2018年10月04日公開
2018年10月04日更新
ゴースト・イン・ザ・シェルの実写映画のあらすじは?評価が低い理由や感想を考察
1995年の押井守監督のアニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』はアメリカではビデオの週間売上げ1位を記録したこともあるカルト的人気を誇る作品です。その初の実写映画となった『ゴースト・イン・ザ・シェル』は紆余曲折を経て制作をされましたが、その評価は割れています。この記事では実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』のあらすじやキャストの紹介に加えて、見た人の感想や評価の理由についての解説をまとめました。
目次
ゴースト・イン・ザ・シェルの実写映画が気になる!
実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』のあらすじや、キャスト、評価についてまとめました。日本で生まれた『攻殻機動隊』シリーズは1990年代にアメリカでヒットし、その後日本でも多くのファンが生まれた人気アニメシリーズです。初の実写映画となった『ゴースト・イン・ザ・シェル』ですが、その評価は割れています。この記事ではあらすじはもちろん、見た人の感想や評価も紹介します。
ゴースト・イン・ザ・シェルとは?
実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』は2017年3月31日にアメリカで公開されたSF映画です。監督を務めたのはルパート・サンダースです。ルパート・サンダースはイギリス出身であり、TVCMの映像制作などに携わったのち、2012年の『スノーホワイト』でハリウッド映画の監督デビューを果たしました。実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』2つ目の映画監督作品となります。
実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』の原作は日本の漫画『攻殻機動隊』です。『攻殻機動隊』は1989年に初めて掲載された士郎正宗による漫画作品です。漫画作品でありながら、緻密な設定が書きこまれたSF作品として高い人気をがあり、アニメ映画が作られたことによって世界的な人気を獲得します。
1995年のアニメ映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は日本だけではなく、海外で人気が高い映画として知られています。監督は、映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』などで知られる押井守です。映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』に影響を受けたSF映画制作者は多く、映画『アバター』のジェームズ・キャメロンや、映画『マトリックス』のウォシャウスキー姉妹などの名前が挙がっています。
アニメ映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は2004年に続編であるアニメ映画『イノセンス』が公開されています。監督は同じく押井守ですが、どちらも押井守監督の作家性が現れている哲学的な映画と言われています。一方、『攻殻機動隊』を原作としたテレビシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』も制作されました。こちらは映画『009 RE:CYBORG』などを手掛けた神山健治が監督を務めています。
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズは映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』と原作を同じくしながらも、エンターテイメント性の高い作品となっており、数ある日本のアニメの中でも非常に高い人気があります。シリーズは3作品作られており、「平成14年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞」などを受賞するなど、高く評価されています。
さらに、2013年からは『攻殻機動隊 ARISE』として原作漫画、アニメ映画、テレビシリーズに続く4番目の攻殻機動隊としてリブートされたアニメ映画が展開されました。総監督は映画『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』で作画監督を務めていた黄瀬和哉で、シリーズ構成は 『マルドゥック・スクランブル』で知られる冲方丁です。『攻殻機動隊 ARISE』は再構成されたテレビバージョンも放送されました。
このように多くのシリーズが展開されている『攻殻機動隊』ですが、実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』はこれらの『攻殻機動隊』の要素を組み合わせたあらすじになっています。このため、これまでの『攻殻機動隊』シリーズのあらすじを知っていると、シリーズへのオマージュがよく分かると言われています。
ゴースト・イン・ザ・シェルのキャストを紹介!
