2018年10月03日公開
2018年10月03日更新
ゴースト・イン・ザ・シェルのアニメ映画のあらすじ!ネタバレ解説【攻殻機動隊】
2017年に実写化もされた押井守監督の1995年に登場した名作アニメ映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』についてあらすじやネタバレを含めつつ難解ながら魅力的な世界観について解説いたいます。今からでも楽しめる攻殻機動隊のあらすじは?公安9課とは?押井節満載と言われるそのストーリーのあらすじと読み解き方は?圧倒的なサウンドとアニメならではの映像美で描かれる攻殻機動隊『ゴースト・イン・ザ・シェル』の魅力ある世界観へご招待しましょう。
目次
ゴースト・イン・ザ・シェルのアニメ映画のあらすじに迫る!
皆さん、押井守によって製作された1995の名作アニメ映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』はご存知ですか?『マトリックス』(1999)など海を越えて多くのSF作品に影響を与え、未だにシリーズ作品が製作され続けている『ゴースト・イン・ザ・シェル』と攻殻機動隊シリーズの魅力についてネタバレを含むあらすじのご紹介と世界観の解説をしていきましょう。
ゴースト・イン・ザ・シェルのアニメ映画作品情報
『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(ゴースト・イン・ザ・シェル / こうかくきどうたい)』は士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』第1巻を原作としつつ1995年に押井守監督が映画化したアニメ映画です。近未来の日本を舞台に草薙素子率いる公安9課の面々が電脳犯罪に立ち向かう様を85分で描いています。
CGとセル画を組み合わせた当時最先端の技術をProduction I.Gというアニメ制作会社では集結しており、この深すぎる世界観と色鮮やかに泥臭く描かれる近未来の風景は『ブレードランナー』(1982)に通じる美しさがあり海外でもかなり多くの人々に影響を与えたと言われています。2008年には全カットを完全リニューアルした『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0』が放映されました。
原作は士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』!
アニメ映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』の脚本と世界観部分の根幹を担っているのは漫画『攻殻機動隊』。こちらでも社会的な問題を取り扱いつつ、独特な絵柄とコマを埋めつくさんばかりの長台詞でカルト的な人気を今でも誇っています。ここで少し漫画版の誌面を覗いてみましょう。
大写しの美しいカラーとシリアスに語られていく世界観や迫力のアクションシーンなど、映画版に引けをとらない深さが1ページ1ページに籠められています。映画版では1巻の内容を主に原作として映画化しているのですが、バトーが原作だとコミカル担当だったり、トグサが映画版よりも嫌味っぽい性格設定になっていたりと、より感情面での表現が映画よりも幅広いトーンで描かれているのが特徴です。
まだまだ広がる攻殻機動隊ワールド解説①:アニメ映画『イノセンス』
2005年に押井守監督によって製作された『ゴースト・イン・ザ・シェル』の続編にあたるアニメ映画。少女型の愛玩用ガイノイドの暴走をきっかけにしてバトーとトグサが捜査に乗り出し択捉経済特区へと向かうお話です。ネタバレを避け、あらすじは以降シリーズに関しては割愛しますが、『ゴースト・イン・ザ・シェル』に引き続き色鮮やかな世界が圧倒的サウンドと共に描かれているのが特徴的です。
まだまだ広がる攻殻機動隊ワールド解説②:アニメ『攻殻機動隊』S.A.C.シリーズ
2002年、2004年、2006年と続けて放送されたTVアニメシリーズ。こちらは『精霊の守り人』(2007)でお馴染みの神山健治監督が担当し、近未来の世界観ながら「薬害」「移民問題」「高齢化問題」などの現代にも通じる課題をベースにしながら草薙素子たち公安9課の活躍を描いています。
アニメ映画版『ゴースト・イン・ザ・シェル』とは設定が異なったりラストのあらすじを採用捨と整合性がTVアニメ版ではとれないため、第三の「攻殻機動隊」としてこのシリーズは表現されているのがこのシリーズです。
まだまだ広がる攻殻機動隊ワールド解説③:アニメ『攻殻機動隊 ARISE』シリーズ
キャストを大幅に変更し、アニメ映画版『ゴースト・イン・ザ・シェル』の前の時間軸、公安9課の設立及びメンバーの合流、ならびに当時草薙素子が所属していた陸軍機密部隊「501機関」に焦点をあてたストーリーを4部作にしてアニメ映画として放映しました。士郎正宗の原作、押井守の劇場版、神山健治のS.A.C.に続く「第四の攻殻」と表現されています。
攻殻機動隊と世界線を共にするシェアワールド作品解説:『アップルシード』
