ウォーターボーイズの曲一覧！映画やドラマのシンクロ演技で使用された楽曲・洋楽

映画化から始まり3度のドラマ化もされている大人気作品のウォーターボーイズには、シンクロ演技中に様々な曲を使用し話題となりました。昔懐かしい曲や、誰もが聞いたことのある曲など、シリーズを通して邦楽・洋楽・クラシックなど幅広い曲を使用しています。この記事ではウォーターボーイズのシリーズで使用された曲を紹介していきますので、ぜひご覧ください。

ウォーターボーイズとは2001年に映画化された作品です。映画が大ヒットした影響で2003年に山田孝之さん主演でドラマ化し、その後2004年には市原隼人さん主演でウォーターボーイズ2が、2005年にはスペシャル版として2003年のドラマ・ウォーターボーイズに出演していた瑛太さんが主演でウォーターボーイズ2005夏が放送されました。

映画版ウォーターボーイズ、ドラマ版ウォーターボーイズ全ての作品において、男子高生が未経験ながらもシンクロナイズドスイミングをすることになるあらすじとなっています。ウォーターボーイズという言葉自体は映画プロデューサーが作った造語だそうです。

ウォーターボーイズといえばこの曲をイメージする方も多いのではないでしょうか？シンクロが始まる前に拍手や手拍子と一緒に流れるこの曲はウォーターボーイズのメインテーマ曲となっています。

ある日、部員がたった1人という廃部寸前の水泳部に若くて美人な顧問が付きます。またたくまに部員が増えた水泳部でしたが、顧問がやりたかったのはシンクロナイズドスイミングでした。

それを知った部員たちはあっという間に退部し、5人の生徒たちだけが残りましたが顧問は妊娠によりつわりで休職してしまいます。あることがきっかけでやる気を出す5人が再び部員を集め、文化祭に向けてシンクロナイズドスイミングの練習に励むストーリーです。

主人公の鈴木智を演じたのは妻夫木聡さんです。妻夫木さんは当時20歳で、映画初主演でした。シンクロの練習をするために当時名の知られていない俳優さんをキャスティングしたそうです。その後、NHK大河ドラマ「天地人」で直江兼続役、「ランチの女王」で鍋島純三郎役など主演を演じる俳優になりました。

アフロヘアーが印象的な佐藤勝正を演じたのは玉木宏さんです。玉木宏さんは2003年放送のドラマ版ウォーターボーイズにも出演しています。NHK連続テレビ小説「こころ」「あさが来た」や、大河ドラマ「功名が辻」、「篤姫」、「平清盛」などに出演する幅広い活躍を見せてくれる俳優です。

主人公・鈴木智が一目ぼれするヒロイン・木内 静子を演じるのは平山あやさんです。平山あやさんはグラビアアイドルとしてデビューし、その後「働きマン」や「カンナさーん！」に出演する女優として活躍しています。

映画版ウォーターボーイズで使用された曲、「学園天国」は1974年3月5日に発売されたフィンガー5の5枚目のシングルです。小泉今日子さんや、香取慎吾さん扮する慎吾ママがカバーしたこともあり、幅広い世代の方が聞いたことや歌うことのできる曲として有名です。この曲は映画版ウォーターボーイズのエンディング曲としても使われています。

映画版ウォーターボーイズで使用された曲、「伊勢佐木町ブルース」は1968年1月5日に発売された青江三奈さんの7枚目のシングルです。イントロとセクシーな声から始まる特徴的なこの曲は、第10回日本レコード大賞歌唱賞と第1回日本有線大賞スター賞を受賞しました。CMなどでも使用されていたため、聞いたことのある人も多いのではないでしょうか？

映画版ウォーターボーイズで使用された曲、「DIAMOND HEAD」は、ドン・ウィルソンとボブ・ボーグルによって1959年に結成されたアメリカのインストゥルメンタルバンドザ・ベンチャーズの曲です。メンバーを交代しながら今でも活躍されています。この曲は日本で1番ヒットした曲と言われており、アニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の初代オープニング曲にも起用されています。

映画版ウォーターボーイズで使用された曲、「あなたのとりこ（原題「Irrésistiblement」）は1968年に発売されたフランスの歌手Sylvie Vartan（シルヴィ・ヴァルタン）の曲です。キリンビールやサントリーなど、テレビCMでよく使われるこちらもよく耳にする曲です。

 

