2018年11月21日公開
2018年11月21日更新
黒革の手帖の最終回あらすじをネタバレ!安島が笑った理由とは?【武井咲主演】
2017年に放送された「黒革の手帖」は、松本清張の長編小説をドラマ化した武井咲主演の作品です。過去5回ドラマ化された黒革の手帖ですが、2004年の米倉涼子版の黒革の手帖とは最終回の結末が違ったものとなっており、最後の安島と元子の笑みの理由について各あらすじネタバレサイトで議論が交わされています。今回は武井咲主演の黒革の手帖の最終回あらすじをネタバレこみでご紹介いたします。
目次
黒革の手帖の最終回あらすじが気になる!
武井咲主演の黒革の手帖は、銀行から巨額の金を横領した元銀行員の女性・原口元子が、その金を資金に銀座のクラブのママとしてのし上がっていくピカレスク・サスペンスドラマです。松本清張の長編小説「黒革の手帖」は、1982年からテレビ朝日系列で5回、TBS系列で1回、計6回テレビドラマ化されている人気小説で、武井咲主演の2017年版では、原作とも過去の作品とも違う最終回が描かれ、ネタバレサイトでも話題となりました。
黒革の手帖のキャストを紹介!武井咲主演!
原口元子役/武井咲
派遣社員から銀座のクラブのママにのし上がる黒革の手帖の主人公・原口元子は、銀行の派遣社員として働きながら夜は母の残した借金返済のために銀座のクラブで働くホステスです。ある事件をきっかけに、勤務先の銀行から巨額の金を横領し、退社後、銀座の一等地に「カルネ(CARNET)」というクラブを開店します。
黒革の手帖の主人公・原口元子役を武井咲(たけいえみ)が演じています。2006年に全日本国民的美少女コンテストでモデル部門とマルチメディア部門でダブル受賞し、10代の少女向け雑誌「セブンティーン」でモデルとして活躍しました。2009年のドラマ「オトメン(乙男)~夏~」でテレビ出演して以来、2011年にドラマ「アスコーマーチ〜明日香工業高校物語〜」でドラマ初出演を果たしました。
その後、2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」で常盤御前役、その後「Wの悲劇」「息もできない夏」「海の上の診療所」「戦力外捜査官」など、数々のドラマで主演を務めている人気女優です。2017年のドラマ「今からあなたを脅迫します」の放送直前に妊娠・結婚報道が世間の話題となりました。夫はEXILEのTAKAHIROです。
安島富夫役/江口洋介
黒革の手帖で国会議員秘書として登場し、政治家になる夢のため、汚れ仕事も厭わない男・安島富夫を江口洋介が演じています。安島は主人公元子と恋仲になり、元子によって人生を狂わされていきます。黒革の手帖の主人公・原口元子と恋仲になる安島富夫役を江口洋介(えぐちようすけ)が演じています。
江口洋介は1987年に映画、「湘南爆走族」で主役を演じ認知度が上がり、ドラマ「翼をください」で主演、1990年代のトレンディドラマ「東京ラブストーリー」や「愛という名のもとに」で人気となり、ドラマ「ひとつ屋根の下」シリーズは最高視聴率37.8%という驚異的な数字を叩き出しました。
黒革の手帖以外の出演作に、「白い巨塔」や「救命病棟24時」、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」や、「はじめまして、愛しています。」などがあり、社会派ドラマでクールな役から、コミカルな役まで幅広く活躍する俳優です。
山田波子役/仲里依紗
黒革の手帖の主人公・原口元子のライバルとなるホステス・山口波子は、元子と同じ銀行の派遣社員からスタートし、元子の勧誘によりホステスとして花開きます。次第に男を手玉に取る妖艶なホステスとして成り上がり、元子のライバルとして立ちふさがります。
黒革の手帖で元子のライバル・山田波子役を演じるのは仲里依紗(なかりいさ)です。仲里依紗はアニメ映画「時をかける少女」の主人公の声を声優として担当し、実写版の「時をかける少女」でも主人公を演じたことで有名となりました。