士郎正宗のメジャーデビュー作となったSF漫画である『アップルシード』は『ゴースト・イン・ザ・シェル』と同じ世界線と歴史感を共有する作品で、技術面でも同じロジックで語られる面が多く存在します。大西洋のアゾレス諸島とカナリア諸島の間に密かに建設が進められていた人工島オリュンポスを舞台にデュナンと戦闘サイボーグであるブリアレオスが捜査官として活躍する様が描かれているのです。
こちらは1988年にガイナックスの片山一良監督によってOVAアニメ化され、その後2004年と2007年にCGアニメ映画としてシリーズは放映されています。
ゴースト・イン・ザ・シェルのアニメ映画登場人物や声優は?
この章では、アニメ映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』に登場する魅力的なキャラクターたちの解説や担当声優についてネタバレしない範囲で解説いたします。
草薙素子/田中敦子
幼少の頃に全身を義体化した女性型サイボーグの捜査官。「公安9課」と呼ばれる内務省・首相直属のテロに対する攻性組織・防諜機関に所属し、荒巻大輔の指揮の元で現場指揮官的立場を担っているのが彼女です。
仲間内からの通称は「少佐」あるいはジョーク交じりだと「メスゴリラ」で、その通称通り軍部上がりという戦闘技術にも戦術面の判断力にも特化した人物でもあり、劇中でもかなり荒っぽいアクションを重厚感としなやかさを持ってこなしています。また、ウィザード級のハッキングスキルの持ち主でこの能力が本作のあらすじにかなり関わってきているのですが、ネタバレは次の章に持ち越しましょう。
アニメ映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』での声優は田中敦子さんと、使用する義体によって坂本真綾さんのダブルキャストの形をとっている名言の多い魅力的なキャラクターです。余談ながら解説すると押井守版の草薙素子は40代後半という設定であり、田中敦子さんの色っぽい声で放たれる凛としたセリフは設定以上に重みが感じられると評判になっています。
バトー/大塚明夫
元レンジャー4課に所属していた男性型の高出力義体を持つパワー型サイボーグの捜査官。草薙素子のことを「少佐」と呼んで慕っておりアニメ映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』でもその気遣いは忘れません。映画版だとハードボイルドな面の強い彼ですが、原作の漫画だとコミカルな表情も見せることがあります。
アニメ映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』での声優は大塚明夫さんで、低くハードボイルドに語ったりあるシーンでは感情的に高ぶった声をあげたりしています。大塚明夫さんのバトーはこのあとアニメ『攻殻機動隊 ARISE』シリーズとゲーム機以外の全ての攻殻機動隊で登場することになります。
トグサ/山寺宏一
元警視庁捜査一課特務班の刑事で、草薙素子によって公安9課に引き抜かれてきた男性捜査官。世帯持ちゆえか「電脳化はしていても脳味噌はたっぷり残っているし、ほとんど生身」と素子に称されるほど義体化率は低く、2029年からすると古風なマテバ社製のリボルバー(M-2007)を使用しており「マテバなら」という短いセリフはよくネタにあがることが多いです。
担当声優は山寺宏一さんで『ゴースト・イン・ザ・シェル』内では公安9課の新米捜査官として焦りなどの感情を見せつつも刑事上がりの洞察力を遺憾無く演じきっています。山寺宏一さんとSFというと、『カウボーイビバップ』(1998)のスパイク・スピーゲル役を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
荒巻大輔/大木民夫
草薙素子やバトーたちを率いている内務省公安9課の部長。かつては陸自情報部に所属しており、優秀な軍情報部員として活躍していました。電脳化をトグサ同様行っておらず、課員から親しみを込めて「猿オヤジ」「オヤジ」と呼ばれている背の低い男性です。主に交渉役として裏舞台を支えています。
アニメ映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』での担当声優は2017年に亡くなってしまった大木民夫さん。『ハリーポッター』シリーズでアルバス・ダンブルドア役を吹き替えしていたり多くの渋い役を吹き替えしていた声優さんで、『ゴースト・イン・ザ・シェル』でも威厳ある演技を見せています。国内でも『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』(1992)のラスプーチンなど多くの役を手がけていました。
人形使い/家弓家正
多くが謎に包まれる、アニメ映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』に登場するもうひとりのウィザード級ハッカーにして本事件のキーマン。ネタバレはこの章では避けますが、担当声優は『未来少年コナン』(1979)のレプカでお馴染みの家弓家正さんと、『機動戦士Ζガンダム』のハマーンカーン役などを勤める榊原良子さんのダブルキャストで不気味で蠱惑的なキャラクターを演じています。
ゴースト・イン・ザ・シェルのアニメ映画あらすじをネタバレ解説!
