2018年11月11日公開
2018年11月11日更新
ユリゴコロの評価は賛否両論?映画のネタバレ感想や過激な暴力描写も紹介
ユリゴコロは2017年に公開され、評価が賛否両論を呼んだ吉高由里子さん主演の映画です。映画ユリゴコロは主人公の亮介が偶然実家の押し入れから見つけたノートを読んでしまったことから物語が始まります。そのノートにはユリゴコロを探し求め殺人に溺れていく「私」によって描かれた、とても創作とは思えない内容の文章が書き連ねられていました。今回は作中の過激な暴力描写により評価が分かれたことでも話題になった映画ユリゴコロのネタバレあらすじや結末ネタバレ、映画ユリゴコロを観た人の感想と評価をご紹介していきます。
目次
ユリゴコロの評価は賛否両論?その真相に迫る!
映画ユリゴコロは2017年に公開された吉高由里子さん主演の映画です。映画ユリゴコロは2011年出版の沼田まほかるさん著の同名小説ユリゴコロを原作に、熊澤尚人監督が映像化した作品です。また映画の公開に先立ち亜月亮さん作画の漫画も刊行されています。映画ユリゴコロは吉高由里子さんを始め松坂桃李さんや松山ケンイチさんなど出演俳優が豪華なことでも話題になりましたが、評価が賛否両論分かれた作品です。
豪華な出演者が揃っていたものの、映画ユリゴコロは暴力描写が過激だったことから感想や評価が分かれたのではないかと言われています。その真相に迫るため今回は映画ユリゴコロのあらすじネタバレや結末のネタバレ、ユリゴコロを観た人の感想や評価をご紹介していきます。
ユリゴコロの映画キャストを紹介!
吉高由里子:美紗子役
観る人によって感想が分かれた映画ユリゴコロのあらすじネタバレや結末のネタバレをご紹介する前に、ユリゴコロの主要キャストをご紹介していきます。主役の美しき殺人者・美紗子を演じるのは吉高由里子さんです。2004年にデビューした吉高由里子さんは2008年に「蛇にピアス」で日本アカデミー賞新人賞、そして今作「ユリゴコロ」では美しさと狂気を兼ね備えた演技が評価され日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しています。
松坂桃李:亮介役
ユリゴコロとタイトルが書かれた1冊のノートを発見し、その内容に憑りつかれ次第に自分を見失っていく亮介を演じたのは松坂桃李さんです。2008年にデビューした松坂桃李さんは「ツナグ」「今日、恋を始めます」「麒麟の翼」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。「侍戦隊シンケンジャー」で俳優デビューをした松坂桃李さんは、「ツナグ」「麒麟の翼」で石原裕次郎新人賞を受賞したことでも話題になった俳優さんです。
松山ケンイチ:洋介役
自らの暗い過去を抱えながらも美紗子を優しい愛で包みやがて夫婦となっていく洋介を演じたのは松山ケンイチさんです。2001年にデビューした松山ケンイチさんは、漫画原作で実写化が難しいと言われていた映画「デスノート」で探偵Lを演じたことで注目された俳優さんです。「デスノート前編」で日本アカデミー賞優秀助演男優賞、「デトロイト・メタル・シティ」「聖の青春」で日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞しています。
ユリゴコロの映画あらすじを結末までネタバレ!
