2018年10月09日公開
2018年10月09日更新
魔王のドラマあらすじと登場人物・キャスト一覧!大野智主演作の評価と感想は?
ドラマ「魔王」は、2008年7月4日から同年9月12日まで放送されていた日本のテレビドラマです。2007年に韓国で放送された連続ドラマ「魔王」を日本でリメイクした作品で、主演は大野智と生田斗真のW主演キャストで制作されました。当時のドラマ満足度投票でも1位の評価を獲得し、その他数々の賞を受賞しています。この記事では、ドラマ「魔王」のネタバレのあらすじとキャストの一覧、ドラマを観た人の評価・感想をまとめていきます。
目次
魔王のドラマあらすじとキャストを徹底調査!
ドラマ「魔王」は、2008年7月から放送されていた日本のテレビドラマです。主演は大野智と生田斗真のW主演キャストで制作されました。大野智はこの「魔王」で連続ドラマ初レギュラー出演作及び初主演作となります。この記事では、ドラマ「魔王」のネタバレのあらすじとキャストの一覧、ドラマを観た人の評価・感想をまとめていきます。
魔王のドラマあらすじをネタバレ!
以下は、ドラマ「魔王」のあらすじを全話、ネタバレを含みながら紹介していきます。ネタバレを多く含む内容となりますのでご了承ください。
第1話「愛を捨てた復讐鬼-哀しき魔王」
物語はある日、渋谷東署の刑事・芹沢直人(生田斗真)に宅配便が届くところから始まります。差出人は「雨野真実」。中には赤い封筒と1枚のタロットカードが入っていました。「Judgement(審判)」と書かれたそのカードがなぜ自分に送られてきたのか、心当たりのない直人。カードの意味は「過去の罪への償い」。
そこへ直人の中学時代の親友・宗田充(忍成修吾)が暴行事件を起こして渋谷東署に連行されてきます。その弁護を引き受けたのは、マスコミから弱者の味方『天使の弁護士』と呼ばれる有能な弁護士・成瀬領(大野智)でした。ここで初めて2人の会話が交わされますが、実は2人にはもっと深い因縁があったのです。
11年前、成瀬の弟・英雄は同級生だった直人にナイフで刺されて死亡していたのでした。しかし当時の弁護士の弁護により、判決は正当防衛により無罪。そのことを忘れることができない成瀬は、自宅の小部屋で弟の形見のハーモニカに復讐を誓い、直人の写真にナイフを突き立てます。
翌日、11年前の事件を担当した弁護士・熊田高広が殺されたという連絡が入り、現場に向かう直人。そこには、自分に届いたものと同じタロットカードと赤い封筒が送られてきていました。差出人も同じ「雨野真実」。凶器に使われたナイフも一緒に送られてきたということでした。
タロットカードの出所が判明し、直人はタロットカフェ「ガランサス」に向かいます。その店を手伝っている咲田しおり(小林涼子)は特殊能力で、物に残った残像を読み取る事が出来るのです。しおりが凶器のナイフから読み取ったのは、熊田がナイフを握って黒い服の人物と揉み合っているという残像でした。
一方、殺された熊田弁護士に頻繁に電話をかけていた人物が浮上します。熊田が担当した窃盗事件で12年の実刑判決を受け、出所したばかりの林邦夫。その林を伴って成瀬が警察署に現れます。自首をした林の持っていたボイスレコーダーに録音されていたのは、林の正当防衛の証拠でした。林の家からは大量の「雨野真実」からの手紙が押収され、林は「雨野真実」に操られている、と直人は主張します。
事件の現場検証で、被害者の熊田役になってナイフを握った直人は、11年前の自分の事件の記憶が蘇り激しく動揺します。「よって正統防衛により無実を主張します」。冷ややかに発せられた成瀬の言葉も11年前と同じ言葉。「分かって頂けましたか?真実は捻じ曲げられないのです」。こうして成瀬の復讐劇は幕を開けたのです。
第2話「裏切りの罠…引き裂かれた親子!!」
犯人が自首したため、熊田弁護士の事件の捜査本部が縮小される中、直人の元に「雨野真実」から2回目の宅配便が送られてきます。中身は「moon」のタロットカードとゲーテの詩を引用した謎の手紙。謎めいたことが起こる暗示で、なす術はなく、動くほどに混乱するという意味だと言うしおり。そしてカードの残像は、ぬいぐるみとホテルと、拳銃が見えると直人に告げます。
一方、芹沢リゾートのホテルで働く新谷多恵は「雨野真実」からの宅配便を受け取ります。中身は拳銃が1丁。多額の借金の取り立てに困っていた多恵は、娘の空の姿が見えなくなると、借金の取り立て屋で直人の親友・石本陽介(脇知弘)を疑います。石本の事務所に駆け込んだ多恵は、机の上に空が大切に持っていたぬいぐるみを見つけて逆上。バッグから拳銃を取り出します。
しかしそのぬいぐるみは、「moon」のカードと共に宅配便で石本に送られてきたものでした。それを聞いた直人が石本の事務所に駆けつけた時には、もう石本は命が尽きる寸前の状態でした。一方、成瀬が教会でしおりと話していたところに多恵の娘・空がぬいぐるみを持って迷子となって現れます。全く初対面の様子の成瀬と空。では誰が空にぬいぐるみを渡し、教会に連れてきたのでしょうか?
