ファイナルライフの全話のあらすじ感想ネタバレ！キャストも紹介【松田翔太】

ドラマ『ファイナルライフ』は、アマゾンプライムビデオで2017年に放送された人気ドラマです。主演にのキャストに松田翔太や、SHINeeのテミンが抜擢されたことでも話題となりました。

ドラマ『ファイナルライフ』に、原作はありません。書き下ろされたオリジナルのストーリーであるため、先が読めず、続きが気になるというドラマ視聴者の感想も多くありました。松田翔太、テミンといった豪華キャストの演技も高く評価されています。

ここではドラマ全話のあらすじを紹介していきます。物語は、松田翔太がキャストの稜が勤務中誰かと電話をしていたところ、切れてしまうところから始まります。彼は仕事で工場のような場所へ行き、仲間と合流します。そこに上空からヘリが着陸し、青い髪の青年・シオンが降りてきます。稜の仲間はシオンと同乗していた男に警察手帳を見せ、シオンを護送すると言います。稜たちは日本の警察でした。

稜は仲間にシオンは何者なのか聞きますが、相手は護送を命令されただけで知らないと答えます。高速道路を走る中、渋滞に巻き込まれたため一般道を行くことにします。他愛ない話しをしていた時、助手席の仲間がいきなり外部から銃で撃たれ、殺されてしまいます。射撃は止まず、車は横転してしまいました。2人は車から出て、稜は車体の影に隠れ、シオンは車体の上に飛び乗り、辺りを観察します。

銃弾はシオン目がけて飛んできますが、彼はそれをいとも簡単によけます。シオンは先陣を切って物陰に隠れながら射手のいたビルへ行き、稜も彼に続きます。ビルにたどりついたシオンは、会社の一室のような階へ出向きます。不審がる関係者に稜は警察手帳を見せながら歩きます。階を練り歩く中、シオンは現場にいた一人の女が自分たちを襲撃した射手であると気がつき、向こう側にいる稜に段ボールを指さして開けるよう促します。

中には、狙撃の時に使われた銃が入っていました。女は、ナイフを出してシオンに襲いかかりますが、稜が助けに入り手錠をかけることに成功します。しかし、女は毒薬を口に入れ、自ら命を絶ちます。そこへ、稜の上司・本田をはじめとした警官たちが到着します。シオンは犯行に加わったのはこの女だけではないと言います。外へ出て車に乗ろうとする時、またもシオンを狙撃しようとするマスクを被った人物が現れます。

しかし、そこへ到着した車にシオンが乗り込み、射手はその場での狙撃は諦めるのでした。稜は本田にシオンが何者なのか聞きます。本田は、新しく特殊犯捜査係に加わる優秀な仲間であると言いました。そんな時、調布で事件が発生したため、シオンを連れて現場に直行することになります。現場には殺害された後、爆破によって損傷した工場のオーナー・石崎の首なし遺体がありました。

遺体は椅子に座らされ、手首には鎖が巻かれていました。シオンは、遺体の手首に注目します。現場を捜査する中、工場内で爆破が起こります。工場内に入ると、シオンは間もなくして爆破が起こると予告し、一行は爆弾を探します。シオンは下の階に降りていき、すぐに箱の下に隠されていた爆弾を見つけます。一緒に着いて行っていた稜は、仲間に爆弾を見つけたことを知らせます。

爆弾は、赤か青のどちらかを切れば起動が止まる仕組みになっており、稜は赤を切ろうとします。しかし、シオンは青が爆破を止める線であると見抜き、青の導線を切断します。爆弾は、あと2秒のところで止まりました。シオンは工場内のある一室をへ行き、警察もその場を調べます。そこはドローンが積み上げられた奇妙な空間でした。

稜はシオンに、なぜこの部屋の存在がわかったのか尋ねます。シオンは、ドアノブを目線で指します。ドアノブの汚れは被害者の衣服に付着したものだったのです。シオンはその後、工場を出て石崎の自宅へ行きます。ゴミ部屋の中には、2人の子どもがいました。稜は、子供時代の出来事を思い出します。それは、歳もそんなに変わらない子どもを抱え、茂みの中に埋めるという回想でした。

