2018年11月03日公開
2018年11月03日更新
BOSSボスのドラマあらすじとキャストは?1stから2ndまでネタバレまとめ
2009年から放送されていた大人気ドラマ『BOSS(ボス)』をネタバレしながらあらすじ紹介する記事です。ボスは天海佑希さんが主演を務めた本格正統派刑事ドラマでありながらコミカルで軽いテンポの本編、個性的なキャラクターたちが話題となった大人気ドラマです。そんなボスのあらすじやキャスト情報などをネタバレ紹介していきます。2ndシーズンまでのあらすじのネタバレがあるので未視聴の方は注意してください。
目次
ボスのドラマあらすじやキャストに迫る!
2009年から放送されていた大人気ドラマ『BOSS(ボス)』の紹介記事です。天海佑希さんが主演を務めたボスのあらすじやキャスト情報などをネタバレ紹介していきます。2ndシーズンまでのネタバレがあるので未視聴の方は注意してください。
ボスのドラマ作品情報
ボスは2009年の4月からフジテレビの木曜劇場枠で放送された日本の刑事ドラマです。警視庁が設立した「特別犯罪対策室」を舞台に、天海祐希さん演じる大澤絵里子と対策室のメンバーが事件と対峙していくというお話です。
正統派刑事ドラマの枠でありながらコミカルに描かれた掛け合いや、対策室のメンバーの個性などが話題となり、翌々年の2011年に2ndシーズンが放送されました。ボスの平均視聴率は17%で、一般的なドラマと比べても好感触だったというのがわかります。まずはボスのキャストをネタバレ紹介していきます。
ボスのドラマ1stシーズン登場キャスト
ボスのあらすじをネタバレ紹介する前にキャスト情報を紹介します。ボスはそのストーリーの面白さだけでなく、豪華なキャスト人についても評価のあった作品です。ボス本編のネタバレがあるので注意してください。
大澤 絵里子/天海祐希
捜査一課の係長待遇であり、警部で、特別犯罪対策室の室長を務めるのが大澤絵里子です。言わずと知れたボスの主人公で、対策室の面々にもボスと呼ばれています。出身地は福岡県で、1968年8月31日生まれのAB型です。
対策室に来る前は警察庁でバリバリと働いていましたが、5年前に交際していた恋人の弟が反政府テロリスト組織である『黒い月』のメンバーとして逮捕されてしまったことで、警視長から降格されてしまいました。その後5年間アメリカのFBIで研修という名の左遷を味わい、日本に戻ってきてからは特別犯罪対策室の室長に抜擢されることになります。
左遷された先のアメリカで学んだ交渉術やプロファイリングを駆使して捜査に当たります。「刑事は芝居をしてなんぼ」をモットーにしているのですが、そのやり口は我が身を顧みないことも多く、時には犯人だけでなく対策室のメンバーをも巻き込んで犯人を自白に追い込むことも。絵里子の口癖であり決め台詞の「事件だから」はボスの各エピソードにもたびたび登場しています。
そんな絵里子には対策室に来る前、捜査一課で勤務していたときに現場で緊張した事がトラウマのようになり、一時拳銃が撃てなくなってしまいったという過去があります。一時は辞表を書くまでに至りましたが、野立との事件での協力があったおかげで乗り越える事ができました。絵里子にとっては重く辛い過去ですが、この過去のおかげで対策室のボスに抜擢されることになったのです。
そんな絵里子を務めたキャストは女優の天海祐希さんです。日本を代表する女優と言っても良いくらいドラマや映画などで活躍しています。もともとは宝塚歌劇団に所属していて、華のある出で立ちや絵里子にも共通する凛とした姿勢が個性的です。最近では女優業だけでなくアニメの声優なども務めるなど幅広く活動されています。
木元 真実/戸田 恵梨香
ボスの木元真実は科学捜査のスペシャリストです。階級は巡査。かつては警視庁刑事部科学捜査研究所に所属していましたが、朝起きられないという社会性のなさから対策室に異動してきました。真実自身は自分が刑事に向いていないと考えているのに、異動された先は一課のため不満を持っています。
科学には非常に強い興味を示し積極的に関わろうとしますが、それ以外のことは面倒臭がって逃げようとします。その上他者への関心も薄く、異動になった「社会性がない」という理由も頷ける性格の持ち主です。そんな真実も対策室で事件と対峙するうちに、ボスである絵里子やその他のメンバーにも心を開いていくことになります。
そんなボスの木元真実を演じたのは女優の戸田恵梨香さんです。映画版デスノートでミサミサ役を担うと一躍人気に火がつき、その後もSPECなどの有名作で主演を務めるなどされています。可愛らしい役からミステリアスなキャラクターまでこなす高い演技力が評判です。ボスでもクールながらマイペースな真実を見事に演じきっています。