2008年に映画「純喫茶磯辺」が各新人賞を受賞し、2010年の映画「ゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲-」で演じたゼブラクイーンで歌手デビューもしています。このゼブラーマンと時をかける少女で、日本アカデミー賞などの複数の映画賞に輝きました。
村井亨役/滝藤賢一
黒革の手帖の主人公・原口元子が勤務していた銀行の次長・村井亨を滝藤賢一(たきとうけんいち)が演じています。滝藤賢一は2008年公開の映画「クライマーズ・ハイ」に出演し、その演技が高く評価されたことから、数々の映画・ドラマに出演し、名脇役と言われるほどになります。
黒革の手帖の村井亨を演じる滝藤賢一は、2013年の人気ドラマ「半沢直樹」で銀行員である主人公の同期として登場しブレイクしました。黒革の手帖以外の出演作に映画「躍る大走査線」シリーズやNHK朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」、大河ドラマ「龍馬伝」、ドラマ「ドクターX」などがあります。」
牧野役/和田正人
黒革の手帖の主人公・原口元子が利用している銀座の美容院のオネエな店長・牧野は、「夜の銀座の地獄耳」と呼ばれるほど情報収集能力を持ち、元子に情報を渡します。演じる和田正人(わだかずと)は元陸上選手で、箱根駅伝にも出場経験を持ち、その後俳優に転身しました。
黒革の手帖の牧野役・和田正人は、2005年の「ミュージカル テニスの王子様」の千石役で俳優デビューします。黒革の手帖以外の出演作に、ドラマ「死化粧師 エンバーマー 間宮心十郎」や、NHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」、「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」「陸王」「ラストチャンス 再生請負人」などがあります。
島崎すみ江 役/内藤理沙
黒革の手帖に登場する料亭「梅村」の仲居・島崎すみ江は、のちにホステスとして活躍する役どころです。演じる内藤理沙(ないとうりさ)はアイドルグループ「美少女クラブ31」のメンバーで、バラエティ、テレビドラマ、舞台で活躍しています。
黒革の手帖に登場する島崎すみ江役の内藤理沙は、黒革の手帖以外の出演作に「ライフ」「お天気お姉さん」「ダメな私に恋してください」「女囚セブン」「今からあなたを脅迫します」「家政夫のミタゾノ 第2シリーズ」などがあります。2017年には群馬県から「ぐんま観光特使」として任命され活動中です。
橋田常雄 役/高嶋政伸
黒革の手帖で登場する大手予備校「上星ゼミナール」の理事長・橋田常雄は、裏口入学で巨額の利益を懐に持つ人物で、執拗に元子に関係を迫る役が、あらすじネタバレ感想サイトで「気持ち悪い」「米倉涼子版とかなり違う」と感想が多くみられました。
黒革の手帖で橋田常雄役を演じる高嶋政伸(たかしままさのぶ)は、芸能一家に生まれ、人気ドラマ「HOTEL」や「ダブル・キッチン」など数々のドラマに出演しています。黒革の手帖以外の出演作に「こちら本池上署」の他、「臨場」や「DOCTORS~最強の名医~」シリーズなどがあります。
岩村叡子 役/真矢ミキ
黒革の手帖で主人公元子がドラマの最初に働いていたクラブ・燭台のママが岩村叡子です。華やかながら陰もある銀座、ルールとモラルを守る、古き良き時代を体現したようなホステス・岩村叡子役を真矢ミキ(まやみき)が演じています。
黒革の手帖で昭和のホステス・岩村叡子役を演じる真矢ミキは、元宝塚歌劇団の男役トップスターで、ヅカの革命児とまで言われました。1998年に宝塚を退団し、2003年のNHK連続テレビ小説「てるてる家族」や2006年のドラマ「アテンションプリーズ」、2007年に「ガリレオ」など多数のドラマに出演しています。
黒革の手帖のあらすじをネタバレ!
