2018年11月30日公開
2018年11月30日更新
金八先生第7シリーズのキャスト一覧!しゅうのドラッグ問題など見所は?
日本を代表する学園ドラマの1つで、2011年に完結した3年B組金八先生シリーズ。毎シリーズ数多くのキャストが生徒役として出演しています。その中でも今回は、しゅうのドラッグ問題などかなり話題になった2004年(平成16年)に放送された第7シリーズのキャストを紹介しつつ、ドラッグ問題以外にもある金八先生第7シリーズの見所、既に視聴した人の感想を紹介していきます。
目次
金八先生第7シリーズのキャスト一覧が知りたい!
3年B組金八先生といえば、日本を代表する学園ドラマとして長く放送を続けた人気シリーズです。その中でもその「薬物依存」というテーマとメッセージ性の強さから話題を集めたのが第7シリーズです。今回はドラッグ問題が大きく取り上げられた第7シリーズに出演したキャストや第7シリーズの見所をまとめて紹介していきます。
金八先生第7シリーズの作品情報
1979年の第1シリーズ放送以来、30年以上に渡って放送された金八先生シリーズ。その中でも第7シリーズは、「平成生まれの生徒達」が初めて登場するシリーズとして2004年10月から2005年3月の2クールで放送されました。第7シリーズはメインテーマに「薬物依存」というこれまで以上に衝撃的なテーマを据えており、作中で起こる事件などは放送当時かなり話題となりました。
また第7シリーズの1つの特徴である「平成生まれの生徒達」という事で、今までと同じやり方が通用しない金八先生がそれらの子供達に合わせて四苦八苦する様子も描かれています。その物語は坂本金八が異動していた別の中学から、これまでの金八先生シリーズの中心であった桜中学校に復帰する所から描かれました。
金八先生第7シリーズのキャスト一覧
ここからは金八先生第7シリーズに出演したキャストを一覧にして出演した当時から、現在の活躍なども合わせて紹介していきます。
丸山しゅう/八乙女光
金八先生第7シリーズといえばと言える代表的なキャストが丸山しゅうです。しゅう役は八乙女光さんが演じています。出演当時はジャニーズJrとして、現在はHey!Say!JUMPのメンバーとして活躍。グループでの活動がまだメインですがドラマへの出演も続けており、2014年放送のドラマ「ダークシステム恋の王座決定戦」や2015年放送のドラマ「ドS刑事」などに出演しています。
飯島弥生/岩田さゆり
金八先生にて初めて発達障害を持つ生徒として描かれたのが飯島弥生です。ファイナルではパティシエになった姿を確認できます。そんな弥生役を演じたのが岩田さゆりさんです。女優として活動する傍らで歌手としてもデビューし、名探偵コナンのエンディング「Thank You For Everything」などを自ら作詞するなどしています。
狩野伸太郎/濱田岳
第7シリーズにおいて最も金八先生とばちばちやり合うのが狩野伸太郎です。伸太郎役を演じた濱田岳さんは、以降も俳優として長く活動を続ける事になり、2014年放送の大河ドラマ「軍師官兵衛」での栗山善助役や、「釣りバカ日誌~新入社員浜崎伝助~」で主演となる浜崎伝助役、またauのCMシリーズ「au三太郎シリーズ」で金太郎役を演じるなど活躍を続けています。
小塚崇史/鮎川太陽
しゅうの幼馴染役として登場する小塚崇史役を演じたのが鮎川太陽さんです。出演当時はジャニーズ事務所に所属するジャニーズJrでしたが、現在は移籍して別の事務所に所属、主に舞台を中心に俳優としての活動を続けています。ドラマへの出演は少ないですが2016年に放送されたドラマ「大奥」にて徳川家基役などで出演しています。
稲葉舞子/黒川智花
しゅうの幼馴染で家庭環境を知りながらも好意を寄せている稲葉舞子役を演じたのが黒川智花さんです。以降も数々のドラマ、映画、舞台と幅広く活躍しており、特にドラマ版「名探偵コナン」で毛利蘭役を演じた事でも知られています。また私生活でも2015年に一般男性と結婚した事を発表しています。
麻田玲子/福田沙紀
小塚に好意を抱く女子生徒として活躍した麻田玲子役を演じたのが福田沙紀さんです。現在も女優として活躍する一方で歌手としても活動しています。また比較的バラエティへの出演も多い女優さんです。女優としては2011年に放送されたドラマ「IS~男でも女でもない性~」での主演星野春役や2011年放送の大河ドラマ「平清盛」では八重姫役を演じるなどしています。
小野孝太郎/竹内友哉
金八先生第7シリーズではゲーム依存症であったり薬物やシンナーに興味を持った挙句、悪い大人に騙されてマリファナを吸わされてしまう小野孝太郎役を演じたのが竹内友哉さんです。現在も俳優として活躍しており、特に知られているのがアコムのCMシリーズのラグビー部員役です。その他にもミステリー作品などに出演するなど活躍を続けています。