片桐 琢磨/玉山 鉄二
冷静沈着な片桐琢磨は警視庁刑事部捜査第一課から対策室に異動してきました。その落ち着きのある態度や定時で帰るところからやる気のない人だと思われがちですが、実際は事件の被害者に寄り添ったり対策室のメンバーに気遣いをするなど隠れた優しさを持つ刑事です。また、クールな印象とは対照的に実際の性格はシャイで甘党やフェチ愛好家、都合が悪くなると逃げようとする、などとぼけた一面も持つ個性的なキャラクターです。
片桐琢磨を演じたのは俳優の玉山鉄二さんです。玉山さんは映画ハゲタカで日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した実力派の俳優さんです。その後も数多くの映画やドラマに出演し、2014年NHK連続テレビ小説マッサンでは、主人公のマッサンこと亀山政春を見事に演じきり、多くの賞を受賞しています。
花形 一平/溝端 淳平
葛飾署葛飾交番勤務から異動してきた巡査が花形一平です。花形は元気でやる気だけは人一倍ある正義感の強いキャラクターですが、そのやる気と実力が伴わず、何度もドジを繰り返してしまいます。対策室のメンバーからは「やるき茶屋」、玲子からは「ヤルッキー」と呼ばれるなど可愛がられつつも下に見られている節があります。また最初に絵里子のことを「ボス」と呼んだのは花形です。
そんな花形一平を演じたキャストは俳優の溝端淳平さんです。溝端さんは過去にジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞しメディアへの露出が増えました。様々な映画やドラマに出演し、多くの主演を務めるなど精力的に活動されています。
岩井 善治/ケンドーコバヤシ
ボスの岩井善治は柔道3段、剣道4段の資格を持つ肉体派の刑事です。その反面、裁縫や家事などを得意とする手先の器用さも持っています。ゲイバーの常連である岩井は男性の尻を触る癖など、ゲイ寄りの行動を多くしています。野立や片桐などの男性メンバーにアピールするシーンも少なくありません。後々この行動は大袈裟になり、女装や想像妊娠、男の犯人にまでキスを迫るなど個性で片付けるには濃すぎる行動もしばしば行います。
そんな岩井善治役を務めたのは芸人のケンドーコバヤシさんです。芸人として数多くの賞を受賞しながらも、ドラマやアニメなどにも精力的に活動されています。テレビだけでなく「ケンドーコバヤシのたまらない店」などの自身が書き下ろした本も数多く出版しています。個性的な岩井のキャラを見事に演じています。
山村 啓輔/温水 洋一
生活安全部生活環境課から対策室に異動してきたベテラン刑事。しかしその実態は警視庁一のうっかり者なのです。落とし物が酷く「落としの山さん」と呼ばれています。過去には犯人を現場に置き去りにしてしまったことも。岩井とコンビを組んで捜査に当たる事が多いのですが、いつもこき使われるうえに「おっさん」と呼ばれてしまっています。そんな山村ですがごくたまに、ベテランの勘が冴え、事件に進展を加えることも。
対策室一の年長を演じたキャストは俳優の温水洋一さんです。温水さんといえばキャッチ―で個性的なキャラクターを演じることが多い俳優さんです。ドラマだけでなく映画にも数多く出演する名バイプレイヤーです。
野立 信次郎/竹野内 豊
ボスの野立進次郎は特別犯罪対策室設立の責任者であり警視正です。その腕前は過去に最年少昇進記録を更新したほどで、警視庁の上層部からも一目置かれるほど。絵里子とは刑事時代にもバディを組んでいた仲で、18年来の付き合いのためお互いに気を遣わない関係です。野立自身は女好きでナルシストな一面もあるため、絵里子をからかうような場面もありますが一番絵里子を支え、頼りにしているのも野立なのです。
野立は対策室の正式なメンバーではなく対策室をバックアップしたり補佐したりする役割です。また、二人の間では共通のサインがあり、それは顎を触って手の平を掲げるというもので、このポーズをピンチの時のサインとしています。刑事時代のバディを組んでいる時から続いているこのサインは、時に二人を救うきっかけとなるのです。
そんな野立を演じたのは俳優の竹野内豊さんです。最近では『義母と娘のブルース』で父親役として出演、来年には大河ドラマへの出演も決定済みなど実力派の俳優さんです。ヒゲと渋い声が特徴的な竹野内さんですが、今回のボスのドラマでも有能な警察官僚が見事にはまっています。
奈良橋 玲子/吉瀬 美智子