あらすじ:公安9課に所属する草薙素子
企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても国家や民族が消えてなくなるほど情報化されていない近未来。そんな世界観のなか、「プロジェクト2501」に関わったプログラマの国外への引き抜きを行おうとしている外交官の取り押さえのため公安9課と草薙素子は出動します。発砲する外交官の護衛たちを光学迷彩を使ってこの件を担当していた6課ごと出し抜く素子。印象的なシーンと共に物語は幕を開けるのです。
ネタバレありあらすじ:人形使い
そんななか、外務大臣の通訳の電脳がハッキングされるという事件が発生します。超ウィザード級ハッカーである「人形使い」がガメル共和国との秘密会談を襲撃しようとしたというのです。ここから公安9課の面々は「人形使い」のハッキング経路とその正体についての捜査に本格的に乗り出します。
そしてアクセスポイントを逆探知すると、清掃員たちに行き当たります。「浮気をしでかそうとしている女房にハッキングした」「天使のように可愛い娘がいるんだ」と話す清掃員。ただの清掃員の筈の彼らの手には重火器と光学迷彩が渡されハッキングがバレたと知るや否や追ってきた素子とバトーとトグサに対して銃撃を行うのでした。
捕らえた清掃員をみて素子は「母親の顔、生まれた町の風景、子供頃の記憶。何か一つでも覚えているか?」と問います。このセリフは後々本作を観る上でキーになってくる『ゴースト・イン・ザ・シェル』の象徴的なセリフなので覚えておくといいでしょう。
ネタバレありあらすじ:疑似的人生
清掃員に取り調べをするトグサ。調べていくうちに恐らく彼らが「人形使い」によって記憶を操られ書き換えられ、本人は無自覚のうちに自分の狙いではなかった秘書官の電脳にハッキングを仕掛けテロを起こしかけた人間たちであることに気付きます。その事実を告げると、清掃員は目を疑い「そんな、まさか?」とトグサに必死に自分の記憶にある身分を証明しようとします。
しかしトグサの手元には同僚に見せようとした家族写真があり、そこには「誰も写ってない」のです。10年以上前からひとりっきりで生活してきたという真実を「ウソ夢」と表現し治してほしいと訴える清掃員。そんな取り調べの風景をみて素子は「自分が自分である要素」についてふと思い悩み海に潜るのでした。
溺死を危惧して助けに入りどうしたのかと問うバトーに義体化した自分たちを自分たち足らしめる要素を語る素子。「今、我等、鏡もて見る如く見るところおぼろなり」そんな不可解な言葉が浮かびバトーは他人を見たような気分になるのでした。
ネタバレありあらすじ:プロジェクト2501
ニューポート・シティにあるメガテク・ボディ社の工場ラインがハッキングされ1体の女性型義体が生産され逃走します。その義体が事故に遭い、「人形使い」である疑いがあるため公安9課のラボに移送されます。提出された写真を見てより一層眉を顰める素子。
「もしかしたら、自分はとっくの昔に死んじゃってて、今の自分は電脳と義体で構成された模擬人格なんじゃないか、 いや、そもそも、あたしなんか存在しなかったんじゃないか」その悩みを解明するためにも素子はもうひとりのウィザード級ハッカーである「人形使い」と対峙することになるのです。