シオンは、特殊犯捜査係の一室を与えられます。場面は切り替わり、過去の映像になります。アルバート・アインシュタインの脳を、誰かが盗んだという事件が起こったというものでした。持ち去った人間は、研究によって何か重大なことを発見したようです。一方、シオンは昔の恋人・佳菜との思い出を振り返っていました。当時の彼は、ミンジュンと呼ばれていました。

ミンジュンは、親友のジムに治験のアルバイトを頼まれ、病院の一室へ行くことにします。キャンセルを考えていたミンジュンでしたが、佳菜の説得によりやはり引き受けることを決めます。佳菜はミンジュンと明後日の3時に、再び同じ木の下で待ち合わせの約束をします。ミンジュンは佳菜に送るつもりのダイヤの指輪をロッカーにしまいます。

現場へ行くと、そこは簡単な治験のバイトとは思えない大それた設備が用意されていました。危険を感じたミンジュンは逃げ出そうとしますが、関係者に取り押さえられ麻酔を打たれてしまいます。ミンジュンは、佳菜のことを想いながら意識を手放します。現在、佳菜は日本で喫茶店で働いていました。

ミンジュンが麻酔で眠らされ、手術される過去の出来事からはじまります。フリードマン博士という男が、この手術を牛耳る人物のようです。彼はミンジュンの頭部を開けて手術を行います。ミンジュンは亡くなったことになっており、佳菜や友人たちは彼の死を惜しみます。翌年、佳菜はナイフをもった男から人質として捕えられたところを稜に助けられます。彼女は、肩を怪我した稜の手当をします。

稜は佳菜と待ち合わせをし、仕事のマニュアル通りPTSDとの向き合い方が書かれたパンフレットを渡します。佳菜は稜に店のブレンドコーヒーを差し入れし、ベンチで少し会話をします。彼女はミンジュンのことを考えながら、事件の日死んでも構わないと感じたことを話します。稜はそんな彼女に名刺を渡し、何かあったら連絡するよう声をかけます。稜、佳菜、シオンの3人は、それぞれ満月を見上げます。

翌日、渋谷で爆破事件が発生します。遺体は針金が巻き付けられた上、釘がいくつも打たれていました。そして、屋上の階段の手すり部分にもたれるように倒れており、前回と同様首はありませんでした。シオンは、遺体を確認します。警察は、現場の建物を調べます。ロッカーのある一室でシオンと稜は、大量のアンモニウムニトライトを発見します。シオンは一番近い浄水場の場所を聞き、そこへ向かいます。

浄水場のロッカーには、2つの首が入っていました。なぜ場所を突き止めることができたのか聞かれた時、シオンは借用書に付着した塩素の臭いと、浄水場に置いてあったポリ塩化アルミニウムのタンクに書かれたPACの文字が、遺体の衣服に反転して付着していたことを指摘しました。

シオンが只者ではないと感じた特殊班の浅田は、上司に彼の正体を聞きますがアメリカからやってきたことと狙撃しようとする者がいることしかわからないと答えます。一方、稜は石崎家に行き、スーパーの袋を置いて去っていきます。そして、子どものころ自分と弟のシゲをおいて母親が家を出て行ったことを思い出します。稜はシゲと極貧生活を送っていました。しかし、ある日シゲは亡くなり、稜は遺体を近場に埋めに行きます。

稜は未だに母親を探しているようで、失踪者情報に目を通します。場面は佳菜が働く喫茶店へと移り、そこへ彼女の父親がやってきます。父親は、佳菜にまた医学を学んで、自分が経営する病院を継いでほしいといいます。しかし、彼女はミンジュンが亡くなってから医学から遠のいてしまったようで、病院を継ぐ気はないようです。

浄水場で見つかった首は、2つの事件の首なし遺体のものであると判明します。シオンは現場にあった魚から、事件の犯人が神の剣というイラクのテロ組織であると推理します。一行は大田区にある神の剣が潜伏するアジトへ向かいます。現場にあったパソコンを調べている時、男たちが戻ってきます。彼らにパスポートを見せることを要求すると、男たちは銃を取り出そうとします。しかし、稜がすかさず撃ち返します。

