ソウ4（SAWⅣ）のあらすじをネタバレ解説！キャストや結末も紹介

人気映画シリーズのソウが好きだというファンも多いのではないでしょうか？過激な描写もありながら巧妙なトリックやラストで見せるどんでん返しに、気付けばシリーズを夢中になって観てしまったという人もいる筈です。しかしシリーズが長くなってくると、なかなか続きを観る事ができないという人もいるかもしれません。過激な描写があまり得意ではないという人は、事前にあらすじを知っておきたい場合もありそうです。

今回はそんなソウシリーズの第4弾となるソウ4について、ネタバレを含めたあらすじや結末などの情報をまとめてご紹介していきます。更にソウ4に登場するキャストについての情報も併せてご紹介していくので、まだソウ4を観る事ができていないという人でもソウ4の詳しい内容を知る事ができます。自分の目で観るまではキャストやネタバレは知りたくないという人はくれぐれもご注意ください。

ソウ4について詳細なあらすじやネタバレをご紹介していく前に、まずはシリーズの第1弾から時系列順に解説をしていきます。ソウ3までを鑑賞済みだという人はもちろん、まだソウシリーズを観た事が無いという人でもあらすじを把握すればソウ4を楽しむ事ができる様になる筈です。こちらもネタバレを含めた解説となるので、完全に初見で映画を楽しみたいという人はご注意ください。

後に連続猟奇殺人鬼のジグソウとなるジョンが都市開発会社を設立し、ギデオン・ビルという食肉工場を完成させ、妻であるジルと過ごしていた頃の姿を描いたのがソウ3となっています。しかし妊娠中のジルが麻薬常習者のセシルによって1994年に流産させられてしまった事で、ジョンはジグソウとなり1995年にセシルに対して最初のゲームをスタートさせる事となりました。ジグソウ誕生の秘密がシリーズ第3弾で明かされるのです。

2005年にソウシリーズ第1弾のメインとなる、アダムとゴードンのゲームが行われました。更に同年にアマンダを含めた男女8人が密室に閉じ込められ、同時にエリック刑事とジグソウが直接ゲームを行う事となります。結果的に助言を無視したエリックはゲームに敗北し、監禁されてしまう事となります。ジグソウの被害者だと思われていたアマンダが、この時点でジグソウの協力者である事も判明する事となります。

ソウ3とソウ4では2006年に起こったゲームについてが描かれており、ソウ4の弁護士のアートのゲームが行われた後にソウ3のケリー刑事のゲームが開始され、そこで遺体となってしまったケリーをソウ4でホフマンとSWATが発見する事となります。その後ソウ3でジェフのゲームが開始された後、ケリーの遺体を発見したSWAT隊長のリッグもまた、ソウ4でゲームに参加させられる事となってしまいます。

ジェフのゲームが終了すると共に、実は同時進行でジグソウの共犯者であるアマンダにもゲームが仕掛けられていた事が判明します。他の犠牲者とは異なりこれはジグソウの後継者として相応しいかのテストであり、ジグソウの意図を察する事ができなかったアマンダはリンを殺害、その姿を見たジェフがアマンダとジグソウであるジョンを殺害する事で全てのゲームが終了する事となりました。ジョンの死亡には驚かされた筈です。

その後ギデオン・ビルに突入してきたストラム捜査官によって、ジグソウの共犯者であると勘違いされたジェフは射殺される事となります。ジグソウの死亡で全てのゲームは終わりを告げるものと思いきや、司法解剖されたジョンの胃袋の中からはカセットテープが発見されまだゲームは終わっていない事を予感させます。ちなみに食肉工場の名前となった「ギデオン」とは、流産してしまった息子にジョンがつけようとしていた名前です。

続いてはソウ4のあらすじをネタバレも含めて更に詳しくご紹介していきます。ソウ4が公開されたのは2007年で、これまでの事件の主犯であったジグソウの解剖シーンから始まる冒頭はシリーズファンも驚かされるものであったかもしれません。ソウ4のメインとなるのはSWAT隊長であるダニエル・リッグで、ジグソウ不在となった筈のソウ4でも目を覆いたくなる様な過激なゲームが繰り広げられる事となります。

