2018年11月15日公開
2018年11月15日更新
水戸黄門の歴代豪華キャスト一覧!黄門様や助さん・格さんを演じたのは誰?
日本を代表する時代劇と言われると思い浮かべるのが水戸黄門になります。徳川のお殿様が隠居してお供の助さん格さんと一緒に日本各地を旅するという話でその先々で起こる問題を解決していくストーリーは観ている人の心を掴む作品となっています。そんな水戸黄門ですが長く愛されていた作品のために、役者変更も多くありました。ここでは歴代のキャストに関する情報を紹介していきます。歴代キャストを比べる事で登場する役柄を知っていきましょう。
目次
水戸黄門の歴代キャストが豪華だと話題に!
1969年からTBSで放送されていた日本でも有名な時代劇が水戸黄門になります。月曜日の夜20:00から20:56という通称「ゴールデンタイム」に放送されていた事もあり、その人気や知名度は他の時代劇に比べると高いものになります。また、その人気の高さからキャストを変更して続けられたため、年配の方から若い世代まで知っている年齢層の幅が広い作品でもあります。
当時から豪華キャストと言われていた水戸黄門ですが、それは代を変えても変わる事がないため、歴代キャストが豪華すぎるとファンの間でもささやかれる程です。また、当時はまだまだ駆け出しとされるキャスト陣も現在は大ベテランと呼ばれる方々ばかりなのでその点からも水戸黄門は注目される作品となっていました。
ここではそんな数多いキャストを排出している水戸黄門の歴代キャスト陣を詳しく紹介していきます。既に他界されてしまった大御所から今もテレビで活躍する現役まで盛りだくさんの水戸黄門を解説していきます。
水戸黄門のドラマとは?
初回放送が1969年8月よりスタートし、2011年12月まで長期に渡り放送された超大作時代劇とも言われたドラマになります。舞台は江戸時代で、水戸藩(現在の茨城県)の2代目藩主とされる徳川光圀が隠居の身となり、日本各地を旅するという物語となっています。
お供として家臣の佐々木助三郎、渥美格之進と共に諸国漫遊と称して、様々な土地へと足を運びます。しかしそこでは悪政を行う大名や代官などが私服を肥やしている現状が顕になります。光圀公は自分自身の正体を隠しながらその陰謀を明らかにしていき、最後には「水戸光圀公」という名の元に悪を正すというものとなっています。
また、有名なのがこの時に助・格が印籠を悪人達に見せ、口上を述べるシーンです。このセリフは視聴者の多くが耳に残っており、今でも名言として伝えられるセリフでもあります。
静まれ、静まれ、この印籠が目に入らぬか。ここにおわすお方をどなたと心得る。恐れ多くも先の天下の副将軍水戸光圀公にあらせられるぞ!
またその他にもキャストによる名シーン・名台詞なども数多くある水戸黄門を支えた歴代のキャストについてキャラクター情報とともに紹介していきます。初代から最新版までのキャスト情報を集めておりますのでぜひチェックしてみてください。
水戸黄門の歴代の黄門様役キャスト一覧!
ここでは水戸黄門のメインとも言える歴代の黄門様役のキャスト陣をキャラの説明とともに紹介していきます。
初代黄門様キャスト/東野英治郎
水戸黄門の御老公と聞くと50年代・60年代はこの人を思い浮かべるでしょう。水戸黄門1部から13部までの水戸光圀公を演じられた東野英治郎さんは豪快に笑う水戸光圀公の印象がとても強く、また放送当初から長く続けられていた事もあり、そのイメージが確立した象徴ともされています。
また、水戸黄門で水戸光圀役を演じる前は「男はつらいよ」や「進め!青春」などにも登場していた実力派俳優で、そんな傍ら多くの時代劇にも主演するほど幅広いジャンルで役柄を演じられていました。遺作となった「荒木又右衛門 男たちの修羅」では特別出演として登場するなど時代劇には欠かせない人物でもありました。
2代目水戸黄門/西村晃
東野英治郎さんの後を継いで2代目水戸光圀公に抜擢されたのは西村晃さんです。初代黄門様とは雰囲気が若干異なり、物腰やわらかなイメージを持っているにもかかわらず、ここぞという場面では迫力ある姿が当時のお茶の間を沸き立たせていました。
元々個性的で鋭い演技により悪役を演じる事が多かった西村晃だからこそ、初代よりもユーモアあふれる演技を見る事ができた事が、絶頂期と言われていた14部から21部という長い期間を支えられたとも言われています。
3代目水戸黄門/佐野浅夫
歴代の黄門様の中でも最も庶民的と言われていたのが三代目水戸黄門役の佐野浅夫さんです。1993年に放送された第22部から28部を担当されており、当時は役者の他にも童話作家や家業の青果商を継いで経営者としても成功されていた異色とも言える人物でした。