仲間は外へ慌てて逃げ出します。外に控えていた仲間は、犯行グループを次々と取り押さえます。そんな中、稜が取り押さえた男の一人が、アジトに仕掛けていた爆弾の起動スイッチを押します。アジトでは、シオンが捜査を続けていました。稜はアジトに戻ります。シオンは稜が戻ってきた時に爆弾の存在に気がつきます。そして、2人は爆破と同時に窓から脱出するのでした。

稜はシオンになぜ神の剣の犯行だとわかったのか聞きます。シオンは最初にドローンが積み上げられた部屋にあった紅茶と、2番目の事件現場にあった鯉がイラクの名産品であったことから、答えを導き出したと言います。その時、稜のスマホに佳菜からメールが届き、シオンの方は狙撃され頭を撃ち抜かれてしまいます。そこには、マスクをつけてフードを被った怪しい射手がいました。稜は倒れたシオンに駆け寄り、必死に呼びかけます。

シオンは病院に運ばれ、稜も付き添います。手術は成功し、シオンは一命を取り留めますが、医者によると彼の頭には、大掛かりな手術をしたと思われる跡があったと言います。翌朝、稜は病院で眠るシオンを眺めていました。すると、窓から再び銃弾がシオンに向かって飛んできました。稜は彼をベットごと安全な場所に移動させます。射手は、一階の病院のフロントまで来ました。

稜はベッドを引きながらフロントまで出向きます。ベッドにシオンが乗っていると思った射手は、銃撃を浴びせますが、倒れたベッドには誰も乗っていませんでした。稜は銃を構えますが、ダミーだとわかった射手は、逃げる人々にまぎれて姿をくらまします。シオンは稜によってエレベーターに乗せられ、地下に移動させられていました。現場にいた警察官は、彼を保護します。

一方、シオンの担当医師であった山﨑や、彼を調査していた医師2人は狙撃され、亡くなります。佳菜は稜に電話をかけますが、繋がりません。そして、昔雨の中ミンジュンを待っていた時に、ジムから彼が亡くなったという連絡が入ったことを思い出していました。稜は、失踪者名簿から気になる人物を見つけ、遺体を確認しに行きますが、母親ではありませんでした。

そして、スマホに連絡を入れていた佳菜に電話を掛けなおします。佳菜は外を歩いており、ちょうどお互い姿を認識できる位置にいました。彼女は、愚痴を聞いてほしくて電話をしたと言います。その様子を佳菜の父親は見ており、部下に稜のことを調べるよう命令します。

後日、稜は佳菜の父親に呼び出されます。佳菜を暴漢から救ったことに感謝しつつも、娘にあまり近づかないようけん制します。話しが終わると、稜は佳菜に電話をし、会って話したいと伝えます。

稜は佳菜をディナーに誘い、彼女に今気になっていることなどをたずねます。佳菜は、過去に医者を目指しており、アメリカに留学していたと言います。翌日、シオンが目覚め、稜は彼の元にかけつけ、何故命を狙われているのか聞きます。シオンは頭痛がでて答えることができませんでした。一方、被害者の医師・ヤマザキの口座に未来再生機構から不審な入金があったことが判明します。

稜は、もう一人の被害者である腎臓外科医の後藤の自宅を訪ねます。インターホンを押しても応答がなかったため、家の中に入るとそこには横たわる後藤の妻の遺体がありました。子供部屋には、医療機器に繋がれベッドに眠る病気の娘の姿がありました。稜は娘の学習机の引き出しから、後藤の通帳を見つけます。通帳には、ヤマザキ医師と同じく未来再生機構からの入金がありました。

稜は再び佳菜とディナーをしていました。佳菜は、留学先で医者にはなれないと判断し、父親とも疎遠になっていったと言います。そして、稜に家族や兄弟について聞きます。稜と弟のシゲは子供時代、母親が失踪してから賞味期限切れで廃棄された店の食材を持ち去って生活していました。しかし、ある日シゲは息を引き取ります。悲しい過去を思い出していた稜は、佳菜の質問に答えることができませんでした。