ユリゴコロの映画あらすじネタバレ
ここからユリゴコロのあらすじをネタバレありでご紹介していきます。亮介は幼い頃に川で溺れた自分を助けた母を亡くし、父に男手ひとつで育てられていました。婚約者の千絵と山の上で小さなカフェを営みささやかな生活を送っていましたが、ある日体調が悪いから店を休ませて欲しいという電話を最後に千絵が突然失踪してしまいます。同時に父が末期のすい臓癌であることが判明し、亮介は呆然自失の日々を送るようになります。
実家を訪ねた亮介は半開きになった押し入れからユリゴコロと題された1冊のノートを発見します。「私のように平気で人を殺す人間は脳の仕組みが普通とどこか違うのでしょうか」そんな書き出しから始まる改行も余白もなくびっしりと文章が書かれたノートには、私=美紗子の殺人の告白が書かれていました。亮介はなぜこんなノートが実家の押し入れにあるのか不審に思いながらも、ゆっくりとページをめくっていってしまいます。
言葉を発しない幼少期の美紗子を心配した母親は美紗子を病院に連れて行きますが、美紗子を診た医師はどうやらお子さんにはユリゴコロがないようですと美紗子の母親に告げます。言葉を発するには心が安全な場所で生きているというユリゴコロが必要なのだと話す医師の言葉をぼんやりと聞く美紗子でしたが、美紗子には新しい場所や人に触れることが恐怖で、決まってオナモミの実が自分にたくさん付いているような幻覚に襲われます。
医師の言葉を聞いた美紗子は自分のユリゴコロを必死に探そうと決心し、病院からの帰り道に寄ったデパートでミルク飲み人形を見つけます。何も見ていない空虚な目が自分に似ていると魅入られた美紗子は母親に人形を買ってもらいユリコと名付けます。恐怖を全て引き受けてくれるユリコを得たことでユリゴコロを手に入れたと感じる美紗子でしたが、ミルクをユリコの肛門から入れて口から垂れ流す様は異常そのものでした。
ユリコのおかげで少しだけ言葉を話せるようになった美紗子は小学校に進学します。友達というよりは一緒にいても許してもらえるという存在の同級生ミチルと出会いますが、美紗子はカタツムリやトカゲなど小さい生き物を井戸に落とす遊びに毎日没頭するようになります。ある日風に飛ばされてしまったミチルの帽子の中に美紗子はカエルを入れミチルに手渡しますが、帽子から飛び出たカエルに驚いたミチルは池に落ちてしまいます。
池に落ちたミチルの足は枝に取られており、そのまま溺れ死んでしまします。美紗子は徐々に動かなくなっていくミチルをただ傍観し、ついに力尽きたミチルを見て不気味な笑い声を上げます。生まれてから一度も笑ったり喜んだりしたことがなかった美紗子でしたが、生まれて初めてそれに近い感覚を覚えたのでした。そしてその日から死がユリゴコロとなり、美紗子は中学校に進学しても毎日ユリゴコロのことばかり考えていました。
中学生になり自分が普通ではないと薄々気づいていた美紗子は、ある日ミチルに似た少女を偶然見かけます。風で飛んでしまった少女の帽子が側溝に落ち、少女の兄が帽子を拾おうと側溝に手を伸ばします。通りかかった大学生風の男性が少年が帽子を拾っている間に側溝の蓋を持ち上げてあげていますが金属製でかなり重い様子です。それを見た美紗子は大学生に近づき蓋を持つ手助けをするフリをしながら、蓋に強い力をかけます。
負荷に耐えられず大学生の手から落ちた蓋は側溝を覗いていた少年の首を直撃し、首を挟まれた少年は大量の血を流し痙攣をしながら死んでしまします。少女の悲鳴を背に美紗子は気味の悪い笑みを浮かべ、呆然と立ち尽くす大学生の傍を離れ去っていきます。この頃にはユリゴコロという言葉はそもそも存在せずおそらく医師は拠り所と言ったのだろうということはわかっていましたが、美紗子にとってそれは既に問題ではありませんでした。
