2018年09月12日公開
2018年09月12日更新
ウォーターボーイズの時の石原さとみが今と別人?演じた役や出演画像を紹介
美人女優の代名詞の石原さとみさん。そんな石原さとみさんの代表作の一つ「ウォーターボーイズ2」で、彼女は等身大の17歳の女子高校生ヒロイン、矢沢栞を演じています。しかし、女子力高めの現在のイメージとはかけ離れた役柄であることから「今とは別人!」と言われることがあります。そこで「ウォーターボーイズ2」で演じた役柄や出演画像を紹介しながら、別人疑惑を徹底検証します。
目次
ウォーターボーイズの時の石原さとみについて徹底調査!
ウォーターボーイズの石原さとみは別人?
石原さとみさんと言えば、雑誌・ドラマ・CMと彼女を見ない日はないくらい大活躍の女優さんです。石原さとみさんは、「進撃の巨人」のハンジのようにちょっと変わった役から「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」の河野悦子のように女子力の高い役までこなすマルチな女優さんでもあります。また、石原さとみさんは映画批評サイト「TC Candler」の「最も美しい顔100人」に毎年のようにノミネートされています。
ところで、こちらは石原さとみさんが大ブレイクした直後の2004年、「ウォーターボーイズ2」にヒロイン役で出演していた時の画像です。「ウォーターボーイズ2」出演当時の石原さとみさんは17歳。ぽってりとした印象的な唇は同じですが、今とは少し異なる雰囲気なので改めて見ると「別人?」と思ってしまうこともあります。そこで今回は「ウォーターボーイズ2」出演時の石原さとみさんについて、徹底調査をしました。
ウォーターボーイズとは?
はじまりは2001年公開の映画「ウォーターボーイズ」
「ウォーターボーイズ」は、2001年に公開された青春コメディ映画です。映画版「ウォーターボーイズ」の舞台となるのは唯野高校の廃部寸前の水泳部。そこへ眞鍋かをりさん演じる新任女性教師が水泳部顧問となったことから、主演の妻夫木聡さんや玉木宏をはじめとする男子高校生たちが入部し、成り行きでシンクロナイズドスイミングをすることになる、という笑いあり、青春あり、そしてちょっぴり涙もある物語です。
「ウォーターボーイズ」には個性豊かな俳優さんがたくさん出演しています。水泳部顧問着任直後に妊娠して産休に入ってしまう新任女性教師として眞鍋かをりさん、あやしいイルカ飼育員で高校生たちにシンクロを教える中年男性役として竹中直人さん、玉木宏さん演じる男子高校生に思いを寄せる男子高校生役に金子貴俊さん、主人公が思いを寄せるヒロインに平山綾さんなど、非常に豪華な顔ぶれとなっています。
テンポの良いストーリー展開に加え、主役級の共演者が何人も出演しているのですから「ウォーターボーイズ」は最初からヒットが約束されていたと思われがちですが、実はそうではなかったのです。「ウォーターボーイズ」で主演した妻夫木聡さんをはじめ、シンクロをする出演者は当時無名に近い役者さんがほとんどでした。彼らは「2ヶ月以上スケジュールが空いていてシンクロの練習を十分にできる」という理由から選ばれたのです。
無名に近い若い俳優が主演なのですから、当初「ウォーターボーイズ」が上映されたのは小さな映画館のみでした。しかし、口コミと地道なキャンペーンが実を結び、最終的に「ウォーターボーイズ」は100の映画館で上映され、上映期間は6ヶ月以上となったのです。そして全国各地の高校を中心に男子シンクロ部が設立されたと言いますから、「ウォーターボーイズ」の影響力は計り知れません。まさに大化けした作品と言えるでしょう。
映画版「ウォーターボーイズ」の続編はテレビドラマで放送
映画版「ウォーターボーイズ」の大ヒットを受け、続編のドラマ版「ウォーターボーイズ」が2003年7月に放送されました。ドラマ版「ウォーターボーイズ」の製作には映画製作スタッフが参加し、映画の世界観がそのまま継承されました。なお、ドラマ版「ウォーターボーイズ」の舞台は映画版「ウォーターボーイズ」の2年後という設定で、主演は山田孝之さん、平均視聴率は16%という驚異的な高さを記録しました。
石原さとみが出演したのは2004年放送の「ウォーターボーイズ2」
「ウォーターボーイズ」の人気はその後もとどまることを知らず、翌年の2004年には「ウォーターボーイズ2」、さらに2005年8月には「ウォーターボーイズ2005夏」が製作・放送されました。そして今回取り上げた石原さとみさんが17歳のヒロイン、矢沢栞役で出演しているのは、2004年放送の「ウォーターボーイズ2」です。「ウォーターボーイズ2」は、2004年7月からフジテレビ系で全12回放送されました。
「ウォーターボーイズ2」の主演は市原隼人さんで、平均視聴率は2003年放送の「ウォーターボーイズ」をこえる16.8%でした。「ウォーターボーイズ2」の舞台は前2作とは異なり姫乃高校となっていますが、映画版「ウォーターボーイズ」で早乙女聖役を演じた金子貴俊さんが、世界史担当の臨時教師兼男子シンクロ部顧問として登場しています。
「ウォーターボーイズ2」の舞台となった姫乃高校は、元女子校で9割以上が女子生徒という設定なので、石原さとみさんをはじめとした女性陣の活躍が目立ちました。また脇役として、シンクロ部の邪魔ばかりするけれど最終的にシンクロ部に入って成長を目指す岩田巌男役を小池徹平さん、ヒロインの父親役を小日向文世さん、そしてシンクロ部顧問兼喫茶店マスターで元全日本シンクロのコーチ役を佐野史郎さんが演じています。
ウォーターボーイズの時の石原さとみを紹介!