第3話「暴かれる素顔 愛とひきかえの復讐」
石本は病院に運ばれますが、喘息の発作による病死として処理されます。納得のいかない直人は、しおりから残像と同じぬいぐるみを持っていた空のことを聞き、多恵を捜します。すると多恵が石本から借金を取り立てられていたことや、「雨野真実」から宅配便を受け取っていたことが分かります。
次の日、しおりの元に「雨野真実」からの宅配便が届きます。中身は女帝のタロットカード。意味は大地の母で自然の支配者。しおりがそのカードの残像を読み取ると、そこに見えたのはハーモニカを踏みつける足元と、白い建物、そして風見鶏でした。
多恵が滞納していた家賃が成瀬の名義で振り込まれたことを知った直人は、成瀬の事務所に走ります。そこには依頼人として来ていた多恵の姿がありました。多恵の話では、宅配便で送られてきたのは拳銃型の催涙スプレーでした。それを護身用に持って行った多恵は石本ともみ合いになり、誤って催涙スプレーを噴射してしまいました。成瀬の言った言葉は、またも「正当防衛」。多恵は無罪になります。
直人は空に、ぬいぐるみをくれた「お兄さん」のことを聞きますが、覚えていないと口を閉ざす空。しかしその「お兄さん」は、直人たちと同級生の山野圭太(清水優)だったのです。一方、自分に送られてきた女帝のカードは、死者の代弁者になってくれという意味ではないかというしおりは、直人と一緒に残像の風見鶏を捜します。風見鶏がある場所、そこは直人たちの母校の中学校でした。
そして記憶のまま歩き続けた直人は、11年前の事件現場のスクラップ置き場に辿り着きます。しおりも11年前、その現場に居合わせた第一発見者でした。謎の連続殺人が、自分の起こした過去の事件に対する復讐であることを、否応なく思い知らされた直人。しかし成瀬の復讐劇はまだ始まったばかりでした。
第4話「狙われた魔王 地獄の門は開かれた」
ある日、成瀬の前に記事のためなら何でもすると評判の悪い雑誌記者の池畑(六平直政)が現れます。芹沢栄作(石坂浩二)からの顧問弁護士の話を断ってくれと言う池畑。栄作に恨みを持っていることを察した成瀬は、利用できそうな池畑に直人が刑事である情報を教えます。一方、中学の卒業アルバムを見直した直人は、11年前の事件の発端となる、自分たちがいじめていた山野に会いに行きます。
直人は山野が「雨野真実」だと思い、「関係ない人を巻き込まないでくれ」と懇願しますが、山野は何のことか分からないと否定して立ち去ります。殺された英雄は山野を庇って直人に立ち向かい、直人にナイフで刺されてしまったのでした。
直人の元に「雨野真実」から3つ目の宅配便が送られてきます。中には直人の中学から今までを隠し撮りした写真とダンテの戯曲の一節、地獄の始まりを告げる言葉が入っていました。しおりが見た残像は、ロッカーに入れられた赤い封筒と、333の文字。
直人は空に山野の姿を見せ、ぬいぐるみをくれた男かどうか確認させますが、空は違うと嘘をつきます。捜査が振出しに戻った直人は、11年前の事件の遺族を捜し始めますが、母親は英雄の通夜の席で急死、兄も1年後に死亡していました。しかしその兄の名前は「真中友雄」。では成瀬領とは一体何者なのか?そして直人はしおりの残像を頼りに、図書館のダンテの本から自分宛ての赤い封筒を見つけます。
第5話「殺人予告…!?魔王に届く赤い封筒」
赤い封筒の中には「生きることは悪いこと」という意味の英字と、ソードのAのタロットカードが入っていました。避けられない変化が訪れる暗示だと言うしおり。残像は、鉄骨が倒れてくるイメージと、ロッカーから赤い封筒を取り出す山野の姿。直人は山野を尾行し、ロッカーから封筒を出す姿を抑えますが、それは仕事用の原稿用紙でした。山野は「僕は君みたいな人殺しじゃない」と言い捨てて去って行きます。