監察医であり、死体検証の専門家の奈良橋玲子は美しい容姿と妖艶な雰囲気が特徴的です。対策室の専属のメンバーではありませんが、絵里子からの依頼であれば必ず協力するほどの仲です。木元が科捜研に居た頃の元上司で、木元を対策室に異動させた張本人です。その理由は「人間を知ることで科学捜査の幅が広がる」ということを教えるため。部下思いのデキる監察官です。
奈良玲子を演じたキャストは女優の吉瀬美智子さんです。モデルとしてデビューしましたが女優業を本格的に始めるとエランドール賞新人賞などの多くの賞を受賞されました。神様のカルテやガールなどの映画にも出演する実力派の女優さんです。
ボスのドラマ2ndシーズン登場キャスト
2年後に放送された2ndシーズンでは対策室やその周囲の人々に新しいキャストが加わっています。ここではそんな個性豊かなキャラクターを演じたキャストを紹介します。ボス2ndシーズン本編のネタバレがあるので注意してください。
沼田 良美/ 釈由 美子
科捜研所属の監察医です。1stシーズンで寿退社した奈良橋玲子の後任として対策室と関わっていきます。ことあるごとに対策室やボスである絵里子に興味を示しますが、同じ対策室の田所には科捜研を馬鹿にされるため、幾度と衝突を繰り返します。
沼田良美を演じたキャストは釈由美子さんです。元グラビアアイドルで女優業からタレント業などをこなす実業家です。最近ではトドメの接吻にも出演している女優さんです。
田所 幸子/長谷川京子
木元の後任として科警研から異動してきたのが田所幸子です。二人の子供を育てる母親でもあります。丁寧で冷静な対応をしますが、マイペースで存在感の薄い存在でもあります。自分の容姿や態度に絶対の自信があるため何かあればすぐに「自分に惚れている」と思い込むやっかいな面があります。対策室での役割は、物理学や生物学に精通していることを活かして科学捜査を担当しています。
田所幸子を演じたのは女優の長谷川京子さんです。モデル業から女優としてデビューした長谷川さんは過去に連続ドラマの出演や舞台などに数多く出演しています。ボスでは、ふとした言葉が捜査に影響を与える重要なキャラクターを演じきっています。
黒原 理香/成海 璃子
アメリカのハッキングコンテストで優勝するほどの腕前を持つ少女が黒原理香です。留学中でしたが父親で元国家公安委員長の黒原健蔵の手術に立ち会うため日本に帰国しました。この手術は健蔵の警護に失敗した対策室のせいで出来た傷の手術で、対策室のボスである絵里子に強い憎しみを抱いていました。最初は険悪でしたがのちに対策室のサポートメンバーとなります。クールな毒舌家ですが、ファザコンという一面もあります。
そんな黒原理香を演じたのは女優の成海璃子です。大河ドラマやTRIC、ナミヤ雑貨店の奇跡など映画やドラマにも多く出演されています。
黒原 健蔵/西田 敏行
文部科学省の顧問であり、国家公安委員長でもある健蔵は先述した通り、理香の父親です。1stシーズンでテロ組織の『黒い月』から狙撃予告を受けていながら、己のプライドと警察のメンツのためにイベントに出席しました。しかし、予告通りイベント中に何者かに撃たれます。このことで国家公安委員長を引退し、一命を取りとめ2ndシーズンに入った2年後でも、被弾の影響で入院生活を送っています。
黒原健蔵を演じたのは俳優の西田敏行さんです。西田敏行さんといえば、ドラマ釣りバカ日誌や、ドクターXシリーズ、アウトレイジなどの多くの有名作品にレギュラー出演されている俳優さんです。俳優業だけでなく、歌手やタレントとしても幅広く活躍されています。理香の父親として優しい面を見せつつ、何か腹の中に隠している怪しい面を持つ健蔵を見事に表現しています。
森岡 博/大森 南朋
元警視庁捜査一課3係の刑事で、絵里子や野立と同期の森岡。しかし刑事時代に組織に嫌気がさし、現在は代議士弁護士として活動しています。いつも絵里子や野立にいじられるチャーミングなキャラで、二人との仲も良好です。しかし2ndシーズンの話中に、何者かと会話で「(絵里子を)自分の手でやる」と不穏な言葉を残しているなど、謎の多いキャラクターです。
そんな謎の多い森岡博を演じたのは俳優の大森南朋さんです。NHK大河ドラマの龍馬伝や、コウノドリ、アウトレイジなどにも出演する俳優さんで、森岡の腹の底が分からない不気味なキャラクターを熱演しています。
ボスのドラマ1stシーズンあらすじネタバレ
ボスのキャスト情報をネタバレしながら紹介してきましたが、ここからはボスのドラマ1stシーズンのあらすじをネタバレを含んでまとめていきます。ボスの本編を未視聴の方はネタバレに注意してください。
アラフォー訳あり女刑事、ボスに大抜擢!