「ウォーターボーイズ2」の時の石原さとみの年齢は?
それでは、ドラマ「ウォーターボーイズ2」出演時の石原さとみさんについてです。石原さとみさんは1986年12月24日生まれです。「ウォーターボーイズ2」は2004年のテレビドラマなので、「ウォーターボーイズ2」撮影当時の石原さとみさんの年齢は17歳ということになります。「ウォーターボーイズ2」のヒロイン矢沢栞と同じ年です。ちょうど思春期で、肉体的にも精神的にも子供から大人になる時期と言えます。
「ウォーターボーイズ2」における石原さとみの印象は?
出典: https://prcm.jp
「ウォーターボーイズ2」のころの石原さとみさんも、印象的なぽってりとした唇は今と変わりありません。しかし、全体的に素朴な雰囲気です。まず、肌が少し日焼けした感じになっています。そして眉が太めです。さらに顔全体が丸いので、女子高校生らしい初々しさも感じられます。これらのことから「ウォーターボーイズ2」のころの石原さとみさんは、芸能人というより普通の女子高校生、という印象が強いと言えます。
ウォーターボーイズの時の石原さとみは現在と別人なのかを比較!
「ウォーターボーイズ2」の時の石原さとみは今よりふっくら!
では、ここからは「ウォーターボーイズ2」のころの石原さとみさんと現在の石原さとみさんを比べてみます。まず顔全体についてですが、「ウォーターボーイズ2」に出演した17歳のころの石原さとみさんは、ふっくらとした印象で顔全体やあご、鼻も少し丸みを帯びています。また当時の石原さとみさんは、体つきも他の女優さんに比べて丸みを帯びているように見えます。健康的で、色気よりも可愛らしさがにじみでています。
一方、現在の石原さとみさんは顔がスッキリとした感じで、あごや鼻も女性らしい丸みはあるものの若干シャープな印象です。体つきもほっそりとしていて、非常に華奢な感じです。石原さとみさんは身長が157cmということですが、それより高く見えるのはスリムなせいかもしれません。もちろん石原さとみさんはかわいらしいのですが、それと同時に色気も感じる美しい大人の女性と言えます。
「ウォーターボーイズ2」の石原さとみは真面目そうな雰囲気!
また「ウォーターボーイズ2」出演時の石原さとみさんは、化粧っ気もなく眉もほとんど手入れしていないような真面目、ともすれば野暮ったいと言われかねないような雰囲気でした。これは田舎の女子高校生という役作りのためかもしれませんが、「ウォーターボーイズ2」で石原さとみさんと共演していた鈴木えみさんなどに比べると、「キレイ」というより「真面目」「おとなしい」という印象が強く残りました。
現在の石原さとみさんは野暮ったさはなく、とてもキレイで花があり、垢抜けした印象です。メイクや眉の手入れだけでも女性の印象というのは大きく変わりますし、成長期途中だった「ウォーターボーイズ2」のころの石原さとみさんとアラサーとなった石原さとみさんとでは、醸し出す雰囲気には天と地ほどの差があります。石原さとみさんは自分でメイクをされるそうなので、自分を美しく見せる技も極めているのかもしれません。
ウォーターボーイズの石原さとみの別人疑惑はどこから?