成瀬は病院に目の見えない女性を訪ねます。彼女の名前は成瀬真紀子(優香)。成瀬領の姉でした。成瀬は病院を出ると少年二人が写った写真を見て「お姉さん、元気だったよ。領」と呟きます。“領”とは一体誰なのか?その成瀬を執拗に尾行する池畑。その尾行を撒いて成瀬は山野と夜の公園で話します。昼間のロッカーの件はやはり成瀬の指示だったのです。一方、池畑は警察などに接触し成瀬の情報を集めていきます。
母親が人殺しだと言われ保育園でいじめられた空。本当の犯人を捕まえてと泣いて成瀬に訴えます。しおりも犯人を止めてあげたい一心で特殊能力を使いすぎ、倒れてしまいます。2人の姿に心が揺れながらも、「もう、止められないんだ」と呟く成瀬。一方、直人は「雨野真実」の文字を並べ替えて、「真中友雄」に辿り着きます。しかし10年前に資材置き場で倒れてきた鉄骨の下敷きになって死亡しているという真中友雄。
一方、成瀬の元には赤い封筒が届きます。中に入っていたのは「塔」のタロットカード。悲劇、災難、転落を意味します。そこに池畑が現れ、真中友雄が事故死した資材置き場の人に聞いたという話をします。事故の翌日、現場に立っていた少年。彼こそが真中友雄で、彼自身は自分を「成瀬領」と名乗った、と。
第6話「教えてやるよ…真犯人の正体を!!」
池畑は真中友雄が事故死した成瀬領に成り代わって身を隠し、弟の復讐をしていると言います。そして資材置き場での話を録音したものと引き換えに5000万円を要求。成瀬は山野を呼び出し、次の計画を指示します。金をもらって11年前の事件を擁護する記事を書いていた池畑も、成瀬のターゲットでした。成瀬は赤い封筒の中身を芹沢栄作が裏社会の大物・大隅と会っている写真にすり替え、警察に届けます。
その残像を見たしおりは池畑にソードのAのカードが届くと言います。直人は父の栄作の元へ行き、栄作が11年前の事件で強請ってきた池畑を殺すよう指示したら、犯人の思惑通りになると警告します。一方、成瀬は再度脅しをかけてきた池畑を倉庫に呼び出します。そこへ栄作の指示で大隅の手下が池畑を追ってきました。倉庫に隠れて、電話で栄作に1億円で手を引く条件を出す池畑。栄作は大隅に池畑を見逃すように指示します。
しかし成瀬に大金をもらっていた大隅は、部下には池畑を指定の倉庫に追い込むよう指示します。池畑は直人にも電話し、真犯人を教えると呼び出しますが、倉庫で逃げている最中に転落し死亡します。その手から証拠のボイスレコーダーを取り上げる成瀬。しかし池畑は生前、誰かに宅配便でCD-ROMを送っていたのでした。
第7話「偽りの姉弟…優しい嘘が死を招く」
事故死として処理される池畑の死。タロットカードだけでは「雨野真実」の犯行の証拠になりません。証言をしてもらおうと直人は栄作の元を訪れますが、顧問弁護士として成瀬に拒否されます。しかし池畑は死ぬ前に成瀬の姉・真紀子にCD-ROMを送っていました。資材置き場での音声を聞いてしまい領の正体を知った真紀子。そこへ池畑の送り状を拾った直人が訪ねてきます。絶体絶命の成瀬。
しかし真紀子は直人に、音楽のCDだったと嘘をつきます。そして"領"として10年そばにいてくれた成瀬に正体に気付いていたという真紀子。涙を流す成瀬に、真紀子は何も聞かずに本物のCD-ROMを渡します。病院の外で待っていた直人に、成瀬は初めて感情を表に出し、「2度と姉に近づかないで下さい」と声を荒げます。そして"成瀬領"の誕生日を祝ってくれる周りの温かい人々に心が揺れ動きます。
一方、宗田充の元にも赤い封筒が届きました。中身は中学の同級生・葛西均(田中圭)と直人の兄・典良(劇団ひとり)の妻・麻里の不倫の証拠写真。強請りのネタに使えると思った宗田はわざと芹沢典良と麻里夫婦の前に姿を現します。焦った麻里は葛西との関係を終わりにしますが、実は典良の元にも2人の不倫写真が赤い封筒で送られてきていたのでした。