黒革の手帖 最終回までのあらすじネタバレ1話
黒革の手帖1話のあらすじネタバレです。黒革の手帖第1話のサブタイトルは「1億8千万横領!?銀座の女帝誕生へ」で、視聴率は11.7%でした。第1話では、主人公・原口元子は東林銀行で働く派遣社員です。母の残した借金を返済するべく、元子は夜は銀座のクラブ「燭台」でホステスとして働いていました。ある日、元子は次長の村井から、新人の教育係を任命されます。新入社員は取引先の娘でコネ入社した女性でした。
しかしこの新入社員は、銀行の顧客の姿をSNSに投稿して拡散させてしまいます。新入社員のかわりに、元子と、元子の同僚である山田波子が、代わりに首を切ることで有耶無耶にされてしまいます。元子はこのことを機に、銀行の顧客の口座から1億8000万円を横領します。金は脱税による汚い金で、それにかかわっていた支店長、次長の村井、弁護士をゆするために、黒革の手帖に書かれた借名口座のリストをちらつかせます。
この件を一切問わないことを条件に念書を書かせるのでした。その金を資金に、元子は銀座にクラブ「カルネ」をオープンします。初日に訪れたのが政治界のドン・長谷川庄治と、議員秘書の安島富夫、かつて元子が務めていたクラブ「燭台」のママの岩村叡子と、叡子が連れてきた楢林クリニックの院長である楢林謙治、上星ゼミナールの理事長である橋田常雄でした。
元子は黒革の手帖のリストを確認しながら、次のターゲットを楢林に定めます。銀行派遣社員からクラブのママに転身した元子の暗躍が始まります。
黒革の手帖 最終回までのあらすじネタバレ2話
黒革の手帖2話のあらすじネタバレです。黒革の手帖第2話のサブタイトルは「愛より金2億円を賭けて…銀座の女仁義なき戦い!!」で、視聴率は第1話より0.5ポイント高い12.3%でした。クラブ「カルネ」をオープンした元子は、銀行を一緒に派遣切りにあった山田波子をホステスにスカウトします。波子はクラブの顧客たちの心をつかむのがうまく、増長して他のホステスとトラブルになります。
波子の常連である楢林クリニックの院長・楢林に取り入り、クラブ「カルネ」の上のフロアに波子自身の店をオープンしようとするのです。そんな波子への制裁として、元子は楢橋の愛人・中岡市子にリークし、市子が乗り込んで修羅場となり、市子は別れを告げられます。
そんな楢橋に対して、元子は黒革の手帖に記載された楢橋の隠し口座の情報をちかつかせ、波子の店の開店資金である5000万円の融資を要求します。楢橋から手に入れた5000万は、市子に退職金として笑顔で渡す元子でした。
黒革の手帖 最終回までのあらすじネタバレ3話
黒革の手帖3話のあらすじネタバレです。黒革の手帖第3話のサブタイトルは「悪女炎上次の獲物は3億円!!」で、視聴率は第2話より1.4ポイント落として10.9%でした。開店資金を奪われたことで店が出せず波子はいらだちが抑えられません。銀行の支店長を誘惑して事の次第を追及します。元子が議員秘書の安島と店で話していたところ、銀行の次長である村井が「金を貸してほしい」とやってきます。
しかし借金の申し込みに元子はすげなく断ります。銀行の支店長が亡くなりましたが、葬儀にも出ない元子でした。そこに市子が退職金としてもらった5000万を返却し、今までは違う道を歩いていきたいというのです。
ある日、閉店後の店に村井がやってきて、金を要求します。断られて逆上した村井は、元子の首をネクタイで絞め、そのピンチを救い出したのが安島でした。元子は通報しようとする安島を止めます。金の亡者の元子と、その真逆の安島、2人の距離が近づいていきます。
黒革の手帖 最終回までのあらすじネタバレ4話
黒革の手帖4話のあらすじネタバレです。黒革の手帖第4話のサブタイトルは「VS強欲な学園理事長!銀座No.1クラブの頂上へ…!!」で、視聴率は第3話よりさらに0.2ポイント落として10.7%でした。元子は銀座のナンバー1のクラブ「ルダン」が売り出されることを知り、なんとしても手に入れたいと思うようになります。