ソウ4では冒頭からジグソウの遺体の解剖シーンになりますが、淡々と解剖が進められていく中で胃袋を切り裂いていくと、驚くべき事にその胃袋の中にはロウで固められたカセットテープが残されていました。呼び出されたホフマン刑事がテープを再生すると、録音された音声はゲームの開始を告げると共に、ホフマンに対して「全員が失敗してしまったが最後に残った君は成功するかもしれない」とメッセージを残します。

二人の男が室内で目を覚ますと、片方は両目を、もう片方は口元を糸で縫い付けられた状態で首輪が嵌められています。目を塞がれたトレヴァーは状況を把握する事ができず混乱し、口を塞がれたアートは宥めようとするものの喋る事ができない為、強制的にゲームがスタートとなってしまいます。手当たり次第に攻撃してくるトレヴァーを殴りつけ、鍵を入手したアートは首輪を外す事に成功しゲームに勝利する事となります。

ケリーの遺体を発見したSWAT隊長のリッグは、制止も聞かず現場へ突入していくも手遅れである事に肩を落とします。現場を見るとケリーは入手した鍵でゲームをクリアしているにも関わらず命を落としており、常に逃げ道を残すジグソウの手口とは異なる事がわかります。ホフマン刑事はリッグに対し、安全確認の大切さを忠告します。そこにFBIのストラムとペレーズが姿を現し、ジグソウの協力者を突き止める事を宣言します。

ジグソウの後継者候補としてアマンダの名前は既に挙げられていたものの、ケリーを拉致する場合には小柄なアマンダでは難しいのではないかという問題点がありました。仮説を立てるストラムは、アマンダの他にもジグソウの協力者が存在しているのではないかと考えます。更にこの時点でソウ3に登場したリンという女医が行方不明になったとの情報が入り、ストラム達はジョン(ジグソウ)の元妻であるジルへ事情聴取を行います。

ケリーの現場検証を終えたホフマンは、立て続けに仲間を失い動揺を見せるリッグに対し自宅に戻るよう指示を出します。帰宅したリッグは妻のトレイシーがまさに家を出ようとしている場面に遭遇し、事件に熱中するあまり夫婦間の溝が深まっている現実を突きつけられます。その後自宅で休んでいる所で人の気配を感じたリッグは、妻が戻ったのかとその姿を探すものの侵入者に襲われて気絶させられてしまう事となります。

目覚めたリッグはジグソウの人形からゲームが始まった事を伝えられ、モニター画面にはエリックとホフマンの姿が映し出されていました。ずっと行方不明であったエリックは首吊りの状態で氷の上に立たされており、氷が溶けて無くなれば首が締まってしまう仕組みとなっています。一方のホフマンは椅子に拘束され、溶けた氷の水が流れると感電死してしまう状態となっており、90分という制限時間が設けられていました。

二人を救う為にゲームを始めたリッグは、売春の斡旋をしていたブレンダという女性の髪が機械に巻き込まれていく現場に遭遇します。どうにかギリギリの所でゲームをクリアするも、直後に自分のゲームが開始となったブレンダは逮捕されない為にナイフを取り出し、リッグへと襲い掛かります。しかしブレンダはリッグに殺されてしまい、次なるゲームに繋がる鍵を見つけたリッグはアレクサンダー・モーテルを目指します。

次なる標的となったのはモーテルの店主であり、連続強姦魔のアイヴァンです。証拠となる写真や映像が流れるモーテルの一室で、アイヴァンをベッドに拘束したリッグはジグソウのゲームにより、自分の目を潰すか体を引き裂かれるか、という選択肢を与えます。60秒しか時間が無い中でアイヴァンは目を潰す事を選ぶも、目潰しは脳をも貫きアイヴァンは死亡します。続くゲームの舞台は廃校で、串刺しの夫婦を目にします。

夫はかつて妻と娘の虐待容疑でリッグと関わっており、背中合わせで何本もの串に突き刺さっている夫婦ですが、妻は夫の暴力を黙っていた罪でゲームの参加者となっていました。串を引き抜く痛みに耐えれば妻は解放されますが、妻とは異なり全ての串が急所を貫いている夫は串を引き抜く事で大量出血による死が待っています。妻はゲームに勝ち、リッグは助けを呼んでその場を後にすると漸く判明した二人の元へと急ぎます。