では、「ウォーターボーイズ2のころの石原さとみさんと今の石原さとみさんは別人!」という疑惑はどこからでてきたのでしょうか?それは、おそらく石原さとみさんの全体の印象や演じる役柄の変化などが大きく影響していると考えられます。ここからは「ウォーターボーイズ2」が撮影された2004年前後の石原さとみさんの出演作と、最近の石原さとみさんの出演作について、画像を交えながら比較していきます。
こちらの画像は、2004年の「ウォーターボーイズ2」の放映の前年、2003年にNHKの朝の連続テレビ小説「てるてる家族」の主役、岩田冬子を石原さとみさんが演じたときのものです。「てるてる家族」の舞台は戦後の大阪で、石原さとみさん演じる冬子は才能のある姉たちにあこがれるふつうの女の子です。石原さとみさんは、ここでも「ふつうの女の子」を見事に演じきっています。
そしてこちらの画像は「ウォーターボーイズ2」の後、2005年にNHKの大河ドラマ「義経」で白拍子の静御前を演じたときのものです。石原さとみさん演じる静御前は「ふつうの女の子」ではありませんが、義経を想う一途で真面目な女性です。時代設定が平安時代の終わりから鎌倉時代初期なので、当然のことながらマスカラやカラーコンタクトレンズは使用しておらず、石原さとみさんのメイクや眉の形も非常にナチュラルです。
一方で最近の石原さとみさんは、「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」の河野悦子役、「アンナチュラル」 の三澄ミコト役、「高嶺の花」の月島もも役など、キレイでデキる女子力の高い女性の役がほとんどです。石原さとみさんが自分でするというメイクも非常にキレイですし、垢抜けています。「ウォーターボーイズ2」のころとは違い、最近の石原さとみさんは、もはや「普通の女性」とは言えないオーラすら感じられます。
また、「ウォーターボーイズ2」に出演していた17歳の石原さとみさんにはなかった色っぽさや、艶のある演技、物憂げな様子も別人疑惑に拍車をかけていると言えます。すなわち石原さとみさんの変化は、ティーンの女の子が成長して、女優さんとして美しく開花した結果と考えられます。別人疑惑は、石原さとみさんの女優としての成長の証と言えるのかもしれません。
石原さとみがウォーターボーイズの時とは別人ではないことを画像で検証!
さらにここで、石原さとみさんの別人疑惑を払拭する検証を画像を用いて行ってみます。石原さとみさんは2015年公開の映画「進撃の巨人」にハンジ役で出演しています。女子力が高く美しい石原さとみさんが、こちらの映画では薄汚れてゴーグルをかけた頭脳派で風変わりな役を演じているのです。石原さとみさんが演じたハンジ役の画像がこちらです。
肌の色が濃く、眼光鋭く、不機嫌な感じですが、「ウォーターボーイズ2」のころの石原さとみさんとそっくりです。確かにあごは「ウォーターボーイズ2」のころの石原さとみさんよりシャープな感じですが、別人というほどではありません。この画像を見ると、石原さとみさんの別人疑惑を唱える方はほとんどいなくなるのではないでしょうか?ちなみに、石原さとみさんのハンジ役は原作ファンからも非常に評価が高かったようです。
ウォーターボーイズで石原さとみが演じた役を画像付きで紹介!
「ウォーターボーイズ2」で石原さとみが演じた矢沢栞の役柄は?
さて、話を「ウォーターボーイズ2」に戻します。ここからは「ウォーターボーイズ2」で石原さとみさんが演じた矢沢栞の役柄を、画像とともに紹介します。石原さとみさんが演じる矢沢栞は、姫乃高校の吹奏楽部部長でクラリネットを担当する女子高校生です。そして、東京の音大への進学を夢見る進路に悩む女の子でもあります。でも、栞はあこがれの女性演奏者に音楽の才能がないと言われ、吹奏楽部を退部してしまいます。
出典: https://prcm.jp
しかし、主人公の水嶋泳吉の働きかけで退部を撤回し、吹奏楽コンクールの全国大会まで音楽を楽しんで、地元の国立大学に進学すると決めます。そんな中、かつて大手の商社の内定を蹴って自分のやりたい道を選んだ父親にすすめられ、全国大会で入賞したら音大への進学を認めてもらうことになります。アクシデントによってコンクールには出場できなかったのですが、両親と泳吉に後押しされて栞は音大に進む決心をするのです。
以上が「ウォーターボーイズ2」に登場する矢沢栞の役柄です。このように、石原さとみさんの演じる栞は、真面目で素朴で、また進路や学校生活に悩む普通の女の子です。それを演じきった石原さとみさんも、当時は同じようにいろいろなことに悩む普通の17歳だったと思われます。そんな石原さとみさんが栞を演じたからこそ、「ウォーターボーイズ2」における等身大の演技が違和感なく受け入れられ、高い評価を得たのでしょう。
ウォーターボーイズの時の石原さとみまとめ
今回は「ウォーターボーイズ2」の時の石原さとみさんを紹介しましたがいかがだったでしょうか?「ウォーターボーイズ2」が制作された2004年、石原さとみさんは17歳でした。まだあどけなく、女性というより女の子で、今の石原さとみさんの持つ色っぽさや艶っぽさはありませんでした。
しかし、演技力は当時から非常に高く、等身大の女子高校生を気負うことなく演じきっていました。別人疑惑もありますが、それは彼女が女性として、また女優として成長した証と言えます。ひょっとしたら今後10年以上経ったころに、また石原さとみさんの別人疑惑が持ち上がるかもしれません。どのように彼女が女優として変化していくのか、そしてこれからどのような演技を私たちにみせてくれるのか、今後ともご注目ください。