帰ってきた父に亮介はノートのことを聞けずにいました。抗がん剤治療はせずなるべく自宅で過ごすと決めた父のために同居を申し出る亮介でしたが、お前は仕事を頑張れと断られます。その後、亮介のカフェに千絵の同僚だったという細谷と名乗る女性が訪ねてきます。細谷は3日前に新宿のホテルの化粧室で偶然千絵に遭遇し、今は事情があって会うことができないのだと亮介に伝えてほしいと伝言を頼まれたと話すのでした。
千絵は店の立ち上げから亮介と共に働き、亮介は山の上のカフェは自分がオーナーではあっても2人の店のように思っていました。岡山にいる千絵の両親に挨拶をする予定だった亮介は、千絵が失踪して初めて自分が千絵のことをほとんど知らなかったことに気づいたのだと細谷に打ち明けます。そんな亮介を見て細谷は千絵の手がかりを探してみると約束するのでした。父親と夕飯の約束をした亮介は早めに実家へ行き再びノートを開きます。
高校卒業後なんとなくなりゆきで調理の専門学校へ進んだ美紗子は、リストカットに憑りつかれたみつ子という同級生に出会います。リストカットは痛みがないとつまらない、血はあたたかくて綺麗なのだと話すみつ子に、美紗子は自分の目の前で腕を切ってみてほしいと頼みます。美紗子は腕を切り刻むみつ子の死に近い行為に惹かれ、男性不信だったみつ子もリストカットを見てもらううちに美紗子に友人以上の感情を抱くようになります。
自分の腕を切ってみてほしいと言う美紗子の申し出を断るみつ子でしたが、それなら逆に自分の腕を切ってみてほしいと頼みます。そしてお互いの腕を切り、初めてここまで寄り添ってくれた美紗子にみつ子は涙を流します。食事をすると吐いてしまうみつ子でしたが美紗子の作ったご飯だけは吐かずにいられるのでした。寄り添いながら夜道を歩く2人に時折声をかける中華料理屋の男性が、美紗子が1人でいるところにナンパをしてきます。
しかし美紗子は足をくじいてしまったと嘘をつき、おんぶをしてくれようとした中華料理屋の男を石段の上から蹴り落とし無表情で階段の下を見下ろすのでした。ある日またお互いの手を切った美紗子とみつ子は、北海道へ逃避行に出ようと話します。みつ子が腕を切らなければ自分も人殺しをしなくなるのではと考えた美紗子は卒業まで絶対に手首を切らないようにとみつ子に約束させますが、再び腕を切ったみつ子は貧血で倒れます。
リストカットを我慢できないと泣くみつ子の手首を美紗子は深く切り、みつ子は失血死してしまいます。死んだみつ子の部屋を借りみつ子と名乗り、美紗子は飲食店に就職します。しかし元来他人との共存が難しい美紗子は人と接することから逃れられないことに疲れ1年で退職し、その後は娼婦となり生活します。客引きをしていた美紗子は偶然以前の職場の上司に会い買われますが、行為の最中にフライパンで殴り殺してしまいます。
ノートの内容に心を奪われつつある亮介は、ノートに書かれているのは創作ではなく本当の殺人鬼の手記なのではないかと思い始めます。そこへ再び細谷が現れ千絵が既婚者だったこと、結婚相手が実はヤクザで娼婦の仕事をさせられる毎日から逃げ出したところに亮介と出会ったこと、しかし千絵の両親が結婚相手のシオミから多額の借金をしておりそれを脅されたため千絵はシオミの元へ戻ったらしいことを亮介に報告します。
娼婦の仕事をしながらも生活費が底を尽きた美紗子は、雪の降るある日にお金と食事を与えてはくれるが体を求めてこない洋介という男性に出会います。何か自分に役に立てることはないかという美紗子に、洋介は眠りにつくことができるように額に手を当ててほしいと頼むようになります。逢瀬を重ね洋介にユリゴコロを感じるようになった美紗子はいつ自分はこの人を殺すのだろうかと考えますが、洋介はある日自分の過去を打ち明けます。