一方、シオンは医師殺害の事件を調べていました。彼は仲間に、ヤマザキと後藤が担当した患者で、ここ一年に亡くなった人たちのことを調べるよう要求します。しかし、火葬されてしまった遺体ばかりで捜査は難航します。そんな中、後藤が担当した交通事故で亡くなった身寄りのない遺体が役所に引き取られたと聞き、調べたところ遺体からは腎臓が無くなっていました。

未来再生機構は臓器売買をする犯罪組織だったようで、稜たちは組織のボスが経営する店に乗り込み、組織を取り押さえることに成功します。しかし、シオンを狙撃した人物の捜査は進んでいませんでした。シオンの担当医だったヤマザキは、彼の脳に関する情報を残していました。シオンの脳には、アインシュタインの脳が移植された痕跡があったのです。

ヤマザキはシオンの脳を一部採取し、脳科学者である御子柴に送り付けようとしていました。そのため、本田がの代わりに脳のサンプルを送ることになりました。一方、またも事件が発生します。東アジア石油の社長・泉と秘書の渡邊が刺されて亡くなっているのが発見されます。渡邊は、泉と一緒にいたことで巻き添えをくらったのではないかと予想されました。さらに、佐々部外務大臣が自宅前でマスコミに取り囲まれた時に刺されます。

佐々部は、石油の取引のためワルシャワによく行っていたといいます。石油が関連した犯罪なのではないかと予想され、捜査は進められます。浅田は財閥たちが集まるパーティ会場に行き、聞き込みをします。そんな中、学生時代の友人に出会い、あまり聞き込みをしない方がいいと忠告をされます。さらにそこで、韓国の大星電子の御曹司が行方不明で、日本で目撃情報があるという話しを耳にします。

大星電子の御曹司はアメリカの病院で起きた火災事故で亡くなっており、浅田は当時の韓国の新聞を調べます。そこにはシオンによく似た御曹司の顔写真が載っていました。世間では亡くなったと報道されましたが、パーティ会場で聞いた情報は行方不明というもので、不審に思ったようです。しかし、親族から捜査依頼は出ていませんでした。

稜はシオンに大星電子の御曹司のことについて聞きます。しかし、彼は過去のことは何も覚えていないと言います。班長の本田は東都大学の御子柴教授のもとに、先日送ったシオンの脳について聞きに行きます。御子柴教授は本田にアインシュタインの脳を見せます。昔、アインシュタインの脳を調べるため採取して外部に持ち出した研究者がいました。けれど、その人物は研究をやり遂げることができませんでした。

外部に持ち出されたアインシュタインのDNAは、世界中に散らばったといいます。そして、10年前とある研究発表会で、アメリカの科学者、チャールズ・フリードマンがアインシュタインの脳を別の人物に移植するという発表します。その後、本田のもとに外務大臣・佐々部から覚せい剤の反応がでたという報告が入ります。

シオンはアメリカのCIAのサイトにアクセスします。CIAは、佐々部外務大臣が覚せい剤を所持していたことを知り、外交を優位に進ませる切り札として使うつもりだったようです。その後、佐々部外務大臣の愛人が殺害されます。今回の事件はそれぞれ遺体から東欧系のDNAが検出されていました。しかし、シオンはそのDNAは捜査に使っていた綿棒に付着していたものであると見抜きます。

本田は稜にシオンと一緒にご飯を食べに行くことを命じます。シオンは、食事処で稜に家族について尋ねますが、彼はいないと答えます。そして、忘れたい過去がある稜は、記憶喪失のシオンがうらやましいというのでした。その後、稜はとうとう母親を見つけることができました。彼女はアルコール中毒のようで、別の男と一緒に住んでいました。稜は彼女に接触することなく、去っていくのでした。

雨の中、佳菜を呼び出した稜は、母親を見つけたことと、弟を殺してしまったことを彼女に告白します。翌日、特殊犯の一室では捜査が続けられていました。佐々部と愛人からは覚せい剤が検出されましたが、東アジア石油の泉と渡邊からは検出されなかったようです。シオンは、巻き添えをくらったのは渡邊ではなく泉の方だと気がつき、渡邊の入金明細などから染谷という男と接触があったことを突き止めます。

