ソウのネタバレあらすじを解説!ファイナルまでシリーズ全作品の感想評価も

1作目の公開から大きな衝撃を与えた映画ソウシリーズですが、過激な描写に気後れしてまだネタバレすら見られていないという人も少なくないかもしれません。今回はそんなソウシリーズの全作品を、ネタバレも含めてあらすじや感想をたっぷりご紹介していきます。まだネタバレを知りたくないという人は要注意ですが、多くの謎や伏線があるのでネタバレを知っても楽しむ事ができるのがソウシリーズです。

ソウのネタバレあらすじを解説!ファイナルまでシリーズ全作品の感想評価ものイメージ

目次

  1. ソウのあらすじをネタバレ解説!ファイナルまで全シリーズの感想も紹介!
  2. ソウシリーズとは?
  3. ソウシリーズの主要な登場人物を紹介!
  4. ソウの全映画シリーズのあらすじをネタバレ解説!
  5. ソウの全映画シリーズを通しての謎や伏線を考察!
  6. ソウの全映画シリーズの感想・評価を紹介!
  7. ソウの全シリーズのあらすじネタバレまとめ!

ソウのあらすじをネタバレ解説!ファイナルまで全シリーズの感想も紹介!

第1弾の公開後一気に話題が広まりシリーズ化されるほどの人気となったソウですが、まだ映画を観た事が無いという人もいるのではないでしょうか?ホラー系の映画は苦手だという人はもちろん、シリーズを進めていくにつれて過激な描写も多く登場するソウは人を選ぶジャンルの映画でもあるかもしれません。しかし多くの人がソウ1での大どんでん返しとなる結末に驚き、ファンになっていったと言える筈です。

ネタバレ込みのあらすじを徹底紹介!

今回はそんなソウシリーズの全作品を、多数のネタバレを含めたあらすじと感想も含めてご紹介していきます。更にシリーズ全編を通して仕掛けられていた伏線についてや、謎についての考察などもネタバレ込みでまとめていきます。一度はソウシリーズを観たけれど理解できない部分が多かったという人でも、改めてソウシリーズファイナルまでを復習してみると繋がらなかった点と点が線になるかもしれません。

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ソウシリーズとは?

まずはそもそもソウというシリーズ映画についてを知らないという人の為に、簡単にソウシリーズについての概要をご紹介していきます。ソウ(SAW)とは2004年10月30日に日本で劇場公開されたサイコスリラー映画で、低予算でありながら巧妙なストーリー展開と予想外の結末が話題となり、2018年現在までに全8作となるシリーズが製作される事となった人気映画シリーズとなっています。

猟奇殺人鬼ジグソウ

ソウの中では「ジグソウ」と呼ばれる猟奇殺人鬼が登場し、被験者に様々な命がけのゲームを強要してきます。ゲームをクリアする事ができなかった人間は残酷な方法で命を奪われる事となり、死体の一部はジグソーパズルのピースの様な形に切り取られる事から、マスコミからジグソウというネーミングが付けられる事となりました。

無差別殺人ではない

ジグソウの仕掛けるゲームの被験者となるのは、罪の無い弱者や個人的な恨みを持つ相手ではなく、殺人自体を目的としているわけでもありません。ゲームの対象者となるのは自分自身の命を蔑ろにしている人間や、犯罪に手を染めている訳ありの人間です。ジグソウがゲームを行う目的は被験者の更生であり、無闇に命を奪う事もしなければ何かを犠牲にする事で助かる道を必ず用意しているというのも一つの特徴です。

ゲームの準備から終了まで

ジグソウが行うゲームでは被験者は必ず性格などを十分に調査された上で拉致され、ジグソウの準備したお手製の装置に取り付けられます。その後目を覚ました被験者は録音された音声と不気味な人形を目にし、最低限のゲーム説明が行われた後にゲームが開始されます。制限時間内にクリアする事ができれば被験者は助かりますが、失敗すれば脱出する事は叶わず無残な姿となって死亡してしまう場合が大半となっています。

豚のマスクとビリー人形

ジグソウが被験者を拉致する場合、素性が知られてしまわないよう髪の毛のついた豚のマスクを着用しています。基本的に被験者は麻酔薬などを使用して気絶させられてしまう為、正体を確かめる余裕もありません。またゲームが開始される際にはジグソウ本人の代わりに腹話術人形のビリーが登場し、その不気味さがこれから行われるゲームの異質さを引き立たせてくれる役割を果たす事となります。

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ソウシリーズの主要な登場人物を紹介!