大学生だった洋介は、風で飛ばされた妹の帽子を取ろうと側溝に手を伸ばした少年の上に側溝の蓋を謝って落としてしまい殺してしまったのだと話します。それは美紗子が中学生の時にわざと蓋に負荷をかけ少年が死んだ事件のことを指していました。自分が少年を殺してしまったと思った洋介は少年の死によって罪の意識をずっと背負って生きてきており、性的不能になってしまっていました。その話を聞いた美紗子は突然嘔吐します。
繰り返す嘔吐で美紗子の妊娠が判明し、洋介は結婚して一緒にお腹の子を育てようと美紗子を説得します。ユリゴコロにとらわれずっと生きてきた美紗子でしたが出産を機に憑き物が落ちたようになり、穏やかな日々を暮らしていた洋介も初めて美紗子と体を重ねることができるようになります。何年も幸せな生活を送っていた美紗子でしたが、実は死んでいなかった中華料理屋の男が家を訪ねてきたことから生活にひびが入り始めます。
中華料理屋の男に脅されホテルに入った美紗子でしたが男を部屋で殺してしまいます。また元上司の殺害も疑われ警察の追及を受けた美紗子は洋介に本当のことを聞かれますが嘘をつき2人の生活がズレ始め、今までであれば洋介を殺していたがそれ以上に愛情を感じていた美紗子は本当のことを全てノートに記すことを決めます。ノートを読み進めてきた亮介は、文中で美紗子が息子を亮介と呼んだことで自分が息子だったのだと気づきます。
そこへ、ノートを全部読んだのか?と父が現れます。亮介は自分が娼婦で殺人鬼の息子だったこと、父と血が繋がっていなかったことに衝撃を受けていました。動揺する亮介の元へ細谷から千絵は豊島区のマンションへ監禁されているらしいという情報が入ります。急いで現場に向かう亮介でしたが、部屋へ着くと監禁されていた千絵以外のシオミの関係者は全員惨殺されていました。そして亮介は血だまりの中にオナモミの実を見つけます。
千絵を連れカフェに戻った亮介は、謝る千絵の口から細谷の下の名前がみつ子であることを聞きます。それは美紗子が偽名を使うときに決まって使う、リストカットに溺れた同級生の名前でした。亮介はそこで細谷が自分の母親だったこと、美紗子が自分のためにシオミたちを殺したのだということを察します。拾ったオナモミの実を見せ父に詰め寄る亮介でしたが、父は美紗子が生きていたということを本当に知らない様子でした。
ユリゴコロの映画結末ネタバレ
ここからはユリゴコロの結末ネタバレをご紹介していきます。実は美紗子は川で溺れたものの洋介によって救い出されていました。しかしそれにより美紗子の書いたユリゴコロと題されたノートが洋介の知るところになります。あなたに殺されることだけが私の救いだという文章を読み、洋介はダムに美紗子を連れて行き殺そうとしますがどうしてもできず、地図とお金を手渡し別の人間として生きていけとダムに置き去りにしたのでした。
真実を話している途中に亮介の父は倒れてしまい病院に搬送されていきます。不在の間に千絵の看病をしていた細谷に亮介はオナモミの実を見せ、父と自分の前に姿を現さない約束だったのではないかと糾弾します。ダムで洋介と別れた美紗子は整形をし人と関わらずに生きていたが職場で仲良くなった千絵と新宿のホテルで偶然再会し、亮介の婚約相手だと知りしかも困っている様子でどうしても助けずにはいられなかったのだと話します。
自分は警察につかまるだろうと目をふせる細谷に、亮介は父があと何日もつかわからないと告げます。そして細谷=美紗子に父が搬送された病院と病室の番号を教えます。父の元へ向かう美紗子の背中に、亮介は小さく「母さん」と呟くのでした。そして夫婦で支え合い愛し合いながら自分を深い愛情で育ててくれた父と母が過ごした実家を前に、亮介がひとり涙を流す場面を最後にユリゴコロはエンドロールを迎えます。
ユリゴコロの映画には過激な暴力描写がある?
ユリゴコロの過激な暴力描写とは?