田中奈穂香/石田未来
軽度とはいえ障害を持つ飯島を支えるクラスメイトとして活躍した田中奈穂香役を務めたのが石田未来さんです。元々は女優、グラビアアイドルとして活動していましたが2008年に一度引退、2009年に歌手として、芸名を「未来」に改名して芸能界に復帰を果たしますが、以降女優活動は行っていません。引退するまでには「四つの嘘」などに出演しています。
中村真佐人/冨浦智嗣
前髪をまとめた特徴的な男子、中村真佐人役を演じたのが冨浦智嗣さんです。現在も俳優として活動していますが地元である徳島が好きな為に今も仕事の度に状況するという生活を送っています。金八先生出演後には、「花より男子」シリーズの牧野進役や、2009年放送の連続テレビ小説「つばさ」の玉木知秋役などで出演、仕事量は多くはないものの精力的に活動を続けています。
金丸博明/府金重哉
通称「車掌」と呼ばれメガホンでしか喋る事ができない金丸博明役を演じたのが府金重哉さんです。以降も俳優活動を続けていますが、2008年に出演した映画「俺たちに明日はないッス」への出演以降しばらく他作品に登場する事はなく、2011年に放送された金八先生ファイナルにて出演したのを最後に俳優としての活動は見て取れなくなっています。
坂本金八/武田鉄矢
長年演じているだけあって金八先生のイメージが強い武田鉄矢さんですが、金八先生シリーズが放送中も終わってからも俳優として長く活躍しています。第7シリーズではこれまでにはあまり見られなかった「年を重ねて少し弱気になった金八先生」を演じました。歌手としてもバラエティなどでも活躍するなど現在でも第一線で活動を続ける俳優さんです。
金八先生第7シリーズの見所は?
しゅうのドラッグ問題
金八先生といえばメインテーマをしっかりと描きながらもそれ以外にもしっかりと見所のあるドラマなのが特徴です。ここからは金八先生第7シリーズの見所を紹介していきます。
「薬物依存」がメインテーマというだけあって、一番大きい見所はやはり薬物依存に陥ってしまう生徒、しゅうのドラッグ問題でしょう。家庭の影響でどんどんドラッグにのめり込んでしまったしゅう。しかもそれを金八先生を始め、多くの者はなかなか気付く事ができないのでした。金八先生もなかなかしゅうがドラッグに溺れているのに気付かなかった事を後悔するシーンもあります。
ちなみにしゅうのイメージがどうしても強いですが、ちょうどこの時期は桜中学のある地域全体にドラッグが蔓延していたという設定である為、生徒の一人が悪い大人に騙される形でマリファナを吸ってしまうなどした事もありました。
ソーラン節
金八先生の中でも使われる事の多いソーラン節。第5シリーズからの物ではありますがクラスの団結する方法としてよく用いられています。しかしやはりソーラン節のイメージが強いのは第7シリーズだという人も多いです。まだ信頼関係を築く事が出来ていない生徒を挑発する形で金八先生が提案して行われる事になります。
特に第7シリーズでは、3BOBの元に出向いて練習する場面や筋トレをする場面など、ソーラン節がかなりスポ根に近い形で利用されている事、そしてしゅうの問題にも合わさる形で複数回行われている金八先生のソーラン節の中でも第7シリーズの物が印象に残っている人が多い結果となっています。
金八先生と伸太郎のやり取り
ドラッグ問題というメインテーマがあるだけにどうしてもしゅうが目立つ第7シリーズですが、しゅうを除くと伸太郎のイメージが強い作品にもなっています。序盤から最終盤に至るまでクラスの中心として活躍しました。彼がメインとなった第15話「給食費未払いの3年両親」などが製作されるなどもしています。上記のソーラン節も金八先生の挑発に真っ先に乗っかったのが伸太郎であったりします。
そんな中でも一番印象的なシーンと言われるのが第22話「25年目の贈る言葉」でのシーンです。この時金八先生はしゅうのドラッグ問題に責任感を感じて辞表を提出していました。すっかり意気消沈してしまった金八先生は引き止める職員や生徒達の言葉も耳に届きません。これまでのシリーズでは「スーパー教師」的な金八先生でしたが、年を重ねた事もあり弱気を見せるのも第7シリーズの特徴的な部分です。
そんな時に行動を起こしたのが伸太郎でした。金八先生の前に立ち「てか、あんた誰?俺の目の前にいるあんたは誰だって聞いてるんだろうが!」と怒鳴った挙句金八先生の胸倉を掴んで「あんた金八先生じゃねぇのかよ!!!!」と一喝するのです。生徒が教師の胸倉を掴むこのシーンは賛否両論ありますが、これまで散々ぶつかってきた金八先生と伸太郎だからこそのシーン、そして伸太郎のセリフとして見所になっています。
金八先生第7シリーズの評価や感想は?