ラボに派遣されてきた技術者を怪しみつつ、同行した6課中村の口から「人形使い」をその女性義体に閉じ込めた旨と本体である生身の肉体は殺害済みだという真実を聞かされます。その上で、「人形使い」本人が、「1生命体として政治的亡命」を希望するのでした。そして「彼」は己のことを情報の海で発生した生命体「プロジェクト2501」であると表明し、その瞬間に技術者たちが豹変。「人形使い」を拉致し脱出してしまうのです。
「プロジェクト2501」について調べる公安9課の面々たち。そうして物語冒頭の亡命しようとしたプログラマーによって作られた「プロジェクト2501」が、外務省が外交上の横車を押す為に作り上げたプログラムであることを突き止めます。それがなんらなの原因で制御できなくなり慌てて回収を図ったために拉致やテロの流れを自ら作り出したことが発覚します。「人形使い」を巡る争奪戦が発生するのです。
超ネタバレありあらすじ:多脚戦車
「人形使い」の義体を追う素子たち。義体が古い博物館に運ばれたのを知ると、素子は単身天窓からの侵入を試みます。しかし、そんな素子を待っていたのは軍用の大型多脚戦車「T08A2アラクニダ」であり、ここで素子vs多脚戦車の熾烈な戦闘が勃発するのです。
強固すぎる走行と火力に圧倒される素子。なんとか左腕ガトリング砲を破壊して右腕のガトリング砲も弾切れに追い込み、直にコクピットハッチの排除を試みようとするも、素子の手足が千切れアラクニダの作業用アームで頭を鷲掴みにされてしまいます。間一髪、握り潰される間際にバトーが合流し、アラクニダを撃破。素子はバトーの助けを借りてついに「人形使い」の電脳へと潜るのでした。
超ネタバレありあらすじ:超ウィザード級ハッカー
「人形使い」の電脳のなかで9課に逃げ込んだ本当の理由を打ち明ける「プロジェクト2501」。自分という生命体を完全な存在にするため、草薙素子という「子孫の残して種を得るという生命としての基本プロセスが存在する」超ウィザード級ハッカーと同化統合されたいと言うのです。
6課すら狙いにくるプログラムとしての高性能さと引き換えに生命体としての存続と発信を求める「プロジェクト2501」の誘いに、「自分であり続けられる証明」と「自分を選んだ理由」を問う素子。その答えを聞いた素子と「人形使い」を空からの狙撃の魔の手が襲い、彼女たちの体は破壊されてしまいます。
超ネタバレありあらすじ:人となりては、童のことを棄てたり
シーンはバトーのセーフハウスへ。素子が意識を取り戻すと少女型の義体に精神が収まっており、バトーから素子と「人形使い」の2体の義体は義体の残骸を回収。辛うじて損壊をま逃れた素子の脳殻を元にこうして移植を行ったのだと言うのです。9課は襲撃事件をテロリストの犯行として発表し、その見返りに外務大臣は辞任。6課の中村部長は査問され、素子は社会上、事実上の死を迎えたのです。
そうして真相を知った素子は「人形使い」と素子のどっちなんだと問うバトーに「此処には、「人形使い」と呼ばれたプログラムも少佐と呼ばれた女もいない」と告げ彼にあてがってもらった義体と車を使ってセーフハウスを去り、「さてどこへ行こうかしらね。ネットは広大だわ」という「人形使い」とも素子ともとれる言葉を漏らすのでした。
ゴースト・イン・ザ・シェルのアニメ映画テーマ曲が素晴らしい!