ルダンを手に入れるための資金を得るために、黒革の手帖の記録から、上星ゼミナール理事長である橋田常雄を次のターゲットに定めるのでした。元子の店の常連でもある橋田は、裏口入学の斡旋によって多額の裏金を手に入れていました。執拗に迫る橋田から、元子を助けたのは、政財界のフィクサーとして名高い長谷川でした。その後、元子は料亭「梅村」で、安島の婚約者である堂林京子と出会います。
京子は堂林グループの令嬢で、安島の見合い相手でした。その後、梅村で中居として働いていた島崎すみ江が、カルネでホステスとして働きたいとやってきて採用します。橋田に関係を迫られた元子は、指定されてホテルに島崎を向かわせ、橋田の隙をついて裏口入学の証拠となるデータを盗み出すことに成功します。
黒革の手帖 最終回までのあらすじネタバレ5話
黒革の手帖5話のあらすじネタバレです。黒革の手帖第5話のサブタイトルは「女の敵は女!3億円の土地売買巡る戦い」です。視聴率は第3話から下がり続けて10.4%でした。元子は橋本に対して、裏口入学のデータを突きつけて、料亭「梅村」を2千万で譲ってほしい交渉します。梅村の価値は2億円相当なので、2千万は破格の値段です。
元子はこの梅村を転売することで資金にし、ルダンの持ち主である長谷川から店を買い取ろうと画策します。元子も用意した裏口入学のデータと黒革の手帖の記録により、橋田は契約書にサインをするのでした。元子は長谷川の元に行き、3億円で売るといわれます。こうして長谷川との交渉により、元子はルダンを手に入れる第1歩を踏み出します。しかし梅村を売っても残りの差額を用意できるのかが問題です。第6話へと続きます。
黒革の手帖 最終回までのあらすじネタバレ6話
黒革の手帖6話のあらすじネタバレです。黒革の手帖第6話のサブタイトルは「奪われた手帖!!身代金は3億」です。第3話から下がり続けている視聴率はさらに下がって10.1%となり、最低視聴率となりました。長谷川にルダンの手付金として5000万を支払った元子ですが、料亭「梅村」の名義が自分に書き換わっていないと連絡を受けます。実は島崎すみ江が裏切っており、盗んだ裏口データも偽物だったのです。
そして黒革の手帖も何者かに自宅に侵入され、盗難にあってしまいました。追い詰められた元子のもとに安島がやってきます。安島は元子と二度と会わないことを条件に、長谷川との契約を白紙に戻してもらったと言います。安島に心惹かれていた元子は安島にすがろうとします。その後、突然クラブ「カルネ」に村井がやってきます。
クラブ「カルネ」の支配人になったと言い張る村井に、元子は契約が白紙になっておらず、長谷川によって店が差し押さえられたことを知ります。村井が支配人になったカルネに、新しいママがやってきます。物別れに終わっていたかつての同僚・波子でした。かつての同僚と上司に、クラブ「カルネ」を奪われ、衝撃を受けたまま、ドラマ「黒革の手帖」の物語は第7話に続きます。
黒革の手帖 最終回までのあらすじネタバレ7話
黒革の手帖7話のあらすじネタバレです。黒革の手帖第7話のサブタイトルは「最終章~私は諦めない!女帝の大逆転劇!!」です。第3話から下がり続け、第6話で最低視聴率となった黒革の手帖ですが、最終回直前の第7話で視聴率11.8%に回復します。元上司の村井と元同僚の波子に店を奪われ、その影で糸を引いているのが長谷川だと元子は知ります。
ルダンを手に入れるどころか、カルネまで奪われてしまった元子は、安島に頼り弁護士を紹介してもらいます。裁判に持ち込み、契約の無効を訴えますが、フィクサーである長谷川の力の前には及びません。立ちはだかる困難にこれまで冷静でいられた元子も平静でいられなくなってきます。途方に暮れていた元子を警察が職務質問し、思わず逃げ出した際、階段から転落してケガを負い、入院することになります。
それでも長谷川との話し合いの場に臨む元子を、お見舞いに来た安島が引き留めます。そして「これを見せれば必ず長谷川との面会が叶う」と、これまで元子が使っていた黒革の手帖の代わりとなる切り札として、茶封筒を渡すのでした。こうして黒革の手帖の切り札を手に入れた元子は、再び力を取り戻し、長谷川との決戦に挑み、ドラマ「黒革の手帖」の物語は最終回に続きます。
黒革の手帖の最終回あらすじをネタバレ!