ユリゴコロのあらすじネタバレと結末のネタバレをご紹介しました。ユリゴコロはPG12指定されており、過激な暴力描写があることでも話題になりました。美紗子が幼少期から殺人者としての人格を兼ね備えていたことから大量の血や人間が死ぬ瞬間の描写、また皮膚を切る音や頭を激しく殴る時の音などが何度も表現されています。その表現が過剰で映画を見続けるのが辛いという感想もあったようです。
過激な暴力描写その1:小学生時代の美紗子
小学生になった美紗子は井戸に小さな生き物を落とす遊びに毎日没頭します。そしてある日、同級生のミチルの帽子を拾った美紗子はその中にカエルを入れてミチルに渡しますが帽子の中から飛び出したカエルに驚いたミチルは足を滑らせ池に落ち溺れてしまいます。木の枝に足を取られこちらを見ながら水の中で力尽きていくミチルを美紗子は何もせず傍観し、死んだミチルを見て美紗子は生まれて初めての喜びに不気味な笑い声をあげます。
過激な暴力描写その2:中学生時代の美紗子
ミチルと似た少女の帽子が風で飛ばされ側溝に落ち、少女の兄が側溝を覗き込み帽子を取ろうとしているところに美紗子は偶然通りかかります。その間に少年の傍で重い金属製の側溝の蓋を持ち上げてあげている大学生風の男性を美紗子は手伝いますが、手伝うふりをして側溝の蓋に強く力をかけます。重さに耐えられなくなった大学生は手を放してしまい蓋は勢いよく少年の首元に落ち、少年は痙攣しながら大量の血を流し死んでしまいます。
過激な暴力描写その3:専門学校時代の美紗子
調理の専門学校に進学した美紗子はリストカットに魅入られた同級生のみつ子に出会います。男性不信もあり同じ時間を過ごすうちに美紗子に友達以上の感情を抱いていたみつ子とお互いにリストカットし合うようになりますが、卒業後の逃避行のためリストカットをやめる約束をさせます。しかしリストカットの誘惑に耐えられないと泣くみつ子の腕を美紗子は深く切り、皮膚を切る音と床に広がる血の滴る音が続きみつ子は失血死します。
過激な暴力描写その4:娼婦時代の美紗子
専門学校卒業後に飲食店で働く美紗子でしたが、人と接することに疲れ1年で飲食店を退職し娼婦になります。ある日客引きをしていた美紗子は飲食店の元上司に偶然遭遇し買われ、働いていた飲食店の厨房で行為に及びます。しかし美紗子は近くにあったフライパンを手にし、行為に夢中になる元上司の頭に突然フライパンを振り下ろします。そして無表情で何度も何度も激しく頭を殴り、そのまま殴り殺してしまうのでした。
過激な暴力描写その5:亮介と千絵を助けようとした美紗子
シオミに捕らわれていた知り合いの千絵が亮介の婚約者だと知った美紗子は、千絵を救うためにシオミの事務所に赴き千絵を監禁していた人間を全て殺してしまいます。別の人間として生き、もう洋介とも亮介とも接触せず殺人の過去も捨てて生きていくよう洋介と約束していた美紗子でしたが亮介と千絵に幸せになってほしいという一心で再び人を殺してしまいます。襲われたシオミの事務所は殺された人間の血の海と化していました。
ユリゴコロの映画を観た人の不評な感想や評価を紹介!
ユリゴコロのあらすじと結末をネタバレ紹介しました。人を殺すことでしかユリゴコロを見いだせなかった美紗子が洋介の愛情によって救われていくも、最終的にユリゴコロが自分たちを苦しめてしまう結末が切ないと言われた理由がおわかり頂けたでしょうか?しかし最終的に登場人物に光が与えられるハッピーエンドのラストが良かったという感想も聞かれました。まずははユリゴコロを観た人の不評な感想をご紹介していきます。
「ユリゴコロ」☆2.8
— K (@kw_movie_) June 2, 2018
彼女がその名を知らない鳥たちと同じ作者で殺人だけが心の拠り所の女の人の話。これも終始暗くて重い。あとリスカの生々しいシーンが異様に多くて長いから血とか無理な人は苦手かも。途中から吉高由里子の目が変わる所がよかったかな…。 pic.twitter.com/05cb7ZN27u
先ほどご紹介した通りユリゴコロにはグロテスクなシーンや暴力描写が多く登場します。血が苦手な人には辛いという感想が非常に多く挙がりました。特に美紗子とみつ子のリストカットのシーンは血と共に腕の皮膚を切る音も表現されておりグロテスクすぎるという評価に繋がったと言われています。
「ユリゴコロ」鑑賞。吉高由里子さん、良く演じた❕グロシーンあり、苦手な人は目を背けるかも💦でもそれだけじゃなく、息苦しいストーリー。松坂桃李君の奇怪で妖艶で切ない演技がグッと来た。妙にリアルに感じて怖さもある。松山ケンイチ君の葛藤感も観ていて辛い。簡単に表現出来ない代表的な一本。 pic.twitter.com/wQPotjSQAO
— ☆Chincle-Chancle (@chincle_chancle) September 25, 2017
ユリゴコロは過激な暴力描写に加えてストーリーが重すぎて息苦しいという感想も聞かれました。美紗子は殺人にしか自分の生きる意味を見い出せず、洋介は大学生の時に誤って小学生を殺してしまった(実際は美紗子の殺意のせい)過去を背負いながら生きており、亮介は美紗子のノートに魅入られ次第に自分を見失っていきます。登場人物が心の闇を抱え苦しみながら生きており見ていて辛すぎるという不評な感想が挙がったようです。
ユリゴコロの映画を観た人の好評な感想や評価を紹介!