第8話「許されぬ愛の終わり…復讐、再び」
池畑が遺した言葉から、池畑が真中友雄が生きている証拠を掴んでいたと推測する直人。そしてまた直人に赤い封筒とカードが送られてきます。カードはワンドの5。仲間同士の争いを意味していると言うしおり。しかしその封筒は復讐を急ぐ山野が勝手に送ったものでした。山野に「英雄を見捨てるのか」と言われ、揺れる心を押さえつけながら、再び復讐劇を続ける決心をした成瀬。
秘書の葛西と妻・麻里の不倫を知った典良は、部下に2人のことを調べさせ、宗田が2人を脅迫していることも知ります。その後、葛西と宗田の元にワンドの5のカードが送られてきますが、後暗いことのある2人は直人に言えません。そしてお互いのことを疑い始めるのです。さらに宗田が不倫のネタをマスコミに売るのではと疑う典良。典良は宗田を消すように大隅に連絡しろと葛西に指示します。
真中友雄と入れ替わった人物を捜すために、直人は家出少年2人の当時の補導歴を調べます。事故の前日に補導されていたいた記録には真中友雄と共に"成瀬領"の名前が書かれていました。一方、成瀬から返してもらった傘の残像から、成瀬が真中友雄だと気づくしおり。しおりに「会うのはこれが最後です」と言い残して去った成瀬の復讐は最終幕に入ります。
第9話「真犯人は俺だ 知りすぎた男の悲劇」
大隅の部下に拉致されて倉庫に連れてこられた宗田。葛西は2度と目の前に現れるなと言って、その場を立ち去りますが、その後倒れている宗田の前に出張の出ているはずの典良が現れます。そして毒入りのたばこで宗田を殺す典良。そしてわざと万年筆を落としていくのです。
直人は成瀬を呼び出し、真犯人だと問い詰めます。しかし成瀬は直人こそ人殺しだと言い、真犯人である証拠を持って来て早く自分を捕まえろと言います。一方、宗田の事件現場に落ちていた万年筆が証拠で葛西が容疑者となります。その時間は麻里と会っていたためアリバイが証明できない葛西。その弁護士として成瀬が現れます。葛西を助けてくれと頼む直人に、真実はあなたの胸を貫きます、と忠告する成瀬。
成瀬を止めるために直人に協力を申し出たしおりが見た残像は、葛西と麻里が抱き合う写真。麻里をかばうために、宗田を殺したのは自分だと供述を始めた葛西。しかし真犯人の典良が現場から立ち去る姿は、山野が写真に撮っていました。「もうすぐすべて終わるよ」と英雄の写真に話しかける成瀬。
第10話「一族の崩壊…死のラストカード!!」
麻里が葛西のためにアリバイを証言して、葛西は容疑から外れます。直人は成瀬が罪に苦しむ自分と同じ顔をしていると言って「真中友雄」に謝りますが、成瀬はもう結末は変えられないと言います。そこへ直人宛ての赤い封筒が届きます。中身は典良が現場から立ち去る姿の写真。現場に残された万年筆から典良の残像を見るしおり。直人は苦しみながら典良の逮捕に向かいます。
芹沢栄作の前に正体を明かした成瀬。栄作は11年前、事故であった事件を正当防衛で片付けた選択は父親として間違ってはいなかったと言い、成瀬に頭を下げます。戸惑いながらも、それでももう戻ることはできないとしおりに告げる成瀬。「僕には愛なんて必要ない」と成瀬はしおりを振り切り、立ち去ります。そんな成瀬から最後の封筒が直人に届きます。中身は同じカードが2枚。いよいよ最後のターゲットが直人だととの宣告です。
最終話「最後の対決 死が絆を引き裂く!!」
父親に謝罪の言葉を書置き、取調室で毒入りのたばこで自殺をした典良。その知らせを受け悲しみ、父の栄作も持病の心臓病が悪化し命を落とします。成瀬と同じ、天涯孤独の身となった直人。
