホール係の採用について鈴子に一任される程に信頼されています。一方で、「一緒に働きたいかどうか」という採用基準の元で過去のホール係志望者を多数不合格にしていました。みね子経由ですずふり亭に通うようになった三男に連れられてきた太郎に求婚され、結婚。角谷高子となり、すずふり亭を退職しました。

高子役を演じたのは女優の佐藤仁美さんです。年齢は38歳です。NHK名古屋放送局で製作された「中学生日記」への出演を役者の原点としており、第20回ホリプロタレントスカウトキャラバンにてグランプリを受賞以降多数のドラマ、映画に出演しています。連続テレビ小説への出演回数も多く「あすか」「ファイト」「おひさま」「とと姉ちゃん」に続いてひよっこが5作目になります。

すずふり亭で見習いコックをしており、同時にみね子が住むあかね荘の5号室の住人でもあるのが前田秀俊です。作中では「ヒデさん」の愛称で呼ばれています。新メニューの開発の一環として、図書館に足しげく通ったり、休日を利用して名店に訪れるなど努力家でもあります。その名店巡りにみね子を誘うようになったのをきっかけに交際をスタート、結婚する事になりました。

ヒデさん役を演じたキャストは俳優の磯村勇斗さんです。1992年生まれで年齢は25歳になります。2015年に「仮面ライダーゴースト」にレギュラー出演をして注目されるようになりました。連続テレビ小説はレギュラー出演はひよっこが初ですが、2015年放送の「まれ」にも1話だけゲスト出演した事があります。ひよっこで演じたヒデさんが最終的にみね子と結婚する事になる事を知らずに演じていたようです。

省吾の一人娘で家出同然になっているのが由香です。結婚すると言って家を出ましたが、今でも度々鈴子や省吾にお金の無心を行っています。ただ幼馴染のヤスハルらからするとこの行為は本当にお金に困っているわけではなく「自身の存在を主張する為である」と言われています。

作中、みね子の姿を見て、またみね子自身に説教された事もあって鈴子や省吾との和解を考えますが、きっかけが掴めないでいる所をみね子が人手不足を理由にすずふり亭の手伝うように促した事で和解する事になりました。みね子の事は、その生き方などは母親と似ているとしてして気にかけている様子が節々で描かれています。

由香役のキャストは元AKB48のメンバーで現在は女優として活躍するぱるるの愛称で知られる島崎遥香さんです。AKB48時代から女優として演技をする機会もありましたが、AKB48を卒業した現在では女優としての活動がメインとなっています。

すずふり亭の裏手にあり、すずふり亭で働く事になったみね子が入居した2階建てのアパートがあかね荘です。年数が進むと共に入居と退去を繰り返し、最終的に多くの登場人物が住む事になっています。

あかね荘の大家さんが立花富です。昔は芸者をしており、当時の恋人であった松永から贈られたのがあかね荘でした。非常におしゃべりな性格で美味しいものが好きです。食べ物を目当てに住人の実家に電話をかけるなどにもそれらの行動は現れています。また松永の訃報を気にそれまでの和装から洋服を着るようになりました。

立花富役のキャストは舞台女優の白石加代子さんです。1941年生まれで年齢は2018年で76歳になります。舞台をメインの活動としていますが長い芸能生活の中でテレビや映画にも多数出演しています。連続テレビ小説への出演は以外にもひよっこが初めてです。

みね子があかね荘に入居した際、6号室に住んでいたのが島谷純一郎です。裕福な家庭に育ちながらそれを恥じている面を持ち合わせています。みね子の部屋に同居する事になった時子の歓迎会でみね子と両思いだと分かり付き合う事になったみね子の最初の恋人でもあります。2人の関係自体は良好でしたが、そこに父親から政略結婚の話を懇願され思い悩む事になります。

実家から来た政略結婚の話を捨ててみね子を選ぼうとした事で、みね子に「稚拙で親不孝」と言われフラれ実家に帰る事になって退去していきました。退去後は出番こそ少なくなりましたが、家業を継いで、結婚したような描写がされています。