染谷は、元暴力団で覚せい剤を売って商売をしているといいます。特殊犯捜査班一行は染谷たちのアジトへ乗り込みます。彼らは拳銃を持って染谷たちを取り囲み、渡邊を殺害した動機を聞きます。渡邊と染谷は共謀して、社会的地位の高い人間に覚せい剤を売りさばいたり脅したりしていましたが、儲けをよこすよう要求してきたいいます。染谷は、それがうとましく思い、殺害したのでした。

染谷たちは拳銃を取り出し、覚せい剤の入っていた袋を撃って粉を蔓延させ、その場から逃げ出します。稜とシオンは、別の場所へ逃げた犯行グループの一人を追いかけますが、後ろから来た仲間に毒ガスを撒かれ、閉じ込められてしまいます。一緒に閉じ込められた犯行グループの一人はマスクをつけ、ナイフを投げて稜たちを襲います。シオンのサポートのもと、なんとか倒すことができましたが、毒ガスが舞う室内で倒れてしまいます。

しかし、すぐに助けに来た特殊犯捜査班の仲間によって外に助け出されます。稜に一つだけあったガスマスクをつけられたシオンは、先に意識を取り戻します。そして、隣に横たわる稜のスマホが鳴っていることに気がづいて電話に出てしまいます。相手は佳菜で、シオンは過去の佳菜の記憶を取り戻したようでした。

ガスマスクをつけなかった稜は、病院に搬送されます。そこへ佳菜が見舞いにやってきて稜の手を握ります。翌日も佳菜は病院を訪れますが、そこに稜の姿はありません。佳菜は外へ稜を探しに行き、橋の上で会います。車の中で、佳菜は稜の手を握りキスを交わします。翌日、特殊犯捜査係では、本田が浅田に大星電子の御曹司のことを再び調べるよう命令していました。

そんな中、とある施設で一般市民が虐殺される事件が発生します。犯人は、今までもシオンを狙撃してきたマスクの人物でした。最初の被害者は、シオンによく似た髪の色をした男性でした。ある日、御子柴教授がシオンのDNAサンプルを調べたことを報告しに本田のもとへやってきます。彼の調べによると、シオンの脳の配置構造は、アインシュタインのものと同じであるといいます。

そして、脳を移植しても成功率はきわめて低いものであると語ります。シオンは、一人で町を行くあてもなく徘徊していました。一方、稜は現在母親が住む家を訪ねます。彼女はアルコール中毒になっていました。そして、稜が名乗っても、自分の子どもであることに気がつきませんでした。稜はそんな母親の様子に腹を立てたのか、銃を向けます。

町で座り込んでいたシオンは、特殊犯捜査係の理沙によって連れ戻されます。そして、本田からシオンに似た一般市民が殺害されたことを知らされます。一方、稜の家には佳菜が訪ねてきました。稜は、先ほど会ってきた母親の様子にショックを受けているようでした。記憶が戻ったシオンは、ネットでイ・ミンジュンの葬儀の動画を見ます。そこには、泣き崩れる佳菜の姿がありました。

本田はその様子を見ており、シオンがミンジュンであることを指摘し、過去に何があったのか尋ねますが、シオンは答えません。後日、稜は再び母親の家を訪ねました。そこには、同居している男性の姿しかありません。男性によると、彼女はパートの面接に行ったといいます。そして、彼女が癌であり治療費が必要であることを聞かされますが、稜は何も言わずに出ていきます。

彼の母親が癌と聞かされた佳菜は、父親のもとへ治療してほしいと頼みに行きます。しかし、佳菜の父親は、稜と関わらないよう忠告し、彼の母親を治療したいなら佳菜が病院を継いでから入れろ言います。特殊犯捜査係では、マスクの男を捕まえる作戦会議が開かれていました。シオンは、囮として出向く計画です。クラブで各自配置についた後、シオンの元にマスクの男が現れます。

男はシオンを迎撃しますが、稜に撃たれてしまいます。倒れた男はを横目に、稜はシオンを安否を確認します。男は立ち上がり、油断しているシオンをもう一度狙撃しようとしますが、理沙に撃たれ命を落とします。マスクをとると、男の頭にはシオンと同じような手術跡がありました。その夜、稜は外で佳菜に会い腕を組んで歩いていきます。その現場をシオンは目撃してしまいます。