続いてはソウシリーズに登場する主要な人物達をご紹介していきます。ファイナルまでに登場するキャストはかなり多いので、きちんと登場人物を把握する事ができていないと、思わぬサプライズが起こった際にも驚きが薄れてしまう場合もあるかもしれません。ソウシリーズを隅々まで楽しむ為にも、主要な登場人物くらいはきちんと覚えておいても損は無い筈です。ネタバレも含めて早速ご紹介していきます。

連続猟奇殺人鬼:ジョン・クレイマー(ジグソウ)

ゲームの主犯でありジグソウと呼ばれるジョンは、ソウ3で命を落とす事となりますがシリーズファイナルまでの回想シーンなどを含め、全編に登場する最も重要な登場人物です。脳腫瘍の悪化により短い余命の中で、ジグソウの後継者となる人物達の手を借りて死に際までゲームを続けていました。序盤では謎の多かったジョンですが、シリーズが進んでいくにつれてその悲しい過去やジグソウ誕生の秘密が明かされていく事となります。

俳優:トビン・ベル
生年月日:1942年8月7日(現在76歳)
出身:アメリカ合衆国ニューヨーク・クイーンズ区
身長:179cm
出演作品:「ジャック・ルビー」「モータル・フィア/死の恐怖」「キル・ポイント」
吹き替え声優:石田太郎→銀河万丈

元被験者でありパートナー:アマンダ・ヤング

元はジグソウの被験者であり、ゲームをクリアした生還者でもあるアマンダは、二度目のゲームの参加者として選ばれたものと思いきや、ソウ2ではゲームの仕掛け人として活躍をする事となります。その後は余命僅かなジョンの為にゲームを続けるものの、自らが後継者として相応しいかどうかを試すゲームの真意に気付く事ができず、ジョンの助言に耳を傾ける事をしないままソウ3で命を落とす事となります。

女優:ショウニー・スミス
生年月日:1969年7月3日(現在49歳)
出身:サウスカロライナ州オレンジバーグ
身長:160cm
出演作品:「アルマゲドン」「アイランド」「呪怨ザ・グラッジ3」
吹き替え声優:藤貴子

ジグソウ第二の後継者:マーク・ホフマン

ジグソウ事件を担当していた刑事でありながら、妹を殺害した犯人をジグソウの模倣犯となり手にかけた事がきっかけで目をつけられ、ジグソウの後継者として選ばれる事となります。しかしジョン亡き後には暴走を始め、ジョンの遺志を受けて止めようとしたジョンの元妻であるジルをも手にかけ、非道な行いを続けます。しかしファイナルでは証拠隠滅後に拉致され、ゴードン医師によってソウ1のバスルームに監禁されてしまいます。

俳優:コスタス・マンディロア
生年月日:1965年9月3日(現在53歳)
出身:メルボルン
身長:183cm
出演作品:「モブスターズ/青春の群像」「北斗の拳」「ピケット・フェンス ブロック捜査メモ」
吹き替え声優:仲野裕

核心に迫った刑事:ピーター・ストラム

FBIとしてジグソウの事件を追いながら、相棒であるペレーズがジグソウの罠によって目の前で重傷を負わされる事となり、ジグソウの元妻であるジルの尋問も行っていました。余命の迫ったジグソウ一人では行う事のできないゲームであると推理し、共犯者の存在に思い当たると同時にソウ5ではホフマンが怪しいと睨むも、漸くホフマンを捕らえた所で逆に罠に嵌められてしまい命を落とす事となりました。

俳優:スコット・パターソン
生年月日:1958年9月11日(現在60歳)
出身:ペンシルベニア州フィラデルフィア
身長:183cm
出演作品:「地獄の女スーパーコップ」「リトル・ビッグ・フィールド」「THEM ゼム」
吹き替え声優:石塚運昇