リッグを容疑者の一人として追いかけていたFBIは、リッグの部屋にジグソウからのメッセージが残されていた事からゲームの被験者の一人であると気付き、リッグの後を追いつつゲームが行われているのが食肉工場だと突き止めます。その現場で建物から出てきた、ソウ3の生存者であるジェフをジグソウの協力者であると勘違いし殺してしまい、その後の捜査の過程で見つけた人形の爆発によりペレーズは重傷を負います。

エリック達が拘束されている場所まで辿り着いたリッグは、エリックの「開けるな」という声にも構わず部屋の扉を開けてしまいます。自衛の為にエリックは手にしていた銃でリッグを撃つものの、映像と同じく氷の上で吊るされていたエリックは頭上から振り下ろされた巨大な氷の仕掛けによって頭を粉砕されてしまいます。残り1秒で止まったタイマーを前に、その場にいたアートはリッグの行動を責めます。

部屋の中で監視役としてモニターを見ていたのは、冒頭のゲームで勝利していたアートでした。アートの首にもまた命を奪う為の装置が取り付けられており、90分を過ぎた後に渡されていたスイッチを押せば解放されるという条件になっていました。しかしそれはリッグの行動によって叶わず、証拠としてスイッチを取り出そうとしたアートは早とちりをしたリッグにより射殺されてしまいます。

ソウ4では物語の主軸として動いていたリッグですが、冒頭で軽率な行動を咎められていたにも関わらず学ぶ事をしなかった為に、探し続けていたエリックの命を奪う結果となってしまいました。しかしソウ4で驚くべきなのはゲームの仕掛けや、ソウ3の内容と同時間軸で進められていたシナリオだけではありません。引き続き多大なネタバレを含め、驚きの結末をご紹介していきます。後継者は誰なのか予想ができていたでしょうか？

エリックと同じく人質として捕らえられていたホフマンですが、アートを撃ち殺し自らも銃弾を受けボロボロになっているリッグの前に、ゲームの仕掛けで感電死したものと思われたホフマンが歩み寄ってきます。冷たい表情でリッグを見下ろし、「ゲームオーバ」を告げるホフマンは、ゲームの参加者ではなく仕掛け人だったのです。刑事でありながらジグソウの後継者であるという結末に驚いたファンも多かったのではないでしょうか？

ゲームを開始する前から、リッグには様々な助言が与えられていました。ホフマン自身からの「未確認の扉は開けるな」という忠告はもちろん、妻からの「全員を救う事はできない」という言葉も仲間を救うという執念に駆られたリッグには届かず、通り過ぎてきたゲームの中でも自分自身を救うのは自分自身であるというメッセージもリッグには伝わる事がありませんでした。

ソウ3でアマンダが目にして涙していた黄色い封筒の手紙も、ジグソウではなくホフマンが仕込んだものでした。女医のリンを誘拐してきたのもホフマンだったのです。リッグを追いかけてきていたものの物音に気付き、ソウ3のラストでゲームを繰り広げられていたアマンダ達の部屋へと足を踏み入れていたストラムは、全てのゲームを終えてやってきたホフマンにより扉を閉められ監禁状態となってしまいます。

冒頭でジグソウの胃袋から取り出されたテープの内容が、物語のラストでも再び流れる事となります。全てのネタバレと結末を知った後に再びこのテープの内容を耳にすると、警察官への挑戦の様にも受け取れていたメッセージが一気に後継者であるホフマンへのメッセージへと変わります。こういったどんでん返しの結末もソウシリーズならではと言えそうですが、警察関係者が後継者であると予想できた人はいたでしょうか？

驚きの結末や驚愕のネタバレをお届けしてきましたが、続いてはそんなソウ4に登場するキャストをご紹介していきます。シリーズ1作目から登場しているキャストはもちろん、今後のキーパーソンとなってくるキャストもいるので、改めてソウに登場するキャストをきちんと把握してシリーズの続編に備えておくのが良いかもしれません。

生年月日：1942年8月7日(現在76歳)
出身：アメリカ合衆国ニューヨーク・クイーンズ区
身長：179cm
出演作品：「ミシシッピー・バーニング」「ダークウォッチ 戦慄の館」「キル・ポイント」
吹替声優：石田太郎