映画版ウォーターボーイズで使用された曲、「闘牛士の歌」はオペラ「カルメン」で歌われるアリアです。こちらの曲も日新焼きそばUFOのCMに使用されていたことがあるので、動画途中からのメロディは聞き覚えのある方が多いのではないでしょうか？

映画版ウォーターボーイズで使用された曲、「オンリー・ユー」は1960年2月より4人組で活動しているTHE KING TONES（ザ・キング・トーンズ）の曲です。1955年のザ・プラターズの曲をカバーした形になります。こちらも原曲をCMで使用されているので、よく耳にしたことのある曲です。

映画版ウォーターボーイズで使用された曲、「愛のしるし」は1998年3月14日に発売されたPUFFYの6枚目のシングルです。この曲は作詞作曲をスピッツの草野マサムネさんが、編曲を奥田民生さんがしていることでも有名で、資生堂のCMにも使われるなどヒット曲となりました。

2003年に放送されたドラマ版ウォーターボーイズは、映画版ウォーターボーイズから2年後の設定で作成されました。映画版で大成功したシンクロに憧れて入学した主人公や、転校してきた生徒を中心に再びシンクロナイズドスイミングに挑戦するドラマです。映画版から引き続き玉木宏さんと眞鍋かをりさんが出演されています。

ドラマ版主人公の進藤勘九郎を演じるのは山田孝之さんです。2年前（映画版）のシンクロ演技を見て憧れて入部した経緯を持ちます。山田孝之さんは「電車男」やドラマ「世界の中心で愛を叫ぶ」で主演を務めるほどの大物俳優の1人です。デビュー当時はかわいらしい外見から爽やかな役が多かったのですが、2007年頃から「クローズZERO」などの役をこなすようになりました。

シンクロに憧れ転校してきた立松憲男を演じるのは森山未來さんです。森山未來さんは映画「世界の中心で愛を叫ぶ」や「モテキ」で主演を務める俳優です。現在はダンサーとして活躍されています。

真面目な生徒会長の田中昌俊を演じるのは瑛太さんで、2005年に放送されるスペシャルドラマ版では主役として再び登場します。瑛太さんはモデルとしてデビューした後、大河ドラマ「篤姫」や「西郷どん」、ドラマ・映画「のだめカンタービレ」などに出演されています。

2003年ドラマ版ウォーターボーイズの主題歌「虹」は、2003年8月27日に発売された福山雅治さんの18枚目のシングルです。ポカリスエットのCM曲である「それがすべてさ」、前川清さんに楽曲提供した「ひまわり」の3曲が収録されており、『MAGNUM SINGLE（トリプルA面シングル）』として発売されています。2年5か月ぶりとなるこの曲は2000年代最長となる5週連続1位を獲得した大ヒット曲です。

2003年ドラマ版ウォーターボーイズで使用された曲「Misirlou（ミシルルー）」は1962年にディック・デイル&ヒズ・デルトーンズによりサーフミュージックアレンジされた曲です。1994年に映画パルプ・フィクションでもこの曲が使用され、再び人気となりました。

2003年ドラマ版ウォーターボーイズで使用された曲「Sugar Baby Love」は1974年1月に発売されたルベッツのデビュー曲です。布袋寅泰さんやキャンディーズがカバーしていたり、au WALLETやY!mobileのCMにも使われている有名な曲です。

2003年ドラマ版ウォーターボーイズで使用された曲「シェリーに口づけ」は、1971年に日本で発売されたフランス歌手のミッシェル・ポルナレフさんの曲です。トヨタやホンダの車のCMにも使われていたことや、覚えやすいフレーズで始まることからFlash動画が作られるなど多方面に有名になった曲です。

2003年ドラマ版ウォーターボーイズで使用された曲「狙いうち」は1973年2月25日に発売された山本リンダさんの23枚目のシングルです。この曲を作詞した阿久悠さんがOBであることや、タイトルの「狙いうち」が「野球のヒットを狙う」ことをイメージすることから、東京六大学野球の明治大学応援団が「チャンステーマ」として導入していたり、プロ野球の中日ドラゴンズや阪神タイガースの選手の応援歌や高校野球の応援でも使用されています。

2003年ドラマ版ウォーターボーイズで使用された曲「ジンギスカン」は、ドイツの音楽グループ「ジンギスカン」のデビュー曲です。モンゴルの英雄、チンギス・ハーンをモチーフにしたこの曲は4週にわたりチャート1位を獲得し、50万枚を売り上げる大ヒットとなりました。保育園・幼稚園やキャンプファイヤーなどで現代でもよく使用される曲です。