日本を代表する学園ドラマである金八先生はやはり感想も非常に多いです。ここからは既に金八先生第7シリーズを視聴した人の感想を紹介していきます。
薬物依存というテーマに関して
金八先生第7シリーズの感想としてもっとも多いのがその「薬物依存」というテーマに関してです。これまでも金八先生シリーズは時代時代の問題を扱ってきましたが、その中でも衝撃的だったと言えるテーマであるが故に、金八先生でこのテーマを扱ってよかったのか?という賛否両論が生まれる結果となっています。
しかも金八先生でのしゅうの場合、そのきっかけや過程なども鮮明に描かれており、だからこそ強いメッセージ性をもって「ドラッグを憎め」という金八先生のセリフなどが印象に残る結果になったとも言えますが、ここまでやる必要があったのかという声も同時に存在しているのです。
しかしテーマを貫く姿勢はしっかりしているのがまた良かったとする声もあります。金八先生シリーズではお馴染みの卒業式でもしゅうは出席する事が叶わず少年院に送致されてしまっています。普通のドラマであればここでご都合主義的にしゅうが登場して大団円にしそうな所をしっかりと締めてきたとして評価する声も見られます。
メインテーマが強すぎた?
上記のように薬物依存がメインテーマである金八先生第7シリーズですが、その影響があまりにも強い為に、他のシリーズに比べて生徒一人一人の印象が薄いという声も大きいです。もちろん第7シリーズの中でもドラッグ問題が全く絡まないエピソード、特徴的な生徒などもいるのですが、どうしても第7シリーズ=しゅうというようなイメージが強くなってしまっています。
同時に上記でも触れたように卒業式の答辞を伸太郎が務めた事も「そこはしゅうの方が」というイメージがどうしても先行してしまうなど、1つの弊害のようにもなっています。強烈なインパクトのテーマだっただけに直接関わらない伸太郎が答辞を務めるという事に違和感の声も見られました。
金八先生第7シリーズのキャスト一覧まとめ
金八先生シリーズは元々子役やジャニーズJrなどから本作がデビュー作となるような生徒まで幅広く出演していますが、特に第7シリーズに出演したキャストは現在も芸能活動を続ける人が多い結果となっています。上記では触れていない生徒でも多くの生徒役出演者がそれぞれの現場で活躍しています。一部は芸能界を引退しているのか現在が不明な方もいますが、かなり少数派となっています。
また第7シリーズは比較的最近のシリーズという事もあって、2011年放送の金八先生シリーズ完結編である「金八先生ファイナル」にはほぼ全員の生徒が成長した姿で出演。合わせて視聴するとその雰囲気を楽しめるのでこちらも視聴する事をおすすめします。
金八先生第7シリーズで生徒役を演じているのは当時中高生だった頃なので、まだまだ初々しい演技をする人も多く、金八先生への出演が原点となっている人も多くいます。そのテーマの強いメッセージ性も合わせてまだ金八先生第7シリーズを見ていないという人はぜひ1度出演するキャストにも注目して視聴してみてはいかがでしょうか。