ジグソウの元妻:ジル・タック

かつてジョンとの間に授かった子を流産する事となってしまい、ジョンの死後には遺品となる木箱を受け取る事となります。木箱の中にはシリーズ内でも使われた事のあるヘッドギアのトラップと、後継者であるホフマンを消すよう遺言が残されており、新たなジグソウの後継者としてホフマンを罠にかけようとするものの失敗してしまいます。ファイナルではホフマンに捕まり、ヘッドギアのトラップによって命を落とす事となります。

女優:ベッツィ・ラッセル
生年月日:1963年9月6日(現在55歳)
出身:アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ
身長:165cm
出演作品:「プライベートスクール」「デルタ・ヒート」「ベスト・ショット」
吹き替え声優:土井美加

被験者であり復活した医師:ローレンス・ゴードン

ソウシリーズの第1作目でゲームの被験者となり、自らの足首を切断する事でゲームからの脱出を試みたゴードンは、死亡していたものと思われていましたがファイナルで再び姿を見せる事となります。ファイナルまで行方不明であったものの、実はジョンの死亡前から後継者達の監視を密かに続けており、ジルの殺害によって暴走を確信したホフマンを拉致しかつて自身が閉じ込められたバスルームへホフマンを置き去りにします。

俳優:ケイリー・エルウィス
生年月日:1962年10月26日(現在55歳)
出身:イングランド・ロンドン
身長:183cm
出演作品:「コレクター」「インタビュー・ウィズ・シリアルキラー」「アルファベット・キラー」
吹き替え声優:大塚芳忠
 

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ソウの全映画シリーズのあらすじをネタバレ解説!

続いてはソウシリーズの気になるあらすじを、ネタバレも含めて順番に解説していきます。ネタバレを知った後でも楽しむ事ができるソウですが、まだファイナルまでを鑑賞し終えていないけれどネタバレは知りたくないという人は、思わぬネタバレを知って残念な思いをしてしまう事もあるかもしれないのでくれぐれもご注意ください。

全ての衝撃のスタートを切ったソウのネタバレあらすじ

目を覚ますと見知らぬ部屋で二人の男の足首には太い鎖が繋がれており、中央には血だらけの死体、いくつかの道具と共に2つのノコギリが置かれている。あらすじだけで興味を引かれた人は多い筈ですが、命がけのゲームと脱出の為の駆け引きなど、あっという間に引き込まれていくソウの開幕となりました。ゲームクリアの条件となるのは、タイムリミットとなる6時間以内に二人共が死ぬか、相手を殺すかというとんでもないものでした。

ゲームの進行につれて無関係だと思われていた二人には繋がりがある事が判明し、最終的に二人は手を組んで毒入りの煙草を使いアダムを殺した状況を作り出すものの、鎖に流された電流により偽装工作はあっさりと見破られ、妻子を人質に取られていたゴードンはノコギリを使い自らの足首を切り落としてその場を脱出する事を選択します。しかし残されたアダムの前で死体が起き上がり、ジグソウは目の前にいた事を知らされます。

大人数でゲームが繰り広げられるソウ2のネタバレあらすじ

猟奇殺人鬼であるジグソウがあっさりSWATに捕まったかと思うと、エリックはジグソウに会話をする事を要求されます。ジグソウの部屋にあるモニターに映し出された映像の中ではゲームが開始されており、8人の男女はそれぞれ過去にエリックが証拠を捏造し逮捕をした経歴のある若者達で、その中には自分の息子であるダニエルの姿がある事も確認できます。息子である事を知られれば、ダニエルの命は無いのです。

神経ガスに侵されながら解毒剤入りの注射器の争奪戦を繰り広げ、どうにか最後まで生き残るダニエルの一方で、耐えきれなくなったエリックは会話を続けたがるジグソウを無視して現場へ案内させます。しかし流されていた映像は過去のものであり、生き残ったダニエルはずっとジグソウの部屋の金庫の中にいた事が判明します。同じく生き残ったアマンダがジグソウの後継者である事がわかり、騙されたエリックは拉致されます。