2003年ドラマ版ウォーターボーイズで使用された曲「桃色片想い」は2002年2月6日に発売された松浦亜弥さんの5枚目のシングルです。資生堂ティセラのCMに使用されたり、タレントのはしのえみさんやお笑い芸人の前田健さんがよくモノマネすることでも有名な曲です。

2003年ドラマ版ウォーターボーイズで使用された曲「天国と地獄」はジャック・オッフェンバックが作曲し、1858年10月21日にブッフ・パリジャン座で公演されたオペレッタ（オペラ・ブッフ）です。正式名は「地獄のオルフェ」ですが、日本では1914年に邦題「天国と地獄」と付けられこの名前で広まっています。

2004年に放送されたドラマ版ウォーターボーイズ2は、映画版や前作のドラマ版の続編とはなっているものの直接的な関りはないストーリーとなっています。しかし、映画版ウォーターボーイズ時にシンクロ演技をした金子貴俊さん演じる早乙女聖が今度は臨時教師として再登場しています。

ウォーターボーイズ2の主人公・水嶋 泳吉を演じるのは市原隼人さんで、名門進学校へ通っていたが水泳も遅く勉強でも落第しそうになったため転校することになり、そこでシンクロを始めるという役です。市原隼人さんは「ROOKIES」や「闇金ウシジマくん」、大河ドラマ「おんな城主直虎」に出演されています。

パン屋の息子でシンクロ部副部長の山本洋介を演じるのは中尾明慶さんです。中尾明慶さんは「3年B組金八先生第6シリーズ」や「ROOKIES」に出演されています。俳優の他、2016年には小説家デビューしていたり、2017年にはレーシングドライバーとしてデビューされており、マルチな活躍を見せてくれています。

吹奏楽部でクラリネットを担当し、将来は音楽の道に進みたいと考えているヒロイン・矢沢栞を演じるのは石原さとみさんです。石原さとみさんはNHK連続テレビ小説「てるてる家族」や大河ドラマ「義経」、「アンナチュラル」や「高嶺の花」などに出演されています。世界で最も美しい顔100人に2013年から連続で選ばれている、誰もが認める美人女優です。

2004年ドラマ版ウォーターボーイズ2の主題歌「虹～もう1つの夏～」は、ウォーターボーイズが再びドラマ化することが決まり、前作の主題歌「虹」を福山雅治さんがアレンジした曲です。2004年7月28日に発売されました。

2004年ドラマ版ウォーターボーイズ2で使用された曲「バンビーナ」は、1999年4月16日に発売された布袋寅泰さんの18枚目のシングルです。1999年4月度のCOUNT DOWN TVのオープニングテーマに使用されたり、高校野球の応援にもよく使われる曲です。

2003年ドラマ版ウォーターボーイズにも使用されたルベッツの「Sugar Baby Love」が再び使用されています。

2004年ドラマ版ウォーターボーイズ2で使用された曲は、1984年に発売されたデュラン・デュランの「The Reflex（ザ・リフレックス）」です。サントリーのウイスキーのCMにも使用されました。

2004年ドラマ版ウォーターボーイズ2で使用された曲は1987年に発売されたバナナラマの「Love in the First Degree」です。天才てれびくんのコーナーでカバーされたこともあります。日本ではちょうどバブル期にあたる1980年代後半に大ヒットしたため、マハラジャでこの曲がかかるとお立ち台が満杯になるほどでした。

2004年ドラマ版ウォーターボーイズ2で使用された曲「Mickey」は、1997年に結成された女性アイドルグループのB*Witched（ビー・ウィッチド）の曲です。他にも「C'est La Vie」(セ・ラ・ヴィ)という曲が有名です。

2004年ドラマ版ウォーターボーイズ2で使用された曲「ラムのラブソング」は1981年10月21日に発売された松谷祐子さんのデビュー曲です。ラムのラブソングはアニメ「うる星やつら」の主題歌として使用されており、B面にはエンディングの宇宙は大ヘンだ!が収録されています。アニメと同時にこの曲も大ヒットしました。

2004年ドラマ版ウォーターボーイズ2で使用された曲「ウィリアム・テル序曲」はジョアキーノ・ロッシーニが1829年に作曲したオペラ「ギヨーム・テル（ウィリアム・テル）」の序曲です。動画の後半にあたる第4部からは運動会などでよく使用されている、聞き覚えのある曲となっています。