村井と波子にクラブ「カルネ」を奪われた元子は、黒革の手帖の代わりの新しい切り札となる封筒を安島から受け取ります。その封筒を持って闇社会のドンである長谷川を再び訪問します。封筒の中身は、空港滑走路拡張工事に伴う斡旋・収賄容疑の証拠となる1億円の領収書で、長谷川の立場を脅かす最強のの切り札でした。この切り札によって元子はクラブ「カルネ」と黒革の手帖を取り戻します。
それどころか度胸を認められてルダンの権利まで手に入れるのでした。ルダンの譲渡契約書に長谷川がサインしようとしたその瞬間、長谷川は発作を起こして動かなくなります。元子は既に息絶えている長谷川の指を持ち、契約書に母音を押させたのでした。連絡した安島が後のことをつつがなく処理します。一方、カルネを奪った村井と波子は、長谷川の突然の死の混乱によって仲間割れを起こし、言い争っていました。
そこに譲渡の手続きを終えた元子が登場し、店を奪い返します。悪党には必ず天罰が下ると負け惜しみを言って詰る波子に、元子は涼しい顔で別れを告げます。元子はこのままではすまさないという憎しみに満ちた目で店を去りました。カルネを取り戻した元子は、橋田をカルネに呼び出します。現れた橋田に、黒革の手帖の情報を盾に2億円の融資を要求します。しかし橋田もそれに対抗するようにスマホ画面を見せました。
そこには、長谷川が突然死したその日に事務所から立ち去る元子の姿が納められていたのです。橋田は、元子が長谷川を殺し、安島が処理したと推理します。たとえ違っていても、写真を警察に持ち込めば疑われるのは元子だと言い、「私の愛の偏差値は変わらない」「心はいらないから体だけでいい」「裏口でいいから合格させてくれ」と執拗に体を求めます。
この橋田のセリフについては、視聴者も「気持ち悪すぎてむしろいい」など、高嶋政伸の役を褒めたたえる感想が見られました。安島の立場を引き合いに出され、押し倒された元子ですが、そこに警察がやってきて、元子へ同行を求めます。警察の登場に橋田はあわてて去ります。一方、長谷川の突然の死がきっかけで、楢橋クリニックに脱税の疑いでの強制捜査が入り、楢橋と看護師長の中岡は隠し金庫の中身まで押収されてしまうのでした。
その頃、警察に同行した元子は、長谷川の事務所を出入りしていたことについて、長谷川と男女の関係だったと嘘の告白をして、安島の証言もあってその場を乗り切ります。その頃、国税庁に押し入られた後の楢橋と市子の元に、不気味に笑う波子が訪れました。その後、自宅にいた元子は、黒革の手帖を読みながら過去を振り返っていました。その時波子に唆された市子がやってきます。
市子は友好的な笑顔を浮かべながら、元子が席を外した隙をついて、黒革の手帖と闇献金の領収書を盗み出します。その情報全て洗いざらい警察に持ち込んでしまいます。後日、安島と京子との結婚式の最中に東京地検特捜部がやってきます。羽田空港の収賄容疑で逮捕され、連行されていく安島の姿に、なぜか新婦の京子は大声で笑うのでした。そして、検察に連行された安島は、検察の車の中で静かにニヤリと笑みを浮かべるのでした。
一方、元子が手に入れたルダンは大盛況でした。嫌味で祝福する叡子に、笑顔で嫌味を返す元子でした。銀座のトップとして君臨するであろう元子の元に、再び警察が現れます。市子が盗んで警察にリークした黒革の手帖によって、元子の罪が明らかになったのです。銀座の女王であり悪女として、元子は不敵な笑みを浮かべるのでした。
黒革の手帖の最終回を考察!安島が笑った理由とは?
安島が笑った理由とは?
最終回、東京地検特捜部によって安島が連行されます。この時、検察の車の中でニヤリと笑う安島の行動の理由について、ネットでは議論が交わされていました。
制作サイドからは明確な説明はされていませんが、代議士になった安島は京子との結婚式に踏み込まれたことで政略結婚を回避できたこと、検察が逮捕状を持っていなかった=裁判官の許可が下りなかったから逮捕にはならないと確信して笑ったという説と、それを元子が仕組んでいたことに気づき笑ったのではという案がネットでは有力なようです。
黒革の手帖はわざと市子に盗ませた?
自宅を訪問した市子に黒革の手帖と領収書を盗まれて、それが警察に持ち込まれたことで逮捕された元子ですが、第6話で一度盗まれている黒革の手帖をそう何度も盗まれるかが議論の焦点でした。むしろ元子は、市子が盗みやすいようにわざと席を外して、盗める環境をおぜん立てしたのではという意見が有力なようです。
結婚によって安島を京子に奪われるのであれば、リークされることで一緒に逮捕され、京子の手の届かない形で結ばれたいと望んだのではという意見です。最後の逮捕されながらも安島と元子の不敵な笑みは、そのためなのではないかという解釈が一番多くありました。
黒革の手帖の米倉涼子版と武井咲版を比較!