ユリゴコロを観た人の不評な感想をご紹介しました。過激な暴力描写や苦しみながら生きている登場人物たちを見ていて辛いという意見もあり興行成績も2億円台に留まりましたが、出演している俳優さんの演技が素晴らしいなど好評な感想もあるようです。ここからはユリゴコロを観た人の好評な感想をご紹介していきます。
映画『ユリゴコロ』
— ㅤr i s a𓂂𓈒𓂃𓂃𓃰 (@M5Pkov6) October 2, 2017
誰の心にも潜む狂気とそれを超えうる愛が交錯するという深い作品でした。前半と後半でイメージが180度ひっくり返る。無表情のまま人を殺すシーンは戦慄…。前半は吉高由里子の演技も見事で、痛みすら感じる「イヤミス」です。
原作を読んでいる方は是非観てみてください!! pic.twitter.com/Q0ZvuAkvVK
ユリゴコロは前半では美紗子の狂気が描かれ、後半では洋介の無償の愛により美紗子が少しずつ普通の女性として愛を知り家庭を守っていく様子が描かれ前半と後半でイメージが真逆になるという感想も挙がりました。また沼田まほかるさんの原作ユリゴコロと同様に映画ユリゴコロでも吉高由里子さん演じる美紗子の狂気が描かれておりイヤミスを見事に表現しているという高評価に繋がったようです。
『ユリゴコロ』
— コーディー (@_co_dy) October 31, 2018
欠落した心を唯一埋めることのできる命を奪うという行為に支えられ漂うようにユリゴコロを探し求めたある女性の物語。異常に憑かれた彼女の目に映るジメジメと延々光の届かない世界、そんなグロテスクは時を隔てて侵食し出す。気味の悪い映画やけど哀しく痛い。吉高由里子スゲェわ! pic.twitter.com/u86btzjpdn
ユリゴコロでは吉高由里子さんが日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しています。殺人にしか人生の意味を見い出せない美紗子の異常さと狂気をはらんだ目や、静かな佇まいで人を容赦なく殺していく吉高由里子さんの演技が素晴らしいと大きな話題になりました。吉高由里子さんの素晴らしい演技がユリゴコロの高評価な感想になったようです。
苦しい。辛い。そして美しい。
— きなこかーさん (@kinakoka_san) June 20, 2018
殺人を正当化する訳でもないけど、この映画はとても綺麗な映画だ。
吉高由里子も松山ケンイチも松坂桃李もみんな上手すぎて吐きそうだった。
エンディングで泣いた。
ユリゴコロ。
ヨリドコロ。
誰にでもあるよね。心のヨリドコロ。#ユリゴコロ pic.twitter.com/SRRQFDexaM
ユリゴコロの登場人物はそれぞれ重くて苦しい心の闇を抱えて生きており、それに苦悩する姿が見ていて辛いという意見もありましたがなぜか美しいという感想もありました。また主演の吉高由里子さんを始め松坂桃李さんや松山ケンイチさんなど俳優陣ひとりひとりの演技も素晴らしいと言われおり、ラストで登場人物それぞれに救いがもたらされる結末に泣いたという人も多かったようです。
ユリゴコロの評価についてまとめ!
ユリゴコロのあらすじネタバレや結末のネタバレ、ユリゴコロを観た人の感想や評価をご紹介しました。吉高由里子さんを始め俳優陣の演技がすばらしいという好評な感想から、暴力描写が過激すぎるといった不評な感想まで様々な評価が聞かれました。観る人によって評価が分かれる映画ユリゴコロを是非一度ご覧になってはいかがでしょうか?