ネタバレ解説あり:川井憲次作曲のテーマ『謡 - Reincarnation』
『ゴースト・イン・ザ・シェル』の世界観をより深くより蠱惑にしているのがこの川井憲次作曲、西田社中という女性民謡グループのテーマ曲『謡』です。実はその歌詞は古語で構成され、自然の情景を歌うようでいて本作のネタバレに大きく関わる根幹のテーマを歌っているのです。この様式は続編『イノセンス』でも引き継がれます。
我が舞えば 麗し女 酔いにけり 我が舞えば 照る月 響むなり 結婚に 神降りて 夜は明け 鵺鳥鳴く 遠神恵贈
解説を入れさせていただくと、この歌詞は「人形使い」が素子の元へゆき結婚したとも解釈される歌詞になっています。
曲名の「Reincarnation」も「生まれ変わり」を意味する英単語であることから、エンディングの解釈としても「素子と「人形使い」は融合を果たし、童女の姿で生まれ変わった」とするのが妥当ではないかと推察されています。
ゴースト・イン・ザ・シェルのアニメ映画を観た感想は?
映像と音楽の噛み合わせが素晴らしい!
やはり『ゴースト・イン・ザ・シェル』の魅力として映像美や音楽を高く評価する意見は多く見られています。
映像素晴らしい....街並み...ネオン...雨...作画が本当に美しい。 ゴミ収集車カーチェイス後、光学迷彩を使う男とのバトルシーンの、 香港の街並みのような雑居ビルの谷間、 天を見上げるシーンで超興奮!!絵が凄い!!! 音楽も和の雰囲気を醸しながらもすごく不気味で興奮した...
監督自身もその点はかなり拘っているポイントだったということから、熱の入りようと世界観への引き摺り込み方に大きな魅力が潜んでいるのは間違いと指摘するファンもいるようですな。
テーマが深い!
「自分を自分たらしめるものは何か」「自分は何者なのか?」まるでV・S・ラマチャンドランの『脳のなかの幽霊』(1998)のような哲学的な問いにゾクゾクする方も多かったようです。
高度な科学技術が絶え間なく新種の知的プログラムを創出する世界の中で、 生命や自己存在の定義とは一体なんだろうと思った。 血肉が備えたものだけが自我を持ちうるのだろうか。 もしくは、コンピューターにも自我(魂)があるとすれば、 人間は果たして何をもって人間たる証明をできるのか。
昨今ではすっかりお馴染みの「AIに心はあるのか」問題など、時代を先駆けて問いかけられた問題提示は刺激的かつ蠱惑的に映ると評判です。
難解すぎる押井節
ただでさえもハードルの高いSFものという題材に押井守監督の登板とあっては避けられないと言われているのが長所であり短所でもある「押井節」。
難解だったので理解が追いつかなかったけれども ブレードランナーに近いものなのでしょうか。 追いつかなかったけども どこまでも続くような奥行きを感じられました。 声優も作画も素晴らしい。 フラグっぽいものもきっと俺の理解力の無さで見逃している…。悔しい。
長台詞とマニアックな哲学の名言や漢詩などの引用されるそれに「難解すぎてわからない!」という声も多くあがっています。当記事のような解説文を読んだり自分で調べてやっと意味まで理解する例も少なくないようです。
余談ながら解説すると、押井守監督の長台詞はシリアスなSF作品だけでなく『うる星やつら』のようなコメディタッチのものまで広く適応されており、台詞だけで「押井監督の作品だ!」と判別出来てしまうほど独特な世界観を持っていると定評があるようです。
ゴースト・イン・ザ・シェルのアニメ映画のあらすじまとめ
アニメ版映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』のあらすじ解説はいかがでしたか?魅力ある攻殻機動隊の世界はTVアニメやアニメ映画に止まらず、なんと昨年2017年にはスカーレット・ヨハンソン主役の実写映画としても語られるほど奥深く発展を続けています。
海を越え多くの人々に愛され、熱狂的な人気を誇り続ける『ゴースト・イン・ザ・シェル』の世界にこれを機に「ダイブ」してみてはいかがですか?現在、「dアニメストア」や「Amazonプライムビデオ」などで配信されていますので、ご自身にあった形で触れてみるのをお勧めします。