一方、保釈金を払ってまで葛西を保釈した成瀬に納得のいかない山野は成瀬を呼び出します。自分が葛西を仕留めると言った山野を、それでは11年前、英雄が山野を止めた意味がなくなると言って止める成瀬。はずみで山野の持っていたナイフが成瀬の腹に刺さります。しかし、今死ぬわけにはいかないと自分に言い聞かせる成瀬。
成瀬の元に直人から電話がかかってきます。直人は勝手に銃を持ち出し、成瀬は腹の傷を隠して、2人は11年前の事件現場、スクラップ置き場へと向かいます。成瀬に銃を向ける直人。早く自分を殺せと言う成瀬に直人は悟ります。最初から成瀬の目的は、直人に自分を殺させて本当の殺人者にすることだったのです。銃を撃つことが出来ず落とす直人。その銃を拾って自分の頭を撃とうとする成瀬と揉み合いになり、やがて1発の銃声が響きます。
弾は直人の腹部を貫いていました。その場に崩れ落ちる直人。救急車を呼ぼうとする成瀬の手を直人が止めます。「これでよかったのだ」と。成瀬に自分のために生きてくださいと言い残し、直人は息を引き取ります。そして成瀬の方も山野に刺された傷が元で最後の時を迎えていました。しおりがスクラップ置き場に着いた時には、寄り添うようにその命を終えていた2人。直人の手には英雄の形見のハーモニカが握らされていました。
魔王のドラマの登場人物とキャストを一覧で紹介!主演は大野智!
個性的なキャストでも話題になったドラマ「魔王」。以下は、ドラマ「魔王」の主要なキャストを一覧で紹介していきます。一部ネタバレを含むキャスト紹介となりますのでご了承ください。
大野智/成瀬領(真中友雄)役
ドラマ「魔王」で「天使の弁護士」と呼ばれながら、裏では壮大で哀しい復讐劇を操る成瀬領を演じたのは大野智です。1980年11月26日生まれ、東京都出身。ジャニーズ事務所所属。この「魔王」が大野智の連続ドラマ初出演作及び初主演作となります。日刊スポーツ・ドラマGPで主演男優賞を受賞した他、数々の賞を受賞しました。他大野智の出演作には、『怪物くん』『鍵のかかった部屋』『死神くん』『世界一難しい恋』等多数。
生田斗真/芹沢直人役
ドラマ「魔王」で渋谷東署の刑事課強行犯係刑事で芹沢リゾートの次男・芹沢直人を演じたのは生田斗真です。1984年10月7日生まれ、北海道出身。大野と同じくジャニーズ事務所所属。俳優として主に活動しており、主演映画『人間失格』と『ハナミズキ』でキネマ旬報ベストテン新人男優賞とブルーリボン賞新人賞を受賞しています。映画『予告犯』『土竜の唄』『友罪』等、多くのドラマ、映画で活躍しています。
小林涼子/咲田しおり役
図書館司書で物体から過去の残像を見ることができる能力を持ち、大野演じる成瀬領に惹かれる女性、咲田しおりを演じたのは小林涼子です。1989年11月8日生まれ、東京都出身。このドラマ「魔王」で日刊スポーツ・ドラマGPの助演女優賞を受賞。他。『砂時計』『悪魔が来りて笛を吹く』『主婦カツ!』等、多数のドラマ、CMなどで活躍しています。
田中圭/葛西均役
芹沢リゾートの社長秘書で直人の中学時代の親友・葛西均を演じたのは田中圭です。1984年7月10日生まれ、東京都出身。このドラマ「魔王」で日刊スポーツ・ドラマGPの助演男優賞を受賞。ドラマ『WATER BOYS』で注目を集め、2018年の主演ドラマ『おっさんずラブ』で絶大な人気を博しています。他、『東京タラレバ娘』『健康で文化的な最低限度の生活』等、多くのドラマ、映画で活躍しています。
忍成修吾/宗田充役
直人の中学時代の親友で職業不定・宗田充を演じたのは忍成修吾です。1981年3月5日生まれ、千葉県出身。モデルとしてデビュー。悪役やクセのある役を演じることが多く、映画『リリイ・シュシュのすべて』で注目を集めます。出演作に『雷桜』『有閑倶楽部』『山田太郎ものがたり』等多数。