純一郎役を演じたのは俳優の竹内涼真さんです。年齢は25歳です。モデルとしてデビューした後、「車家の人々」で俳優としてもデビューしました。その後、「仮面ライダードライブ」で主演をした事で注目を集める事になりました。以降も多数のテレビ、映画に出演して活躍しています。連続テレビ小説はひよっこが初出演となります。

あかね荘の1号室の住人であるオフィスレディが久坂早苗です。気が強く不満には躊躇わずに毒を吐いてしまう捻くれ者で常に無愛想です。同時にかなりの神経質でもあり、作中では周囲を顧みない音などに怒鳴るシーンも多かったです。しかしみね子の父親失踪の事情を知ったのを気にみね子を気にするようになりました。

本人は心配しているわけではないと言いながらも世津子とみね子に実の事を腹を割って話すべきだと諭すなどみね子の事を常に心配するようになっていました。サンフランシスコにいるフィアンセが迎えにきた事を受けてあかね荘を退去しましたが、フィアンセと2人で撮った写真をエアメールでみね子に送るなど良好な関係は継続していました。

早苗役のキャストは女優、歌手、モデル、ドラマーとしてマルチに活動を続けるシシド・カフカさんです。年齢は2018年で33歳となります。活動の起点となっているのは音楽方面で、女優としての活動はそこまで多くはありませんが、ひよっこを含めて複数の作品にレギュラー出演をしています。

3号室で同居する漫画家志望の片割れが坪内祐二です。帰省して以来戻ってこない事から漫画家を諦めたと思われていましたが、みね子が入居した年の4月に戻ってきました。漫画家としての名前は新田とコンボでつぼ田つぼ助としており、これまでいくつかの作品を発表していましたが、駄作で売れない時期が長く、食べるのにも困る程になっていました。

祐二役を演じたキャストは俳優の浅香航大さんです。1992年生まれで年齢は2018年で25歳になっています。ジャニーズJrとして活動後、俳優として「花ざかりの君たちへ～イケメンパラダイス～」で連続ドラマに初出演を果たしました。連続テレビ小説は「マッサン」に続いてひよっこが2作目の出演となります。

3号室のもう1人の住人が、新田啓輔です。漫画的擬音が口癖になる程漫画にのめり込んでいますが、なかなか芽が出ないでおり、実家の母からは諦めて地元で就職したらどうかと諭されていました。祐二が帰ってきたのを期につぼ田つぼ助のコンビを復活。みね子を主人公にした漫画をベースにした「ミネッコ」で大ヒットし売れっ子漫画家になりました。

啓輔役のキャストは岡山天音さんです。年齢は24歳となっています。2009年に「中学生日記　シリーズ転校生」で俳優としてデビュー、以降多数のドラマ、映画に出演し活躍しています。「花ざかりの君たちへ～イケメンパラダイス～」「半沢直樹」のようなその時々、社会現象と言えるような規模でヒットした作品への出演経験も豊富になっています。連続テレビ小説はひよっこが初出演です。

ひよっこに登場した様々なグループの中でもその性質上一番出入りの激しかったのがあかね荘です。上記で紹介したメンバーも純一郎は実家に帰る為に、早苗もサンフランシスコに行った恋人が迎えにきた為に出ていきました。反対にみね子の関係者を中心に入居者も多く、乙女寮のメンバーや世津子らなども入居していたりします。

みね子が最初に就職した向島電機は女性社員寮として「乙女寮」を持っていました。乙女寮が解散してもそこに入居していたメンバーは仲が良く以降も度々登場している他、相関図でも「元乙女寮」として紹介され続けています。

そんな乙女寮のメンバーの1人でありみね子が東京に集団就職した際の列車の中で知り合い、意気投合した同僚が青天目澄子です。非常に難解な名字「青天目（なばため）」は作中でクイズにされる程でした。向島電機の倒産後は、石鹸工場に就職し、子供のいない経営者夫婦に実の子供のように迎えてもらいました。後にあかね荘に転居してきた事もあります。

澄子役のキャストは女優の松本穂香さんです。年齢は21歳と出演した若手俳優の中でも最年少となっています。短編映画で女優デビューを果たすと、以降数話程度のゲスト出演ながらも多数のドラマに出演しています。連続テレビ小説はひよっこが初出演です。また2018年7月から放送中のドラマ「この世界の片隅に」では主演も務めています。