シオンは佳菜と稜の先ほどの仲睦まじげな様子のことを考えていました。一方、浅田は友人にシオンの正体について調べるよう要求します。車で佳菜を送り届けた稜は、シオンが町を１人で歩いているのを見つけ、下車して追いかけます。歩道橋を歩いていた時、シオンは腕を撃たれます。稜は彼を車に乗せ、本田に状況を報告します。シオンの居場所がいちいち把握されていることが怪しいと思った彼は、自宅にシオンを連れ帰ります。

稜は佳菜を家に呼んで手当を頼み、仕事に戻ります。傷の手当のため、シオンに近づいた佳菜は顔をみて衝撃を受けます。現場の弾痕は、今までシオンを狙撃してきたものと一致していました。本田は、シオンは個人ではなく組織に狙われているのかもしれないと考えます。シオンは佳菜から傷の手当を受け、彼女の名前を呼びます。佳菜はそのことによってシオンがミンジュンであると確信しました。

佳菜は稜に車で家まで送ってもらいます。稜は後日、母親の家を訪ねますが、夜逃げして出て行ったと近所の人から聞かされます。本部に戻った稜は、本田からシオンは財閥の御曹司であったミンジュンと同一人物であると聞かされ、ミンジュンの葬式の動画を見せられます。そこには泣き崩れる佳菜の姿がありました。稜の家にいたシオンは、アメリカの大学で親友だったジムに電話をし、当時のことを尋ねます。

当初ジムは自分がアインシュタインの脳を移植してもらうつもりでしたが、成功率が低いことがわかり、代わりにミンジュンを差し出したのでした。彼のもとを再び訪れた佳菜は、なぜ生きているのかと聞きます。シオンは詳細は伏せましたが、佳菜のことを思い出したと言い抱きしめます。そして、稜のもとへ行き、佳菜への想いは変わらないことを告げるのでした。

稜はシオンに記憶が戻ったことを祝福する言葉を残して去っていきます。浅田の調べによると、シオンは日本政府がアメリカのCIAから任された人物であるという情報以外不明であるといいます。本田は理沙にシオンを狙撃したマスクの男の詳細を調べるよう命令します。シオンは稜から教えてもらった佳菜の職場へ行き、彼女に自身の想いが変わらないことを告白します。しかし、佳菜は言葉を濁して仕事に戻ります。

本田は浅田と理沙に、シオンを稜の部屋から護送するという命令を下します。そして、稜にだけシオンを車に乗せておくことを話します。夜、稜の部屋に射手がやってきましたが、取り逃がします。稜は、本田とシオンが乗る車に戻ります。この出来事から、浅田か理沙のどちらかが裏切り者であることがわかります。特殊犯捜査係の室内で、本田は浅田と理沙にシオンが迎撃されたため、警察内で保護することにしたと話します。

しかし、部屋にシオンの姿はありませんでした。一方、佳菜は勤めていた喫茶店をやめて、再び医者になることを決めます。しかし、選んだ場所は父親の病院ではありませんでした。彼女は小さな病院で、研修医として勤務することになります。夜、稜は佳菜に会う約束を取り付けます。しかし、佳菜の部屋には先にシオンがやってきます。シオンは、佳菜を諦めきれないと言い、手を引いて外へ連れ出すのでした。

調査によって、シオンはアメリカのCIAが動向を観察しデータをとるため送り込んできたということがわかります。シオンは佳菜と海辺で寄り添っていました。しかし、シオンは記憶が錯乱し、突然佳菜のことを忘れてしまい、警視庁に戻ります。一方、稜の母親は稜と合せる顔がなかったため家を出たようで、病気も進行していました。佳菜は稜に約束を破ったことをわびます。

そして、シオンとの出来事を話し、彼と過ごす時間も稜のことを想っていたと言います。稜は特殊班の本部に戻り、シオンに会いに行きます。シオンは、自身の記憶が錯乱していることを告白します。一方、佳菜は病院の業務中に父親がやってきてアドバイスをしに来たことで、複雑な表情を見せます。浅田はシオンの調査を依頼していた友人に会い、話しを聞きますが、友人はマスクをつけた人物に射殺されてしまいます。