ある時、警視庁は警察の検挙率低下対策として警視庁捜査第一課特別犯罪対策室を設置しました。それは凶悪犯罪に立ち向かうため、プロファイリングや科学捜査を駆使し事件解決に挑む専門部署でした。上層部はこの部署に警視庁の精鋭を集めたといいますが、実際は各部署ではみだしていた問題のある人材を寄せ集めてできたものだったのです。
そんな対策室の室長にアメリカに左遷されていた刑事である絵里子が抜擢されます。しかしふたを開けてみれば問題を抱えひとつにまとまらないメンバーの寄せ集め。絵里子は始まってすぐに先が思いやられます。そんな中、さっそく事件が起きてしまうのでした。
1stシーズンのキャッチコピーは「さっさと逮捕して、遊びに行くわよ」というものです。絵里子自身、正義感は強いものの、仕事とプライベートは割り切る考え方をしているので、このキャッチコピーの通りオフの姿もよく見受けられます。事件解決を早急に進め、自分の時間を確保するという考え方には現代の女性も憧れるカッコよさが詰まっているのではないでしょうか。
難解事件に挑んでいくうちに、最初は個性だけが横柄しまとまりきらない部署だった対策室も、少しずつ仲間であるという認識が深まり、最終回に近付くころには、息を合わせて事件解決へ進んでいくシーンも見ることができます。どうにか力で抑え込もうとしていた絵里子も、そうではなく、各メンバーの力量や個性、考え方などを重視して総括するのが大事なんだと気付き、ますますボスらしく凛としていきます。
最終回の事件では1stシーズン第1回目(CASE01)の犯人に助言を求めることで事件を解決に導くという展開をみせ、放送当時は話題となりました。ボスシリーズは基本的に一話完結型なので、大まかなあらすじさえ知っていれば、途中からの視聴できる作品になっています。しかし初回から対策室のメンバーを見守ってきた視聴者にとっては、全てが繋がって原点に戻る、というシナリオはたまらないものだったのではないでしょうか。
ボスのドラマ2ndシーズンあらすじネタバレ
続いて2011年から放送されたドラマ2ndシーズンのあらすじをネタバレを含んでまとめていきます。ボス2stシーズンの本編を未視聴の方はネタバレに注意してください。
最強女刑事、再来!
平均視聴率17%の大人気ドラマである『BOSS(ボス)』が2年後に再び放送開始し、対策室の面々と室長の絵里子が返ってきました。ストーリーは前作の1stシーズンの続きからで、汚職事件の後日譚となっています。初回から前作の勢いはそのままで、個性豊かなキャラクターのかけあいが魅力的です。
また2ndシーズンでは新たなメンバーを加えているので、対策室のメンバーにも入れ替わりがあります。左遷された木元真美の代わりに田所幸子が、寿退社する奈良橋玲子の代わりに沼田良美が加わりました。このメンバーにも隠された問題があり、絵里子は頭を抱えることもあります。しかし平穏な時間はすぐに終わり、またしても事件の知らせが。絵里子おなじみの決め台詞、「事件だから」を合図に対策室の活動が始まります。
2ndシーズンのキャッチコピーは「事件は、終わっていなかった。」「ただいま。事件だから。」というものです。絵里子のキメセリフである「事件だから」がボスの再来を謳っています。また前作の続き物というスタンスなので、残された謎や真の黒幕の存在をほのめかすこのキャッチコピーに、ハラハラとさせられます。
2ndシーズンでは1stシーズンから暴かれていなかった全ての黒幕が明かされるなど、ボスシリーズが好きな人には必見のストーリーとなっています。難解事件に立ち向かうべく、対策室のメンバーと息を合わせて挑んでいく姿は見ていて爽快感を与えられます。正統派の刑事ドラマでありながら、様々なパロディギャグを盛り込んで、1stシーズンに負けない勢いを感じられます。
1stシーズンから2ndシーズンまでのあらすじを大まかにまとめましたがいかがだったでしょうか。全22話のストーリーが進むにつれて、対策室のメンバーの絆が深まっていくところは、感慨深いものを感じることができます。個性豊かなキャラクターがいきいきと動き回る楽しいドラマになっています。以上、ボスのあらすじ紹介でした。
ボスのドラマあらすじやキャストまとめ
ドラマ『BOSS(ボス)』のキャスト紹介や2ndシーズンまでのあらすじをネタバレを含んで紹介してきましたがいかがだったでしょうか。五年以上前のドラマですが今見なおしても面白いドラマになっています。あらすじを読んで懐かしい、また見たいと思った人も少なくないはずです。秋の夜長に本格正統派刑事ドラマの『BOSS(ボス)』を見返してみるのはいかがでしょうか。