あらすじの紹介の前に、実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』のキャストを紹介してます。実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』ではスカーレット・ヨハンソンやビートたけしといったキャストに注目が集まる一方、日本ではあまり知られていないキャストが脇を固めていました。
また、実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』の日本語吹き替え版のキャストはアニメ映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』や、テレビシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』に準拠したキャストになっています。このため、アニメ映画ファンには日本語吹き替え版の視聴を進めている人も見受けられました。
スカーレット・ヨハンソン/ミラ・キリアン少佐
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実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』の主人公、ミラ・キリアン少佐を演じたのはスカーレット・ヨハンソンです。スカーレット・ヨハンソンは映画『アベンジャーズ』などに登場するナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ役などで知られています。声の演技も評価されており、アニメ映画『SING』や映画『her/世界でひとつの彼女』などにも出演しています。
ピルー・アスベック/バトー
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実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』で少佐の同僚、バトーを演じたのはピルー・アスベックです。バトーは義眼の大男というキャラクターですが、実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』の再現度の高さは話題となりました。キャストのピルー・アスベックは2016年のマット・デイモン主演映画『グレートウォール』などにも出演しています。
ビートたけし/荒巻大輔
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実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』で少佐の上司、荒巻大輔を演じたのはビートたけしです。実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』での荒巻は、他のシリーズと違って直接戦闘する場面が多く、演じているのがビートたけしということもあって、北野映画のキャラクターのようだと評価されていました。実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』の特徴としては字幕版でも日本語でセリフを話しています。
ジュリエット・ビノシュ/オウレイ博士
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実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』で少佐のメンテナンスを担当したオウレイ博士は実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』のオリジナルキャラクターです。キャストはジュリエット・ビノシュです。フランス出身のジュリエット・ビノシュは映画『イングリッシュ・ペイシェント 』や映画『ショコラ』などに出演しています。多くの映画賞を受賞した経歴を持ち、高い演技力を評価されている映画女優です。
マイケル・カルメン・ピット/クゼ
実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』で謎の男・クゼを演じたのはマイケル・カルメン・ピットです。クゼは神山健治監督のテレビシリーズ第2期の重要キャラクターと似た設定を持つキャラクターです。キャストを務めたマイケル・カルメン・ピットは2004年の映画『ヴィレッジ』などに出演しています。マイケル・カルメン・ピットが本名ですが、マイケル・ピットの名義でも多くの作品にクレジットされています。
チン・ハン/トグサ
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実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』で公安9課のメンバー・トグサを演じたのはチン・ハンです。チン・ハンはシンガポール生まれの俳優です。2008年の映画『ダークナイト』や2014年の映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』といった作品にも出演しています。
桃井かおり/ハイリ(素子の母親)
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実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』で少佐(本名・草薙素子)の母親ハイリを演じたのは桃井かおりです。桃井かおりは2006年にアメリカ合衆国映画俳優組合に加入しているため海外映画にも多く出演しています。実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』ではビートたけしとは違い、セリフは英語です。日本語吹き替え版では大西多摩恵が声を当てています。
ピーター・フェルディナンド/カッター