初代や二代目と大きく異なる点としては「泣き虫黄門様」というニックネームがつけられる程に他人に心を向け涙を流す事から水戸黄門の雰囲気を大きく覆した人物とも言われています。佐野浅夫さん本人も物腰の柔らかな優しい表情が多かった事から観ている視聴者も納得の演技だったと言われています。
4代目水戸黄門/石坂浩二
2001年の4月から放送されていた第29部とその後の第30部の黄門様を演じられたのは今でもベテランとされる俳優、石坂浩二さんです。今までの水戸黄門のイメージとは異なり、史実に基づいた役作りをしたことによりチャームポイントとなっていたヒゲや黄色い衣装はチェンジされていました。
しかしこれまでの黄門様のイメージを大きく変えた事により視聴者の間でも賛否が別れてしまい、第29部ではなかった髭が第30部からは復活するなどの局側の強い意向が反映されていました。また、この当時史実に基づいたイメージを大切にしていた石坂さんとこれまでのイメージを大切にしていた局側で多くの問題が勃発した事から歴代でも最も短い主演だったのではないかと言われていました。
実際は石坂浩二さんが2002年の5月に直腸癌を患ってしまい、その手術のための降板であった事が後に判明しましたが視聴者の間では今でも確執による降板だったのではないかという噂が囁かれています。
5代目水戸黄門/里見浩太朗
2002年の10月から放送された第31部から第43部「最終回スペシャル」まで黄門様を演じたのは、大御所と言える俳優・里見浩太朗さんです。里見さんはこれまでの水戸黄門シリーズで助さん・格さんまでも演じたという事もあり、若い層から年配層まで大きな人気を見せていました。
昔から水戸黄門というシリーズに触れている役者さんなだけあって、落ち着いた貫禄でありながらストーリーの展開や流れでの喋り方、立ち振舞などが見ていて違和感を全く感じさせない事から視聴者も安心感を持って観る事ができたシリーズになります。
最新版水戸黄門/武田鉄矢
長い歴史を持っている水戸黄門ですが、最終回を迎えて多くの視聴者から新シリーズを希望する声が上がっていました。そして2017年に決まった最新版水戸黄門では黄門様役に武田鉄矢さんが選ばれました。
「三年B組金八先生シリーズ」の印象がある武田さんですが、日本史が好きで多くの武将や将軍などの歴史を知っている博識な俳優でもあります。また、長く芸能界で俳優として勤められていた貫禄もあることから、水戸黄門でもどっしりとした役を見せてくれました。
水戸黄門の歴代の助さん役キャスト一覧!
ここでは水戸黄門ご一行の中でも「色男」と言われた歴代の助さん役のキャスト陣を紹介していきます。
初代助さんキャスト/杉良太郎
水戸黄門第1部から第2部の助さんを演じたのは杉良太郎さんです。時代劇でも様々な役どころを演じている杉良太郎さんですが、水戸黄門では助さんの土台をきっちり作り上げた役柄とされています。演じた期間は歴代の中でも短く感じられますが、それでも助さんとはというイメージをしっかり作り上げた人物になります。
2代目助さん/里見浩太朗
1971年11月から放送されていた第3部から2代目助さんに抜擢されたのが里見浩太朗さんです。初代助さんが確立した「色男」というイメージを定着させた第一人者とも言えます。時代劇でも主役を演じる事が多かった里見浩太朗さんですが、初の悪役を演じられたのは2013年に放送された「必殺仕事人2013」と言うことで、その安定した演技力で視聴者に感動を届けてくれたベテラン俳優になります。
また長い期間に渡って助さんを演じていた里見浩太朗さんですが、実は助さんを卒業したのちに格さんも演じています。歴代のキャストで助さん格さんを両方ともに演じられたのは里見浩太朗さんだけとなります。
3代目助さん/あおい輝彦
1960年頃からドラマ、映画、舞台など幅広いジャンルで活躍を見せてきた俳優兼歌手のあおい輝彦さんが3代目助さんに任命されたのは1988年の水戸黄門です。12年もの長い間水戸黄門にて助さんを演じられていたあおい輝彦さんですが、代表作には1976年に公開された映画「犬神家の一族」の犬神佐清役があります。また、アニメ「あしたのジョー」では矢吹丈の声優を務めるなど仕事の幅を更に広げた事が有名です。
4代目助さん/岸本祐二
4代目助さんを演じたのは1990年代からテレビや映画で活動していた岸本祐二さんです。主にサスペンスや時代劇で活躍している一方で、Vシネマを中心に映画主演も重ねてきた俳優です。水戸黄門には2001年から放送された第29部から第31部に登場し、シリーズの中では初代助さんに並ぶ短さではありますが、そのインパクトは高くファンは多いと言われています。
5代目助さん/原田龍二