赦しがキーワードとなるソウ3のネタバレあらすじ

息子を亡くした自動車事故の関係者である人物達に対し、復讐の炎を燃やしていたジェフはジグソウのゲームの被験者となり、憎み続けている相手を赦す事ができるかを試される事となります。始めは関係者達を責めていたジェフも迷いを見せ始め、救える者もいればタイムリミットに間に合わず命を落としてしまう者もいました。その一方で、脳腫瘍が悪化したジグソウはアマンダに女医のリンを拉致させ違法な手術を要求します。

無事に手術を終えたものの嫉妬を見せるアマンダはリンを殺してしまい、ゲームを終えたジェフがその場に現れるとジェフはアマンダとジグソウの二人を撃ち殺します。実はジェフとリンは夫婦であり、ジグソウの後継者として試されていたアマンダにはその事実は知らされていませんでした。二人の命が尽きた後、残されていたテープによってジェフは娘も監禁されていた事実を知らされますが時既に遅く幕引きとなります。

意外な後継者が明らかになるソウ4のネタバレあらすじ

ジグソウの死によって全て終わったものと思われていたものの、ゲームにより殺されたケリーの姿を見てFBIのストラム捜査官は他にもジグソウの後継者がいる事を察知します。後継者について探る為にジグソウの元妻であるジルに事情聴取を行い、それまで明かされる事の無かったジグソウの過去についても少しずつ明らかになっていきます。しかしソウ3の時系列の直後、ストラムは協力者と勘違いしジェフを射殺してしまいます。

多くの仲間を殺されたSWAT隊長のリッグは、次なる被験者となり捕らえられたエリックとホフマンを救うためにゲームに参加する事となります。状況の確認もできないまま現場に突入する事に対し忠告を受けていたリッグは、最後まで学ぶ事なく行動し結果的に救おうとしていたエリックを自ら殺してしまう事となります。更に同じく人質であった筈のホフマンが、実はジグソウの後継者であったのだと知る事となります。

小さな思い込みがラストに響くソウ5のネタバレあらすじ

仕掛けられたゲームからどうにか生還する事ができたストラムは、同じ現場から無傷で生還したホフマンが後継者なのではないかと疑惑の目を向け独自に調査を開始します。一方新たに開始されたゲームでは5人の被験者が同時にゲームクリアを目指しながら、各ステージで一人ずつの犠牲者を出して進んでいきます。5人には徐々に共通点がある事が判明し、8人もの人間の命を奪ったビル火災の関係者であった事がわかります。

しかしゲームのラストで、これまで挑戦させられてきたゲームでは犠牲者を出す必要は無く、全員で協力しながら進めていけば大きなダメージも無く脱出する事ができたものであった事に気付きます。一方単独でホフマンを追い詰める事に成功したストラムは、逆にホフマンの仕掛けた罠によって命を落とす事となってしまいます。迫りくる壁によりストラムが圧死する姿を、ホフマンは勝ち誇った顔で見届けるのでした。

他人の生死を決定するソウ6のネタバレあらすじ

死亡したジグソウのジョンが最後に仕掛けたゲームは、脳腫瘍の治療の申告の際に保険の支払いを拒否したアンブレラ保険会社の副社長ウィリアムと、その部下や会社関係者達が被験者となるものでした。保険料の支払いを拒否する事で儲けを出していた会社であった為に、生きる者と死ぬ者をウィリアムの手で選ばせるゲームが開始されていきます。一方で同じくゲームの被験者に、父を失った親子の姿もありました。

ゲームを終えて親子の前に姿を現したウィリアムを見てゲームの意図を理解し、病死した父の恨みを晴らす為に息子のブレンドはウィリアムの命を奪う選択をします。一方ホフマンは死亡したと思っていたペレーズが生きていた事や、音声解析によって正体を暴かれる窮地に陥るも、事実を知った全員を殺害し証拠隠滅を図ります。その後三人目の後継者となったジルにより罠にかけられるも、ギリギリの所で難を逃れ生き延びます。