悪女のイメージが変わった?
武井咲版の黒革の手帖では、元子に5000万円を奪われた楢林と市子は、元子に対して5000万円を返せと要求しますが、元子は涼しい顔でしらを切り、市子の気持ちを逆なでしていました。それに対して、米倉涼子版の元子はこういったシーンでは嫌味ではっきりと返すキャラクターでした。
過去の悪女の定義は「自己主張の激しい烈女」という印象でしたが、近年は「顔色一つ変えずに相手の気持ちを逆なでする」というイメージに変わってきたようです
米倉涼子版と武井咲版では最終回が違う?
武井咲版で死亡する長谷川会長ですが、米倉涼子版では死亡せず最終回も生き残っています。また、最終回で元子に対して執拗に気持ち悪い言葉で言い寄る橋田は、米倉涼子版ではこれほど強烈なキャラクターに描かれていませんでした。また、米倉涼子版では元子と安島は二人で逃亡し、生きていた長谷川に安島は捕まってしまい、元子は逃走しますが、武井咲版では、その長谷川は死んでいるためその展開になりません。
最終回ラストの元子の逮捕の原因は、武井咲版では市子が警察にリークしたのが原因でしたが、米倉涼子版ではそれは波子の役でした。そして物語のラストは、警察に追われることに感づいた元子が逃亡して終わるのが米倉涼子版ですが、武井咲版では安島も元子も二人とも警察・検察に連行されることで終わります。
元子を追い込むのは、市子でなくホステスのライバルであった波子であってほしいという声も多く見られました。武井咲版では逮捕された二人とも不敵な笑みを浮かべていたことから、視聴者の間ではこの逮捕が想定内なのではと考えられているようです。この続編があるのではと期待する投稿も見られました。
黒革の手帖の最終回まで観た感想を紹介!
ごめん黒革の手帖の最終回意味わかんなかったんだけどwwwえ?あのババアに隙を許したせいで2人とも失脚したって言いたいの??安島さんは完璧巻き添いじゃんwwwあと妊娠のくだりはなんだったの?あれ必要だった?? #黒革の手帖
— 戸塚まみ (@acrobatboysclub) September 29, 2017
黒革の手帖の最終回で、武井咲演じる元子と安島が逮捕され、逮捕されたのにそれぞれ二人が浮かべた笑みはなんだったのかと、各あらすじネタバレサイトでも感想や議論が交わされていました。明確な答えは制作サイドから出ていないため、視聴者の想像に任せるエンドとなっているようです。
なんなら富夫と元子が口合わせして出来た計画。それしか婚約者と別れる方法がなかったから。最終回、富夫の婚約者は富夫と元子の計画に気づいたから笑った。実は富夫も悪だった。#黒革の手帖
— tarareva (@nisemonohomnomo) September 14, 2017
こちらは黒革の手帖最終回の最大の謎、逮捕されたのに笑っていたことに対しての感想・見解です。婚約者と別れる方法が、逮捕という道しかなかったため、計画の成功を笑ったのではという意見のようです。
あえて、手帖を隠さなかったのに。
— zaneri (@Takanashis_Ex) September 14, 2017
最愛の男が他の女と結婚するくらいなら全てを失い一緒につかまるというロマンチックな最終回でした。#黒革の手帖 #江口洋介#武井咲#悪女
黒革の手帖で最終回、武井咲演じる元子が黒革の手帖を隠さず波子に易々と持ち出させた理由は、愛ゆえにではないかという視聴者の感想です。制作サイドからはこれが正解というものは示していないため、あらすじネタバレサイトの感想です。このほかにもいろんな理由が投稿されていました。
黒革の手帖最終回やーっと見れた。
— 安本由佳 (@YukaYasumoto) September 22, 2017
領収書にわざわざ「口利き料」とか書かないだろう、とか突っ込みどころ多々あれど色々と指南に富む内容だったと思う👏
最後、安島さんと元子が笑っていたのは、すべて失って残るものに気づいたからかな。
黒革の手帖の最終回に登場する領収書の但し書き「口利き料」にツッコミをいれる投稿は、各あらすじネタバレサイトでも多数感想として見られました。武井咲扮する元子の最終回の笑みは、逮捕されることでそれまでのしがらみをすべて捨てられる、明るい未来への笑みだったのかもしれないという感想も多く見られました。