実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』でハンカ社の社長であり、最後の敵となるカッターを演じたのはピーター・フェルディナンドです。ピーター・フェルディナンドは2015年の映画『名もなき塀の中の王』、同年の映画『ハイエナ』、2016年の映画『ハイ・ライズ』などに出演しています。
ゴースト・イン・ザ・シェルの実写映画のあらすじとは?
ここからは実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』のあらすじを紹介していきます。映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』の簡単なあらすじは「機械の身体となって警察官として働く主人公が、事件を追ううちに、自身の本当の記憶に辿り着く」というものです。映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』の結末まであらすじを紹介するため、ネタバレにはご注意ください。
序盤のあらすじ
まずは序盤のあらすじの紹介です。人類が身体の一部を義体化(サイボーグ化)することが一般的になった近未来。軍需企業ハンカ・ロボティクス社は政府と共同で、脳以外の全身をサイボーグ化をする人の形をした兵器の開発を進めていました。その実験体となった女性はミラ・キリアン少佐。全身サイボーグ化の世界初の成功例となった少佐は、一年後、電脳テロ犯罪を取り締まる「公安9課」で働いていました。
ある日、任務で要人たちの集まるビルの屋上に赴いた少佐は内部の様子を探っていました。建物の中ではハンカ社のオズモンド博士が会食をしています。そこで給仕をしていた芸者ロボットが突然、要人たちを襲撃しました。異変を察知した少佐はビルの窓ガラスを割って現場に突入します。少佐は光学迷彩によって姿を消すことができ、体術や武器の扱いにも長けています。暴走した芸者ロボットを制圧しました。
しかし、オズモンド博士は死亡してしまいます。芸者ロボットは機能停止前に「ハンカ社と組んだら終わりだ」と警告し、少佐は気になります。自室に戻った少佐は最近幻覚症状が酷くなっていることを気にしていました。自室にはいないはずの猫の姿が見えます。少佐は処方されている薬を首の裏のプラグの挿入口から投入します。
クゼという名のテロリスト
続いて、序盤以降のあらすじを紹介していきます。少佐は芸者ロボット暴走の原因を調べるため、危険を承知で芸者ロボットのネットワークにハッキングします。そこで、「クゼ」という男の手がかりを得ました。「公安9課」のメンバーとも検討し、芸者ロボットを操っていたクゼの捜査を開始します。少佐は同僚のバトーと共にとあるバーに向かいました。調査をしていると襲撃され、店内で銃撃戦が始まります。
バトーと協力してバーの奥を調べる少佐。そこで再び激しい幻覚を見ます。なぜ同じ幻覚を見るのかわからない少佐ですが、奥に進むと「クゼ」の存在を感じます。しかし、そこには爆弾が仕掛けられていました。少佐の身体は大きな損傷を受け、バトーは視力を失います。助け出されたふたりは身体を修復しますが、バトーは機械の目になっていました。
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少佐は機械の身体であるため、修復は容易です。少佐のメンテナンスを担当しているオウレイ博士は全身義体化にも携わっていた人物であり、少佐が信頼を寄せる数少ない人物でした。幻覚のことを相談すると、オウレイ博士は新たな薬を少佐に渡しました。一方、少佐の上司である荒巻はハンカ社の社長カッターから少佐の扱いについて警告を受けますが、あくまでも総理の指示に従うと意見を退けました。
プロジェクト2571の関係者
「プロジェクト2571」というファイルを見ていたダーリン博士がクゼによって始末されます。現場に向かった少佐はプロジェクト2571に関わった人物が狙われていることに気付きます。リストにはオウレイ博士の名前もありました。連絡の取れないオウレイ博士を保護する必要があります。同じ頃、クゼがゴミ収集車のドライバーをハッキングしていました。オウレイ博士の乗った車と接触事故を起こします。
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「2571について話せ」と尋問しているところへ、少佐たちが駆け付け、戦闘になります。逃げ出したドライバーを少佐は単独で追いました。少佐はドライバーを圧倒して連行します。しかし、ドライバーは操られていただけであり、クゼのことは何も知りません。尋問中に再びクゼにハックされたドライバーを解析し、公安9課はクゼの位置を突き止めました。異常をきたしたドライバーは自害します。
クゼの正体
公安9課のメンバーは武装してクゼの元へ急ぎました。そこでは何十人もの人々が有線でネットワークに繋がっていました。クゼは人間の精神を使った独自のネットワークを形成していたため、通常の捜査では見つけることが出来なかったことに少佐が気付きます。その後、襲撃された少佐が意識を取り戻すと、拘束されていました。そこでクゼと対話します。
クゼは少佐と同類だと言います。クゼは少佐と同じように全身義体化の実験「プロジェクト2571」の被験者でした。クゼは失敗作とされており、次の被験者となったのが少佐でした。少佐は実験の成功例です。クゼに解放された少佐は、クゼに銃弾を浴びせました。しかし、義体化されている身体に対したダメージは与えられません。そこで、クゼの身体に少佐がよく目にする幻覚の絵が描かれていることに気付きます。
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少佐は実験の被験者ということ以外にもクゼとの繋がりがあると感じます。クゼは薬は使うなと警告します。薬は真実の記憶を抑えるためのものだからです。「ゴーストは君自身のものだ」とクゼは言います。ゴーストとは魂や精神といった概念です。バトーたちが助けに来たのでクゼはその場を逃げました。
オウレイ博士の告白
オウレイ博士のもとを訪れた少佐は、実験の被験者の数を訪ねます。98回実験をしているとオウレイ博士は言いました。あまりに多くの犠牲者がいることに少佐は憤りました。そして、被験者たちはどのように集められたのか尋ねます。手配はカッター社長がしていたとオウレイ博士は答えます。さらに、少佐の記憶は実験のために植え付けられたものであることがわかりました。