脇知弘/石本陽介役
直人の中学時代の親友で取立て屋・石本陽介を演じたのは脇知弘です。1980年10月11日生まれ、神奈川県出身。ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』でデビュー。プロレスラーとしても活動しています。出演作に、『ごくせん』『ウチの夫は仕事ができない』など。
清水優/山野真役
雑誌編集者で直人の中学時代の同級生、大野演じる成瀬の共犯者・山野真を演じたのは清水優です。1985年2月5日、神奈川県出身。主な出演作は、『泣くな、はらちゃん』『ぴんとこな』、映画『ばしゃ馬さんとビッグマウス』『希望の国』など多数。
石坂浩二/芹沢栄作役
直人の父で、芹沢リゾート会長・芹沢栄作を演じたのは石坂浩二です。1941年6月20日生まれ、東京都出身。はじめは劇団四季へ入団し演出部に所属。その後NHK大河ドラマで『天と地と』『元禄太平記』『草燃える』など3作品で主演を務めるベテラン俳優。『水戸黄門』『白い巨塔』『相棒』『やすらぎの郷』などドラマ、映画、司会などで活躍しています。
劇団ひとり/芹沢典良役
直人の兄で芹沢リゾート社長・芹沢典良を演じたのは劇団ひとりです。1977年2月2日生まれ、千葉県出身。一人芝居風のコントを得意とする芸人ですが、俳優、声優、小説家としても活動しています。出演作は映画『嫌われ松子の一生』『純情きらり』『花燃ゆ』『アベレイジ』など多数。
魔王のドラマの評価と感想とは?
大野智と生田斗真のw主演のキャストが話題を呼んだドラマ「魔王」。しかし2人のファンだけでなく、多くの反響と評価があった作品でもありました。主人公の優しさと苦悩が回を追うごとに入り交じって苦しくなる感じが良かったですという評価、大野くんが怖かったという評価、これをきっかけに大野さんのファンになりましたという評価、天使と悪魔をあわせ持つこの役を演じきった大野さんの演技力に感無量という評価など多数あります。
他にも、最終回の2人のシーンは泣けるという評価、恐ろしくて悲しくて儚げで切ないという評価、キャストが皆個性的だったという評価、胸がいっぱいになりましたという評価、 心を動かす何かがあるという評価、何度見ても色褪せない作品という評価など、月日が経っても多くの感想や評価が集まっています。
魔王のドラマ主題歌とは?
ドラマ「魔王」の主題歌は主演の大野智が属する嵐が2008年8月に出した23枚目シングル「truth」です。シリアスな曲調の楽曲で、ドラマ本編と重なる要素が含まれた歌詞内容とも言われています。特に歌詞の間に挟まる英語のフレーズ、「I take your life forever,you take mylife forever」、直訳すると「あなたは私の人生を永遠に奪ったから、私はあなたの人生を永遠に奪う」という意味にも取れます。
魔王の韓国ドラマも要チェック!
ドラマ「魔王」の原作は、韓国で2007年3月から放送された全20話のドラマです。主演のキャストは韓国人気俳優のオム・テウン、チュ・ジフンが演じました。カルト的ファンを生む一方で、「娯楽として楽しむ人たちには難しいドラマ」と言われあまり視聴率は高くなかったと言われています。
しかし、サスペンスドラマとしての緊張感、ストーリー性、キャストなどは評価が高く、日本版「魔王」も細かい生活習慣の違い以外は、忠実にリメイクされています。
魔王のドラマあらすじとキャストまとめ!
ドラマ「魔王」のネタバレのあらすじとキャストの一覧、ドラマを観た人の評価・感想をまとめてみました。放送から10年以上経った今でも広い層に支持されているドラマ「魔王」。機会がありましたら、どうぞ「魔王」の切ない愛と憎しみの復讐劇に嵌ってみて下さい。