ルベッツの「Sugar Baby Love」と同様に、青江三奈さんの「伊勢佐木町ブルース」も2004年ドラマ版ウォーターボーイズ2で再び使用されています。

2004年ドラマ版ウォーターボーイズ2で使用された曲「We're Not Gonna Take It」はアメリカ出身のヘヴィメタルバンドであるTwisted Sister（トゥイステッド・シスター）の曲です。2016年にドキュメンタリー映画「We Are Twisted F*cking Sister!」が上映され、またこの年を最後にファイナル・ツアーを行い、バンド活動に終止符を打ちました。

ウォーターボーイズ2005夏は、2005年8月19・20日にスペシャルドラマとして放送されました。2003年に放送されたドラマ版ウォーターボーイズに出演していた瑛太さん演じる田中昌俊が、実習で訪れた島で夏祭りのシンクロ指導を行うことになるストーリーです。

ウォーターボーイズ2005夏で主人公・田中昌俊を演じたのは瑛太さんです。瑛太さんは映画版ウォーターボーイズでは高校生役で出演しており、このスペシャルドラマでは大学生になった田中昌俊が島の活性化のために地元の高校生にシンクロを教えるという役どころです。

島の人間で、シンクロメンバーの1人・上原賢作を演じるのは小出恵介さんです。小出恵介さんは慶應義塾高校、慶応義塾大学を卒業と高学歴の持ち主で、「ROOKIES」や「のだめカンタービレ」に出演していましたが、2017年に不祥事を起こし現在は芸能活動を休止しています。

島の人間で、シンクロメンバーの1人・名嘉尾悟を演じるのは平岡祐太さんで、2004年公開の同じ監督の作品である「スウィングガールズ」にも出演しています。平岡祐太さんはNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」や大河ドラマ「龍馬伝」、映画「NANA」や「プロポーズ大作戦」などに出演しています。

ドラマ版ウォーターボーイズ2005夏で使用された曲「キイハンター」は1968年4月から1973年4月まで放送されていたテレビドラマ「キイハンター」の主題歌です。若き頃の丹波哲郎さんや野際陽子さんが出演しており、視聴率が最盛期には30％を超える大人気ドラマでした。

ドラマ版ウォーターボーイズ2005夏で使用された曲「We Built This City」は1985年に発売されたStarship（スターシップ）の曲です。通算シングル初となる全米1位を獲得し、エアプレイン以来果たせていなかった日本公演も実現されたほどの大ヒット曲となりました。

ドラマ版ウォーターボーイズ2005夏で使用された曲「ザナドゥ」は1980年に発売されたオリヴィア・ニュートン＝ジョンの曲で、ソフトバンクのCMにも使用されたことがありました。オリヴィア・ニュートン＝ジョンは環境保護活動やがん啓蒙活動などの社会運動に取り組み、ユニセフ親善大使も務めたことがあるそうです。

ドラマ版ウォーターボーイズ2005夏で使用された曲「ね～え？」は2003年3月12日に発売された松浦亜弥さんの9枚目のシングルです。「桃色片想い」と同様ドラマ版のウォーターボーイズでも松浦亜弥さんの曲が使用され、また資生堂ティセラのCMにも引き続き使用されていました。

ドラマ版ウォーターボーイズ2005夏で使用された曲「古い日記」は1974年2月25日に発売された和田アキ子さんの18枚目の曲で、和田アキ子さんの代表曲として知られています。よくモノマネされることでも有名なこの曲ですが、当初「ハッ！」という掛け声は歌詞カードに書かれていませんでしたが、後に発売された分からは追加されたそうです。

ドラマ版ウォーターボーイズ2005夏で使用された曲「Go West」は、1979年にヴィレッジ・ピープルが発売した曲を1993年にPet Shop Boysにカバーしまた曲です。日本では1995年にポンキッキーズの挿入歌として、日本語詩で「LET'S GO!いいことあるさ」という曲名でカヴァーしました。サッカーでの応援にも使用される曲です。

映画版、ドラマ版と全てのウォーターボーイズで使用された曲や主題歌を紹介してきました。シリーズが終わって10年以上経ちますが、夏が来るとこのドラマを思い出すウォーターボーイズファンも多く、菅田将暉さんや山崎賢人さんらで再びドラマ化してほしいという声もありました。

シンクロ使用曲には洋楽も使われていましたが、普段洋楽を聞かない方でも聞き覚えのあるような有名な曲ばかりです。ウォーターボーイズの人気が衰えないのはシンクロの演技だけではなく、使用されている曲も素晴らしいからではないでしょうか？今前線で活躍されている俳優さんたちの若手時代が見られるウォーターボーイズを、演技中の曲にも注目して再び見てみましょう！