1990年の第3回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」の準グランプリを受賞した事により芸能界デビューを果たしたのが原田龍二さんです。ドラマやCM、映画など幅広いジャンルで活躍されている俳優ですが、水戸黄門に抜擢されたのは2003年の第32部から第41部の7年間です。
若い世代で水戸黄門の助さんと言えば原田龍二さんと言われるほど印象づいている一方、タレント業にも力を入れており、現在でも様々な旅番組などに出演されています。その事から今でもお茶の間に親しまれている俳優になります。
6代目助さん/東幹久
2010年の第42部から第43部の助さんを演じたのは東幹久さんです。正統派二枚目として様々な作品に主演している幹久さんですが、その演技力は歴史が長い水戸黄門でも文句なしといえる程でした。初代から培われていた「色男」というイメージを覆すことなく、それでいて真のある演技が視聴者の間でも人気を呼びました。
最新版助さん/財木琢磨
2017年版の最新版水戸黄門で助さんを演じる事になったのは財木琢磨さんです。なんと歴代助さんの中でも最も年齢が若い26歳で、主演当初は25歳という若さでした。また、2.5次元と呼ばれる舞台を中心に活動していた俳優さんであり、地上波ではまだまだ姿を見るのも先ではないかと言われていますが、期待できる若手俳優になります。
水戸黄門の歴代の格さん役キャスト一覧!
出典: https://yom.sc
ここでは水戸黄門ご一行のまとめ役とされていた歴代の格さん役のキャスト陣を紹介していきます。
初代格さんキャスト/横内正
水戸黄門の初代格さんを演じたのは時代劇やサスペンスを中心に活躍する俳優・横内正さんです。低く太い声が特徴的な横内さんですが、そのイメージが真面目な格さんにマッチした事で視聴者の中でも助さん=横内さんという方程式が生まれたと言われています。
また、今でこそ印籠を出すスタイルが格さんとなっていますが、実はこのスタイルは最初から決まっていたわけではありませんでした。最初で横内さん演じる格さんが印籠を出すシーンが印象的過ぎて視聴者からの「印籠を毎回出してほしい」という強い要望を受けて徐々に定着させていったものとされています。
2代目格さん/大和田伸也
2代目の格さんとして選ばれたのが実弟と同じく有名な俳優として名を轟かせている大和田伸也さんです。優しい面持ちにかかわらず、言葉に厳しさなどを含ませる大和田さんの演技により、真面目で厳格な格さんのイメージが固定したと言われています。
現実でも芸能関係者が多い大和田伸也さんですが、強い正義感は元々持っている人で1998年にたむろする若者に注意をして暴行を受けたという通称「おやじ狩り」を体験してしまいます。しかし、バラエティ番組にてそのネタを見事に演じ切るのは役者の鏡とも言えます。
3代目格さん/伊吹吾郎
3代目格さんを演じたのはこわもてで低い声が特徴の伊吹吾郎さんです。見た目の印象とは裏腹に真面目で実直な演技を務める事から1983年から17年もの長きに渡り「水戸黄門」の格さんを務めました。
また他の代表作では「江古川乱歩の美女シリーズ」だったり「必殺仕事人」などがあり、時代劇やサスペンスでは常連と言われるほどの俳優さんです。
4代目格さん/山田純大
4代目格さんを演じたのは初代助さんを演じた杉良太郎さんの息子である山田純大さんです。年代は違えど親子で水戸黄門を演じた事から昔からのファンには感動を生んだ配役とされています。
5代目格さん/合田雅吏
出典: https://miima.jp
5代目格さんに選ばれたのは1995年「超力戦隊オーレンジャー」でデビューを果たした合田雅吏さんです。2003年から2010年まで演じたのち、2015年の「水戸黄門スペシャル」では5年ぶりに格さん役を演じました。
6代目格さん/的場浩司
6代目格さんを演じたのは青春ドラマなどで人気を高めていた的場浩司さんです。強面と硬派な演技で「はいすくーる落書き」や「ママハハ・ブギ」などのキャストを演じていましたが、格さんを演じる際もその演技力は輝きました。
また、トーク番組・バラエティ番組にも多く出演している事から視聴者にも親しみやすい役者さんで、強面でありながら甘党・虫嫌いなどのギャップがとても受けていると言われています。
最新版格さん/荒井敦史
2017年最新版の水戸黄門で格さんを演じていたのは荒井敦史さんです。助さんを演じていた財木さんとは年齢が1つしか変わらない事からこちらも歴代格さんの中で最も年齢が若いことから注目を集めていました。元々はジュノンのコンテストに参加し入賞した事から芸能界に参戦する事になりました。
Dboysとして活動している若手俳優で、現在は映画・ドラマなど少しずつではありますが活動の場を広げてブレイク寸前と言われている今を時めく俳優です。
水戸黄門のその他登場人物を演じる歴代キャスト一覧!