黒革の手帖最終回、ハッピーエンドだね。元子がわざと市子に手帖もっていかせて安島の結構式取りやめさせて2人は一緒になる。そのために逮捕?いえ、長谷川の時同様いったん連行されても言い逃れも出来るように想定済み、それゆえの最後の二人の笑み
— N1NJ4 (@hidebowie) September 15, 2017
黒革の手帖の最終回は、逮捕されたことだけを考えればバッドエンドですが、その裏の目的を探るとハッピーエンドといえるのではという感想です。ネットのあらすじネタバレサイトでも、同じような投稿が複数見られました。
「黒革の手帖」最終回、切り札として出てくるのがフィクサーの領収書なんだけど、「口利き料として」って書いてある。いやいや、口利き料の領収書に口利き料って書く?ていうか口利き料に領収書って残す?なんかがっかりσ(^_^;)
— 境 治 (@sakaiosamu) September 15, 2017
黒革の手帖最終回の切り札の領収書の、「口利き料」の但し書きについては他の視聴者からの感想でも言及されています。口利き料で領収書がありなのか、もっと違う書き方があったのではと落胆する感想です。
黒革の手帖最終回の麻雀シーン🀄
— 山本亜衣 (@ai_yamamoto_913) September 15, 2017
こんな手配でそのあと何巡目かのツモで「今ものすごい手が出来かかってんだ」と言ってシーンは終わってるんやけど……
そのあと長谷川会長の身に起きたこと考えると完全にフラグだったのかとゾワゾワしてる#黒革の手帖#九蓮宝燈#私による再現(笑) pic.twitter.com/8AlBQMJnEx
黒革の手帖最終回の麻雀シーンで、実は伏線があったという視聴者の感想です。この後長谷川会長の身に「ものすごいこと」が起こるのを暗示しているのではと推察する感想でした。
「黒革の手帖」最終回。見下すようにニッと笑う武井咲さんは最後まで美しくて怖くて。手帖をまた盗まれたのは無用心すぎますが“わざと”という解釈? そして江口洋介さん。ロンゲの「東京ラブストーリー」時代から年齢ごとのカッコ良さをさり気なく体現し続けてますね。 #黒革の手帖 #江口洋介
— 斉藤貴志(ライター) (@missiletakashi) September 14, 2017
黒革の手帖の最終回の裏を読む感想と、江口洋介の俳優としての評価です。90年代のトレンディドラマを代表する俳優・江口洋介は、2000年過ぎても存在感のある役を多数演じている実力派俳優です。
しまった!黒革の手帖最終回!と思って慌ててテレビつけたら高嶋政伸が「愛という偏差値」「いい加減合格させてくれよ!」「裏口でもいい!」つって武井咲に迫ってて笑った
— 宇津井 (@tzitzimime) September 14, 2017
黒革の手帖の最終回では、武井咲演じる元子に執拗に迫る役の高嶋政伸が、執拗すぎてすごいと話題でした。最終回以前も武井咲の元子に対して粘着すぎるほどの迫り方でしたが、最終回のセリフはコメディの域であるとネットのあらすじネタバレサイトでも人気で、たくさんの感想が投稿されていました。
黒革の手帖の最終回あらすじまとめ!
2017年武井咲主演のドラマ「黒革の手帖」のあらすじネタバレを第1話から最終話まで、感想とあわせてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?「黒革の手帖」は過去に1982年、1984年、1996年、2004年の米倉涼子版、2017年に武井咲版と、6回もドラマ化されている松本清張の長編小説が原作です。
2004年の米倉涼子版と2017年の武井咲版は最終回の結末が違っており、あらすじネタバレ感想サイトでは、「ここが違う」「このシーンはこちらのほうがよかった」「この展開のほうがいい」など、たくさんの感想が投稿されています。2017年の武井咲版では、最終回のラストが続編があってもおかしくない終わり方ということで、武井咲主演で最終回その後を描かれたドラマがあるのではと期待の声も高いようです。