どんでん返しのラストを迎えるソウ ザ・ファイナル 3Dのネタバレあらすじ

ジグソウ事件の生還者として経験談を語り、あらゆるメディアで人気を得たボビーは生還者達を集めた会を開きます。するとそこにはソウ1で生死不明となっていたゴードンの姿も見受けられました。しかし実際には生還者でなく嘘の体験談を語っていただけのボビーは、次なるジグソウの標的となり、同じくビジネスに協力した人間達と共に本当にゲームに挑戦させられる事となってしまいます。

一方ホフマン殺害に失敗したジルはギブソン刑事へ身柄の保護を求めるものの、ホフマンの罠によりギブソンは殺されジルもまた警察署内へと侵入してきたホフマンによって命を奪われる事となります。全ての証拠を燃やし逃亡を図ろうとしたホフマンは、ゴードンを含めたマスク姿の三人組により拉致され、ソウ1の舞台となったバスルームへ鎖で繋がれる事となりました。ゴードンもまた、ジグソウの協力者であったのです。

恐怖のゲームが復活するジグソウ:ソウ・レガシーのネタバレあらすじ

ジグソウが死亡してから10年の月日が経過したある日、無残な遺体が発見され、その手口がジグソウ事件に酷似している事から再びゲームが始まったのではないかと言われ始めます。検視官のローガンがアシスタントであるエレノアと捜査を開始する一方で、とある密室では5人の男女がバケツを被らされ、鎖に繋がれた状態で新たなゲームの被験者として命を賭ける事となっていました。

ジグソウの熱狂的信者であるエレノアが犯人ではないかと疑いの目を向けていた刑事のハロランは二人を尾行し、交戦の末に何者かにより気絶させられたローガンとハロランは目を覚ますとゲームの被験者として首にレーザーカッターのついた装置を着けられていました。ジグソウにより罪の告白を要求され、ローガンは誤診によってジョンを死なせてしまった事を、ハロランは私欲で犯罪者を見逃したという罪を告白します。

しかし実はゲームを仕掛けたのはローガン自身であり、5人の男女が参加させられたゲームは10年前にジグソウ自身が仕掛けたものでした。その中で最初の犠牲者となったのがローガンで、ゲーム開始時に意識を取り戻さなかったローガンに対してミスで死亡させるわけにはいかないと判断したジグソウはローガンを救い、弟子にしたのです。ハロランを選んだのは彼が見逃した犯人がローガンの妻を殺害した事によるものでした。

ソウの全映画シリーズを通しての謎や伏線を考察!

シリーズを通して多くの伏線がちりばめられているソウですが、ネタバレを見てもなかなか理解する事のできない謎や、気付く事のできなかった伏線もあったりするものです。そこで続いてはソウシリーズに登場する伏線や、気になる謎の部分についてもネタバレ込みで考察していきます。これまで何気なく観ていた映画も、ファイナルまでに登場する伏線などをしっかり理解して鑑賞し直せば新たな発見があるかもしれません。

ジグソウ誕生の悲しい過去をネタバレ

ジグソウであるジョンはかつては建築や機械工学といった分野に精通した実業家であり、元妻であるジルと共に幸せな生活を送る普通の男性でもありました。しかし薬物中毒者の更生クリニックで働くジルは、元患者であるセシルが強盗をした際に壁と扉の間に強く挟まれ、妊娠していた子どもを流産する事となってしまいます。待ち望んでいた我が子を理不尽に奪われ、ジョンは深い悲しみに襲われる事となります。

更にジョンは手術する事ができない脳腫瘍を患っている事も判明し、絶望的な状況の中で車に乗ったジョンは崖から転落し自殺を図りました。しかしジョンは死亡する事なく奇跡的に生き延び、この経験から徐々にジグソウへと変貌を遂げていく事となりました。ジルと離婚をしたのは自らの計画にジルを巻き込まない為であり、ジグソウのゲームの最初の被験者となったのは妻を流産させたセシルでした。

ギデオン・ビルの名前の由来をネタバレ

ソウ3以降に登場する食肉工場の名前であるギデオン・ビルの「ギデオン」とは、産まれてくる息子の名前としてジョンがつけようと考えていたものでした。この建物はジョンの最初の物件でもあり、尋問を受けた際には元妻であるジルの口からもこの名前が出てきています。