水戸黄門には黄門様一行以外にも様々な役が登場します。豪華すぎるとも言える登場人物をキャスト情報と共に紹介していきます。
初代風車の弥七/中谷一郎
水戸黄門でも重要な人物と言われている風車の弥七を第1部から演じられていたのは中谷一郎さんです。独特のニヒルで渋い演技が特徴的で、その人気はとても高い人物でもありました。水戸黄門の「影の立役者」と言われるほど欠かす事のできない存在となっていました。
2004年にお亡くなりになられましたがその演技力の高さから時代劇や歴史映画に数多く主演されており、また水戸黄門でも支えてくれた一柱として「水戸黄門 1000回記念スペシャル」では過去のレギュラー陣の登場とともに、中谷さんの過去VTRでの登場となりました。
2代目風車の弥七/内藤剛志
中谷さんから引き継ぎ2代目弥七を演じる事になったのは内藤剛志さんです。テレビドラマをはじめとして映画・舞台・声優など様々な分野にて活動している個性派俳優になります。水戸黄門第37部から2代目として風車の弥七を演じていますが、中谷さんに負けず劣らずの演技力から視聴者の受け入れも早かったとされています。
また、風車の弥七以外にも刑事シリーズ作品に多く出演されており、「科捜研の女」「警視庁・捜査一課長」などのサスペンスドラマが有名です。また、バラエティ番組などにも出演する事から強面でありながら面白いと高い人気を誇っている俳優になります。
かげろうお銀/由美かおる
水戸黄門のマドンナと言われているかげろうお銀を演じたのは由美かおるさんです。この「かげろうお銀」がレギュラーとして決まるまでは「端役のお鶴」「おてる」などの数多くのゲストが主演しておりましたが、第16部から黄門様のスパイ役として選ばれました。
見事なプロポーションもさることながら、多くの視聴者が楽しみにしていたとされるのが「お銀の入浴シーン」になります。水戸黄門では「印籠を出すシーン」と並ぶほど名物シーンとなっていました。この事から演じられていた由美かおるさんはそのプロポーションを保ち続けるためにたゆまぬ努力を行い、初登場時からクランクアップまで3サイズが変わっていなかったという伝説を残しました。
うっかり八兵衛/高橋元太郎
水戸黄門シリーズにおいて明るくユーモアなキャラクターとして親しまれていたうっかり八兵衛を演じたのは高橋元太郎さんです。明るい雰囲気がお茶の間でも人気を高めるだけでなく、ストーリー上重要となる情報を運んでくる役としても注目されていました。
霞のお新/宮園純子
水戸黄門でも重要となる初代風車の弥七の妻・霞のお新を演じたのは映画やドラマを中心に活動していた女優「宮園純子さん」です。弥七とともに黄門様の旅路に大切なキャラクターであり、弥七とのおしどり夫婦も好演で視聴者からは長く愛されていたキャラの1人となっています。
柘植の飛猿/野村将希
かげろうのお銀と共にスパイ活動を行い黄門様の手伝いをしていた忍びの柘植の飛猿を演じたのは歌手・俳優業で有名な野村将希さんです。お銀のような軽やかな身のこなしというわけではありませんが、その肉体を活かしたパワー系忍として注目されていました。
また、忍としての役割だけでなく時折助さん格さんに並ぶほどの護衛力から自ら黄門様の護衛につくシーンなどもあり、様々な場面から視聴者を虜にしていました。野村さん本人も体作りを心掛けている事からスポーツバラエティ・SASUKEではその持ち前の運動神経と肉体美を発揮しています。
佐々木志乃/山口いづみ
水戸黄門第9部から第17部に登場した2代目助さんの妻としてシリーズに登場していた佐々木志乃を演じていたのは山口いづみさんです。時代劇ドラマや昼の連続ドラマに数多く主演している女優となっております。また、歌を披露するほどの歌唱力を持っており歌手活動も行っています。
水戸黄門の歴代キャスト一覧まとめ!
水戸黄門の歴代キャストに関してまとめてみましたがいかがだったでしょうか。黄門様や助さん格さんだけでなく、様々なキャストが演じる事で作り上げられているとわかる水戸黄門ですが、現在も数年感覚で蘇っている伝説の時代劇と言われています。
最新版では昔ながらのベテラン俳優から若手俳優までキャスティングする事でこれまで水戸黄門という作品を愛していたファンからこれから水戸黄門を知るという若い層まで親しみやすい作品が完成していました。これからもスペシャル版として復刻する事を楽しみにしながらファンの間では今度どういったキャスティングがされるかが楽しみとの事です。