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その後、少佐はハンカのセキュリティ部隊に拘束されます。カッターは少佐はテロリストに寝返ったということにし、オウレイ博士に少佐の処分を命じます。しかし、オウレイ博士は少佐を処分するふりをして、真実に辿り着くデータを渡して少佐を逃がしました。怒ったカッターはオウレイ博士を射殺し、荒巻には少佐が殺害したという報告をします。カッターは公安9課に手を引くように告げました。
本当の敵はハンカ
オウレイ博士に託された情報をもとに、少佐はとある住宅を訪ねます。そこには一年前に娘が死んだという女性が住んでいました。娘の名前はモトコ。それこそが少佐の本当の名前でした。中年女性は少佐の実の母親です。モトコと呼ばれていた頃は、反テクノロジー主義を掲げた仲間たちと活動をしていたのです。「あなたは誰なの?」と聞かれた少佐は激しく動揺し、「わからない」と答えました。
少佐は判明した事実を荒巻に伝えました。クゼもハンカの被害者のひとりであると言う少佐に対し、荒巻は証明できるか尋ねました。少佐はオウレイ博士の死を伝えられます。カッターを追求する手がかりはクゼしかありません。ふたりが秘密裏に動き出すのを、カッターは盗聴していました。車に乗り込んだ荒巻は襲撃されますが、敵を返り討ちにします。バトーやトグサも同じような状況になっていました。
最後の戦い
かつての隠れ家に辿り着いた少佐は、再び幻覚を見ます。それはモトコと呼ばれていた頃の記憶のフラッシュバックでした。そこへクゼも現れます。少佐はかつてクゼと仲間であり、家族のような存在であったことを思い出します。クゼの本当の名前はヒデオ。かつてのモトコの恋人でした。クゼもモトコのことを思い出します。クゼはモトコをネットワークに誘い、復讐をしようと言います。そこで爆発が起こります。
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カッターは多脚戦車ロボットを操って少佐たちを攻撃しました。瓦礫にまみれた少佐でしたが、光学迷彩で姿を消してロボットに近付き、制御装置を無理やり破壊しました。義体の限界を超えた力を発揮したため体はボロボロです。少佐とクゼは並んで横たわりました。カッターの指示を受けた狙撃兵がクゼの頭を撃ち抜きます。その後、9課のメンバーが狙撃兵を倒しました。生き残った少佐はバトーに救われました。
実写映画ゴースト・イン・ザ・シェルの結末
カッターのもとを訪れた荒巻は、少佐の同意を得た上でカッターを銃殺します。後日、少佐は草薙素子(くさなぎもとこ)と書かれた墓を訪れていました。そこに母親もいました。ふたりは抱き合います。そして、公安9課としての日常に戻った少佐は「記憶ではなく、何をするかが自分を決める」と言います。荒巻は「お前に任せる」と少佐に命じます。ビルの屋上から飛び降りた少佐は光学迷彩でその姿を消すのでした。
ゴースト・イン・ザ・シェルの実写映画の評価が低い理由とは?
キャストに問題がある?
実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』はアメリカでは低評価が下されました。その理由がキャスティングにあると言われています。押井守監督のアニメ映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』がかつて大ヒットしたこともあり、実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』も期待されていました。しかし、キャストが発表されると「ホワイトウォッシングである」と批判が起こりました。
「ホワイトウォッシング」とはハリウッド映画の主役に白人が起用される傾向を非難する言葉です。実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』も原作では草薙素子という日本人のキャラクターです。アジア系の俳優ではなく白人のスカーレット・ヨハンソンが起用されたことが問題となりました。アメリカでは人種差別問題が根強いため、しばしばキャスティングの問題で映画が低く評価されることがあります。
一方で、原作が生まれた日本では、ホワイトウォッシングに反応する意見はほとんど見受けられませんでした。アニメ映画版を作った押井守でさえ、スカーレット・ヨハンソンの起用を肯定的に受け止めているため、海外で下された実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』への低評価は日本ではあまり深刻に受け止められていないようでした。
ゴースト・イン・ザ・シェルの実写映画を観た人の感想とは?
実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』を見た人の感想や評価は賛否両論でした。アニメ版は非常に人気が高い反面、難解なあらすじの作品でした。実写映画版はわかりやすいあらすじになった代わりに原作にある哲学的な雰囲気が失われているという評価がありました。
映画「ゴースト・イン・ザ・シェル(吹替版)」、見てる。実写だ。字幕版は見たけど、これは圧倒的に吹替のほうがいいなー。声優が田中敦子、大塚明夫で超アニメ版な雰囲気ステキ! 実写のCGはカッコいい。エンドロールの川井憲次さんの曲も楽しみ #movie
— ツキミネコ (@tsukimicat) September 30, 2018
一方で、アニメのシーンを彷彿させる映像美や、吹き替え版のキャスティングを高く評価する感想も多く見受けられました。
ゴースト・イン・ザ・シェルの実写映画のあらすじまとめ!
実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』のあらすじや評価についてまとめました。『ゴースト・イン・ザ・シェル』はアニメシリーズの要素をふんだんに取り入れて再構成したあらすじとなっているようです。特別に高い評価が下されているわけでありませんが、見所のある映画とも評価されていました。まだ見ていないという方は、ぜひ一度ご覧ください。