ソウ3でアマンダが見た手紙の内容をネタバレ

ソウ3ではジグソウであるジョンの手助けをしながら行動していたアマンダですが、途中で黄色い封筒に入った手紙を見たアマンダは顔色を変える事となります。実はこの手紙の中身はホフマンからの脅迫で、女医のリンを殺さなければジルの流産に関係している事をジョンに伝えるといった内容でした。実はセシルに強盗するよう指示を出したのはアマンダであり、セシルとアマンダは恋人同士という関係にあったのです。

ジグソウの遺品の中身をネタバレ

ソウ5でジルが弁護士から受け取ったジョンの遺品である木箱の中には何が入っていたのか、気になった人も多い筈です。この中にはホフマン宛てのゲームの計画書と思われる5つの封筒と、ジル宛ての封筒が1つ、更にゲームで使用される逆トラバサミのトラップと、ビデオテープの入った茶色い封筒が入っていました。テープの中身はゴードンに宛てられたもので、ジルに何かあった場合に動いてほしいとの指示がされていました。

被験者を拉致した豚のマスクの正体をネタバレ

シリーズを通して被験者を拉致する際には豚のマスクを着用した人物が登場しますが、ソウ1でアダムとゴードンを拉致したのはアマンダです。更にファイナルのラストでホフマンを拉致した一人はゴードンである事が判明していますが、他の二人は顔を出さないまま映画が終了しています。実はDVD特典のコメンタリーで、この二人はファイナル冒頭のゲームの生還者であるブラッドとライアンである事が明かされていました。

ソウというタイトルの意味をネタバレ

シリーズのタイトルでもあるソウ(SAW)の意味は、「ノコギリ」と「見る(see)の過去形」、更に「ジグソウ」を合わせた造語であると言われています。更に外科医である「sawbones」と立場逆転を意味する「seesaw」という意味もあり、これら全ての要素が詰め込まれた第1作目となるソウはやはり全てにおいて完璧な映画であったと言えるのかもしれません。短いタイトルでありながら驚くほど多くの要素が詰め込まれています。

ゴードンは失血死しなかった?

ソウ1のラストで自らの足首を切断して脱出したゴードンは、死亡したと予想した人も多かった筈です。しかし実際にはファイナルでその姿を現したゴードンですが、医学的には足を切断したからすぐに失血死するとは限らないのだそうです。更にゴードンが外科医であるという設定からも止血処置には手馴れており、足を切断する前にもきちんと足を縛ってから切断をしていた事からその後のシーンでも出血量は多くありませんでした。

シリーズ続編でゴードンや他の人物は登場する?

多くの伏線を回収してきたソウシリーズですが、最新作となるレガシーではジグソウ以外に見覚えのある人物は登場する事もなく、ファイナルのラストでジグソウの協力者である事が明かされたゴードン達も登場する事はありませんでした。今後シリーズの続編が製作されるとすれば登場する機会もある筈なので、新たな情報が公開される日を待たなければならないようです。

ソウの全映画シリーズの感想・評価を紹介!

続いてはソウシリーズを鑑賞したファンの感想についてもネタバレ込みでご紹介していきます。好意的な感想から批判的な感想まで、鑑賞した人によって映画の感じ方は様々ですが、どの様な感想や評価がされているのかを順番にご紹介していきます。

ソウ1を観た人の感想

これまでに無い斬新な設定で大きな話題となったソウの第1作目ですが、特に評価を得ているラストのどんでん返しを含めたシナリオだけではなく、不気味な密室そのものにも高い評価をする感想も見受けられました。ストーリーの大半が狭い密室の中で繰り広げられる事となりますが、狭い中に多くの情報が散りばめられたソウ1はやはり秀作と言えるのかもしれません。

ソウ2を観た人の感想

高評価の感想が多い1作目よりもソウ2の方が面白かったと感じる人もいる様です。1のインパクトが強すぎる為に評価のハードルが上がっている場合もあるかもしれませんが、視聴者を惑わすソウ2のラストも見事なものであると言えそうです。ソウ1とは異なり今度は大人数でのゲームというのもまた新鮮さを感じさせるシチュエーションであったと言えそうです。