向島電機で事務員として働いており、同時に乙女寮の舎監も務めているのが永井愛子です。おっちょこちょいな性格ながら前向きで明るくもあり、入社当初失敗続きのみね子を励ますなど良き先輩でありました。向島電機の倒産により乙女寮のメンバーが次々寮を出ていく中、みね子と共に大晦日を過ごし、お年玉として、みね子が帰省できるように取り計らうなど「東京のお姉さん」とみね子に慕われていました。

その後は小田原の弟家族の元に身を寄せていましたが、居心地の悪さから東京に戻ってきます。就職活動も上手くいかず、暗い日々を送っていましたがみね子の顔がみたくなってすずふり亭を訪れた時に省吾に一目ぼれ、その恋心を活力にすずふり亭の近くに就職先を探してランチタイムに度々訪れるようになります。また純一郎が退去しｔた後のあかね荘にも入居していました。最後には省吾と結婚しています。

愛子役のキャストは女優の和久井映見さんです。ドラマ「花のあすか組」で芸能界デビューを果たすと、多数のドラマや映画に出演し、賞を受賞する程に高い演技力を持っています。連続テレビ小説には「ちりとてちん」に続いてひよっこが2作目の出演になります。

乙女寮のメンバー全員が倒産後東京に残ったわけではなく、中には帰郷したメンバーもいます。兼平豊子は澄子と同じくしてあかね荘に入居していますが、秋葉幸子は結婚、夏井優子は地元に帰って事務職に就職するなどしています。

ひよっこの登場人物は所属する会社やグループに合わせて相関図が常時更新されていきましたが、どの相関図でもどこのグループにも属さなかった登場人物もいます。その代表的な例が川本世津子です。

作中で女優として登場したのが川本世津子です。川本世津子は芸名で、本名は山本節子と言います。初登場時は売れっ子の女優として活動すると同時に実は記憶を失い雨の中を彷徨っていた実を保護し、以降「雨男」と呼んで同居していました。みね子と知り合い、雨男が実だと知るとみね子と対面、謝罪した上で引き渡しました。

世津子役のキャストは女優の菅野美穂さんです。年齢は2018年で40歳を迎えています。バラエティ番組「桜っ子クラブ」の番組内ユニットの一員として芸能界デビューを果たすと、「ツインズ教師」で女優デビューをしました。連続テレビ小説への出演も多く「走らんか！」「ちゅらさん」「べっぴんさん」に続いてひよっこが4作目の出演となります。

多くのキャストが出演する中、主人公であるみね子役を務めたのが女優の有村架純さんです。年齢はまだ25歳です。2010年放送の「ハガネの女」でドラマ初出演を果たすと、連続テレビ小説「あまちゃん」にて主人公の母親の青年期を演じた事で、人気を博しました。以降「思い出のマーニー」で声優デビュー、「ジャンヌダルク」で舞台デビューを果たすなど活動の幅を広げています。

ひよっこへの出演は若手俳優は多くがオーディションで選ばれている中、脚本を務めた岡田惠和の強い希望で指名で出演が決まりました。また年代の経過が描かれる事の多い連続テレビ小説において、珍しく子役などを用いずにドラマ開始時の高校3年生より、最終回までの全てのみね子の役を演じ切っています。

ひよっこの登場人物は演じるキャストさんも含めて非常に多く同時に多くの登場人物が独特の魅力を放っています。相関図や今回の紹介では紹介しきれなかったような登場人物であってもそれぞれのキャストのこだわりを感じるような演技が魅力の1つです。

レギュラーで出演するキャストはもちろん、ゲスト出演のキャストにも非常に魅力的なキャラクターが多くなっています。それぞれの登場人物の人物像をしっかりイメージできた上で演技しているのでとても創造されたキャラクターだとは思えない程の魅力に溢れています。

若手もベテランも一体となって撮影が行われているのが伝わってくるようなそれぞれの登場人物の魅力を感じる事ができるので、ぜひ一度視聴してみてはいかがでしょうか？