理沙は本部のシオンの部屋へ行き、佳菜が訪ねてきたから一緒にくるように言います。稜は佳菜からシオンに会いたいとの頼みを受けてシオンの部屋に行きますが、彼の姿はありません。そして、本田の言った仲間の中に裏切り者がいるという言葉を思い出していました。理沙はシオンを人気のない場所へ連れ出し狙撃しようとしますが、タイミングよく稜が駆けつけ理沙を撃ち殺します。

ここではドラマの最終回のあらすじをネタバレありで紹介していきます。理沙がCIAと内通していたことに驚く特殊班の面々。シオンは脳手術の後遺症で倒れてしまいます。佳菜の身を案じた稜は、彼女を突き放します。そんな中、稜の母親が死ぬ間際に稜の名を呼び、病で亡くなったことを同居人の男性に知らされます。

御子柴教授は、フリードマンの研究データからアインシュタインの脳を移植された人物は、2年経つと脳細胞に異常が見られるようになると説明します。

アメリカ政府から、シオンを返すよう命令が下ります。そして、シオンは脳の実験のため殺される可能性も十分考えられるといいます。特殊班のメンバーは、横須賀基地にシオンを護送します。しかし、シオンを乗せていた稜は行先を変え、彼の要望であった佳菜と会わせることにします。稜はCIAや警察から追われることになります。

佳菜はシオンに会いに行きます。しかし、そこに彼の姿はなく、スマホに音声メッセージが届くのでした。内容は、自分のことを覚えていてほしいというものでした。

佳菜は涙を流し、彼を探しに行きます。そんな中、稜はCIAと一人で戦い後ろから胸を撃たれて倒れ込みます。一方、シオンは後遺症から意識がもうろうとしています。稜とシオンの生死はわからず、エンドロールが流れます。ドラマ最終回のあらすじは、ここまでになります。

ここではドラマ『ファイナルライフ』の主要なキャストを紹介していきます。川久保稜のキャストは、松田翔太でした。松田翔太は、『名探偵の掟』『花より男子F』などといった出演作があります。

ソン・シオンのキャストは、テミンでした。松田翔太演じる稜のパートナー的な存在にして、もう一人の主人公です。韓国の人気アイドルグループSHINeeのメンバーです。歌唱力に限らず、演技力も評価されている方です。松田翔太との共演は、本作がはじめてとなります。

綾辻佳菜のキャストは、瀧本美織でした。松田翔太がキャストの稜と、テミンがキャストのシオンと三角関係となるヒロインです。『てっぱん』『ハングリー!』『フラガールと犬のチョコ』などといった出演作があります。

ドラマ『ファイナルライフ』の主題歌は、TAEMINが歌う『What’s This Feeling』です。この曲は、ドラマ全話で流れました。テンポの良い曲調で、作中の主人公・シオンや、松田翔太演じる稜の気持ちを表現したような歌詞が好評です。

ここでは、ドラマの感想を紹介していきます。本作は、キャストの評価の高さが目立ちます。主演のキャスト、松田翔太とテミンがかっこよかったとの感想が多くありました。アクションシーンも多めです。松田翔太とテミンの演技にもご注目ください。

ドラマの先が読めないという感想が、全話通して数多くありました。テミンがキャストのシオンの謎解きや、松田翔太がキャストの稜の動向、予測不能な展開が面白いとの声も目立ちました。

主演の松田翔太演じる稜がかっこいいとの感想もあります。派手なアクションシーンと、クールで優しい人柄から、松田翔太の出演作の中でも非常に人気のある役柄となりました。また、本作から松田翔太のファンになったという人もいました。

ドラマ『ファイナルライフ』は、現在amazonプライムでのみ配信されているドラマです。amazonプライムの月楽料金は400円、年間だと3900円と少しお得になります。

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ここまで、ドラマ『ファイナルライフ』の全話のあらすじ、作品情報について紹介してきました。人気芸能人である松田翔太とテミンの2人がキャストに起用され、アクションシーンも謎解きも好評だったドラマになります。