ソウ3を観た人の感想

ジグソウとして被験者に対し進められるゲームだけではなく、後継者であるアマンダにもまた同時進行でゲームが仕掛けられていたという驚きの結末が待ち受けているソウ3ですが、ただ過激なばかりの映画であると思われる事もあるソウというシリーズの奥深さを感じる事ができたという感想もある様です。もしも自分だったらどの様な選択をするか、考えながら鑑賞するのも楽しいかもしれません。

ソウ4を観た人の感想

ソウシリーズの中でも同時間軸の出来事でありながら時系列が前後するソウ3とソウ4は、混乱し一度の鑑賞では全てを理解する事ができなかったという感想も少なくない様です。しかしそれだけ見応えのある複雑なシナリオであるという事もあり、改めてこの2作を連続して鑑賞してみると一度目には気付く事のできなかった伏線や関係性に気付く事もできるかもしれません。

ソウ5を観た人の感想

シリーズも5作目となると登場人物が増えてくるだけではなく、関係性やシナリオも複雑に入り組んでくる為、ゲームシーンにばかり気を取られてしまっていると何故その様な展開になっているのか理解ができないといった事にもなってしまいます。意外な人物の登場や思わぬ関係性の繋がりなどに驚く為には、きちんとシナリオを頭に入れる必要があるのもソウなのです。

ソウ6を観た人の感想

シリーズも終盤に向けて、これまで回収される事の無かった伏線や謎が次々と明かされ始めるソウ6は素直に楽しめたという感想も多い様です。しかし物語の複雑さに変わりはない為、これまでの登場人物同士の関係性や伏線をきちんと理解できていないと初見ではよくわからないといった事にもなってしまう様です。色々な人の感想やネタバレなども見ながら自分なりの考察をしてみるのも良いかもしれません。

ソウ ザ・ファイナル 3Dを観た人の感想

シリーズの集大成でもあるファイナルでは、残っていた伏線や謎が回収されていくと共に、ソウ1の犠牲者となったゴードンが再び姿を現した上で自分がゲームで監禁されていた部屋にホフマンを閉じ込めて終わる、というラストに興奮した人が多かった様です。3Dになって急にチープになってしまったという感想もある様ですが、やはり締めくくりとしては秀逸であったと感じられるファイナルであった様です。

ジグソウ:ソウ・レガシーを観た人の感想

完結と思われたソウシリーズの最新作という事もあって、シリーズファンの期待は高かった様です。やはりソウ1が秀作過ぎた事もありあのインパクトを超える事はできない、結末が予想できてしまったという意見も多かった一方で、ソウらしい安心感がありシリーズファンであれば楽しむ事ができたという感想も多かった様です。しかしシリーズで耐性をつけられてしまい、今作は過激描写が無かったという感想も見受けられました。

同じ映画を鑑賞しても十人十色の感想がありますが、自分一人で観ただけでは視点が偏ってしまう事もありますし、人の感想や考察、ネタバレなどを見た上で再度映画を鑑賞してみるとまた違った感想が出てくる事もあるかもしれません。初見はネタバレを見ない方が純粋に楽しめるかもしれませんが、どうしても過激な映画は心の準備が必要だという人はネタバレを頭に入れた上で鑑賞してみるのも良さそうです。

ソウの全シリーズのあらすじネタバレまとめ!

映画ソウシリーズの第1弾からファイナル、そしてレガシーまでのあらすじをネタバレを含めてご紹介してきましたが、これまでソウを知らなかったという人はもちろん、既に一度はソウを観ているという人も改めて内容や伏線を含めた復習をする事ができたのではないでしょうか?つい過激さに目が行きがちなソウシリーズですが、物語をしっかり追いかけていくとシナリオがきちんと作り込まれている事が理解できます。

今後第9作目となる最新作の制作の噂もあるソウですが、シリーズを通してのあらすじや様々な感想を含めた考察などもしっかりと確認をした上で、いつ最新作が公開となっても良いよう準備を整えておくのも良いかもしれません。

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