生年月日：1979年1月3日(現在39歳)
出身：ジャマイカ
身長：183cm
出演作品：「ケイブマン」「ルーキーブルー ～新米警官 奮闘記～Rookie Blue」「おとぎ話を忘れたくて」
吹替声優：谷昌樹

生年月日：1965年9月3日(現在53歳)
出身：メルボルン
身長：183cm
出演作品：「モブスターズ/青春の群像」「北斗の拳」「ピケット・フェンス ブロック捜査メモ」
吹替声優：仲野裕

生年月日：1969年8月17日(現在49歳)
出身：マサチューセッツ州ドーチェスター
身長：178cm
出演作品：「シックス・センス」「デッド・サイレンス」「ブルーブラッド ～NYPD家族の絆～」
吹替声優：田中正彦

生年月日：1967年2月20日(現在51歳)
出身：ポルトガル アゾレス諸島テルセイラ島
身長：175cm
出演作品：「ステラ」「ドーン・オブ・ザ・デッド」「ザ・シューター/極大射程」
吹替声優：木下浩之

生年月日：1958年9月11日(現在60歳)
出身：ペンシルベニア州フィラデルフィア
身長：183cm
出演作品：「THEM ゼム」「THE EVENT/イベント」「CSI:マイアミ」
吹替声優：石塚運昇

キャスト陣の秀逸な演技や驚愕の結末で盛り上がりを見せるソウ4ですが、シリーズはもちろんここで終わりではありません。続いてはソウ4の続編となるソウ5以降のあらすじについても簡単にご紹介していきます。思わぬキャストの再登場や意外な人物の行動に驚きの連続となりそうです。ネタバレや結末に向けてのあらすじを知りたくないという人はご注意ください。

ジグソウの元妻であるジルは、弁護士から遺品である木彫りの箱を受け取り、その中身に衝撃を覚える事となります。一方監禁されゲームの被験者となってしまったストラムはどうにか生存し、同じく生還を果たしたホフマンに容疑の目を向け動き出します。また別の場所では首輪を嵌められた5人の男女が新たなゲームの被験者となり、ジグソウの死後に再び結末の見えない新たなゲームが動き出す事となります。

前作で自らの正体を突き止めたストラムを殺害する事に成功したホフマンは、ストラムこそがジグソウの後継者であると見せかける工作を仕掛けます。一方ジグソウの遺品を手にしたジルはジグソウの遺志を受け継ぐ為、密かに行動を開始していきます。また別の場所では保険会社の副社長であるウィリアムが拉致され、新たなゲームの被験者として主軸となり物語が進められていく事となります。

前作で夫の遺志を受け継ぎホフマンを罠にかけたジルは、失敗しホフマンに命を狙われる事になり、ギブソンへの保護を求める事となります。一方ジグソウのゲームの生き残りである事を公表し、メディアで一気に人気を得る事となったボビー・デイゲンは、再びゲームの被験者となりその悪事を暴かれる事となってしまいます。ボビーの元へ集まった被害者の中には、あのゴードン医師の姿もありました。

完結とされていたソウシリーズの再開となる8作目では、10年前に死亡した筈のジグソウが再びゲームを開始するという驚きの幕開けとなっています。公園で見つかった顔が半分無い死体がゲームの開始を告げると共に、とある場所ではバケツを被り鎖で繋がれた5人の男女がゲームの被験者となっていました。予測のつかない結末は是非自分自身の目で確かめてみてください。

ソウ4に関するネタバレや結末についての詳細、更には登場したキャストについてをご紹介してきましたが、ネタバレを見るだけではなく自分の目でその結末を確かめる事で、また新しい発見をする事もあるかもしれません。物語の中に散りばめられた伏線の数々は、一度映画を観ただけでは発見しきれない場合もありそうです。登場人物が多くキャストを把握しきれなかったという人もいるのではないでしょうか？

9作目となる続編の制作も噂されているソウシリーズですが、各シリーズの結末をしっかりと頭に入れた上で最新作の発表を待ちたいものです。過激な描写につい目を覆ってしまいがちなソウシリーズも、伏線をしっかりと頭に入れた上で物語を楽しむ事ができれば、より深くソウの世界を理解する事ができるかもしれません。見知ったキャストが登場するかどうかについても要注目です。